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JAIST Repository: ポリプロピレンの光安定性における一次構造の影響

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Academic year: 2021

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(1)JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/. Title. ポリプロピレンの光安定性における一次構造の影響. Author(s). 市来, 智仁. Citation Issue Date. 2001-03. Type. Thesis or Dissertation. Text version. none. URL. http://hdl.handle.net/10119/2782. Rights Description. Supervisor:寺野 稔, 材料科学研究科, 修士. Japan Advanced Institute of Science and Technology.

(2) C2 1a1. ポリプロピレンの光安定性における一次構造の影響 市来 智仁(寺野研究室)  ポリプロピレン(PP)は、第三級炭素をもつために他のポリオレフィンと比較して酸化されやすい。 PP の酸化は光や熱の作用によって引き起こされ、自動酸化スキームにより主鎖が切断される。PP は主鎖の切断によって脆性化を引き起こすため、添加剤などで安定化しなければ使用することが できない。  これまで本研究室では、立体規則性の異なる PP の溶融状態での熱安定性について検討し、PP の一次構造が酸化反応に著しく影響することを明らかにしてきた。しかし、PP 材料の使用環境を 考えると成形加工時に対応した溶融状態以外に、実使用時に対応した固体状態での光安定性につ いて検討することが必要である。そこで本研究では、一次構造の異なる PP を用いて固体状態での 光安定性について検討した。. Tab.1 Characteristics of iPP, sPP and rPP.  本研究では、3 種の PP としてイソタク チック PP(iPP)、エチレン-プロピレンラ. Sample. ンダム共重合体(rPP)およびシンジオタク. iPP rPP sPP. チック PP(sPP)を用いた。iPP と rPP の測 定フィルムは、厚さ 100 /μm で酸素の拡 散性を同等にするため同じ体積結晶度(56. Ethylene Co. /Mol %. Mw x 10-4. Mw / Mn. 5.4. 27.0 25.1 12.8. 5.7 6.1 1.9. /vol・%)をもつように調製した。光照射は、キセノンランプを用いて行なった。光劣化挙動は、DSC 測定による熱的特性の変化、X 線回折による結晶構造の変化、IR と UV 測定による官能基の生成、 GPC 測定で得られた分子量の変化から調べた。さらに、iPP、rPP および sPP の引っ張り特性を評 価することで光安定性を比較・検討した。  引っ張り試験の結果より主鎖に少量のエチレンを含む rPP と立体規則性の異なる sPP は、iPP よ り脆性化され難いことが明らかと. 0.6. なった。酸化反応は、DSC と X 線 回折測定の結果から非晶領域で優 先的に引き起こされていることが 分かった。光酸化によって生じた カルボニル基の濃度は、Fig.1 に示 すように照射時間 96 /h まで iPP、. n o it a rt n e c n o C. 1 -l. iPP rPP sPP. 0.4. ・ lo m / 0.2. rPP および sPP でほぼ同等であっ たが、それ以降 iPP、rPP、sPP と. 0. 50 100 150 200 Irradiation time /h 光酸化反応メカニズムに影響を与 Fig.1 The effect of irradiation time on carbonyl concentration えることが示された。 で大きく異なり、PP の一次構造が. 0. Keywords ポリプロピレン、一次構造、光安定性 Copyright © 2001 by Tomohito Ichiki.

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