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ISSN 0910-5174
会 報
第 164 号
平成27年9月
公益社団法人東京湾海難防止協会
表紙写真
輻輳する東京湾海上交通センターの沖合 浦賀水道航路を航行する船舶
目 次
ページ
着任のご挨拶 1
第三管区海上保安本部長 大久保 安広
就任のご挨拶 2
公益社団法人東京湾海難防止協会理事長 横山 鐵男
理事会及び総会の報告について 4
平成26年度 理事会の決議の省略
平成26年度 第2回理事会報告
平成27年度 理事会の決議の省略
平成27年度 定時社員総会報告
平成27年度 第1回理事会報告
新役員等名簿
事業紹介 9
東京湾、各港毎の「地震、津波船舶避難要領」報告書の完成
近況報告 11
平成27年(第20回)
「海の日」表彰式典について
平成27年度「海の安全運動」について 12
平成 27年度海の安全運動実施計画
平成 27年度「海の安全運動」受賞団体
平成27年度第 1 回地域連絡会だより 19
【共通】
第三管区海上保安本部からの連絡事項 21
第三管区海上保安本部交通部 安全課専門官 大川 仁史
【千葉地域連絡会】
平成27年度東京湾口航路工事・調査実施計画 28
関東地方整備局東京湾口航路事務所 工務課長 長谷川 清治
平成27年度千葉港湾事務所事業概要 31
関東地方整備局千葉港湾事務所 副所長 後藤 寿
平成27年度港湾・海岸事業の実施計画 34
千葉県土整備部港湾課 港湾整備室長 堀越 宏喜
海上保安部からの連絡事項 40
千葉海上保安部 航行安全課長 渋谷 卓矢
交通課長 佐藤 智基
【神奈川地域連絡会】
平成27年度東京湾口航路関連工事・調査事業計画
関東地方整備局東京湾口航路事務所 工務課長 長谷川 清治
(千葉地地域連絡会と同内容につき省略)
平成27年度京浜港湾事務所工事実施計画 47
関東地方整備局京浜港湾事務所 第一工務課長 小笠原 政之
平成27年度横浜港港湾工事実施計画 50
横浜市港湾局建設保全部 建設第二課長 笹 健二
平成27年度川崎港港湾工事実施計画 54
川崎市港湾局川崎港湾管理センター 担当課長 小松 正
平成27年度横須賀港港湾工事実施計画 61
横須賀市港湾部 港湾建設課係長 鈴村 論司
海上保安部からの連絡事項 65
横浜海上保安部 航行安全課長 濱中 洋尚
横須賀海上保安部 交通課長 安光 良博
【東京地域連絡会】
平成27年度東京港湾事務所事業実施概要 72
関東地方整備局東京港湾事務所 工務課長 奈良 智
平成27年度東京港港湾整備事業の概要 75
東京都港湾局港湾整備部 事業調整担当課長 杉山 晃一
海上保安部からの連絡事項 83
東京海上保安部 航行安全課長 宗像 幸夫
協会だより
主要行事・業務一覧 88
編集後記
御 挨 拶
第三管区海上保安本部長
大久保 安広
第三管区海上保安本部長の大久保でございます。 公益社団法人東京湾海難防止協会会員の皆様には、平素から海上保安業務に深い御理解と御協力 を賜り、厚くお礼申し上げます。 貴協会におかれましては、昭和 30 年に任意団体として発足以来、東京湾を中心として様々な航 行安全対策の調査研究事業をはじめとして、「海の安全運動」の推進などの海難防止思想の普及・ 啓発に積極的に取り組まれており、その活動を大変心強く思うとともに、これまでの多大なる功績 に対しまして深く敬意を表します。 さて、当管区が管轄する東京湾は、我が国の経済活動の中心である首都圏への物流、エネルギー 供給といった海上物流の大動脈となっており、大型コンテナ船や大型危険物積載船などの船舶が多 数行き交う、世界屈指の船舶交通の要衝となっております。 一方で、東京湾は良好な漁場にも恵まれ、周年を通じて漁業活動が盛んに営まれているほか、マ リンレジャーも活発に行われているなど、非常な多様性を持った海域でもあります。 加えまして、湾内各所では、5 年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けた港湾整備や海 底トンネル建設工事等の大規模プロジェクトの推進により、通航船舶の可航水域が制限されるなど、 湾内の海上交通環境は、益々厳しさを増していく状況となっております。 そのような中、ひとたび大きな事故が発生しますと、尊い人命が失われるばかりか、大規模な海 上災害の発生や海洋汚染が引き起され、船舶交通に多大な影響を与え、ここ東京湾においては、首 都圏への物流が停滞することにより、我が国の経済活動に甚大な被害をもたらすこととなります。 このため、東京湾の船舶交通の安全確保には全力で取り組んでまいりますが、この一環として、 現在、当庁では、東京湾の四つの港内交通管制室及び東京湾海上交通センターを一つに統合し、東 京湾内の船舶の一元的な動静監視及び交通管制を可能とするシステムの整備を推進しているとこ ろです。これにより、災害発生時の海上交通機能の維持、ダメージの最小化を図るとともに東京湾 の国際競争力の強化にも貢献できるものと確信しています。 今後とも、海に関する豊富な知識と経験を有する貴協会と緊密に連携し、益々複雑多様化してい く海上交通環境に適切に対応し、東京湾の安全確保に取り組んで行きたいと考えておりますので、 引き続き、会員の皆様の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、貴協会の益々の御発展と会員の皆様方の御健勝を祈念いたしまして、私の 挨拶とさせていただきます。御 挨 拶
第三管区海上保安本部長
大久保 安広
第三管区海上保安本部長の大久保でございます。 公益社団法人東京湾海難防止協会会員の皆様には、平素から海上保安業務に深い御理解と御協力 を賜り、厚くお礼申し上げます。 貴協会におかれましては、昭和 30 年に任意団体として発足以来、東京湾を中心として様々な航 行安全対策の調査研究事業をはじめとして、「海の安全運動」の推進などの海難防止思想の普及・ 啓発に積極的に取り組まれており、その活動を大変心強く思うとともに、これまでの多大なる功績 に対しまして深く敬意を表します。 さて、当管区が管轄する東京湾は、我が国の経済活動の中心である首都圏への物流、エネルギー 供給といった海上物流の大動脈となっており、大型コンテナ船や大型危険物積載船などの船舶が多 数行き交う、世界屈指の船舶交通の要衝となっております。 一方で、東京湾は良好な漁場にも恵まれ、周年を通じて漁業活動が盛んに営まれているほか、マ リンレジャーも活発に行われているなど、非常な多様性を持った海域でもあります。 加えまして、湾内各所では、5 年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けた港湾整備や海 底トンネル建設工事等の大規模プロジェクトの推進により、通航船舶の可航水域が制限されるなど、 湾内の海上交通環境は、益々厳しさを増していく状況となっております。 そのような中、ひとたび大きな事故が発生しますと、尊い人命が失われるばかりか、大規模な海 上災害の発生や海洋汚染が引き起され、船舶交通に多大な影響を与え、ここ東京湾においては、首 都圏への物流が停滞することにより、我が国の経済活動に甚大な被害をもたらすこととなります。 このため、東京湾の船舶交通の安全確保には全力で取り組んでまいりますが、この一環として、 現在、当庁では、東京湾の四つの港内交通管制室及び東京湾海上交通センターを一つに統合し、東 京湾内の船舶の一元的な動静監視及び交通管制を可能とするシステムの整備を推進しているとこ ろです。これにより、災害発生時の海上交通機能の維持、ダメージの最小化を図るとともに東京湾 の国際競争力の強化にも貢献できるものと確信しています。 今後とも、海に関する豊富な知識と経験を有する貴協会と緊密に連携し、益々複雑多様化してい く海上交通環境に適切に対応し、東京湾の安全確保に取り組んで行きたいと考えておりますので、 引き続き、会員の皆様の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、貴協会の益々の御発展と会員の皆様方の御健勝を祈念いたしまして、私の 挨拶とさせていただきます。理事長就任挨拶
