社会系教科教育学会
『社会
系教科教育学研究』第12
号 2000
(pp.9 -16)
中学社会
(公民的分野)における総合的単元の開発
一
国
際
空
港
を素
材
とす
る
学
習
単
元
の
試
み
−
Development of
In the Case of International Airport
Integrated Learning Unit for Social Studies:
in Japan
は
じめ
に一
問題意
識
2002
年
よ
り実
施
され
る
中学校
学
習
指導
要領
社
会
(公
民的分野
)では
,
新
しい試み
と
して匚
広
い視
野か
ら社
会
的事
象
を総
合
的に
と
ら
える学
習
を促
す
観
点
」1
)
か
ら,
分野の匚
最
初
と最後
に高度
経済
成
長
以降
の
世界
と
日本
との
結
び
付き
や
動
向を通
して
現代
日本の
特色や
人類の
課題
など
」2
)
,
地歴
公3
分野
を関連
づけ
て扱
う項
目
「以下匚3
分野
関連
単
元
」
とい
う)が
設定
され
た
。
分
野の
最初の厂
内容
(1)現
代社会
と私
た
ちの
生
活
ア
現
代
日本の
歩み
とわ
た
した
ちの
生活
」
では
,
匚
現
代
日本の
発展の
過程
と国際化の
進展の
あらま
しに
つ
いて理
解
させ
る
と
とも
に
,
現
代社
会
の
特色
に
気付
かせ
る
。その
際
,高
度経
済
成
長か
ら
今
日ま
での
我が
国や
国際
社会
の
変容
に
つ
いて
,
国
民生活
と関連
させ
て理解
させ
る
とともに
,
国際社
会
に
おける我が
国の役
割
につ
いて考
えさせ
る
」3
)
と
され
た
。その
取
り扱
いに
つ
いては
,
世界
と
日本
の
比較
な
ど地理
的
な学
習
,
高度経
済
成
長
以後の
節
目と
なる歴
史
的事
象
や現
在
との
比
較
な
ど歴
史
的
な
学
習の
成果
をそれ
ぞれ
踏
ま
えなが
ら
,
現
代
日本の
様
々な事象に
ついて
,
た
とえば,
匚
日本
経済の
発
展
に伴
う国
民
生活の
向上
,
貿
易を通
しての
日本
と
世界
の結
び
付
きの
変化
,
国際
社
会に
おける
日本の
役割の
変化
」な
どの匚
適切
な課題
」
を設
け,
匚
調
査
や
討論
な
ど
多様
な
学
習活
動
」
を取
り入れ
て行
な
うこ
と
と
して
いる几
本
研
究は
,
公
民的分野の
導入
時に
おい
て,
日本
の
国際空港
を素材に
した匚3
分
野関連
単
元
」の
開
発
を試み
,
社会
科
に
おける
総合
的単
元の
課題
に
つ
い
て
明
らか
に
して
いこ
う
とす
るもの
で
ある
。
章
勃
孝
大
原
山
藤
湟
1
単
元開発の方略
1.1
単元名
「国際空港
−モノに国境な
し,
人に国境あ
り」
(5
∼6
時間)
1。2.
単
元設
定の
理
由
国際
空港が
素材
と
して匚3
分野
関連
単元
」に適
合
して
いる
と考
える理
由は
以下の
3点
であ
る
。
①
貿
易港
と
しての
国際
空港
は
,
日本の
産
業構造
の
高度
化
を示
し
,
ボー
ダー
レス
化
した
世界
経済
を
象徴
して
いる
こと
。
②
日本
人の
出
入
国の
ゲ
ー
トと
しての
国際
空
港は
,
海外
旅
行
をは
じめ
とす
るわ
た
した
ちの
余暇
生活
の
多様
化,
大
衆
化
を象徴
して
いる
こと
,
③
外
国
人の
出入
国の
ゲ
ー
トと
しての
国際
空
港は
貿
易
とは
対照
的に
,
人の
移
動の
ア
ンバ
ランス
を象
徴
してい
る
こと
。
本単
元では
,
以上の
理
由か
ら,
素材
と
しての
国
際
空港
を単
元
化
し
,
国際空
港
と
い
う
「窓
」か
ら貿
易
や
人の移
動の様
子や
変化の
様
子
を分析
す
る
こ
と
を通
して
,
匚3
分野
関連単
元」で
ある
「内容1
,
ア
現
代
日本の
歩み
とわ
た
した
ちの
生活
」のね
ら
い
を
達
成
しよ
うとす
るもの
で
ある5
)
。
1。3.
