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海底における杭アンカーの固定力に関する研究(Ⅰ)

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(1)

海底における杭アンカTの固定力に関する研究(工)

栃 木 省 二・宗 景 志 浩

   (農学部水産土木学研究室)

Experimental Studies on the Fixed Force of Anchorpile

in the sea Bed (I)

   Seiji・TOCHIGI and Yukihiro MUNEKAGE

Laboratory of Fisheries Engineering, Faculりof Agriculture

      Summary

 We have used some kinds of systems which fiχthe equipment of cultivating fisheries, such as,

anchor (steel anchor); concreat anchor, sandbag and so on.

 Now., we fiχed our eyes upon a pile as a method of increasing preservations and stabilities,

and constructing easily.

 We load the anchorpile below the sea bed to increase the fiχed force.

 Then, we experimentaly found the relations between Bending Moment which occurs on the

model pile,・Tension and the acting depth。

      M'/M=バD’/E),TリT)

 Consequently, most important thing is that the maximum Bending Moment is greatly decreasing

when we load the pile at the point of only 20∼25%of the embeded depth below the sea bed.

      緒     言  従来,各種筏などの浅海増殖用施設は潮流,風波などの外力から固定保持するために,イカリ (鉄錯),コンクリートアンカー,土俵。などを用いてきた。ところが現在もなお,固定係留について は保全性,安全性が高く,海中での施工か比較的容易で,しかも安価な方法が強く要望されてい     ●      s      S るo      `’  ここでは,係留方法として杭(アンカー・パイル)を利用することを考えたが,これの応用に先立 っては,まず杭の極限抵抗力,杭の力学的性質,地盤反力,変位量などの問題を解明する必要があ る。

 杭の横抵抗の問題についてI Engel, Chang,篠原・久保らにより詳しく研究されている。 これ

らはいずれも,地表面上において杭に水平方向に外力を与えた場合の挙動である。  我々は,まず杭(Anchorpile)の固定力を増加させるため,杭にかける外力の作用点を杭の根入 れ部まで下ろして実験を行った。そして外力を除々に増加していき,杭がまさに引き抜けよう,とす るときの外力の大きさを極限抵抗力と名付け,各種の模型杭を使って実験してきた。(極限抵抗力 に関しては文献1)参照)  さらに,棋型杭の表面にストレングージを張りつけ,砂質土および粘性土中で,杭が水平方向 (実際は角度27°)から外力を受けた場合に起こる杭自身の変形量(歪量)を取り出し,杭の全長に わたって発生する曲げモーメント分布を計算した。ついで潮流水槽の一部に設けた砂留りに砂質土 および粘土性を入れ,杭を設置し,網に加わる流水抵抗をロープにより外力として作用させ,同じ く曲げモーメントを求めて比較検討した。

(2)

 2      高知大学学術研究報告  第21巻  a‘学  第1号        実  験 。方  法 1 実 験 装 置  つぎの2つの装置を用い,いずれの場合も同一の砂質土および粘性土を使用した。  固 重錘によりロープに外力を加えた場合  Fig. 1.に示すような片面透明アクリル板張りの木製の箱(90×62×60cm)を製作した。箱の 底部にはバルブを取りつけ,自由に永の出入を調節できる。  この箱に実験砂(砂質土および粘性土)を高さ55cmまで入れ,砂面が常に水中に浸るまで水を 入れている。したがって,この水槽での実験は一様に地盤面が水面下にある状態を仮定して行っ た。

       Fig. 1. Eχperimeri・talequipmet(A)

 杭の設置とロープの引張方法は. Fig. 1.に示すとうりである。また杭の設置条件を一様にする

ため,砂質土の場合は砂中に穴を掘り,杭を挿入し,杭の周囲に砂を充てんして1∼1.5時間後か ら測定を開始した。載荷用重錘は重量の分っている分銅を用い,順次増加していった。

 (B)網に加わる流水抵抗を外力として作用させた場合

Photo l. Experimental equipment (B)

FISHING NET

(3)

