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アメロジェニンの生理活性配列を同定するための研 究

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Academic year: 2021

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北海道医療大学学術リポジトリ

アメロジェニンの生理活性配列を同定するための研

著者 高橋 亜友美, 村田 佳織, 谷村 明彦, 齊藤 正人

雑誌名 北海道医療大学歯学雑誌

巻 35

号 2

ページ 52‑52

発行年 2016‑12‑31

URL http://id.nii.ac.jp/1145/00064437/

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[最近のトピックス]

アメロジェニンの生理活性配列を同定するための研究

高橋 亜友美,村田 佳織,谷村 明彦,齊藤 正人

)北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系小児歯科学分野

)北海道医療大学歯学部口腔生物学系薬理学分野

エナメルマトリックスの つであるアメロジェニン は,疎水性のN末端と親水性のC末端が共存しており,

全体では疎水性を呈している.生体内では,全長のアメ ロジェニンがMMP− やKLK により,様々なフラグ メントに分解されるが,これらフラグメントの機能は明 らかにされていない.アメロジェニン全長の機能分析に 加え,近年ではアメロジェニンの活性領域の同定やアメ ロジェニン・フラグメントの生理活性に関する研究が行 われている.

do Espirito Santo

らは,C末端側ドメインがアメロジ ェニンの自己凝集やナノスフィア構造に必要な領域であ ると報告している.また,Kunimatsuらはアメロジェニ ンの全長からN末端側を省いた領域,C末端側を省いた 領域,あるいはC末端側のみの,それぞれ 領域のリコ ンビナントタンパク質を作製し,セメント芽細胞の分化 誘導に対する作用を報告している.この報告では,C末 端側を有するタンパク質がALP活性,OCN,BSPの上昇 や石灰化物の沈着を起こすのに対して,C末端側をもた ないタンパク質では石灰化物の沈着を起こさなかったこ とから,アメロジェニンC末端側がセメント芽細胞の骨 様分化を促進する領域であると考察している.アメロジ ェニンのC末端側が生理活性に重要であるとする報告が ある一方で,N末端領域の重要性を示す報告もある.R.

Olivares−Navarrete

らは,N末端領域のみをもつリコン ビナントタンパク質(NTAP)がヒト間葉系幹細胞の

ALP活性やオステオカルシン活性の上昇に 加 え て , RUNX

のmRNA発現の強い上昇を起こすことを報告し ている.この研究では,NTAPが全長リコンビナントア メロジェニンタンパク質よりも強い分化促進作用を示す 結果が得られている.

以上の報告から,細胞の種類によって分化促進のため に必要なアメロジェニンの領域が異なると予想される.

今後,更なる研究で様々な細胞の分化に関わるアメロジ ェニンの領域が明らかになることや,またその領域を含 むペプチドを用いた組織再生療法への可能性も期待され る.

参考文献

)do Espirito Santo AR et al. The enamel organic matrix :

structure and function. Braz J Oral Sci 4 : 716 − 724, 2005

)R. Kunimatsu et al. The C−terminus of amelogenin en-

gances osteogenic differentiation of human cemen- toblasts lineage cells. J. Periodontal Res 10 : 1111, 2016

)R. Olivares−Navarrete et al. Role of the N−terminal

peptide of amelogenin on osteoblastic differentiation of human mesenchymal stem cells. Eur Cell Mater 28 : 1−

10, 2014

北海道医療大学歯学雑誌 ! 平成 年

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第35巻2号   4C150 1C133/本文 ※31‐1から組体裁変更 OTF/052     トピックス 高橋  2017.01.11 11.32.49  Page 52 

参照

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