11j
充電がいしの注水洗浄 における電気的安全性
沓沢俊雄 長谷川
赤上陽出男 門脇
一男誠叉
1. まえがき
送電線ならびに電鉄架線(1)においては,常に電力の供 給を確保しなければならない。このためがいしの汚損に よる事故あるいはがいし洗浄のための作業停電などは極 力回避する必要がある。したがって,充電の状態でがい しを洗浄しうる,できるだけ簡易な方法が要望される。
小口径ノズルによる注水洗浄法はその方法の一つとして 挙げられる。
本法は農薬用の噴霧器(容量11.34)と, これに接続 する口径0.8mmのノズルを使用する簡便な方法であ る。このため,作業者がいかなる不便な場所へでも簡単 に携行でき, しかも洗浄に要する水量が極めて少ないと ころにその特長がある。
この方法に関して筆者らは,その人的な安全性(鋤(3)、と 電気的な安全性②(4)(5)ならびに洗浄効果の大要(2)(5)につ いてすでに報告しその可能性を実証した。
そして,小口径ノズルによる注水洗浄の基準として,
実行注水距離を0.5〜2.0m,注水の抵抗率を5k"‑cm 以上にすることを推奨した。
さて, このさい注水の抵抗率の基準の概略値を求める に当っては,がいし表面に発生する局部アークをもって し, この局部アークの発生電圧をがいしの表面漏れ電流 より推測した。その後,注水洗浄に関して種々の面から 検討した結果,使用水の抵抗率の下限をさらに低下(鋤し うることがわかった。ここではその一部として,汚損が いしの注水時におけるフラッシオーバの面から検討した 結果について報告する。
1 .V.R
T
0
4 V/2 K 50KVA 200±2伽V
25KVA
第1図試験装置図
発生電圧を調整した。変圧器の二次電圧は静電電圧計 (SV)にて測定し,高電圧回路には電流の制限抵抗を
入れない季変圧器の二次電流を検出し,継電器で変圧器
を保護する方法をとった。供試がいしは250mm標準懸 垂がいしで, 特別の場合を除いて66kV系を対象として
4個懸垂吊りにした。
噴霧器の許容圧力は7atiiであるので, これを地上に おいてがいしを洗浄する場合, ノズル端における実効圧 力は4atii程度となる。試験は4atロの水圧で,《注水距 離2rnのもとで行った。使用ノズルは市販の噴霧器用の
ものであり,その口径は0.8mmである。
注水方法は第2図に示す。すなわち懸垂がいし連の下 から上へ,例えば4個連の場合は, 1, 2, 3, 4, 5
(第1グループ)と,ついで上から下へ, 6, 7, 8,
9 (第2グループ)さらに第3グループと連続して繰り
返し行った。個々のがいしへの注水時間は1秒ずつとし た。注水はがいし下面のひだに向って斜め下から行っ た。
注水は水道水(蒸発残留物約80ppm)を用い所要の 抵抗率をうるために食塩あるⅧまイオン交換樹脂を通し た脱イオン水をこれに加えて調整した。
2. 実験方法
試験回路の略図を第1図に示す。試験用変圧器 (T6T)の定格は容量5OkVA,400V/200kV,0.25 Aであり, 25kVAの誘導電圧調整器(IVR)でその
秋田大学鉱山学部 秋田大学鉱山学部 赤上陽出男
門脇又男
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カオリン(4 /2)+食垣、/2)
第3図食塩濃度とがいし汚損物付着量 オリン量)が, 0.11mg/cm2に相当し,実験式によれば 洗浄を必要とする等価塩分付着量は0.02mg/cm2程度以
下と考えられる。
3. 局部アーク発生電圧
前報⑨(3)に述べたように注水時におけるがいし表面漏
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第2図注水方法説明図 がいしの汚損方法は,水道水1 "
中にカオリン40g(一定)と食塩(可 変)を混合溶解した汚損液をつく り, これを供試がいしにスプレーし た。大体5分間くらいで余分の液は したたり落ちるので,残余を人口的 に乾燥する。これら汚損成分のがい し1個あたりの付着量,および単位 面積当りの付着量を第3図に示す。
この場合, カオリンが一定であるの で単位面積当りの食塩の付着量で汚 損度を区別し,が、.、しの等価塩分付 着量をもってあらわした。
第4図に塩害事故をおこした等価 塩分付着量とがいし1個当りの負担 電圧との関係価)を示した。図中の曲 線は中島氏の提案によるものであ る。本試験は, この実験式のK(力
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等価塩分付着量(mg/qf)
第4図事故がいしの等価塩分付着量とがいし1個当りの負担電圧と
の関係⑥
18
