教養教育科目「体育」における受講生の意識とその 課題
著者名(日) 足立 美和, 坂口 麗衣, 中島 早苗, 藤枝 未融
雑誌名 共立女子大学家政学部紀要
巻 60
ページ 109‑117
発行年 2014‑01
URL http://id.nii.ac.jp/1087/00002945/
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
共立女子大学家政学部紀要 第
6 0
号( 2 0 1 4 )
教養教育科目「体育」における受講生の意識とその課題
S t u d e n t ' s c o n s c i o u s n e s s i n t h e " P h y s i c a l E d u c a t i o n " a s C u l t u r e e d u c a t i o n s u b j e c t a n d t h e p r o b l e m i n P . E . c u r r i c u l u m
足立美和議
1・坂口麗衣料・中島早苗削・藤枝未融制
Miwa ADACHI , Y o s h i i SAKAGUCHI , S a n a e N AKAj l M A , Miyu FUJIEDA
I はじめに
l.本学教養教育科目「体育 J における現状 本学では 2006 年度入学者まで教養教育科目 (全学共通科目)に必修科目として「体育 J を 開講してきたが、全学の神田校舎集約にあたり 2 0 0 7 年度から選択科目として開講している。
また、学部改革や新学科、新学部の開設などの 全学的な変革に合わせ、 2 0 1 3 年度より「健康 スポーツ実習 A/BJ i 健康スポーツ演習 J に 名称変更し、半期科目となり新たな形で教養科 目としての役割を担っている。 2 0 0 7 年度以降、
授業開講場所は神田校舎 2 号館及び 3 号館の 体育室の 2 か所となり、八王子キャンパスの 運動施設に比べて狭小になったものの、毎年 500 人以上という多くの学生が受講している。
2 0 1 2 年度には 20 コマが開講されたが、履修希 望者の抽選を行うほどの履修希望者の多い科目
となっている。
「体育 J は幅広い知識と経験を身につける教 養科目として、「ひとりの女性・ひとりの人間 として、日々の生活を豊かにし充実していき、
主体的に社会に参加して責任ある役割を果たす ために必要な、幅広く教養・総合的な判断力・
豊かな人間性を緬養する J ことを目的としてお り、「日常生活を営むために必要な体力と健康 維持・増進に関する運動の必要性や、それらに
対して運動が果たす役割 j を学び、運動を実践す るための基礎的な技術・知識の習得を図る。(中 略)生涯を通して運動に親しむ態度を養う。並 びに、活動を通した学生同士の交流から、コミ ュニケーション能力の向上を図る。また、生理 学や公衆衛生のなどの見地から、日常生活の健 康に活かせる知識を身につける。 J ことを目標 において、教養教育科目としての一翼を担って いる。
また、看護学部と短大を除く、全学部におい て取得可能な中学校及び高等学校教諭免許と、
児童学科の幼稚園・小学校教諭免許及び保育士 資格のための必修科目として重要な開講意義を 持つ科目とされている。
2 . 大学体育の意義
スポーツ祭東京 2013 ( 第 68 回国民体育大会 本大会)が東京で行われる 2 0 1 3 年 、 9 月 8 日 プエノスアイレスで開催された IOC 総会にお いて、 2 0 2 0 年夏季オリンピック開催地が束京 に決定されたということは、日本の体育・スポ ーツ史上、大変大きな意味を持つ。折しも子ど もの運動能力の低下を回復させるべく、文部科 学省は 2 0 0 9 年から漸次幼稚園教育要領及び学 習指導要領の改訂・実施を行い、小中高の体育 授業数を増やした。東京都では 2010 年 7月 1 6
日にスポーツ振興局が開設され、多くの都民が
.1 家政学部児童学科准教授 制文芸学部文化メディアコース教授 制 短 期 大 学 文 化 コ ー ス 専 任 講 師 制
共立女子大学家政学部紀要 第
6 0
号( 2 0 1 4 )
「いつでも、どこでも、いつまでも J スポーツ に親しめるようにと、都が行政を挙げて取り組 むことになった。さらに 2 0 1 1 年 6 月 2 4 日に はスポーツ基本法が制定され、その条文で「ス ポーツは、心身の健全な発達、健康及び体力の 保持増進、精神的な充足感の獲得、自律心その 他の精神の酒(かん)養等のために個人又は集 団で行われる運動競技その他の身体活動であ り、今日、国民が生涯にわたり心身ともに健康 で文化的な生活を営む上で不可欠のものとなっ ている。スポーツを通じて幸福で豊かな生活を 営むことは、全ての人々の権利であり、全ての 国民がその自発性の下に、各々の関心、適性等 に応じて、安全かっ公正な環境の下で日常的に スポーツに親しみ、又はスポーツを支える活動 に参画することのできる機会が確保されなけれ ばならない。」とうたわれた。
