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密教研究 Vol. 1941 No. 77 002金山 穆韶「大日經題の研究 (中編) P34-67」

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大 月 輕 題 の 薪 究 三 四

(中

)

金 山 穆 詔 上 に 経 題 の 成 佛 の 義 を ば、 善 無 畏 三 藏 の 疏 意 に 依 り、 一 慮 通 繹 せ し も、 な ほ 其 深 要 を 究 尋 せ ん に、 佛 教 は 繹 迦 牟 尼 如 來 が 佛 果 を 成 じ 給 ひ し 道 と、 一 切 衆 生 を し て、 如 來 の 如 く 無 上 畳 を 禮 得 せ し む る 要 諦 と を 開 読 す る も の で あ る。 し か し て 佛 陀 に 法 報 鷹 の 三 身 あ る ゆ ゑ、 そ の 成 佛 の 義 趣 に 重 重 あ る も、 繹 迦 牟 尼 如 來 菩 提 樹 下 金 剛 座 上 の 大 蝿 現 成 は こ れ 此 土 に 於 け る 成 佛 の 元 初 に し て ハ 報 身 法 身 の 成 佛 は、 繹 尊 の 成 佛 の 深 趣 を 開 顯 せ る も の な り と も 観 ら る。 本 経 題 の 成 佛 の 義 を 繹 せ ん と し て、 無 畏 の 疏 に は、 大 智 度 論 第 二 に 繹 迦 牟 尼 如 來 の 成 佛 を 羅 せ る 文 を 引 用 せ り。 復 名 二 佛 陀 殉 秦 言 二 知 者 噛 知 二 何 等 法 鴫 知 二 過 去 未 來 現 在 衆 生 籔 非 衆 生 藪 有 常 無 常 等 一 切 諸 法 鴫 菩 提 樹 下 了 了 畳 知 故。 名 爲 二 佛 陀 芸 々。 師 ち 此 の 文 は 鷹 身 の 繹 迦 牟 尼 如 來 の 成 佛 の 義 を 繹 す る も の な る が 故 に、 菩 提 樹 下 等 と あ る も、 今 は 羅 奪 の 成 道 を 明 す 文 を 韓 用 し て、 ﹁ 法 身 大 日 如 來 の 成 佛 を 顯 は さ ん と す る も の な る が 故 に、 無 畏 の 疏 に は 菩 提 樹 下 の 句 を 省 略 し て 引 用 せ ら る。 本 経 の 疏 の 注 抄 な る 畳 苑 の 演 密 紗 に 本 経 題 の 成 佛 を 繹 せ ん と し て 謂 以 下 一 切 如 來 從 二 凡 夫 地 一始 獲 中 畳 心 加 或 漸 或 頓。 修 二 種 種 徳 鱒 断 二 種 種 障 鴫 功 徳 満 時。 印 於 二 一 念 不 起 一 而 誰 一菩 提 一 名 爲 二 成 佛 殉 叉 成 佛 之 読。 随 ダ 教 不 同。 且 依 二 顯 教 叶 総 有 二 六 種 殉 乃 至 依 二 此 宗 成 佛 扁 而 有 三 一種 繭初 顯 教。 後 密。 云、

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此 の 如 く 演 密 抄 に は 初 め 華 嚴 五 教 の 成 佛 義 を 明 し、 後 に 本 経 の 成 佛 義 を ま た 顯 密 の 二 に 分 ち、 本 経 に 読 か れ た る 三 劫 十 地 四 阿 の 義 等 に 依 て 繹 せ る も、 今 本 経 の 三 劫 段 を 愚 嫁 と し て 建 立 せ ら れ た る 大 師 の 十 佳 心 の 教 意 に 依 て 成 佛 義 を 逓 べ よ う と 思 ふ。 こ こ に 佛 教 に 読 く 成 佛 の 義 趣 が 顯 は る N と 共 に、、 本 経 題 の 成 佛 義 が 閾 明 せ ら る る で あ ら う。 本 経 に は 題 額 の 成 佛 の 梵 名 にシミ ・ヨレへ ( 現 等 畳 ) な る 語 を 用 ゐ ら れ た る が、 こ れ 諸 法 の 實 相 を 如 實 に 現 謹 す る 義 で あ る。 上 述 の 如 く、 無 量 の 如 來 の 成 佛 義 は、 繹 隼 の 成 佛 の 妙 罷 を 開 顯 せ る も の な れ ば、 初 め 繹 奪 の 成 佛 に つ い て 羅 せ ん に、 壌 一 阿 含 経 第 二 十 三 に 爾 時 吉 鮮。 躬 自 執 ゾ 草 詣 二 樹 王 所 鴫 吾 .即 坐 二 其 上 殉 正 身 正 意 結 伽 朕 座 計 念 在 前。 爾 時 貧 欲 意 解 除 二 諸 悪 法 囎 有 畳 有 観 遊 三壬 心 初 揮 殉 有 畳 有 観 除 審。 遊 二 志 二 三 灘 鱒 護 念 清 浮 憂 喜 除 鑑。 遊 二 志 四 灘 始 我 爾 時 以 二 清 淫 乏 心 殉 除 二諸 結 使 囮 得 二 無 所 畏 一 自 識 二 宿 命 無 撒 來 攣 殉 ・我 便 自 憶 二 無 歎 世 事 一 ︹ 申 略 ︺ 我 以 三 三 昧 之 心 清 浮 無 二 毅 礒 鱒 有 漏 盤 成 二 無 漏 鴫 心 解 脱 智 慧 解 脱。 生 死 己 審 梵 行 己 立、 所 作 己 辮。 更 不 二 復 受 ウ 胎。 如 ノ 實 知 ダ 之。 即 成 二 無 上 正 眞 之 道 り 云 々 こ れ 繹 奪 菩 提 樹 下 の 金 剛 座 に 坐 し、 心 を 四 繹 に 遊 ば し め、 心 清 漂 に し て、 一 切 の 妄 惑 を 離 れ、 無 上 正 等 畳 を 成 じ 給 ひ た る こ と を 読 か れ た る も の で あ る。 繹 尊 出 家 の 最 初 阿 羅 濯 迩 藍 仙 に 解 脱 の 要 道 を 尋 ね 給 ひ し に、 阿 羅 羅 迩 藍 仙 は 四 灘 四 室 定 を 修 す べ き こ と を 語 れ る が、 繹 奪 は か れ ら の 解 脱 地 と 云 ふ 非 想 非 非 想 の 境 に な ほ 我 あ ゆ と な し、 こ れ 眞 解 脱 に あ ら す と し て、 そ の 許 を 辮 し。 無 師 猫 悟 大 悟 徹 底 せ ら れ た る よ り 観 る も 繹 奪 の 大 畳 現 成 の 解 脱 境 は、 無 常 塞 観 に 依 つ て 成 せ ら れ た る 無 我 解 脱 地 な る こ と を 知 ら る る の で あ .る。 こ の 解 睨 境 は 無 我 の 智 光 に 依 て、 一 切 の 煩 悩 業 を 焼 き 盤 し、 生 死 の 憂 苦 の 影 も 留 め す、 深 く 宇 宙 法 界 の 眞 理 に 悟 入 せ ら れ た る 常 佳 安 穏 の 境 で あ る。 心 身 室 明、 所 謂 水 滴 の 蓮 華 に 染 せ さ る が 如 く、 見 聞 思 惟 の 一 切 の も の に 染 着 を 離 れ、 寂 に し て 照、 一 切 の 妄 惑 を 離 る る と 共 に、 大 畳 の 智 光 は 貞 大 日 輕 題 の 研 究 三 五

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大 欝 輕 題 の 研 究 三 六 } 切 世 界 の 衆 生 の 暗 迷 を 破 し、 一 切 を 佛 智 の 光 明 を 以 て 照 ら し 給 ふ 境 な る こ と は、 過 去 現 在 因 果 経 の 文 に 依 て も 知 ら る る の で あ る。 如 ど是 逆 順 っ 観 二 十 二 因 縁 鱒 第 三 夜 分。 破 二 於 無 明 鴫 明 相 出 時。 得 ご 智 慧 光 殉 断 二 於 習 障 殉 球 二 切 種 智 鴫 爾 時 如 來。 心 自 思 惟。 八 正 聖 道 是 三 世 諸 佛 之 所 二 履 行 鴫 趣 二 般 浬 繋 一 路。 我 今 己 践。 智 慧 通 達。 無 屠 所 二 塁、 磯 嶋 干 暗 大 地。 十 八 相 動。 遊 霞 飛 塵。 皆 悉 澄 浮。 天 鼓 自 然。 而 畿 二 妙 聲 殉 香 風 徐 起。 柔 軟 清 涼。 雑 色 瑞 雲 つ 降 二 甘 露 雨 殉 園 林 花 果。 ・榮 不 匿 待 ゾ 時 又 雨 ご 曼 陀 羅 花。 摩 詞 曼 茶 陀 羅 花。 曼 殊 沙 花。 摩 詞 曼 殊 沙 花。 金 花 銀 花 琉 璃 等 花。 七 寳 蓮 花 殉 縫 二 菩 提 樹 や 満 一軟 三 十 六 瞼 閣 那 囮 是 時 諸 天。 作 二 天 伎 樂 殉 散 花 焼 香。 歌 唄 讃 歎。 執 二 天 寳 蓋 及 以 橦 幡 鴫 充 二 塞 盧 室 殉 供 二 養 如 來 四 龍 瀞 八 部。 所 ダ設 供 養。 赤 復 如 / 是。 當 ゴ 爾 之 時 迫 一 切 衆 生。 皆 悉 慈 愛。 無 ご 瞑 害 想 崎 敷 喜 踊 耀。 如 ド 見 二 聖 跡 鴫 無 二 怖 畏 惰 殉 其 心 調 柔。 離 一僑 慢 意 殉 亦 無 二 樫 嫉 讃 談 之 心 殉 五 浮 居 天。 離 ご 喜 樂 根 ゆ 亦 皆 鰍 悦。 不 ダ 能 ニ 自 勝 殉 地 獄 苦 痛。 暫 得 二 休 息 相 生 ご 大 敷 喜 ゆ 一 切 畜 生。 相 食 轍 者。 無 二 復 悪 心 囮 餓 鬼 飽 満。 無 一一飢 渇 想 ゆ 世 界 之 中 つ 幽 膜 之 塵。 日 月 威 光。 所 ノ 不 ゾ 能 ダ 照。 而 皆 大 明。 其 中 衆 生。 悉 得 粕 黒 各 作 基 智見 此 中 云 何 忽 有 象 生 刃 大 聖 法 王。 出 二 興 於 婁 以 ご 大 法 光 殉 傘 非 法 蜜 故 命 二 切 皆 悉 明 朗 殉 云 々 此 の 如 く 繹 尊 の 無 上 大 畳 の 成 佛 の 境 は、 寂 に し ﹁て 照、 一 切 の 煩 悩 を 離 れ、 智 慧 の 光 は 衆 生 の 迷 闇 を 破 し 給 う た の で あ る。 し が し て 佛 陀 は 清 浮 寂 翻 の 浬 藥 に 佳 し 給 ふ と 共 に、 無 上 の 法 輪 を 韓 じ て、 一 切 衆 生 の 迷 妄 を 破 し、 浬 繋 安 穏 の 境 を 得 せ し め ん と の 勇 健 の 大 菩 提 心 に 佳 し 給 ひ し こ と は、 南 天 大 藏 維 第 三 雀 に、 我 は 一 切 勝 者 に し て 一 切 知 者 な り、 一 切 諸 法 の 爲 め に 染 せ ら る る こ と な し、 一 切 を 捨 離 し 渇 愛 講 き て 解 脱 せ り、 自 ら 謹 知 し た れ ば 誰 を か ( 師 と ) 構 す べ き、 我 に 師 も な く 我 に 等 し き も の も な し、 人 天 世 間 に 我 に 比 倫 す る も の あ る こ

