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Title Knowing How to Change Attitude : Persuasive Communication of Travel Information Engagement on Social Media in China [an abstract of dissertation and a summary of dissertation review]
Author(s) 張, 俊嬌
Citation 北海道大学. 博士(国際広報メディア) 甲第13388号
Issue Date 2018-12-25
Doc URL http://hdl.handle.net/2115/72501
Rights(URL) https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/
Type theses (doctoral - abstract and summary of review)
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File Information Junjiao̲Zhang̲abstract.pdf (論文内容の要旨)
Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP
学位論文内容の要旨
博士の専攻分野の名称:博士(国際広報メディア) 氏名:張 俊嬌
学位論文題名
Knowing How to Change Attitude: Persuasive Communication of Travel Information Engagement on Social Media in China
(態度変更方法に関する考察
―中国ソーシャルメディアにおける旅行情報参画への説得コミュニケーション―)
ソーシャルメディアは消費者の意欲を掻き立て、消費者間の双方向的・相互作用を誘発 しながら、消費購買行動をある方向へと導く好機を事業者へと提供している。ソーシャル メディア・マーケティングが期待する価値創造や、創造された価値への態度変化へと向か うこのような双方向的相互社用は、「消費者の参画」と呼ばれる概念の中に存在している と言える。社会心理学的観点からすれば、この消費者の参画は、態度変更理論における説 得コニケーションによってもたらされる反応行動と見られる。一般的に、説得コミュニケ ーションは、①情報の受容、②認知プロセス、③態度の形成、という三つのプロセスに分 けられるが、①と③の段階に関する先行研究は豊富であるが、②の認知プロセスに関して はブラックボックス状態が続いており、本研究は、この②の段階に貢献することを目指し ている。したがって、本研究が研究課題として焦点を当てるのは、どのような説得コミュ ニケーションが、どのように消費者の態度変化をもたらし、その効果の理由は何かという 点を明らかにすることになる。
これらの研究課題に答えるため、本研究は、「精緻化見込みモデル(elaboration
likelihood model : ELM)」と「計画行動理論(theory of planned behavior : TPB)」という 二つの態度変容理論を援用し、研究仮説モデルを構築した。この研究モデルは、外部の刺 激に対して、消費者の反応を認知的に説明するものであり、情報メッセージと受容者の反 応を動的で相互的な関係性で説明するものである。旅行情報を前にした消費者の認知プレ セスを、計量的データに基づいた実証主義的知見によって検討されている。
本論考の第一章においては本研究の意義が背景と共に紹介され、予備調査、本調査と2 回の調査によって構成される本論考の全体が紹介される。
本論考において最大のスペースで集中的に検討が行われるのが、第二章の先行研究検討 章である。過去の先行研究において取り上げられてきたエンゲージメントや情報採用行動 が緻密に検討され、精緻化見込みモデルにおける主要な概念が検討されている。モデルの 二つの説得ルートを構成している議論の質的信頼性や情報源信頼性概念も検討され、精緻 化見込モデルに付加されるTPBモデルとともに、バイアス効果の検討も行われている。
ソーシャル・プレゼンスや自己開示度、自己実現可能性や社会関係資本等のバイアス効果 事例が取り上げられ、緻密な特性検討の議論が展開している。
第三章においては、前章の先行研究を活かし、実際に精緻化見込モデルと、ソーシャ ル・プレゼンスと自己開示度という二つの媒介項を取り入れながら、中国人消費者を対象 に、二つのルートの検証するパイロット調査が行われた。本章は、その結果がまとめられ ている。
第四章は、前章でのパイロット調査を踏まえ、本論考で行われるメイン調査のためのモ デル検討や仮説の検討が行われている。上手く行ったパイロット調査の項目に加え、自己 実現性や社会関係資本の項目が加えられ、新たな総合的調査モデルが検討されている。
第五章においては、第四章で提案された調査モデルのための測定方法が検討され、デー タ整理と共にデータ分析が行われている。
第六章は記述統計から始まる多彩な分析が行われ、仮説の検証が議論されている。特に ソーシャル・プレゼンスと自己開示度の媒介効果に関しては先行研究には存在しない新た な知見も紹介され、緻密で慎重な議論が展開されている。
第七章は、パイロット調査と本調査、二度の調査を通して得られた事実、新たな事実が 取り上げられ、議論されている。特に、媒介効果の項目も取り込まれ、緻密な議論が行わ れている。本論考最大の特徴は、精緻化見込みモデルを背景に、観光情報に対する消費 者、特に中国人消費者の認知プロセスを説明することにあったが、本モデルの有効性や媒 介概念の有効性が部分的に検証され、実務への利用活用とともに、引き続き認知プロセス のさらなる解明が求められることも確認された。