大気環境センサーとしての銅板の腐食過程に関する電気化学的研究:周波数時間微分水晶振動子マイクロバランス法の開発と応用
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(2) することが可能となり,従来では分析することが. いる。同様に,α.の濃度が大きくなるにつれて. 難しかったような電極反応も特定化することが. CuがCuC1になる電流ピーク電位も負側にシフ. できるようになった。このプログラムを用いて以. トしていった。これは,電解液中に含まれるCrの. 下の組成の電解液に対して電位・電流曲線と電位・. 濃度が増加するに従ってCuC1の沈殿が生じやす. 周波数曲線を測定した。. くなっていることを示している。. 5mM CuS04+O.1M Na2S04+0.05M H2S04+X. さらに,この結果に周波数時間微分QCM法を. X:0,001MH202,0,01MH202,O,1MH202,0MLiC1,. 用いて分析するとX:0,001M LiC1ではCu⇒. O.001M LiCl,0.01M LiC1,O.1M LiC1,1M LiC1. Cu2+の反応が,X:0.01MLiC1,0.1Mでは酸化. 反応としてCu→CuIC1⇒圧Cu皿C1J皿一2のよ 3.結果・者寮. うな反応が,X=1M I・iC1では酸化反応として. 3.1H202を含むCu!Cu2+イオン水溶液系. Cu⇒[CuIC1皿]皿I1⇒工CunC1J・’2のような反. 電解液中にH202が含まれるか,含まれないか. 応が生じていることがわかった。ここで,CuIC1. に関わらず,還元・酸化範囲ともにCu2+が関わ. は電極に析出する難溶性の塩で,[Cu−C1J・・iは溶. る反応が生じた。しかし,電解液に含まれるH202. 液に溶解する銅の塩化物錯体と考えられる。これ. の濃度が大きくなると,酸化ピークにおける電流. より,C1.濃度が大きくなると,Cu+がC1.と難. ・電圧曲線の底辺でH202の還元電流が増加した. 溶性の塩あるいは錯体を形成し水溶液中で安定. (図1)。これは,Cuよりも還元されやすいH202. に存在できるようになるため,Cuがより低い電. が酸化剤として作用して,電極に析出した銅を酸. 位で酸化されやすくなったと考えられる。. 化・溶出させていると考えられる。つまり,電解. コl Cu+2側IブCuC1!十2e− C皿⑩〕一→CuOl). 液にH202が含まれると,銅が電気化学的に酸化. i500 3)C皿十α’一→9蝦十e・. されやすくなり,電極上に析出した銅もH202に より化学的に酸化されていることがわかった。. 2000出馬…1一一…一…1 ・㎜ ’・!一 1C・⑱→C・⑪ 言 。。。 1 二 { l o l ・500 4)則→Cu!’十9ユ.十e一. :ooo ………“1…皿1. {OOO ⊥一 Cu(D→Cu⑫. 枷 1. 州刈.5如一αlO.1σ3征50.τ. 欄。 ; 雪 脳. !E”、〃榊川 11,CuC1里十2e・→Cu+Q’. o. C皿(卿一一C也(O). 一冊 1. 図2:分析結果の例X:0.01MLiC1. −1㎜」 一一一1」1 .O.了一〇,5−O.341 0−1 0.3 匝曇 O.7 0.7−O、臣一〇.3−O.l O.1 0−3 町5 0.7. 脾帖、^8’^画一’V ㌍、佗.^8’^8〔ll’u. 4.まとめ. 図1:電流・電圧曲線. 周波数時間微分QCM法によって,電流・電圧曲. 佐)X=O.001MH202,(右)X=O.1MH202. 線の各酸化・還元ピークの電極反応が容易に同定. 3.2 LiC1を含むC㎜’Cu2・イオン水溶液系. できるようになった。本研究では,この方法を用. 電解液に含まれるC1・の濃度が大きくなるに従. いて,H202,C1一が大気中に曝露した鋼板の腐食. って酸化電流ピークが2つに分かれ,酸化ピーク. を促進していることを電気化学的に確認した。. 電位が負側にシフトした。これは,電解液に大量 のC1・が存在することで電極上の銅がより負の電. 主任指導教員福岡光完. 位でも酸化されやすくなっていることを示して. 指導教員 尾關 徹. 一381■.
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