回収率の差が調査結果に与える影響について
小島 秀夫*・篠原 清夫**
(2011 年 11 月 25 日受理)
On the Effect of the Differences of Response Rates on Survey Results
Hideo KOJIMA* and Sugao SHINOHARA**
(Received November 25, 2011)
問 題
意識調査において回収率の問題は、古くから関心を持たれてきた領域である。回収率が低くなる ほど誤差が大きくなり、調査結果の信頼性は低くなる。最低どの程度の回収率が必要なのかについ ては研究者によって見解が分かれている。たとえば、林英夫・村田(1996)は回収率が65%程度 であれば、調査結果は信頼できるとしているが、一般的には回収率が70%以上あれば分析結果は 信頼できると考えられている(林文2002,p.408)。今日、回収率や無回答についての研究は増大し ており、それらの研究をここで紹介することは不可能であるため、その分野の研究動向については Groves & Couper(1998),やGroves et al.(2002)、朝倉(2005)などの研究を参照してほしい。
一方、調査の回収率は近年、特に低下してきている。たとえば、政府が実施している「社会意 識に関する世論調査」の回収率は、1967年には74.1%であったものが2000年には69.3%と低下
し、2010年には62.1%まで低下している。また、「日本人の国民性の研究」の回収率も1983年に
は73.8%であったものが、1998年には65.5%となり、2008年の調査では回収率は52%にまで低 下している。現在では回収率が50%以下の調査も珍しくない。
このように調査の回収率が低下している一方では、調査が数多く実施され、統計パッケージの普 及とともに多様な分析がなされるようになってきている。しかしながら、回収率の低いデータをど のように高度な分析方法で分析しても、結果の信頼性は低いといえる。本研究の目的は二つである。
その一つは回収率がどの程度であった場合に、単純集計結果に差が出現するのかを解明することで あり、他の一つは同一の変数群を使用し因子分析を実施した場合に、因子分析の結果に回収率によっ てどのような差が出現するのかを明らかにすることである。
茨城大学教育学部社会情報研究室(〒310-8512 水戸市文京2-1-1;Laboratory of Socio-Information,College of Education,Ibaraki University,Mito 310-8512 Japan).
三育学院短期大学(〒298-0297 千葉県夷隅郡大多喜町久我原1500;Saniku-Gakuin Junior College,Ohtaki-Machi 298-0297 Japan).
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データと方法
データ
分析には3つのデータセットを使用するが、ここでは最初のデータについて説明しておくことと する。分析に使用するデータは1991年2月に茨城県内の公立の小・中学校の管理職者(校長・教 頭)全員(1,678名)を対象とし、郵送調査法を使用して得られたものである。有効回収数は1,405 名(有効回収率83.7%)であった。この調査の回収率が高いことを利用し、ここでは以下のような 分析を実施する。有効回収数の中から、回収率が30%、40%、50%、60%、70%の場合を想定し、
それらの回収率を想定した場合に得られる単純集計と因子分析の結果を、回収率が83.7%(全体)
の場合の結果と比較する。ここでの前提条件は回答者が調査に協力するかどうかは、調査に対する 関心などとは関連が無く、まったくランダムであるということである。このように考えてよい理由 は、一般女性市民を対象とした郵送調査において早期回答者と後期回答者間で、調査結果にほとん ど差が認められないことが明らかにされている(小島・篠原 1995)。したがって、調査に回答する かしないかはランダムであると推察できる。調査の回収率と調査結果の関連を厳密に検証するため には、同一の特性を持つ集団を対象とし、同一の調査内容・方法で調査を実施し、たとえば回収率 が30%の場合の調査結果と回収率が70%の場合の調査結果を比較すべきであるが、こうした調査 を実施することは困難であるし、われわれが知る限りではそのような研究はなされていない。