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と な し、 我 は 世 聞 の 鷹 供 な り 無 上 の 師 な り、 我 猫 り 正 等 畳 者 に し て 溝 涼 寂 静 な り、 法 輪 を 韓 せ ん と て 迦 戸 の 都 城 に 赴 く な り、 盲 闇 の 世 間 に 於 て 甘 露 の 鼓 を 撃 た ん と す。 羅 尊 の 大 悟 界 の 風 光 の 片 影 を 仰 か ん と し て、 原 始 の 維 典 と 総 せ ら る る う ち よ り、 一 二 の 丈 を 引 用 せ る も の な る が、 以 下 大 小 乗 の 成 佛 義 を 述 べ 以 て 本 維 の 成 佛 義 に 及 ぶ で あ ら う。 蓋 し 如 來 自 誰 大 畳 の 腱 は、 唯 佛 與 佛 乃 能 窮 書 た 璽 佛 と 佛 と の 謹 見 の 境 に し て 因 入 の 思 議 を 絶 せ る 髄 で あ る、 從 て 経 論 に 成 佛 義 を ば、 如 來 の 教 読 を 信 奉 し、 獲 心 修 行 菩 提 を 謹 す る に 至 る 菩 薩 の 断 惑 誰 理 に 約 し て、 如 來 成 道 の 相 を 明 す。 し か も 小 乗 大 乗 三 乗 一 乗 顯 教 密 教 等 の 菩 薩 の 因 行 果 の 義 一 な ら す、 こ と に 小 乗 に 菩 薩 の 因 行 讃 入 の 義 あ る も、 寧 ろ 聲 聞 縁 畳 の 因 行 果 を 多 く 読 か れ、 菩 薩 菩 提 樹 下 金 剛 座 上 の 成 畳 を ば、 聲 聞 が 見 道 に 於 て 見 惑 を 断 じ、 修 道 に 於 て 修 惑 を 断 じ、 金 剛 喩 定 に 於 て 有 頂 地 の 九 品 の 思 惑 を 断 じ、 阿 羅 漢 果 を 讃 す る 次 第 謹 の 聲 聞 の 行 相 に 準 望 し、 繹 迦 菩 薩 菩 提 樹 下 金 剛 座 上 に 於 て 三 界 見 思 の 惑 を 三 念 に 断 護 し 大 畳 を 成 し 給 ふ 深 趣 を 明 す も の で あ る。 今、 小 乗 教 中 し ば ら く 薩 婆 多 有 部 宗 の 読 に 依 れ ば、 繹 迦 牟 尼 如 來 は 因 位 に 於 て、 三 祇 百 劫 の 間 に 六 度 等 の 行 を 修 し、 百 劫 の 終 り に 菩 提 樹 下 金 剛 座 上 に 於 て 心 を 撮 し 端 座 し、 眞 無 漏 智 を 獲 し、 三 千 四 心 に 見 思 の 惑 を 断 じ 無 上 大 畳 を 成 じ 給 ひ た り と な す。 過 去 現 在 因 果 維 等 に、 程 尊 出 家 の 當 初 阿 羅 羅 迦 藍 仙 の 許 に 至 り、 解 脱 の 要 諦 を 尋 ね 給 ぴ し に、 阿 羅 遙 迦 藍 仙 は 四 暉 四 室 定 を 修 し、 解 睨 界 た る 非 想 非 非 想 地 を 得 す べ き こ と を つ げ け れ ば、 鐸 奪 は、 そ の 非 想 非 非 想 地 に な ほ 我 あ り、 我 あ れ は 肇 縁 一あ り、 禁 縁 あ れ は 妄 執 .迷 妄 の た め に 長 く 生 死 出 離 の 期 な か る べ し、 さ れ ば 非 想 非 非 想 地 な ほ こ れ 眞 解 脆 に あ ら す と な し、 阿 羅 遙 迦 藍 仙 の 許 を 辮 し、 つ ひ に 六 年 苦 行 の 後、 無 師 猫 悟、 菩 提 樹 下 金 剛 座 上 に 於 て 大 畳 を 成 じ 給 ひ た る こ と を 大 目 輕 題 の 蘇 究 三 七

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大 日 輕 題 の 研 究 三 八 読 く、 し か れ ば 外 教 と 佛 教 と の 旺 別 は、 そ の 非 想 非 非 想 地 を 超 ゆ る と 越 え ざ る に 存 す。 さ れ ば 大 小 乗 の 諸 経 に 三 界 を 九 地 に 分 ち、 そ め 第 九 地 の 非 想 非 非 想 の 惑 を 断 し て 無 上 菩 提 を 成 す る こ と を 読 か ざ る は な し。 こ こ に 非 想 非 非 想 地 の 如 何 な る も の な り や を 解 せ ん と す る に あ た り、 三 界 九 地 の 義 を 通 繹 せ ん に 欲 界 五 趣 雑 居 地 色 界 離 生 喜 樂 地 定 生 喜 樂 地 離、 喜 妙 樂 地 捨 念 清 浮 地 無 色 界 室 無 邊 虚 地 識 無 邊 虚 地 無 所 有 虚 地 非 想 非 非 想 地 諸 の 染 欲 多 く 散 齪 鹿 動 に し て 定 な 選 は 欲 界、 ま た 定 慧 均 等 な る は 色 界 の 四 静 慮 な り、 ま た 定 心 を 餓 さ ん こ と を 恐 れ 衆 縁 を 厭 ひ 定 心 偏 多 な る は 無 色 界 の、 四 室 定 で あ る。 暉 定 を 修 し て 解 一脱 を 得 る こ と を 明 す は、 佛 教 の み な ら す、 印 度 諸 宗 教 の 通 論 で あ る。 も と よ り 外 道 の 所 読 と 異 な る も の あ る も、 佛 教 の 諸 経 論 に 定 慧 並 べ 修 し、 煩 悩 を 断 じ 無 上 大 畳 を 成 す る こ と を 読 か ざ る は な し。 繹 迦 牟 尼 如 來 は 成 道 の 時 も ま た 入 浬 藥 の と き も 四 暉 定 に 入 ら れ 給 ひ し こ と は、 佛 本 行 集 経 第 三 十 省、 一大 般 浬 盤 維 後 分 雀 上 等 の 所 読 の 如 く で あ る。

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一、 五 趣 雑 居 地 と は、 又 は 欲 界 の 五 趣 地 と 構 す、 こ の 五 趣 地 は、 貧 欲 嬉 欲 睡 眠 欲 等 諸 の 染 欲 多 く、 色 あ り て 定 な く、 果 報 苦 樂 不 同 に し て 雑 居 す れ ば、 合 し て 一 と し て、 五 趣 雑 居 地 と 云 ふ。 二、 離 生 喜 樂 地 色 界 の 四 翻 慮 嫁、 共 に 心 一 境 性 を 禮 と な す、 そ の 上 に 慮 の 差 別 に よ り 四 に 分 つ、 初 暉 は 欲 界 の 悪 を 離 れ て 喜 樂 を 生 じ、 灘 定 を 得、 身 心 凝 静 に し て、 ー 切 の 苦 憐 逼 る 能 は す、 色 界 は 男 女 の 形 な く、 初 暉 は 鼻 舌 二 識 な き が 故 に 香 昧 の 二 境 な く、 而 も 尋 伺 あ る が 故 に 言 論 あ る。 倶 舎 碩 疏 二 十 八 に 曰 く 初 静 慮 中 具 有 三一 五 支 殉 ニ 尋 二 伺 三 喜 四 樂 五 等 持。 波 沙 論 一 百 四 十 一 に 曰 く 問 此 四 何 縁 読 名 二 静 慮 殉 答 翻 謂 寂 静。 慮 謂 箋 慮。 此 四 地 中 定 慧 手 等 故 構 二 翻 慮 殉 絵 随 二 有 敏 一不 ド 得 一此 名 噂 智 度 論 第 十 七 に 曰 く 初 灘 相。 有 畳 有 観 喜 樂 一 心。 有 畳 有 観 者。 得 ニ 初 暉 中 未 曾 有 所 得 善 法 功 徳 一 故。 心 大 驚 悟。 常 爲 ご 欲 火 峡所 ド 焼。 得 二初 暉 一時 如 ダ 入 二 清 涼 池 杷 又 如 三 貧 人 卒 得 一寳 藏 幻 行 者 思 ニ 惟 分 三 別 欲 界 過 罪 鱒 知 ニ 初 灘 利 釜 功 徳 甚 多 殉 心 大 敷 喜。 是 名 二 有 畳 有 観 鱒 問 日。 有 畳 有 観 爲 二 一 法 一是 二 法 耶。 答 肩。 二 法。 鹿 心 初 念 是 名 爲 ノ 畳。 細 心 分 別 是 名 爲 ド 襯。 讐 如 二 撞 ゾ 鐘 初 聲 大 時 名 爲 戸畳。 後 聲 微 細 名 爲 覧 観。 三、 定 生 喜 樂 地 と は 色 界 の 第 二 灘 天 な り、 倶 舎 頚 疏 第 二 十 八 に 曰 く、 第 二 離 慮 唯 有 二 四 支 殉 一 内 等 浮 コ 喜 三 樂 四 等 持。 印 ち 第 二 暉 は 初 暉 の 尋 伺 は 善 法 な れ ど も、 し か も 定 心 を 餓 す、 二 暉 に は 初 灘 の 尋 伺 を 離 れ、 心 を し て 定 に あ ら し め、 湛 然 凝 静 に し て 勝 定 喜 樂 を 生 す、 第 こ 翻 慮 は 既 に 尋 伺 な け れ ば 言 語 も な し、 此 等 の 諸 天 は 相 語 ら ん と す る 時 は 口 よ り 大 目 糎 題 の 蘇 究 三 九

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大 日 脛 題 の 研 究 四 〇 光 明 を 出 し て 以 て 言 語 と す と い ふ。 智 度 論 第 十 七 に 曰 く 行 者 知 下 是 畳 観 難 二 是 善 法 三 而 嶢 申 観 定 心 加 心 欲 ビ 離 故 呵 ご 是 畳 翻 三 作 二是 念 相 畳 観 嬬 ニ 動 輝 心 一讐 如 三 清 水 波 量 則 無 ご 所 見 殉 叉 如 二 疲 極 之 人 得 ゾ 息 欲 ン 睡 傍 入 喚 呼 種 種 拶 飢 殉 撮 心 内 定 畳 翻 嬬 動。 亦 復 如 ビ是。 如 是 等 種 種 因 縁 呵 三魯 却観 一畳 観 滅 内 清 浮。 繋 二 心 一 庭 一無 ノ 畳 無 ゾ 観 定 生 二 喜 樂 一 入 二 二 繹 相 既 入 三 一琿 一 得 覧 二 灘 中 未 二 曾 所 ウ 得 無 比 喜 樂 加 覧 観 滅 者。 知 一一畳 観 過 罪 一 故 滅。 内 清 澤 者 入 二 深 鐸 定 殉 信 軍 捨 ご 初 暉 毘 観 一所 ノ 得 利 重 所 ノ 失 甚 少 所 獲 太 多 加 繋 ご 心 一 縁 一 故。 名 二 内 清 浮 殉 云 々 四、 離 喜 妙 樂 地 と は 色 界 の 第 三 灘 な り。 倶 舎 碩 疏 第 二 十 八 に 曰 く 第 三 静 慮 具 有 二 五 支 鴫 一 行 捨 二 正 念 三 正 慧 四 樂 受 五 等 持。 第 二 灘 以 下 に は、 心 撹 鹿 動 に し て 喜 貧 あ る も 第 三 暉 に は 喜 の 踊 動 を 離 れ て、 心 を し て 諦 観 浪 然 と し て 定 に 入 る、 第 三 灘 に ば 五 識 な く 身 受 あ る こ と な け れ ば、 た 貸 第 六 識 勝 妙 の 樂 を 得、 此 定 に 佳 す れ ば、 樂 法 増 長 し て、 身 中 に 遍 満 す。 五、 捨 念 清 澤 地、 色 界 の 第 四 暉 な り、 四 暉 の 中、 初 の 三 灘 に は 喜 樂 の 念 あ り、 從 て 有 動 定 な る も、 第 四 暉 は コ 繹 の 喜 及 び 三 灘 の 樂 を 捨 て、 苦 樂 憂 喜 入 息 出 息 尋 伺 の 八 擾 鑑 を 離 れ、 一 念 清 漂 無 雑 な る が 故 に、 そ の 定 は 無 動 定 な り、 此 定 に 佳 す れ ば、 室 明 寂 静 に し て、 萬 象 皆 現 す、 倶 舎 碩 疏 第 二 十 八 に 日 べ 第 四 静 慮 二 唯 有 二 四 支 殉 一 行 捨 清 浮 二 念 清 浮。 離 一八 災 患 一 得 二 溝 浄 名 一 三 非 苦 樂 受 四 等 持。 智 度 論 第 十 七 曰 く、 行 者 観 ご 樂 之 失 輔 亦 如 ピ 観 ノ喜。 知 二 心 不 動 趨 一最 爲 ご 第 記 若 有 二動 虚 一是 則 有 レ 苦。 行 者 以 二 第 三 暉 樂 動 一 故 求 ご 不 動 塵 鱒 以 断 二 苦 樂 繭先 滅 ご 憂 喜 一 故 不 苦 不 樂 捨 念 清 浮 入 ご 第 四 灘 殉 是 四 灘 中 無 苦 無 樂。 但 有 ご 不 動 智 慧 殉 以 ノ 是 故 読 ご 第 四 灘 捨 念 清 浮 一。 云 々

