1 あいさつ
向上と進展
第146号 平成28年(2016年) 5月1日発行
平 成 2 8 年 度 を 迎 え て
[発行所]公益社団法人 日本学生陸上競技連合 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1-58-11 中沢ビル2階 TEL 03-5304-5542 FAX 03-5304-5569会報
公益社団法人
日本学生陸上競技連合
新しい年度が始まり、新たな気持ちでシーズンを お迎えのことと思います。日頃は、日本学生陸上競技 連合の運営に対し格別のご厚情を賜り、厚く御礼申 し上げます。 さて、本連合の昨年度の運営では、いくつかの新 たな試みをしました。主催競技会につきましては、7 月開催の実業団対学生対抗陸上を実業団連合のご理 解をいただき、『2015 オールスターナイト陸上』とし て実施しました。9月の第 84 回日本インカレは、関 西学生陸上競技連盟のご尽力により、28 年振りに関 西地区(大阪・ヤンマースタジアム長居)で実施する ことができました。10 月以降開催のロード競技では、 男女の各駅伝とハーフマラソン、20 キロメートル競 歩で充実した大会を実施することができました。国 際的な競技大会としては、私ども日本学生陸上競技 連合が最大目標競技会として位置付けている第 28 回 ユニバーシアード競技大会(韓国・光州)に代表を送 りましたが、男子4×100 メートルリレー、男子ハー フマラソン、男女ハーフマラソン団体の4種目での 金メダル獲得を初めとして、銀3、銅5の計 12 個の メダル獲得という快挙を成し遂げました。また、3月 に開催された第 20 回世界大学クロスカントリー大会 (イタリア・カッシーノ)は、女子団体での優勝とい う成績を挙げ、日本学生陸上を代表する競技者の水 準が、国際的にも大学生競技者のトップにあること が証明されました。しかし、8月に開催された世界選 手権(中国・北京)には8名の学生競技者が日本代表 として出場しましたが、残念ながら持てる技能を十 分に発揮することができませんでした。 他の活動としては、第 61 回指導者会議を昨年度に 引き続き実業団連合のお力添えをいただき『日本学 生陸上フォーラム 2016』として開催し、学生競技者 が今後進むであろう道(就職等)の在り方について話 し合いました。また、研究誌『陸上競技研究』も第 100 号から103 号を発刊することができました。陸上競技 研究は、購買会員制を採っていますが、多くの研究論 文や研究報告の投稿による内容の充実と会員の獲得 を当面の課題としています。関係各位の格別のご理 解とご協力をお願いいたします。 組織の公益法人化に伴い、日本学生陸上競技連合 役員の交替時期は6月となっています。来る6月4 日開催の第7回定時社員総会、第 22 回理事会での議 を経て平成 28 年度・平成 29 年度役員が決定します (幹事長を初めとした学生役員は 12 月に決定)。 『2020 東京オリンピック』に向けた本連合の課題 は、学生競技者の競技力の向上を初めとして山積し ています。学生陸上競技にご関係の皆様を初め、多く の方々の格別のご理解とご指導ご協力を改めてお願 い申し上げます。また、学生競技者各位には、大学生 としての堅実な生活を土台とした陸上競技生活を存 分に楽しんで欲しいと願っています。 本年度の本連合主催競技会は、6月10日〜 12日開 催の2016日本学生陸上競技個人選手権大会(神奈川・ ShonanBMW スタジアム平塚)から始まります。天皇 賜盃第 85 回日本学生陸上競技対校選手権大会は、9 月2日( 金 ) 〜4日(日) に熊谷スポーツ文化公園陸上 競技場(埼玉)で開催します。『2020 東京オリンピッ ク』に向け、『向上と進展』を目指した一層の努力が必 要です。関係の皆様の倍旧のご指導ご協力をお願い 申し上げ、年度初めのご挨拶といたします。 会長関岡 康雄
2 目次
公益社団法人 日本学生陸上競技連合
会報 第146号
(平成28年5月1日発行)
目 次
会長あいさつ 関岡 康雄
……… 1【大会報告】
日本学生ハーフマラソン選手権……… 3 日本学生女子ハーフマラソン選手権……… 3 千葉国際クロスカントリー……… 9 日本選手権クロスカントリー……… 12 東京マラソン……… 13 日本学生20km競歩選手権… ……… 13【海外派遣報告】
世界大学クロスカントリー選手権……… 4 仁川国際ハーフマラソン……… 10【合宿報告】
中国四国学連選抜合宿……… 14【会議等報告】
幹部役員研修会……… 15 第20回理事会議事録……… 16【その他】
H27年度栄章受章者……… 11 学連フォーラム2016を終えて……… 15 平成28年度会員数……… 26 賛助会員/募集・編集後記……… 27向上と進展
3 大会報告
【大会報告】
第19回日本学生ハーフマラソン選手権大会
【大会報告】
第19回日本学生女子ハーフマラソン選手権大会
2016年3月6日(日)東京都立川市の陸上自衛隊立 川駐屯地滑走路、国営昭和記念公園とその外周道路 で、立川シティハーフマラソンと併催して、ロードシー ズンを締めくくる第19回日本学生ハーフマラソン選手 権大会が開催された。箱根駅伝の予選会とほぼ同じ コースを走ることも影響し、エントリー人数は年々増 え続け、今年は史上最多となる1449名のエントリーと なった。大会当日は、雨天の予報だったが何とか持ち こたえ、曇天の中でのスタートとなった。 今大会は、最低気温9度、最高気温17度と気温の変 動が著しい中でのレースとなり、スローペースな展開 となった。終盤まで集団を形成してのレースが展開さ れていたが、ラストで林竜之介選手(東海大学)、廣田 雄希選手(東海大学)、鈴木健吾選手(神奈川大学)の 3選手が集団を抜け出し、激しい争いを制した林選手 が1時間3分07秒で優勝を手にした。続いて1秒後に 廣田選手、鈴木選手がほぼ同着でフィニッシュした。 優勝を勝ち取った林選手はレースを振り返ってこ う語った。「今日は、天候やレース展開の影響で早い ペースでのレースにはならなかったが、その中で集団 を引っ張って積極的な攻めの走りができ、ラストも自 信を持って走りきることができた。来年度は東海大学 に強力な新1年生も入ってくるため、チーム内での競 争も激化することが予想される。そういった環境で 第19回日本学生女子ハーフマラソン選手権大会 が、第37回まつえレディースハーフマラソンと併催 というかたちで3月20日に開催された。風もそれほ ど強くなく、春らしい穏やかな天候のもと10時02分 に国宝・松江城の大手前を65名の学生ランナーが風 光明媚なまつえ路へ駆け出していった。 レースは、実業団選手の下門美春選手(しまむら) と昨年、この大会を制している上原明悠美選手(松 山大)を中心に集団で進んで行った。3名ほどの先 頭集団で残り1㎞を切ったところからレースは大 きく動き始めた。先頭集団から少し離れたところに 戦っていく中で、今回 タイトルを勝ち取るこ とができたのは自分に とって自信にもなり、ま たここをスタート地点と し、来年はさらに良い結 果を残していければと 思う。」来年度は、台北 で行われる第29回ユニ バーシアード競技大会 の選考競技会にもなる ことから、よりレベルの 高い大会となることが予想できる。今回優勝した林選 手をはじめ、多くの選手がより良い記録が出せること を期待していきたいと思う。 いた緒方美咲選手(松山大)が、素晴らしいラスト スパートを見せ、見事、学生トップでフィニッシュ テープを切った。続いて、同じ大学の先輩である上 原選手が2位でフィニッシュした。また、富士山女 子駅伝の6区で区間2位の好走を見せた赤坂よもぎ 選手(名城大)が3位でフィニッシュした。1年生、 2年生の下級生が多く入賞し、新たな力を感じさせ る大会となった。 これからトラックシーズンが始まるが、まつえ路 を駆けた経験をもとにリオデジャネイロ五輪、その 先の世界への挑戦を期待したい。 公益社団法人日本学生陸上競技連合 常任幹事蔵並 香