分析方法
ここでは分析方法について、具体的な例を挙げて説明しておくこととする。分析に使用される質 問は、たとえば、次のような因子分析を使用することが可能な質問である。この質問は茨城県管理 職者調査の問14である。「あなたの立場からみて、最近の20代・30代の教師には以下のような特 性がどの程度欠けているとお考えですか。それぞれについて答えて下さい」を質問し、「専門的な 知識をもつこと」「社交的なこと」「性格が安定していること」など16項目を設け、「非常に欠け ている」「やや欠けている」「どちらともいえない」「ある程度備わっている」「かなり備わっている」
の5段階の選択肢のなかからそれぞれ1つを選択してもらった。
回収率が30%と全体の単純集計を比較したところ、1項目のみで統計的に有意な差が認められ た。しかし、これはサンプル数の影響によるもので、実質的な差は認められなかった。単純集計の 結果の比較では、回収率に関係なく、統計的に有意な差が認められた項目は存在しなかった。
因子分析では因子負荷量が0.4以上の項目を選び出して、同一の因子に共通に含まれる項目に注 目し、一致率を求めた。因子負荷量はバリマックス回転後の因子負荷量である。因子分析の結果は 全体では4因子が抽出されたが、30%の場合には5因子が抽出された。一致率は、たとえば回収 率が30%の場合の第1因子は7項目より成立しており、全体の第1因子は8項目より成立してい るが、その中で共通している項目は全体で12項目であるため、一致率は12/(7+8)=0.80となる。
ここで、なぜ因子分析を使用するのかという疑問に答えておくことが必要であろう。通常、回収 率の研究では回収率による回答結果が比較されるが、実際の多変量解析では回収率によって結果に どのような差が出現するのかが明らかにされていない。単純集計に見られるわずかな差が、多変量
解析の結果に大きな影響を与えていることも考えられる。たとえば、小島・篠原(2005)は、単 純集計結果ではあまり差が認められない項目でも、因子分析の結果には差が認められることを明ら かにしている。
表1 回収率別・因子別にみた一致率
表1に回収率別および因子別にみた場合の一致率が示されている。その結果では、全体の一致率 は回収率が上昇するにつれて直線的に上昇しているわけではないが、回収率が40%を超えていれ ば比較的安定した因子分析の結果が得られることが明らかにされた。
茨城県管理職者データ・全国管理職者データの分析結果
以下では、分析に使用される変数群を簡単に説明しておくこととする。茨城県管理職者調査は 1991年に実施したものであるが、全国管理職者調査は茨城県調査を全国に拡大することを目的と して、2001年に全国の小・中学校の管理職者(校長)1,000名を各都道府県の教職員名簿から系統 抽出法によって選び、郵送調査法を使用して827名から回答を得たものである。全国調査は茨城 県調査を全国に拡大したものであるために、二つの調査で同じ質問項目が多く使用されている。
問1は「学生時代に学んだ以下のような事柄は、あなたの現在の仕事にどの程度役立っていると 思いますか」と質問し、「一般教養科目」「専門科目」「教育実習」など8項目を用意し、それぞれ に対して「非常に役立っている」から「まったく役にたっていない」の5段階の選択肢の中から1 つを選択してもらった。
問11は生活価値観に関する質問であり、「次に、生活の中での暮らし方や考え方についてお聞き します。以下にあげられている事柄について、あなた自身はどのように考えていますか。それぞれ の項目について、あてはまるものを選んで下さい」と質問し、「社会には改革すべきことは多いが、
改革はすこしずつ徐々に気長にやるべきだ」や「古いものは、長い間ずっと受け継がれ残ってきた という良さがあるのだから、できるだけ残そうとするほうだ」など9項目を用意し、それぞれの質 問に対して「そう思う」から「まったくそうは思わない」の4つの選択肢の中から1つを選択し てもらった。