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六。 室 無 邊 庭 地 と は 無 色 界 の 第 一 天 な り、 色 界 は 色 質 に 磯 へ ら れ て 自 在 な ら す、 色 あ る が 故 に 飢 渇 寒 熟 等 の 苦 あ り、 色 は 種 々 苦 悩 の 所 佳 震 な る を 知 り、 色 を 厭 ひ、 功 用 行 を 加 へ て 色 相 を 滅 し、 虚 室 虞 定 に 入 る。 無 色 界 は 五 識 所 封 の 色 慈 な き が 故 に、 受 想 行 識 の 四 蔽 を 以 て 有 惰 の 自 髄 を 成 す、 智 度 論 第 十 七 毬 に 曰 く 過 二 一 切 色 相 一不 ピ 念 二 別 相 鴫 滅 ご 有 封 相 一 得 ゾ 入 二 無 邊 虐 室 虚 鱒 行 者 作 二 是 念 鴫 若 無 ノ 色 則 無 ご 飢 渇 寒 熟 之 苦 鴫 是 身 色 鹿 重 弊 悪 虐 謎 非 ノ 實。 先 世 因 縁 和 合 報 得 二 此 身 鴫 種 種 苦 悩 之 所 佳 威。 云 何 當 ド 得 ピ 冤 二 此 身 患 嶋 當 ド 襯 二 此 身 中 虚 室 囎 常 観 ゾ 身 室 如 ノ 総 如 ノ 甑。 常 念 不 ノ 捨 則 得 ド 度 ゾ 色 不 ご 復 見 ラ 身。 如 二 内 身 室 一 外 色 亦 爾。 是 時 能 観 コ 無 量 無 邊 室 叩 得 一此 観 一 己 無 ゾ 苦 無 ド 樂 其 心 韓 壌。 如 下 鳥 閉 二 著 瓶 中 一 瓶 破 得 ケ 出。 是 名 二 室 虚 室 鴫 七、 識 無 邊 庭 地 と は 無 色 界 の 第 二 な り、 色 の 質、 擬 を 厭 う て 室 無 邊 虞 地 に 入 り し も、 室 は 無 量 無 邊 に し て、 識 を 以 て 之 を 縁 す る に 縁 多 け れ ば 定 を 破 す る を 知 り、 無 邊 の 室 を 厭 ぴ 心 を 轄 し て 識 を 縁 じ. 識 と 相 鷹 し、 心 定 ま り て 動 せ す、 清 浮 寂 灘 に し て、 無 量 無 邊 の 三 世 の 識 悉 く 定 中 に 現 す る を 識 無 邊 虚 地 と い ふ。 八、 無 所 有 庭 地 と は 無 色 界 の 第 三 天 な ひ、 無 量 無 邊 の 識 を 縁 す る に、 識 多 け れ ば 心 散 し て 定 を 破 す る よ り、 無 邊 の 識 を 厭 う て 寂 静 の 定 に 入 り 諸 想 を 起 さ 貸 る を 無 所 有 庭 地 と な す。 九. 非 想 非 非 想 塵 地 と は 無 色 界 の 第 四 天 な り、 こ の 天 は 受 想 行 識 あ り、 而 も 微 細 に し て 畳 知 し 難 し. 即 ち 下 地 の 如、 き 明 慧 の 想 な く ( 非 想 ) し か も 劣 昧 の 想 ( 非 非 想 ) あ り、 智 度 論 第 十 七 に 曰 く 問 日。 非 有 想 非 無 想 庭。 有 二 受 想 行 識 殉 云 何 言 二 非 有 想 非 無 想 鴫 答 日。 是 中 有 想 微 細 難 ビ畳 故。 謂 爲 ご 非 有 想 鱒 有 想 故 非 無 想。 凡 夫 心 謂 得 二 諸 法 實 相 一 是 爲 ご 浬 盤一。 佛 怯 中 錐 ド 知 ご 有 想 鱒 因 二 其 本 名 殉 名 爲 二 非 有 想 非 無 想 虚 鱒 云 々 大 日 輕 題 の 研 究 四 一

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大 日 輕 題 の 研 究 四 二 非 想 非 非 想 庭 地 は、 無 所 有 虎 を も な ほ 蓋 障 と な し、 こ れ を 超 え 有 無 の 相 を 見 す、 混 然 た る 清 澤 無 想 の 境 な る が 故 に、 外 道 億 こ の 境 を 眞 解 脱 地 と な す。 し か も 佛 教 に て は、 之 の 地 は な ほ こ れ 有 漏 定 に し て 眞 解 脱 定 た る 無 漏 定 に あ ら ざ る こ と を 読 く、 無 色 界 は 色 法 な き が 故 に、 眼 耳 鼻 舌 身 の 五 識 な く、 た 貸 第 六 意 識 と 意 根 と 法 境 存 す、 鄙 ち 受 想 行 識 を は こ の 定 の 自 膿 と な す、 し か し て 下 八 地 は 味 定 澤 定 無 漏 定 存 す る も、 第 九 地 は 臓 劣 曙 鈍 に し て 無 漏 定 な く、 し か も 受 想 行 の 味 着 あ り、 我 々 所 の 身 見 存 す、 こ の 非 想 非 非 想 相 磨 の 惑 を 断 せ す は、 眞 解 脱 に あ ら ざ る こ と は、 繹 尊 入 道 の 初 め に 非 想 非 非 想 は、 究 寛 浬 葉 に あ ら す と し て 阿 羅 羅 迦 藍 仙 の 許 を 舞 し 給 ひ し に 依 つ て も 知 ら る 玉 の で あ る。 非 想 非 非 想 は 三 界 有 頂 地 な れ ど も、 な ほ ヒ れ 煩 機 未 漸 の 迷 境 な る こ と を 十 佳 心 論 第 四 に 繹 し て 曰 く 夫 尺 獲 申 而 還 屈。 車 輪 仰 而 亦 低。 非 想 八 萬 上 射 ド 室 下 堕。 外 道 三 昧 欲 ゾ 霧 ノ 肴 還 没。 離 ノ 願 二 出 欲 之 術 姶 未 レ 得 二 断 縛 之 劔一。 不 区 解 ご 人 我 之 室一。 何 畳 ご 法 室 之 理一。 是 故 流 ご 韓 生 死 三 不 ド 得 二 浬 葉一。 印 ち 三 界 九 地 の 中 に 於 て、 無 所 有 虚 ま で の 下 八 地 の 惑 は 有 漏 智 断 無 漏 智 断 に 亘 り て 断 除 せ ら る べ ぎ も、 第 九 地 の 非 想 非、 非 想 の 惑 は 無 漏 智 に 依 て の み 断 除 せ ら る べ き も の に し て、 有 漏 智 に て は 断 盤 す る を 得 す、 師 ち 有 漏 智 断 は 下 地 は 苦 鑛 障 に し て 上 地 は 静 妙 離 な ゆ と 観 す る 厭 下 欣 上 の 事 観 な り、 此 観 を 以 て 煩 悩 を 断 す る は 下 八 地 に 限 る、 第 九 地 の 非 想 非 非 想 地 は 三 界 の 有 頂 地 に し て、 こ れ 以 上 の 地 な け れ ば こ の 第 九 地 を ば 苦 鹿 障 な り と 観 じ、 更 に 上 地 の 欣 ぶ べ き な け れ ば、 有 漏 智 襯 に て は、 第 九 地 の 惑 を 断 す る こ と を 得 す、 こ の 第 九 地 の 惑 は、 有 を 損 減 し、 有 を 違 害 す る 無 漏 智 に 依 り、 非 想 非 非 想 の 官 性 も、 苦 室 無 常 無 我 な り と 観 す る 無 漏 智 を 以 て の み 断 除 せ ら る べ き で あ る。 倶 舎 等 の 意 に 依 れ ば、 繹 迦 牟 尼 如 來、 最 後 身 樹 下 に 坐 せ ざ る 以 前 に、 有 漏 智 を 以 て 先 づ 下 八 地 の 惑 を 断 じ、 非 想 非 非 想 地 の 惑 は 必 す 無 漏 智 を 以 て 断 す べ き が 故 に、 金 剛 座 に 坐 し 成 道 せ ん と す る 時、 無 漏 智 を 起 し 九 無 間 九 解 脱 を 以 て 非 想 非 非 想 地 の 惑 を

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断 せ り と な せ り。 迷 理 の 惑 た る 見 惑 と、 迷 事 の 惑 た る 思 惑 に 依 て 三 界 九 地 に 輪 廻 す る こ と を 明 し、 こ の 見 思 の 惑 を 断 セ て、 無 上 畳 を 成 す る 道 を 開 読 す る も の は 小 乗 佛 教 で あ る、 し か し て 小 乗 教 に 依 て 護 心 修 行 し、 断 惑 諮 理 す る も の は 聲 聞 縁 畳 で あ る。 か の 天 台 の 四 教 の 申 の 三 藏 教 の 行 人 に 聲 縁 菩 の 三 乗 の 入 あ り、 四 諦 十 二 因 縁 六 度 の 行 を 明 す も、 三 藏 教 は 正 し く は 二 乗 を 度 し、 傍 ら 菩 薩 を 化 す と 云 ふ が 如 く、 小 乗 は 二 乗 の 因 行 果 を 主 と し て 読 く も の で あ る。 さ れ ば 聲 聞 の 行 位 た る 三 賢 四 善 根、 見 道 修 道 無 學 道 に 於 て 五 停 心 四 念 虚 四 諦 の 法 を 観 す る 行 相、 こ と に 見 道 に 於 て 三 界 九 地 の 八 十 八 使 の 見 惑 を 断 じ、 修 道 に 於 て 三 界 九 地 の 修 惑 八 十 婦 品 を 漸 次 に 断 じ、 阿 羅 漢 果 に 於 て 非 想 非 想 地 の 思 惑 を 断 護 し、 惣 し て 三 界 の 煩 悩 を 断 除 す る 行 相 を 繹 せ す は、 小 乗 教 に 明 す 断 惑 誰 理、 究 寛 成 佛 の 義 詳 悉 せ ざ る も の あ る も 今 は 三 乗 の 申 の 菩 薩 即 ち 繹 迦 牟 尼 如 來 因 位 の 修 行 に 依 り、 菩 提 樹 下 に 於 て 見 思 の 惑 を 断 叢 し 成 佛 し 給 ぴ し 行 相 を 倶 舎、 婆 娑 及 び 天 台 の 所 傳 等 に 依 り 略 述 せ ん に、 繹 迦 牟 尼 如 來 菩 提 樹 下 の 金 剛 座 上 に 於 て 大 畳 を 成 じ さ せ 給 ひ し は、 因 位 の 三 紙 百 劫 の 間 の 修 行 の 功 徳 力 に 依 る も の な る こ と を 明 す。 帥 ち 繹 迦 牟 尼 如 來、 過 去 世 に 於 て 過 去 世 の 繹 迦 牟 尼 佛 に 遇 ぴ 上 り、 彼 の 佛 を 供 養 し て 菩 提 心 を 獲 し、 初 阿 僧 祇 の 間 に 七 萬 五 千 佛 に 供 養 し 六 度 の 行 を 修 し て 衆 生 を 化 度 せ り、 然 も 位 外 凡 に 在 り、 自 ら 當 來 作 佛 不 作 佛 を 知 ら す、 こ の 位 を 聾 聞 忙 望 む れ ば 三 賢 に 當 り、 第 二 阿 櫓 舐 劫 に は 七 萬 六 干 佛 に ゼ 供 養 す、 爾 の 時 に 至 り 既 に 謹 法 の 信 あ り 必 す 作 佛 を 知 て 六 度 を 修 す る も、 心 未 だ 分 明 な ら ざ る が 故 に. 他 に 向 て 當 來 の 作 佛 を 読 か す、 こ れ を 聲 聞 位 に 望 む れ ば 煩 位 に 當 る、 第 三 阿 僧 祇 劫 に は 然 燈 佛 よ り 毘 婆 戸 佛 に 至 て 七 萬 七 干 佛 を 供 養 す、 こ の 時 内 心 了 女 に 自 ら 作 佛 を 知 り、 人 に 向 つ て 必 す 當 遷 忙 作 佛 す べ し と 読 て 自 他 疑 は す、 六 度 を 修 行 し、 四 諦 の 観 解 明 了 な る こ と、 山 頂 に 登 つ て 四 方 を 了 見 す る が 如 く な る が 故 に 他 に 向 て 読 く と い ふ、 こ の 位 を 聲 聞 に 準 望 す る に 四 善 根 中 の 頂 位 に 當 る、 菩 薩 は 此 の 如 く 三 大 阿 曾 紙 劫 に 亘 や て 六 度 の 行 を 修 し、 三 祇 の 行 を 成 満 し て、 更 に 百 劫 の 大 日 輕 題 の 研 究 四 三