公益社団法人 東京湾海難防止協会
理事長 横山 鐵男
7月1日付で理事長に就任いたしました横山でございます。海上交通の安全に寄与 するという東京湾海難防止協会の目的達成のために微力ではございますが、職務にまい 進する所存でございますので、会員の皆様をはじめ海上保安、港湾空港関係等の国や自 治体、企業、団体等の皆様のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 当協会におきましては、東京湾はもとより、茨城県から静岡県に至る海域におきまし て、港湾空港関係等のご当局や企業のご要請等に基づき、海上工事や港湾整備等に伴い ます航行安全対策に関する調査研究、海上工事の現場海域におきます航行安全情報管理 及び海上交通の安全に関する周知宣伝の事業を中心とし、数多くの事業を実施してまい りました。 これらの中心的な新たな事業につきましては、次のように取り組み、皆様のご要請等 に適切に応えてまいりたいと考えております。 航行安全対策に関する調査研究の事業につきましては、海上工事等に伴います船舶の 航行安全に関する課題や問題に対しまして、関係する皆様のご意見、学識経験者の皆様 の知見等をいただきながら、これまでの経験も加味し、海域を利用する皆様の納得と信 頼が得られますよう、更なる配慮を加え、公益社団法人としての公正、中立の立場から 科学的・客観的な安全対策を取りまとめる所存でございます。 航行安全情報管理の事業につきましては、多年にわたり操船等に経験を有する海技資 格者を業務に従事させ、海上交通に関して有しております知識・経験やこれまでの経験 から得られたノウハウを活用し、一層の注意を払い、工事現場におきます交通状況等を 適時に把握、分析するとともに、必要な措置を速やかに講じて船舶交通の安全確保等に 努める所存でございます。 船舶の航行安全に関する課題や問題につきましては、これまで以上に積極的に対応す ることとし、上記のとおり、事業運営を行ってまいりますので、ご関係の皆様には、ご 理解を賜り、このような課題や問題が生じた場合には、当協会を活用していただきます ようにお願い申し上げます。 また、今年度におきまして実施しております航行安全対策に関する調査研究及び航行 安全情報管理の事業につきましては、事業目的を再確認するとともに、これまでの経緯 等に留意しつつ、ご関係の皆様のご要請に的確に応えることができるように実施してま いりますので、引き続きご指導等をよろしくお願い申し上げます。 一方、海上交通の安全に関する周知宣伝につきましては、能動的に事業を実施するこ ととし、船舶事故の実情、事故発生の蓋然性等を分析して安全対策の重要性、緊急性を 踏まえ、ご関係の皆様にとりまして利便性のある安全対策を取りまとめて広報すること により、海上交通の安全に寄与してまいる所存でございます。 当協会の中心的な事業につきましては、以上のように取り組んでまいりますとともに、 その他の事業につきましても協会の目的達成のために時宜に適した対応を行ってまい りたいと考えておりますので、会員の皆様はもとより、ご関係の官公庁、企業、団体等 の皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
一方、海上交通の安全に関する周知宣伝につきましては、能動的に事業を実施するこ ととし、船舶事故の実情、事故発生の蓋然性等を分析して安全対策の重要性、緊急性を 踏まえ、ご関係の皆様にとりまして利便性のある安全対策を取りまとめて広報すること により、海上交通の安全に寄与してまいる所存でございます。 当協会の中心的な事業につきましては、以上のように取り組んでまいりますとともに、 その他の事業につきましても協会の目的達成のために時宜に適した対応を行ってまい りたいと考えておりますので、会員の皆様はもとより、ご関係の官公庁、企業、団体等 の皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。
理事会及び総会のご報告について
前回の会報以降、総会その他定款に基づき開催された会議等は次のとおりです。 平成26年9月 1日(月): 理事会の決議の省略(みなし理事会) 平成27年3月27日(火): 平成26年度第2回理事会 会 場 横浜市中区山下町24番地1 ワークピア横浜3階「いちょう」の間 平成27年5月 1日(金): 理事会の決議の省略(みなし理事会) 平成27年5月28日(木): 平成27年度定時社員総会及び第1回理事会 会 場 横浜市中区山下町24番地1 ワークピア横浜3階「かもめ・やまゆり」の間
○ 理事会の決議の省略(みなし理事会)
当協会定款第39条の規定に則り下記議案を提案した。 議案 株式会社 小島組の入会の承認について 平成26年9月1日、本提案について、理事全員が異議のないことを書面により意思表示し、理 事会の承認があったものとみなされた。○ 平成26年度 第2回理事会
平成27年3月24日(火)11:00に開会された。 最初に、稲垣孟会長の挨拶と平成27年度の事業の一環として、横須賀港及び木更津港を対象に地 震・津波に対する船舶避難要領の検討を行うこと、また、海難防止推進事業を従来より充実させて 実施していく旨の紹介があった。続いて次の議案について審議が行われた。 第1号議案 平成27年度事業計画(案)について 第2号議案 平成27年度収支予算(案)について 第3号議案 特別事業(50周年記念式典等)の実施について 第4号議案 特別会員としての茨城県の入会について第1号議案は、下沖理事長が協会の事業である公益目的事業の計画概要について説明した。その 主な内容は次のとおり。 当協会の公益目的事業には、調査研究事業と海難防止活動事業があり、 調査研究事業は、国、地方公共団体、企業等から委託を受けて、海上工事に伴う航行安全対策、 船舶の大型化に伴う所要の航行安全対策、あるいは危険物船等の受入れに対する航行安全対策につ いて、学識経験者、海事関係者、専門家の方々及び関係行政機関等で構成する委員会を開催して調 査、検討を行っているもので、27 年度については、今のところ 26 年度ほどのニーズは無いが、引き 続き、国、地方団体あるいは民間からの委託を受けながら実施していく。 海難防止活動事業は、日本海事センターからの補助金の助成を受けて、東京湾各港毎の地震・津 波船舶避難要領の検討、海の安全運動等の「海難防止推進事業」及び地域連絡会の開催を行うほか、 実際の海上工事にあたって、一般船舶と工事用船舶の安全を図るため、国、地方公共団体等の委託 を受けて航行安全情報管理室を設置する等により、付近海域の航行安全のための情報提供、管理、 指導を行う「航行安全情報管理業務」、民間あるいは海事関係者の方からの要望に応じた「安全講 習会の開催」、その他の事業として、会報の発行、ホームページのアップデートを行いリアルタイ ムの情報提供を実施していく旨の説明があった。 第2号議案について、一藁専務理事から平成 27 年度収支予算(案)に基づき説明があった。 両議案の説明の後、諮ったところ、一部質問等があったが、全員異議なく、原案のとおり承認され た。 