れ電流は,印加電圧の低い範囲においては印加電圧に比 例的に増減する。これはがいしの表面が一定の濡れの条 件にあるためである。しかるに印加電圧が高くなり漏れ 電流が大きくなると,その発熱作用によって濡れの条件 が変化し乾燥帯が生ずる。このようになるとこの乾燥帯 を通じて局部アークが発生するようになる。したがって 漏れ電流は,局部アーク発生前の周期的変化②からサー ジ性の電流変化へと移行し,その最大値は局部アーク発 生前の最大値より著しく大きくなる。
前報⑨においては, この漏れ電流より等価塩分付着 量0.04〜0.24mg/cm2の範囲における人工汚損がいし について,各ジェットグループに対する洗浄効果を推定 した。また,漏れ電流を水温14。Cに換算して, 第2ジ ェットグループにおける局部アーク発生電圧より注水の 抵抗率を5kj2‑cmに保つことを推奨した。
しかし,局部アークの発生電圧は,前述のように漏れ 電流の大小に関係するので,がいしの汚損度ならびに温 度によって異なるべきである。本章においては, この点 について実験的に検討した。その結果を以下に述べ る。
って変化が大きくなっている。がいし1個の場合の局部 アーク発生電圧は,ほぼ30〜40kVであり, がいしの連 結数が増大するほど、 1個当りの局部アーク発生電圧は 著しく低下している。これは連結数によって濡れの状態 が異なり,同一がいしに注水するまでの時間が,がいし の連結数が増すほど長くなり,乾燥の効果が大きくなる ためである。したがって高抵抗率になるほど漏れ電流が 小さくなりがいしの乾燥作用が低減するので 特にがい しの連結数が多くなるほど局部アークの発生電圧が高く なる。
(3.1.2)汚損がいし
汚損がいしに注水した場合の局部アーク発生電圧と注 水の抵抗率との関係を汚損度と洗浄温度をパラメータに
して第6図に示した。
TA :気温(℃)
T職 :水温(℃)
(懸垂がいし4個述使州)
0J
<3.1>抵抗率と局部アーク発生電圧
(3.1.1)清浄がいし
第5図に清浄がいしにおける局部アーク発生電圧と,
注水の抵抗率との関係を,がいしの連結数をパラメータ
︵二邑国響学禦へI卜壼雪 Q国
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11. 、Uf
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耐│罠注水の抵抗率(KQ‑Cm)
第6図局部アーク発生電圧と注水の抵抗率と
(、 1 1; 雪』の関係 、
これはがいしの連結数4個の場合である。記号のTA は気温で,TWは水温をあらわす。がいしの表面の温度 はTAに近いものと推測しうる条件で行った。TA,TW ともに14。C,、注水の抵抗率1kjp一cmの場合は,局部ア ークの発生電圧ほ著しく低下している。しかしこの場合
を除くと局部アーク発生電圧はあまり変化しないdこれ は, この洗浄方式では注水ががいしに衝突した後直ちに 散乱するので,塩分を溶解してがいしの表面に付着残留
している水分量が少ない。したがって注水の抵抗率によ る付着水分の導電率の変化が小さいためである。 しか し, この残留水分の導電率はその温度によって大きく異
注イ<の抵抗率(KQ−an)
第5図清浄がいしの局部アーク発生電圧と注 水の抵抗率との関係
にして示した。一般に注水の抵抗率の低下に伴って局部 アーク発生電圧は低下している。しかし,がいしの個数 が少い1〜2個においては,注水の抵抗率による局部ア ーク発生電圧の変化は小さく,がいし連結数の増加に伴
化を示している。これはこの温度範囲において,塩分の 溶解度ならびにその時間的変化,および導電率の温度変 化が著しく大きいためと考えられる。
なお,等価塩分付着量0.06mg/cm2において,水温 14℃,抵抗率5kQ‑cmにおける局部アーク発生電圧は 約40kVであり,前報②において漏れ電流と洗浄効果か ら推測した局部アークの発生電圧に一致している。
以上のように局部アークの発生電圧は温度によって著 しく変化し,がいしの洗浄所要汚損範囲においては,通 常の洗浄水の抵抗率のもとでは,高温時ほとんど局部ア ークを発生することになる。したがって注水洗浄の電気 的な安全性の目安を,従来のように局部アークの発生電 圧をもってするわけにはいかない。ここで実際に注水時 の汚損がいしのフラッシオーバ電圧を確認する必要があ る。
なるので,気温あるいは注水の水温によって局部アーク の発生電圧は大きく変化する。
したがって局部アークの発生を抑制する注水方法とし ては, 日照時の注水を避けること。ならびに注水水温を 低くすることなどがあげられよう。
<3.2>水温と局部アーク発生電圧
前述の(3.1・2)項で述べたように局部アークの 発生電圧は,気温ならびに水温によって大きな変化を示 す。ここでは残留付着水分の温度と局部アークの発生電 圧の関係を明白にするため,気温と水温を同一にして行 った。この結果を等価塩分付着量0.06mg/cm2の場合を 第7図ならびに0.28mg/cm2の場合を第8図に示した。