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大 日 輕 題 の 蕨 究 四 四 間 百 幅 を 修 し で、 三 十 二 相 の 業 を 種 ゆ、 こ の 百 劫 の 位 を 聾 聞 位 に 望 む れ ば、 忍 位 に 上 中 下 の 三 位 あ る 中 に は 下 忍 に 當 る、 卍繹 迦 菩 薩 已 に 三 祇 百 劫 の 行 を 成 じ、 然 し て 後 に 迦 葉 佛 の 所 に 在 て、 補 塵 の 弟 子 と 爲 て 迦 葉 佛 の 次 に 雷 に 作 佛 す べ し と 授 記 せ ら れ、 都 牽 天 に 生 じ 諸 の 天 衆 の 爲 め に 読 法 化 導 し、 彼 の 天 の 一 期 四 千 歳 寛 て 閻 浮 提 に 下 生 し、 託 胎、 出 胎、 出 家 苦 行 し、 菩 提 樹 下 に 於 て 成 佛 の と き 魔 王 來 り て 成 佛 を 妨 げ ん と す る 竜、 魔 を 降 伏 し 安 座 し て 動 ぜ ざ る を ば 聲 聞 の 位 に 望 む れ ば 中 忍 に 當 る。 中 忽 の 位 は 四 諦 を 観 す る 観 慧 巳 た 自 在 に な り、 欲 界 の 四 諦 に 十 六 行 相 あ り 上 界 ( 色 無 色 界 ) の 四 諦 に 十 六 行 相 あ り、 合 し て 三 十 二 行 相 を 次 第 に 行 相 を 縮 め て 詮 要 を 取 て 観 す。 印 ち 減 縁 減 行 と て 七 周 に 縁 を 減 じ 二 十 四 周 に 行 を 減 じ、 欲 界 苦 諦 の 下 の 苦、 室、 無 常、 無 我 の 四 行 相 の う ち 何 れ か 一 行 相 を 留 め、 そ の 三 行 相 を 二 刹 那 に 襯 す る を 中 忽 の 満 位 と 云 ふ。 讐 ば 人 の 己 が 國 よ り 他 國 に 往 か ん と す る 時 の 如 き は、 財 産 多 く し て は 持 ち 去 る こ と 能 は ざ る が 故 に、 物 を 以 て 鏡 に 易 ひ、 液 ほ 銭 を 嫌 て 金 に 易 ぴ、 更 に 金 を 厭 う て 多 債 の 寳 に 易 ふ る が 如 く 減 縁 減 行 し て 三 十 六 行 相 を 苦 諦 の 一 行 相 に 観 じ 留 め た る を、 二 刹 那 に 観 す ち は 中 忍 の 満 位、 苦 諦 の 下 の 一 行 相 を 三 刹 那 に 観 す る は 上 忍 で あ る。 こ の 上 忽 の 無 間 に 世 第 一、 法 を 生 す、 世 第 一 法 は 上 忍 の 如 く、 欲 界 の 苦 諦 の 下 の 一 行 相 を 縁 し て 之 を 観 す る こ と 唯 一 刹 那 な り、 こ の 位 は 凡 夫 有 漏 の 善 根 中 の 最 勝 な る が 故 に 世 第 一 法 と い ひ、 こ の 位 ま で は 未 だ 煩 悩 を 断 せ す、 故 に 出 世 無 漏 の 善 根 に あ ら す、 世 閥 有 漏 の 中 に は 至 極 の 位 な る が 故 に 世 第 一 法 と い ふ、 世 第 一 法 よ り 無 間 に 見 道 に 入 り、 無 漏 聖 道 を 生 す る な 診、 上 に 煩 頂 及 び 下 忽 位 に て 四 諦 十 六 行 の 襯 を な す は 多 財 の 如 く、 更 に 一 行 一 刹 那 を 以 て 直 に 眞 無 漏 に 入 略 ん と す る は 多 財 産 を ば 鏡 に 易 ぴ 金 に 易 ひ 更 に 多 便 の 賓 に 易 ぴ 以 て 己 が 國 よ り 他 國 帥 ち 三 界 を 出 で 玉 浬 契 界 に 至 ら ん と す る こ と を 明 か せ も が、 中 忽 は 銭 の 如 く 上 忍 は 金 の 如 く 世 第 一 法 は 多 贋 の 費 に 比 況 す べ き で あ る。 中 忍 上 忍 世 第 一 法 倶 に 苦 の

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三 行 を 観 す る も、 而 も 三 位 の 別 あ る は、 倶 に 苦 の 一 行 な れ ど も、 中 忽 の 位 は 観 智 劣 な る が 故 に、 能 所 を 安 立 し て 一 行 相 を 二 刹 那 に 襯 す、 こ 胴 上 忽 世 第 一 法 の 一 刹 那 の 齪 に 比 す れ ば な ぼ 銭 の 如 く、 上 忍 は 観 熟 し て 能 所 三 致 す れ ば 金 に 讐 ふ べ く、 世 第 一 法 は 観 成 就 し て 能 所 相 漏、 眞 無 漏 智 獲 起 す る に 至 る 位 な る が 故 に 多 償 の 寳 に 讐 ふ、 此 の 如 く な る が 故 し に 苦 の 一 行 を 観 す る に、 三 位 の 不 同 あ ひ。 繹 迦 菩 薩 出 家 し 六 年 苦 行 の 後、 菩 提 樹 下 に 於 て 成 佛 せ ん と す る と き、 降 魔 し 安 佳 不 動 な る を ば、 聲 聞 の 地 位 に 準 望 す れ ば 苦 諦 の 下 の 一 行 相 を 二 刹 那 に 観 す る 聲 聞 の 中 忍 位、 次 の 一 刹 那 に 上 忽 の 位 に 入 り、 次 の 一 刹, 那 に 世 第 一 法 の 位 に 入 り、 眞 無 漏 の 三 十 四 心 を 獲 し、 頓 に 見 思 の 惑 を 断 じ て 無 上 大 畳 を 成 じ 給 ふ と な す。 た 貸 し 菩 薩 金 剛 座 に 佳 し、 一 座 成 畳 に つ い で 異 読 あ り、 印 ち 倶 舎 論 等 に 依 れ ば、 繹 迦 菩 薩 三 界 九 地 の 見 惑 修 惑 の う ち、 非 想 非 非 想 地 以 下 の 修 惑 は、 菩 提 樹 下 に 座 せ ざ る 以 前 に 已 に 有 漏 智 を 以 て 断 除 し 絡 れ る が 故 に、 残 る 煩 拶 は 非 想 非 非 想 地 の 九 晶 の 修 惑 と、 八 十 八 使 の 見 惑 と で あ る。 さ れ ば 菩 薩 金 剛 座 に 坐 じ、 成 道 せ ん と す る 時、 八 忍 八 智 に 見 惑 を 断 じ、 九 無 間 九 解 脱 に 非 想 非 非 想 地 の 修 惑 を 断 じ、 三 十 四 心 に 見 修 の 惑 を 断 除 し、 無 上 正 等 畳 を 成 じ 給 ふ と な す。 若 し 智 度 論 に 依 れ ば、 菩 薩 菩 提 樹 下 に 坐 せ ざ る 已 前 に は 総 じ て 煩 機 を 断 せ す、 正 し く 金 剛 座 に 坐 し 將 に 正 畳 せ ん と す る と き、 三 十 四 心 を 以 て 頓 に 三 界 の 見 思 の 煩 憐 を 断 す と な す。 ま た 成 實 論、 の 意 に 依 れ ば 八 忍 八 智 を 立 て す、 た 貸 一 の 法 室 観 を 以 て、 無 量 の 煩 悩 を ' 断 じ て 成 畳 し 給 ふ と な す。 小 乗 佛 教 は 性 徳 の 佛 性 を 明 か さ す、 本 性 の 功 徳 を 読 か ざ る が 故 に 大 畳 を 成 ぜ ら れ た る 佛 身 も 無 常 に し て、 次 身 滅 智 無 蝕 浬 葉 に 麟 し 給 ふ と な す も の で あ る。 帥 ち 小 乗 佛 教 は 入 室 無 我 の 観 智 に よ り、 人 我 執 の 惑 を 断 じ て 寂 滅 無 絵 の 浬 葉 大 日 纏 題 の 研 究 四 五

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大 日 輕 踵 の 硯 究 四 六 に 佳 し 給 ふ 裁 を 明 す も、 法 室 の 智 を 獲 起 し 所 知 障 を 断 じ、 大 菩 提 の 大 智 の 妙 罷 妙 用 の 不 叢 の 漿 用 を 顯 示 せ ざ る も の で あ る。 し か る に 二 室 観 に 依 り て、 煩 悩 所 知 の 二 障 を 断 じ、 菩 提 渥 葉 の 二 韓 依 の 妙 果 を 成 ぜ ら れ た る 大 畳 鷺 を、 究 寛 の 成 佛 と な す 成 佛 の 深 趣 を 開 読 せ る も の は、 唯 識 宗 の 読 で あ る。 唯 識 の 読 に 依 れ ば、 菩 薩 最 初 獲 心 よ 澄 無 上 菩 提 を 成 じ 給 ふ に 至 る 地 位 に 四 十 一 位 を 立 て、 三 大 無 籔 劫 に 於 て 幅 智 の 資 糧 を 積 集 し、 十 波 羅 蜜 等 の 行 を 修 し、 第 十 一 地 金 剛 喩 定 に 於 て 二 障 の 倶 生 起 の 種 子 を 断 じ、 大 畳 を 成 就 し 給 ふ 實 義 を 開 説 す る も の で あ る。 し か し て か く の 如 く 三 大 無 数 劫 に 六 度 萬 行 を 修 し 二 障 を 伏 断 じ 大 菩 提 を 成 じ た る 佛 身 を ば、 自 受 用 報 身 佛 と な す、 唯 識 宗 に て は 法 身、 自 受 用 身、 他 受 用 身、 攣 化 身 の 四 身 を 立 つ る も、 四 智 心 品 の 功 徳 を 一 身 に 搦 在 す る 自 受 用 身 を 本 と な す、 郎 ち 法 身 は 自 受 用 身 の 所 謎 の 理 禮 に し て、 他 受 用 攣 化 身 は そ の 化 他 の 妙 用 で あ る。 唯 識 論 第 十 に 清 浮 法 界 を 所 顯 得、 大 菩 提 を 所 生 得 と し、 所 生 得 と は 謂 く 大 菩 提 な グ、 こ れ 本 來 能 生 の 種 あ り と い へ ど も、 而 も 所 知 障 に 擬 ら る 玉 か 故 に 生 せ す、 聖 道 ゆ 力 を 以 て 彼 の 障 を 噺 す る に 由 る が 故 に、 種 よ り 起 ら し む る を 菩 提 を 得 る と 名 く、 起 り 已 れ ば 相 綾 し て 未 來 際 を 極 む、 此 れ 四 智 門椙 鷹 の 心 口 叩 な り。 こ れ 四 十 一 位 の 間 に、 幅 智 の 資 糧 を 積 集 し、 十 波 羅 蜜 等 の 行 を 修 し て 大 菩 提 を 成 じ た る 自 受 用 身 は、 未 來 際 を 蓋 し て 自 ら 廣 大 の 法 樂 を 受 用 す る 自 讃 圓 満 の 實 智 身 な る こ と を 明 す も の で あ る。 し か し て 是 の 菩 提 の 智 は 本 有 性 得 に し て、 所 知 障 を 断 す る に 由 り て、 そ の 種 子 よ り 旨生 起 す と な す も の で あ る。 蓋 し 小 乗 に あ り て は 成 佛 は 唯 修 得 に 由 る と な す も、 大 乗 に て は、 之 を 本 有 性 得 と な す、 帥 ち 唯 識 家 に て は、 本 有 無 漏 の 種 子 を 以 て 成 佛 の 生 因 と な す も の で あ る。 以 下 菩 薩 地 前 の 加 行 位 に 於 て 分 別 起 の 二 障 の 現 行 を 伏 し、 秘 地 入 見 道 の 位 に 於 て 分 別 起 の 二 障 の 種 子 を 断 じ、 唯 識

