研修会
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ドイツ
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ドイツ BUFA
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欧州
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について
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白洋舎洗濯科学研究所
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主任研究員
主任研究員
主任研究員
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伊藤芳友
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伊藤芳友
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クリーニング
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主
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催
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:株式会社 双 立
- 1 -
― ご挨拶 ―
みなさまに心よりのご挨拶を申しあげるとともに、ふたたび東京に来られたことをうれしく 思います。 本日のセミナーでは、アクアウェットクリーニングをテーマにお話ししたいと思います。 テーマに入る前にまず、ヨーロッパの繊維製品クリーニングの最新事情についてご報告 いたします。 まずはこの場をお借りして、お招きくださった方々に心よりお礼を申しあげます。またと りわけ、関心を持ってご参集くださいましたみなさまにビュファ社を代表して感謝を申しあ げます。 日本への旅はこれで十回目となり、私にとっては記念の旅です。これまでここ日本でさ まざまな経験をいたしましたが、ひとつだけいつも変わらぬことがあります。 それは、皆さまが暖かくもてなしてくださる心です。特に双立のみなさまには毎回たい へんお世話になっております。このような会を開催するにはさまざまなご苦労をされている ものと、感謝しております。― 自己紹介 ―
本題に入る前に、多くの方はもうよくご存知のことですが、簡単に自己紹介をいたしま す。私の名前は、ヨルク・シュヴェルトフェーガー、ビュファ社に勤めて15年になります。 大学では化学を学び、有機化学の分野でドクトルの学位を得ました。 研究開発の仕事から始めて、販売部門に携わるようになり、現在では多くの国々を担 当しています。アジアのほか、アフリカ、オセアニア、ヨーロッパの大部分を受け持ち、世 界中を旅しています。― ビュファ社について ―
ビュファ社についても簡単にご紹介します。我が社がクリーニング業界で活動するよう になってから125年以上が経ち、社員550余名でさまざまな製品を生産しています。 我がクリーニングシステム部門では、硬質物の表面および柔らかいものの表面を洗浄 するための製品を開発しています。食糧品産業、乗り物のクリーニング、そしてもちろんド ライクリーニングとランドリーの分野で業界を代表する仕事をしています。- 2 - この講演は二部構成になっています。第1部では繊維製品クリーニング分野の最新状 況についてご報告いたします。最新の機械技術および法律についてがメインテーマで す。 第2部では、水を用いるクリーニングもしくはウェットクリーニングの方法についてお話し します。ビュファの新しいケア・コンセプトを用いてアクアウェットクリーニングの可能性に ついて尐し詳しく検討します。 クリーニング屋さん、つまりみなさまにとって、アクアウェットという営業形態がどのように 新しい仕事になるか、についての考え方をお示しします。ビュファ社は、この困難な時代 にみなさまが新しい市場を切りひらくための手がかりを提供したいと考えています。