局部アークの発生電圧の温度依存性は両者ともに同様な
傾向で温度14。C 22。Cの範囲では, もっとも急激な変
4. フラッシオーバ電圧
く4.1>抵抗率とフラッシオーバ電圧
(4. 1 . 1)清浄がいし
がいしの個数をパラメータとして,注水の抵抗率によ るフラッシオーバ電圧を第9図に示した。この場合は気 温水温ともに30.Cのもとで行った。注水の抵抗率によ ってフラッシオーバ電圧は著しく変化する。特に注水の
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(懸垂がいし4個連使用)
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注水温度
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第7図局部アf−ク発生電圧と注水の温度との関係 120
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注水の挺抗率(K、一画)
第9図清浄がいしのフラッシオーバ 電圧と注水の抵抗率との関係 抵抗率が2kj2一cmより低くなるとフラッシオーバ電圧は
急激に降下していることが注目される。しかし;#66kV 系の送電線を対象にした場合対地電圧は38kVであるの
注水温度(℃)
ク発生電圧と注水の温度との関係 第8図局部アー
15
で,連結数4個の場合には注水の抵抗率が100"‑cmよ り低くならないとフラッシオーバしないことになる。し たがって 清浄がいしに対してはこ・の洗浄方法でフラッ シオーバが発生することはほとんど考えられない。
注水の抵抗率によって著しい変化を示す。第11図に注水 の抵抗率をパラメータにして水温に対するフラッシオー バ電圧を示した。なおこの場合の水温は気温に等しく調 整した。フラッシオーバ電圧の水温ならびに注水の抵抗
等価塩分量 0.17mg/c㎡
(4.1.2)汚損がいし
が、、しの等価塩分付着量をパラメータとして。注水の 抵抗率によるフラッシオーバ電圧の変化を第10図に示し た。この場合のがいしの連結数は4個で気温,水温とも に30。Cである。
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注水温度(℃)
第11図汚損がいしのフラッシオーバ 電圧と注水の温度との関係
率による変化は,局部アークの発生電圧の場合と異って 著しく小さいことがわかる。
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<4.3>等価塩分付着量とフラッシオーバ電圧 前述のく4.2>節で述べたようにフラッシオーバ電圧 は水温による変化は小さい。第12図に水温18°Cにおけ る等価塩分付着量に対するフラッシオーバ電圧につい て,注水の抵抗率をパラメータにして示した。また.同 様に18。Cにおける局部アークの発生電圧をも参考のた めに同図に示した。
一般にフラッシオーバ電圧は,局部アークの発生電圧 の2〜3倍と著しく高くなっている。また等価塩分付着 が0.05mg/Cm2より小さくなるに伴って,両者の発生電 圧はともに急激に高くなっている。
同図に中島氏の提案しているフラッシオーシオーバ電 圧と等価塩分付着量との関係実験式に, ・Kを0.11(カオ リン0.11mg/cm2)として計算した曲線を示した。この 曲線は,ほぼ局部アーク発生電圧と等価塩分付着量と.の 関係曲線に近いことがわかる。すなわち,本法の注水洗 浄のさい第二ジェットグループにおいて局部アークが発 生する電圧が,送電対地電圧より低くなる汚損条件のも
とでは,小雨あるいは濃霧などの気象条件によってフラ
ピ
シシオーバ事故が発生することになる。 66kV系を対象 とした場合, この等価塩分付着量の限界はO.02mg/cm2 である。したがって送電線の安定性の確保のためには常
0 2 4 6 、 8 10 12
注水の抵抗率(Kn−印)
第10図汚損がいしのフラッシォーバ 電圧と注水の抵抗率との関係 がいしの汚損度が大きくなるに伴って局部アークの場 合と同様にフラッシオーバ電圧は低くなっている。また 各汚損度におけるフラッシオーバ電圧の注水の抵抗率に よる差は小さくなっている。これは汚損がいしのフラッ シオーバ電圧が,注水の抵抗率よりも汚損塩分量に大き く依存しているためであり,局部アークの項で述べた理 由と同様であるものと考えることが出来る。ただ,注水 の抵抗率が2kj2‑cmより低くなると.清浄がいしの場合 と同様急激にフラッシオーバ電圧の低下が承られる。こ れは,注水の抵抗率2kj2‑cmがフラッシオーバ電圧の面 からみた場合の電気的安全性の一つの境界を示すものと
して注目される。
<4.2>水温とフラッシオーバ電圧
汚損がいしの局部アークの発生電圧は,水温ならびに
I
