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結 り単価 の精 度 は い 解析 した期 間は か ら 果 までの 間であった 各魚種 についての間 か ら までの 間にわたって漁獲量 単価 は 間販売金額 を間漁獲量で除 して求めた 異 のが な く単価 消費者物価指数 による補正済み なるの単価 を比較す るにあた り単価 は 現在 以同

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Academic year: 2021

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Bull.YamaguchiPref.Fish.Res.Ctr.2,151-157 (2004)

山口県瀬戸内海における魚価動向とその類型化

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KIMURA

Since1997pricesofmanykindsoffiShandshellfishhavefallensharplyatthelandingportfacing theSetolnlandSeainYamaguchiprefecture.Comparingthesepr●lCeSin2002tothosein1985,63out

of80kindsoffiShandshellfishhavefallenintermsofmonetaryamountin2002.TheprlCeSOfmany kindsoffishhavefallensharply,butthoseofmorethanhalfcrustaceanshaverisen.Thepricesof molluskhavenotfallensosharplycomparedtothoseoffish.

BrakingthemovementsoffiShandshellfishprl●CeSdur●lng1985to2002downintoseveraltypesis necessarytoanalysetheconsumerneeds.Atfirst,theclusteranalysi●sWasemployedforthe movementsof50kindsof丘Shandshellfishpr●lCeS,and430fthem wereclassifledintoeighttypes. Fortheclusteranalysisstandardizedpriceswereused.Secondly,threeyearsrunningmeansof

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standardizedpricewerecalculatedforeachofeighttypes.ForremalnlngSevenand30kindsoffish andshel岨shprices,threeyearsrunningmeansofstandardizedpricewerealsocalculated.Atlast, similaritiesbetweenthreeyearsrunnl●ngmeanOfremaining37丘Shandshell丘shpricesandthatof ● eachofeighttypeswerecalculatedtodecidethetypetowhichtheyshouldbelong.AndeachprlCe movementof80kindsfiShandshellfishwasabletobeclassifiedintooneofeighttypes.

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近年,生産者段 階における魚価 の下落 ・低迷傾向が 顕著 となっている。 魚価 は漁業所得 を決定する主要な 要因であ り, これの下落 ・低迷 は漁業経営 にとって重 大 な問題である。 魚価の経年的な動向は,数多 い魚介 類各種 において画一的なものではな く,下落開始時期 や下落率 は魚種 によって様々であ り,中には高騰 して いる魚種 もある。 魚価の下落 ・低迷要因を解析 し,負 価 の回復 を図るためには魚種 ごとに魚価の経年的動向 を類型化する必要があると考 えてこれを試みた。

山口県熊毛都 に位置 し,瀬戸内海の伊予灘 に面 した 平生町漁業協同組合 (図 1)が広島市方面へ出荷 した 漁獲物の年間単価 を解析対象 とした。同漁協 は生産者 -1 51-か ら漁獲物 を集荷 して販売する共同出荷形式 をとって いるため,漁獲物の重量 については正確 に計量 してお 図

(2)

り,単価 の精 度 は高 い。解析 した期 間は1985年 か ら 2002年 までの18年 間であった。各魚種 についての年間 単価 は年 間販売金額 を年間漁獲量で除 して求めた。異 なる年の単価 を比較す るにあた り,単価 は2002年現在 の貨幣価値 に補正 した。補正 には消費者物価指数 (全 国 :2000年 -100)1'を用いた。 単価動向の類型 を抽 出す るためには, クラス ター分 析 (群平均法)2'を用 いた。1985年か ら2002年の問に 漁獲量0の年が な く,18年 間にわたって単価 の得 られ る魚種 は80種 であった。これ らの うちか ら ・水産資源 として重要性が高い ・漁獲量が比較的多 い を判断基準 として50種 をクラス ター分析 の対象魚種 に 選定 した。 クラス ター計算 にあたっては数値の標準化 が必要であるが,次式 に示す ように各年の単価 につい て18年 間平均単価 か らの偏差 を求め,偏差 を平均単価 で除 して標準化 を図った。 xij-