[ヨーロッパの現状・パークと石油系溶剤/法令]
ドイツおよびヨーロッパにおける繊維製品クリーニングの現状から尐し詳しく見ていきま しょう。 ヨーロッパにおける溶剤のナンバーワンは依然、パークロルエチレンですが、炭化水素 溶剤'以下、石油系溶剤(を志向する流れも見られます。繊維製品クリーニングにおいて パークロルエチレンを用いる際のますます厳しくなる法的規制もこの流れを生む原因であ るのは間違いありません。 ドイツでは、ずっと以前から市街地や商業施設に新しいパーク機を設置することはでき ません。新しいパーク機を設置できるのは、指定された工業地域に限られています。 この状況は、日本でのホワイトスピリット機'石油系ドライ機(のおかれた状況と似ていま す。日本でも住宅地域や商業施設での新たな機械の設置は許可されません。'建築基 準法問題( すでに市街地に設置されているパーク機も、法的規制をクリアした場合のみ、その稼 動が許可されます。規制は、連邦環境防止法・第2施行令第4条「ドライクリーニングおよ び繊維製品仕上げ加工設備」に基づいて為されます。 この法令では、機械についても、そしてクリーニング業そのものについても非常に明確 な基準が定められています。さまざまな技術的な前提条件がクリアされなければならず、 さらにこれらは当局から厳しく審査されます。 機械の扉は、乾燥が終わって、ドラム内の空気1立方メートル当たりのパークロルエチ レン含有量が2グラム'20ppm(を切ってから初めて開けることが許されます。この濃度は、 機械に取り付けられた測定器で立証されねばならず、その上で扉が解錠されるのです。 中部および北部ヨーロッパでは、これらの条件はほぼ満たされています。- 3 - 機械の外でパークロルエチレンを使用することは禁じられています。隣接する室内に おけるパークロルエチレンの規制値は、たいへん厳しく、空気1立方メートル当たり 0.1 ミリ グラム'10ppm(が上限です。 2009 年にヨーロッパで販売されたパークロルクロルエチレンは、15%減って 44,000 トン です。減尐の背景には、やはり世界的な経済危機の影響があります。繊維製品クリーニ ングでの消費量は、全体の約 25%です。 注'日本=36800 トン/2004 年、クロロカーボン協会 HP より( この溶剤をいちばん使用しているのは化学工業で、約 50%。この数字は、ECSAー European Chlorinated Solvent Association '欧州塩素処理溶剤協会(のものです。
化学工業では、昨年末、パークロルエチレンの需要が相当高まりました。さまざまな化 学製品の基となる物質であるトリクロルエチレンが、パークロルエチレンに置き換えられま した。そのため、化学工業は大量の溶剤を必要とするのです。 さらに、石油大手メーカーである INEOS が生産を中止しました。ロシアからの供給源も かの地での生産の終了により、同じく枯渇しました。このように、溶剤パークロルエチレン の供給は、将来、減る可能性があります。 そのため現在すでにパークロルエチレンの価格には上昇傾向が見られます。この溶剤 を市場に供給できる生産者はわずかになっています。ビュファ社は DOW CHEMICALS 'ドウ・ケミカルズ(と密接な関係をもっているので、今後もドライクリーニング業者さんたち に DOWPER'ドウパー( をお届けすることができます。 近東およびロシアからの話によっても、パークロルエチレンの価格が 20~30%上昇し ているそうです。これも、将来、石油系溶剤の機械が増えていくだろうと見込まれる一つ の根拠です。 ヨーロッパで炭化水素機'以下、石油機(が使われているのは特に中部および北部ヨ ーロッパです。しかしまた、南部でもギリシャのような国々では石油機の技術が導入され ています。 一般に使われている石油系溶剤に相違はほとんどなく、違いは引火点だけです。市場 に出ているのは、引火点が 55℃と 62℃のものです。 ここ日本で一般的に使われているホワイトスピリット'※-1(のような引火点が 55℃未満の溶 剤は、ヨーロッパでは繊維製品クリーニングでの使用が認められていません。引火点が 62℃以上になれば、溶剤はもはや危険物ではなくなるため、これは輸送および貯蔵での メリットとなります。 ※-1'日本の消防法での分類=第 2 石油類、引火点 21℃~70℃未満(
