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折れ線グラフ

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Academic year: 2021

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第4学年〇組 算数科学習指導案

指導者 〇〇 〇〇 1 単元 「折れ線グラフ」 2 指導観 本単元は、折れ線グラフを用いて関数的な関係を表したり、折れ線グラフから関数的な関係にある 二つの数量の変化の特徴を読み取ったりすることができるようにすることをねらいとしている。これ までに、第2学年では〇を使い資料を整理したり、同じ種類のものを数えて数量化したりして簡単な 表やグラフに表すこと、第3学年では資料を分類・整理し、表や棒グラフに表したり読み取ったりす ることを学習をしている。その学習を受けてここでは折れ線グラフの読み方、かき方及び特徴を理解 しながら学習を進めていく。また、折れ線の傾きから二つの数量の変化の特徴をつかみ、関数的な見 方・考え方を育てていく。さらに、折れ線グラフの部分と全体を調べて全体的な傾向を捉えたり、折 れ線グラフが表す特徴や傾向と日常的な事象とを結びつけて解釈したりする統計的な見方・考え方も 育てていく。これらの学習が第6学年の比例へとつながり、関数グラフの基礎となる学習である。 本学級の子供達は、実態調査の結果、棒グラフの数量を読む、かくといった基本的な知識・技能は 概ね習得できていることが分かった。しかし、読み取りを基に、根拠や自分の解釈をかくといった活 用問題になると、正答率が〇%を下回った。二つのグラフを関連付けて読み取る問題では、片方ずつ 別々に部分的な数量を読み取って比較している子供が多かった。これは、グラフの全体的な特徴に着 目して比較したり、関連付けたりするような学習活動を設定してこなかったことが要因であると考え る。また、グラフを選択し、工夫を見つける問題では、グラフのよさや工夫を色や形など表面的な部 分でしか捉えきれていないことが明らかになった。これは、教師からグラフを与えるだけで、どう表 すか、何を読み取るかといった目的に応じて子供達自らがグラフを選択したり、用いたりするような 学習ができていなかったからであると考える。さらに、友達の解釈の正誤を判断し、間違っている根 拠を説明する問題では、半数以上の子供達が間違いに気づくことができなかった。これは、その他が 少数の集まりであるという意味理解ができていないことや提示された考えに対し「本当にこれで良い のか」と問い直したり、考え直したりする経験があまりできていないことが原因であると考えられる。 本単元の折れ線グラフの学習では、複数のグラフの比較・検討活動を通して、改善の視点をもち目 的に応じてグラフをつくりかえたり、解釈活動を通して、グラフの特徴や傾向に着目して解釈し、友 達の解釈と比較して妥当性を話し合ったりできるようにする。このことは、統計リテラシーを育む上 からも意義深いと考える。 本単元の指導にあたっては、従来のように表を「かく」活動と「読む」活動を別々に行うのではな く、総合的な学習の時間との関連を図り、単元を通した目的意識のもと、「つくりかえ」活動と「解 釈」活動をセットにした一連の問題解決学習を生成・深化・発展の三段階で連続・発展させていく。 まず、生成段階の「つくりかえ」活動と「解釈」活動を通して、基本の折れ線グラフのかき方や読 み方、時間の経過に伴って変わる量の変化の様子を表すことができるよさを捉えさせる。次に深化段 階の「つくりかえ」活動と「解釈」活動を通して、目的に応じてグラフを工夫し、変化を分かりやす く表したり、読み取ったりできるようにする。そして発展段階の「つくりかえ」活動と「解釈」活動 を通して、二つのグラフの数量や特徴を相関的に見たり、関係付けて考えたりすることができるよう にする。 特に本時の指導にあたっては、まず「つかむ段階」で、二つの既習のグラフを比較してよさや不十 分さを話し合い、本時のゴールを明確にし、めあてをたてる。次に「つくる段階」で、不十分さを補 ったモデル図を提示し、そのよさや工夫を話し合い、モデル図を基にして目的に応じたグラフにつく りかえる。そして「読む段階」では、つくりかえたグラフの解釈活動を行う。グラフの上に見える化