公益社団法人日本学生陸上競技連合 幹事長山之口 航
1時間3分07秒で優勝を飾った林竜之介 (東海大学) 上位を占めた3選手。中央が優 勝した林、左が1秒差で2位の 廣田雄希(東海大学)、右が同 タイムで3位に続いた鈴木健吾 (神奈川大学) 今年は史上最多の1449名のエントリーで開催された4
【海外派遣報告】
第20回世界大学クロスカントリー選手権大会
名城大学米田 勝朗
1.大 会 名 第20回世界大学 クロスカントリー選手権大会 2.大会期日 2016年3月12日㈯ 3.派遣期間 2016年3月9日㈬〜14日㈪…5泊6日 4.場 所 イタリア共和国 カッシーノ市 5.派遣種目 男子10.7㎞、女子6.2㎞ 6.派遣選手 男子6名、女子6名 男子:西山雄介(駒澤大学3年)、上田健太(山梨学 院大学2年)、住吉秀昭(国士舘大学1年)、井上弘 也(上武大学2年)、塩尻和也(順天堂大学1年)、 竹下 凱(帝京大学1年) 女子:出水田眞紀(立教大学2年)、細田あい(日本 体育大学2年)、清水萌衣乃(東京農業大学1年)、 菅野七虹(立命館大学3年)、上原明悠美(松山大 学3年)、玉城かんな(名城大学1年) 7.派遣スタッフ チームリーダー:山下 誠(日本学連強化委員 玉川大学) 監 督:米田 勝朗(日本学連強化委員 名城大学) コーチ:鯉川なつえ(日本学連強化委員 順天堂大学) トレーナー:森田 陽子(日本学連医事委員 神戸学院大学) 8.大会の概要 ①参加国および競技方法 第20回目となる本大会は、イタリア共和国カッ シーノ市にて行われた。 日本チームの出場は、17回大会(カナダ・キングス トン)、18回大会(ポーランド・ウッチ)、19回大会(ウ ガンダ・エンテベ)に続き4大会連続4回目となった。 参加者は、男子19ヵ国75名、女子13ヵ国50名であっ た。これまでの大会と同様に個人戦と団体戦が行わ れた。団体戦は順位ポイントの合計(男子上位4名、 女子上位3名)で争われたが、対象国となったのは男 子12ヵ国、女子9ヵ国であった。距離は男子10.7㎞、 女子は6.2㎞で行われた。 ②ロケーション カッシーノは、イタリア共和国ラツィオ州フロジ ノーネ県にある都市であり、その周辺地域を含む人 女子6.2kmスタート直後 海外派遣報告5 海外派遣報告
【海外派遣報告】
第20回世界大学クロスカントリー選手権大会
口約4万7000人の小さな田舎町であった。郊外にあるモンテ・カッシーノ(カッシーノ山)には、ベネディ クト会の著名な修道院があり、第二次世界大戦の激 戦地(モンテ・カッシーノの戦い)としても知られる。 ③スケジュールおよび滞在先と食事 選手団は9日21時30分に羽田空港に集合し、0時 30分発のエールフランス航空にて、経由先のパリに 向かった。約12時間のフライトであったが、夜のフラ イトということもあり、機内ではしっかり睡眠をとる ことができた。 パリ到着後は約4時間の乗継時間の後、ナポリ空 港へと向かった。ナポリ空港到着後は迎えのバスに てカッシーノに移動した。 日本を出発してからの移動時間は約20時間ほどで あった。日本を夜出発のフライトは、時差調整もうま くでき、こういう遠征には好ましいと感じた。 滞在先のホテル到着後はすぐにチェックインを行 うことができた。ホテルは大会会場まで約2㎞の場 所にあり、周辺の環境もよく(すぐ近くに大きなスー パーも有)、特に不自由を感じることは無かった。到 着後すぐにスタッフで周辺を散策し、朝練習などが 安全にできる場所等を確認することができた。 食事に関しては、朝はビュッフェ形式であった。昼 食と夕食に関してはコース料理で、期間中のすべて のメニューが決められていた。当然のごとくパスタ が中心であったが、どれも美味く頂くことができた。 ④到着から試合までの調整について 現地到着後から大会までの練習計画は、ある程度 所属の指導者と打合せをしてくるように指示して あった。 到着した日の夕方は、ホテル周辺で各自ジョギン グを行った。2日目は朝練習を行ったあと、午前中に 大会会場に行き、コースチェックを行い周辺で jog を 行った。雨上がりということもあり、コースがかなり ぬかるんでいて、コースを走ることはできなかった。 3日目は朝練習を行い、午前中にコース周辺の ロードで刺激を各自入れていた。ほとんどの選手が トラックでの刺激を希望していたが、近くに陸上競 技場が無く、ロードでの刺激となった。 ロードでの距離計測は、支援コーチとして同行し ていた帝京大学の中野監督が持っていたGPS機能 付きの腕時計で行った。最近のものはかなり精度が 高く、ほぼ正確な距離計測(1㎞)を行うことができ た。こういう遠征には非常に便利なアイテムである と感じた。 ⑤選手のコンディショニング 日本を出発する前に、森田トレーナーにコンディ ションチェックを行って頂き、選手たちの体調を把 握した。若干故障ぎみの選手がいたが、レースに出 場できない状況ではなかった。 現地ではトレーナールームを設置し、森田トレー ナーがケアを行った。女子選手に便秘気味の状況は あったが、大会当日まで大きく体調を崩す選手もお らず、皆良い状態でスタートを迎えることができた。 ⑥大会のコース コースは、牧草地の斜面を利用し1.5㎞の周回 コースで設定されていた。私自身4度目となる世界 大学クロカンであったが、これまでで一番タフな コースであったと思う。 特にスタート直後の直線はかなり泥濘があり、足 をとられる状態であった。またコース中盤は上りと 下りが連続して続き、下りながらのコーナーもあり、 周回を重ねるごとに体力の消耗が激しくなるコース 設定であった。 9.大会結果 【男子10.7㎞】 氏 名 所 属 順 位 記 録 塩尻 和也 順天堂大学 5位 33分56秒 住吉 秀昭 国士舘大学 6位 33分58秒 西山 雄介 駒澤大学 8位 34分08秒 上田 健太 山梨学院大学 12位 34分26秒 竹下 凱 帝京大学 20位 35分01秒 井上 弘也 上武大学 35位 35分47秒 【女子6.2㎞】 氏 名 所 属 順 位 記 録 清水萌衣乃 東京農業大学 2位 22分00秒 出水田眞紀 立教大学 3位 22分01秒 菅野 七虹 立命館大学 8位 22分27秒 細田 あい 日本体育大学 9位 22分32秒 玉城かんな 名城大学 13位 22分37秒 上原明悠美 松山大学 14位 22分41秒 先頭を走るのは当時1年生の塩尻和也(順天堂大学)、日本人トップの5位入賞、後ろに 続くのは住吉秀昭(国士舘大)6 【男子団体】 【女子団体】 順位 国 名 ポイント 国 名 ポイント 1 MOROCCO 10 JAPAN 13 2 JAPAN 31 GREAT…BRITAIN…&…N.I. 22 3 TURKEY 62 ITALY 41 4 ITALY 72 AUSTRALIA 41 5 ALGERIA 88 CANADA 67 10.