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の 實 性 た る 眞 如 の 理 を 禮 會 す る 見 道 の 行 位 と、 及 び 十 地 の 究 寛 位 の 第 十 の 法 雲 地 に 至 て 倶 生 起 の 二 障 を 断 墨 し、 菩 提 浬 繋 の 二 轄 依 の 佛 果 を 成 す る 金 剛 無 間 道 の 行 相 を 繹 し、 以 て 唯 識 家 に 於 け る 成 佛 義 を 明 さ ん に、 三 賢、 四 善 根、 師 ち 十 佳 十 行 十 回 向 の 一 大 阿 僧 砥 却 の 間 に 唯 識 の 理 を 信 解 し、 佛 果 菩 提 を 求 む る 心 を 獲 し て 種 々 勝 れ た る 幅 智 の 資 糧 を 積 集 し、 十 回 向 の 満 心 第 十 法 界 無 量 廻 向 に 至 り、 見 道 に 入 り 唯 識 の 眞 性 に 住 せ ん が 爲 め に、 煩 頂 忽 世 第 一 法 の 四 善 根 を 修 す、 こ れ を 加 行 位 と な す、 し か し て 此 の 位 の 菩 薩 は、 諸 法 の 名、 義、 自 性、 差 別 の 四 法 を 観 じ て 假 有 實 無 を 推 求 し、 未 だ 印 可 決 定 智 を 生 ぜ ざ る を 四 尋 思 と 名 け、 此 の 推 求 観 を 因 と し て 印 可 決 定 智 を 生 す る を 四 如 實 智 観 と な す。 帥 ち 煩 頂 忍 世 第 一 法 の 四 位 は、 次 の 如 く 明 得 定、 明 墳 定、 印 順 定、 無 間 定 を 以 て 髄 と 爲 し、 こ の 四 種 の 定 に 依 て、 奪 思 如 實 の 観 を 作 し、 所 取 能 取 を 室 す。 四 善 根 の 最 初 た る 煩 位 に て は 明 得 定 に 依 て 下 晶 の 尋 思 を 獲 し、 始 め て 所 取 の 名 義 自 性 差 別 の 四 法 皆 自 心 の 所 攣 な り と 観 す、 こ れ 唯 識 の 慧 火 の 獲 す る 前 相 な る が 故 に 煩 善 根 と 名 く、 頂 位 に 於 て は 明 増 定 に 依 て 上 晶 の 尋 思 を 獲 し、 重 ね て 所 取 の 四 法 の 假 有 實 無 を 観 す、 尋 思 の 観 此 の 位 に 極 ま り、 此 よ り 後 は 如 實 智 を 獲 す、 こ の 位 は 尋 思 の 極 位 な る が 故 に 頂 善 根 と 名 く、 次 に 忍 位 に 於 て は 印 順 定 に 依 て 下 晶 の 如 實 智 を 護 し、 所 取 の 無 に 於 て 決 定 印 持 し、 亦 能 取 の 室 を 観 す、 此 位 に 於 て 既 に 印 可 の 智 を 獲 す が 故 に 忍 善 根 と 名 く、 忍 と は 印 忍 の 義 で あ る。 こ の 忽 位 に 於 て 下 中 上 の 三 晶 の 忽 位 あ り、 下 忍 に て は 前 の 煩 頂 位 に て 観 じ た る 所 取 の 無 を 印 可 決 定 す る も 未 だ 能 取 の 無、 観 に 及 ば す、 次 に 中 忍 位 に 於 て は 前 の 所 取 の 無 を 印 可 す る と 共 に、 亦 能 取 の 室 を 観 す、 し か も 未 だ 印 可 智 を 生 ぜ す、 次 に 上 忍 の 位 に て 則 ち 能 取 の 無 を 印 可 す、 次 に 世 第 一 法 位 に て は、 無 間 定 に 依 て 上 品 の 如 實 智 を 獲 し、 所 取 能 取 二 室 を 印 可 す、 帥 ち 下 中 忍 位 に て は 唯 所 取 の 室 を 印 可 し、 上 忍 に て は 唯 能 取 の 室 を 印 可 し、 今 世 第 一 法 に 於 て は 重 ね て 二 室 を 印 可 し、 圓 満 な ら し む。 こ れ よ り 無 間 に 必 す 見 道 に 入 て 唯 識 の 理 を 見 る が 故 に 無 間 定 と 匝 ふ、 無 間 と は 隔 歴 な き 義 大 目 輕 題 の 競 究 四 七

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大 召 纒 題 の 研 究 四 八 で あ る。 し か し て こ の 能 所 取 相 混 相 亡 の 観 は、 有 漏 法 中 の 最 勝 翫 る が 故 に 世 第 一 法 と 構 す。 如 上 四 善 根 に 翻 す る 四 法 の 假 有 實 無 の 襯 は 遍 計 依 他 の こ 性 を 観 す る の み な ら す、 圓 成 寳 性 を 観 す る も の で あ る。 し か も 此 の 位 の 菩 薩 は な ほ 眞 の 無 漏 智 を 得 ざ る が 故 に、 わ す か に 教 の 所 読 を 聞 い て 三 性 を 観 す と い へ ど も、 心 前 に 圓 成 實 性 の 相 を 安 立 し て、 唯 識 の 眞 縢 義 性 と な す も の で あ る。 か の 安 立 す る と こ ろ の 圓 成 の 相 は 心 に 攣 起 す る と こ ろ に し て、 圓 成 に 似 た る も 實 は 依 他 の 相 分 の 境 で あ る。 既 に 相 を 帯 す る が 故 に 眞 實 圓 成 の 理 に あ ら す、 從 て 印 可 智 に 依 て 三 性 の 假 有 實 無 を 決 定 す と い べ ど も、 な ぼ 有 漏 の 観 行 し て 煩 悩 を 断 せ す、 し か も 観 心 漸 次 深 細 に し て 蕪 脅 漸 塘 し、 世 第 ご 法 の 最 後 の 無 間 に 無 漏 の 眞 智 を 襲 し て、 唯 識 の 眞 性 を 謹 得 し、 第 六 識 相 鷹 の 倶 生 起 の 煩 拶 障 の 現 行 を 伏 し、 分 別 起 の 二 障 の 種 子 及 び 脅 氣 を 断 ザ 除 す。 印 ち 世 第 一 法 の 無 問 に 三 賢 四 善 根 の 間 に 薫 塘 せ る 無 漏 の 種 子 よ り、 眞 無 漏 の 無 分 別 智 生 じ て 親 し く 唯 識 の 眞 性 を 謹 す。 こ の 眞 智 は 實 謹 の 智 な る が 故 に 如 相 を 安 立 せ す、 無 分 別 任 蓮 に 唯 識 の 眞 性 に 稻 ひ、 理 智 冥 合 挙 等 季 等 に し て 更 に 隔 相 潅 し、 初 め て 理 を 照 す 位 な る が 故 に 見 道 と 云 ふ。 こ の 見 道 に 二 種 あ り、 唯 識 論 第 九 に 曰 く 此 見 道 略 読 有 区 二 蛤 一 眞 見 道 謂 印 所 ゾ読 無 分 別 智 實 謹 三 一室 所 顯 眞 理 鴫 實 断 三 一障 分 別 随 眠 鴫 難 二 多 刹 那 事 方 究 寛 一而 相 等 故 総 読 一二 心 一 (中 略 ) 二 相 見 道 此 復 有 ノ 二。 云 巽 印 ぢ 見 道 に 眞 見 道 と 相 見 道 の 二 あ り、 眞 見 道 は 正 し く 根 本 無 分 別 智 に よ り て、 二 室 の 眞 理 を 詮 見 し、 分 別 起 の 二 障 の 種 子 を 断 す る 位 に し て、 こ れ に 断 惑 謹 理 所 謂 無 間 道 と 解 腕 道 の 二 刹 那 あ り と い へ ど も、 別 の 所 作 に あ ら す、 其 相 等 し き が 故 に 一 心 眞 見 道 と い ふ 隔 次 に 相 見 道 と は、 眞 見 道 に 於 て、 無 分 別 の 深 智 に よ り て 親 し く 法 性 の 眞 理 を 禮 會 通 達 し て 後、 更 に 有 分 別 の 淺 智 を 起 し、 還 て 前 の 無 勢 別 所 讃 眞 如 に 於 て 分 別 安 立 し、 如 相 を 攣 し て 憶 念 す る 位 な る が 故 に、 斯 攣 の 如 相 は 眞 唯 識 の 性 に あ ら す、 そ の 禮 眞 如 に 似 た る も、 依 他 の 相 分 に し て 唯 識 の 相 な る が 故 に、 相 見 道 と い ふ。

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眞 見 道 に 於 て 唯 識 の 性 を 諮 し、 後 の 相 見 道 に 於 て 唯 識 の 相 を 誰 す、 眞 見 道 は 根 本 智 の 撮 に し て、 相 見 道 は 後 得 智 の 播 で あ る。 入 見 道 の 菩 薩 は、 こ の 根 本 後 得 の 二 智 を 以 て 眞 俗 性 相 の 實 義 を 罷 す る も の で あ る。 そ の 相 見 道 に、 三 心 相 見 道、 十 六 心 相 見 道 あ る も 今 は 此 等 の 繹 を 省 略 す。 か く て 見 道 に 於 て 已 に 無 分 別 智 を 獲 し て、 分 別 起 の 二 障 を 断 じ、 唯 識 の 眞 性 を 誼 す と い へ ど も、 猫 所 謎 の 理 を 圓 満 な ら し め ん が 爲 め に、 複 た 籔 々 無 分 別 智 を 修 習 し て 倶 生 起 の こ 障 を 伏 断 し、 菩 提 渥 梁 の 大 果 を 得 す る に 至 る 位 を 修 召 位 ま た は 修 道 と 構 す、 此 位 は 十 地 の 最 初 極 喜 地 の 入 心 の 位 を 除 き 佳 心 以 後 第 十 地 に 至 る ま で の 間 に し て、 一 一 の 地 に 於 て 各 各 三 の 波 羅 蜜 を 本 行 と し て 鹸 の 諸 行 を 修 し、 第 十 地 の 満 心 に 金 剛 無 間 道 に 於 て 嘱 佛 果 を 障 へ る 微 細 な る 所 知 障 及 び 煩 悩 障 を 悉 く 断 叢 し、 解 脱 道 に 至 り て 菩 提 浬 梨 の 妙 果 を 謹 得 す、 所 謂 無 漏 界 不 思 議 善 常 安 樂 解 脱 身 を 得 す、 こ れ 無 上 の 佛 果 圓 満 の 位 に し て、 無 上 寂 滅 の 大 安 樂 を ケ け、 甚 深 微 妙 の 法 を 成 就 し、 妙 用 無 方 な る を 妙 畳 ま た は 究 寛 位 と 名 く。 唯 識 論 第 十 に、 所 知 障 と 煩 悩 障 を 断 じ、 無 上 の 菩 提 と 渥 難 と を 謹 す る 義 を 明 す う ち 浬 葉 は 所 顯 得、 菩 提 は 所 生 得 な る こ と を 繹 し、 所 顯 得、 謂 大 湛 梨。 此 錐 ご本 來 自 性 溝 澤 殉 而 由 ご 客 障 覆 命 ピ 不 ノ 顯。 眞 聖 道 生 断 ・一 彼 障 一 故。 令 二 其 相 顯 一 名 ド 得 一渥 繋 殉 此 依 二眞 如 離 ン 障 施 設、 故 禮 即 是 清 漂 法 界。 そ の 清 浮 法 界 の 大 浬 葉 に、 本 來 自 性 清 澤 浬 墾、 有 鹸 浬 墾、 無 蝕 浬 葉、 無 住 虚 浬 葉 あ る こ と を 明 し、 一 切 衆 生 は 初 の 一 を 有 し、 コ 乗 無 學 は 前 の 三 を 有 し、 唯 世 尊 の み 四 種 の 浬 繋 を 具 す る こ と を 繹 せ り、 そ の 無 住 慮 浬 葉 の 繹 に 無 佳 虞 浬 禦 謂 印 眞 如 出 二 所 知 障 一 大 悲 般 若 常 所 二 輔 翼 鱒 由 ゾ 斯 不 ビ 佳 ご 生 死 浬 繋 一利 二 釜 有 情 鴫 窮 二 未 來 際 一 用 而 常 寂。 故 名 二 大 目 輕 題 の 研 究 四 九

