号
25
ページ
129-133
発行年
2020-03-31
初任教員としての⚑年
上 野 佳 祐
⚑.はじめに 高校時代、私は野球に全力で打ち込みました。主将を 務めさせていただき高校生活を野球に捧げていました。 主将という経験を通じて、様々な苦しい時もありました が人間関係を築く上で大切なことを学ぶことができまし た。高校生活は本当に野球のことしか考えていなかった といっても過言ではなく、勉強面ではあまり成績が振る いませんでした。それでも高校生活で出会った友達や野 球や受験勉強で学んだことが今の私の中でとても大きい ものになっています。「これからの高校生にも高校の⚓ 年間で何かに全力で取り組み、高校生活でかけがえのな い経験をしてほしい。そのために私のこれまでの経験を 生かし社会で活躍できる人を育成し、共に学び、感動し たい。また私を成長させてくれた高校野球にもしっかり 取り組みこれからの高校野球をさらに盛り上げたい。」 という思いから私は高校の教員を目指しました。 高⚓の夏まで勉強を疎かにしていていたので受験勉強 はかなり苦労しましたが、第一志望だった関西学院大学 法学部政治学科になんとか合格することができました。 そして受験勉強で最も楽しいと感じた英語の教員を目指 す⚔年間を過ごしました。特に大学⚓年生の時、教職勉 強会に参加して同じ教員を目指す仲間たちと出会い、メ ンバー各々の教員への思いを知り、切磋琢磨して多くの ことを学び合ってさらに「教員になりたい」という思い が強くなり、採用試験の勉強に全力で励むことができま した。そして彼らや周りの人の支えがあり、教員採用試 験に合格することができ、この春から大阪府立和泉高等 学校に赴任し、夢であった高校英語科教員としての教員 人生が始まりました。 初めの頃はわからないことばかりで不安でいっぱいで したが、現在はようやく授業や校務にも慣れてきて、新 任教員として同僚の先生方や生徒たちと共に充実した 日々を送っています。次章から私がこの⚑年で経験した ことや感じたことについて述べていきたいと思います。 ⚒.学校生活について ⑴ 学校について 私は現在、大阪府立和泉高等学校で勤務しています。 本校はだんじり祭りで有名な大阪府南部の岸和田市にあ り、来年120周年を迎える伝統校で、地元の人々には「い ずこう」という愛称で親しまれています。本校は「いか なる国際情勢の中でも生き抜く人材育成」という教育理 念を掲げ、グローバル教育に力を入れています。生徒数 は⚓年生10クラス、⚒年⚑年が各⚙クラスと府内でも生 徒数の多い学校です。 本校の一番の特徴は「普通科」に加え、「グローバル 科」という学科があるということです。グローバル科は 府立高校の中で本校含め⚒校のみに設置されていて、本 校は各学年⚒クラスの生徒がグローバル科生として勉学 に励んでいます。グローバル科の大きな特徴としては、 他の国際関係学科とは違い、中国語やドイツ語のような 第⚒外国語を学ぶことはなく英語の習得に特化している ことです。そのため英語の授業は多く、⚔技能を学び、 「使える英語」を身につけることができます。それと並 行して他教科の勉強に取り組み難関大学だけでなく、海 外大学への進学をも視野に入れ、これからのグローバル 社会で先頭に立って活躍できる人材を育てています。 私が最初に和泉高校に赴任して感じたのは「若い先生 が多い」ということです。学校全体で見ても40代の先生 が少なく、30代、20代の先生が比較的多いです。そのた め年齢が近いということもあり大学を卒業したばかりの 私にも、⚔月の初めから気さくに話しかけてくださる先 生が多く、学校に馴染みやすい環境がありとても助かり ました。特に同じ教科である英語科の先生方はとてもフ レンドリーで和やかに仕事ができる雰囲気で、いつも楽 し く 働 く こ と が で き て い ま す。ま た NET(Native English Teacher)のアメリカ出身の外国人講師が⚓人 常駐でいるため、英語科の職員室内でも英語でコミュニ ケーションをとることもあり、英語科の教員として自身 の英語力の向上にもつながり、とても刺激的な日々を過 ごせています。 私が赴任してから学んだ大切なことは、「教員間で しっかりとコミュニケーションをとる」ことです。