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:魚種 iの j年 における単価 :魚種 iの平均単価 単価 の経年変化 に関す るクラス ターがい くつか形成 された ところで,各 クラス ターをもって単価動 向の類 型 とした。各類型す なわちクラス ターごとに1985年か ら2002年 までの各年 についてクラス ター構成魚種標準 化単価 の平均値 を計算 し,その3か年移動平均 を求め た。 この ように して求めた移動平均値 を各類型の単価 動向を表す指数 とした。 クラス ター分析 の対象 としな か った30種 とクラス ター分析 で類型化で きなか った魚 種 の類型化 につ いては,その魚種 の標準化単価3か年 移動平均値 と先 に求めた類型 ごとの単価動 向を表す指 敬 (移動平均値) とを比較 して,最 も経年変化が類似 している類型 に分類 した。経年変化の類似性 について は次式 によ り類型の単価動向を表す指数 と当該魚種 の 標準化単価3か年移動平均値の差の二乗和 を求め, こ れが最小 となる類型 を最 も類似 しているもの とした。

(xi- Ci)2 i:西暦年 (移動平均の中心年) xi:i年 にお けるある魚種 の標準化 単価 移動 平均 ci :i年 にお けるあ る類型 の単価動 向 を表す 指数

1985年か ら2002年 までの18年 間にわたって漁獲量0 の年が な く,単価 (消費者物価指数 による補正済み。 以下同 じ。)が継続的 に把握 で きる魚種80種 につ いて 単価の単純平均お よび漁獲量で重み付 け した加重平均 な らびに消費者物価指数 を図2に示 した。単純平均単 価 は1990年 までは1,017-1,086円/kgであったが,1991 年 と1992年 はそれぞれ989円/kg,967円/kgといずれ も1,000円/kgを下回った。1993年 には1,109円/kgに急 騰 し, この年 を ピー ク と して漸 減傾 向 にあ ったが, 1997年,1998年お よび2001年 にそれぞれ対前年比8%, 9%,11%の大幅な下落 を経 て低迷 に至 った。2002年 単価 (778円/kg) は1985年単価 と比べ て27%の下落で あ り,1993年の最高値 と比べ る と30%の下落率であっ た。 加 重 平均 単価 は1996年 に571円/kgの最 高値 が 2002年 には335円/kgとな り,下落率 は41%であった。 消費者物価指数 は1986年 と1987年が同 じであったほか は,1998年 まで上昇 した。しか し,1999年以降2002年 までは継続 して下落 を続 けてお りデフレー ションであ ることを示 した。1998年か ら2002年 までの消費者物価 指数下落率 は2.6%であった。1998年か ら2002年の問に おける単純平均単価 の下落率 は9.6%であって,消章者 物価下落率 の3.7倍 に達 し,魚価低迷 の原 因 をデ フ レ ー シ ョンとして説明す るのは困難であった。平生町漁 協 における主要 な80魚種 について1985年の単価 と2002 年の単価 を表 1に示 した。表 1においてカタカナで記 載 した魚種 は種が特定で きるものを表す。漢字お よび ひ らがなで表記 した魚種 は種が特定で きない ものかあ るい は特 定 可 能 な魚種 の銘柄 を表 した もので あ る。 「わかな」はブ リの 0歳魚,「すず き」はスズキの成魚, 消 費 者 物 価 指 数 198519901995 2000 回 2平生町漁業協同組合漁獲 物の単価の推移 単価は単純平均 , 加重平均とも消費 者物価指数によ り補正済み。

(3)