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大 日 経 題 の 研 究 五 〇 浬 葉 殉 帥 ち 菩 薩 は 般 若 を 求 め、 所 知 障 を 断 す る が 故 に、 生 死 浬 葉 無 差 別 深 智 を 得、 生 死 浬 葉 に 於 て 欣 厭 な く、 生 死 に 佳 せ す 渥 葉 に 佳 せ す、 唯 常 に 大 智 大 悲 に 輔 翼 せ ら れ 常 に 悲 智 の 二 用 を 起 す と い へ ど も、 而 も 羅 性 常 寂 な る を 無 住 虚 浬 鍵 と 名 く る こ と を 明、 し、 ま た 煩 憐 障 を 断 じ て 浬 梨 を 得 し、 所 知 障 を 断 じ て 菩 提 を 得 す と い ふ も、 無 佳 虚 浬 葉 は 所 知 障 を 断 じ て 得 せ ら る る 果 な る こ と を 明 し、 所 知 障 亦 障 一 浬 桀 三 如 何 但 説 二 是 菩 提 障 幻 読 三 煩 悩 障 但 障 二 浬 繋 一 堂 彼 不 能 ノ 爲 ご 菩 提 障 鴫 鷹 ノ 知 聖 教 作 二 勝 用 一読。 理 實 倶 能 通 障 三 一 果 鴨 如 ノ 是 所 ノ 読 四 浬 葉 中 唯 後 三 種 名 二 所 顯 得 幻 邸 ち 二 障 め 勝 用 に 依 て 煩 悩 障 は 浬 梨 を 障 へ 所 知 障 は 菩 提 を 障 へ る と い ふ も、 理 實 に は 二 障 通 し て 二 果 を 障 へ る こ と を 明 し、 次 に 所 生 得 の 四 智 の 菩 提 を 繹 し、 所 生 得 謂 大 菩 提。 此 難 三 本 來 有 ご 能 生 種 鱒 而 所 知 障 凝 故 不 ド 生。 由 三 聖 道 力 断 ご 彼 障 一 故 令 ご 從 ゾ 種 起 鴫 名 ド得 一菩 提 殉 起 己 相 綾 窮 ご 未 來 際 一 此 帥 四 智 相 慮 心 晶。 佛 果 に 至 れ ば 有 漏 の 八 識 を 韓 し て、 四 智 相 慮 の 心 晶 を 成 す る こ と を 明 し、 し か し て 四 浬 契 を 合 し た る 大 浬 盤 の 禮 た る 清 浮 法 界 と 四 智 の 大 菩 提 と を 加 へ て 五 法 と な し、 ま た そ の 五 法 を 三 身 に 撮 す る 義 を 繹 せ り、 し か し て 五 法 を 三 身 に 撮 す る に 二 読 あ る こ と を 述 べ、 一 師 の 義 は 清 浮 法 界 の 眞 如 の 理 と 大 圓 鏡 智 と を 以 て 法 身 と な し、 平 等 性 智 妙 観 察 智 と を 以 て 報 身 と な し、 成 所 作 智 を 以 て 化 身 と な す。 こ の 義 に 依 れ ば 清 淫 法 界 の 理 と 大 圓 鏡 智 と を 以 て 法 身 と な す も の な る が 故 に 法 身 は 理 智 に 通 す、 し か も こ の 義 を ば 不 正 義 と し て 第 二 師 の 清 浮 法 界 は 自 性 身、 四 智 心 品 の 翼 實 の 功 徳 を 擾 在 す る 大 圓 鏡 に 起 る 常 佳 普 遍 の 色 身 を 以 て 自 受 用 身 と な す、 こ れ 自 性 身 は 不 生 不 滅 の 眞 理 に も て、 虚 室 の 如 く 差 別 の 相

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な し、 然 る に 大 圓 鏡 智 は 色 心 差 別 の 相 を 現 す る 智 な る が 故 に、 有 相る 大 圓 鏡 智 を 以 て 無 相 の 自 性 身 に 撮 す べ か ら す と な す も の で あ る。 し か し て 唯 識 に は 三 身 四 身 の 読 あ る も、 三 大 阿 曾 砥 却 の 無 邊 の 勝 因 に 酬 ゐ て 感 得 す る 所 の 自 受 用 報 身 を ば、 如 來 眞 實 の 依 身 と な す も の で あ る。 印 ち 唯 識 に て も、 佛 果 は た 貸 大 定 智 悲 の 功 徳 の み あ つ て、 更 に 飴 の 色 身 等 の 假 相 の 功 徳 な し と な す 龍 軍 無 性 論 師 等 の 如 き 読 あ る も、 護 法 菩 薩 の 読 に 依 れ ば、 如 來 は 苦 諦 所 撮 の 有 漏 の 色 身 等 の 法 な き も、 無 漏 眞 浮 の 五 慈 響の 法 を 具 す、 し か し て か 玉 る 無 漏 眞 浮 の 五 纏 は、 こ れ 四 智 心 品 の 中、 大 圓 鏡 智 の 所 攣 で あ る。 翻 ち 第 八 識 は こ れ 一 切 有 爲 法 の 根 本 識 諸 識 の 主 に し て 身 器 を 攣 し て 有 情 の 所 依 と な り、 三 界 五 趣 果 報 の 主 と な つ て 有 惰 の 身 命 を 任 持 す る が 如 く、 無 漏 の 第 ム 識 も ま た 是 の 如 く、 如 來 の 身 土 を 攣 し て 如 來 色 心 の 諸 法 を 依 持 す、 即 ち 大 圓 鏡 智 相 慮 の 心 晶 よ く 如 來 自 受 用 無 漏 の 身 土 を 攣 し て、 佛 の 眞 實 の 功 徳 を 依 持 す。 か く の 如 く 三 大 櫓 砥 に 二 無 我 を 観 じ、 二 障 を 断 鑑 し て、 四 智 圓 満 し、 無 量 の 功 徳 を 具 足 し 能 謹 の 智 が 所 諮 の 眞 理 を 如 實 に 現 讃 し 能 所 一 髄 こ れ 自 受 用 報 身 の 膣 で あ る。 唯 識 に て は 眞 如 は 凝 然 不 攣 の 髄 な れ ど も、 よ く 一 切 虞 に 遍 せ る 諸 法 の 禮 性 な る こ と を 明 す、 し か し て 遍 一 切 慮 の 眞 如 に 契 讃 せ る 能 護 の 智 も ま た 一 切 虚 に 遍 し て 廣 大 の 妙 用 を な す、 即 ち 智 は 境 の 如 く 法 界 に 遍 満 し、 功 徳 色 身 も 皆 亦 相 綾 し て 湛 然 と し て 未 來 際 を 窮 め、 所 生 の 本 願 法 界 を 審 す が 故 に、 未 來 際 を 鑑 し て 恒 に 自 ら 廣 大 の 法 樂 を 受 用 す、 唯 識 論 第 十 に 済 漂 法 界 無 ど 性 無 ゾ 滅 性 無 二 攣 易 一故 読 爲 ド常。 四 智 心 品 所 依 常 故 無 ご断 鑑 繭故 亦 読 爲 ア 常。 非 一自 性 常 殉 從 ゾ因 生 故、 生 者 麟 屠 滅 一 向 記 故。 不 ア 見 三 色 心 非 二 無 常 三 故。 然 四 智 品 由 ご 本 願 力 繭所 化 有 情 無 二 議 期 一 故。 窮 ご 未 來 際 一無 ノ断 無 ド誰。 ま た 曰 く 自 受 用 謂 諸 如 來 三 無 歎 劫 修 二 集 無 量 幅 慧 資 糧 一 所 ド 起 無 邊 眞 實 功 徳 及 極 圓 浮 常 遍 色 身 相 績 湛 然 鑑 ご 未 來 際 一恒 自 受 ご 用 廣 大 日 経 題 の 研 究 五 一

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大 貝 輕 題 の 硯 究 五 二 大 法 樂 殉 唯 識 宗 に て は 有 爲 の 第 八 識 を 以 て 一 切 法 能 生 の 本 源 と な し、 成 佛 も 小 乗 の 如 く 修 得 の 佛 果 に あ ら す し て 性 得 の 佛 性 を 明 す、 帥 ち 第 八 識 中 に 具 す る 本 有 無 漏 の 種 子 を 以 て 成 佛 の 生 因 と な す、 從 て 六 度 萬 行 の 異 熟 の 功 徳 は 無 漏 の 種 子 よ ひ 生 す れ ば、 爲 作 を 有 す る が 故 に 有 爲 法 老 な す、 し か も 縛 を 離 れ て 得 る と ご ろ な る が 故 に 無 漏 と な す、 有 爲 法 な る が 故 に 念 念 滅 す と い へ 芝 も、 念 念 生 す る が 故 に 間 断 な し、 印 ち 唯 識 に て は 法 身 は 不 生 不 滅 の 無 爲 の 眞 如 な る が 故 に 自 性 常 な り、 ま た 自 他 受 用 は 有 爲 の 智 品 に し て 生 滅 有 り と い へ ど も、 間 断 あ る こ と な き が 故 に 不 断 常 と な す、 印 ち 有 爲 無 漏 の 四 智 心 晶 を 罷 と す る が 故 に 無 間 断 な れ ど も 生 滅 身 と な す、 こ れ 理 智 能 設 所 謹 を 明 し な が ら、 な ほ 理 は 無 爲、 智 は 有 爲 と し て 有 爲 無 爲 理 智 間 隔 あ る ゆ ゑ で あ る。 ま た 三 身 に つ い て 読 法 の 有 無 を い へ ば、 法 身 は 無 相 寂 静 の 理 性 に し て、 言 心 絶 慮 の 罷 な れ ば、 も と よ り 読 法 な し、 唯 推 功 蹄 本 及 び 生 正 智 解 の 二 義 に 依 て 法 身 に 読 法 あ り と な す こ と あ り、 次 に 自 受 用 身 は 唯 眞 理 に 契 會 し 自 ら 法 樂 を 受 用 す る 境 な る が 故 に 封 機 読 法 の 義 な し、 し か も 常 に 大 悲 と 相 磨 す る が 故 に 慮 化 の 二 身 を 示 現 し て 説 法 せ し む る な り、 さ れ ば 實 に 言 読 を 起 し て 読 法 す る は 鷹 化 の 二 身 な り と な す。 な ほ 唯 識 に て 三 身 の 成 道 同 時 な り や 異 時 な る や を 論 じ、 三 身 の 成 道 は 同 時 に あ ら す し て 異 時 な る べ き 義 を 明 し、 自 受 用 身 色 究 尭 天 に 於 て 正 畳 を 成 す る と き、 攣 化 身 都 牽 天 よ り 閻 浮 提 に 下 生 し、 八 相 を 現 し、 そ の 成 道 を ば 第 六 相 と な す も の で あ る。 自 諮 圓 満 の 實 智 身 た る 自 受 用 身 の 正 畳 の 境 を、 色 究 寛 天 と な す は、 こ れ 佛 位 は 萬 善 の 極 果 な る が 故 に そ の 勝 位 を 顯 は さ ん が 爲 め に 必 す 勝 虚 に 生 じ、 自 在 宮 を 現 じ て 威 佛 す と な す、 帥 ち 色 究 寛 天 は 一 切 世 間 の 最 極 勝 な れ ば こ の 地 に 於 て 最 究 寛 の 畳 者 た る 自 受 用 身 大 畳 を 成 じ 給 ふ と な す、 し か し て 繹 遡 牟 尼 如 來 は 自 受 用 身 よ り 下 生 せ ら れ