これらの動きを受けて、大学教育の中で教養 科目の「体育 J にはどのような意義があるのか 考えてみたい。大学は高等教育の最終段階であ り、学生が社会にひとり立ちする前の最後の教 育の場である。各学部・学科で専門の勉学・研 究を積むためにも、また、大学での教育を経て、
健康に社会で活胞できる社会人となるために も、生涯の健康維持増進に適切な運動のあり方 を理解し、それを実践する能力、健康で安全な 生活を送るための知識、そして、運動やスポー ツを介した交流からコミュニケーション能力を 養い、自立に必要な社会性を身に着ける学びの 場として、体育が重要な鍵を握っていると考え
られる。
3 . 大学生と運動活動
昭和 60年から推移する運動能力のグラフの うち青少年 ( 1 3 、 1 6 、 1 9 歳)の女子の持久走 の年次推移(図 1 ) をみると、 1 3 歳 、 1 6 歳の グラフは平成 1 9 年より平成 2 3 年にかけて下向 傾向から緩やかな上昇に転じているのに対し、
1 9 歳の男女はともに急激な低下を表している。
これは大学生の持久力で表される全身的体力が
かなりの低下を示していることになり、勉学に おける根気ややる気にも影響を与えかねないこ とが想像できる。平成 2 3 年には東日本大震災 が起こっているが、それ以前から急激に下向し ていることから、 1 9 歳の持久的能力の低下は、
震災が直接の原因とは言えない。大学生の運動 の機会は、高校までと比較するとかなり減って いると考えられ、特に本学においては遠距離通 学の学生も多く、運動活動を含む課外活動に費 やす時間の余裕がないのが現状である。
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S岡 田 元 3 5 7 9 11 13 111 17 19 21 D 図
1
持久走( 1 0 ∞
m)の年次推移(女子)(t主)1.闘は.3点移動平均法を
m
いて平滑化してある。2.悶和50年度は.19Qtの飼査を実倍していない。
このような中で教養科目の「体育 J が学生の 健康と体力を培い、精神的体力にもより有益に 働きかけることができるという可能性は高いと 考えられる。こうした傾向を考えれば、大学教 育における運動活動は、必要不可欠であるとい
えるのではないだろうか。
E 研究目的
本研究では、本学の学生の健康・運動に関す る実態調査と「体育」受講に関する意識調査を 行い、本学学生の実態の把握と、「体育 J に期 侍される学習効果を推察し、今後より質の高い
‑110
ー教必
I .f i t
干. 1 1 1 r
体行」における受J
時伎の怠J
段とその訓!日H
授業 ~1'Ulli と発底的なファカルディー・デベロッ
プメントの
f t : f l
とすることをL I
的とした。田 研 究 方 法
l
対象お2 0 1 2
年位令学教養科F I 1
体 育j
版修"'.2 0
クラス5 1 4
名(布幼l ロ l
符率9 3 . 4 % ) 2
調3't実施W J H U
2 0 1 2
年4) J‑ 5
月 体育授業時3 調子 t
内科調ヨモ内作は
1 ‑
刊の? & I H J
に分け以ドのような内容で行った。
I ‑VI
に選択肢回符、1 1 1 1
えびV I
に記述1 1 1 1
科、刊を5
('十法によるものとした。[
設問内作l
I
他1 1 t
状 態4
項目H
生 理2 J 1 i 1 ‑ 1
阻生活判制6
項目 W朝食 2J j i 1
:.1 V余暇 2lJ'i日W
スポーツ版4
項目W
体育に附するイメージ2 2. l J i 口
結'*は
Exce l
を川いて集1 ¥ 1 ‑
し、名Jl'i1 1
におい て百分率及び相関係数を求めて分析した。N
結果と考察対象者は本学
2 0 1 2
年度「体育」履修"'.5 1 4
~I 、 布効回答数4 8 0
、有効回答帯は9 3
.4%であった。なお、本研究では主に
I U
生活習慣とV余 暇I k J
11日、 W スポーツ )ft 、四イ.~ti に|則するイメージの
3
つの設川を1 '
1心に分析・考・然した。1.生活スタイルと生 活
I I } H U
生活のスタイルを生前状況と同居人の迎いで 451ねたところ、「自宅で家依と同居
J 8 0
.4%、「一 人暮らしJ9 . 5 %
、「旋J5 . 7 %
、「その他J4 . 4 %
で あ っ た (1
誕1 2 )
。6
可 P
80%
.1.一人事 2.自宅i.t族同居 ・3.寮 ・4.その他
l
買12m
.1)' t : i 1 j
スタイルこのことから、本学学生の
8
',l p J
は1'1屯から illiっており、 一人特らしは 10%、 ~~'Ei 1 i
は5 %
にl i
埼たないことがわかった。大学: ' 1 . : ( ! . J : .