大会の総括 大会当日は快晴で、気温は20℃前後であった。風 がかなり強く吹いていた(気象状況の公式発表な し)。 レース前にアドバイスした内容としては、コース がかなりタフなので、前半は様子をみて後半に余力 を残しておくということ。またスタート直後の走り には十分注意するようにということであった。 個人の成績も大事であるが、男女団体の金メダル 獲得を目標としていたので、絶対に最後まで諦めな いこと。ゴール直前では一つでも順位を上げるよう に指示をだした。 最初に行われた女子のレースでは、スタート直後 から出水田選手が積極的な走りをしたこともあり、 比較的ハイペースの展開となった。出水田選手は海 外遠征も豊富であり、その経験を生かしての走りで あった。 レース中盤以降、清水選手が徐々に順位を上げて いき、先頭争いに加わってきた。そのままレースは終 盤に入り、最後は出水田選手と清水選手、そしてトル コの選手との金メダル争いになった。 ラストのスピード勝負となったが、トルコの選手 の方がスピードに勝っており、清水選手が3秒差の 銀メダル。出水田選手は最後までよく粘り銅メダル を獲得した。 団体では、日本人3番目の菅野選手が全体で8位 に入賞し、目標どおり金メダルを獲得した。 続く男子のレースでは、モロッコ勢の強さに圧 巻された。スタート直後からモロッコ勢がレースを 引っ張り、アルジェリア勢がそこに続く展開であっ た。コースのタフさなど関係なく、かなりのハイペー スであった。 日本選手は周回を重ねるごとに徐々に順位を上 げ、4周目あたりから塩尻選手が個人のメダル争い に加わる位置まであがってきた。しかしながら、上り ではそんなに差を感じないものの、下りになると離 されてしまい、結果的には下りの走りの差で順位が 決まったという感じであった。モロッコ勢が1位か ら4位を独占し他国を圧倒した。 日本選手は塩尻選手が4位、住吉選手が5位、西 山選手が8位、上田選手が11位と健闘し、団体では 銀メダルを獲得することができた。 今回の遠征では男女6名ずつの派遣であった。こ れまでの遠征と比較すると、多めの派遣人数であっ た。多くの選手がこのような世界大会を経験できた ことは、間違いなく日本学生陸上の競技力向上につ ながるものだと確信した。出場した選手は皆、日本代 表として遠征できたことに満足することなく、世界 と戦う姿勢をしっかりと持っていたからである。 男子個人ではメダルを獲得することができなかっ たが、男子団体銀メダル、女子団体金メダル、女子個 人で銀メダル、銅メダルを獲得できたことは、大変良 い成果を残せた遠征であったと思う。 今回遠征した12名の選手の今後の成長を期待した い。 以下、選手達のコメントを紹介して本大会の報告 と致します。 西山雄介(駒澤大学) 今回世界大学クロカンに出場させていただ き、学ぶことや反省すべき点がたくさんありま した。 まずレースからあげていくと、自分はメダル 獲得を目標に積極的なレースをしようと挑みま した。最初からモロッコの集団が飛び出すハイ ペースでその時自分は先頭集団についていくこ とができましたが中盤あたりからきつくなりつ いていくことができませんでした。 離れてから我慢して粘らなくてはいけないと ころを粘ることができず後ろに下がってしま い、下級生の日本選手にも抜かれ、さらにラス ト1周からしか切り替えることができませんで した。 また海外の選手は非常に下りが速く、上りが あまり速くはありませんでした。日本人はどっ ちかというと海外の選手の逆で上りの方が得意 のように感じます。下りが下手では足への負担 は大きいのでクロカンで勝負するにあたって非 常に厳しいと感じました。 今回最初に突っ込みすぎたのもあり、後半が もちませんでした。もう少しコースの特徴や レースの流れを冷静に見極めること、粘りが自 分の課題だと感じました。日本男子の団体では 銀メダルを獲得することができましたが金メダ ルを獲得したモロッコとの差は大きく悔しい結 果となりました。 それに比べて女子は団体でしっかりと金メダ ルを獲得したので男子も女子のような冷静かつ 積極的なレース、粘りが必要だと思いました。 ですが男子は3年生は自分だけの非常に若い チームであったのでこの経験を活かし今後につ なげていただいてほしいと思いました。 学んだ点として海外の選手はスパイクに土が 引っ付かないように裏にオイルを塗っていまし た。日本チームもそれを見て塗り、レースに挑 みました。日本では見られない光景だったので 今後の参考になりました。 今回の遠征時の日本チーム行動や様子として は男女共に非常に仲が良く良い雰囲気だったと 思います。しかし少し日本代表としての自覚や 試合をしにイタリアまで来ていることを忘れて しまっている選手も中にはいました。そこは最 コメント 海外派遣報告
7 海外派遣報告 上級生の自分がもっと日本チームをまとめない といけないと感じました。 今回の遠征でレースだけでなくチームをまと めることなどたくさんの課題や学ぶことがあり ました。この経験を自分の成長につなげていき たいと思います。またこの経験を次の大会など に参考になっていただけたら幸いです。サポー トや応援ありがとうございました。 上田健太(山梨学院大学) 今回、世界学生クロカンに日本代表として出 場でき、海外で世界レベルにチャレンジでき、 私にとってこれからの競技人生にプラスになる ものを多く得ることができた。 移動を含め1週間と短い期間だったが、レー スに向け日本団体ならではの持ち味を出すこ とができた。団体では2位で個人としては12位 だったが、スタートから攻めの走りを心がけ、 世界レベルを肌で感じることができた。 コースも日本とは違い不整地や急なアップダ ウンが多くあるコースで、後半は失速し順位を のばすことができなかった。 生活では、海外食で栄養バランスは悪かった ものの、あるもので考えながら取れた。練習で はいつも通り行うこともでき、海外ならではの クロカンコース特徴もつかむことができた。 レースを終え得たことは、アップダウンで外 国選手との差が大きくつき、特に下りが日本人 の弱点だと感じた。しかし前半より後半の走り は海外選手に負けてなく差はほとんどなかっ た。 結果として団体2位で1位は逃したものの、最 低限の走りはできたと思う。上位でゴールした 選手達のように、スタートからのハイペース、 また下りの走り方を攻略すれば優勝に近づくと 感じた。 これから海外レースを経験し世界レベルに挑 戦していくためにも、日本でのレース1つひと つを大切に、競技者として、1人の選手として 自立し、強くなれるように、今回の経験をいか していきたい。 