海底における杭アンカーの固定力に関する研究(栃木・宗景)   Photo 1.に示すような潮流  水槽(全長約8m,計測断面70  ×70cm,設定水深50cm,流速  1ね∼lOOcm/sec.任意設定可  能,軸流ポンプロ径400mmφ,  うず電流接手っき無段変速,モ  ートル5.5Kw使用,中央部に  ガラス張り観測部を有し,計測  部全長は4m,その底面には,  50cmの深さの砂留りが設けら  れている。)の砂留りに砂質土  および粘性土を入れ,模型杭を  設置した。(Fig. 2.参照)   流れの外力を取り出すため  に. Fig. 3 。のように魚網(30  ×40cin56節/1尺,10本撚りの  鏡子網)を5枚重ねにして,ぬ  い合せ,網が常に一定の大きさ  を保つように網の上部には細い  竹を取りっけている。さらに上  部には発泡スチロール製の浮子  (15×10×7cm)を,下部には  鉄の棒(φ13mm,長さ38cm,  重さ約1.7kg)を取り付け,常  に網面が流れに対して垂直にな  るように工夫した。   実験を始めるにあたり,潮流  水槽の模型設置付近での流速分  布を測定した。用いた流速計  は,フォトトランジスタ一式小  型流速計(三光精密工業K.K  社製)である。いずれもポンプ  回転数を一定(200rpm)の状 一態にして測定したものである。   Fig. 4.は模型を入れない場  合の, Fig. 5.は抵抗体模型を  入れ,その直前での流速分布を  図化したものである。 Fig. 4.  から抵抗体を入れない状態での  水路内を流れる水の流速分布  は,水平・垂直方向にかなりの  変化がみられるが,急激なうず  をともなう様な乱れは見られな

Fig. 3. Model of fishing net

● Unit : cm/Bee   t^eaBuring point s 十   Pump : 200 rpm Fig. 4. Distribution of water velocity       cm

Unit : cm/sec Measuring point : + Pump : 200 rpia Pishing net : − 一 一 − Fig. 5. Distribution of water velocity

(4)

,高知大学学術研窄匍艶_・第21尨 ・a  学  第1号 い。さらに抵抗体を設置した場合も,抵抗体の面内では流れはほぽ一様であった。 2 模  型  杭  実験に用いた杭の模型は,硬質塩化ビニール製パイプであるノその寸法および材質については Table 1. に示す3種類のものを使用した。この塩化ビ4一製ノ々イプの両面に5cm間隔にStrain Gage (共和製ポリェステルゲージ)を張り付け,リード線はパイプの中を通し,等間隔にあけた

小孔から取り出し,ゲージに接続している。ゲージの接続方法は,2 Gage Active Dummy 法に

従った。なお,防水加工としてハマタイトを塗付し,乾燥後ビニールテープを巻きつけた。

Tab】e 1. Characteristics of model piles

Pile-No Diameter Length E Kg/cm2 l cm< El Kg/cm'' Z cm' EZ Kg/cm ness ratic

Slender-Outside Inside Pile―1 Pile―2 Pile―3  cm 2.6 1.8 2.6   cm 2.02 1.32 2.02  cm 32 32 46 2.366×104 2.738×104 2.366×104 1.426 0.366 1.426 3.374×104 1.002×104 3.374×104 1.096 0.407 1.096 2.593×104 1.114×104 2.593×104 220 267 317 3 実験に用いた砂質土および粘性土の物理的性質  実験に用いた砂の土質試験結果は,上粒子の比重2.667,粒土は,レ半分0. n96.砂分99.67%, シルト0.21%といった均質な細砂で透水係数2.0×10-2Cm/SCe,一而セン断試験の結果は飽和状態  (含水比35%∼1\%)で見掛けセン断抵抗角18∼25°,見掛け粘着力0.4∼0.6kg/cm^乾燥状態で 見掛けセン断抵抗角37°,見掛け粘着力0.21kg/cm2であっ,た。  一方,粘性土は浦戸湾の底質土を用い,土質試験の結果は,土粒子・の比重2.65,粒土は粘土分24 %,シルト分5i96,砂分22%といった均質な粘土質シルトで,波性限界35.4^,塑性限界21.9^, 塑性指数13.5%。ニバーサルレオメーターによって求めた粘塑性係数lllpoise,降伏応力値45 dyne/cm2であった。(Fig. 6.測定例参照)   O 0

