図-1 各トンネルの波線通過状況
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(2) VI‑195. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月) 高さ(m). の受振距離をとれば目標とする探査深度までほぼ十. 150. 分な探査が行えるものと考えられる .. 100. 波線通過率 100%. 50. 4.. 最大受振距離に関する数値シミュレーション. 0 0. 200. 長くすることで探査深度が深くなるので , 波線通過. 距離程(m). 高さ(m). 波線通過率 51%. 150. 率が低いトンネルにおいては最大受振距離を延長す ることにより波線通過率を改善できる . そこで , 実測 例を用いて , 最大受振距離延長の有効性について数. 100 50 0 0. 値シミュレーションを行った . この検証方法として , 実際行われた探査データを用い , 最大受振距離を最 大土被りの 1 倍から 7 倍まで変化させた場合 , 波線通. 200. 距離程(m). 高さ(m). 波線通過率 29%. 100 50. 討ケースの波線通過状況を示し , 図 ‑4 に各ケースの. 0. 600. 400. case2(最大受振距離=最大土被り×6倍). 150. 過率がどのように変化するか検討した . 図 ‑3 に各検. 0. 200. 波線通過率の変化を示す . 図 ‑3 より , 最大受振距離. 距離程(m). 600. 400. case4(最大受振距離=最大土被り×4倍) 高さ(m). が短くなるにつれて波線はトンネル地山の地表面付. 150. 近しか通過しなくなり , 肝心のトンネル計画位置ま. 100. での探査が困難となることが分かる . また , 図 ‑4 よ. 50. り最大受振距離が最大土被りの 5 倍〜 7 倍にかけては. 600. 400. case1(最大受振距離=最大土被り×7倍). 前章の検討からも明らかなように最大受振距離を. 波線通過率 21%. 0 0. 200. 距離程(m). 400. 波線通過率が大きく変化しているが , それ以下の最. case7(最大受振距離=最大土被り×1倍). 大受振距離のケースではそれほど大きな変化がみら. トンネル計画位置. れない . このことから , 例えば , 実際の探査で最大受. 600. 図 ‑3 各ケースにおける波線通過状況. 振距離を最大土被りの 6 倍しかとらなかった場合 , ト ンネル計画位置までの波線通過率が格段に悪くなっ. 大土被りの 7 倍の受振距離をとることで格段に波線 通過率が向上する . よって図 ‑1 に示した , トンネル 計画位置まで十分な波線通過がなされていないトン ネルでも , わずかな受振距離の延長で , 格段に波線通 過状況が改善される可能性があり , 最大受振距離の 設定には注意する必要があることが分かった .. 100 100. 波線通過率(%) 波線通過率(%). てしまう . 逆にあとわずか最大受振距離を延ばし , 最. 8080 6060 4040 2020 00 1倍 27倍 72倍 63倍 45倍 33倍 54倍 7倍 6倍 5倍 4倍 1倍 6倍 2倍 8 最大土被りに対する最大受振距離 最大土被りに対する最大受振距離の割合. 図 ‑4 5.. 波線通過率の変化 (L/H). おわりに. トンネル事前調査として弾性波探査を行う場合 , 最大受振距離を目標とする探査深度の 7 倍程度に想定すると十 分な探査が可能であることが分かった . しかしそれぞれのトンネルにおける地形形状や地質構造の違いから波線の 通過状況が大きく変化することも予想される . そこで実際の探査を行う前に , 上記に示すような波線通過検討シ ミュレーションを行い , 最大受振距離だけではなく , より合理的な起受振点配置などの検討も含めて行うことで , より経済的で精度の高い探査が可能となることが明らかになった .. 参考文献 1). トンネルの地質調査と岩盤計測. 土木学会 ,p.20,1983. 2). 鈴木守 , 冨田宏夫:トンネル事前調査の性格と問題点(2) トンネルと地下 , 第 24 巻 10 号 ,pp.49‑59,1993.10 ‑390‑.
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