住吉秀昭(国士舘大学) 今回、この世界大学クロスカントリー大会の 日本代表として初の海外レースを体験すること ができました。 やはり、終わった今だからこそ振り返ってわ かることは、チームの監督、コーチ、トレーナー さんが居たからこそ、こうしてレースに挑むこ とができて、万全な状態を保つことができたの かと思います。 他国とのなれない会話や食事、選手が安全に 調整できる環境を作ってくだったJAPAN チームの関係者には大変感謝しております。そ れと同時に、大会会場の準備や大会の運営、選 手へのおもてなしをしてくださったイタリアの 皆さんにも感謝でいっぱいです。 私達、JAPANチームは団体2位という素 晴らしい結果を残すことができました。この結 果は私達選手にも、日本の人々にも、被災地の 皆様にも勇気と希望を与えてくれる結果である のではと私自身は思っております。 最後になりますが、この世界大学クロスカン トリーで学んだ事をこれからの人生に活かし ていきたいと思います。ありがとうございまし た。 井上弘也(上武大学) 今回、世界大学クロスカントリーに出場させ ていただき感じたことは、団体において2位と いう結果でしたが、その上位は1年生2人。若 い世代が頑張ったその裏で、私は日本人最下位 の総合35位と足を引っ張ってしまった。 コースは千葉クロスカントリー、日本選手権 クロスカントリーのコースとは比にならない ほどアップダウンが激しいコースだった。しか し、そのなかでも世界の選手はスタート時から 突っ込む。そして、上りは弱く下りは強い。 最初そのペースについていけるだけのスピー ド、また後半に余力を残せるだけのスタミナが 必要だと感じました。また、下りで差をつけら れるので上りで差をなくさなければいけない。 そのための筋力が必要だと感じました。 根本的にスタミナ不足だったと思いますが、 もっと積極性のある走りをしなければ世界では 戦えないことを知りました。 そういうことは実際に海外レースに出場しな ければ理解し得ませんでした。 貴重な経験でした。日本代表になったことを 誇りにし、また責任を持って精進していきま す。 塩尻和也(順天堂大学) 今回の大会は私にとって2回目の世界大会で した。海外での試合では準備する物や現地の環 境・文化の違いなど様々な面で慣れないことが 多いです。 私は前回の海外での試合の経験である程度余 裕がありましたが初めての人にはしっかりとし た準備と説明が必要だと思います。 また、海外での試合経験があっても初めて行 く国や地域では勝手が違う部分があるのでサ ポートがしっかり行えると良いと思います。 大会本番、私はおおむねイメージ通りの走り ができました。全体的にタフなコースだった 為、前半は様子を伺い、後半に前を捉えていこ うという試合展開でした。しかし、ラスト1周 という場面でスピードを出せず前を追えなかっ た部分が反省点です。また、下りの走りで海外 の選手と差が付いてしまいました。 クロカンという慣れない試合環境ではありま したが、どんな試合でも対応できる強さを身に 付けていきたいと思う試合となりました。 今回の遠征で学んだ事は今後の競技生活に役 立てて行けるようにし、他の選手にも伝えてい きたいと思います。 最後になりますが、約1週間程の遠征の間、 様々な面でお世話になったスタッフの皆様方、 本当にありがとうございました。 竹下 凱(帝京大学) 今回、世界大学クロスカントリー選手権に日 本代表として出場させてもらいたくさんのこと を学ぶことができました。レースを振りかえっ てみると反省することが多く課題が見つかる レースでした。 まず、自分は積極的に行き粘り強く走ること が持ち味ですが初の海外レースということで気 持ちのどこかで消極的になってしまいスタート 直後からハイペースを恐れてしまい後ろの方で レースを進めてしまいあまり前に行くことがで きませんでした。 また、後半が勝負どころだと分かっていなが らも順位を上げることができず、総合20位で日 本人5位と中途半端な結果になってしまいまし た。そして、日本人1・2位が同じ1年生とい うことで悔しさと自分の未熟さを痛感するレー スになってしまいました。 なので、このような経験ができてもっと強く なりたいと思い、そしてまた海外の選手に挑戦 したいと思うことができた遠征でした。応援あ りがとうございました。 出水田眞紀(立教大学) 日本代表としてのレースは、今回で8回目で した。自分の実力はまだまだですが、これだけ の経験をさせて頂いているからこそ、これまで の経験を無駄にしないように、勝つことだけを 考えてレースに臨みました。団体での優勝はも ちろんのこと、個人での優勝も大きな目標とし ていました。 だからこそ、今回の結果はとても悔しいで す。個人3位という結果もですが、日本人トッ プになれず、1年生に負けてしまったことが情 けないです。しかし、レース展開はスタートか ら積極的に先頭の方でレースを進め、勝負する レースができたと思います。途中はメダルも諦 めかけましたが、ギリギリで3位に入ることが できたのは大きな収穫でした。 日本のレースでも、勝ちきれないことが多 く、今年は勝つことにこだわっていこうと決め ていました。今回も勝つことができなかったの で、今大会で勝つ為に足りなかったことは何 だったのか、準備の段階で手を抜いてしまった ところはないかをよく分析して、今後の大会に 活かしていきたいと思います。 5日間の生活の中で、先生方には大変お世話 になりました。宿舎近くでの練習場所や、ラン ドリーなどを探し回って頂き本当にありがとう ございました。代表として連れてきて頂けたこ とに感謝しています。今回の遠征の経験も、更 に自分の競技に活かしていきます。 細田あい(日本体育大学) 今回は初めて日本代表に選んでいただき、初 の海外レースとなりました。 海外に行くことも初めてであり飛行機も苦手 で時差は大丈夫であるか不安がある中でした。 レース当日までしっかり調整をして、いつも通 り緊張しすぎず望むことができました。スター トから先頭集団の方で積極的に進めることはで きました。 コースのアップダウンはわかっていたが登り はきつく、下りはうまく下れず外国選手に抜か れることが多かった。はっきり言うと1周目か ら足が止まっている感じがして日本のクロカン とは違うことを実感した。やはり中盤が我慢し きれず上位に食い込みきれなかった。初めての 海外レースで自分の今の力は出し切れたと思い ます。しかし日本人では1番ではなく、海外の 選手と先頭争いを出来ず力不足を感じました。 日本レースではトップはとることはもちろ