ト L一[ トト ー Lr1 .■■■ l .'-t LFF L L. 表1 平生町漁業協 同組合主要魚種 の単価 についての1985年 と2002年の比較 (消費者物価補正済み) 魚種名 単価 円/kg 魚種名 単価 円/kg 魚種名 単 価 円/kg 1985年 2002年 1985年 2002年 1985年 2002年 トカゲエソ 57 23アカエイ 457 166マゴチ 1,279 570 アカハゼ 58 67ホシザ メ 468 108メイタガレイ 1,290 778 シログチ 87 56マアジ 476 229ウナギ 1,296 1,566 カタクチイワシ 98 122トリガイ 526 160アイナメ 1,3 15 1,417 ゲンコ 101 56クジメ 553 201 カミナリイカ 1,349 511 イシガニ 144 640ニベ 559 243メジナ 1,404 135 ヒメガイ 150 103 ウミタナゴ 586 234はね 1,430 225 ジンドゥイカ 157 307アカカマス 587 496赤なまこ 1,435 705 クラカケトラギス 194 102タチウオ 631 353セトダイ 1,611 541 シリヤケイカ 212 40マアナゴ 668 7 39アカガイ 1,666 1,643 ほら貝 222 154せい ご 679 244アオリイカ 1,716 811 サカタザメ 2 22 25イヌノシタ 712 623スズキ 1,770 536 テナガダコ 228 235ミミイカ 723 193サザエ 1,7 92 623 ボラ 238 83ムシガレイ 740 566キユウセン 雄 1,793 811 黒なまこ 259 147コウイカ 756 20 2クロダイ 1,834 295 小えび 276 344マダコ 776 677コショウダイ 1,949 493 シャコ 294 480ナガ ニシ 842 1,400イシダイ 2,231 1,737 カナガシラ 302 71クロソイ 879 390オニオコゼ 2,653 2,253 ウマヅラハギ 311 528ぶとえび 917 609ガザミ 2,6 54 2,421 メナダ 328 39マナガツオ 989 2,052キジハタ 2,682 2,599 わかな 329 69イイダコ 1,050 237 マダイ 2,728 909 タロアナゴ 363 388マコガレイ 1,071 1,0 64トラフグ 2,846 5,467 なまこ 402 231イサキ 1, 09 1 2 11 ヒラ メ 2, 911 1,64 3 ジヤノメガザミ 412 746ノヽモ 1,114 545 クロアワビ 3,408 5,574 アカニシ 426 218シロギス 1,140 1,270シバエビ 3,567 2,077 タイワンガザミ 434 1,177メバノレ 1,223 906ク′レマエビ 6,577 5 ,069 イタヤガイ 434 134イボダイ 1,243 109単純平均 1,067 778 ーヽ 0 4 帆 3 m 2 Ⅷ U 0 r H H h m T 3 0 50% 60% 70% 80% 90% 100% 「はね」 はスズキの未成魚, 「せ い ご」 はスズキの0歳 魚 をそれぞれ表す。 「ぶ とえび」 はサ ルエ ビの 大型個 体 を選抜 した もの を表 し, 「小 型 えび」 はサ ルエ ビ, トラエ ビ, アカエ ビ, キ シエ ビが混合 してい る。 「赤 な ま こ」,「青な まこ」, 「黒 なまこ」 はいず れ もマナマ コの変異種 を区別 した もの と思 われる。 平均単価計算 に用 いた80魚種 につい て,単価 階層別 の種 数 を図3に示 した。1,000円/k g以上の魚種 は1985 年 には49% (39種 )であった が,2002年 には28% (22 種 ) に減少 した 。一万,500円/kg未満 の魚種 は1985 年 の3 8% (30種 )か ら2002年 は54% (43種) に増加 し た。単価 階 層別 に1985年 と2002年の構成比 を比較す る と,構成比 が増大 したの は250円/kg未満 階層 と500円 /kg以上750円/kg未満階 層 であ った。特に250円/kg未 満 階層 は1985年 には18% (14 種 ) であ った ものが2002 年 には43% (34種 ) とな り,著 しく増加 した。この 階 層の構成比が増加する時期についてみると,1997年以 降増加傾向が顕著となっており , 平均単価が下落・低 迷する時期と 一 致した 。 構成比の減少した階層は250 円 / k g以上500円/kg 未満 階層,750円/kg以上1,0 00円 //kg未満階層お kg未満階層,1,000円 /kg以上2,000円 よ び2 , 000円 / kg以上3 , 000円/kg未満 階層 であ った。特 に250円/kg以上500円/kg未満 階層 と1,000円/kg以上 -153 -8 8 8 8 8 Q Y 91 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 1 1 1 1 1 1 1 ー 一t▼ 8905671 2 3 1994 1995 1996 199