その ため私は担当授業での生徒の様子や、クラブで見せる生 徒の様子などを積極的に共有するよう心がけています。 ある先輩教員が、「大人がコミュニケーションを取れな いと、生徒が取れるはずがない。」と話してくれました。 その言葉がとても印象的で、私はどんなことでも身近な先生に報告をし、情報の共有をするようにしています。 そのおかげで生徒ごとに声かけの内容を変えることがで きるようになったり、様々な場面で教員間のコミュニ ケーションの大切さを実感しています。 ⑵ 生徒との関係づくりについて 私は今年度、⚓年生のグローバル科クラスの副担任を しています。ただし私の授業は普通科が中心なので、こ の中で私が授業を担当しているのは40人中20人の⚑単位 のみで、その他の生徒は授業すらないため、どうしても 一緒に過ごす時間が少なくなります。グローバル科の生 徒は⚓年間通して80人の中でクラス替えを行い、担任も ⚒人で持ち上がるため、先生との信頼関係や生徒間の関 係はかなり深いと感じます。その反面どうしても初めて 関わる先生などに対して心を開くのに時間がかかるとい う印象を持ちました。私は⚑学期の初め、授業のほとん どない副担任としてどう生徒と関わればいいのか悩んだ 時期もありました。 ただ、私が⚑年間ずっと続けていることがあります。 それは「終礼の SHR に必ず毎日顔を出す」ということ です。私が生徒との関わり方に悩んでいる時に担任の先 生が「上野先生が時間をかけてあげたら生徒も段々と心 を開いてくれるようになるよ。⚑秒でもいいから毎日終 礼に顔だしてあげて。」と言ってくれました。それから 私は出張や特別な業務がない時には必ず終礼に入るよう にしました。時には⚖、⚗時間目の授業が終わってから 教室に走って向かう時もあります。もうすでに終礼が終 わっている時もあります。教室で何か特別なことをする わけではありませんが、それでも生徒と同じ環境にいる 時間が増えることで本当に生徒たちが私に向ける視線や 態度が徐々に変わってきました。週に⚑度私が終礼を行 う時がありますが、その時に最も生徒との距離が近く なっているのを感じることができます。生徒との関係が まだ十分築けていない時は、生徒が私の話に耳を傾ける までに時間が必要でした。しかし⚒学期に入り学年の後 半になるにつれて、すぐに静かに私の話に耳を傾けるよ うになりました。その理由は明らかで、生徒の私に対す る信頼が大きくなったということです。私はこの⚑年間 の副担任の経験でとても重要なことを学べたと思いま す。これから担任になり自分のクラスを作り上げていく 中でもこの⚑年で学んだように生徒と向き合う時間を十 分に作り、生徒と教員の間で信頼できる関係性を築いて いきたいと思います。 ⑶ 校務分掌について 本校には校務分掌として、教務部、総務部、保健部、 生活指導部、進路指導部、生徒会部があります。私はそ の中の生徒会部に属しています。生徒会の主な役割は体 育祭、文化祭、合唱コンクールなどの学校行事を成功さ せることで、それらの行事を生徒代表として実行してい く生徒会執行部の監督もその業務の⚑つです。またクラ ブ活動のまとめ役という役割もあります。 私は今年⚑年を通して⚑つの課題を経験し、あること を学ぶことができました。それは「引き継ぎの重要性」 です。私の分掌内の役割は会計です。主な仕事として は、クラブの予算決定や各行事の経理管理です。それを 最初の部会で聞いた時には「初任者の私が学校の予算を 扱うなんて大丈夫なのか。」と、正直本当に不安でした。 しかし会計の仕事に関しては、特に分掌長をはじめとし た他の部員の先生方に本当に助けてもらったという⚑年 になりました。しかし、なぜ初任者である私がその重要 ポストに当たったのかというと、前年度までずっと会計 を⚑人で担当していた教員の異動があり、引き継ぎがあ まり進んでいませんでした。そして部員の中で「副担任 の教諭」という条件を満たしていたのは私のみだったの で私がそのポストに入ることになりました。そのままど の先生も会計のことに関してはあまり要領を得ていない まま新学期が始まり、限られた学校予算で各クラブへの 予算の配当を決める折衝などの業務が進行していくとい う流れでした。もちろん私は分からないことばかりで、 分掌長に付きっ切りで教えてもらいながら少しずつです が、業務を理解していくことができました。