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IRUCAA@TDC : インプラント治療の現状と将来展望

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

インプラント治療の現状と将来展望

Author(s)

矢島, 安朝

Journal

歯科学報, 111(2): 221-221

URL

http://hdl.handle.net/10130/2395

Right

(2)

現在,インプラント治療は欠損補綴の一手段としての地位を確立し,良好な長期予後と高い維持安定性が証 明され,極めて有効な治療方法であると広く認められている。しかし,一方では,インプラント治療に関する 様々なトラブルや医療訴訟が急増しており,歯科治療における医療紛争の主役となっているのも現実である。 また日本口腔インプラント学会が,3年間にわたって「インプラント治療の安全・安心」をメインテーマとし た専門医研修会を開催していることからも,この問題の重要性と緊急性がうかがえる。さらに近年,インプラ ント治療に関する患者の欲求は,ますます高度化,多様化しており,これに応えるように新しいマテリアルの 開発やインプラントシステムの改善,斬新な治療方法が数多く報告されている。その結果,インプラント医療 は,現在の歯科医療の中で急速な発展を続けている分野の一つとなっているが,急速な発展を続けているが故 に,インプラントに関する様々な情報が氾濫し,確信度の高いクリニカルエビデンスとなり得る重要な情報 も,その他の情報の中に埋もれてしまい,玉石混交の情報の中で何を信用してよいのか混乱が生じている臨床 家が多数出現していることも現状であろう。 ところで21世紀の歯科医療の方向性は,「患者中心の歯科医療(patient-Centered Dentistry)」と「根拠に 基づいた歯科医療(Evidence-Based Dentistry)」の2つが大きな柱であるといわれている。「患者中心の歯科 医療」の中には,歯科医師・患者間の信頼関係の確立,患者サービス,医療安全・医療倫理が包含され,「根 拠に基づいた歯科医療」は,利用可能な最善の科学的根拠,患者の価値観と期待,臨床的専門技能によって決 定されるものであろう。当然,インプラント医療も「21世紀の歯科医療の方向性」に合致した流れを進んでい なければならないはずである。今回,伝統ある東歯学会で特別講演をさせていただくにあたり,本邦における インプラント医療の現状と当講座の取り組みを「21世紀の歯科医療の方向性」に照らし合わせて分析し,さら に将来展望について報告させていただきたいと考えている。 ≪プロフィール≫ <略 歴> 昭和55年3月 東京歯科大学卒業 昭和55年5月 東京歯科大学口腔外科学第1講座入局 昭和56年4月 東京歯科大学大学院歯学研究科(口腔外 科学専攻)入学 昭和60年10月 東京歯科大学大学院歯学研究科(口腔外 科学専攻)修了 昭和60年11月 東京歯科大学口腔外科学第1講座助手 平成2年11月 東京歯科大学口腔外科学第1講座講師 平成7年11月 ドイツ連邦共和国 Hannover 医科大学口 腔顎顔面外科学教室に留学(平成9年2 月まで) 平成16年10月 東京歯科大学千葉病院口腔インプラント 科科長 平成17年3月 東京歯科大学千葉病院口腔インプラント 科助教授 平成18年10月 東京歯科大学千葉病院口腔インプラント 科教授 平成19年4月 東京歯科大学口腔インプラント学研究室 教授主任(研究室昇格に伴い名称変更) 平成21年4月 東京歯科大学口腔インプラント学講座教 授主任(講座昇格に伴い名称変更) 現在に至る <資格等> (社)日本口腔外科学会専門医,指導医 (公益社団法人)日本口腔インプラント学会専門医,指 導医,代議員 (社)日本顎顔面インプラント学会指導医,常務理事 日本がん治療認定医機構暫定教育医(歯科口腔外科) 東京歯科大学学会評議員

特 別 講 演 4

インプラント治療の現状と将来展望

東京歯科大学口腔インプラント学講座教授

矢島 安朝

歯科学報 Vol.111,No.2(2011) 221 ― 93 ―

参照

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