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Academic year: 2022

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(1)

平成28年度 VOC対策セミナー

塗装分野における

VOC削減方法

東京工業塗装協同組合 理事長 林 正明

(2)

VOCの発生源

• 発電所、焼却場、清掃工場、

ビルのボイラーなど

燃焼系

固定発生源

• 塗装、印刷、クリーニング、洗浄、

給油、表面処理、めっき前処理など

蒸発系

固定発生源

• 航空機、船舶、自動車、バイクなど

移動発生源

(3)

VOCの発生源と割合

(4)

塗装におけるVOCはどのように発生するか

脱脂工程 調合 塗布工程 セッティング

工程 乾燥工程

出典:環境省

塗料・溶剤 使用済みのウエス

(5)

各種塗装方法【液状塗料】

塗装方法及び 塗装機器 手段及び道具

塗布形態 対象

塗料

液状塗料

バルク塗布

浸漬付着 浸漬塗り(ディッピング)

電解付着 電着塗装

スリットから流す フローコート

ロールコター ロールコート

スプレー塗布

圧縮空気による微粒化 エアスプレー

液圧による微粒化 エアレススプレー

遠心、静電、空気、液圧による微粒化 静電塗装

(6)

各種塗装方法【粉体塗料】

塗装方法及び 塗装機器 手段及び道具

塗布形態 対象

塗料

粉体塗料

バルク塗布 溶融により被塗面に付ける 流動浸漬塗装

スプレー塗布 空気・静電気により被塗面に付ける 静電粉体塗装

(7)

工業塗装でのVOC対策【日常管理】

日常管理での対策

容器(塗料・希釈剤・洗浄等に使用したウエス)にフタをする

(揮発させない)

密閉化や覆いをする

容器を高温の場所(ボイラーの横など)に置かない

(保管場所の温度管理)

(8)

工業塗装でのVOC対策【作業管理】

作業管理での対策

スプレー作業(距離・吐出量・角度・空気圧)の改善の余地の検討 スプレーガンのタイプを変更できないか(低圧ガン・高効率ガン)

適正な希釈率管理により、塗装必要量の希釈調合 調色や色替え時の見直し

塗料の供給配管の長さや太さ、材質を変えられないか 洗浄溶剤の回収と洗浄方法

塗装ブースの風速は強すぎないか

(9)

工業塗装でのVOC対策【管理】

管理面での対策

適正なスペックの選定

(受発注段階での塗装レベル調整)

材料手配でのロスをなくす

(使用塗料量の把握・生産調整によるオーバーストック回避)

作業場の整理整頓、清掃がされているか

(不要なものはないか、不良率の防止や安全管理)

(10)

工業塗装でのVOC対策【潜在不良】

潜在不良での対策

被塗物の表面洗浄

(前工程からの持ち込み不良因子の排除)

作業者の防塵服着用

(塵埃や、はね返りによるオーバースプレーダストの排除)

設備機器のメンテナンス

(定期的な点検・清掃の実施)

(11)

自主的取り組みによる削減

低VOC(代替)塗料の選択

塗装ブースに頼らない塗装方法の選択(VOCのみの回収)

塗着効率の改善

処理装置の導入

(12)

自主的取り組みによる削減

低VOC(代替)塗料の選択

塗装ブースに頼らない塗装方法の選択(VOCのみの回収)

塗着効率の改善

処理装置の導入

(13)

自主的取り組みによる削減

塗装ブースに頼らない塗装方法の選択(VOCのみの回収)

『噴霧塗装』

『接触塗装』

『浸漬塗装』

ブース依存度

(14)

自主的取り組みによる削減

低VOC(代替)塗料の選択

塗装ブースに頼らない塗装方法の選択(VOCのみの回収)

塗着効率の改善

処理装置の導入

(15)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【作業者による塗着効率の違い】

ブース依存度

(16)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【塗着効率別の飛散塗料(VOCとロス分)の関係】