子)のイ
i k 1
~I的な統計の、 11'1' t J 6
1.1%、「一人特らし」3 3 . 7 %
、1 y.~
(大学・大 学 外)J 2
.4%、「そ の 他」2
.4%と比べてみても、 I'l宅 率 が2
0%近く日く、‑}j一人 非 ら し は 全
1 . 1
、I L
均 の 約3
分 の1であ
ることがわかる。作クラスの、
F
均通学lI.yl l U
は0 . 8 9 ‑
1.46
時I I U
と なり、令体ド均 で は、6 9 . 7
分かけて泌乍:してい ることが分かった。令l '
iIの湖伐と比較してみる と、令1 " 1
で は1
,,):も多 か っ た の は1 1 5
分以 内」2 7 . 6 %
、次いで1 60
分以内J1 5
.4%、1 3 0
分以内J 1 4 . 0 %
、1 90
分 以 内J1
1.4 %
、1 1 2 0
分 以 内J 1 0 . 0 %
、1 4 5
分以内J9
.4%、1 7 5
分 以内J8 . 8 %
、「そ れ 以 │ょJ3 . 5%
で あ る こ と か ら 、 全1 " 1
の 傾 向 か らみても通学H
年H I J
は 長 い と い う こ と が 分 かつ マ.,、.
。
また、各クラスの、
I L
均│時│即時I I U
は5 . 5 2 ‑ 6 . 3 0
Ikÿ lllJであり、 全体、 I~均では 5.8411,ÿIIlJであった。
、
I Z
均的な本学学'1.:.のa:前リズムを#えてみる と、i
凪' i i ¥ 1 1
肢から4
m~ まで授業があるとすれば、9 1
1.yから1 6 1 1
年4 0
分 の71 1
寺I I U4 0
分 は 授 業 、 辿 学に2
Il,yH I J 2 0
分、11制限に約51 1
年H
日5 0
分となり、空き
H
年111]は71 1. ¥ ; I I I J 30
分 と な る( 1
1(1 3 )
。その' 1
1に ':VJ夕食、 Jml 川、~支度などの時 111]と余暇lI.ÿ 1
1
1]が合まれている。
、│乙均時│
阪H
干、11日が6
時I I U
にR
I'(f j :
(‑大学家政学部紀2 5 2
おω
ーり( 2 0 1 4 )
350
4 8 0
‑通学 授業 ・通学・空き時間 睡眠
1 < ; 1 3 1 I I ・ 2 )3 ) ' l : i 1 i l l . l ' I I U の川合
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均たないというのは十分とは行えず、時│民パタ ーンが級々であるにしても、、l '
均7
lIo~I:1Jは欲 しいところである。 それらの削られる II.~問には~HU の通学H年 11日 2 II.~IIIJ
2 0 分が大きくかかわっ ていると 4 f f i
淡できる。また、 残りの7
1I,~1II1' 1 ‑ '
では食 oJ~ に 2
1 1
年: I U
、入浴に1 1 1
年I I U とすれば余
H出H手 1111は 411年間半となる。 '1:.前作業の II,~I:Uを
与えれば、、
l j . 1 1 1 1 ' i ; i '
の'1
1でまとまった余 H
限時: 1 り を持つことは雌しいと
思われる。
2 .