単元のね
らい
①
日本の高度成長以後二重厚長大
」型から
「 ̄
軽
薄短小
」型へ
と推移す
る産業構造
を,
貿易港と
しての空港の変化
を示す資料の分析
を通
して理
解する。
②24
時間型空港や
「 ̄
成田漁港
」という言葉の背景
にある
結び
つき,
,
私たちの
相互依存の深ま
生活の変化や
りについての社会認
日本と世界
との
−9−
識
を育て
る
。
③
海
外
旅行
や
外
国人の
就
労
と
いった
人の
移
動
に
つ
いて
,
貿易の
自由度
と比較
し,
私
た
ちの
未
来社
会
や
国際
交
流の
意味
に
つ
いて
考
える
。
④
学習
方法
と
して
,
カー
ドゲー
ム
(ク
イズ
)や
資
料
分
析
を通
して課
題に
対
して積極
的
に
関わ
ろう
とす
る態
度
を育て
る
。
1。4
①
交通
名授
機
業場
関の
面の
発
達
概
と縮
要
と3
小す
分野
る世
界
(地
理
・歴
史
的
分野
と関連
)
現
代
日本や
私た
ちの
生活の
変
化に
つ
いて
,
国際
空港
にかかわ
る交
通
,
モ
ノの移
動
,
人の
移
動な
ど
に
関す
る基
礎
的
事実
を
と
りあげ
,
ク
イズ
を使
っ
て,
積極
的
に話す
態
度や
興味
・関心
を
引き出
し
,
単
元
全体
の
導入
とす
る
。
②
高度経
済
成
長
以後の
交
通の
発
達
と貿
易港の
移
り
変わ
り
(地
理
・歴
史
的分
野
と
関連
)
日本の
高
度経
済
成
長
以後の
交
通の
発
達
を確
認
し
たの
ち
,
資
料や
デー
タ
を分析す
る
こ
とに
よって
,
同時
期の
日本の
産
業構
造の
変化が
,
貿易
港や
貿
易
額
,
貿
易品
目の
変化
に現れ
て
いる
ことに
気
づ
くと
とも
に
,
経済の
グ
ロー
バル
化
,
産
業の
高度
化,
自
由貿
易の
拡
大が
国際
空港の
比重
を急
速
に
高め
て
い
る
③
こ
私
と
た
を理
ちの
生
解す
活の
る
。
変
化
と海外
旅
行
(地
理
・歴
史
的
分野
と関連
)
資
料や
デ
ー
タ
を分析
す
る
こ
とに
よって
,
最
近10
年間の
日本
人の
海
外
旅行
者
数
(うち観
光が
約8
割
)
が爆
発
的に増
えて
いる
こ
とを知
る
ととも
に
,
観
光
が
,
余暇
や
レジャー
の
拡
大に
伴
う消
費生
活の
変化
を
示す
もの
で
あ
り
,
国際
空港
が
身近
にな
って
いる
背後
には
,
その
よ
うな社
会の
変
化が
ある
こ
とを理
解す
る
。
④
世
界
との
結
び
つき
と外
国
人の
就
労
(公
民的分
野
と
関連
)
資
料や
デ
ー
タ
を分析
す
る
こ
とに
よ
って
,
国際
空
港は
,
出国す
る
日本
人
(海外
旅行
者
)に
と
っての
ゲ
ー
ト
(自由な
出入
り口)だ
け
ではな
く,
日本
で
働
きた
い
とい
う外
国
人に
と
って
もゲ
ー
ト
(入
口
)
で
あ
り
,
就
労が在
留
資格
に
よっ
て限
定
され
て
いる
現状
では
,
時には
入
国
を拒
否
され
る匚
壁
」
とな
っ
て
いる
こと
を知
る
。
⑤
私たちの課
題一
国際社会に
果たす
日本の
役割
(公
民的
分野
と関連
)
モ
ノ
と
人の
移
動の
自由度
に違
いや
矛盾
が
あ
り
,
地球
規模
で見た
場
合,
南
(開発
途
上地域
)か
ら北
(先進
地域
)への
人口
と経済
の格
差
を要
因とす
る
移動は
,
国境
を越
えて
大きな
流れ
とな
って
お
り,
将
来にわ
た
って
も続
くこ
と
を理
解す
る
。その
よ
う
な
国際
社
会の
中
で21
世紀
の
日本
が
果た
す
役割
は何
で
あるか
考
え
,
これ
か
らの
公
民的分
野の
学
習に
つ
いて課
題意
識
を持
つ
ことが
で
きる
よ
うにす
る
。
2授
業展
開例
2.1.