- 4 - 現在、石油系溶剤のクリーニング機械にたいする条件はどのようなものなのでしょうか。 ヨーロッパに共通の法令、VOC ガイドライン'VOC:揮発性有機化合物 (では、すでに 1999 年に溶剤の環境侵出の限界値が定められています。もちろんこのガイドラインが各 国の法律に組み入れられるまでに何年かかかりました。 ドイツではパークロルエチレンは VOC ガイドラインの対象ではありませんが、他のヨー ロッパ諸国ではやはり対象となります。ドイツでは、石油系溶剤は、やはり溶剤に関する 法令である連邦環境汚染防止法・第 31 施行令の中で扱われています。 この法令は 2001 年にドイツ法に組み込まれ、新しいクリーニング機械に適用されました。 古い設備は、2007 年までに VOC ガイドラインに従って造り変えることができました。 【参考:ドイツの溶剤関連の法令】 1990 年、モントリオール議定書を受けて、ドイツでは「連邦環境汚染防止法・第2施行令(揮発性 ハロゲン有機化合物排出規制令)」が制定されました。ドライクリーニング分野では、溶剤として パークロルエチレン、フッ素溶剤を使う工場が対象。クリーニング機械はすべて密閉型にすること が義務づけられました。第2施行令の最新改訂は 2004 年。 なお、2001 年、ドイツは、1999 年に EU で導入された VOC ガイドラインを連邦環境汚染防止法に組 み込み、同法・第 31 施行令を制定、石油系溶剤、グリーンアースなどの揮発性有機化合物用の機 械も厳しい規制をクリアしなければ販売できなくなりました。移行期間も 2007 年に終了していま す。 繊維製品クリーニングは、この溶剤に関する法令の第3条で扱われています。ここに、 石油系溶剤の消費量はクリーニングされた品物1kg 当たり最大でも 20g'消費率 2%(まで とすると、はっきり書かれています。 日本で行なわれているようなコールド方式は、行なうことができません。洗浄と乾燥を一つ の機械で行なわねばならないためです。このような方式の機械は、ここでは「ホットマシ ン」を呼ばれています。 許可される溶剤も、先に触れたように引火点 55℃以上、沸点は 180~210℃の範囲の ものと詳しく決められています。 また機械の扉を開けてもよいのは、機械内の溶剤濃度が1立方メートル当 たり5g '50ppm(を切ってからであり、これは測定器で検証されねばなりません。 クリーニングされた品物1kg 当たり 20g の溶剤が消費されたことを検査するために、クリ ーニング業者さんは操業ノートをつけなければなりません。これには、購入した溶剤、さら に溶剤を含む製品についての勘定が記録されます。この溶剤バランスシートには、蒸留 スラッジの処理についてもその内容を記します。ある繊維製品研究所の調査によると、蒸 留スラッジには最高 60%の溶剤が含まれます。当然、バランスシートの作成の際にはこ れも考慮されます。
- 5 - ビュファ社は、年度の終わりにはユーザーさんのために購入した製品およびそれらの 製品に含まれる VOC ガイドラインで対象となる内容物質のリストを作成します。VOC ガイ ドラインで対象となる内容物質については、我が社の MSDS'化学物質安全性データシ ート(第 15 項に載っています。 ヨーロッパでは、繊維製品クリーニングのためのさまざまな石油系溶剤が市場に出てい ます。引火点はすべて最低でも 55℃です。もちろんこれらの溶剤は、パークロルエチレン とは対照的に、たいへん高い生分解性をもっています。 このことは、微生物により匂いが発生する可能性のあることを意味しています。90 年代 初め頃の初期の石油機では、特に暖かい季節に匂いについて大きな問題が発生しまし た。 このため、ビュファ社は石油メーカー・トータルとの共同で溶剤、TOTAL TDC 2000 を 開発しました。