余暇時I I U
余暇時 I I U のJ.:.な使い } i について、 1 1 W い明、
2アルバイト、 3地 味、4その他 jの 4つの
選択肢による1 " 1 符をまとめたところ
、もっとも多かったのが「アルバイト J 5 3 9 6で、ついで「勉 味 J 3196 、 I~\>I ぃ ・J~ J 9% 、「その他 J 7%となっ
た (1災14) 。
このことから、学生の、│三数以
1 . ‑
が余服│H
寺I I U をアルバイ
トに充てていることが分かった。生
前 II.~I:日の制作から与・えても、地味(サークルやお 1 1
ìjfi合む)や判い 'J~に II,HII を捌くか、 アルバイトに 11年間を~,I~Iくか、どれかに絞らなければなら
ないのが尖怖だろうと思われる。 やはり、通学 I
I
,Y I I I J
の長さが学'L:のQOL( Q u a l i t y o f L i f e ) の l i l J I 二
において鵡姐となっているようである。9%
31%
53%
• 1目習い事 2.アルバイト
・
3.趣味・
4.その他│宜14 V ‑1) 巨な余暇II.~IIU の1~ ぃ )j
3 .
迎動頻度運動頻度は「全くしていない J 57%
I~ に 11 " 1 適度 J 2 9% 1
過に2
阿程度J 9% 1
迎に3
回 ね皮J4 % 1 1 1 HI J 2%
となっ た ( I 主 1 5 ) 。運動
判官[のない学生は令体の6畑近くであること が分かった。「過に 1
匝l 適度 J 29%が体育 の授 業をさすもの
としたら、授業以外にー迎 1 1 1 1
に迎 動習仙のない学生は全体の85%を越えることになる 。
29% 57%
• 1.全くしていない 2週1回程度
・
3週2回程度・
4.遇3回程度 5.毎日~I
5 ¥ 1
・2 )
巡助頻度厚生労働省から平成
2 4 " 1 : 1
Jlの発表された
「平成 2211~国民他11t ・ 栄養湖1t結果の概要 J に
よれば、
1lill30分以上の連動を週に 2 1 " 1
以t
行っていることを述動習慣があるとした場合、‑11 2
ー教必教
f f
科E I
r体行」 における受,}~J'I:の芯;殺とその訓l組Communlcation Pcrso羽lity
Funclion 質問別 Mental Haallh
僻5
3,95
4
∞
3,80 3,
ω
3.40 3.20 3
∞
成人女性は全体の
2 8 . 5 %
に運動習慣があるとい う結果が報告されている。本 調 査では「迎2
回担!立」の│
り│答に当たるが、該当するものはわ ずか9 %
であった。本学の学生においては、 全 国成人女性に比べても、.<'i:しく運動不起である ことがI Y J
らかになった。このことは前述の生活 時間の川合において、趣味や習い事に' , ' m
くH
寺11日 がないことと、大きく関係しているものと思わ れる体育の授業において学生にもっとも強く立織 されているカテゴリーはfH
e a l t h J 3 . 9 5
であり、迎動による直接的な他政や体力の
I I r JI
二への効果 をJ U H g ' :
しているものと思われる。次いで意識されているのは
i Fun c t i o n J3 . 7 0
であった。これ は身体の機能の向上を別待したものであり、i H e a l t h J
とともに述助活動によって直接的向 上を j制作するものと思われる。続いてi Me n t aU 3 . 6 5 、 iC o
I11muni c a t i on J3 . 4 9 、 i P e r s o n a l i t y J 3 . 3 3
であった。i Me ntaU
に│刻しては比較的効 来を!日j待 し て い る よ う で あ る が、i CO
I11I11u n i c a t i o n J i P e r s ona l i t y J
など、社会f : l
やf l
己そのものの変特には、それほどW J
待され ていないということカqY~らかになった (図 7)。 これは、教義科目である体育の科目概要口頭 にある「体力と他J,J~維持・増進に附する述動の 必要性」ゃ「迎動を尖践するための基礎的な技 術吹"渦の習得J
と対応していると考察される。また、それに続いて 「活動を過した学生同士の 交流から、コミュニケーション能力の向上を I~I る」とあるが、学生はコミュニケーション能力 の
l i J r
上というよりも述助活動の杭接的な効米 と、他者とかかわりながら運動することから、柏村l的な他康を期待している盗が
I Y l
らかになっ た。¥ l I W
Tfのイメージ (カテゴリー別)l
究1 7
4 .