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此 土 に 於 て 化 他 の 成 道 を 示 現 せ ら れ た る 攣 化 身 と な す も の で あ る。 但 し 此 の 如 く 自 受 用 身 は 色 究 尭 匹 於 て 自 誰 の 畳 を 成 就 せ ら れ、 こ の 自 受 用 身 よ り 化 他 の 爲 め に 現 せ る 身 を 攣 化 身 と な す は こ れ 本 畳 下 韓 門 の 義 な り、 も し 始 畳 上 韓 門 よ り い へ ば、 菩 薩 修 行 入 謹 の と き 十 地 の 中 の 第 八 地 に 入 る と き、 第 四 灘 廣 果 天 中 に 生 し て 攣 化 身 を 受 け、 後 第 十 地 の 終 り に 至 り 色 究 寛 天 自 在 王 宮 に 生 し て 正 畳 を 成 す と な す。 こ の 始 畳 上 韓 門 よ り い へ ば、 繹 迦 牟 尼 如 來 の 正 畳 の 髄 を 深 く 開 顯 せ る も の は 自 受 用 身 の 正 畳 禮 な り と も い ひ 得 ら る べ き で あ る。 攣 化 身 た る 羅 迦 牟 尼 如 來 の 正 畳 の 罷 を 深 く 開 顯 す る も の は、 自 受 用 身 の 正 畳 罷 な り と は、 こ れ 小 乗 佛 教 に て は た 璽 人 塞 の 理 を 明 し て 未 だ 二 塞 所 顯 の 實 性 た る 眞 如 の 理 を 開 示 せ す、 從 つ て 人 室 の 理 を 観 し て 入 我 執 を 断 じ、 人 室 三 昧 を 謹 す る 鷹 身 佛 の 正 畳 を 明 す も の な る も、 唯 識 に て は 二 室 所 顯 の 眞 如 の 理 を 以 て 宗 極 と な し、 唯 識 襯 に 依 り 二 障 を 断 じ、 正 禮 智 が 眞 如 の 實 性 を 謹 得 し、 自 受 用 身 の 大 果 を 色 究 章 天 に て 成 せ る を 成 佛 の 極 致 と な す も の で あ る。 、 ま た 小 乗 は 性 得 の 佛 性 を 明 か さ す、 本 性 の 功 徳 を 読 か ざ る が 故 に、 大 畳 を 成 せ る 佛 身 も、 無 常 に し て 次 身 滅 智 し て 無 絵 の 浬 藥 に 瞬 し 給 ふ と な す も の で あ る。 し か る に 唯 識 に て は 第 八 識 に 無 漏 本 有 の 種 子 を 有 し、 こ の 種 子 を 以 て 成 佛 の 生 因 と な し、 六 度 萬 行 の 功 徳 は こ の 無 漏 の 種 子 よ り 生 じ 佛 果 の 功 徳 こ れ に 依 て 成 じ、 相 綾 不 断 の 深 義 を 開 論 す る も の で あ る。 即 ち 小 乗 に て は、 成 佛 と は こ れ 六 識 相 鷹 の 見 思 の 煩 悩 を 断 ゼ、 そ の 六 識 分 別 の 念 を も 絶 し、 後 者 を 受 け ざ る 眞 境 に 住 せ る 位 な る が、 唯 識 に て は、 七 識 相 慮 の 煩 悩 を 漸 す る と 共 に、 そ の 識 の 都 滅 を 明 か さ す 識 が 有 漏 性 を 韓 じ 無 漏 性 と な り、 八 識 轄 じ て 四 智 晶 を 現 成 す、 し か し て 四 智 の 心 品 こ れ 自 受 用 他 受 用 攣 化 身 の 髄 性 で あ る。 し か も こ の 四 智 品 は こ れ 有 爲 法 な る が 故 に、 自 受 用 他 受 用 攣 化 身 は 生 滅 あ る を ま ぬ が れ す、 生 滅 あ る も 相 綾 し 断 絶 あ る ご と な き が 故 に、 小 乗 の 如 く 如 來 の 次 身 滅 智 を 明 さ す、 要 す る に 成 佛 と は 法 の 實 相 を 讃 見 す る こ と な る が 故 に、 乏 の 法 の 實 相 を 了 大 日 経 題 の 研 究 五 三

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犬 日 輕 題 の 研 究 五 四 解 す る こ と の 淺 深 に 依 て、 成 佛 の 義 に も 淺 深 あ り、 小 乗 に は 縁 起 の 法 は 無 我 無 常 と な す が 故 に、 こ の 法 を 髄 せ る 大 畳 の 髄 た る 佛 果 も 無 常 に し て 無 絵 の 浬 葉 に 瞬 す と な す、 ま た 法 の 無 常 無 我 を 明 す よ り 佛 性 を 読 く も た 壁 修 得 の 佛 性 を 明 し て 無 始 本 有 の 性 得 の 佛 性 を 開 示 せ す。 し か る に 唯 識 に て は、 常 佳 眞 實 の 眞 如 の 法 の 實 在 を 明 す、 し か し て 眞 如 は こ れ 所 謹 の 理 艦 に し て 智 は 能 讃 駒な り、 こ の 能 謹 の 智 が 所 謹 の 眞 如 を 如 實 に 現 誰 し、 能 所 一 健 こ れ 自 受 用 報 身 で あ る、 眞 如 の 法 は 三 切 虚 に 遍 し て 諸 法 の 髄 性 と な る が 故 に、 こ の 眞 如 の 遍 一 切 虎 の 如 く 智 も ま た 一 切 虚 に 遍 し て 廣 大 の 妙 用 を な し、 智 は 眞 如 の 如 く 法 界 に 遍 満 し、 功 徳 色 身 も ま た 此 の 如 く 相 綾 し て 湛 然 と し て 未 來 際 を 窮 む、 し か も 唯 識 に て は、 眞 如 を ば 凝 然 常 佳 不 作 諸 法 無 爲 の 理 と な し、 有 爲 の 第 八 阿 頼 耶 識 を 以 て 諸 法 能 生 の 本 源 と な す が 故 に、 阿 頼 耶 識 に 無 漏 種 子 を 具 す る も の は 成 佛 す る も、 し か ら ざ る も の は 成 佛 せ ざ る 五 姓 各 別 の 読 を 立 し、 ま た 成 佛 す る も の も、 三 大 阿 僧 砥 劫 の 修 行 を 要 す と な す、 邸 ち 第 八 識 に 含 藏 せ る 本 有. 無 漏 の 種 子 を 以 て 成 佛 の 因 と な し、 二 室 眞 如 の 理 を 観 じ、 幅 智 無 邊 の 功 徳 を 積 集 し、 菩 薩 最 後 身 に 金 剛 喩 定 に 於 て 二 障 を 断 露 し、 解 脱 道 の 位 に 至 り て 有 漏 都 て 誰 き 四 智 圓 満 し、 色 究 寛 天 に 於 て 成 佛 す る を 自 受 用 報 身 と な す、 こ れ 唯 識 に 於 け る 成 佛 義 で あ る、 し か し て て の 自 受 用 身 は こ れ 有 爲 無 漏 な る が 故 に、 法 身 の 如 く 常 住 な ら す 相 績 常 に し て 未 來 際 を 議 す 身 で あ る。 諸 法 の 實 相 を 魔 り、 そ の 實 相 と 一 髄 と な れ る こ れ 成 佛 で あ る。 し か る に そ の 實 相 の 理 趣 を 開 顯 す る に 法 相 三 論 天 台 華 嚴 眞 言 等 淺 深 あ る よ り、 成 佛 及 び 佛 身 の 繹 義 一 な ら す、 今 三 論 宗 の 成 佛 義 を 繹 せ ん に、 龍 樹 菩 薩 の 中 観 論 に は、 諸 法 衆 因 縁 生 即 室 の 玄 趣 を 明 し、 そ の 因 縁 帥 室 の 實 相 の 腱 こ れ 宇 宙 の 眞 實 相 な り、 浬 禦 な り、 法 身 な り、 中 道 等 な り と な す も の で あ る。 從 て 成 佛 と は こ の 實 相 の 理 を 畳 讃 し、 實 相 の 理 と 一 罷 不 二 の 大 畳 禮 で あ る、 中 観 論 の 観 如 來 品 に、

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如 來 所 有 性。 帥 是 世 間 性。 如 來 無 有 性。 世 間 亦 無 性。 此 晶 中 思 惟 推 求。 如 來 性 即 是 一 切 世 間。 問 日。 何 等 是 如 來 性。 答 日。 如 來 無 有 性。 同 二 世 間 無 性 鴫 と れ 因 縁 生 の 萬 有 の 當 罷、 本 來 室 寂 滅 相 の 如 來 法 身 で あ る。 こ の 寂 滅 實 相 の 髄 は 凡 身 の 有 無 亦 有 亦 無 非 有 非 無 等 の 一 切 の 思 慮 を 絶 す と な す。 し か し て 眞 諦 門 よ り い へ ば、 衆 生 と 佛 と 本 來 常 寂 滅 の 實 相 浬 婁 の 禮 に 佳 し、 迷 ふ べ き 衆 生 も な く 悟 る べ き 佛 も な く、 し た が う て 成 佛 と 不 成 佛 と 論 す べ き 理 な し、 し か る に 俗 諦 門 よ り い へ ば 因 果 の 差 椙 あ り、 十 界 迷 悟 歴 然 た る が 故 に 成 佛 不 成 佛 を 論 じ、 成 佛 に 渥 速 あ り、 根 に 利 鈍 あ る こ と を 明 す、 し か し て 此 宗 に て は 菩 薩 初 獲 心 よ り 佛 果 に 至 る ま で 五 十 二 位 の 地 位 を 立 つ、 し か も 因 果 の 墨 髄 常 寂 滅 の 眞 諦 浬 葉 な る が 故 に、 若 し 利 根 の 行 入 あ り、 深 く 八 不 の 正 観 を 修 す る と き は、 五 十 一 位 三 大 阿 櫓 砥 劫 を 一 念 に 越 て 成 佛 す、 本 宗 は 有 爲 の 當 禮 常 寂 滅 の 無 爲 の 眞 諦 に し て 有 爲 無 爲 不 一 ニ 如 の 玄 旨 を 明 す が 故 に、 菩 薩 の 地 位 を 立 つ る も 決 定 の 相 を 見 す、 三 砥 を 一 念 に 経 て 速 疾 佛 果 を 成 す べ き 深 旨 を 開 示 す、 十 住 心 論 第 毛 に 生 死 印 浬 盤 更 無 二 階 級 鴫 煩 幅 師 菩 提 莫 レ 勢 二 断 謎 鱒 難 レ然 無 階 之 階 級 不 レ 壊 二 五 十 二 位 殉 階 級 之 無 階 不 ゼ 凝 一二 念 成 畳 殉 ー 念 之 念 経 二 三 大 一 而 勤 二 自 行 一 一 道 之 乗 馳 二 三 駕 一 而 勢 二 化 他 鴫 云 云 -こ れ 因 果 不 壊 門 よ り い へ ば 三 大 信 砥 に 五 十 一 位 を 経 て 成 佛 す べ き も、 因 果 不 生 門 よ り い へ ば、 一 念 成 畳 の 實 義 を 開 一演 せ ら れ た る も の で あ る。 な ほ 三 論 宗 の 佛 身 読 に 言 及 せ ん に、 中 観 論 の 所 明 に 依 れ ば、 上 に 引 用 せ る 同 論 の 観 如 來 品 の 文 に 依 て も 知 ら る る が 如 く、 同 論 は 衆 因 縁 の 摯 髄 室 寂 滅 相 の 浬 盤 法 身 の 義 を 開 顯 す る も の な る が 故 に、 生 身 の 繹 迦 牟 尼 如 來 の 當 禮 常 寂 滅 の 法 身 と な す も の で あ る。 削 ち 中 観 論 は 生 身 の 如 來 帥 常 寂 滅 の 法 身 と な す が 故 に 自 ら 生 身 と 法 身 と の 二 身 読 な り と 観 ら 大 日 輕 顧 の 研 究 五 五