問12の質問は「あなたは、以下のような気分になることがどの程度ありますか。それぞれにつ いて答えて下さい」と質問し、「疲れやすい」「安眠できない」「勤務が苦痛だ」など9項目を用意し、
それぞれの質問に対して「よくある」から「まったくない」の4つの選択肢のなかから1つを選択 してもらった。
問13は良い教師の特性を明らかにするもので、「次に示されているそれぞれの特性は、良い教 師であるためにどの程度重要であると、あなたは思いますか。それぞれについて答えて下さい」と 質問し、「専門的な知識をもつこと」「社交的なこと」「健康であること」など16項目を用意し、
それぞれについて「非常に重要である」から「まったく重要でない」の5段階の選択肢の中から1 つを選択してもらった。
問14は上述の分析方法で説明したものである。
問19は「以下には、管理職はこういう職業であると述べた文がいくつかあります。それぞれに ついて、あなたはどう思いますか。それぞれについて答えて下さい」と質問し、「高度な専門的知 識を要する」や「教師の面倒をみるサービス精神のいる」など10項目を用意し、それぞれについ て「非常にそう思う」から「決してそうは思わない」の5段階の選択肢の中から1つを選択してもらっ た。
問20は日常の業務遂行に関する質問であり、「以下に示されている事柄は、あなたの場合にど の程度あてはまりますか。それぞれについて答えて下さい」と質問し、「校内研修会において、助言・
指導する」や「職員会議などの話し合いの際、自分自身の考えを明確にしている」など11項目を 用意し、「かなりそうしている」から「そうしていない」の5段階の選択肢の中から1つを選択し てもらった。
問26の質問は「あなたは、以下のような事柄がこれまでにあなたの教師としての資質を高める ために、どの程度役立ったと思いますか。それぞれについて答えて下さい」と質問し、「先輩・同 僚教師の個人的アドバイス」や「すぐれた書物との出会い」など12項目を用意し、それぞれにつ いて「非常に役立った」から「まったく役に立たなかった」の5段階の選択肢のなかから1つを 選択してもらった。
問29は満足についての質問であり、「あなたは、以下のそれぞれの事柄について、どの程度満足 していますか。それぞれについて答えて下さい」と質問し、「現在の収入」「他の教職員との人間関係」
や「学校での仕事の量」など9項目を用意し、それぞれについて「非常に満足」から「非常に不満」
の4段階の選択肢のなかから1つを選択してもらった。
全国管理職者調査で因子分析を使用した質問群は以下のようなものである。問11は茨城県調査 の問11と同じであり、問12、問13、問14はそれぞれ茨城県調査の問12、問13、問14と同じで ある。全国調査の問21は茨城県調査の問19と同じであり、問22は問20と、問29は問26と同 じである。ここで分析に使用される全国調査のみの質問項目は、問27の不安感についての質問群 であり、質問は「あなたは、次のような事柄について不安を感じるようなことがどの程度ありますか。
それぞれについて答えてください」と質問し、「教育の管理化が進み、自分の思うようなことが出 来なくなるのではないかという不安」や「家庭の教育機能が低下し、より深刻な問題が起きるので はないかという不安」など10項目を用意し、それぞれについて「よくある」から「まったくない」
の4段階の選択肢から1つを選択してもらったものである。表3では茨城県管理職との比較を簡
単にするために、全国管理職の質問番号は茨城県管理職データの質問番号に対応させることとした。
表2 因子分析結果の一致率(茨城県管理職データ)
こうした質問群では、厳密に言えば因子分析を使用すべきではないものもあるかもしれないが、
ここでは因子分析を使用した結果のみが重要である。表2には質問群別・回収率別の因子分析結果 の全体の一致率が示されているが、ただちに明らかにされることは、回収率が40%を超えた場合 には、一致率が90%近くになっているということである。例外的なケースは問13であり、回収率 が40%の場合の一致率は0.77であるが、回収率が上昇した場合にも一致率の一貫した上昇傾向は 認められず、回収率が70%の場合も一致率は0.72となっている。ここでの結論は、回収率が40% を超えていれば因子分析の結果は非常に安定しているということである。