体f f
に│則するイメージi V l I
教義体育(大学の授業)に│則してどの ようなイメージを持っていますか」というnlIJ] の2 2
の項目において 「当てはまるー当てはまらない
J
の5
1~1工法で回特を作たところ、以下 のような給米となった。: 1 1
揖 品 中 カ 間 性絡が明る︿飢 軍 勘 鑓 編
礼恒正し︿
鈍 ︒ . 山
Y智 治足
肥泊予防
人間関係情鰐
身体的勘害
安全に配慮
全力で勘︿
生活を虫かに
忍耐カ
祉宜位向上
よく眠れる
也周性 訣断力 スト レス 血流 倣 摘出 橿怪 健直 園町 ため
四自身を持つ
直体力向上 川 宣 砥 増 進 宙 開
3
評 ∞
ω ∞
Ui
曲 剖
∞ 印
∞
ω ∞
R A F
緑風d
・ 令
1u' AV
勾ι
︒ ︐
﹄
'h''nuめ
n u
2 2
の項目における5
f1:法の回答では、 平均 値 の 最大他 はi 4
他 版のた め に 必 嬰であるJ
4 . 3 7
、最小イl立がi 1
食 欲i竹進に役立つJ3 . 1 0
、2 2
項目の平均値は3 . 6 7
と比較的高い数値とな った (図6 )
。これらの項目はさらにi H e a l t h J i F un c t i onJ i Com
I11uni ca t i o n J i Me n t a I J i Pe r s o n a l i t y J
の5
つのカテゴリーに分け
られ、 各カテゴリー別にみると次のようになった。
4 ‑ 1
刷
。 . .
EぞF
151
項目全体
体育のイメージ(f'i
l l l l リ) 日
¥ 1 1 l
立1 6
4 ‑ 2
項目別
カテゴリ
ー
別に各項目の傾向をまとめたとこ ろ、次のようになった。J~立!A(.太学家政学総ゑ~~
m ω
ひ( 2 0 1 4 )
|刻しではあまりJYH.~': はされていないようであっ
一
I~。① Me n t a l
① H e a l t h
5
∞
m副 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
評 価ω ω ω ω
4 4 3 a2 E
L‑‑00
胃問調
l
買1 8
イメージ. H e a l t h .
カテゴリー
i H e a l l h J
(1坦1
8)
では 「体力を 向上させることができるJ 4 . 0 4
、「他肢のため に必要であるJ 4 . 3 7
、「ストレス発散に役立つ」4 . 1 0
、「よく│限れるようになるJ 3 . 6 9
、「生i 1 i
をt E
かにすることができるJ 3 . 5 4
、「令)J
で動く ことができるJ 3 . 9 5
と4
点を超える向い仙が6
項目中3
項日となった。学生は運動活動に他
1
Jt維持増進や体)J
向上へ の直接的なJ Y
I1.y.を寄せており、運動活動を他販 のために必須な活動であると認識していると与・ えられる。② F un c t i o n
野 信
童 散増進 安全に~ 身体的副書 肥調予防 軍勘枝術
冒111M
1 ; ( 1 9
イメージ. f u n c t i o n .
カテゴリー
i F u n c t i o n J
では、 「食欲J竹進に 役立つJ 3 . 1 3
、「安全に配l
低する態度が身につく」3 . 6 2
、「身体の動きが機敏になるJ 3 . 7 4
、「肥i
必 予防に役立つJ 4 . 1 0
、「述動技術を身にj行ける ことができるJ 3 . 9 3
となった(1記1 9 ) 。これは、
輔自の連動技術の向上とともに、肥満予防も介 わせて期待していると抗策される
。食欲I
竹進に評 価
明僧位 悔四位 忍耐力 畠中力
慣間関
l
提1 1 0
イメージ. M e n t a l .
カテゴリー
i Me n t a I J
では、迎動i
市助を共 同して行うことから、 「協調性を身に",vf
けるこ とができるjにおいて3 . 9 0
とJ
Jiも向くW J
持さ れていた。他、i m ' i リ J
を身に"vp
することがで きるJ 3 . 6 1
、「新極性を身におけることができるj3 . 5 7
、「忍耐力をJ
身に着けることができるJ
3.51であった(1耳110)。このカテゴリーの~,{gは、
高校までの体育的助から自身の経験としてJl
r r 解
しているため、大学においてもI , J ;
線のことをJ g J
待していると考えられる
。
o Co mmuni c a t i o n
人間関係構路 舗...を満足 礼恒正し〈
圃問調
│究
1 1 1
イメージ,C O
lTIlTIu n i c a t i o n .