しかしもっ と改善の余地は残されていたと今では思います。 人事異動などがある中で、継続して業務を円滑に進め ていくためには、⚑人だけに⚑つの業務を割り振るので はなく、しっかりと複数の部員が協力しながら業務を進 めていく必要があると実感しました。そのため、今年度 は引き継ぎ資料などを中心に来年度に向けて動いていま す。 また各行事の成功や校務を円滑にしていくためには他 の分掌や担任の先生方との連携が不可欠で、分掌長が集 まる運営委員会を中心として普段から部会で話し合った ことなどを共有し、学校全体で協力し合っていくことが 重要であると感じました。そして様々な角度からの意見 をアンケートなどを通じてまとめ、次年度以降への改善 につなげていくことも大変重要であると感じました。 ⚓.教科指導について ⑴ 授業について 私は現在、⚓年生の「コミュニケーション英語Ⅲ」、 「G-IM」、⚑年生の「コミュニケーション英語Ⅰ」の⚓ 種類の授業を担当しています。担当クラス数は各⚒クラ ス、⚒クラス、⚑クラスの計13単位です。私は⚓年生の 学年団に所属していることもあり、⚓年生の授業が中心 になっているので、ここでは⚓年生の⚒種類の授業につ
いて述べていきたいと思います。 コミュニケーション英語Ⅲは⚔単位で、普通科の生徒 はクラス全体で受ける授業です。私は文系と理系のクラ スの⚒クラスを担当しています。最初は受験を控えてい る⚓年生の授業を担当ということで不安でしたが実際 やってみると、とても教えがいのある教科です。ただ単 位数が⚔ということで、授業の準備はとても大変でし た。クラブ指導や分掌の仕事などがある中、ほぼ毎日新 しい範囲の授業を作っていくのはとても苦労しました。 しかし徐々にそのテンポにも慣れていきだんだんと余裕 を持てるようになりました。 コミュⅢを⚑年間担当した中で私が最も学んだことが あります。それは「生徒の力に合わせた授業をすること の重要性」です。私が担当している⚒クラスの間には大 きな力の差がありました。しかし⚑学期中間テストまで は自分が求めるレベルのことを中心に授業を進めていく ことに必死で、生徒の実情が見えていないまま授業を進 めてしまいました。その結果、定期テストでクラス平均 が10点以上開いてしまいました。その後、他の先生の授 業を見せていただき、アドバイスをもらいにいくこと で、「生徒の実情に合わせた授業が大切である」という ことを学びました。その先生はクラスごとにプリントな どの補助教材を使い分けており、使う英語のスピードや 難易度も変えながら授業を行なっていました。それから 私も授業で使うスライドをクラスごとに作るようにし、 同じ内容を扱うとしてもクラスのレベルに合わせた授業 をすることを意識しました。すると生徒が授業のアク ティビティにも積極的に活動するようになりどちらのク ラスでも良い雰囲気づくりができ、より主体的な学びに つながったと思います。 次に「G-IM」について述べたいと思います。まず 「IM」とは「Is Me Hour」の通称で、本校独自の授業で す。⚑年次では普通科・グローバル科問わず全員が受 け、そしてグローバル科では⚓年次までこの「IM」が 必修科目とされていて、⚓年間 IM を受け続けることに なります。IM では主に小論文やプレゼンテーション、 ディベートなどを行い「論理的・批判的思考力」を身に つけることが目標となっています。そして「G-IM」は グローバル科の IM という意味でそう呼ばれています。 ⚓年生の G-IM はそれらを英語で行なっていくことにな ります。私は⚓展開されたうちの⚒クラスを担当してお り、⚓人の NET と⚔人で TT 形式の授業を行なってい ます。この授業はこの⚑年間で最も苦労した授業でし た。この授業の特徴は決められた教科書がないことで す。そのため毎回の授業をもう⚑人の担当教員と話し合 いながら進めていかなければなりませんでした。教科書 がない故に、自由な授業ができるというメリットがあり ますが、その反面どのような授業を行なっていくのかを 考えるのがとても大変でした。担当者同士で話し合って いく中で、特に自分の授業のアイデアの乏しさを実感し ました。そして、この授業をより良いものにするために はどのような力を生徒に付けさせたいのかという、より 具体的な目標設定が必要だったと反省しています。 