表3 因子分析結果の一致率(全国管理職データ)
表3には全国管理職者データの分析結果が示されている。ここでも、回収率が40%を超えてい れば因子分析の結果は安定していることが理解できる。しかしながら、表3では問13と問14の 一致率は、回収率が上昇するにつれて、コンスタントに数値が上昇するという傾向は認められず、
不安定な数値となっている。この問13と問14については、表2と表3でも不安定な傾向を示し ており、その理由は明らかでないが、少なくともここでは回収率が上昇しても、因子分析の結果は 安定しない場合があるということは指摘できるであろう。
全国養護教諭調査データの分析結果
全国養護教諭調査は各都道府県の教職員名簿を利用し、系統抽出法を使用し全国から1,000名を 抽出し、2000年12月に郵送調査法を使用し調査を実施したもので、有効回収率は75.4%であった。
因子分析に使用する質問群は以下のようなものである。
問8は「あなたが初めて教師になった時に、以下のような不安をどの程度感じましたか。それぞ れについて答えてください」と質問し、「いろいろな生徒がいて、生徒の理解ができるかどうかと いう不安」や「うまく保健室の運営ができるかどうかという不安」など7項目を用意し、それぞれ について「非常に不安を感じた」から「まったく不安を感じなかった」の4段階の選択肢の中から、
1つを選択してもらった。
問9は「養護教諭にはさまざまな資質や能力を身につけることが要求されていますが、あなたは 以下のような特性や資質をどの程度自分で備えているとお思いになりますか。それぞれについて答 えてください」と質問し、「専門的知識」「明るい性格」や「同僚の教師と連携する力」など18項 目を用意し、それぞれについて「かなり備えている」から「まったく備えていない」の5段階の選 択肢の中から1つを選択してもらった。
問12は「あなたは、以下のような気分になることがどの程度ありますか。それぞれについて答 えてください」と質問し、「疲れやすい」や「全体の保健指導のとき気が重い」など10項目を用意し、
それぞれについて「良くある」から「まったくない」の4段階の選択肢の中から1つを選択してもらっ た。
問20は組織風土に関する質問であり、「あなたが現在勤務なさっている学校では、現在以下の ようなことがどの程度なされていると思いますか。それぞれについて答えてください」と質問し、「そ う思う」から「そうは思わない」の5段階の選択肢の中から1つを選択してもらった。質問項目は「同 僚の教師の間のコミュニケーションが活発に行われている」や「会議などで自分の意見をよく聞い てもらえる」など12項目である。
問22は「あなたは、次のような事柄について不安を感じるようなことがどの程度ありますか。
それぞれについて答えてください」と質問し、「教育の管理化が進み、自分の思うようなことがで きなくなるのではないかという不安」や「学校の力では対処できないような問題が多く発生するよ うになるのではないかという不安」など10項目を用意し、それぞれについて「よくある」から「まっ たくない」の4段階の選択肢の中から1つを選択してもらった。
問24は「あなたは日頃、以下に示されているような特性を生徒が身につけることをどの程度重 視していますか。それぞれについて答えてください」と質問し、「正直なこと」「責任感があること」
や「生活のリズムを身につけていること」など14項目を用意し、それぞれについて「非常に重視する」
から「まったく重視しない」の4段階の選択肢の中から1つを選択してもらった。
問26は「以下にいろいろな文章があります。あなたはそれらの意見についてどのように思われ ますか。それぞれについて、一番あっていると思うところに○をつけてください」と質問し、「あ なたは、自分の人生を自分自身で決定していると思いますか」や「あなたの将来は、運やチャンス によって決まると思いますか」など7項目を用意し、それぞれについて「そう思う」から「そうは 思わない」の4段階の選択肢の中から1つを選択してもらった。