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90 鼻
℃℃8811
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(懸垂がいし4個
80 I
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0︐各み︐よひもf︑01︐三︼︶出智鑑禦心Iト壼遁〃貢I枝へ識順応
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5K。−cm ブラシ
70
≦鑿三三二弓
60
50
‐ ‑ 一van■●‑一一cm 一.、
ー
〜 40
30
11
20
10
0 2 5. . 10 . 15 20 25 30
等価塩分付梱k(×10 2mg/c㎡)
第12図汚損がいしのフラッシオーバ,局部アーク発生電圧と等価塩分量との関係 にこれ以下の汚損範囲内でがいしの洗浄を行う必要があ
る。
前述の(4. 1.2)項の抵抗率と汚損がいしのフラッ シオーバとの関係から,注水の抵抗率の下限を2kQ‑cm と仮定する。この場合0.02mg/cm2の境界等価塩分付着 量に対する本法におけるフラッシオーバ電圧は72kVと なる°さらに汚損量がこの値より小さくなるとフラッシ オーバ電圧は急激に増大する。以上の諸点より本法のよ うな小口径ノズルによる充電がいしの注水洗浄は 送電 線の保全に有効なものであることがわかる。
ここで述べた注水方法としての各がいしに対する1秒 ずつの連続注水はジ フラッシオー/;電圧あるいは漏れ電 流の面からゑて苛酷な条件である。 ノズル口径,および 水圧の異なる条件ではあるが,漏れ電流の測定によって 筆者らの提案する2kg‑cmまで注水の抵抗率を低減しう ることが最近報告(7)されている。 ・
本法においては,注水時間,ならびにその間隔を変え
ることによってさらに安全に注水できることが期待され る。以上のようにフラッシオーバからみた場合,注水の 抵抗率を2kQ‑cmまで低下しうることが明らかになり,
使用水源の拡大の面において作業効率を一段と増大する
ことが出来る。
5. まとめ
実際のがいし汚損はその内容が複雑で,今後さらに多 くの研究を要する課題とされている。しかし, これまで
の多くの研究結果として;一般に等価塩分付着量をもっ
てその汚損の程度をあらわし莚↓、る。本報告は, カオリ
合 = 。 幻一一0 。
ン0.11mg/cm2の, もっともありうる場合の等価塩分付 着量を基準として,小口径ノズル(';0.8mm)の注 水時の特性.特に局部アーク発生電圧,ならびにフラッ シオーバ電圧について述べたものである。その結果の大 要をまとめて摘記すると次のようになる。
(1)注水時の局部アーク発生電圧は,がいしの表面に付 着残留した水分の導電度に関係する。すなわち, この
17
水分を介しての漏れ電流の発熱作用によるもので, こ の導電度の大きい条件では発生電圧が低くなる。
(2) したがって,注水の抵抗率そのものより汚損条件な らびに付着残留水分の温度が大きく関係する。
(3)注水の温度を下げることによって,局部アークの発.』
生を抑制することができる。
(4)注水時のフラッシオーバ電圧は,局部アーク発生電 圧の2〜3倍にあたる。
(5) フラッシオーバ電圧は注水の抵抗率が2kJJcm以 下になると急激に降下する傾向をもっている。したが って, フラッシオーバ電圧よりゑた場合,注水の抵抗 率の下限を2k"‑cmにとるべきである。これは従来採 用されている値より著しく小さい値である。
(6)注水時の局部アーク発生電圧ならびにフラッシオー バ電圧は,等価塩分付着量が0.05mg/cm2より小さく なるに伴って急激に上昇する。
(7) 66kVを対象とした場合, 等価塩分付着量(K;0.11 mg/Cm2)の限界は約0.02mg/cm2である。この点に 対応する注水時のフラッシオーバ電圧は72kVであ る。したがって本法による洗浄作業は安全である。
今後さらに注水方法,注水時間によるこれらの特性 を検討し,最適注水条件を求めるために目下研究中で ある。
1
文 献
(')門脇,赤上,加賀,佐藤電学誌
88,953(昭43)
(2)赤上,門脇,高橋 東北支部連大
3A‑14(昭38) (3)門脇,赤上,成田,高橋電学誌
86,930(昭4i)
門脇,加賀,佐藤 東北支部連大
7A‑23(昭41) 門脇,松山,沓沢 東北支部連大
5B‑26(昭42) 門脇,松山,沓沢 全国連大%6(昭43)
門脇,赤上,加賀,沓沢,長谷川
電学誌掲載予定(昭43.10〜11)
(4)藤村,五十嵐,山下 全国連大 821 (昭39)
門脇,加賀,沓沢 東北支部連大
7A‑24(昭41) (5)赤上,門脇,高橋 全国連大 822(昭39)
(6)電気協同研究会 電気協同研究
20−2(昭39)
(7)坪谷,藤田 北海道支部連大1−13(昭42)