そんな中でも NET と授業を行うという経験はとても 良い学びになりました。初めの頃は NET との連携がな かなか上手く取れずに、授業中に NET から授業につい て質問が入るなど上手く授業を進めることが出来ません でした。しかし今では NET と事前に授業の確認を取る ようにし、生徒にアドバイスをして欲しいところや説明 して欲しいポイントを伝えることで、少しずつですが生 徒にとって学びのある授業ができるようになってきたと 感じています。NET の先生方は本当に協力的で一緒に 授業をしているととても楽しいです。だからこそ、今後 IM の他にもこれから NET とはたくさん授業を行なっ ていくことになるので、もっとその魅力や特色を生かし た授業づくりを実践していくことが私の課題だと感じて います。 ⑵ 研究授業について 本校では初任者は校内研修の一環で研究授業を行うこ とになっています。私も10月下旬に⚑年生のコミュニ ケーション英語Ⅰの授業で研究授業を行いました。コ ミュⅠは⚑クラスしか担当していませんが、最も充実し た授業が行えていると感じています。それは生徒が授業 で見せる表情がとても英語を楽しんでいるように見える からです。⚑番初めの授業に「英語を楽しみながら勉強 していこう」と伝えたのですが、クラス全体が本当に一 生懸命英語に取り組んでくれています。実際に何人もの 生徒が「コミュ英が一番楽しい!」と言ってくれるのが とても嬉しく思います。そしてそのクラスはいつも学年 の中で一番の成績を取ってくれています。「楽しいから 勉強も頑張れる」ということをすごく実感しました。そ して、教員だけで決して授業は成り立たないということ も感じています。生徒と教員の間に信頼関係が成立し て、お互いに高め合うことで「いい授業」ができていく のだと学びました。 その授業の中で私が最も重きを置いていることは「イ ントロダクションでいかに生徒の興味を引き立てるか」 ということです。これから学ぶ内容に興味を持つと知的 好奇心が湧いてきて、さらに深い学びに繋がると考えて います。これは大学時代の講義で学んだことがとても生 きていると思います。 研究授業で扱った内容は、東京オリンピック誘致の滝 川クリステルさんのプレゼンテーションでした。そこで 私は彼女の有名な「おもてなし」というフレーズや、そ れに関するネタなどを用いながら彼女について知ってい
ることを生徒から引き出して、彼女のプレゼンテーショ ンの影響についての内容に入っていきました。このイン トロで生徒たちに彼女のプレゼンについての興味を沸か すことができ、それからのリスニング、リーディングを 通して学ぶ内容に関心を持って取り組んでくれました。 このようにイントロをとてもこだわりを持ってすること が生徒を授業に引き込むきっかけになると考えていま す。そしてイントロについてはご参観いただいた先生方 にもお褒めの言葉をいただきました。 また授業中にどれだけ英語を用いて進めていけるのか も重要だと考えています。⚑学期から⚒学期にかけて 徐々に私が使う英語の量を増やしてきました。今では約 ⚘割を英語で行っています。ただし私はただ英語を使う だけでは生徒にとって不十分であると感じています。ど うしても英語が苦手な生徒がついてこれなくなってしま うという懸念があるからです。そのため私はできるだけ 既習単語・表現を用いるように心がけています。そのた め授業の前にある程度使うフレーズなどを考えていくよ うにしています。その準備は大変ですが、そのおかげで 研究授業でも生徒は英語の指示や発問にもしっかりと取 り組めていました。そうした自分なりの工夫とチャレン ジで英語を使う比率を増やすことについてはこの⚑年で とても学べました。 しかしすべてがうまくいった訳ではありませんでし た。私は大学時代に学んだ「文字情報よりも先に音声情 報で学ぶ」ということを授業で意識し、実践しています。 時には聞き取るのに時間がかかり、文章を読む時間や、 音読の練習が十分に取れないということがあります。特 に音読指導と発音指導については家庭学習に回してい て、しっかりと授業では指導できていないと私自身も感 じていて、それについては諸先生方に指摘をいただきま した。⚔技能の指導が謳われている中で、そのバランス がとても難しいととても実感しています。