交通機
関
の発
達
と縮
小す
る世界
(第
1時)
単
元の
導
入場
面に
当た
って
,
この
単
元で学
習す
る基
本
的
な事
項
をク
イズ
形式
で確
かめ
て
い
く
O資
料
1に
掲
げた厂
国際
空港
うそ
・ほ
ん
とカー
ド」
を
4人
1組の
グル
ー
プに
な
った
生徒
に配
り次の
よ
う
に
い
って
始め
る
。
匚
今
日は
『国際空港
,
うそ
・ぽん
とカー
ド』
という
クイズ
をやってみ
ま
しょう
。 15
枚の
カー
ドを工
枚
づ
つとって
,
そ
こに書かれ
ている
ことが
,
‘ほん
と’
がうそ
’か
話
しあいます
。決
まった
ら,
カー
ドに
ある指
示どお
りに次のカー
ドに進み
ます
。カー
ド
は何番か
らは
じめ
てもかまいません
。全開正解な
らば
,
カー
ドは
手元か
らな
くな
ってすべて
つなが
り
ます
。
1つでも間違っている
と手元に残
ります
。
さあ,
知恵を出
してや
ってみ
ま
しょう。
」
①
∼⑩のカー
ドは次時への展
開を考慮
して,
単
元内容にそって次のように作成
してある
。
工
)交通機関の発達と縮小する世界
①航空機の
所要時間
2)高度経済成長以後の交通の発達と貿易港の移
り変わ
り
②
および③
高度経済成長以後の
日本の
交通の発
達,④
日本の貿易港と国際空港,⑤
日本の貿易
額
と国際空港
3)私た
ちの
生活の変化
と海外旅行
⑥
日本の航空機利用者数
,⑦
日本の海外旅行者
数
,
⑧
日本人の海外旅行先
4)世界
との結びつきと外国人の就労
⑨
外
国
人の
入
国者数,
⑩
外
国
人の
来日
目的
とニ
ュー
カ マ ー , ⑩ 外 国 人 の 上 陸 拒 否 , ⑩ 上 陸 拒 否 外 国 人 の 国 籍 ,⑩ 難 民 の 受 け 入 れ , ⑩ 日 本 に 在 住 す る 外 国 人 と オ ー ル ド カ マ ー 5 ) 私 た ち の 課 題 一 国 際 社 会 に 果 た す 日 本 の 役 割 ⑩ 国 際 労 働 力 移 動 資 料1 「 国 際 空 港 う そ ・ ほ ん と 」 カ ー ド ( 筆 者 作 成6)) ① 日 本 か ら 出 発 す る 直 行 便 の う ち 南 極 を 除 く 各 大 陸 に は12 時 間 以 内 に 到 達 す る こ と が で き る 。 ほん と→ ⑩ う そ → ⑩(正 解) ② 青 函 ト ン ネ ル と 瀬 戸 大 橋 の 開 通 は , 関 西 国 際 空 港 の 開 港 よ り も早 い。 ほ ん と→ ⑩(正 解) う そ → ③ ③ 成 田 空 港 ( 新 東 京 国 際 空 港) の 開 港 は , 山 陽 新 幹 線 の 開 業 よ り も遅 か っ た 。 ほ ん と→ ⑨(正 解) う そ → ⑥ ④ 貿 易 額 で は , 横 浜 港 が 日 本 で 最 大 の 貿 易 港 で あ る 。(1997 年 ) ほ ん と→ ⑤ う そ→ ⑩(正 解) ⑤ 日 本 の 国 際 空 港 全 体 の 貿 易 額 は 全 貿 易 額 の 工5% を 占 め て い る 。(1997 年 ) ぽ ん と → ⑦ う そ→ ⑩(正 解) ⑥ 日 本 で は , 年 間 約 工億 人 が 航 空 機 を 利 用 し てい る。(1997:年 ) ほ ん と→ ④( 正 解 ) う そ → ⑩ ⑦ 日 本 で は , 年 間 約1600 万 人 が 海 外 旅 行 を し て い る。(1998 年 ) ほ ん と→ ⑩( 正 解 ) う そ → ⑧ ⑧ 日 本 人 が 訪 れ る 海 外 の 旅 行 先 を 多 い 順 に あ げ る と , ア メ リ カ 合 衆 国 ,韓 国 , 中 国 で あ る。 (1998 年) ほ ん と→ ①(正 解) う そ → ⑩ ⑨ 1996 年 に は , 約200 万 人 の 外 国 人 が , 国 際 空 港 を 利 用 し て 日 本 を 訪 れ た 。 ぽ ん と → ④ う そ → ⑥(正 解) ⑩ 働 く こ と を 目 的 に 来 日 す る 外 国 人 の な か で 最 も 人 数 が 多 い の は ブ ラ ジ ル 人 で あ る 。 ほ ん と→ ⑩(正 解) う そ → ② ⑨ 1997 年 の 日 本 で は ,毎 日 約4 0 人 ( 年 間 約1 万4 000 人 ) の外 国 人 が 入 国 を 拒 否 さ れて い る 。 ぽん と → ⑦( 正 解 ) う そ → ⑩ ⑩ 最 近 5年 間 (1992-97 年) , 国 際 空 港 で 入 国 を 拒 否 さ れ た 外 国 人 は , 中 国 人 が 連 続 し て1 位 で あ る。 ぽん と→ ① う そ→ ⑧(正 解) ⑩ 日 本 は , 国 連 の 「 難 民 の 地 位 に 関 す る 条 約 」 に 調 印 し て い る。 日 本 が 受 け 入 れ た 難 民 の う ち , 最 も 多 い の は ベ ト ナ ム人 で あ る。 