8 ん、海外の選手と勝負できるようまた成長した 姿で代表に選んでいただけるよう頑張りたいで す。 日本の中だけではなく海外の人と走れたこと で自分の中の考え方見方も変化しました。あり がとうございました。 清水萌衣乃(東京農業大学) 今回の海外遠征4日間では大変お世話になり ました。 先生方の引率により、行き帰りの移動は戸惑 うことなく飛行機に乗れ、荷物の受け渡しも含 めてスムーズに行うことができたと思います。 練習の面でも練習時間、場所ともに限られた ところではありましたが、充分に体を動かすこ とができたので良かったです。 ですが食事の時間などの生活面では遅れるの は当たり前であったり時間が多くかかったり と、やはりこれは日本とは違う海外での遠征な んだなということを改めて痛感することがたく さんあり、生活リズムを合わせるのに少し時間 がかかりました。 食事の量も日本は三食の中で夜多く食べる習 慣がありますが、イタリアでは昼が割と多く夜 は少し少ないように感じ食生活の違いも感じま した。細かい部分ではありますが、このような ところも自分で遠征に行く前軽くでも調べてお いたら良かったのかなと思いました。 試合当日ではトイレが一番大変でした。会場 の仮設トイレは数がとても少なく、最終コール 前には行列ができペーパーも全て無くなり水も 流れない状態になっていたので注意した方が良 いなと思いました。 レースの内容で感じたことは、まず外国人選 手はスタートダッシュがとても早く、自分は少 し出遅れてしまったということです。ですが出 遅れても焦らず前の選手を一人ずつ追っていけ たので前へいくことができました。 しかしラストの直線でのスパートで抜かされ てしまい2位となってしまったので、自分の力 不足を大きく感じまだまだ練習が足りないなと 思いました。 今回団体では金メダルを獲ることができまし たが個人では金メダルを逃してしまったので、 団体だけの結果に満足せずこれからも日々頑張 りたいです。 この世界学生クロカンで経験させていただい たことを今後の競技に生かしていきたいです。 短い期間でしたが本当にありがとうございま した。 菅野七虹(立命館大学) 今回の遠征は自身として2度目の海外レース になりました。 前回はユニバーシアードで開催地が韓国で あったため時差や気候など日本と変わりがなく、 調整やコンディショニングがしやすかったので すが、今回は時差8時間あり、日本と真逆の生活 を送ることとなり、現地に到着してからレース までの間でコンディショニングを整えるのが難 しくなるかと思っていましたが、移動の間もこ まめに体を動かし、現地に入ってからも比較的 日本にいる時と変わらない体調を維持し、コン ディショニングをすることができました。 今回のクロスカントリーは団体戦もあるた め、ユニバーシアードの時もハーフマラソンで 団体戦があり、日本チームのチームワークには こだわるということであったので、今回もそう いうチームジャパンのチームワークや雰囲気作 りにはこだわりたいと思って、最年長として遠 征に挑みました。 日頃の楽しむときは楽しむ、試合や練習で気 を引き締めるときは引き締めるというオンオ フを大切にして、仲の良さをチームワークに繋 げ、それが女子団体金メダル、男子団体金メダ ルや個人の結果につながったと思います。 個人としては、全体の8番、日本人3番と振 るわない結果に終わりましたが、前回のハーフ マラソンとは全く違う、クロスカントリーの国 際大会を経験し、海外の選手のレース展開など たくさん学ぶことがありました。 海外選手は上り坂にはめっぽう弱いと言いま すか、上りはあまり速いスピードではありませ んが、下りはブレーキをかけずにガンガン下っ ていくこと、ラストの直線のスパートのスプリ ント力は日本人には持っていない力を感じ取る ことができました。 いままでのトーレニングに加えて、その部分 を私たちも日頃から強化していけば日本人も十 分海外選手と戦うことができて勝ち目があると 思いました。 まずは日本人トップを取ることですが、常に 世界を見据えていたいですし、こういった遠征 での海外の選手との貴重なレースの体験は必ず 今後に生きる素晴らしい経験になりました。 今回の遠征経験者の体験談を今後後輩にも受 け継ぎ、さらに日本チームの強化につながれば と思います。 今回はとても貴重で素晴らしい体験をさせて いただき、自分の目で海外の選手の走り、レー スを見て肌で感じてすごく刺激を受けました。 本当にありがとうございました。 上原明悠美(松山大学) 今回の世界学生クロカンは2回目の出場とな り、前回大会の成績を超えることを目標として イタリアに行きました。 イタリアへ出発するのが夜だったので、飛行 機で睡眠をとれてスムーズに慣れて行くことが できました。帰りは時間の感覚があまりよく分 からなくなっていましたが、通路側の席を取っ ていただき楽に移動ができました。 現地での移動は、バスが時間通りに来なくて 歩いたことや、開会式が盛大であること、閉会 式が自由な感じだったことなど、海外ならでは の空気感を感じることができて、とてもいい経 験が出来ました。 日本選手も今回は男女6人ずつと多く出場 し、団体戦にプラスになるいい仲間、ライバル となることができていたと思います。 個人的には前回大会4位で悔しい思いをした ので、今回こそメダルを取りたいという目標を 持って挑み、調子も悪くありませんでしたが、 粘土のような土、そして何よりも、1周に3回 ある急な上り坂に対応できず、力を出し切れま せんでした。団体戦で金メダルを取れました が、とても悔しい金メダルでした。海外の選手 は下りがとても速くて、勢いがありました。 今後は、以前からの自分の課題である起伏の あるコースでも対応できる体づくり、筋力アッ プを中心として、安定した力を出せるように、 今回の海外遠征の経験をまた次につなげていき たいと思います。 そして、今回一緒に戦ったメンバーと国内 レースでも刺激しあい、高めあっていきたいで す。 とても充実していて、また海外遠征にいきた いという目標と、日本に帰っても頑張ろうと思 ういい刺激となることがたくさんありました。 一緒に戦ったメンバーまた、支えて下さった 先生方に感謝しています。ありがとうございま した。 玉城かんな(名城大学) 今回、世界大学クロカン日本代表に選んで頂 き、イタリアで行われた世界大会に出場しまし た。 選考が行われた千葉クロカンは万全な状態 で臨めず、自分の納得いく走りができなかった ので、まず世界大会に出場するにあたって、ス タートラインに立つまでの準備を1番に考えて 遠征に臨みました。 私は海外遠征も世界大会も初でしたが、それ をプレッシャーに考えず、チャレンジする気持 ちと楽しむ気持ちも大切にしました。 レースで感じたことは海外のコースは起伏が 激しいこと。海外の選手は日本の選手と違って 下りがすごく速いこと。自分はのぼりを重要と 考えてしまいがちでしたが、世界規模のレース で勝負するなら、下りもポイントとなることを 学びました。 また、チームJAPANのみなさんをはじ め、海外の選手から走る以外でも多くの事を学 び、すごく刺激になりました。 今回、チームJAPANの団体戦は目標の金 メダルを獲得することができましたが、自分の 走りで金メダルに貢献することができなかっ たし、個人的にも自分の力の無さを痛感しまし た。 今回の海外遠征ではたくさんの方にお世話に なりました。感謝の気持ちを忘れず、今後もJ APANのユニフォームを着て世界と戦える選 手になりたいです。 ありがとうございました。 海外派遣報告
9 大会報告
【大会報告】
千葉クロスカントリー大会X-RUNCHIBA
兼世界大学クロスカントリー選手権大会選考競技会
