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8. 乳癌の膵転移により急性膵炎をきたした1例(第28回群馬消化器病研究会<C>)

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Academic year: 2021

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7.特発性筋肉内血腫を発症したアルコール性肝 変の 一例 豊田 満夫,五十嵐隆通,田中 秀典 上野 敬 ,榎田 泰明,濱野 郁美 大塚 修,橋爪 真之,新井 理記 橋爪 真之,新井 理記,森 一世 佐川 俊彦,清水 尚,荒川 和久 新井 弘隆,田中 俊行,富澤 直樹 安東 立正,高山 尚,小川 哲 阿部 毅彦 (前橋赤十字病院 消化器病センター) 【緒 言】 肝 変患者では出血傾向を有するものの深部 出血である筋肉内出血を認めることはまれである. 明ら かな誘因を有さず繰り返し筋肉内出血を来たし, 経カ テーテル的動脈塞栓術 (TAE) が有効であったアルコー ル性肝 変の一例を経験したので, 文献的 察を加え報 告する. 【症 例】 61歳 男性. アルコール性肝 変 にて近医経過観 察 さ れ て い た. 2009 年 9 月 14日 右 上 肢・左下 の出血斑,黄疸のため当院紹介入院.保存的加 療にて改善し, 10月 3日退院後外来経過観察となった. 10月 27日左大 部の皮下出血・腫脹を主訴に来院. Hb 3.8g/dlと著明な 血を認め, 精査加療目的に入院となっ た. CT により大 部への出血と診断. 輸血などの保存的 治療を行うも止血されなかったため, 11月 2日経カテー テル的動脈塞栓術を施行. 浅大 動脈 枝より縫工筋内 への出血を認め, コイルとゼラチンスポンジにて塞栓・ 止血した. 11月 12日血腫除去術施行後, 状態は安定して いたが, 12月中旬より左殿部の増大する出血斑を認め, CT 上大殿筋への出血と診断. 12月 18日 TAE 施行. 下 殿動脈 枝より出血を認め, コイルとゼラチンスポンジ にて塞栓・止血した. その後再出血はなく, 軽快退院と なった. 【 察】 本邦における肝 変に合併した特 発性筋肉内血腫は自験例を含め 20例と比較的稀な病態 である. アルコール多量摂取に伴う血管の脆弱性が一因 とされるが, 原因ははっきりと同定されていない. 出血 部位は腸腰筋が多く腹直筋への出血例も散見された. 治 療については保存的治療例が多かったが, 死亡率は高 かった. TAE を施行された症例では死亡率は低く, 施術 に伴う重篤な合併症もなかった. 【結 語】 肝 変に 合併した特発性筋肉内血腫に対する TAE は有効であり, 保存的治療にて止血されない場合には早期に検討すべき 治療法と えられた.

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8.乳癌の膵転移により急性膵炎をきたした1例 星野 崇,乾 正幸,長沼 篤 工藤 智洋,高木 (国立病院機構 高崎 合医療センター 消化器科) 【症 例】 44歳女性 【主 訴】 心窩 部 痛 【既 往 歴】 H17年 9 月左乳癌に対し, 手術 (乳房温存術). H19 年 11 月乳癌の胸骨転移に対し, 放射線療法. H20年 2月多発 肺転移を指摘. 【現病歴】 H21年 4月中旬より心窩部 痛が出現し, 同月 21日に当院当科を受診した. 血清アミ ラーゼの上昇, 腹部造影 CT にて急性膵炎の所見と膵頭 部に 12mm大の腫瘍を認め, 精査加療目的に入院となっ た. 【入院後経過】 入院後, 輸液やメシル酸ガベキサー ト 400mg/日などの保存的治療により, 膵炎は改善し, 同 年 5月 2日に退院となった. しかし, 同月中旬より心窩 部痛が再燃し,同月 18日に再入院し,ERCPを施行した. 膵頭部主膵管の狭窄を認め, 膵腫瘍による膵管閉塞によ る急性膵炎と判断し, 膵管ステントの留置を行ったとこ ろ, その後心窩部痛は改善した. 同年 6月, 膵管ステント の 換目的に ERCPを行ったところ, 下部胆管にも狭窄 を 認 め て お り, 膵 管 ス テ ン ト の 換 と 同 時 に EBD チューブの留置を行った. 以降, 定期的な膵管ステント や EBD チューブの入れ替えにより, 膵炎や胆管炎のコ ントロールを行っている. また, 同年 9 月の ERCP施行 時には十二指腸乳頭部への腫瘍の浸潤を認めており, 同 部位の生検にて組織学的に乳癌の膵転移の診断とされ た. 【まとめ】 乳癌の膵転移により急性膵炎をきたし た 1例を経験した. 乳癌の膵転移や, 転移性膵腫瘍によ り急性膵炎をきたす症例は比較的稀であり, 若干の文献 的 察を加えて報告する. 9.本態性血小板血症の経過観察中に併発した自己免疫 性膵炎の1例 土田 浩之,吉田佐知子,田中 良樹 水出 雅文,下山 康之,河村 修 森 昌朋 (群馬大医・附属病院・消化器内科) 草野 元康 (同 光学医療診療部) 【症 例】 75歳, 男性. 【既往歴】 前立腺肥大症, 左腎 細胞癌 (腎摘). 【家族歴】 , 兄 : 脳梗塞, 姉 : 糖尿病. 【経 過】 平成 18年より本態性血小板血症にて当院血 液内科および糖尿病にて当院内 泌内科通院中であっ た. 平成 20年 4月より徐々に肝胆道系酵素の上昇が出 現し, 外来で施行された MRCPにて下部 胆管, 膵頭部 膵管の狭窄所見を指摘された. 同年 7月に当科入院精査 にて IgG4: 820mg/dlと高値であり, ERCP上も膵頭部 278 第 28回群馬消化器病研究会

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