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す ることを特徴 とした。高級魚 である2,000円/kg以上 3,000円/kg未満階層 と3,000円/kg以上階層 の構成比減 少が わずかであったので,魚価 は低級魚 と高級魚の二 極へ分化 した ように見 えた。 しか し,高級魚 階層 の構 成比 は増大 してお らず,二極分化 は中級魚 階層が低級 魚階層 に移行 したため生 じた見かけ上の現象であった。 50魚種 の単価経年変化 についてクラス ター分析 を行 った結果 は図4に示 した。ユ ー ク リッ ド距離1.85にお いて4つのクラス ター形成が認め られた。図4の クラ ス ターに上か ら順 に番号 を付 けて,第 1クラス ターか ら第4クラス ター とす ると第 1クラス ターは36魚種 で 構成 される大 きなものであった。第2か ら第 4クラス ターは3魚種 または4魚種 で構成 されていた。第1ク ラス ターの構成魚種 が多数であるため, この クラス タ ーにつ いては便 宜 的 にユ ー ク リ ッ ド距離1.0か ら1.2の 範 囲で細分 して5つのサブクラス ターに分割 した。こ のようにして得た合計8つのクラス ターのそれぞれを8 つの類型 として,類型の単価動向を表す指数をクラス タ ー構成魚種の標準化単価 とともに図5に示 した。類型は 1985年以降の数年問と2002年以前の数年問の単価の騰落 関係 によって,下落型 と高騰型に区分 し,騰落の程度に よって高度,中皮,軽度に区分 した。また,高騰 または 下落が調査期間中継続する傾向にあるものを継続型,調 査期間の途中で起 こるものを後半型に分けた。調査期間 中に高騰 した後,下落する型については高騰後下落型 と した。各類型の特徴 は次のとお りであった。 高度継続下落型 (クラス ター3) 1985年か ら2002年 まで単価 は継続的かつ大幅 に下落 した。2002年単価 の 1985年単価 に対す る割合 は約18%。 中度継続 下落型 (ク ラス ター1- 2) 1985年 か ら 2002年 まで継続 して下落 した。2002年単価 の1985年単 価 に対す る割合 は約38%。 軽度継 続下落型 (ク ラス ター1- 5) 1985年 か ら 2002年 まで単価 は継続 して緩やか に下落 した。2002年 単価 の1985年単価 に対す る割合 は約80%。 高度後 半下落型 (ク ラス ター1- 3) 1985年 か ら 1991年 にかけて単価 はわずか に高騰 したが,1992年以 降2002年 まで継続 して下落 した。2002年単価 の1985年 単価 に対す る割合 は約37%。 軽度後 半下落型 (ク ラス ター1- 1) 1985年 か ら 1993年 まで単価 はほぼ横 ばいであったが,1994年以降 2002年 まで継続 して下落 した。2002年単価 の1985年単 価 に対す る割合 は約53%。 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 図4 魚種別単価の動向に関するクラスター分析結果

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1二戸 転 声 野 Y ,;'';'.〝、 一′ lr 軽度高騰型 ( クラスター1-4) 1985 1990 19 95 2000 図5 類型化 し た魚種別単価 と類型ごとの単価動向を表す指数 細線は類型を構成する魚種の標準化された単価,太線は類型の 単価動向を表す指数をそれぞれ表す。 類型 ごとの単 価動 向を表す指数 (移動平均値) と37 魚種 の標準化 単価3か年移動平均値 との偏差の平方和 は図6に示 し た。各魚種 ともその魚種が該当す る類型 では平方和が 低 い値 とな り,類型の動 向 とよ く合致す ることを示 し た。偏差の平方和 は高度継続下落型 に分 類 される魚種 では当然,高度継続下落型の単価動向を 表す指数 との 偏差の平方和が最小 となったが,高度後 半下落型 との 比較 において も偏差の平方和が低 い値 と なった。逆 に,高度後半下落型 に 分類 された魚種 は高 度継続下落型 との比較 において偏差 の平方和が低 い値 を示 し,二つの類型の単価動 は類似 して いることを示 した。同様の関係 は高騰後下落型 と高度高騰 型 との問 にも認め られた。80魚種 の単価動 向に つ いて類型化 した結果 を魚類, 甲殻類,軟体類 ・その 他 に区分 して表2に示 した。80 魚種 の内訳 は魚類が50種, 甲 殻類が 9種,軟体類が18 種, なまこ類が3種 であった。 騰落区分で下落に分類 され た魚種 は63種 で うち魚 類 は42種 (魚 類 種 数 め 84%), 甲殻類 は4種 (44%),軟体類 は14種 (78%) , なまこ類 は3種 (100%)であ った。下落率が大 きい -155-高度継続下落型 と高度後半下 落型 についてみると両類 型合 わせ て魚類 は12種 (24%) ,甲殻類 は0種 (0%), 軟体類 は2種 (11%),な まこ 類 は1種 (33%)であ っ た。逆 に,上昇率の大 きい 高度高騰型 についてみ る と 魚類 は1種 (2%),甲殻 類 は5種 (56%),軟体類 は3 種(17%),なまこ類 は0種 (0%)であった 。なまこ類 と魚類 において単価下落傾 向が顕著である 反面, 甲殻 類 においては単価 の高騰す る魚種割合が高 く,かつ単 価下落魚種 において も下落の程度は軽度で あった。

