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2020年度活動報告 CJP授業 : 総合日本語7

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Academic year: 2021

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2020年度活動報告 CJP授業 : 総合日本語7

著者

佐野 真弓

雑誌名

関西学院大学日本語教育センター紀要

10

ページ

16-16

発行年

2021-03-31

URL

http://hdl.handle.net/10236/00029322

(2)

16

-2020 年度活動報告 CJP 授業:総合日本語7

佐野 真弓(関西学院大学日本語教育センター)

1.クラス概要

本授業は、上級学習者を対象とし、週に 3 コマ開講されている必修科目で、従来は 対面での授業だが、2020 年度春学期は、新型コロナ感染拡大の影響により同時双方向 型のオンライン授業を実施した。目標は、1)上級後半レベルのさまざまな分野の文章 を読んで理解し、それに関連する内容について説明したり、意見を述べたりすること ができるようになること、2)他者の考えを知り、理解を深めることができるようにな ることである。教科書として『留学生のための時代を読み解く上級日本語』(スリーエ ーネットワーク)を利用し、少子高齢化社会や日本型雇用システムなどの現在進行し ている日本の社会的課題をテーマとして扱った。

2.授業内容

授業は、教科書の課(各テーマ)ごとに、タスクシートを活用し、「理解」「表現」 「まとめ」「リサーチシェア」の4 つの活動を行った。「理解」の活動では、教科書の 内容を理解し、「表現」の活動では、クラスの仲間との話し合いの中で自分のことばで テキストに書かれていることを表現した。また、「まとめ」の活動では、テキストの内 容や筆者の主張と自分の経験をつなげ、意見を述べることを行った。最後の「リサー チシェア」では、各自がテキストを通して学んだことをもとに、掘り下げたいテーマ を決め、自身の問題意識に基づき論点を立て、新聞記事などの情報を収集し、結論を 得るまでを宿題として行った。そして、授業でその内容を仲間と共有し、意見を交換 した。この「リサーチシェア」の活動は、授業のオンライン化に伴い、大学図書館の 学外アクセスの積極的な活用をねらって、今学期新たに導入したものである。

3.成果と今後の課題

主な成果は、学生が他者との協働的な活動を通して自身の理解を深められたことと、 自身の問題意識をもとに行った情報収集の活動を通して、自律的な学びの力が育成で きたことである。そうした評価は、発表時の学生のパフォーマンスや提出されたシー ト、定期試験の結果、アンケート調査により得られた学生の声に表れている。 今後の課題は、クラスコミュニティの形成である。当該クラスはメンバー間の良好 な関係性が構築されており、それがオンラインでの協働の活動に好影響を与えていた。 今後、学生同士が初対面の場合などは、教師にさらなる工夫と目配りが求められよう。

参照

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