       Fig. 6. An example of・recorc!of UniversalRheoraeter

4 実 験 内 容

 Table 1. の3種類の棋型杭を使用し,各々についてロープを結ぶ位置(載荷位置)を変化させ

(5)

海底における杭アンカーの固定力に関する研究(栃木・宗景) 5

出し,曲げモーメントを計算した。Table 2. には実験内容を示している。なお,いずれの杭に対

しても'固の装置を使用する場合は滑車(DIによって. (B)の装置では浮子(C□こよって張力の作用

方向を水平上向約27°の角度をもつよう調節した。

Table 2-1. Details of the experiments

Eχperimental

   一No Pile-No  pointLoaりing DワD I Experimental  equipment Soil

EX-1. 1 EX―1.2 EX―1.3 EX―1.4 EX―1.5 EX―1.6 1 0. Ocm 3.0 10.5 15.5 18.0 26.3 0.000 0.109 0.350 0.508 0.667 0.854 固 Sand EX―2.1 EX―2. 2 EX―2. 3 EX―2. 4 EX―2. 5 EX-2.9 2 0.0 5.0 10.0 13.8 22.0 25.5 0.000 0.167 0.339 0.483 0.746 0.850  Eχ―3.1 ’Eχ一一3.3  Eχ―3.4  Eχ―3.7  Eχ一一3.8  Eχ−3.9 3 0.0 8.5 15.5 29.5 34.5 45.0 0.000 0.193 0.348 0.663 0.775 0.978 EX-51. 1 EX-51. 2 EX―51. 3 EX-51. 4 EX-51. 5 EX-51. 6 EX-52. 1 EX I 52. 2 EX-52. 3 EX-52.4 EX―52. 5 E X―53. 1 EX―53. 2 EX―53. 3 EX-53.4 EX―53. 5 EX―53. 6 1 2 3 Table 2-2. 一Continued 0。0・ 2.0 7.5 14.0 19.5  − 0.0 7.0 14.8 24.0 28.75 - 0.0  −  9.5 23.0 29.5 39.0 0 . 0 0 0 0 . 0 6 8 0 . 2 3 4 0 . 4 3 8 0 . 6 0 9   一 一 0 . 0 0 0 0 . 2 1 9 0 . 4 8 0 0 . 7 6 8 0 . 9 3 5 0 . 0 0 0     − 0 . 2 1 4 0 . 5 0 0 0 . 6 6 3 0 . 9 7 5 固 Clay

(6)

高知大学学術研究報告  第21巻  農  学  第1号

Table 2−3. ―Continued

Eχperimental

   -No Pile一No  pointLoading DワD  eqリlpmentExperimental Soil

E X―101. 1 E X―101. 2 EX-101.3 E X−101. 4 E X―101. 5 1 0. Ocm 8.0 15.5 23.3 29.5   0.000 ,   0.250   0.484 .ヽ 0.727   0.959 IB) Sond E X―102. 1 E X―102. 2 E X―102. 3 E X―102. 4 E X−102. 5 2 0.0 9.0 16.0 23.5 31.0 0.000 0. 281 0.500 0.734 0.969 E X―103. 1 E X―103. 2 E X―103. 3 E X―103. 4 E X―103. 5 3     0.0     7.5 ・ 19.5     27.5     43.0  0.000 0.171 1 0.443  0.623  0.977 Table 2-4. −Continued・ Eχperimental