ほん と → ⑤( 正 解) う そ→ ⑩ ⑩ 日 本 に 在 住 す る 外 国 人 は 約1 50万 人 に 達 す る。 こ の う ち 最 も多 い の は 韓 国 朝 鮮 人 で, 40% 余 を 占 め て い る(1997 年)。 ほ ん と→ ③(正 解) う そ → ⑨ ⑩ 地 球 規 模 で 見 た 場 合 , 多 く の 出 稼 ぎ 外 国 人 労 働 者 が 日 本 に 向 か い は じ め た の は , 高 度 成 長 を 達 成 し た1970 年 代 か ら の こ と で あ る。 ぽ ん と→ ⑩ う そ→ ②(正 解) ( 注 : 正 解 の 表 示 は実 際 のカ ード に は な い) -カ ード ゲ ー ム( ク イ ズ) の 目 的 は ,こ れ か ら 学 習 す る で あ ろ う 基 本 的 事 項 に つ い て ,ゲ ー ムを 通 し て 固 定 観 念 を 揺 さ ぶ り ,興 味 や 関 心 を 引 き起 こ す こ と に あ る。 た と え ば 国 際 空 港 や 外 国人 に つ い て 固 定 観 念 を も って い い る と 間 違 っ て し ま う カ ー ド は ④ ⑤ ⑩ ⑩ ⑩ な ど で あ る 。 カ ー ド ゲ ー ム が 終 わ っ た あ と ,ひ と と お り 解 答 を 伝 え ,ま ず カ ー ド ① を と り あ げ 交 通 機 関 の 発 達 と 縮 小 す る 世 界 につ い て 説 明 し て い く。 カ ー ド ① の 正 解 は 厂う そ」 で あ る が ( ア フ リ カ や 南 米 に 行 く に は12時 間以 上 か か る),航 空 会 社 の ル ート マ ッ プ ( 地 理 的 分 野 で 履 修 し た 東 京 か ら の距 離 と 方 位 が わ か る 地 図 ) な ど を み な が ら ,日 本 か ら ロ ン ド ン ,ニ ュ ー ヨ ー ク, シ ド ニ ー ,シ ン ガ ポ ー ル な ど 世 界 の主 要 都 市 に 航 空 ル ー ト が 確 保 さ れ て い る 様 子 を 知 る。 同 様 に,徒 歩 か ら小 舟 ,馬 車 へ ,帆 船 か ら 鉄 道 ,自 動 車 , ジ ャ ン ボ ジェ ッ ト 機 へ と ,乗 り 物 の 進 歩 によ って 人 類 の 移 動 時 間 が「 ̄J カ ー ブ」 を え が い て 短 く な っ て い る こ と を 図 な ど で 示 し7 ), 世 界 は 縮 小 し つ つ あ り ,そ の 象 徴 が 航 空 機 で あ り 国 際 空 港 で あ る こ と に気 づ い て い く。 最 後 に ,交 通 手 段 だ け で は な く 匚衛 星 放 送」 や 匚イ ン タ ー ネ ッ ト 」 な ど 情 報 通 信 の 発 達 も 私 た ち の 生 活 に 大 き な 影 響 を 与 え て い る こ と に も ふ れ 厂宇 宙 船 地 球 号 」 や 「 地 球 社 会 」 の 意 識 化 を 図 り , 次 時 へ と つ な ぐ。 2。2. 高 度 経 済 成 長 以 後 の 交 通 の 発 達 と 貿 易 港 の 移 り 変 わ り ( 第 2 時 ) カ ード ② と ③ を と り あ げ, 高 度 経 済 成 長 以 後 の 日 本 の主 な 交 通 の 発 達 につ い て ふ れ る。 高 速 道 路 , 新 幹 線 な ど 日 本 列 島 を 縦 断 ・ 横 断 す る 交 通 網 と 海 外 と の新 た な窓 口 で あ る国 際 空 港 が 経 済 成 長 に 応 じ て 整 備 さ れ て き た こ とを 振 り 返 る ので あ る。 次 い で ,カ ー ド ④ と ⑤ を 取 り 上 げ る。 両 方 と も 間 違 え や す い カ ード で あ る。 厂実 は 最 大 の 貿 易 港 は 成 田 で す 」 と 告 げ ,資 料2 ,3 を 分 析 し な が ら , 貿 易 と か か わ る 日 本 の 産 業 構 造 の変 化 に 気 づ い て い く 。 以 下, 展 開 例 を 示 して み る。 11 −
教 師 によ る 発 問 予 想 さ れ る 答 え ・ 引 き だ し た い 知 識 ・ 高 度 経 済成 長 (1955 年 ご ろ か ら1973 年 ぐ ら い ま で ) を 象 徴 す る交 禳 罔は伺だっ た か ?( 資 料2 ) ・80 年 代 ,90年 代 を 象 徴 す る 交 通 網 は何 か ? ( 資 料2 ) ・ 東 海 道 新 幹 線 と 名 神 ・ 東 名 高 速 道 路 ( 世 界 銀 行 か ら 援 助 を 受 け た 国 家 プ ロ ジ ェ ク ト で ,日 本 の 高 度 経 済 成 長 を 交 通 網 か ら 支 え る)。 ・ 成 田 空 港 ( 新 東 京 国 際 空 港 ) と 関 西 国 際 空 港 ( 日 本 の 産 業 の高 度 化 と 経 済 の 国 際 化 を 交 通 網 か ら 支 え る)。 ・主 要 港 貿 易 額 の デ ー タ か ら 何 か 読 み取 れ る か ?( 資 料3 ) ・1970 年 で は 成 田 ・ 関 空 と も 未 建 設 で 貿 易 は ほ と ん ど 横 浜 や 神 戸 に 偏 っ て い た 。 ・ 成 田 や 関 西 空 港 が で き 空 港 で の 貿 易 が ふ え て き た 。 ・ 現 在 で は 空 港 で の 貿 易 額 は20 % を 超 え る よ う に な っ た 。 ・ 成 田 と横 浜 の 貿 易 品 目 の 特 徴 は な ん だ ろ う か ?( 資 料4, 5) ・ 自 動 車 が 海 の 港 で ,半 導 体 が 空 の 港 。 重 く て か さ ば る も の は 船 で 運 び , 小 さ く て 軽 い も の は航 空 機 で 運 ぶ 。 ・ 成 田 の 比 重 が 高 く な り ,自 動 車 な ど の 重 厚 長 大 型 工 業 製 品 か ら , コ ン ピ ュ ー タ ,半 導 体 な ど 軽 薄 短 小 型 工 業 製 品 へ と 日 本 の 貿 易 ( 輸 出 ) が 変 わ っ て き た。 ・ 成 田 で は 他 に ど ん な も のを 輸 入 し て い る だ ろ う か ?( 資 料4) ・ 冷 凍 マ ク ロ や エ ビ , ウ ナ ギ な ど の 生 鮮 魚 介 類 ( 匚成 田 漁 港 」 と い わ れ る ) や マ ツ タ ケ ,野 菜, 牛 肉 な ど を 輸 入 し て い る 。 ・ 高 級 衣 料 , 金 な ど の 貴 金 属 も多 く 輸 入 し て い る。 ・ 国 際 空 港 は 現 代 社 会 の ど ん な 特 徴 を 表 し て い る だ ろ う か ? ・ 日 本 の 産 業 構 造 の 変 化 ( ハ イ テ ク 化 , ソ フ ト 化 ) が 国 際 空 港 の 貿 易 品 目 の変 化 に 表 れ て い る。 ・ 国 際 空 港 は ,貿 易 の 拡 大 が も た ら し た 経 済 の 国 際 化 の 最 先 端 の 場 所 で あ る 。 資 料 2 高 度 経 済 成 長 以 後 の 交 通 網 の 整 備 (1859年 横浜港 開港 1867年 神戸 港開 港) 1952年 羽田空港 (東京国際空 港) 開港 1964年 東海道新幹 線開業(東京 オ リンピック) 1965年 名神高速道 路開通 1969年 東名高速道 路開通(1970年大阪万 博) 1975年 山陽新幹 線(博多 まで) 開業 1978年 成田空 港(新東京国 際空港)開 港 1982年 東北 (盛岡 まで) ・上越 新幹 線開業 (91年 東 京乗り入 れ,92年 山形 ・97年 秋田延伸) 中央 自動 車道開通 1983年 中国 縦貫 道開通 1987年 東北 縦貫 道(青森 まで) 開通 1988 年 1994 年 1997 年 青 函 ト ン ネ ル,瀬 戸 大 橋開 通 関 西 国 際 空 港 開 港 長 野 新 幹 線 開 業(1998 年 長 野 オ リ ン ピ ッ ク ) 資 料 3 主 要 港 貿 易 額 (『 日 本 国 勢 図 会 』 よ り8 )) 主 な港 1997年 1987年 1970年 億 円 % 億 円 % 億 円 % 1.成田 空港 154,930 16.9 61,926 n.2 - -2.横浜 109,900 12.0 80,841 14.7 28,573 20.8 3凍 京 96,108 10.5 64,745 n.8 10,773 7.8 4.名古 屋 93,730 10.2 51,498 9.4 10,901 7.9 5.神戸 72.654 7.9 59,406 10.8 24,087 17.5 6.大 阪 44,688 4.9 20,847 5.5 8,404 6ユ 7.関西 空港 39,827 4.3 - - - -計 918,942 100 550,521 100 137,516 100 資 料 4 成 田空 港の貿 易品目 の変化(『日本国 勢図 会』より) 1997年 1987年 輸 出品目 % 輸 出品目 % 半導体等電 子部品 19.3 事務用機 器 工8.0 事務用機 械 15.8 集積回路 14.8 電 気計測 機器 4.0 時計 5.5 電 気回路 用品 3.8 電 気回路用 機器 4.0 通信機 器 2.6 - -輸入品目 % 輸 入品目 % 事務用 機械 21.4 金 15.0 半導 体等電 子部品 13.8 事務用機 器 9.0 衣類 4.1 航空機 6.3 電気計測 機器 3.9 白金 5.8 通信機 器 2.9 集積回路 4.3 資 料 5 横 浜 港 の貿 易 品目 の 変化 (『 日本 国 勢図 会 』よ り) 1997年 1987年 1970年 輸出品目 % 輸 出品目 % 輸 出品目 % 自動 車 13.0 自動車 15.0 自動車 12.3 事務 用機械 6.2 事務 用機器 6.8 ラ ジ カ セ 6.2 自動 車部品 5.5 テー プレコー ダー 5.1 光学機 器 5.3 半導体等電子部品 4.0 原動 機 3.2 鉄鋼 5.4 金属加工機械 3.1 - - - -輸入品目 % 輸入品目 % 輸 入品目 % ア ル ミ ニ ウ ム 6.9 自動車 8.9 石油 n.9 衣類 6.2 石 油 7.7 銅 5.2 石油 5.6 ア ル ミ ニ ウ ム 7.5 事務用 機器 3.8 自動車 4.6 衣類 2.8 大豆 2.5 事 務教機械 2.6 魚 介類 2.8 -