千葉クロスカントリー大会は2月14日、千葉市・ 昭和の森で行われた。今年から新たに全国中学生ク ロスカントリー選手権と、X−Runと題した市民 参加型のレース、そして、世界大学クロスカントリー 選手権大会(2016/イタリア・カッシーノ)の選考レー スを兼ねた大会としてリニューアルした。当日は、多 くの市民ランナーから、トップレベルの中学生、大学 生アスリートが集まる大会として、大いに賑わった。 世界大学クロスカントリー選手権大会の選考レー スは、大会の最終レースとして行われた。雨は完全に 止み、日が差し始めた午後1時40分に女子(6㎞)の レースがスタートした。 レースは、昨年に韓国・光州で行われたユニバー シアード代表である出水田眞紀選手(立教大学)と 清水萌衣乃選手(東京農業大学)を中心に、10名ほど の集団を形成しながら進んだ。最後の直線で終始、 先頭で集団を引っ張った出水田選手が細田あい選手 (日本体育大学)を引き離し、20分54秒で見事に優勝 した。 男子(12㎞)のレースは、気温24度とこの時期の長 距離レースとしては暑すぎる気候でスタートした。 序盤は塩尻和也選手(順天堂大学)と西山雄介選手 (駒澤大学)を中心に8名ほどの集団を形成。9㎞を 過ぎると徐々に先頭集団の人数は減り、3名の争い となった。ラストの直線でスパートした西山選手が、 上田健太選手(山梨学院大学)が必死の追い上げを 振り切り、30分48秒で優勝のフィニッシュテープを 切った。 このレースの男女上位6名ずつ、計12名を日本代 表として選出し、3月12日に行われる世界大学クロ スカントリー選手権大会へ派遣することが決定した。 世界の舞台を経験し、さらなる競技力の向上と自 身の進展を期待したいと思う。 公益社団法人日本学生陸上競技連合 幹事長山之口 航
世界大学クロカン選考レースの男子は終盤に見事なスパートを見せた 西山雄介(駒澤大学、先頭右)が37分48秒で制す。左端は5秒差で2 位の上田健太(山梨学院大学)、その右は38分01秒で3位の住吉秀昭 (国士舘大学) 女子は出水田眞紀(立教大学、左から3人目)が20分54秒でV。左端 は3秒差で2位の細田あい(日本体育大学)、右端は21分03秒で3位 の清水萌衣乃(東京農業大学)10
【海外派遣報告】
2016 第16回仁川国際ハーフマラソン報告
引率 :両角 速
(東海大学長距離駅伝監督) 2016年3月27日(日)に行われました「第16回仁川 国際ハーフマラソン大会」(韓国・仁川市)、本学3 年(当時)の林竜之介と廣田雄希の2名を引率して きました。 ちょうど3週間前に東京・立川市で行われた日 本学生ハーフマラソン大会で、林が優勝、廣田が2 位で派遣が決まり、そこから短期間で再度ハーフマ ラソンでしたので、十分な準備はできませんでした が、せっかくいただいた機会でしたので、緊張感を 保ちつつレースに向けてコンディションを作りまし た。 現地には2日前の25日(金)に入りました。仁川 は時差がなく、成田空港から2時間30分程度のフラ イト、仁川国際空港からホテルまでタクシーで30分 程度でしたので、移動の疲れはありませんでした。 到着後は早速ホテル近くの公園でJogを行いまし たが、日本よりやや寒い気候でした。 レース前日の26日(土)は11:00からホテルでテ クニカルミーティング(これは選手も参加)、13:30 からバスでスタート・フィニッシュ地点の競技場に 行き、競技場見学、バスでのコースの下見をして、 夕方に補助競技場で2時間半練習、1000m×2本 の調整走を行いました。 レースは27日(日)9:00スタートでした。この 大会は市民マラソンでもあり、一般の市民ランナー が多数出ていましたが、エリートの部と市民の部は 時差スタート、コースは平坦で直線の1回折り返し で、運営も給水や距離表示など細部まで配慮されて おり、大変走りやすく、また記録の出やすい良い大 会だと思います。招待選手は、ケニア選手4名、日 本から林と廣田、フィリピン、香港、マレーシア、台 湾から各1名の合計10名でした。 レースは序盤からケニア選手4名と林、廣田の6 名で進み、ケニア選手は賞金狙いなのか自らペース メイクをする選手はおらず、林、廣田の両名がレー スを引っ張り合うかたちで18㎞まで進み、そこから 優勝した選手が一気にペースを上げて逃げ切りまし た。東海大学の2名は終盤までよく粘り、廣田が4 位、林が5位とタイム差は数秒で、最後までしっか りと走り切りました。タイムも3週間前の日本学生 ハーフと共に同じ1時間3分台で、監督としても両 名の力が本物であったことの確認もできました。韓 国人選手も含め、ケニア選手以外は力不足で、レベ ル的には物足りない大会ですが、大会の規模は大き なものでした。 選手村のホテルは快適で、食事は3食ホテルでし たが、日本人選手を満足させる質と量でまったく問 題はありませんでした。大会の運営、外国人選手を 招待する体制なども十分に行き届いており、不安要 素はありませんでした。このように異国での大会で したが、韓国という近い場所、気候も大きな差はな く、年度最後を締めるレースとしてとても有意義で した。 日本学生ハーフから短期間だったことのみが不安 要素で、今後は招待プラス学連で派遣しても良い大 会だと思いました。ストレスが少ない大会でしたの で、4月以降のトラックシーズンに2名ともスムー ズに移行できており、このようなチャンスを与えて くださった関係各位と大会の運営者に感謝申し上げ たいと思います。ありがとうございました。 [気になった点] ◦…諸費用は持たせてほしかった(日本からのお土産 代、現地タクシー移動代など) ◦…レースは9:00スタートであったが、ホテル朝食 は6:30から、バス移動は7:30ホテル出発で、 競技場着が8:10、招集が8:20であった。あら かじめスケジュールを把握していたので、朝食は コンビニの買い出しにより5:00までには済ませ、 タクシーで6:30にはホテルを出発、アップも補 助競技場でいつもどおりできました。日本人選手 のレースを迎える常識と大会本部側のスケジュー ルの差は、必ず国際大会ではあると感じる。 ◦…日本語が堪能な韓国人通訳がいたので安心でき た。 海外派遣報告11 【選手:林 竜之介(東海大学・当時3年)】 結果:第4位(1時間3分 46 秒) 初の海外遠征となった今回の仁川国際ハーフマラソンでは非常に良い 経験を積むことができた。今まで経験してきた大会とは土地や選手の顔 ぶれが違うこともあり、とても新鮮な感覚の中で走った。ケニア人選手 4名がどれほどの力量を持った選手であるかはわらなかったが、このよ うな機会はそう多くはないと思い、自分らしく積極的な走りを心がけて レースに臨んだ。 レース展開としては、折り返し地点までの 10km は自分が先頭を引っ 張ることも多々あり、ケニア人選手に対しても引かない姿勢を持って走 ることができた。後半 10km もある程度の余裕を持ちながらペース変化 に対応できたが、ラスト2 km を切ったあたりの起伏を利用したケニア 人の選手のスパートについていくことができず、先頭集団から離れて しまった。しかし、ゴール地点である競技場でのラストスパートで前を 追った結果、1人を抜いて5位で入賞することができた。 海外での大会出場経験はレースやそれ以外の場面でも非常に刺激的 で、それを通じて自分自身も大きく成長できたのではないかと感じてい る。この経験を今後の競技生活に活かし、多くの海外でのレースに出場 できる選手になっていきたい。 コメント 北海道地区 【氏名・年齢・出身校・区分、役職】 安あ ぐ い居院 高た か し志(59歳)北海道大学出身 イ 北海道学連副会長、北海道大学陸上競技部部長、北海道大学教授 東北地区 なし 関東地区 日ひ ぐ ま隈 広ひろ至よし(51歳)日本体育大学出身 イ 関東学連総務委員長他(日本学連正会員)、桐蔭横浜大学陸上競技部監督 秋 あき 山やま 勉つとむ(76歳)東京農業大学出身 ウ 山梨学院大学 陸上競技部顧問 北信越地区 なし 東海地区 黄 おお 倉 くら 寿ひさ雄お(64歳)日本体育大学出身 イ 東海学連評議員、岐阜陸上競技協会専務理事 関西地区 馬ば場ば 重しげ行ゆき(76歳)関西大学出身 イ 関西学連評議員 浅 あさ 井い 明あき輝てる(69歳)立命館大学出身 ウ 関西学連評議員、立命館大学陸上競技部監督