   一No Pile一No  pointLoading DワD  equipmentExperimental Soil

EX-151. 1 EX―151. 2 E X―151. 3 E χ―151. 4 1  0. Ocm  9.0 18.0 31.0       0.000 ` 、u       0.290   \ 0.563       0.969 (B) Clay E X―152. 1 E X―152. 2 EX-152. 3 EX-152. 4 2  0.0  7.5  19.0 1 30.5 0.000 ・ 0.254 0.594 0.953 E X―153. 1 E X―153. 2 E χ―153. 3 EX―153. 4 E X―153. 5 3  0.0 10.5 22.0 28.5 42.5   1 0.000    0.231 ’ 0.484    0.633    0.934  実験装置固を用いた場合は,地盤面での杭の水平変位をダイヤルゲージで測定した。水平変位 は・載荷後30秒から数分にわたり変動し続吋るが,だいたいぞの動きが停止する点をもってダイヤ ルゲージの値を続み取り,杭に張ったペーパーストレングニジの歪量の測定に移った。歪量の測定 には,全実験を通じ共和SM−AT(静歪計)を使用‘し,中間にスイッチボックスを用いて測定に 便ならしめた。なお,実験装置固を用いた場合,極限抵抗力を求めるため,杭の抜け始める直前 まで荷重を増加していった。       1  実験装置(B)(潮流水槽)を用いた実験では,歪量お。よび張力の測定には,最初,動歪計,電磁 オシログラフを使用したが,その結果Fig. 8.に示すようにIいずれも静的な変動を示した。そこで 潮流水槽での歪量の測定にも静歪計を使用し,張力は動歪計,電磁オシログラフで取り出した。

(7)

      海底における杭アンカーの固定力に関する研究(栃木・宗景)         7       実  験  結  果 1 極限抵抗力について  実験装置固を用いて,砂質土および粘性土中において載荷位置を変化させた場合の杭の引き抜 ける際の極限抵抗力を求め,その結果をFig. 7.に示している。  Fig. 7. の縦軸は極限抵抗力を示し,横軸は杭の根入れ深さDに対する載荷深度D’の比を表わ す。そして,砂質土中における極限抵抗力を, pile- 1 については○印で, pile- 2 については△印 で. pile・ 3 については□印で表わし,それぞれの記号を塗りつぷしたものは粘性土中における極 限抵抗力を示した。  Fig.。7.によれば ・印を除き, D7D<O.45で極限抵抗力の増加は余りみられないが, D'/D> 0.45ではいずれもかなり急勾配で増加する傾向を示している。しかもDソDく0.45では,粘性土中 砂質土中における極限抵抗力には余り明瞭な差はみられないが, D'/D>0.45になると土質の違 いによる差がみられる。すなわち,この範囲では,砂質土の方が抵抗力か大。きく表われている。 24 2020 ajyod 30NVisis3a iΣ一。一 16 OJ 00   4 1 0

レダ ゛--、μ.三

千円

0 ○、2  0.4  0、6  0.&  1.0      D'/D     ・SAND CLAY PILE l o ● PILE 2 △・▲ PILE 3 口 ●

      Fig. 7. Relationsbetwee DVD and Limit resistanceforce of anchorpil^

2 流れの影響について  (B)の装置(潮流水槽)を用いた実験,いずれも網にかかる流水抵抗を外力として杭に作用させ たものである。今回は潮流水槽のポンプ回転数をO∼450rpmの間で,いずれも回転数一定の状態 で実験を行っている。  模型(抵抗体)を設置しない状態でポンプ回転数を100, 200rpmに設定して,それぞれ計測部中 心の流速を連続測定し,・流速の変勁を知るため,自己相関々数を計算したが,ほとんど変動はみら れなかった。  つぎに,ポンプ回転数を150rpmから200rpmに増加させた場合,張力,杭の歪および流速(抵 抗体模型の直前における流速)の変動の様子を自記させると,例えばFig. 8.のようになる。こ れによれば,回転数が増加し流速が一定になるまでの間は,張力は微小な変動を示しながら増加し 一定値となる。しかも一定流速に達する時間もきわめて短かいことが理解される。一方,。歪は張力 よりもさらに短時間に一定値に達し,変動の様子もきわめてなめらかである。これは引張用にクレ モナロープを使用したので,ロープの弾性の影響もかなり作用しているのであろう。