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シートを重ねて考えることで、グラフの全体的な特徴や傾きの変化、部分的な数値等の着目点を明確 にし、それを根拠に自分なりの解釈をしていく。最後に「読み深める段階」では、友達の解釈を読み 取る活動を行う。友達がグラフのどこに着目して、何を根拠にして判断したのかを推測することによ って多様な見方・考え方ができるようにする。これらの一連の学習過程を繰り返し行うことによって、 統計リテラシーを育むとともに、折れ線グラフのよさや有用性を実感させ、進んで学習や生活に生か そうとする態度を身につけさせたい。 3 単元の目標 〇 折れ線グラフのよさを捉え、目的に応じて適切に目盛りを打ったり、波線を用いて省略したり して変化が分かりやすいグラフをかき、傾きからグラフの特徴を読み取ることができる。 【知識・技能】 〇 折れ線グラフの変化の様子に着目し、傾き等の特徴を根拠にして結果を判断したり、友達の判 断の根拠を読み取って、説明したりすることができる。 【思考・判断・表現】 〇 身の回りで変化する数量について折れ線グラフを用いて表すことやそのよさに関心をもち、進 んで折れ線グラフを活用して、問題を解決しようとする。 【主体的に学習に取り組む態度】 4 単元計画(総時間数6時間) 段階 活動 目的意識 学習活動 ねらい(〇)主な手立て(・) グラフ 生 成 〇〇アイ スを売る ために、 一年間の 気温の変 化を調べ よう。 〇 気温の変わり方がよ く分かるようにドット グラフを折れ線グラフ につくりかえる。 〇 変化を表すときは折れ線グラフを使い、 点と点の間の気温も読めることを捉える ことができる。 ・二つの グラフ の比較 ・モ デルの 提 示(折れ 線グラ フ) 〇 横と縦の目盛りの数 値に着目して、アイス を売り出す時期を推測 ・判断し、理由を説明 する。 〇 折れ線グラフは、傾きが大きくなるほど 変化も大きくなるという仕組みを捉える ことができる。 ・見える化シートの活用 ・追事象の提示(温度の条件) 深 化 医者に体 温の変化 がよく分 かるグラ フを提出 し、薬を 飲んだ時 刻を調べ よう。 〇 発熱時の体温の変化 を医者に提出するため に、グラフの一目盛り の数値を工夫したグラ フにつくりかえる。 〇 変わり方の様子がよく分かるような、折 れ線グラフの表し方を捉えることができ る。 ・二つのグラフの比較 ・モデルの提示(目盛りを工夫したグラフ) ① 〇 一目盛りの大きさと 傾き方に着目し、薬を 飲んだ時間を推測・判 断し、理由を説明する。 〇 折れ線グラフでは、変わり方に着目し、 特徴を読み取って推測したり判断したり できることを捉える。 ・見える化シートの活用 ・追事象の提示(薬の効能) 発 展 〇〇山で サイダー を売るた めに登山 客が多い 月を調べ よう。 〇 登山者が多い月を判 断するために気温と降 水量の二つのグラフを 複合グラフにつくりか える。 〇 二つの事象の変化の様子を表すときは、 複合グラフを使い、左右に目盛りを打ち分 けてかけばいいことを捉えることができ る。 ・二 つ のグ ラ フの 比 較 ・ モデ ル の 提示 ( 複合 グ ラフ ) 〇 二つのグラフの数値 に着目して登山者が多 い月を推測・判断し、 理由を説明することが できる。 〇 複合グラフは、二つのグラフの特徴や同じ 月の関係が捉えやすいことに気づくことが できる。 ・見える化シートの活用 ・誤答の提示 解 釈 ① つ く り か え ① 解 釈 ① ( 本 時 ) つ く り か え ① つ く り か え ① 解 釈 ① 〇 〇 町 を P R し よ う ( 単 元 を 通 し た 目 的 意 識 )

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5 本時 平成〇年〇月〇日(〇曜日) 第〇、〇校時 第4学年〇組教室において 〇主眼(つくりかえ活動) ・変わり方の様子がよく分かるような折れ線グラフの表し方を捉えることができる。 ・目的に応じて二つの折れ線グラフを比較してよさや不十分さを話し合い、モデル図を基に波線 を使い、目盛りを工夫した折れ線グラフにつくりかえることができる。 〇準備 (児童)定規、のり (教師)二つの比較グラフと表、モデルのグラフ、つくりかえたグラフ、色シール、学習シート 学習の過程(3/7) 段階 学習活動・内容 具体的な手立てと教師の発問 配時 つ か む つ く る 1 問題場面に出合い、2つのグラフの比較・検討 活動から、本時のめあてを話し合う。 2 モデル図の工夫を話し合い、モデル図を基にグ ラフを作りかえる。 (1) モデル図の工夫を話し合い、解決の見通し をもつ。 (2) モデル図を基に目的に即したグラフにつく りかえる。 〇 目的意識をもたせるために、患者 の立場から、体温の変化を表すグラ フが必要であるというシチュエーシ ョンを設定する。 ・ あなたならどちらを選びますか。 〇 自分の立場を明確にするために、 どちらを選択したか挙手させる。 ・ それはなぜですか。 〇 二つのグラフはどちらも不十分さ があることに気づかせるために、選 んだ根拠を説明させ、よさと不十分 さに整理して板書する 〇 グラフのどこに着目したかが分か るように、着目点を指で示しながら 根拠を説明させる。 ・ モデル図はどんな工夫をしていま すか。 〇 実際には体重が1gしか変動して ないことに気づかせ、目もりの幅を 変えることによって、変化が大きく 見えるよさを捉えさせる。 〇 ②のグラフを波線で折り曲げて短 くし、省略するという波線の意味や よさを捉えさせる。 〇 グラフをつくりかえる見通しがも てるように、波線など着目するとこ ろを赤い丸で囲む。 5 15 10 10 時刻(時) 1 2 3 4 5 6 7 体温(度) 37.3 37.7 38.5 38.8 38.8 37.5 36.7 めあて変わり方が分かりやすいグラフで、もっ と長さを短くしてつくりかえよう。 問題①体温の変化が読み取りやすいグラフは どれでしょう。 G 〇短くまとまっている ×変化が分かりにくい ×長い 〇変化が分かりやすい 午 後 ・縦の1目もりが 0.1 なのは②のグ ラフと同じだね。 ・波の線の下が急に 0になっている。 いらない部分を省 いているんだね。 ・たての目もりのうち方を工夫する。 ・波線をかいて省略する。 ① ()