ブース依存度

(17)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【塗装条件と塗着効率の変化】

ブース依存度

(18)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【静電塗装】

ブース依存度

(19)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【静電塗装】

ブース依存度

(20)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【スプレーガンの種類と塗着効率の関係】

ブース依存度

(21)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【低圧スプレーガンの選択】

ブース依存度

スプレーガンから噴出される空 気流の速度が、通常のスプ レーガンに比べ遅くなっている

空気の流れ方向に 対して力が弱い

はね返りが少なく、

吹付空気圧力が低圧

はね返る空気の勢いに負け ず、塗料粒子が被塗装物に

届きやすくなる

(22)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【ロボット化】

ブース依存度

(23)

自主的取り組みによる削減

塗着効率の改善 【ロボット化】

ブース依存度

ロボット塗装 スピンドル 【ルーフレール部品】

ロボット塗装 手吹きプログラム 【ハンドル部品】

ロボット塗装 スピンドル 【ハンドル部品】

(24)

自主的取り組みによる削減

低VOC(代替)塗料の選択

塗装ブースに頼らない塗装方法の選択(VOCのみの回収)

塗着効率の改善

処理装置の導入

(25)

自主的取り組みによる削減

低VOC(代替)塗料の選択

ブース依存度 溶剤系

ノンソル系 ハイソリッド系

粉体系

> > 水系

VOC排出量

(26)

自主的取り組みによる削減

低VOC(代替)塗料の選択

ブース依存度

VOC含有率

(27)

自主的取り組みによる削減

低VOC塗料への変換ステップ

ブース依存度

(28)

自主的取り組みによる削減

低VOC(代替)塗料の選択

塗装ブースに頼らない塗装方法の選択(VOCのみの回収)

塗着効率の改善

処理装置の導入

(29)

自主的取り組みによる削減

処理装置の導入 【VOC処理技術の種類】

ブース依存度

触媒燃焼法 直接燃焼法

生物処理法

活性炭吸着法

(30)

自主的取り組みによる削減

処理装置の導入 【直接燃焼法】

ブース依存度

直接燃焼法

導入できる工程 ・セッティング

・乾燥

特 徴

・実績が多い

・燃焼温度が650~800℃で処理効果が高い

・高濃度(1,000ppm以上)のVOCに適している

課 題

・低濃度の場合、補助燃料が必要

・ランニングコスト(燃料費)がかかる

・燃焼に伴う二次汚染の防止対策が必要

(31)

自主的取り組みによる削減

処理装置の導入 【触媒燃焼法】

ブース依存度

触媒燃焼法

導入できる工程 ・セッティング

・乾燥

特 徴

・燃焼温度が200~450℃の低温

・処理効率も高く、燃料費も直接燃焼法より低く抑えられる

・NOxの発生が少ない

・保守が比較的容易である

課 題

・触媒の劣化が分かりにくい

・有機シリコン化合物などによる触媒の被毒

・ 耐熱温度以上での運転による触媒の熱劣化

(32)

自主的取り組みによる削減

処理装置の導入 【活性炭吸着法】

ブース依存度

直接燃焼法 活性炭吸着法

導入できる工程

・塗装

・セッティング

・乾燥

特 徴

・広く普及していて、比較的安価

・処理(回収)能力が90%以上

・VOC対策と共に悪臭対策も兼ねることができる

課 題 ・定期的な交換が必要

・可燃性

(33)

自主的取り組みによる削減

処理装置の導入 【生物処理法】

ブース依存度

直接燃焼法 生物処理法

導入できる工程 ・塗装

特 徴 ・燃焼法や活性炭吸着法に比べコストが抑えられる

課 題 ・濃度変化や高濃度VOCへの適用範囲が狭い

(34)

ご静聴ありがとうございました

おわり

東京工業塗装協同組合 理事長 林 正明

参照

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