(8)

8   0   5 S1O U 5  0 51  2 2 エid3a 3 0 0 ‘5  0     1   回︶   5     0 H i d a a ' ^ 5     0 2     3 高知大学学術研究報告  第21巻  農  学  第1号 TENSION STRAIN P-2        P−3 150 rpm SEC 200 rpm T他力。一″31  7 0  3 6J   0001123 − ︱ PI・LE NO‘ 3 (SAND)

Fig. 8. An example of tension and strain variation

3 曲げモーメン。卜分布  Tabel 2. に示す多くの実験のうちから代表的な例について,その曲げモーメント分布図を描い たものが, Fig. 9. 1.∼Fig. 12. 4.である。 ① ② ③ ④ ⑤ ⑤ ⑦ ( S ) EX-151.1 rPm 100 150 200 250 300 350 400 450         8 5 2 9 1 4 0 4 T り 0   2 0   5 0   8 1   1 1   5 2   0乙 訓 -8に=か-4.0 -2.0一一3   MOME NT  kg-cm

Fig. 11. 1. Bending Moment Diagram

①②③④⑤⑤ヽ⑦ -0.2 0 0.2 0.4 0£ 0.8 MOMENT kg-crh EX-1 51.2 rPm  50 100 00000 50050 12334   T   k g 0 . 0 9 0 . 1 9 0 4 2 0 . 7 2 ・ 1 3 6 1 . S 7 2 3 9

Fig. 11. 2. Bending Moment Diagram

− 0 0  0  0  0 1  2  3  4  EQ  エid3a EX -103.1       。 6 1 4 3 7 T 6 . 0   1 0   5 1   5釦 2   8   m O Q 0 0 0   p 0 0 0 5 0   r 1 2 3 3 4 -16.0 -1か-8.0 -4.0 0   MOMENT kg-cm

I・ Fig. 10. 1. .Bending Moment Diagram

  ○ 510  O  O エidsa 4 0 T  ふ。12 -8 -4  0    MOMENT kg-cm ①②③④⑤⑤⑦ EX- 103.2 rpm 150 200 250 300 350 400 450

(9)

  ○   5 ElO U 5 0 1 2 エJ.d30 2 5 3 0 海底における杭アンカーの固定力に関する研究(栃木・宗景) ① ②⑤④⑤⑤⑦’⑤ -1.0 0   1.0  2.0  3.0 MOMENT kg-cm rPm 100 150 200 250 k g 0 . 1 6 0 . 3 9 0 . 6 3 ' ・ 0 . 9 7 749 502 L2 CVJ 000 050 334 450

Fig. 11. 3. Bending Moment Diagram

0  5  0  5  0・ 5  0         1  1  2  2  3       EQ  エトー][] 3.05 EX 151.4   rpm ①100 ②200 ⑤250 ④300 ⑤350 ⑤400 ⑦450 T T

迄ぷぷ謡

-4犬      MOMENT  Kg-cm

Fig. 11. 4. Bending Moment Diagram

  0 o '0 5.20 a5 Q30  40 ○  ○  1 EQ β20 630 30 40 丁 ①②③④⑤⑤⑦ 9 EXこ103.3    31“53768Tg3585973   kO0 0 1・1 2 3    m0000000   p5.050505   r1223344 -3.0 -2.0 -1.0 0 1.0 2.0        MOMENT    kg-cm

   Fig. 10. 3. Bending Moment Diagram

-1.0 0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 MOMENT kg-cm ①②⑤④⑤⑤⑦ EX-103.4 rPm i50 000000 050505 223344 4 042 0.61 1.09 1.02 2.07 2.88 3.4 5

Fig. 10. 4. Bending Moment Diagram       Eχ-1 03.5   0 510 μ20 1 o30 ・、40 ①﹃②⑤④⑤⑤     T 1    948000Tり︶3石j3j5    000112  mO・00000  ’p505050  r122。334   −2虻才F二)

Fig. 10. 5. Bending Moment Diagram

 いま,曲げ剛性が同じで杭の長さだけが異なるpile- 1 およびpile- 3 を取り上げてみる。 Fig.