この匂いのしない溶剤は、特別な保存料により微生物から守られ、引火点 は 62℃です。 また、機械をケアする製品としては、必要な保存料がすでに配合されている ニュートラ シッド HC があります。付言すれば、ビュファ社のソープにはバクテリアから機械を守る 添加剤が含有されています。 ドイツには 1000 台を超える石油機が稼動しており、この傾向は高まりつつあります。ス イスではその割合は 50%を超えているはずであり、オーストリアでは購入されている機械は ほとんど石油機だけとなっています。南ヨーロッパでも最近では石油機が見られるように なってきました。特にギリシャとイタリアが挙げられます。 ― 代替溶剤 ― では、ヨーロッパ市場には、ほかにはどのような溶剤があるでしょうか。多くの人たちを 非常に驚かせたものは、液体二酸化炭素でした。例えば飲料産業で用いる二酸化炭素 の生産者であるリンデ社が、このコンセプトを推進し、センセーションを巻き起こしました。 「フレッド・バトラー」グループは、ドイツとオーストリアの各地で多くの店を開きました。も っともヨーロッパではこれら以外には殆どこの機械のあるところはありません。液体二酸化 炭素の洗浄成績はかなり悪く、アクアウェットを組み合わせなければならないことが多くな っています。 科学的な見地からは興味ある方法かも知れませんが、この洗浄方法の経済性につい ては非常に疑問のあるところです。リンデ社がこの技術にたいへん熱を入れていた理由 が何であれ、恐らくこれからもその理由はわからないでしょう。 市場では、あの熱はあ きらかに冷めたと言われています。ヨーロッパにおける液体二酸化炭素クリーニングは近 いうちに存在しなくなるかも知れません。
- 6 - ヨーロッパにおいてパークロルエチレンと石油系溶剤以外で広く使われているのはシリ コン溶剤です。グリーンアースの名前で知られたものです。この USA で生まれた溶剤は、 日本でもよく知られています。ヨーロッパではたいていどの国にもこの溶剤用の機械があ り、ドイツでも 10 台以上が稼動しているでしょう。 グリーンアースは、皮革製品の洗浄に使われます。脂肪分解力が非常に低いためカウ リ・ブタノール値はぎりぎり 14、皮革製品はあまり脱脂されません。色素もこの溶剤にはほ とんど溶け出しません。洗浄効果については、さまざまな見解があります。しかし油脂類 の分解力が低いため、繊維製品の前処理は、非常に丁寧にしなければなりません。 すべての代替溶剤には、しかしながら、一つの大きな欠点があります。一般的な取扱 表示では扱われていないという点です。取扱表示の”F”と”P”は、ISO 3175 できちんと定 義されており、代替溶剤には言及していないのです。 クリーニング業者さんがこういった溶剤を使う場合は、自己責任を負うことになります。 事故があっても保険はきかず、自分で経済的責任を負うことになるのです。 ― 機械技術 ― それでは機械技術のほうでは何か新しいことがあったかと言うと…。あまりありませんで した。石油系溶剤とパークロルエチレンの機械の技術は、行けるところまで行ったと言え ます。 繊維製品クリーニング分野の技術革新は、むしろ細部に見られます。そのような多くの 改良点は、効率の向上やエネルギー節減に結びついています。 昨年ドイツでは1台の機械がたいへんな注目を浴びました。これは石油系溶剤を品物 にスプレーするだけで、いわゆる浴槽につけることをしない機械です。 溶剤はあらかじめ 30℃に暖められ、回転する品物にスプレーされます。これによって汚れ が分解されて濯ぎ出されると言うのです。溶剤は、蒸留なしで、フィルターを通すだけで す この機械はスピンも蒸留もしないので、強電流接続を必要としません。電流消費は尐な く、冷却水への接続も同様に必要としません。 このような機械ですから、洗浄力については恐らく議論があるでしょう。しかし、とにかく この 15 ヶ月で 100 台がドイツで売れました。この厳しい時代にちょっとした数字です。
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―水を用いるクリーニング―