-2。3. 私 たち の生 活 の 変化 と 海 外 旅 行 ( 第 3∼ 4
時)
カ ード ⑥の正 解( ぽんと) の理由 か ら,日本 で
航空機 を利用 し た人 の数 が国内線 ・国 際線合 わせ
て 約 工億大 に達 し30 年前 の6倍に増 え たこと,中
で も国 際線 の増加 が著 しい こ とにふ れ,本 時 の主
な内容 であ るカ ード ⑦を とりあ げて いく。以 下 ,
展 開例を示 して み る。
教 師 に よ る 発 問 ・ 説 明 予想される答え・引きだしたい知識 ・1985 年,90 年 ,95年 と い う 区 切 り で み る と ど の よ う な 増 え 方 を し て い る か ?( 資 料6) ・85 年 が 約500 万 人 ,90 年 が 約1000 万 人 ,95年 が 約1500 万 人 ,5年 ご と に500 万 人 づ つ 増 え て い る 。 ・ こ の う ち の 約80 % が 観 光 だ が , な ぜ 増 え た の か ? ・ 円 高, 休 みが とり や す くな っ た ,ノ゛ブ ル ,旅 行 代 理 店 の 安 い パ ッ ク 旅 行 商 品 な ど 。 ・ ど こ に 出 か け て い る か ?( 資 料7) ・ ア メ リ カ ( ハ ワ イ か お る か ら)。 韓 国 ,中 国 ( 近 い ,安 い , 短 い 日 数 だ か ら)。 ・ 海 外 旅 行 は ,私 た ち の 考 え 方 や 暮 ら し 方 に ど ん な 影 響 を 与 え る だ ろ う か ? ・ 国 際 空 港 が 身 近 に な っ た。 ・ い ろ い ろ な 人 が 暮 ら し て い る こ と が 実 感 で き る。 ・ 視 野 や 考 え 方 が 広 く な る 。 資 料 6 日 本 人 の 海 外 旅 行 者 数 ,訪 日 外 国 人 数 の 推 移 ( 単 位 千 人,)(『 観 光 白 書 』 よ り9)) IOUUU 15000 12000 9000 6000 3000 0ノ
→ ヽヽ。
」 /戸
/
Jィ 恍 。.』 一一, 、, 、 4 4 .t − − −’ 1鰯 1970 1980 1985 1990 1995 1997 1998 − ●一 肺 人 159 663 3909 4948 10997 15298 1680315806 −l 一 一外囚人 367 854 13口 2327 2835 3345 4218 4106 -資 料 7 日 本 人 海 外 旅 行 者 数 の 旅 行 先 (『 観 光 白 書 』 よ り10)) 旅 行先 1998年( 人) 順 位 1996年(人) 順位 ア メ リ カ 4,951,065 1 5,182,940 1 韓国 1,898,940 2 1,438,086 2 中国 1,001,590 3 1,018,621 4 タ イ 777,552 4 693,657 8 台湾 766,000 5 834,660 5 オ ー ス ト ラ リ ア 726,787 6 773,910 6 香港 651,422 7 1,508,657 3 シ ン ガ ポ ー ル 556,273 8 740,047 7 イ タ リ ア 477,580 9 477,580 9 イ ギ リ ス 398,889 10 400,890 10 北 マ リ ア ナ 331,281 13 375,417 10 2。4. 世 界 と の 結 び つ き と 外 国 人 の 就 労 ( 第 3∼ 4 時 ) こ れ ま で は,こ の20 年 間 に 海 外 旅 行 が大 衆 化 し , 私 た ち の 暮 ら し が 世 界 に む け て 開 け る よ う にな り, そ の窓 口 が 国 際空 港 で あ っ た こ と を 学 習 し て き た た。 こ こ で は ,「 国 際 空 港 は, 観 光 ( 海 外 旅 行 ) の 出 口 だ け だ ろ う か ?」 と 問 い か け ,カ ード ⑨ を と り あ げ ,資 料 8 の 分 析 か ら ,外 国 か ら も 日 本 に 来 る人 々 が い る こ と に気 付 か せ ,授 業 を 展 開 し て い く。 教 師 に よ る 発 問 ・ 説 明 予想される答え.引きだしたい知識 ・ 約400 万 人 の外 国 人 が 毎 年 日 本 を 訪 れ て い る 。 空 港 別 集 計 を み て , 入 国 す る 外 国 人 の 数 で 気 付 く こ と は 何 か ? ( 資 料8) ・1989 年 と 比 べ て ,全 体 と し て1.4 倍 に な っ て 増 え て い る 。 ・ 全 体 よ り も多 い の は 関 西 / 大 阪 と名 古 屋 で あ る。 ・ 名 古 屋 が3 倍 も 増 え て い る 。 ・ な ぜ 関 西 / 大 阪 と 名 古 屋 が 増 え た の か ? ・ 名 古 屋 ( 愛 知 県 ) の 代 表 的 な 産 業 は な ん だ ろ う ? ・ 主 に ど こ か ら 来 た 人 か ? ・ 関 西 空 港 が で き た か ら。 国 際線 が 移 り,規 模 も大 き く な っ た か ら ・ ト ヨ タ 自動 車 ・ ト ヨ タ の 関 連 工 場 で 働 く 外 国 人 が 増 え た か ら 名 古 屋空 港 の利 用 が 増 え た 。 ・ ブ ラ ジ ル な ど ,日 系 人 ・ カ ー ド ⑩ か ら わ か る こ と は 何 か ? ・ 日 系 ブ ラ ジ ル 人 は ど れ だ け 増 え て い る か ? ( 資 料9) (1990 に 法 律 が 改 正 さ れ て 日 系 人 は 合 法 的 に 働 く こ と が で き る よ う にな っ た ) ・ 日 本 で 働 く こ と が が 認 め ら れ て い る外 国 人 の う ち 日 系 ブ ラ ジ ル 人 が 最 も多 い 。 ・1986 年 が2000 人 ほ ど だ っ た の に1997 年 は23 万 人 に な っ て い る。 約100 倍 も 増 え て い る 。 13 −・ 他 に 増 え て い る の は ど の国 籍 の人 た ち か ? ( 資 料9 ) ・ ブ ラ ジ ル を 含 め て 全 体 に 占 め る 割 合 は ど れ く ら い か ?( 資 料9 ) ・ 減 っ て い た り ,そ れ ほ ど変 化 が な い の は ど こ の 国 の 人 だ ち か ?( 資 料9 ) ・ 中 国 ,フ ィ リピ ン,ペ ル ー が お よ そ10 年 間 で 増 え て い る。 ・ 4つ 合 わ せ る と86 年 で は1 2.2% だ っ た の が ,97 年 で は 扛7 % に な っ て い る。 ・ 減 っ て い る の は 韓 国 ・ 朝 鮮。 ・ 少 し増 え て い る の は米 国。 ・ 韓 国 ・ 朝 鮮 の 人 た ち は 「 永 住 者 」 と い う 資 格 で 暮 ら し て い る が ,な ぜ 日 本 に い る のだ ろ う か ? ・ 第 2 次 大 戦 前 や 戦 時 中 に 日 本 に 強 制 的 に つ れ て こ ら れ た 人 た ち の 子 ど も や 孫 が 外 国 人 と さ れて い る か ら 。 資 料 8 主 要 港 の 出 入 国 外 国 人 ( 人 )(『 出 入 国 管 理 統 計 年 報 』 よ り11))
卜
入国外国人 出国外 国人 1996年 * % 1996年 * % 総 数 4,244,529 1.4 100 4,155,419 1.4 100 成田 2,262,009 1.2 55.9 2,231,581 1.2 56.7 関西/大 阪 920,491 1.6 19.6 889,243 1.6 20.1 名古屋 240,506 3.0 5.7 217,644 3.1 5.2 空港 4,142,593 - 97.6 4,049.279- 97.4 ( 注) *1989 年 に 対 す る 人 数 比 資 料 9 国 籍 別 外 国 人 登 録 者 数 の推 移 ( 人 )(『 国 際 人 流 』 よ り12))犬
1997年(A) % 1986年(B) % L 韓国・朝鮮 645,373 43.5 677,959 78.2 2.中国 252ユ64 17.0 85,397 9.7 3.ブ ラジル 233,254 15.7 2ユ35 0.2 4.フィリピン 93,265 6.3 18,897 2.2 5.米国 43,690 3.0 30,695 3.5 6.ペルー 40,394 2.7 553 01 総 計 1,482,707 100 867,237 100(注:日本に3ヵ月以上滞在する外国人の登録者数)
次に ,ブ ラ ジルや ペル ーの日系 人 だけで な く中
国 やフ ィ リピ ン,タイなど か ら外国人 が 日本 に働
きに来 る理 由につ いて 問 いか け,同 じ動機 で来 日
してい るとはいえ ,日系人 と他 の外国 人 とで は日
本 へ の入国 に大 きな差 がある ことなど を検証 して
いく。