11.およびFig. 10.において,それぞれD’/D(載荷深度/根入れ深度)の値を同じくするも

の,またはその値に近いものを比較してみると次のようになる。

     Fig. 11. 1.(Eχ-151. 1)とFig. 10. 1. (Eχ-103. 1)

     Fig. 11. 3. (Eχ−151.3)とFig. 10. 3. (Eχ-103. 3)

       またはFig. 10. 4. (EX-103. 4)

     Fig・)1. 4. (Eχ-151. 4)とFig. 10. 5. (Eχ―103. 5)

 これらはいずれの場合の組合せでも,一様な傾向を示している。すなわち,杭の地表部において 載荷した場合は,杭の全面にわたりΘの曲げモーメントを発生するが,載荷位置を除々に地中方向 に下げていくと,ある部分から⑥の曲げモーメントを発生するようになる。またこの場合,多くの 実験の中には④のみのモーメントを示す場合もみられた。さらに載荷位置を下げ,杭の最下端で載 ’荷した場合,地表部の場合と同じようにΘだけのモーメントを示すようになる。   ,。

(10)

1 0 高知大学学術研究匈告  第21を 農  学  第1号

 つぎに,同一の杭を砂質土および粘性土中で載荷した場合,その杭に発生する曲げモーメント分

布の状態をみるため. Fig. 9.およびFig. 12.を比較する。)これらはいずれもpile― 2 を用い

たものである。)

 同じようにDツDの値の近いものどうしを組み合せてみると

     Fig. 9. 1. (Eχ-102. 1)とFig. 12. 1. (Eχ-152. 1)

     Fig. 9. 2. (Eχ-102. 2)とFig. 12. 2. (Eχ-152. 2)

     Fig. 9. 3. (Eχ-102. 3)とFig. 12. 3. (Eχ-152. 3)

     Fig. 9. 4. (Eχ-102. 4)または

     Fig. 9. 5.(Eχ-102. 5)とFig. 12. 4. (Eχ-152. 4)

のようになり卜個々の組み合せのモーメント分布は同じような傾向を示している。しかし,前述し

たPile-1, Pile―3の場合の曲げモーメント分布とは傾向を大きく異にする。すなわち. Fig. 9.

1. (EX-102. 1), Fig. 12. 1. (EX-152. 1)では,曲げモーメントの零点が杭の下部に近い部

分に存在し,その上下でモーメントの正負を異にする。一般にこのような場合,杭の下端は固定さ

れていると仮定し, Long Pile として扱われてきた。

 EX―120, Eχ-152に用いられた杭(Pile- 2 )は,前述したPile- 1 に比べ弾性係数Eはや

や大きいが,パイルの断而係数,断面二次モーメントが小さいため,結果的には,剛性率の小さ い,たわみ易い杭であるといえる。従って,根入れ長さが同じでも剛性率の違いにより異なる挙動

を示す。以上のことから,前述したPile- 1 , Pile- 3 はShort pile と考えてよいであろう。

E0 エトd3a  ○  5 10 15 20 ’ 25 エid3 0  5  0 2  2  3 コ -6.0 -4.0 -2.0 0       MOMENT ①②.⑤④⑤⑤ 20 4.0 kg-cm EX-102.1  ‘ 226539Tり47心6j心    00・IL23  m 000000 p 505050  r 122334

Fig. 9. 1. Bending Moment Diagram

EX-1022 ①②③④⑤⑤ 弓.0 -2,0 -1.0 0  1.0・2ぷ)3.0 MOMENT kg-cm rpm 150 200 250 300 350 400

Fig. 9. 2. Bending Moment Diagram

    145157 丁り0 5M回J2 4心 0  5  0 5  0  5 0        1 1  2  2  3        UJO 工にLd3a Eχ 152.T・・   ○0000000 mO5050505 叩1122﹃3‘344 丁にL9 68580320 35806100 0 。020 1.L2 3 4  6 . 0 一一4.0  -2.0   MOMENT ○   kがn 2.0