第3号議案について、下沖理事長から、当協会が平成29年度で設立50周年を迎えることから、 50周年記念行事を実施することを検討していること、また、その内容として記念式典と祝賀会を 実施することを考えており、経費及び実施規模については大きな経費がかかるため、今後 3 年間、 収支の状況を見ながら考えていく旨の説明があった。このため、理事の方々の承認を得るものであ り、本議案について諮ったところ全員異議なく、原案のとおり承認された。 第4号議案について、一藁専務から、本年度、茨城県から特別会員としての入会申込があり、確 認がとれたので、平成27年度社員総会にて、特別会員として推薦するための手続きをとる旨の説 明があった。その後、議長から第4号議案について諮ったところ、全員異議なく、原案のとおり承 認された。 協会からの連絡事項として、一藁専務から、資料により総会、理事会の運営予定について説明し、 また理事、監事の就任、退任時の手続きのためのお願いがあった。 総会、理事会の運営予定の主なところは、4月に、平成26年度の決算の監査を実施し、監査終了 後、みなし理事会を実施する。5月に平成27年度定時社員総会、続いて、平成27年度の第1回 理事会を予定。また、9月に必要であれば、みなし理事会を考えており、来年3月に第2回目の理 事会を実施する旨の説明があった。 議長から、本説明に対して、意見、質問等を聞いたところ、特に質問等がなく、12:00閉会 した。
○ 理事会の決議の省略(みなし理事会)
当協会定款第39条の規定に則り下記議案を提案した。 第1号議案 平成26年度事業報告及び計算書類等の承認について 第2号議案 平成27年度社員総会の日時及び場所並びに議事に付すべき事項等の決定について 第3号議案 長期借入金について平成27年5月1日、本提案について、理事全員が異議のないことを書面により意思表示し、理 事会の承認があったものとみなされた。
○ 平成27年度定時社員総会
平成27年5月28日 10:30に開催された。 会員総数193名のうち、出席会員数87名、委任状提出会員数77名、議決権行使書提出者1 7名、合計181名で定款第18条第2項の定足数を充たして総会は成立した。 最初に稲垣孟会長から、日頃の当協会の業務運営にあたってのご指導・ご支援に対し感謝する旨 の挨拶があった。また、26年度、日本海事センターからの補助金の助成を受け、小型船舶の安全 対策を国の機関、海事関係者とともに検討を行ったこと、更に、東京湾における地震津波船舶避難 要領の検討として、京浜港横浜区、川崎区、東京区及び千葉港において検討を行い、27年度につ いても、東京湾において残された横須賀港及び木更津港を対象に所要の検討を行うこと、その他、 官庁や民間企業からの委託を受け、大型客船の受入れ検討の調査研究事業、海難防止活動事業を行 ったこと、今後も、従来通りの海難防止推進事業を展開していくこととしており、これからも会員 のご理解とご支援をお願いする旨の挨拶があった。 続いて、総会議長と議事録署名人を選任した後、審議に入った。 第1号議案:「平成26年度事業報告及び計算書類等の承認について」 下沖理事長が資料に基づき、平成26年度に実施した事業について、調査研究事業、海難防止活 動事業及び地域連絡会の各内容について説明し、続いて一藁専務理事が平成26年度の決算報告に ついて、貸借対照表、正味財産増減計算書、正味財産増減計算書内訳書、財務諸表に対する注記、 附属明細書、財産目録について説明した。 引続いて、監事を代表して、西監事が、今年4月15日に実施した平成26年度に係る事業報告 及び計算書類等の監査結果報告を行い、問題がなかった旨の報告がなされた。その後、議長が第1 号議案について諮ったところ、全員異議なく、原案のとおり承認された。 第2号議案:「平成27年度事業計画及び収支予算について」 議長から、本件は理事会の決議事項であり、去る3月に開催された「平成26年度第2回理事会 において既に承認されているものをこの総会に報告するものである旨の発言があった。その後、議 長の求めにより、報告事項として、下沖理事長から平成27年度事業計画の各事業毎の内容を、ま た、一藁専務理事から平成27年度収支予算書の損益ベース、収支予算内訳表について説明した。 第3号議案:「特別事業(50周年記念式典等)」について 議長の求めにより、下沖理事長が平成27年3月に開催された理事会において承認された事項で ある当協会の50周年記念事業について、記念式典等を実施すること、今後、事業準備金の積立を 行っていくことを報告した。 第4号議案:「特別会員としての茨城県の入会」について 議長の求めにより、下沖理事長から、平成27年3月の理事会において、意向を確認し承認のあ った茨城県の入会申込について説明を行い、総会での推薦について諮ったところ、全員異議なく、 原案のとおり承認された。 第5号議案:「長期借入金」について 議長の求めにより、一藁専務理事が平成24年度の総会において、基本財産の定期預金の一部 25,000,000 円を短期借入金の担保に供することについて承認を得ているが、不測の事態の資金確保 に備えるため、この 25,000,000 円は長期借入も可能にしておきたい旨を説明をした。その後、議長が第5号議案について諮ったところ、全員異議なく、原案のとおり承認された。 第6号議案:「理事・監事の選任について 議長が役員の選任については、定款18条5項の規定により一括決議ではなく一人ずつ決議する よう定められている旨を説明し、下沖理事長から、総会資料第6号議案「理事・監事の選任につい て」を説明した。理事の就任候補者(再任・新任)10名を一人ずつ読み上げ、それぞれ決議を諮 ったところ、全員異議なく承認された。また、監事候補者1名についても全員異議なく承認された。 議長は、以上をもって、全ての審議を終了した旨を告げ、11:25に閉会した。 ○
平成27年度第1回理事会
平成27年5月28日11:30に開会され、次の議案について審議が行われた。 第1号議案 平成27年度 会長等役員の選任について 第2号議案 内閣府への定期提出書類の提出について 第 1 号議案 平成26年度会長等役員の選任について 議長が、役員の選任とともに、地域連絡会の各支部長、顧問についても理事会の同意を得ること となっているので、それぞれ候補者を提示している旨を説明した。 続いて、議長の求めにより、下沖理事長より資料に基づき会長(代表理事)、副会長、理事長(代 表理事)、専務理事(業務執行理事)、各支部長、顧問を一人ずつ読み上げ決議を諮ったところ、 全員異議無く承認された。 第2号議案内閣府への定期提出書類の提出について 議長の求めにより、一藁専務理事が資料に基づき、毎事業年度の経過後3カ月以内に行政庁(内 閣府)に提出することが義務付けられている書類について説明を行った。この提出書類の中身につ いては、貸借対照表、損益計算書及び事業報告書並びにこれらの附属明細書については、定時総会 で承認決議を経たものを提出することが求められている旨の説明がなされた。さらに、他の提出書 の内容については、総会資料にある内容等も含め、今までの各種データー等を適正に整理し取りま とめるので、事務局に一任して欲しい旨を説明した。 その後、議長が第2号議案について諮ったところ、全員異議なく原案のとおり承認された。 議長は、以上をもって、本理事会における全ての審議を終了した旨告げ、11:40に閉会した。