ところで、ある一つの溶剤の重要性がますます増してきています。水です。すでに今日、 水を用いるクリーニング'アクアウェット(の市場は、大きく成長しています。また衣料やモ ードも、水で扱えるものへの志向を強めています。 特に家庭では扱いかねる大きなもの、例えば、ダウンジャケット、掛け布団、枕などいつく か挙げただけでもこれらはアクアウェットにぴったりです。しかしまた、ビジネススーツやウ ェディングドレスもアクアウェットで扱えるのです。 ビュファ社はこの方法が生まれた当初からずっと研究開発に携わってきました。第2部 では、このテーマについて、またアクアウェットのさまざまな方法についてお話しします。 「アクアウェットクリーニング」あるいは「ウェットクリーニング」という概念は、90 年代に生 まれ、今日ではほぼどのクリーニング業者さんのところにも定着しました。この「水」を溶剤 とするクリーニングは、特別の機械とプログラムを必要とします。 助剤も従来のものとは合成の仕方がまったく違っており、家庭で用いる洗剤とは比べら れません。ビュファ社は、この方法の持つ可能性を早くから認識し、すでに 90 年代の初 めには「アクアウェットクリーニング法」に携わっていました。 このとき以来、我が社は「アクアウェットクリーニング法」に磨きをかけつづけ、今では世 界中の何千というユーザーさんがこの優れたシステムを導入しています。ここ日本でも、 ずいぶん以前から導入されています。 我が社のアクアウェット法は、いくつもの要件により構成されています。これまでの経験 が凝縮した最先端をゆく製品、実践の中で鍛えられてきた理想的なプログラム、そしてと りわけビュファのノウハウです。 すでに述べたように、「アクアウェット・クリーニング」とは、”水”を溶剤と考える繊維製品 クリーニングのことです。この”水”は、ご存知の通り、例えばパークロルエチレンや石油系 溶剤とはまったく異なる性質を有しています。 当然のことながら、繊維製品を扱う際には、このことに留意しなければなりません。水と 結びつく汚れには前処理は必要なく、逆に油脂の汚れには前処理が必要となります。 従って、ビュファのアクアウェット・システムは、効果的なしみ抜き剤、デタフィックス・シリ ーズを用いるところから始まります。このシリーズは、5つの製品で成り立っており、それぞ れ性質の違う汚れのために開発されました。汚れの種類を示した表が作成されており、汚 れに見合った正しい製品を選ぶのに役立ちます。- 8 - 例えば、襟などの広い範囲の汚れには、前処理を施さなくてはいけません。これはドラ イクリーニングの場合と同じように行います。アクアウェットでは、この前処理にウルトラ・ク リーン(または、オールドパル・フォーティ)を用います。これを水でうすめて汚れの領域に 乗せます。例えば襟についた油脂性の汚れはこれで見事に落とすことができます。 我が社の水で洗うための製品は、すばらしい洗浄力と繊維を強力に保護する力とのコ ンビネーションとなっています。オールドパル・ベーシックとオールドパル・プレフィニッシ ュ、これらが相補って、品物をすばらしい仕上りにします。 オールドパル・ベーシックは、低い温度で理想的な洗浄力を発揮するアクアウェット用 の特別な洗剤です。特別な内容物質が、ウールや絹、その他の繊細な繊維を保護しま す。 繊細な繊維製品に元の自然な形態と柔らかさを取り戻すために開発されたのが、オー ルドパル・プレフィニッシュです。この製品には、品物に吸着されて繊維を保護する添加 剤が含まれています。 たいていのトラブルは、乾燥のときに起こります。この工程には、品物が縮まないように 細心の注意を要します。オールドパル・プレフィニッシュは、理想的な方法で繊維をダメ ージから守ります。 オールドパル・プレフィニッシュを投入するのは、最後のすすぎ浴です。これにはもちろ ん繊細な繊維製品を保護するケア物質が入っています。オールドパル・プレフィニッシュ は、しわの形成を防ぎ、品物の縮みを抑え、次のアイロンの工程を楽にします。 オールドパル・プレフィニッシュは、ダウンの掛け布団やジャケットにも最適です。羽毛 は新しい保護膜を得て、ふたたび柔らかさを取り戻します。 