Fig. 12. 1. Bending Moment Diagram

0 5 5   1 0  5  0  1  2エid3a 25  30 -1.0 0 1.0    .MOMENT 2.0 3.0  kg-cm ①②③④⑤⑤ EX-152.2    067991 T4 0  4 0  6U 1  33 2  3   m00000 0   p505050  rl・22334

(11)

  0   5 S10 5  0 1  2 エトd3a 25 30    0    5 5 10 5  0  5 0 1  2  2  3 エトd3a 0 5  0     1    EQ エトdaa 1 0  5  0 2  2  3 海底における杭アンカーの固定力に関する研究(栃木・宗景) EX-102.3 。①②③④⑤⑤ rpm 150 200 250 ○、00 050 334 EX-102.4 rpm 200 250 300 350 400 ①②⑤④⑤⑤⑦   g 3 9 1 3 4 T k 0 1 f O C T ) * * .   2     0 1 1 2 3 0 5 叩 巧  EQ   T㎏︶心 o.ss μ0 13 1  1 1.S0 Q25 2.37 3.07  30 EX-102.5 rpm 0000000 5050505 1223344       9 4 8 9 r 0 5 T g 3 3 9 2 0 0 m 9     k   ’ ・ ・   ・   ・   ・   ・       0 0 0 ・ 1 1 2 2 ①②⑤④⑤ 11 EX-1523 rPnri 110 200 250 300 400   45844 Tい?”n <-: m54   000L2 EX-152.4 rpm 200 300 350 400 450 Tり刀J四万μ   011231 -1.0 0 5 5  10  5 0  1 2 エldBQ 5 0 2 3 ○    1.0 . 2.0 MOMENT    3.0 kg-cm

Fig. 12. 3. Bending Moment Diagram

①②③④⑤

-1.5 -1.0 -0.5 0 0.5 1.0         MOMENT  kg-cm

Fig. 12. 4. Bending Moment Diagram

-0.S -0.4 0 MOMENT

0.4 0.8  kg-cm

Fig. 9. 3. Bending Moment Diagram

②③④⑤

 -oy一一打代r¬?6    MOMENT kg-cm

Fig. 9. 4. Bending Moment Diagram

-1.6 -1.2 -0.8 -0,4 0 0.4

   MOMENT   kg-cm

(12)

12 2   4   2   2 2.0 8 £︲  4   2  O 0 0  石  4 1  1  1  1  、〇  〇  0    0.2 味。 -0.2 −○・4 -0.6 -0.8 −1・○ -1.2 4  tn 00 L  L  L ’  一  一 −2.0  高知大学学術研究報告  第21巻  a  学  第1号 一一-  一一  − |  I  I fバ ー ニ ー 9  °  (SAND) ∩レ ̄

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Fig. 13. Relations between M7M,

      TリT and DワD   6  o   0︲  0 O  ・O  L 一   一   一 F!g. 14. Relations between M'/M       TツT ,1:,ヽ:dDVD

(13)