まだ自分の中 での答えを見つけられていないのですが、これから様々 なチャレンジをしながら自分なりの方法を固めていきた いと考えています。 ⚔.部活動指導について 本校ではクラブ活動も盛んで、⚘割を超える生徒がク ラブに加入しています。運動部、文化部ともに勉学との 両立を図りながら、多くのクラブが優秀な成果を上げて います。 その中で私は冒頭でも述べたようにこれまで野球に打 ち込んできたという事もあり、硬式野球部の顧問に就か せていただきました。部活の指導については教員になる きっかけの大部分を占めていたという事もあり大変楽し みにしていました。そして希望の野球部の指導に当たる ことができとても嬉しく思っています。 本校の硬式野球部は現在選手17名マネージャー⚒名の 計19名で活動しています。そして私を含め⚕名の顧問が います。⚕名の顧問というのは公立高校の野球部の中で も稀に見るほどのサポート体制だと言えます。また本校 のグラウンドには黒土が入っており、秋季春季の公式戦 でも使用されるほどの設備があり、恵まれた環境で野球 ができています。 野球に関してはこれまで最も力を入れてきたことでも あるので、それなりに知識はあるものだと思っていたの ですが、実際にプレーするのとそれを生徒に伝えること の違いの大きさに気付かされ、とても苦労しています。 まだ私も指導者として未熟なので、これからたくさん勉 強しながら指導者として生徒の成長の助けになれるよう 励んでいきたいと思います。 また生徒のモチベーションを保つための声かけは今で もどうすればいいか常に模索しています。勝つためには もちろん実践練習だけではなく、トレーニングなどの厳 しいメニューも必要です。私はそのような練習をいかに 自分たちで鼓舞し合って主体的に取り組むかがとても重 要だと考えています。勉強と同じく生徒が主体的に活動 する事はクラブ活動でも非常に重要で、それが生徒の成 長につながると考えるからです。しかし、どうしても受 け身になってしまい、「やらされている」ように見受け られることもあります。この課題をどうにかして乗り越 えるのが今の野球部の課題です。この課題を克服するに はどうすればいいのか顧問同士でも話し合いながら生徒 に声かけなどを行い、試行錯誤しています。。 ただ昨今、高校野球をする生徒数が減っており、単独 チームとして活動するのが困難な学校が増えてきてお り、実際に周辺の学校でも連合チームを作ってチームを 編成している学校も増えてきています。その中で、一定 数の部員がいて、野球部の活動ができる環境にあるとい うことに感謝しながら日々の活動に取り組んでいきたい と思います。私は今後の高校野球をもっと盛り上げたい という思いが強くあります。そのためにも今ある環境を 最大限に生かし、しっかりと野球と向き合い生徒ととも に成長できるよう精進していきたいと思います。 ⚕.おわりに 改めて初任者としての⚑年を振り返ってみると、学生 だった去年から社会人になり生活が大きく変わり、本当 にあっという間に過ぎたように感じます。全てが新しい ことばかりで、教員としてまた社会人としてたくさんの ことを学ぶことのできた充実した⚑年だったと思いま す。まだ私の教員人生は始まったばかりですが、これか らさらに嬉しいことや苦しいことを経験すると思います
が、初心を忘れることなく、日々学び続ける姿勢を忘れ ることなく邁進していきたいと思います。 また今回、このような貴重な機会を与えてくださった 関西学院大学教職教育研究センターの皆様には厚く御礼 申し上げます。この論文を執筆するにあたって、教員と しての⚑年目を改めて振り返ることができ、成長した点 や課題を再認識することができました。そして多くの気 づきがあり教員としてもっと成長したいと思うことがで きました。 私が今教壇に立てているのは、学生時代の教職セン ターの皆様の支えや共に教員を目指し切磋琢磨した教職 勉強会の仲間のおかげです。またいつまでも私たち勉強 会メンバーの心の支えである相談員の柏原さんには感謝 してもしきれない思いです。この場をお借りして改めて 御礼申し上げます。 教員生活はまだまだ始まったばかりです。これからも 関西学院大学出身の教員として誇りと責任を持って、一 人前の信頼される「教師」になれるよう精進して参りた いと思います。 (うえの けいすけ・大阪府立和泉高等学校教諭)