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3 本時学習をまとめる。 ・ 同じようにしてグラフをつくりか えることができそうですか。 〇 グラフをつくりかえる活動につい ては、かき方の手順を確認しながら、 一緒につくり、波線や目盛りの打ち 方などを丁寧に指導する。 〇 モデル図のよさやつくりかえの視 点を振り返らせ、自分たちの言葉で 本時学習をまとめさせる。 5 〇主眼(解釈活動) ・折れ線グラフでは、変わり方から特徴を読み取って判断したり、予測したりすることができる ことを捉えることができる。 ・つくりかえた折れ線グラフを基に、見える化シートを使って薬を飲んだ時刻について、根拠を もって説明することができる。 ○ 学習の過程(4/7) 段階 学習活動・内容 具体的な手立てと教師の発問 配時 読 む 1 体温の変化を読み取る場面に出合い、本時のめ あてを話し合う。 2 つくりかえたグラフに見える化シートを重ね、 判断した根拠を書く。 3 友達が貼った見える化シートの根拠を読み取 り、友達の解釈を推測する。 〇 医者としての立場に立たせ、つく りかえたグラフから薬を飲んだ時間 を推測・判断するというシチュエー ションを新たに設定する。 ・あなたが医者ならどこで薬を飲んだ と考えますか。それはなぜですか。 〇 傾きや最高値といった部分的な見 方とグラフの特徴や傾向といった全 体的な見方ができるように、色や本 数を工夫した見える化シートを準備 する。 ・友達はどこに着目して、どんな理由 で薬を飲んだ時間を判断したのだと 思いますか。 5 10 10 ① 題を書く。 ② 横の目盛りをうつ。 ③ 縦の目盛りを 工夫してうつ。 ④ 波線を2本書く。 ⑤ 点を打つ。 ⑥ 点を直線で結ぶ。 まとめ変わり方がよく分かるグラフにするた めには、目盛りを工夫して、いらない部分は波線 を使って短くする。 3時から4時の傾きが ゆるやかになっている ことに着目して、薬が 少しずつ効きだした4 時にしたのだと思いま す。 ・3時に薬を飲んだ。 ・4時に薬を飲んだ。 ・5時に薬を飲んだ。 グラフを見て、薬をいつ 飲んだか予想しよう。 めあてつくりかえたグラフをもとに、薬を飲ん だ時刻を判断しその理由を説明しよう。

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読 み 深 め る 4 グループに分かれて話し合い、薬を飲んだ時刻 を判断する。 (1)グループに分かれて解釈を述べ合う。 (2)新しい情報を基に最終判断を行う。 5 本時学習の学習をまとめる。 6 本時学習を振り返り、次時の学習への見通しを もつ。 〇 下のような手順で見える化シート から友達の解釈を読み取らせる。 ①自力追求の間に、3人の代表児に 黒板に見える化シートだけを貼ら せておく。 ②見える化シートを貼った根拠とし て、どこに着目したのか推測させ る。 ③友達の考えを解釈し、ペアで話し 合わせる。 ④話し合ったことを全体の場で、説 明させる。 〇 グループに分かれて話し合うこと によって、自分の解釈を明確にした り、友達の解釈を比較しながらより よい解釈をつくりあげたりする。 〇 友達の解釈に納得し、考えが変わ ったら、グループを入れかわっても いいことを伝える 〇 新しい情報をヒントとして与える ことで情報不足では判断しにくいこ とに気づいたり、再びグラフの変化 を捉え直したりして最終決定をさせ る。 〇 薬を飲んだ時刻をどうやって予想 したのかを振り返り、読み方の観点 で学習をまとめる。 〇 毎時間同じ項目の振り返りシート を使うことによって、自分の学習理 解度や考え方の変容等を確認し、次 時の学習への意欲を高める。 15 5 5時から6時の傾きが 急に下がっていること に着目して、熱が急に 下がる前の5時にした のだと思います。 4時から5時の傾きが 変わらないことに着目 して、熱が上がらなく なった4時にしたのだ と思います。 ・どれもグラフの傾きに着目して判断してい るね。 ・薬を飲んだらすぐに効くのかな?どれくら いしたら効き始めるのか知りたいな。 まとめ 薬を飲んだ時刻は、グラフの変化の特 徴をもとに予想することができる。 熱がグッと下がる のは5時からだか ら薬を飲んだのは そ の 1 時 間 前 の 4時です。 この薬は飲んで 1時間後から、 熱がグッと 下がり始めます。 おくすり 折れ線グラフは、体温の変化も一目で分か るし、傾きを見れば薬を飲んだ時刻も分か るから、とても便利なグラフだ!

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参照