平成27年度栄章受章者
1.功労章(栄章に関する規程 第5条) (ア)この法人の運営に著しい功労のあった者 (イ)地区学連の運営に著しい功労のあった者 (ウ)数次にわたり各種の競技会において、学生競技者の育成に技術的貢献のあった者 (エ)国際的友好の増進のために功労のあった者 (年齢は平成28年3月31日現在) 公 益 社 団 法 人 日本学生陸上競技連合 中国四国地区 隴 うね 本もと 武たけ直なお(51歳)広島修導大学出身 イ 中国四国学連評議員・監事、広島修道大学陸上競技部監督、広島陸 上競技協会評議員 九州地区 船 ふな 津つ 京きょうたろう太郎(50歳)福岡教育大学出身 イ 九州学連評議員、九州共立大学陸上競技部部長 得 とく 居い 雅ま さ と人(50歳)筑波大学出身 イ 九州学連評議員 連 合 松 まつもと 本 正まさ之ゆき(71歳)名古屋大学出身 ア 東海学連最高顧問 障 しょうじ 子 恵めぐみ(52歳)日本大学出身 ア 日本学連総務委員会副委員長 蒲 かまはら 原 一かずゆき之(50歳)筑波大学出身 日本学連 理事・医事委員会委員長 ジョン フルツ(67歳)連合協力者・ジョージタウン大学出身エ 出雲駅伝 IVYリーグチーム監督 【選手:廣田雄希(東海大学・当時3年)】 結果:第5位(1時間3分 59 秒) 今回の仁川国際ハーフマラソンは大学入学後初の海外でのレースで あり、非常に高いモチベーションの中でレースに臨むことができた。3 月6日に行われた日本学生ハーフマラソンから3週間、その間も合宿を 行ったということがあり、自身の調子としては疲労感が残っている感覚 があった。その中でもレースに合わせて調整し、ケニア人選手と競うこ とができたことは自分にとって大きな自信となったと感じている。 レース展開としては、レース序盤の5㎞は私と林(東海大学・当時 3 年)で先頭を引っ張る展開となった。あまり良いリズムを作り出せな かったためか、最初の5㎞が 15 分 30 秒とスローペースでのラップにな り、ケニア人選手が先頭に出た中盤以降は1㎞あたり2分 58 秒のペー スで進行した。彼らはラスト1㎞を切ってから猛烈なスパートを見せ、 対応しきれずに先頭との差を広げてしまった。ラスト 300 mからの追い 上げで前を走る選手に迫ったものの、4位という結果に終わった。結局、 優勝した選手とは 10 数秒程度、2・3位の選手とは数秒の差となり、個 人的には非常に悔しさの残るレースとなった。 私個人としては、ラストスパートに課題があると感じている。特に、 猛烈なラストスパートを見せたケニア人選手たちとは大きな差を痛感さ せられた。国内のレースではもちろん、機会があれば海外のレースにも 積極的に出場していきたいし、それらの大会において上位選手とも対等 に競い合えるようなスパートも身に付けていかなければならないと感じ ている。【海外派遣報告】
2016 第16回仁川国際ハーフマラソン報告
海外派遣報告ほか12
【大会報告】
第99回日本選手権クロスカントリー
公益社団法人日本学生陸上競技連合 常任幹事蔵並 香
2016年2月27日(土)、福岡県福岡市の国営海の中 道海浜公園クロスカントリーコースを舞台に、福岡 クロスカントリー大会や海の中道市民クロカンとの 併催で、第99回日本選手権クロスカントリーが開催 された。昨年まで福岡国際クロスカントリー大会が、 今回からクロスカントリー日本一を目指す大会に一 新された。陸上界屈指の過酷なレースとも言われる クロスカントリー。昨年の出雲駅伝、今年の箱根駅伝 で優勝を飾った青山学院大学は、このクロスカント リーを練習に取り入れ、強さを手にしてきたことで も有名である。そんな青山学院大学の有力選手が多 く出場すること、また世界大学クロスカントリー選 手権大会に選出された選手が招待されていることか ら、多くの注目を集める大会となった。 シニア女子8㎞は、レース開始前に朝から降り続 いていた雨も止み、12時10分に晴天の中でのスター トとなった。レース序盤は、前年のシニア女子6㎞4 位で学生では2番目の出水田眞紀選手(立教大学)が 先頭集団を引っ張ったが、ラストは清水萌衣乃選手 (東京農業大学)が力強い走りで学生トップの3位で フィニッシュした。 シニア男子12㎞は、レース開始直前に雷雨となり、 レースコンディションは最悪ともいえる中での競技 となった。出場選手は青山学院大学の神野大地選手、 秋山雄飛選手、また昨年の日本インカレ5000m優勝 の服部弾馬選手(東洋大学)といった有力選手が多 く揃った。レースは序盤から外国人選手と神野選手、 服部選手ら学生ランナーが引っ張る展開となったが、 ラスト1周で市田孝選手(旭化成)が仕掛けトップで フィニッシュ。続いて、3秒差で神野選手が学生トッ プの2位でフィニッシュした。神野選手は「学生最後 のレースなので最後まで諦めないと思って走ったが、 ラスト1周で粘りが足りなかった。実業団で次のス テージで頑張りたい」と語った。 来年は、世界クロスカントリー選手権の代表選考 会となることから更にレベルの高いレースが展開さ れることが期待できる。 シニア男子12㎞で実業団選手に食らいつき学生トップの2位を占めた神野大地(青山 学院大学、左から2人目) シニア女子8㎞で学生トップの3位に入った清水萌衣乃(東京農業大学) 左は学生最後のレースで優勝には届かなかったが健闘した神野(左から2人目)。中央 は優勝した市田孝(旭化成)、右は3位の茂木圭次郎(同) 大会報告13
【大会報告】
第99回日本選手権クロスカントリー
大会報告【大会報告】
第10回日本学生20㎞競歩選手権大会
【大会報告】
東京マラソン2016