魚価 の経時 的な動 向を類型化す るような場合,客観 的な類型化 を 行 う上で クラス ター分析 が有効 である。 しか し,階層的クラス タ ー分析 において類型化対象 の 全 てが類型化 に適当な数 のクラス タ」 に集約 されるこ とはまず期待 で きないで あろう。 このたびの解析結果 では,50魚種 中8類

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し ・- .-.--ト は 虹・= ・:1 ..卜.日.日 日日日〓 ・目し 1-・帖 rト: =rト ト トル 等 -け ヒ ート _ .A L _ ■,_ . _ _ ■ で きる利点がある。 この手法 は魚価のように類型の数 が限定的な場合 には特 に有効であると考 える。 表2を見 ると魚類の単価下落傾向が鮮明である。消 費者が魚 を購入す るときには具体的な魚種名 を念頭 に 置 くよ りも,「刺身用」,「煮付 け用 白身魚」,「焼 き魚 用青物」な どと料理 を想定 してそれに通 した魚のカテ ゴリーか ら価格,鮮度,大 きさなどを考慮 して選択 し ているのではないだろうか。つ ま り,魚類 は輸入魚 な どとの競合のほかに料理法で同 じカテゴリーに属する 魚同士の競合があるので,高値 を付 けに くい と考 えら れる。魚価 を維持あるいは回復 させ るためには,差別 化, ブラン ド化 などの対策が必要 と思われる。その裏 付 け として鮮 度保持技術 や規格化 の徹底 が必要 であ る。 また,高度継続下落型 に分類 されたタロダイ,メ ジナ, はね, カナガシラ,サカタザメ, イイダコ, シ リヤケイカは2002年単価が1985年の1/5以下 となっ た。単価の動向においてこれ らと類似性 の高いことが 認め られた高度後半下落型魚種 (マダイ, コシ ョウダ イ, トカゲエ ソ, ボ ラ,せ いご, メナダ, ホ シザメ, 青 なまこ)の単価 はほぼ1/3となった。食材 として 非常 に低い評価がなされている。 これ らの魚種 には調 理 しに くい とか,肉質に特徴があるなど消費者か ら敬 遠 される要因が想定 される。 魚価の維持,回復 には魚 種 ごとに適 した調理方法の普及や教育活動が有効 と考 え られるので組織的,効率的にそれ らを行 うことが必 要であろう。 単価が下落する魚種の多 い中で, 甲殻類が単価 を維 拷,向上 させ る傾向が際だっている。 えび,かに類 は 消費者の需要が強 く,大量の輸入がなされて もなお供 給過剰 に陥っていないことが想像 される。甲殻類 な ら -15 7-ぴに高騰型 と分類 された魚種 については栽培漁業や資 源管理 などの漁業生産 を振興することが漁業にとって 重要であろう。 類型化 された魚種 についてその特性 と単価騰落の関 係 について若干の考察 を行 ったが,調理方法 をは じめ とする消費者の意識や輸入魚種 との関係 などを合 わせ て考察することで,魚価騰落の要因 と対策が よ り鮮明 になることが期待 される。 今後の課題 としたい。 魚価低迷の原因に関する考察はこの研究の主題では ないが,図2の単純平均単価 の動向か ら 「経済バ ブル の崩壊 による」,「不景気のため」,「デフレーシ ョンの ため」 な どの説明は正鵠 を射た ものではない と考 えら れる。特 に1997年以降,従来の単価変動範囲を超 えて 魚価 は低迷 し続 けてお り,一過性 の要因ではない構造 的要因が背景にあることが想像 される。魚価 は漁業所 得 を決定する主要因であることか ら,漁業生産者の経 営悪化 を食い止めるため総合的対策をもって魚価 回復 を目指す必要がある。 謝 辞 本報告 をまとめるにあた り,漁業協同組合の統計資 料 を提供 して くださいました平生町漁業協同組合 山 根勝法組合長な らびに吉井 持氏 に深 く感謝いた しま す。 文 献 1)総務省統計局 (2003):平成14年度消費者物価指数統 計年報. 2)田中 豊 ・脇本和 昌 (1983):多変量統計解析 .現代 数学社,東京,229-244.

参照

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