会 社 ・ 団 体 名 備 考 稲垣 孟 公益社団法人 東京湾海難防止協会 継続 石橋 武 東京湾水先区水先人会 継続 神奈川支部長 小磯 潮 日本郵船株式会社 横浜支店 新任 横山 鐵男 公益社団法人 東京湾海難防止協会 新任 一藁 勝 公益社団法人 東京湾海難防止協会 継続 石原 久 株式会社ポートサービス 継続 稲岡 俊一 株式会社商船三井 継続 岩山 眞士 JFEスチール株式会社 東日本製鉄所(千葉地区) 継続 上野 元 全国内航タンカー海運組合 関東支部 新任 上野 善 上野マリン・サービス株式会社 継続 榎本 裕義 株式会社ダイトーコーポレーション 千葉支店 新任 金田 章治 日本水先人会連合会 新任 熊谷 修二 JX日鉱日石エネルギー株式会社 根岸製油所 新任 小島 茂 一般社団法人 日本船長協会 再任 齊藤 宏之 東京汽船株式会社 継続 酒井 達能 東京ガス株式会社 袖ヶ浦工場 継続 佐久間 孝 東港サービス株式会社 継続 霜 知宏 JFEエンジニアリング株式会社 継続 鈴木 清剛 東亜建設工業株式会社 横浜支店 継続 多々良幸尋 海洋興業 株式会社 新任 田中 誠 防災特殊曳船株式会社 再任 千葉支部長 藤井 文人 東燃ゼネラル石油株式会社 川崎工場 継続 星野 完 出光興産株式会社 千葉製油所 継続 松田 紀道 千葉県内航海運組合 継続 屋形 一義 一般社団法人 東京港運協会 継続 山本 英治 株式会社ウィングマリタイムサービス 継続 渡辺 宏治 株式会社ダイトーコーポレーション 継続 石井 昭一 株式会社三協ロジスティクス 新任 西 修一 東洋埠頭株式会社 川崎支店 継続 大津 皓平 東京海洋大学 名誉教授 継続 下沖 秋男 公益社団法人 東京湾海難防止協会 前理事長 新任 井上 好雄 東京湾水先区水先人 新任 東京支部長 顧 問 顧 問 特別参与 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 監 事 〃 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤)
新 役 員 等 名 簿
平成27年7月1日現在 役 名 氏 名 会 長 (非常勤) 理 事 副会長 理 事 副会長 理事長 (常 勤) 専務理事 (常 勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤) 理 事 (非常勤)平成26年度「海の安全運動」受賞団体
平成 27 年 5 月 21 日 海の安全運動推進連絡会議では、海の安全運動の推進に関して、功労、成績等の実績を評 価し関係団体の活動意欲の増進と意識の高揚を図ることを目的に平成 20 年 5 月 23 日に「海 の安全運動推進連絡会議褒賞規則」を定めました。平成26年度に展開された各団体の運動 に関して特に評価が高かったものを対象として本褒賞規則に基づき幹事会で審議した結果、 1団体が受賞されましたのでご紹介します。 各団体には昨年の猛暑の中で精力的に運動を展開され、その栄誉を讃えるとともに、多大 なる功績に対して心から敬意を表します。 受賞団体( 所属地区 ) 浦安マリーナ(千葉地区 海の安全運動推進連絡会議) (功績内容) 平成20年以降にわたりマリーナ所属艇のオーナー等を対象とした海難防止講習会を 開催するほか関係機関と「連携・協力・合同」のもと多様な海難防止活動を実施し、海 難防止思想の普及啓発と安全意識の高揚に貢献されました。平成27年度第 1 回地域連絡会だより
公益社団法人 東京湾海難防止協会地域連絡会規定(平成22年11月5日東海防第15 0号)により、平成27年度第1回目の地域連絡会を、次のとおり開催しました。 千葉地域連絡会 1、 日 時 平成27年7月2日(木)14:00~16:00 2、 場 所 三井ガーデンホテル千葉 千葉市中央区中央1-11-1 3、 挨 拶 開会挨拶 千葉支部長 田中 誠 来賓挨拶 千葉海上保安部長 花井 一浩 4、 議 題 (1) 平成27年度東京湾口航路工事・調査実施計画(関東地方整備局東京湾口航路事務所) (2)平成27年度千葉港湾事務所事業実施概要(関東地方整備局千葉港湾事務所) (3)平成27年度港湾・海岸事業の実施計画(千葉県県土整備部港湾課) (4)第三管区海上保安本部からの連絡事項(第三管区海上保安本部交通部安全課) (5)千葉海上保安部からの連絡事項(千葉海上保安部航行安全課・交通課) 5、 閉会挨拶 東京湾海難防止協会理事長 横山 鐵男 神奈川地域連絡会 1、 日 時 平成27年7月8日(水)14:00~16:00 2、 場 所 ワークピア横浜 横浜市中区山下町24-1 3、 挨 拶 開会挨拶 神奈川支部長 石橋 武 来賓挨拶 横浜海上保安部長 今井 丈二 横須賀海上保安部長 永山 哲弘 4、 議 題 (1) 平成27年度東京湾口航路関連工事・調査事業計画(関東地方整備局 東京湾口航路事務所) (2) 平成27年度京浜港湾事務所工事実施計画(関東地方整備局京浜港湾事務所) (3) 平成27年度横浜港港湾工事実施計画(横浜市港湾局建設保全部) (4) 平成27年度川崎港港湾工事実施計画(川崎市港湾局川崎港湾管理センター) (5) 平成27年度横須賀港港湾工事実施計画(横須賀市港湾部港湾建設課) (6) 第三管区海上保安本部からの連絡事項(第三管区海上保安本部交通部安全課) 千葉地域連絡会の模様平成27年度第 1 回地域連絡会だより
公益社団法人 東京湾海難防止協会地域連絡会規定(平成22年11月5日東海防第15 0号)により、平成27年度第1回目の地域連絡会を、次のとおり開催しました。 千葉地域連絡会 1、 日 時 平成27年7月2日(木)14:00~16:00 2、 場 所 三井ガーデンホテル千葉 千葉市中央区中央1-11-1 3、 挨 拶 開会挨拶 千葉支部長 田中 誠 来賓挨拶 千葉海上保安部長 花井 一浩 4、 議 題 (1) 平成27年度東京湾口航路工事・調査実施計画(関東地方整備局東京湾口航路事務所) (2)平成27年度千葉港湾事務所事業実施概要(関東地方整備局千葉港湾事務所) (3)平成27年度港湾・海岸事業の実施計画(千葉県県土整備部港湾課) (4)第三管区海上保安本部からの連絡事項(第三管区海上保安本部交通部安全課) (5)千葉海上保安部からの連絡事項(千葉海上保安部航行安全課・交通課) 5、 閉会挨拶 東京湾海難防止協会理事長 横山 鐵男 神奈川地域連絡会 1、 日 時 平成27年7月8日(水)14:00~16:00 2、 場 所 ワークピア横浜 横浜市中区山下町24-1 3、 挨 拶 開会挨拶 神奈川支部長 石橋 武 来賓挨拶 横浜海上保安部長 今井 丈二 横須賀海上保安部長 永山 哲弘 4、 議 題 (1) 平成27年度東京湾口航路関連工事・調査事業計画(関東地方整備局 東京湾口航路事務所) (2) 平成27年度京浜港湾事務所工事実施計画(関東地方整備局京浜港湾事務所) (3) 平成27年度横浜港港湾工事実施計画(横浜市港湾局建設保全部) (4) 平成27年度川崎港港湾工事実施計画(川崎市港湾局川崎港湾管理センター) (5) 平成27年度横須賀港港湾工事実施計画(横須賀市港湾部港湾建設課) (6) 第三管区海上保安本部からの連絡事項(第三管区海上保安本部交通部安全課) 千葉地域連絡会の模様(7) 海上保安部からの連絡事項(横浜海上保安部航行安全課・交通課) 5、 閉会挨拶 東京湾海難防止協会理事長 横山 鐵男 東京地域連絡会 1、 日 時 平成27年7月14日(火)14:00~16:00 2、 場 所 浜松町東京会館 東京都港区浜松町2-4-1 3、 挨 拶 開会挨拶 東京支部長 井上 好雄 来賓挨拶 東京海上保安部長 伊藤 直美 4、 議 題 (1) 平成27年度東京港湾事務所事業実施概要(関東地方整備局東京港湾事務所) (2) 平成27年度東京港港湾整備事業の概要(東京都港湾局港湾整備部) (3) 第三管区海上保安本部からの連絡事項(第三管区海上保安本部交通部安全課) (4) 海上保安部からの連絡事項(東京海上保安部航行安全課) 5、 閉会挨拶 東京湾海難防止協会理事長 横山 鐵男 神奈川地域連絡会の模様 東京地域連絡会の模様