問28は「次にいくつかの短い文章がならんでいます。それぞれについて、あなたはどう思いま すか。それぞれについてあてはまるものを選んでください」と質問し、「先祖の墓は末永く守って ゆくべきである」や「できるだけ多くの趣味仲間と知り合いたい」など14項目を用意し、それぞ れについて「まったくそう思う」から「まったくそうは思わない」の5段階の選択肢の中から1つ を選択してもらったものである。
問29は茨城県管理職者調査の問11と同じ質問であり、生活価値観に関する質問である。
問35は満足度に関する質問であり、茨城県管理職調査の問29と同じ質問が使用されている。
表4 因子分析結果の一致率(養護教諭データ)
表5 回収率と一致率の要約表(N=27)
表4に養護教諭データの分析結果が示されているが、ここでも回収率が40%を超えている場合 には因子分析の結果は安定しているといえるであろう。同時に、この分析では回収率が40%の場 合の問8と回収率が30%の場合に問20において、因子が1つしか抽出されないという事例が発
見された。また、問29では回収率が60%で一致率が0.45に低下していることが明らかにされた。
したがって、ここでも回収率が上昇するにつれて因子分析の結果が一貫して安定するわけではない 場合があることが明らかにされた。
表5には本研究で使用した27の質問群の因子分析結果の一致率を回収率別に示した要約表であ る。回収率が30%の場合には一致率が0.8未満が全体の30%となっているのに対して、回収率が 40%では一致率が0.8以上の比率は81%となっていることが明らかにされる。したがって、因子 分析結果は回収率が40%を超えていれば安定していると判断できよう。
要約と結論
本研究は回収率が高い3つの調査データを使用して、回収率が異なる場合に単純集計の結果と因 子分析の結果にどのような差が出現するのかを究明したものである。分析の結果、以下のようなこ とが明らかにされた。
(1)単純集計の結果は、回収率に関係なく差が認められなかった。
(2)因子分析の結果では、回収率が40%を超えれば安定した結果が得られることが明らかにさ れた。
(3)しかしながら、回収率が上昇しても因子分析の結果が安定しない質問群があることが明ら かにされた。これは質問文の影響なのか、回収率の影響なのかは不明であるが、回収率が 高いことが必ずしも安定した因子分析の結果をもたらすわけではないという事実は注目す べきであろう。
本研究は同質性の高い教師を対象とした調査であり、かつ回収率はランダムであるという仮定で 分析した結果であり、その意味ではこの結果を一般化するのに慎重であるべきであるが、回収率が 40%でも因子分析の結果が安定しているという知見はあらたな発見といえよう。こうした研究を 一般市民を対象とした調査でも実施することが次の課題である。
引用文献
朝倉眞粧美. 2005.「社会調査における無回答―項目無回答と回収率に関する研究動向―」『社会学研究科年報』
No. 12, pp. 35-48.
Groves, Robert M. and Mick P. Couper. 1998. Nonresponse in Household Surveys, Wiley.
Groves, Robert M., Don A. Dillman, John L. Eltinge, and Roderick, J. A. Little (eds.), 2002, Survey Nonresponse, Wiley.
林文.2002.「non-response」pp. 400-409,林知己夫編『社会調査ハンドブック』(朝倉書店).
林英夫・村田晴路1996.「郵送調査における応答誤差―応答の正確度および安定度ならびに返信時期による応 答の差異―」『関西大学社会学部紀要』第28巻第1号, pp 171-189.
小島秀夫・篠原清夫. 1998.「郵送調査における早期回答者、中期回答者、後期回答者の属性と回答差について」
『茨城大学教育学部紀要(人文・社会科学、芸術)』第47号、pp. 195-205.
小島秀夫・篠原清夫. 2005.「調査項目の順序と回答差」『茨城大学教育学部紀要(人文・社会科学、芸術)』第54号、
pp. 137-148.
付記:本研究は、第83回日本社会学会大会(2010年11月6・7日、名古屋大学)で発表したものを、加筆修 正したものである。