8.BCG関連 Reiter症候群の2例 鈴木 智美,藤塚 雄司,鈴木 光一 久保田 裕, 尾 康滋 (前橋赤十字病院 泌尿器科) 小野 芳啓 (前橋プライマリ泌尿器科内科) BCG膀胱内注入療法の合併症の 1つとして Reiter症候 群が報告されている.典的 3徴として尿道炎,結膜炎,関節 炎があげられ,発現率は 0.1∼0.5%とされていた.近年では 関節炎を主症状とする不完全型の Reiter症候群が反応性 関節炎とし報告されている.当院で経験した 2例も多発性 関節炎が主症状であり,反応性関節炎であったと えられ る.その治療法はまだ確立されたものがないが,膀胱注入 の中断と NSAIDs投与で良好なコントロールが得られる との報告もある一方,重症化する際にはステロイドおよび 抗 結 核 薬 の 投 与 が 必 要 と な る こ と も あ る. 当 院 で は NSAIDsおよび抗生剤投与にて治療可能であった.BCG膀 胱内注入療法は広く行われている治療法であり,施行時に は排尿症状だけでなく全身症状を注意深く観察していく必 要がある. 9.去勢抵抗前立腺癌に対するエンザルタミド 用の初期 経験 竹澤 豊,中山 紘 ,村 和道 牧野 武朗,悦永 徹,斉藤 佳隆 小林 幹男 (伊勢崎市民病院泌尿器科) 従来のアンチアンドロゲンに比し強力な作用を有するエ ンザルタミドが去勢抵抗前立腺癌に対し, 用可能となっ た.当院における初期経験を報告する.患者と方法 :2014 年 6月から 9月までにエンザルタミドを投与された去勢抵 抗前立腺癌で一ヶ月以上の観察がなされた 19例. 患者背 景,PSAに対する効果,副作用を検討した.結果 :平 年 齢,79歳,初期治療からエンザルタミド開始までの平 期 間は 75か月であった.初回治療時グリーソンスコアは 6 以下 ;1例,7;5例,8以上 ;12例であった.骨転移 ;13 例,リンパ節転移,肺転移 ;1例,肝転移 ;1例.前治療,ビ カルタミド ;19例.フルタミド ;16例,ドセタキセル ;9 例,女性ホルモン ;3例,前立腺照射 ;3例.PSAは 113ng/ mlから 33ng/mlになった.2例で PSAは上昇した.ドセタ キセルの治療の有無で PSAの変化に有意差はなかった. 副作用,悪心 ;2例,疲労感 ;9例,下痢 ;1例.3例で投与 中止になった.結論 :イクスタンジは pre chemo,post che -moの去勢抵抗前立腺癌に有効であった.半数の患者が疲 労感を訴え,3例が投薬中止となった.
BCG関連Reiter症候群の2例
1
0
0
全文
関連したドキュメント
健学科の基礎を築いた。医療短大部の4年制 大学への昇格は文部省の方針により,医学部
心臓核医学に心機能に関する標準はすべての機能検査の基礎となる重要な観
専攻の枠を越えて自由な教育と研究を行える よう,教官は自然科学研究科棟に居住して学
2)医用画像診断及び臨床事例担当 松井 修 大学院医学系研究科教授 利波 紀久 大学院医学系研究科教授 分校 久志 医学部附属病院助教授 小島 一彦 医学部教授.
尿路結石症のうち小児期に発生するものは比較的少
金沢大学学際科学実験センター アイソトープ総合研究施設 千葉大学大学院医学研究院
東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻. [email protected]
東北大学大学院医学系研究科の運動学分野門間陽樹講師、早稲田大学の川上