• 検索結果がありません。

Functional and Genetic Analysis ofIVIacrophage Nitric Oxide Production in h/Iice

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Functional and Genetic Analysis ofIVIacrophage Nitric Oxide Production in h/Iice"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

博 士 ( 獣 医 学 ) ア ブ レ ス ジ ー ン ベ ナ フ ロ ー ア

学 位 論 文 題 名

      Functional and Genetic Analysis of IVIacrophage Nitric Oxide Production in h/Iice

(マウスにおけるマクロファージの

一酸化窒素生産能に関する機能的およぴ遺伝的解析)

学 位 論 文 内 容 の 要 旨

  本研究では、マウスを用いてサイ卜カイン刺激後およびS.typhimurium感染時のNO 産生に関するNramplと覡向遺伝子の役割について解析を行った。またサイトカイン 刺激後比較的高いNO産生を示すと考えられるいくっかのマウス系統のマク口ファージ を 用 い て NO産 生 に か か わ る 他 の 遺 伝 的 要 因 に つ い て も 解 析 し た 。   第一部で は、Nr ampl抵 抗性系統(Nramplr)であるC3H/HeマウスをNr ampl感受性 系統(Nrampl )であるC57BL/6マウスに8世代バッククロスさせ、遺伝的バックグラ ウンドがC57BL/6であるNramplrコンジ工二ックマウスを作製した。さらに、Nramplrコ ンジ工二ックマウスとC57BL/6を遺伝的バックグラウンドに持つTNF‑a‑'‑マウスと交配 さ せ 、NramplとTnfaに つ い て4つ の 組 み 合 わ せ を 持 つ マ ウ ス を 作 製 し た 。   IFN‑yとLPSで刺激したマウス腹腔マクロファージのiNOSによるNO産生はNrampl に比べNramplrマクロフ ァージの方がきわめて高いという結果が得られた。また、

Nr amplの遺伝子発現はサイトカインの刺激に関らず両夕イプのマク口ファージで差が 見られず、恒常的に検出された。したがってNr ampl は機能欠損遺伝子と考えられた。

TNF‑a・′・マク口ファージにおいてIFN‑y、LPS、TNF‑aそれぞれ独立に、もしくは組み 合わせ て刺激した 場合のNO産生は、NramplrとNrampls両方のTNF‑aの正常マク口フ アージに比べて著しく低かった。

    S.typhimurium 6203株の感染時、Nr amplrとNramplsマク口ファージのCFUsに大き な差は無かった。加えてTNF‑a゛マク口ファージを用いたところ、特にそのNrampl マ ク口ファ←ジではS.typhimuriumがより増殖することが観測された。さらにNramplsマ     −1212−

(2)

ク口ファージは感染後24時間でNrampl′に比べ高いNO産生が見られたが、このこと はNramplrマク口ファージでは細菌感染に対してすばやく反応ができるため長時間NO 産生が必要のないことが示唆された。これらの結果から正常マク口ファージではTNF‑

QがS.typhimurium感染時のNO産生を補助していることが示された。また、短時間(1 時間以内)感染実験のデータからNrampl遺伝子はS.typhimurium感染防御の初期に働 くことが示された。RT‑PCRの結果においても、Styphimur ium感染時Nramplrマク口フ アージではiNOS遺伝子の誘導がすみやかに起こったが、その発現は持続しなかった。

逆にNramplsマク口ファージではiNOS mRNAの発現は遅く、長い時間保持されていた。

さらにTNF‑a mRNAは、正常マク口ファージからは検出されたけれども、TNF‑a‑/‑マ ク口ファージからは全く検出されなかった。

  以上 の結 果より 、Nr amplとTNF‑aはNO産生に重大な役割を持ち、サイ卜カイン の組み合わせによってNO産生が増強された。全ての組み合わせのマク口ファージが初 期のS.typhimuriumの増殖を抑制することから、Nr ampl遺伝子やTnfa遺伝子に加えて 他 の 因子 も細菌 の増 殖抑 制に 関与し てい ると 推測 された 。こ れら の結果 から 、 S typhim urium感 染の制御に対してNOが唯一の因子ではないことが示唆された。

  第二 部で はIFN―YとLPSでの刺激後のNO産生を計12系統のNramplrマウスで測定 し た。 この12系統 においてNO産生レベルは様々で一定ではなかった。すなわち、

NZBfN、DBA/2N、AKR/N、A/Jは低いNO産生を、NJL、129/J、MOG、SJL/J、CBAJN、 NOD/Shiは 中 間 の 、 C3 H/He、 SPRは 最 も 高 い NO産 生 を 示 し た 。   そこで高いNO産生を示すC3FiUHeマウスと低いNO産生を示すA/J、AKR/N、DBA/2N と の間 でFlを作製 した 。さ らに それぞ れのFlのNO産生に基づいて3種のバックク 口 ス 群 を 作 製 し た 。 削JとC3FUHe、 およ びAKR/NとC3 H/HeのFlは 高いNO産生 を 示 し、 それ ぞれA/JとAKR/Nとに パック ク口 スさ せた。DBA/2NとC3 H/HeのFlは低 いNO産生を示し、C3I‑UHeにバックク口スさせた。バックク口ス群のNO産生は個体 間できわめてばらつきが観察された。

  これらのバックク口ス群の実験から、マク口ファージにおけるNO産生の制御は複数 の遺伝子によることが示唆され、さらにNO産生に関する遺伝的因子についての解析を   行っ た。 高いNO産生を示す10個体と低いNO産生を示す10個体をそれぞれのバッ クク口ス群から選び、マイク口サテライ卜マーカーによる遺伝子夕イピングに供した。