平成28年3月20日(日)、石川県能美市において第 10回日本学生20㎞競歩選手権大会が開催された。今 大会はAsian20 ㎞…Race…Walking…Championships…in… NOMI…2016、第40回全日本競歩能美大会、第31回オリ ンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)男子・ 女子20㎞競歩代表選手選考競技会と併催で行われた。 男子では、昨年のユニバシアード20㎞競歩で銅メダ ルを獲得、日本インカレ10000m競歩も大会新記録で 制し、大会連覇を狙う松永大介選手(東洋大学)や同 じくユニバーシアード8位、日本インカレ3位の野田 明宏選手(明治大学)ら72人が出場。女子では、大学 入学以降、日本インカレ、日本学生個人選手権、日本 学生20㎞競歩とすべての学生タイトルを獲得してい る五藤怜奈選手(中部学院大学)を筆頭に、17人がス タート地点に立った。 男子は、序盤から松永選手と小林快選手(ビックカ 平成28年2月28日(日)、東京マラソン2016が開催 された。大会当日は天候にも恵まれ、東京都庁を午前 9時10分にスタートし、東京ビッグサイトをフィニッ シュとするコースに36,000人あまりのランナーが挑ん だ。このコースは、皇居、東京タワー、銀座、浅草雷門、 築地など多くの観光名所をまわりながらフィニッシュ 地点まで向かう。ランナーは36㎞を過ぎて、このコー スで最も急勾配の坂である佃大橋に苦しめられる。 この難コースを制したのは、男子はエチオピアの フェイサ・リレサ選手。2時間6分56秒で優勝を果 たした。日本人トップは高宮祐樹選手(ヤクルト・城 西大学卒)で、自己新の2時間10分57秒の8位でフィ ニッシュした。学生トップは下田裕太選手(青山学院 大学)。初マラソンながら10代日本最高記録となる2 時間11分34秒で、日本人2位(10位)の好成績を残し た。下田選手に続いて、一色恭志選手(青山学院大学) が2時間11分45秒で日本人3位(11位)、服部勇馬選手 メラ・早稲田大学卒)の熾烈な先頭争いが繰り広げ られた。10㎞手前で松永選手が抜け出すと、後続との 差を徐々に広げて日本歴代4位となる1時間18分53 秒の好記録で2年連続の優勝を果たした。松永選手 は日本陸連が定めた五輪派遣設定記録(1時間20分 12秒)も突破して全日本競歩能美大会にも優勝したた め、8月に行われるリオデジャネイロ・オリンピック の日本代表に内定した。松永選手に続いて、及川文隆 選手(東洋大学)が2位、野田選手が3位に入った。 女子では、五藤選手がスタートから1度もトップを 譲らず、1時間31分00秒で優勝を果たした。五藤選手 はこれで6個目の学生タイトルを獲得。2位に3分以 上の大差をつける圧倒的な強さを見せつけた。2位は 松本彩映選手(国士舘大学)、3位に園田世玲奈選手 (中京大学)と続いた。 日本競歩界は、昨年の男子20㎞での世界記録の樹 立、世界選手権男子50㎞で銅メダル獲得など、世界で 活躍を果たしている。学生競歩界においても、世界の 舞台での活躍が期待される。 (東洋大学)が2時間11分46秒で日本人4位(12位)に 入り、学生の活躍が目立つ大会となった。 女子は、ケニアのヘラー・キプロプ選手が2時間21 分27秒の大会新記録で優勝を果たした。日本人トップ は奥野有紀子選手(資生堂・京都産業大学卒)で、2 時間31分17秒の10位でフィニッシュした。 2020年の東京オリンピックを見据えて、多くの学生 競技者がマラソンに参加している。世界の舞台での学 生競技者の活躍が期待される。 公益社団法人日本学生陸上競技連合 副幹事長飯塚 啓子
公益社団法人日本学生陸上競技連合 副幹事長飯塚 啓子
1時間18分53秒(日本歴代4位)の好記録で学生男子の部2連覇を果たし、 リオ五輪の代表にも内定した松永大介(東洋大学) 女子は総合3位の五藤怜奈(中部学院大学、左から3人目) が学生の部で連覇を飾った 日本人4番手の12位だった服 部勇馬(東洋大学)は30k m 過ぎから一時日本人トップを 独走するなど積極性が光った 日本人3 番 手の11位でフィ ニッシュした一色恭志(青山 学院大学) 19歳ながら日本人2番手の 10位に食い込んだ下田裕太 (青山学院大学)14 中国四国学連合宿
【合宿報告】
第8回中国四国学連選抜合宿
1.主催 中国四国学生陸上競技連盟 2.日時 平成28年2月26日(金)〜28日(日) 3.場所 岡山県倉敷市運動公園陸上競技場 4.参加人数 短距離… 男:4名,女:4名(100m,200m) ハードル… 男:4名,女:4名(110mH,100mH) ハードル… 男:4名,女:4名(400mH) 走り幅跳び… 男:4名,女:4名 … 計32名 5.選抜方法 中国四国学生陸上競技連盟に登録する競技者の中 より、平成26年度に開催された以下の大会の成績よ り選抜した。 ◦中国四国学生陸上競技対校選手権大会 ◦日本学生陸上競技個人選手権大会 ◦西日本学生陸上競技対校選手権大会 ◦日本学生陸上競技対校選手権大会 ◦中国四国学生陸上競技選手権大会 6.講師の先生 短距離… :松田亮先生 … (広島経済大学陸上競技部監督兼短距離コーチ) 110mH,100mH…:森田正利先生 … (松江工業高等専門学校陸上競技部監督) 400mH… :前村公彦先生 … (環太平洋大学陸上競技部監督兼短距離コーチ) 走り幅跳び… :森長正樹先生 … (日本大学陸上競技部跳躍コーチ) 7.合宿の様子 例年どおり、2泊3日の日程で開催。昨年よりも種 目数を減らしたことで人数も昨年の半分程度での開 催となった。少人数ならではの細やかな技術指導に より、今後のきっかけを掴んだ選手も多くいた。 講師の先生に指導していただき、選手同士が互い に競い合うことで充実した練習を行った。また、森長 正樹先生による全パート合同の練習会を実施した。 選手たちの積極的な姿勢が多く見受けられた。 3日間を通して気温は低めであり、2日目に小雨 に見舞われたものの、天候に大きく左右されること なく練習できた。 広島大学のトレーナーさんに帯同していただき、 練習前、中、後はもちろん、宿舎などでも対応してい ただいた。 参加選手に対しては合宿の満足度や、要望等を回 答するアンケートに協力してもらい、様々な回答を いただいたため、来年度以降へ生かしていく。 中国四国学連 秘書藤島 廉
開講式の様子 閉講式にて,集合写真 400mHブロック 短距離ブロック 森長正樹先生による全体練習会の様子15 2016 年3月3日〜5日の3日間にかけて、東京都 千代田区にある中央大学駿河台記念館にて、第 41 回 学生幹部役員研修会が行なわれた。 この、学生幹部役員研修会では、事務作業の共通 確認の他に、ルール改正の説明や、ドーピングについ ての説明、競技会における広告・展示物のルール変 更など、多岐にわたった研修を行なった。 特に、今回は各地区学連の発表にテーマを出し、 それについて調べ、発表してもらった。テーマは、「地 区学連の歴史について」です。私たち、現役の学生役 員は、あまり昔のことを知る機会が少ないため、代々 の先輩たちがどのような思いで学連を立ち上げたの か、そこにはどのような経緯があったのかというこ とを知らずに学連で活動していることが多い。そこ で、このような企画をし、学連の過去を参加した役員 で調べてもらった。我々、学生役員は、過去の歴史か ら学び、これからの歴史を作らなければならない。こ れを契機に、学連の歴史を振り返るきっかけとなれ ばいいと思う。 研修会は、各地区での交流が非常に活発に行われ、 満足できる研修会になったのではないかと思う。今 後も、学生陸上競技界の発展のために、各地区で頑張 るのはもちろん、日本全国で向上と進展を目指し、よ りよいものにしていきたいと思う。