教 師 に よ る 発 問 ・ 説 明 予想きれる答え・引きだしたい知識 ・ ブ ラ ジ ル は 新 興 工 業 国 で 経 済 力 も あ る し , 地 下 資 源 も豊 富 で あ る 。 ま た 日 系 人 は そ ん な に 貧 し く な い と い わ れ て い る 。 な ぜ 日 系 人 は 日 本 に来 る の だ ろ う か ? ・ イ ンフ レ で 物 価 騰 貴 が 激 じ い 。 ・ 円 高 の 日 本 で 稼 ぐ お 金 は 大 変 魅 力 的 。 ・ 日 系 人 に 比 べ て 他 の 外 国 人 は 仕 事 の 種 類 が 制 限 さ れ て い る の に , そ れ で も中 国 や フ ィ リ ピ ン , タ イ か ら く る の は な ぜ な のか ・ 母 国 で は 仕 事 が な い 。 家 族 に 送 金 す る 必 要 が あ る。 ・ 日 本 で 働 い て 成 功 す れ ば 大 き な お 金 に な る 。 ・ 無 理 を し て 来 る こ と に な ら な い の だ ろ う か ? ・多 額 の お 金 を 借 り て で も来 る。 ・ 観 光 で や って 来 て 働 い て い る。 ・ ど の 国 の 人 が 無 理 を し て で も や っ て 来 て , 上 陸 を 拒 否 さ れ て い る か ? ( カ ー ド ⑩ ,⑩ の 確認, 資 料10 の分 析 ) ・ 中 国 人 の密 航 な ど 耳 に す る が 韓 国 の人 が多 い 。 ・ 年 に よ っ て 多 い 国 が ち か っ て い る。 資 料10 主 な 国 の 国 籍 別 上 陸 拒 否 数 の 推 移 ( 人 )(『 国 際 人 流 』 よ り13))犬
1997年 1996年 1995年 総数 14ユ89 16,166 19,199 韓 国 2,530 3,339 4,264 ペ ノレ ー 1,343 530 1,732 中 国 1,000 1,307 1,235 フ ィ リ ピ ン 867 1,029 1ユ55 マ レ ー シ ア 671 1,635 1,768 タ イ 564 1,061 1,388 最 後 に,入 国 拒 否 の 理 由 は ,虚 偽 の 申 請 ( 観 光 , 短 期 商 用 ,親 族 ・ 知 人 訪 問 ,全 体 の66.4%), パ ス ポ ート ・ ビ ザ の 偽 造 ( 同14.5%) な ど で ,そ れ ら が 空 港 の 入 国 審 査 の 際 に 見 つ か っ て し ま う こ と, 空 港 別 に 見 る と ,成 田 が も っ と も多 く ,関 空 ,名 古 屋 が そ れ につ づ い て い る こ と な ど の 事 実 を 紹 介 し ,貿 易 ( モ ノ の 移 動 ) や 日 本 人 の海 外 旅 行 に 対 し て ,日 本 で 働 き た い と い う 外 国 人 に と っ て は , 国 際 空 港 は一 つ の 匚壁 」 に な っ て い る こ と ,「 人 の 移 動 」 で は ア ン バ ラ ン ス に な っ て い る こ と な ど を 説 明 し て 本 時 を 終 え る。2。5. 私 た ち の 課 題 一国 際 社 会 に 果 た す 日 本 の 役 割 ( 第 5 時 ) こ こ ま で は ,貿 易 や 海 外 旅 行 の 玄 関 と し て の 国 際 空 港 だ け で は な く ,日 本 に 働 き に 来 た い と い う 外 国 人 に対 す る 制 限 の窓 口 と し て の 国 際 空 港 につ い て も学 ん で き た。 本 時 は こ れを 踏 ま え て ,地 球 規 模 の人 の移 動 に 視 野 を 広 げ ,そ の 中 で の 日 本 の 課 題 につ い て 考 え て い く。 カ ー ド ⑩ を と り あ げ ,そ の 正 解 に つ い て ふ れ 日 本 で 働 き た い と 望 む 大 は ,こ の10 年 ほ ど の 間 に増 え た こと や ,日本 だ けで は な く ア メ リカ や ヨ ーロ ッ パ で も働 き た い と 思 っ て い る 大 は多 い こ と を 説 明 し た あ と ,次 の よ う に展 開 す る。 教 師 に よ る 発 問 予想される答え・引きだしたい知識 ・1970 年 や1980 年 ご ろ 地 球 規 模 の 人 の 動 き は ど う だ っ た か ( 資 料n ) ・1970 年 ご ろ は , ア メ リ カ , 西 ヨ ー ロ 中 東 へ矢 印 が 向 か っ て い る 。 ・1980 年 ご ろ は ,東 南 ア ジ ア か ら ア メ リ カ へ矢 印 が 向 か い だ し た 。 ・ 日 本 に 矢 印 が 向 か い だ す の は い つ ご ろ か ら か ? ・ 矢 印 は ど こ か ら か ? ( 資 料n) ・1990 年 ご ろ か ら。 最 近 で あ る。 ・ 東 南 ア ジ ア ,中 国 ,ブ ラ ジ ル ,中 東 か ら 日 本 へ 向 か っ て い る。 ・ 矢 印 は 全 体 的 に 見 て ど ち ら か ら ど ち ら へ 向 か っ て る か ?( 資 料n ) ・ ア フ リ カ と ヨ ー ロ ッ パ ,メ キ シ コ と ア メ リ カ ,東 南 ア ジ ア と 日 本 で は 矢 印 が 縱 ・ 垂 直 にな っ て い る。 ・ 厂南 」 か ら 匚北 」 に 向 か っ て い る。