第三管区海上保安本部からの連絡事項
第三管区海上保安本部交通部
安全課専門官 大 川 仁史
第 三 管 区 海 上 保 安 本 部 か ら は 、 本 年 8 月 1 日 に 施 行 さ れ ま す 港 則 法 施 行 規 則 改 正 について説明させてい ただきます。 Ⅰ そ の 前 に 2 点 ほ ど 紹 介 さ せ て い た だ き ま す 。 1 点 目 は 、 海 上 保 安 庁 が 行 い ま す 施 策 の 「 東 京 湾 に お け る 一 元 的 な 海 上 交 通 管 制 の 構 築 」、 2 点 目 は 、「 横 浜 港 に お け 一元化先行導入」です 。 1、 東京湾における 一元的な海上交通管制 の構築 平 成 2 5 年 度 の 交 通 政 策 審 議 会 で 答 申 さ れ た 第 3 次 交 通 ビ ジ ョ ン 「 船 舶 交 通 の 安 全・安心を目指し た 取 組 み ( 答 申 )」 の 中で、船舶の大型化 や L N G 運 搬 船 の 増加により、港湾機 能 の 麻 痺 や 港 湾 地 域 の 生 活 環 境 が 脅 か さ れ る よ う な 大 規 模 海 難 が 発 生 す る 蓋 然 性 が 高 ま る ことから、経済活動 の 集 中 す る 港 湾 の 安 全 性 を 確 保 す る ため、一元的な船舶 の動静監視・情報 提 供体制の構築(情報聴取義務海域の設定等)、大規模災害発生時における船舶の安全 か つ 円 滑 な 避 難 と 被 害 の 極 少 化 の た め 、 東 京 湾 海 上 交 通 セ ン タ ー と 港 内 管 制 室 を 統 合 し 、 一 元 的 な 交 通 管 制 を 行 っ て 東 京 湾 に お け る 管 制 一 元 化 を 図 る こ と と な り ま し た。 東 京 湾 に お い て は 、 京 浜 港 ( 東 京 、 川 崎 、 横 浜 ) 及 び 千 葉 港 の 各 港 内 交 通 管 制 室 に お い て 、 各 港 内 の 管 制 水 路 を 航 行 す る 船 舶 の 動 静 把 握 、 航 行 管 制 及 び 情 報 提 供 業 務 を 実 施 す る と と も に 、 東 京 湾 海 上 交 通 セ ン タ ー に お い て 浦 賀 水 道 航 路 ・ 中 ノ 瀬 航 路 を 航 行 す る 船 舶 の 動 静 把 握 、 航 行 管 制 及 び 情 報 提 供 業 務 を 実 施 し て い る が 、 現 状 で は 、 そ れ ぞ れ が 独 立 し て 業 務 を 実 施 し て い る た め 、 大 規 模 災 害 が 発 生 し 、 船 舶 が 航 路 等 に 密 集 す る な ど の 混 乱 が 生 じ た 場 合 、 避 難 す る 船 舶 の 交 通 整 理 及 び 的 確 な 情 報 提 供 を 実 施 す る の は 困 難 な 状 況 と な っ て い ま す 。 従 っ て 、 大 規 模 災 害 発 生 時 で あ っ て も 、 東 京 湾 の 船 舶 に 対 し て 、 ス ム ー ス な 管 制 及 び 情 報 提 供 を 実 施 し 、 海 難 発 生 の 極 少 化 、 海 上 輸 送 機 能 の 確 保 及 び サ プ ラ イ チ ェ ー ン の 寸 断 の 防 止 を 図 る こ と 、 加 え て 、 平 時 に お い て 信 号 待 ち 、 渋 滞 の 緩 和 に よ り 、 物 流 の 一 層 の 効 率 化 の 実 現 、 東京 湾 の 国 際 競 争 力 の 強 化 に 貢 献 す る た め 、 東 京 湾 内 の 4 つ の 港 内 管 制 室 と 東 京 湾 海 上 交 通 セ ン タ ー を 統 合し、これらの業務を 一 元 的 に 実 施 す る こ ととしています。 一 元 的 な 海 上 交 通 管制の効果として、災 害発生時には、東京湾 の船舶に対して、スム ー ズ な 管 制 及 び 情 報 提供を実施し、海難発 生の極少化、海上輸送 機能の確保及びサプラ イチェーンの寸断の防 止を図ります。 具体的には ○船舶に対して、大 津 波 警 報 等 発 令 や 避 難 勧 告 等 の 災 害 情 報 を 迅 速 に 提 供 すること ○ 避 難 船 舶 の 動 静 を把握し、避難が競 合 す る 船 舶 へ の 管 制、避難泊地に関す る情報提供や誘導 ○ 航 路 警 戒 に 関 す る 情 報 提 供 や 漂 流 物 等 の 障 害 物 に 関 する情報提供 な ど を 行 い ま す 。 ま た 、 平 時 に は 、 手続きの簡素化、船舶 交通の整流化によって 、東京湾の国際 競争力 の強化に貢献す ることを目的としてい ます。また、浦賀水道 航路・中ノ瀬航路に必 要な航路通報と 港内の航路を通行する のに必要な事前通報の 二つを一本化し、一回 の通報で航路通 報にかかる通報が終わ るようにし、手続きの 簡素化を行う予定です 。 東京湾の入り 口から港内まで、一体 的な管制を行うことで 、船舶交通をスムーズ にし、更に船舶 の入出港に係る情報に ついて、港湾管理者等 との情報のやり取りを 強化することで、 入出港の待ち時間の軽 減に寄与するものと考 えています。 さらに、情報聴取義務 海域の設定などによる 情報提供、勧告の実施 により、船舶の 安全運航を支援する予 定です。 2、 横浜港における 先行導入について
横 浜 川 崎 区 の 強 制 水先は、その対象を 平 成 1 1 年 に 3 0 0 総 ト ン 以 上 か ら 3,000トン以上 に 緩 和 さ れ ま し た が、その後 において 約 1 5 年 が 経 過 し 、 この間同水域は、 ○ 入 港 隻 数 も 相 当 程度減少し、船舶の 混 雑 状 況 は 緩 和 し て い る 可 能 性 が あ ること ○国際コンテナ戦略港 湾として位置付けられ 、港湾整備に一定の進 展があること等 その環境が変化してい ることから、国土交通 省本省において、横浜 川崎区の強制水 先に関する検討会が開 催され、 ① 船舶大型化による 入港隻数の減少、南本 牧ふ頭の整備(沖合展 開)による船舶 交通の分散、混雑時の 航行規制等により、船 舶の輻輳状況が緩和し てきており、強 制水先を1万トン(現 行3,000トン)へ 緩和(危険物積載船を 除く)すること は適当である。 ② 緩和の実施に当た っては、安全性の一層 の向上を図る観点から 、海上保安庁が 進めている東京湾の管 制一元化(管制機能の 強化)の横浜港におけ る先行導入及び 港湾施設側の防衝対策 が図られることが適切 である。 ③ 緩和の時期は、海 上保安庁が進め ている 東京湾の管制一元化の 横浜港における 先行導入が図られる時 期に合わせることが適 切である。 ま た 、 緩 和 の 円 滑 な 施 行 及 び 施 行 後 の 確 実 な 実 施 を 期 す る た め 、 地 元 関 係 者 か ら な る安全対策協議会を設 置することが望まれる 。 と の 最 終 と り ま と め が 昨 年 平 成 2 6 年 1 0 月 に な さ れ ま し た 。 