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大 日 緯 題 の 研 究 五 六 る べ き も の な る が、 中 観 論 よ り は や 玉 積 極 的 な れ ど も、 智 度 論 の 第 九 毬 等 に 依 れ ば 佛 身 に 法 性 身 と 父 母 生 身 の 二 身 あ る こ と を 繹 せ ら る。 ま た 吉 藏 の 大 乗 玄 論 第 三 等 に 依 れ ば 佛 身 に 法 身 報 身 化 身 の 三 身 の 義 を 立 し、 そ の 法 身 佛 は 法 華 論 に 依 れ ば 唯 理 身 に し て 撮 大 乗 論 に 依 れ ば 理 智 の 二 身 共 に 法 身 な る べ き こ と を 明 す、 印 ち 大 乗 玄 論 第 三 若 法 華 論 明 三 二 身 一者。 以 二 佛 性 晒爲 ご 法 身 殉 修 行 顯 二 佛 性 一爲 二 報 佛 殉 化 衆 生 義 爲 二 化 身 鱒 若 撮 大 乗 論 所 明。 隙 名 二 如 來 藏 一 顯 名 爲 二 法 身 一 耳。 此 二 皆 名 二 法 身 蛤 云 々 法 華 論 も 撮 大 乗 論 も 共 に、 天 親 菩 薩 の 作 な る に、 か か る 相 違 の 読 を な す に つ き、 會 繹 あ る も、 三 論 の 本 義 よ り い へ ば、 如 々 の 理 と 如 々 の 智 を 以 て 法 身 と な す 撮 論 の 読 よ り も、 む し ろ 如 汝 の 理 を 法 身 と な す 法 華 論 の 義 そ の 宗 意 に 近 か ら ん 乎。 此 の 如 く 三、 論 に は 印 度 に 於 け る 二 身 読 支 那 に 於 け る 三 身 読 あ る も、 三 論 は 常 寂 滅 の 本 有 の 理 性 を 法 身 と な し、 一 念 不 生 の 観 智 こ の 法 身 に 契 會 す る を 以 て 成 佛 と な す も の で あ る。 次 に 天 台 宗 に て は 究 寛 成 佛 の 禮 を ば 三 身 圓 満 の 佛 果 と な す。 即 ち 唯 識 に 三 身 四 身 の 読 あ る も、 二 大 曾 砥 に 六 度 萬 行 を 成 じ、 二 障 を 断 じ 大 菩 提 の 果 を 成 ぜ ら れ た る 自 受 用 報 身 佛 を 本 と し、 三 論 宗 は 二 身 三 身 の 読 あ る も、 む し ろ 常 寂 滅 の 自 性 法 身 を 骸 と し、 天 台 は 三 身 圓 融 の 佛 身 を 開 顯 す る も の で あ る。 し か し て 三 身 圓 融 を 明 す は、 こ れ 佛 果 の 修 徳 印 本 有 の 性 徳 な り と の 本 有 論 に 依 る と 共 に 三 諦 圓 融 の 玄 旨 に 基 く も 0 で あ る。 帥 ち 三 諦 三 観 の 観 行 に 依 て、 見 思 塵 沙 無 明 の 三 惑 を 断 じ、 三 智 を 成 し て 三 身 の 果 位 を 成 す る 義 を 明 す も の で あ る。 天 台 の 佛 身 読 に 三 身 圓 融 の 佛 身 と、 樹 下 成 道 の 近 成 に 印 し て 久 遠 實 成 を 談 す る 佛 身 観 が あ る。 何 れ も 羅 趣 牟 尼 如 來 所 読 所 開 顯 の 法 門 よ り 佛 身 を 観、 磨 身 の 繹 迦 牟 尼 は 即 三 身 圓 融 の 佛 身 な り、 近 成 の 繹 迦 そ の ま ま 久 遠 實 成 の 佛 身 な る 秘 義 を 開 読 す る も の で あ る。

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天 台 二 百 題 に 法 華 の 教 主 を 論 じ、 女 句 の 羅 に 依 り 法 華 の 教 主 を ば 報 身 佛 な ひ と せ り、 蓋 し 法 華 経 は 樹 下 成 道 の 鷹 身 佛 の 読 な れ ど も、 中 道 の 理 を 膣 す る 入 よ り 見 れ ば 無 分 際 の 尊 特 身 な る べ き が 故 に、 鷹 身 に 印 し て 報 身 な る べ き 義 を 成 せ る も の で あ る。 或 は ま た 法 報 鷹 の 三 身 偏 法 界 の 義 を 明 し、 他 受 用 磨 化 身 は、 こ れ 随 機 現 化 の 身 に し て、 機 の 感 見 に 随 う て 大 小 定 り な し と い へ ど も、 一 家 の 意 は 三 佛 相 即 し て 一 異 あ る こ と な し、 法 身 自 受 用 身 法 界 に 遍 す れ ば、 他 受 用 身 已 下 ま た 法 界 に 遍 す と な す。 此 の 如 く 三 身 圓 融 の 實 義 は、 こ れ 三 諦 圓 融、 一 念 三 干 の 妙 旨 に 基 く も の な る が、 } 切 衆 生 等 し く 三 諦 圓 融 三 千 圓 融 具 足 の 實 相 の 禮 な る も 惑 障 に 蔽 は れ 現 誰 し 得 ざ る の で あ る、 し か し て 實 相 の 膿 は 三 諦 圓 融 な る よ り、 こ れ を 覆 障 せ る 惑 障 に 見 思、 塵 沙、 無 明 の 三 惑 を 明 す、 三 惑 は こ れ 唯 識 の こ 障 を 開 き し も の と 襯 ら る、 帥 ち 見 思 は 煩 悩 障 に し て、 塵 沙 無 明 は 所 知 障 を 開 き し も の で あ る、 天 台 の 別 教 の 読 に 依 れ ば 室 襯 に 依 て 見 思 の 惑 を 断 じ、 假 観 に 依 て 塵 沙 の 惑 を 断 じ、 中 道 観 に 依 て 無 明 を 断 す、 此 の 如 く 次 第 の 三 観 に 依 て、 三 惑 を 断 じ 三 智 を 成 じ 三 身 の 果 位 を 成 す る 義 を 明 す も の な れ ど も、 圓 教 に 至 れ ば、 三 惑 は も と 同 髄 に し て 一 惑 の 麓 中 細 の 分 別 と な す も の で あ る。 即 ち 三 惑 役 墨 髄 三 界 の 生 死 を 引 く を 見 思 の 惑 と な し、 三 惑 の 墨 禮 出 假 利 生 を 障 ふ る を 塵 沙 の 惑 と な し、 三 惑 の 基 罷 界 外 の 生 を 引 く 細 用 を ば 無 明 の 惑 と な す。 圓 教 に て は 能 治 の 三 観 に 依 て 所 治 の 障 に 三 惑 を 立 つ、 し か し て 能 治 の 三 観 已 に 一 心 な る よ り、 乙 所 治 の 三 惑 も 同 時 断 の 義 を 立 す る も の で あ る。 即 ち 初 信 の 位 に 三 界 の 見 惑 を 断 じ、 二 信 よ り 七 信 に 至 り 思 惑 を 断 じ、 八 信 よ り 第 十 信 に 至 り 見 思 の 習 氣 並 に 塵 沙 の 惑 を 断 じ、 十 住 十 行 十 回 向 十 地 等 畳 位 の 四 十 一 位 に 各 々 一 品 の 無 明 を 断 じ、 各 女 一 分 中 道 の 理 を 誼 し、 爾 妙 畳 佛 果 を 障 ふ る 元 品 の 無 明 を 断 じ て 佛 果 を 究 寛 す る も の で あ る。 師 ち 初 信 に 見 惑 を 断 じ 乃 至 初 佳 以 上 に 一 晶 の 無 明 を 断 じ て、 妙 畳 の 佛 果 に 元 晶 の 無 明 を 断 す と 云 ふ が 如 き は、 一 往 の 読 に し て、 圓 教 の 教 旨 よ り い へ ば、 三 惑 は 一 禮 に し て た 貸 一 妄 執 の 鹿 中 細 の 別 な り と な す が 故 に、 三 惑 同 時 噺 大 日 糎 題 の 研 突 五 七

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大 目 輕 題 の 研 究 五 八 の 深 趣 を 閣 演 す る も の で あ る。 な ぼ 修 因 感 果、 始 畳 果 満 の 自 蔓 用 の 智 は 如 々 の 境 に 冥 し て 姶 本 二 畳 二 相 あ る こ と な き が 故 に、 こ れ 有 爲 無 常 身 に あ ら す し て、 無 爲 常 佳 の 身 な る べ き こ と、 ま た 自 受 用 身 は 色 心 不 二 境 智 一 如 の 身 な る が 故 に、 無 鑑 の 色 相 を 蕪 嚴 せ る 禮 な る こ と、 及 び 究 寛 寂 光 の 法 身 の 艦 は も と よ り、 無 読 無 示 に し て 読 法 な け れ ど も、 寂 に し て 照、 法 身 は 無 縁 に し て 冥 に 一 切 に 自 讃 の 畳 智 を 冥 資 し、 一 切 衆 生 の 菩 提 心 を 警 畳 せ し む る 義 あ る を 読 法 の 意 に 解 し 法 身 読 法 の 義 を 立 す る こ と あ り。 次 に 華 嚴 圓 教 の 成 佛 義 を 萌 さ ん に、 成 佛 と は 前 叙 の 如 く、 法 の 實 相 を 如 實 に 現 謹 し、 法 と 一 禮 と な の、 法 に 於 て 自 在 を 得 る こ と で あ る。 し か し て 我 等 が 法 の 實 相 を 如 實 に 髄 し 得 ざ る 所 以 の も の は、 惑 晶 よ く こ と を 覆 障 す る に 依 る ゆ ゑ で あ る。 さ れ ば 成 佛 と は 能 障 の 惑 障 を 断 じ て、 法 の 眞 理 趣 を 罷 す る に あ り、 印 ち 小 乗 に て は、 入 室 無 我 の 理 趣 を 観 じ、 人 我 執 を 断 じ、 入 室 の 理 を 謹 す る を 成 佛 と な し、 唯 識 宗 に て は 萬 法 唯 識 の 鶴 を な し 二 室 眞 如 の 理 を 誰 し、 煩 悩 所 知 の 二 障 を 断 じ、 二 智 を 成 じ、 二 韓 依 の 妙 果 を 得 す る を 究 寛 の 成 佛 と な し、 三 論 に て は 八 不 の 止 観 を 修 し、 八 迷 の 戯 論 を 断 じ、 無 所 得 中 道 の 理 を 罷 す る を 成 佛 と な し、 天 台 に て は 室 假 中 の 三 諦 圓 融 の 理 を 法 の 實 相 な り と し、 こ の 三 諦 の、 理 を 障 ふ る 惑 障 た る 見 思、 塵 沙、 無 明 の 三 惑 を ぱ 三 翻 に 依 て 断 除 し、 三 智 を 得 て 三 身 の 佛 果 を 成 す る こ と を 明 す。 華 嚴 宗 に て は 法 界 縁 起 無 擬 自 在、 一 即 一 切、 一 切 印 一 主 俘 圓 融 の 理 趣 を 明 し、 こ の 理 趣 を 現 讃 せ る 非 法 非 報 化 十 身 具 足 の 廣 大 な る 毘 盧 遮 那 佛. を 開 顯 す、 し か し て か く 所 障 の 法 義 圓 融 無 擬 な る が 故 に 能 障 の 惑 晶 も 一 障 二 切 障 無 量 の 惑 晶 を 明 し、 断 讃 も 一 断 二 切 断、 一 成 一 切 成 の 玄 旨 を 開 演 す る も の で あ る。 即 ち 五 教 章 の 下 雀 に 若 依 ご 圓 教 繭帥 約 二 性 海 圓 明 一 法 界 縁 起 無 擬 自 在 一 印 一 切 一 切 印 一 主 俘 圓 融。 故 読 二 十 心 一 以 顯 ご 無 叢 一。 云 々

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