木綿のズボンやジャケットのような通常の繊維製品には、オールドパル L が向いてい ます。抜群の洗浄力をそなえ、60℃までの色物すべてに適しています。色はきれいに仕 上り、繊維製品を再汚染から守ります。 我が社の一連のアクアウェット製品パレットは、最後に一つの特別な製品を加えて完璧 になります。例えば絹ものでつよい染色を施されたものでは、水につけると色素が抜けて しまうことがよくあります。水が染まり、この色で他の繊維製品が染まってしまいます。 これが古典的な色移りであり、たいへん腹立たしいものです。これに対処するために我 が社にはレオクサールがあります。色移りを防ぐために、つよい染色を施された繊維製品 にはレオクサールを加えます。
- 9 - ビュファの正しいアクアウェット・プログラムを用いれば、多くの繊維製品を水で扱うこと ができます。特に汗や不快な匂いは、有機溶剤よりも水のほうがよく落とせるのです。 さらに、有機溶剤で扱うよりも、衣類の手触りはより自然なものとなり、品物の匂いもお 客様にはよりさっぱりしたものと感じられます。多くの場合、アクアウェット・クリーニングは、 多尐価格は高くなるけれどもスペシャルなサービスとして喜ばれます。 ある意味、正しく、丁寧に為されたアクアウェット・クリーニングにはそれだけの手間もか けられているのです。しかし仕上りのよさはお客さんを喜ばせます。そして、そのためには いくらか余計に支払ってもよいと思わせるのでしょう。 アクアウェット・クリーニングをもっと使いこなし、機械を理想的に稼動させるために、ビ ュファ社はスペシャルコンセプトを作成しました。『ビュファ・ケア・コンセプト』は、アクアウ ェットを十分に機能させれば、まだまだできることのすべてをお示しします。 コーディネートされたプログラム&製品の組み合わせを用いれば、新しい顧客グルー プを獲得することができるかも知れません。『ビュファ・ケア・コンセプト』は、力を発揮でき る領域を示し、正しいやり方で用いることができるようお手伝いします。 アウトドア用品のケアの場合であれば、どうすればよいか、消防隊の防護服であればど うか、あるいはホテルの布団類と枕ならどうするか、ケアホームからの衣類であればどうし たらよいか。 『ビュファ・ケア・コンセプト』はみなさまの抱えている問題を正しく解決する方法をお示 しします。また皮革製品のアクアウェットも、ここにはわかり易く書かれています。これまで の長年にわたるユーザーさんの経験も折り込まれています。 ビュファ社は、経済性を重視しています。同時に、エコロジカルな視点と原料を大切に する考え方に重きをおいています。私たちはこれらすべてを、我が社のアクアウェット方 式のなかで一つにしました。 経済性はクリーニングサイクルの速さで達成します。時間の消費を最小限に抑えて、最 大限の効果を引き出します。同時に、水を余り使わずに作業するため、エネルギー消費 も従来より尐なくすることができます。 ビュファ社独自の方法を用いることにより、繊細な繊維製品に起きる損傷をできるかぎり 小さくします。我が社の長年にわたる経験を、私たちは常に方法に生かしています。私た ちは、アクアウェットの技術で主導的な立場にあることを誇りに思っています。
- 10 - 使用される製品は、再生産可能な原料から作られています。生分解性'※-2(について 考慮することは、私たちの製品開発では当然のことです。ビュファ社は、環境保護への貢 献にとても注意を払っています。 私たちは、収めた成功に安んじることなく、よい製品をさらによいものにするために常に 努力を重ねています。常に高い品質を保ちつづける”made in Germany'ドイツ製(”には、 どうぞ信頼をお寄せください。 ※-2(生分解性=バクテリア、菌類、藻類のように自然に存在する微生物の作用に起因する分解に よる分解性物質で、自然界において、微生物が関与して、環境に悪影響を与えない低分子化合物に 分解されるもの) (例)オールドパル・ベーシック・プレフィニッシュ(EN ISO9888/1999of>90%) ご清聴、そしてビュファ社の製品に関心を向けてくださり、ありがとうございました。