そ の 後 、 本 年 3 月 4 日 の 閣 議 決 定 に よ り 、 本 年 8 月 1 日 か ら 、 横 浜 川 崎 区 の 横 浜 港 部 分 に お け る 強 制 水 先 対 象 船 舶 が 、 総 ト ン 数 3 , 0 0 0 ト ン か ら 総 ト ン 数 1 0 , 0 0 0 ト ン 以 上 ( 危 険 物積載船は除く)の船 舶に緩和されることに なりました。 3、 強制水先緩和に 対応した航行安全対策 上 記 の 規 制 緩 和 に 伴 い 、 昨 年 1 1 月 に 地 元 に お い て 航 行 安 全 対 策 協 議 会 が 設 置 さ れ 、 こ の 強 制 水 先 緩 和 に よ り ノ ー パ イ ロ ト 船 が 増 加 す る こ と か ら 、 意 思 疎 通 欠 落 に よ る 割 り 込 み 等 の 危 険 運 航 や 経 験 不 足 に よ る 入 港 船 舶 の も た つ き 等 の 不 適 切 運 航 の 増 加 が 懸 念 さ れ る こ と か ら 、 横 浜 港 に お け る 一 層 の 安 全 を 確 保 す る た め 、 関 東 地 方 整 備 局 、 横 浜 市 港 湾 局 を 始 め と す る 地 元 協 議 会 に よ り 、 横 浜 港 に お け る 航 行 安 全 対 策を検討し、その結果 が「横浜港入出港の手 引き」に盛り込まれま した。 具体的には、 ○横浜航路に入航のル ール化 ○横浜航路の入出港時 間帯の基準の変更
と い っ た 地 元 で の 自主ルールの他、 ○ 横 浜 航 路 か ら の 入 港 が 集 中 す る 7 時 3 0 分 か ら の 入 港 時 間 対については、原則と して「水先人が乗船す る船舶」を優先 ○ 水 先 人 が 乗 船 し な い船舶で、入港経験が 過 去 1 年 以 内 に 2 回 以 内 ( 入 出 港 で 4 回 ) の船長は、タグボート を要請すること などの自主ルールを定 める見直しを行いまし た。 Ⅱ 本題の港則法施行 規則の改正の中身につ いて 前 述 の 横 浜 港 の 強 制水先緩和に伴い、海 上 保 安 庁 と し ま し て は、新たな安全対策 と し て 港 則 法 施 行 規 則を改正し、横浜航路 と そ の 周 辺 海 域 に 情 報聴取義務海域を設 けて情報提供し、また、 危 険 防 止 の た め の 航 路 外 待 機 指 示 を 行 う ようにしました。 図 の 赤 い 部 分 は 新 た に 設 定 さ れ る 予 定 の情報聴取義務海域 で、黄色い部分が航路 外待機指示対象航路と なる横浜航路です。 港則法施行規則の一部 改正によって、平成2 7年8月1日から、横 浜航路及び周 辺海域では港長が提供 する情報の聴取が義務 化されま す。 この海域を航行する特 定船舶(小型船及び雑 種船以外の船舶であっ て、総トン数 5 0 0 ト ン を 超 え る 船 舶 ) は 港 長 か ら の 情 報 を 聴 取 し 、 自 ら の 安 全 を 確 保 し て 航 行 し な け れ ば な り ま せ ん 。 危 険 を 防 止 す る た め 、 必 要 な と き は 勧 告 を 行 う こ と が あ り ます。また、勧告に基 づいて講じた措置につ いては報告を求めるこ とがあります。 航 路 内 の 船 舶 交 通 の 安 全 を 図 る た め 、 船 舶 に 対 し て 航 路 の 外 で 待 機 す る よ う 指 示 す る 場 合 が あ り ま す 。 待 機 の 指 示 に 従 わ な か っ た 場 合 に は 、 罰 則 が 科 せ ら れ る こ と があります。 提供する情報は次の通 りです。
○交通方法に関する情 報 ○交通障害の発生に関 する情報 ○危険な海域に関する 情報 ○操縦性能が制限され ている船舶の航行に関 する情報 ○著しく接近する 他の 特定船舶の動静に関す る情報 ○その他航海に必要と 認められる情報 情 報 提 供 や 勧 告 は 、 主 と し て V H F 無 線 電 話 を 用 い て 行 い ま す 。 た だ し 、 場 合 に よ っ て は 、 船 舶 電 話 や 信 号 等 の 方 法 で も 行 う 場 合 が あ り ま す の で 、 皆 様 に お か れ ま しては、所属船舶及び 取扱船舶に対する周知 をお願いします。 (本内容は神奈川地域 連絡会のものですが、 ほぼ同内容で東京、千 葉の地域連絡会 において講話いただい ています。)
平成27年度東京湾口航路工事・調査実施計画
関東地方整備局東京湾口航路事務所工務課長 長谷川 清治
東京湾湾口航路事務所はもともと開発保全航路を担当する事務所で、中ノ瀬航路と浦賀水道 航路の部分のみを担当していました。法改正によって赤いレーンの中央水路付近、太線で囲 まれた部分まで拡大され、今は東京湾中央航路という名前になりましたが、 この部分を管轄 する事務所です。 当事務所で今年度行う工事及び業務を説明させていただきます。 1 東京湾中央航路付帯工事です。 これは東京湾の中央に位置します第二海堡の保全をやっている工事です。ご存じのとおり、 第二海堡は明治時代に作られ、関東大震災によって崩壊し、その後、軍が使っていました。 先の大戦後、米軍が爆破してほとんど使えない状態になり、その後、海上保安部の方で灯台 等を建てて使っていました。関東地方整備局もその保全をしなければいけないということで、 一部分の土地の取得をして周りに護岸を造り、保全を続けています。今年度の工事ですが、 周りに鋼管矢板を打っているところで、写真で白くなっているところは上部工が 打たれてい ます。茶色の部分と「上部工」の○印がついている部分はまだ上部工が付いていませんので、 今年度はコンクリートを打って、ほぼ上部工が概成する形で終わります。また、下に「地盤 改良工」とあります。この部分は、もともとの地盤が弱いということで、左側のところも地 盤改良を行っていましたが、今回予算も付きましたので、続けてこの部分の地盤改良をやる ということです。右側の「被覆工」は、護岸前に被覆ブロックを据える工事です。○印のち ょっと上、護岸の前が白く出ていますが、ここから連続した形で被覆を手前側に延ばしてい きます。赤の「概成箇所」は、土地の造成が概成しているところです。このような形で、第 二海堡の今年度の工事は実施していきたいと思っています。 2 東京湾中央航路潜水探査他工事です。全体図で中ノ瀬と木更津の部分が、今回広がった 部分の中で、中ノ瀬泊地がマイナス15m、木更津泊地がマイナス20mということで、当局で管 理することになっています。この中で、昨年度から深浅測量等を含めて地盤の調査をかけて おり、そこに、異常物が何点かあったので、その詳細調査のために 今年度は潜水探査を行う ことにしています。躯体のような、1メートル×1メートル以上のものが、何かあるのは分かっていますが、実際どういうものがあるか 、そして、これを引き揚げるに当たっては、周 りに危険物がないかどうかも調査するために 潜水探査を行うものです。 3 東京湾中央航路深浅測量です。 昨年度はアクアラインの中央水路付近まで深浅測量をかけましたが、管轄範囲が広がった ところは全体的に、当事務所で把握しなければいけないことになっていますので、全域につ いて深浅測量をかけるつもりです。今年度は、予算等の問題もあり、赤で塗られた中ノ瀬の 西方海域部分、ここは一部、海上保安部で400mの航行制限がかかっている部分ですが、浅く なっている部分がどの辺にあるのかを先に測量をかけたいと考えています。 4 東京湾中央航路水温監視装置保守点検です。 これは引き続きやっている業務でございます。場所は中ノ瀬の第四灯標で、そこに海上保 安部の許可を受けて、水温監視装置をつけさせていただいています。