カテゴリー
i Commu n i c a l i o n J
では、 「人1 1
日 関係を構築することができるJ 3 . 7 6
、「社交性 が向l
ょするJ 3 . 6 8
、「礼儀正しくなるJ 3 . 3 1
、「競 争心を泌)EさせられるJ 3 . 2 3
となった(1事│1 1 ) 。やはり、迎動的動におけ
る学生1 1
日の火流 から、社交性や人1111悦l係の梢築について、 J~J 作‑ 1 1 4 ‑
教 必 教
" f f
宇1 . 1 1
r体行」 における受講生のn:~~とその.l!l!題︒
るれさJ舎内必y
︐
M引
H V
'aF
︑ゐ 目︑
4 M H H
と 聞 こ 叩 るUい
P
信て⑤ 野
し
自健在"っ 決断力 位絡が明る〈
世間 調
凶12 イメージー
P e r s o n a l i t y ‑
カテゴリー
i P e r s o n a l i l y J
では「性絡がI
YJるくなる J 3
.49
、i i ' l
日 を 持 つ こ と が で き る」3 . 2 6 、「決断力を身に l ' i ける
ことができるJ 3 . 2 4
となった(図
1 2 ) 。迎に 1 I
!!Iれ度の授業での述勤前助では、例人の性的的な部分までの J U 付与は あまりおくないという
ことが分かった。
4‑3
1
j'i
目1 1
日の相間関係2 2
Jl'i
目のI ! ! I
特の2 3 1
のJ J i
日I I U
のうち、1
つのJ!i I 1I 1 I J
において中1 1 1
射がみられなかった他は、
0 . 2
豆I r l < 0
.4の低いI E
の+ 1 1 1
則を示したものが1 5 1 J l ' l : l : 1 1
旬、7 9 の瓜 I I I I U
で0 . 4 豆 I r l < 0 . 7 の"
, 松度のJ E
の相聞がみられた。その,,‑,でも、
相│刈 係数が1 0 . 5 5 1
以上であった瓜I J 1 1
1]について与‑策する。
①機敏×述動技術、機敏×体力向上 1 < .
1J J i 1 1 1 m の相│則 (
1) 機 敏 × 述 助. IH f i
15 身体の動きが俊敏になる 20 運動技術を身に付け
ることができる
0 . 6 3 4
1~
2
.lJil lIl日の4~II則 (2) 体)jX機敏 2 体力を向上させることがで きる15 身体の動きが俊敏に
なる
0 . 5 5 4
「身体の動きが機敏になる
J
の項目と「 運動技 術を身に清ける
ことができる j
との1 1
1]に0 . 6 3 4
、i 2
体力を向上させることができる」との1 1
1]に0 . 5 5 4 の中桂皮の正の相関がみられた ( 去 し 表 2 ) 。述助活動の中で按敏に動けたという
経験をするとき、付随して体力が向上したり、運 動技術が身についたりし
た過去の経験を感じさ せる傾向であった。時間的にも質的にも十分な運動活動を行うことができれば、その述動技術 や体力の向上とともに、身の こなしも機敏にな れると期待しているという
ことが読み取れる。
②性 絡 × 集 1 "
力表3
瓜1 1 1 1 日 の相
l対(3) 性 絡 X* q '
)J21 性格が明るくなる 22集中力を身につける
ことができる
0 . 5 8 5
「 性格が W J
るくなるjの項目と「 身体の動き
が機敏になるJ
では0 . 5 8 5
の正のキ1 1
附がみられ た。このことは、迎助活動で集中して心に市助
することは、気持ちもほぐれ、性絡も I Y J るい傾
向に変谷すると!必じられているのではないかと 挑祭される。①社交性×人 IIIJ I~係
1~
4 瓜1 1 1 1 日の羽1 1
刈( 4)
社 交 性 × 人1 1 1 ] 以
j係10社交性が向上する 16 人間関係を禍祭させ
ることができる
。 . 5 5 8
「社交性が
l i ' J
上するJ
の項目と「 人 l r 日│則係を 術 祭 さ せ る こ と が で き る J の項目 1 1 1]では、
0 . 5 5 8 の正の相│刈がみられた。運動前動を通し て他者と関わる経験をする