    ‑ 1213−

(3)

遺伝子夕イピングの結果、18番染色体のCd14、19番染色体のJak2とMif ps9、11番染 色体の1112b、Il4、Csfgm、Nos2がNO産生を制御する候補遺伝子のーつである可能性 が推測された。

  一方 、iNOSプ口モー ター領域の シークエン ス解析で、MOG系統のー960番のGがA に 、NJL系 統の ―846番のCがTに、SPR系統の‑839番のGの 欠失といっ た塩基置換 が それぞれ確 認された。 これらの置 換はMOGで はNF‑KB結合領域に、SPRではy‑IRE 結合領域に近接した部分で起こっており、NO産生の差との係わりが示唆された。MOG とSPRにおけ るiNOSプ口モータ ー領域の塩 基置換とNO産 生との関係 については 今 後の解析が待たれる。

  以上の結果からNO産生と細菌感染に対しての機能にはいくっもの因子が関っている ことが示唆された。

(4)

学 位 論 文 審 査 の 要 旨 主査   教授   喜田   宏 副査   教授   小沼   操 副査   教授   桑原幹典

副査   教授   渡辺智正(農学研究科)

     学位論文題名

    Functional and Genetic Analysis of IN/Iacrophage Nitric Oxide Production in lVIice

    ( マ ウ ス に お け る マ ク ロ フ ァ ー ジ の 一 酸化 窒素 生産 能に 関す る機 能的お よび 遺伝 的解 析)

    マウスを用いてサイトカイン刺激後およびェSalmonella ryphimurium (S. typhimurium) 感 染 時 の 一 酸 化 窒素(NO)産生 に関 するNi‑amplTNF‑a遺 伝子 の役 割につ いて 解析 し た。またNO産生に係わる他の遺伝的要因についても検討した。

  Nrampl感 受性 系統(Nrampl )で あるC57BL/6に、Nr amplr遺伝子を導入しコンジェ ニ ック マウ スを 作製 した 。それ らをC57BLl'6‑TNF‑a‑/‑マウスと交配させ、Nr ampl TNF‑aに っ い て4つの 組み 合わ せを 得た 。サ イト カイ ン刺 激後 、マ クロフ ァー ジのNO 産 生 はNramplrの 方 がNr ampl に 比ベ 高か った 。&typhimurium感 染時Nr ampl′ は inducible NO synthase(iNOS)遺伝子の誘導がすみやかに起こったが、Mロ卿´ はその発 現 が遅 く、 逆に長い時間保持されていた。Mロ舛 ´遺伝子は感染防御の初期に働くこ とが示された。一方、TNF‐Q一/Iマク口ファ`−ジにおいてNO産生は著しく低く、感染 実験でもSルアカ加釘′f甜聊がより多く増殖することが観測された。以上の結果より、

M口 ′ 叩 ´ と TNF QNO産 生 に 重 要 な 役 割 を 果 た す こ と が 示 唆 さ れ た 。   12系統の肌ロ′ゆ´′マウスにおいて高いNO産生を示す系統と低い系統との間でパッ ク ク口 ス群 を作 製し た。 ノぶシ クク 口ス 群において著しいN0産生のばらっきが観察さ れ た 。 こ れ ら の こと から 、マ ク口 ファ ージ にお けるNO産 生は 複数 の遺伝 子に よる こ と が 示 さ れ 、 さ ら に 高 いN0産 生 を 示 す 個 体と 低 いNO産 生 を 示 す 個 体 を バ ッ クク 口 ス 群か ら選 び、 遺伝 子夕 イピン グに 供し た。遺伝子夕イピングの結果、いくっかのNO 産 生を 制御 する 遺伝 子が 候補と して 推測 された。iNOSプ口モ一夕ーー領域のシークエ ン ス解 析で も、 塩基 置換 や欠失 とい った 変異が確認され、これらの変異はNF‐KB結合 領 域 あ る い はYIRE領 域 に 近 接 し て お り 、NO産 生 の 差 と の 係 わ り が 示 唆 さ れた 。   本研 究は 感染 防御 に係 わるNO産生 に関 して册ロ卿 ´と1NFーu遺伝子が重要な役割

(5)

を果 たし、さらには他の遺伝的因子の存在を予測し,た貴重な知見を提供するものであ る。よって審査員一同はアブレス・ジーーン・ペナフ口一ア氏が博士(獣医学)の学位を 授与されるのに十分な資格を有するものと認めた。

参照

関連したドキュメント

図3に示す. 先の例では,売上数量のファイル と売上金額のファイルが処理対象と なり,過去2年分のデータは圧縮さ

−( 36 )− ハイブリッド画像センサの開発 域の統合に基づく候補領域抽出に加え、以下の

広域機関の広域系統整備委員会では、ノンファーム適用系統における空容量

(2)計画策定プロセス(広域系統整備に関する提起)について ア

胆嚢において、NADPHジアホラーゼ陽性神経細胞体はおもに胆嚢頚部にみられ、細胞体の数は少

近代ヨーロッパ国際法における領域 国家が排他的に支配する地域、言い換えれば領域主権が及ぶ地域が領域である。 ある地域(主物としての陸地。水域と空域は従物とみなされる)がどの国家の領域(領 土)として取得されるかということは、領域権原論という法的枠組みにより論じら れる。これに対して、合併、分離独立、分裂など、どのようなかたちで新国家が成

田中 愛 審査結果の要旨 論文審査の結果の要旨

 肝臓は代謝の中心的臓器であり,多岐にわたる機