昨年度までは南本牧に も、同じように岸壁に水温監視装置をつけていましたが、それは11月に撤去いたしました。 この業務の中で残っているのは第四灯標のみでして、週1で点検・月1で 潜って、水温監視 装置のプローブ(水温センサー)の保守を行います。これは年間業務ですので4月から3月 までの業務となります。 5 中央航路灯浮標保守点検です。 似たような名前ではありますが、これについては全体図を見ていただくと、金田湾と富浦 湾はうちの管轄外のようにも見えますが、これは関東地整の各事務所ごとに分担しながらや っている東京湾の水温監視業務で、湾口航路事務所としては東京湾口の水温監視・保守をや っているということです。金田湾の方は、当事務所でブイを据えて水温計をつけております。 富浦湾については岩井漁協さんのご協力を得て、定置網の方につけることで水温の監視を行 っています。これも月1点検の年間保守 業務です。 6 「その他」として、水質分析です。 これについては、先の東日本大震災の後に、海水における放射能の濃度がどうかを監視す る目的で、続けてやっております。水の採取については、当事務所の調査船「うらなみ」で 第三海堡の付近を中心に、週1回、毎週水曜日に採取して、それを請負者さんに分析してい
ただいています。それぞれの計画では、時期的な問題がいろいろありまして、 ①は、契約が9月の頭くらいと工程表には書かせていただいておりますが、 半月ほど早ま る可能性もあります。早まっても、お盆の期間に入ると、海上保安部の許可を含めて1ヵ月 から1ヵ月半弱かかるかなと思いますので、やはり開始時期は 10月上旬か9月末ぎりぎりく らいかなと思っています。 ②の潜水探査他工事の時期は変わらないと思います。今のところ、中ノ瀬と木更津のポイ ン ト 、 ピ ン ポ イ ン ト で 潜 水 探 査 を 行 う こ と に な っ て い ま す 。 本 来 、 潜 水 探 査 を か け る 前 に 磁 気 探 査 を 広 域 に か け る の で す が 、 今 回 は そ こ ま で は し な い 予 定 で す 。 事 前 の 調 査 で ど の 辺 に 物 が あ る か が わ か っ て い ま す の で 、 ピ ン ポ イ ン ト で 潜 水 探 査 を か け よ う か と 考 え て お り ま す 。 ③ の 深 浅 測 量 も 、 こ の 時 期 で い け る と 思 い ま す 。 海 上 保 安 部 の 指 導 を 受 け な が ら 、 安 全 に で き る よ う に や っ て い き た い と 思 っ て い ま す 。 航 行 制 限 が か か っ て い る あ た り だ と 思 い ま す の で 、 特 に 船 舶 の 方 に は 余 り ご 迷 惑 を か け な い と は 思 い ま す が 、 回 り 込 む と き に い ろ い ろ 問 題 は 出 て く る か な と 思 い ま す の で 、 そ こ は 業 者 、 海 上 保 安 部 と 協 議しながら安全にやっていきたいと思っておりますので、皆さんのご協力もよろしくお願い します。 Q&A Q 中ノ瀬の水温監視はどういう目的がありますか。 A 中ノ瀬の水温監視は、先ほど言った富浦湾と金田湾を含めて、東京湾の中に水温を監視 するポイントが何点かございます。東京湾の潮の流れもあるのですが、水温の流れがど ういうふうに変わっていくか、それを追うためにポイントを何点か設けて監視しており ます。 関東地方整備局東京湾口航路事務所工務課長 長谷川 清治
平成27年度千葉港湾事務所事業実施概要
関東地方整備局千葉港湾事務所副所長 後藤 寿
当事務所は、主に直轄港湾工事をやっている事務所であり、私からはその業務内容につい て説明させていただきます。 1 千葉港県の港湾と東京湾の環境です。 当事務所が千葉県において仕事を始めさせていただいたのは、名洗港を避難港として整備 することから始まりました。それが昭和27年の頃で、その後、名洗港の整備が終わった後の 昭和40年に名洗港を廃止して、千葉港工事事務所を立ち上げました。それから今年で 50年を 迎 え る こ と に な り ま し た 。 そ の 間 、 千 葉 港 、 主 に 船 橋 と 千 葉 の 中 央 地 区 あ た り 、 あ と は 木 更 津 港 を 中 心 に 港 湾 整 備 を や っ て い ま す 。 ま た 、 昭 和 16年 か ら は 東 京 湾 の 一 般 海 域 、 青 く 塗 ら れ た 部 分 で す が 、 そ こ で ご み の 回 収 、 油 の 回 収 事 業 を 行 っ て い る と こ ろ で す 。 今 年 度 の 事 業 に つ き ま し て は 、 船橋の葛南中央、千葉中央、 富 津 、 あ と は 一 般 海 域 で 事 業をやっているところです。 2 主要プロジェクトの概要です。 (1) 千葉港葛南中央地区についての浚渫工事です。 こ こ の 船 橋 航 路 、 水 深 - 12m を 確 保 し な け れ ば い け な い と こ ろ で す が 、 若 干 埋 没 し て い る と こ ろ が あ り ま し て 、 そ こ の 浚 渫 を 行 っ て い ま す 。 今 年 度 は 大 体 こ の 辺 の 場 所 を や っ て い き ま す 。 現 在 実 施 中 で 8 月 こ ろ に は 終 わ る 予 定 で 、 約 6 割 の 浚 渫が終わっています。 ( 2 ) 千 葉 中 央 地 区 岸 壁 (-12m)(改良工事)です。 F 岸 壁 と 称 し て お り ま す 場所の老朽化延命化対策で、現在、鋼管矢板を打った構造になっておりますが、赤い部分で 鋼管の耐力が不足している状況が判明しまして、背後の地盤を強化することによって、鋼管 にかかる負担が軽減するということで、地盤改良工事をやっているところです。 地盤改良の工法 は 、 高圧 噴射 攪 拌工法 と 薬液注 入工 法の 2種 類 を使っ て おりま す。 薬液 注入 工 法につ い ては、背後からロットを入れて、 エプロ ンは 使い なが ら 地盤の 改 良をす ると いう 工事 で 、作業 の 影響を 与え ない よう な 配慮を し ている とこ ろで す。 千 葉港の 事 業についてはこの二つです。 4 富 津で 実施 して い る事業 で す。 (1) 東京湾浅場造成事業です。 今、 東 京外 郭 環状 道 路 工事 を 道路部局でやっておりまして、千葉県側の部分で排出される土砂がかなりあります。これを 富津の窪地で底質が悪化している 部分 に埋め戻しを行うという事業 です 。排出した土砂を市川と千葉 から船で海上運搬して、富津の仮 置きヤードに一旦持ってまいりま す。ここで粘土分の多い土とかは 砂をまぜたりしながら粒度調整し て、富津沖に埋め戻す事業です。 こういう窪地に埋め戻 して、その 後に 、覆砂といって、上に砂をか ぶせます。もともとこの辺の底質 が悪化して生物がすめないような 環境だったものを、こういう環境 改善を図ることによって生物の生 息環境が改善されるだろうということでやっている事業でございます。 (2) そのほかに、直轄海洋環 境整備事業です。 ごみ・油回収事業をや っており まして、青いところの港湾区域か ら外れる一般海域に流れ出た 、木 材なども含めたごみを、 直轄で持 っている「べいくりん」という船 で 回収しているところでございま す。 平時でやっているのはこのよ うな事業ですが、平成 25年度から 一部港湾法が改正されまして、災 害時の対応として、緊急確保航路 の警戒という業務が加わっており