ことは、その活動を通して社交性が l i ' J
上すると考えられ、授業という社会の
,で人"1 1 日 │
刻係を椛築させているのではないかと 111~策される。
共立女子大学家政学部紀要 第
6 0
号( 2 0 1 4 )
5 . まとめ
本学学生の実態は、遠方にある自宅より通学 している学生が多いため、通学時間が長く余暇 時間が少ない生活スタイルになっているようで ある。その少ない余暇時間には主にアルバイト をしており、趣味や習い事などに割く時間があ まりないというのが現状のようである。自発的 な運動活動などはこの余暇時間に行うものであ るが、時間的な面からも、こういった活動を行 うことはなかなか難しいようである。
そのような中で教養科目の体育においては
「健康 J に関しての期待が高く、余暇時間で行 えない運動活動を期待していることが分かっ た。特に健康のために必要であり、体力向上を 期待し、ストレス解消であったり肥満予防であ ったりと、心身両面の健康を期待して履修して いる姿が浮き彫りになった。一方、他者とのコ ミュニケーション能力や自身の性質・性格的な 面での改善・向上はあまり期待されていないこ
とが分かつた。
これらのことから、本学学生は特徴的な生活 スタイルのため、自発的な運動活動に時間を割 くことのできないことから、心身の健康面にお いて、体育の授業の担う重要性が浮き彫りにな ったものと思われる。
V 結論
本研究の調査をもとに考察した結果、今後の 健康スポーツ関連科目の教育の質を高め、より 学生の健康で文化的な生活(幸せで豊かな生 活 = Q O υ を保障するために、以下のことが 課題であると考えられる。
1.十分な運動活動と学生聞の交流を保障でき る種目の設定と授業計画を行い、より多くの 学生が健康スポーツ関連科目を履修できるよ
うに努力する。
2 . 本学の人材養成の狙いに沿って、「幅広く 教養・総合的な判断力・豊かな人間性」を養
うため、運動活動に合わせて健康教育を含め た授業展開を心掛け、人間性の育成に努める。
3 . 学生の「健康で文化的な生活 J i 幸せで豊 かに生活 J を実現できるよう、体育の特性を 活かして貢献する。
すでに 2 0 1 3 年度より、多様な体育種目を準 備し、また、多くの学生に履修の機会を作るた め、教義教育の「体育」は「健康スポーツ実習
A B J i 健康スポーツ演習」と名称、を変更して半 期開講とした。こうして、なるべく多くの学生 に運動の機会を与えるための努力をしている が、本学では 2 0 1 4 年度より、 2 号館の建て替 えのため体育施設は 3 号館の体育室ーか所だ けになることが決まっている。そのため、来年 度にはシーズンスポーツを集中授業として復活 を計画し、授業開講コマの維持に努力をしてい る
o現在でも、運動活動を希望して履修する学生 が毎年 5 0 0 人を超えている実情や、学生の生活 スタイルに含む問題、学生の健康問題を考える と、限られた設備の中で安全で十分な活動を行 うため、新 2号館の施設・設備・用具の充実 に期待し、現状の設備と条件の中で十分な配慮 をしながら、教員の認識や知識を高めつつ授業 計画を運営していくことが、本学体育に関わる 教員の使命であると考える。
1 ) 文 部 科 学 省 学 習 指 導 要 領 2 0 1 1 2 ) 文部科学省 「平成 2 3 年度体力・運動能
力調査結果の概要及ぴ報告書について 体力・運動能力の年次推移の傾向(青少 年 ) J p 3 2 0 1 2
3) 東京都スポーツ振興局 HP
h t t p : / / w w w . s p o r t t o k y o . m e
甘o . t o k y o . j p /
4) 文部科学省 スポーツ基本法(平成 2 3
年法律第 7 8 条(条文)) 2 0 1 1 . 6 . 2 4
5) ベネッセ教育総合研究所「第 2 回大学 生の学習・生活事態調査 J 2 0 1 2 6) 厚生労働省「平成 2 2 年国民健康・栄養
調査結果の概要 J 2 0 1 2 . 1
7 ) 山津幸司・堀内雅弘「週 1 回の大学体
‑116‑
教義教育科目「体育