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歯根端切除術の教育用模型システムの開発とその評価

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Academic year: 2021

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歯根端切除術の教育用模型システムの開発とその評

著者

?見澤 哲矢

学位授与機関

Tohoku University

学位授与番号

11301甲第19183号

URL

http://hdl.handle.net/10097/00128739

(2)

文 内 容 要 旨

学籍番号

B6DD1012 氏 名 髙見澤 哲矢

【背景】 外科的歯内療法による根尖部の病変除去および根管治療は、非外科的歯内療法による治療により根尖性歯周炎が治癒せず、 根管形態の破壊や根尖に病変が存在する場合に実施される。近年確立された歯根端切除術のモダンテクニックは治療成績を向上 させ、現在では標準治療として実施されているため、その治療技術に関する教育システムの開発が求められている。これまで大学 における外科的歯内療法の教育は、根尖病変除去から逆根管充填までの一連の術式について座学により行われてきた。しかし実 技を習得できる教育システムを構築するためには、実臨床を模倣した歯根端切除術教育用の顎模型の開発が必要になる。 【目的】 本研究は歯根端切除術に最適な模型システムを構築するため、根尖病変を有する人工歯を付した教育用顎模型を作製し、講義 および実習を行い、その教育効果を評価することを目的とする。 【方法】 1.模型作成 研究に用いた教育用顎模型は、1顎に2歯の根尖病変を有する人工歯を付して新規に作製した。根管形態を有するニッシン製根 管治療用人工歯の根尖部にシリコンを付与することで根尖病変とした。 2.研究方法 東北大学歯学研究科倫理委員会の承認を得て、歯根端切除術未経験者の東北大学病院歯科医師臨床研修医のボランティアを 対象に実施した。実習では日本歯内療法学会監修の先進技能取得教材実習項目に従った、模型を装着したファントムによる歯根端 切除術を行い評価した。実習前及び実習後にそれぞれテストを行い、内容の理解度を調べた。また対照群として実習を行わず講義 のみを聴いた研修医にもプレテスト及びポストテストを行い、その理解度を調べた。 3.模型実習比較 実習所要時間は、骨窩洞形成開始時から逆根管充填終了までに要した時間とし、また骨窩洞の大きさ、病変除去、根尖切除量、 根尖切除角度、逆根管形成を被験者及び経験者間で比較検討を行った。また逆根管充填材の充填状況も評価した。 【結果及び考察】 研究の結果、本教育用模型を用いた反復実習による教育効果が認められた。被験者の骨窩洞面積は大きく、根尖切除の角度お よび逆根管形成充填も困難である事が判明した。これらの結果から、歯根端切除術における術式は複雑であり、技術習得のために は均一化した模型を用いた繰り返しの修練が必要であることが判明した。 実習を行うことにより、より理解度が高まることが示された。 【結論】 本研究により教育用顎模型システムによる実習がモダンテクニックによる歯根端切除術の術式や理論を理解するために有益で あることが示唆された。また同一規格での教育用模型を用いた教育の継続性が重要であることが示された。

参照

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