ます。 災害 時に 、一 般 海域で 船 が衝突 した り物 が沈 ん だりす る ことが 想定 され るわ け で、こ う いうと きに 港湾 機能 を 維持す る ために 障害 物を 取り 除 いたり 、 船の避 難場 所を 確保 し たり す る ために 、航 路を 警戒 す る業務 で ござい ます 。緊 急確 保 航路に 指 定され てい るエ リア は 、この よ うに東 京湾 の色 のつ い ている と ころが 新し く指 定さ れ ており ま すが、 千葉 港 の 担務 と しては 図 の赤で 示す あた りで す 。 湾口 航 路の方 にも そう いう 業 務があ り ますの で、 その 辺は 連 携して や ること にな って おり ま すが、 実 際にど うい うこ とが 起 きるの か が想定 でき てい ない と いうか 、 少し考 えな いと いけ な いとこ ろ があり まし て、 その 辺 は訓練 し ながら 対応 を考 えて い くとい う ことで 、準 備を 進め て いると こ ろです。
平成27年度港湾・海岸事業の実施計画
千葉県土整備部港湾課港湾整備室長 堀越 宏喜
千葉県港湾課港湾整備室長の堀越です。よろしくお願いします。 私からは千葉県の港湾の現況と、平成27年度の事業実施計画等について説明させていただ きます。 1 港湾を取り巻く取り巻くトピックスを三つばかり紹介させていただき ます。 トピック1: 一つ目は千葉県及び周辺における主要道路の開通 です。 今年6月7日、圏央道の神崎~大栄間 が開通いたしました。これによりまして、 東関東自動車道と常磐道が圏央道で接続 されることとなり、北関東や東北地方か ら成田空港、京葉工業地帯、また 、鹿島 臨海工業地帯に向かう物流車両が 、都心 を経由せずにアクセスすることができる ようになっております。また、外環道に つきましては平成29年度に開通予定で、 この開通によりまして、特に 、葛南中央 地区から北関東、又は関越道、東北道、 常磐道と京葉道路・東関東道路が外環で 接続されますので、船橋港から北関東へ のアクセスが容易になってきたというこ とでございます。 トピック2: 千葉港港湾計画の改訂に 関してです。 千葉港港湾計画につきましては、平成 14年3月に改訂して、既に13年以上が経過していますが、港湾を取り巻く現況が大きく変化 しているということで、できるだけ早期の改訂が必要となっております。県といたしまして は、まず改訂を行うに当たって、20年 から30年後の平成49年、59年における 千葉港の姿を見据えた長期構想計画を 策定し、その後、10年から15年後の姿 を目標とした計画を、次期港湾計画と して検討していく予定です。 昨年度の平成27年3月20日に、行政 を中心とした千葉港長期構想検討専門 部会幹事会を開催して、第2回目を5 月12日に開催しました。また、この幹 事会での議論を踏まえ、6月8日に学 識経験者、港湾関係者、関係市等で構 成した専門部会を開催 しております。これによりまして長期構想を固め、その後、港湾計画の改訂を進めさせていただきたいと考 えております。 トピック3: 港湾施設の長寿命化計画です。 千葉県の港湾施設につきましては、 1970年代から80年代のいわゆる高度 成長期を中心に大量に整備された施 設がほとんどです。これらが順次更 新時期を迎えており、 このため、千 葉県では将来的な維持管理費の削減 を目的として、予防保全的な維持管 理、維持補修費の平準化の検討を行 いました。それで港湾施設の長寿命 化計画を平成 27年3月に公表いたし ております。これによりまして 、ま ず維持管理をせずに、壊れた後に施 設 更 新 を 実 施 し た 場 合 は 、 50 年 で 1500億円の費用がかかりますが、事前に予防保全の対策を行い、延命化を図って行った場合 の費用とは、270億円で済むので、約8割の削減ができるということで計画いたしまして、こ れに基づき維持補修計画を進めていくということです。 2 港湾の現況について ① 千葉港の港湾取扱貨物の動向につ いて 平成26年の取扱貨物量 は1億6283 万トンで、前年比1189万トンの約8% の増加となっております。これは特に 原油と石油製品の増加が主です。要因 としては円安によりガソリン、軽油な どの石油製品の輸出が 増え、それに伴 い原油の輸入も増えて いることが考え られます。このうち、公共バースにお け る 取 り 扱 い は 1219 万 ト ン 、 前 年 比 2%、26万トンの増加です。主要貨物 としては、完成自動車、鋼材、砂砂利 等です。公共の割合としては全体貨物 量の7%になっていす。特に、貨物に おきまして、コンテナの取扱量は、26 年度におきましては外内貿合わせて実 入り、 TEU換算で6万9539TEU、重量で 90 万 ト ン で 、 前 年 比 よ り 3161TEU 、 約 4%の減少となっております。これは 主に千葉港中央コンテナターミナルで すが、こちらにおいては平成26年で4
万4184TEU、約4%の減となっております。現在、中央地区におきましては韓国、東南アジア、 バンコック、韓国タイ航路、台湾南中国、マニラ航路、東南アジア航路の5航路が就航して おります。そのうち、東南アジア航路につきましては内航フィーダーの第1船が入った後に、 第2船以降として千葉港に参るという内航フィーダーの方の意向になっております。 平成 19年に外航コンテナが減少し、こちら の内航コンテナが増加しているのは、 これが内航フィーダーに移行したため となっております。 ② 木更津港の港湾取扱貨物の動向に ついて ちょっと割愛させていただきまして、 公共での取扱量は、前年比より33万ト ン(9パーセント)の減少となって349 万トンとなっております。こちらにつ きましては残土等が減ったことが考え られますが、近年、中古自動車の輸出 が増加しております。 ③ 県の財政状況について 平成27年度建土整備部当初予算でご ざいますが、1兆7095億円で、前年比 5.9%増となっております。増加した原 因として、消費税の8%引き上げがお おむね平年度化することや、企業業績 の回復に伴いまして税収の増が見込ま れるということでございます。 さらに、港湾を所管しております建 土整備部でございます。このうち、建 土整備部の港湾費としては、全体の建 土 整 備 部 予 算 の う ち 3.3 % 、 36億 9300 万円となっております。こちらについ ては前年度比9%、3億円ほどの増と なっております。 ④ 平成27年度港湾関係事業の概要に ついて 港湾事業としては大きく二つに分け て港湾事業と海岸事業がございます。 港湾事業につきましては、千葉港、木 更津港、館山港、事業としては名洗港 もございますが、本年度は名洗港につ いては事業はございません。 7 県の財政状況について 歳 入 歳 出 平成27年度 当初予算の状況 県税 44.1% 使用料・手数料1.6% 諸収入 13.2% その他 3.4% 県債 13.0% 地方交付税 9.2% 国庫支出金 10.2% 義務的経費 60.1% 人件費 33.6% 教育職員 22.5% 警察職員 7.1% 一般職員 4.0% 社会保障費 14.9% 公債費 11.6% 物件費 1.9% 補助金・負担金・交付金 13.2% 貸付金 11.2% その他 1.8%補助 4.5% 単独 3.5% 普通建設 8.0% 投資的経費 9.8% その他 30.1% 地方贈与税 5.3% 総 額 1兆7,095億 77百万円 その他 3.7% 総 額 1兆7,095億 77百万円