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ー (l S| ( ・ r ● (・   | 偕 ・   自 Relations between M'/M, TリT and DワD 1ろ  つぎに,根入れ深さDをもち,地表面で,外力Tを作 用させた場合,発生する最大曲げモーメントをMとする。 いま,任意の深さD’において,外力T’を作用させた 時,次式か成り立つと仮定し,その結果をFig.13.∼Fig. 15.に示した。 M'/M = f(D/D'T'/T) ・・(1)   ちなみに, Fig. 14.はEχ−1511Rニついて整理したもの  である。例えばT/'T = 0.75∼1.25の場合(●印),点線 。のように放物線的な傾向を示すようである。 すなわち,  D'/Dく0.2およびD'/D70.8の場合は,曲げモーメン  トは地表面で載荷された時発生する最大曲げモーメントと  同じ負の符号をもち, 0,20<D'/Dく0.80では,逆の符号  をもつ。そしてD'/D = 0.2, D'/D = 0.8では曲げモーメ  ントはOに近づく。しかも地中部で載荷された場合に発生  する曲げモーメントの絶対値は,地表面での値に比べはる  かに小さい。これらの点に関しては,他の実験についても  同じ傾向を示している。そこで,ある任意の杭について,  地表面で載荷された場合に発生する最大曲げモーメントが  計算されるなら,地中部において外力が作用した時の最大  曲げモーメントは(1)で表わされるであろう,いま, (1)式  を2次曲線にあてはめ,最小2乗法により,その係数を求  めると      MツM=AX(DツD)2十BX(DソD)十C・・・(2)   ここで       l     ● A = 5.244(TVT)-1.550 B=5.938(T'/T) + 1.634 C=1.254(TソT)-0.289 (3)  ところで,各々の実験について係数A, B, Cを計算し たが,・ほとんど同じような値をとり,杭間の有意の差,粘 性土,砂質土の違いも,今回の実験範囲ではみられなかっ た。  以上の実験結果において最も重要なことは,アンカーパ イルを海底地盤(今回は均質細砂および粘土質シルトを使 用)に挿入する場合,ロープを杭の地中内部に結び,外力 を作用させた方が,杭に発生する曲げモーメントを減少さ せる意味で,きわめて有利なことが分ったことである。し かもロープを固定する位置は深いところでなくても. Fig. 13. Fig. 15. に示されているとおり,載荷点を地表面下 にごくわずか下ろしただけでよい。(最大曲げモーメント が減少する)このことは,杭自身の破壊に対する抵抗性に 余裕ができたことになり,きわめて合理的である。

(14)

 14      高知大学学術研究報告  第21巻  a  学  第1号        結     論  本実験では,砂質土および粘性土に対する杭の極限抵抗力を測定し,新たにペーパーストレング ージを用いて杭の力学的性質を求めるとともに,海中育成施設の模型を設置して,これに潮流を与 えてアンカーパイルとの関係を研究した。以上のことに関し,結論として要約すれば次のとおりで ある。  1 根入れ長さ,剛性率,細長比のいかんによって. Fig. 9 .∼Fig. 12.のごとく,杭に発生す

る曲げモーメントはLong Pile, Short Pile として異った特徴ある分布を示す。

 2 今回の実験では,地表面から根入れ深さの約45%までの間で,杭に外力を作用させた場合極 限抵抗力は余り増加しなかったが,それ以上に地中深・く載4した場合,極限抵抗力はかなり増加す る。しかも砂質土中では,粘性土中よりその増加量が大きい。  3 地中部で載荷した場合,発生する最大曲げモーメントに比較し,かなり減少する。この場合 場M7M=fCび/D,T’/T)の関係から,任意の深さで杭に載荷した場合の最大曲げモーメント を地表面で載荷した測定値から,ある程度推定できるものと考える。とくに外力の作用点を地表面 下ごくわずか下げただけで,曲げモーメントがきわめて大きく減少することは注目に値する。  4 流水抵抗を集中荷mとして杭に作用させた場合,今回の実験では,杭に発生する歪はきわめ て静的な現象を示した。これは,用いた潮流水槽が定常的な流れを示していることによるものであ ろう0         。       ,      ‘ 。なお,本研究の一部は農林省別枠研究費を使用した。 . ' -N ^ \ / " ^ 1 2 3        参  考  文  献 栃木省二,海中育成施設の固定係留に関する研究。昭和45年度別枠研究経過報告, (1971. 3) 栃木省二・宗景志浩,海底における杭アンカーの固定力,水産土木,第8巻,第1号(1971. 9) 篠原登美雄・久保浩一,杭の横抵抗に関する研究(その一),運輸技術研究報告,第11巻,第6号(1961) (昭和47年5月30日受理)

Fig. 2. Definition sketch of arrangement of the model (B)
Fig. 3. Model of fishing net
Fig. 8. An example of tension and strain variation
Fig. 11. 3. Bending Moment Diagram
+4

参照

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