• 検索結果がありません。

( 患者同意 ) 第 6 条連携元医療機関は MCS で情報共有を行うにあたって 患者もしくはその家族と 患者同意書 を交わし 双方が所持するものとする ( 個人情報使用同意書 別紙様式 4-1) ( 連携元医療機関と各事業所における MCS 管理者の設置 ) 第 7 条連携元医療機関管理者と各事業

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "( 患者同意 ) 第 6 条連携元医療機関は MCS で情報共有を行うにあたって 患者もしくはその家族と 患者同意書 を交わし 双方が所持するものとする ( 個人情報使用同意書 別紙様式 4-1) ( 連携元医療機関と各事業所における MCS 管理者の設置 ) 第 7 条連携元医療機関管理者と各事業"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

岐阜県医師会多職種連携ツール

「メディカルケアステーション(MCS)」運用ポリシー

(はじめに) 在宅療養中の患者さんを多職種で支えるためには、医療・介護・福祉に関わる施設及び職種間(病院・ 診療所、歯科診療所、薬局、訪問看護ステーション、ケアマネジャー、デイサービス、ヘルパー等)で頻 繁かつ詳細な情報交換を行うことが理想とされる。従来から多職種連携手段として手紙や電話、FAX、面 談等を活用していた。近年では、ICT(Information and Communication Technology)を利用した新しい 多職種間連携手段が全国的に運用されつつある。岐阜県医師会も、必要な情報をリアルタイムで共有でき、 コミュニケーションがよりスムーズに取れるよう、株式会社日本エンブレース提供「メディカルケアステ ーション(MCS)」を運用することとした。 この「MCS」は、スマホ・タブレット・パソコンを端末機器として使用し、クラウド型のタイムライン 形式によりリアルタイムで情報共有をおこなう医療に特化した完全非公開型 SNS(Social Networking Service)である。患者の個人情報を慎重に扱わなければならない多職種連携ツールとして、情報セキュリ ティに配慮し開発されており、従来の多職種連携手段に欠けていた簡便性・即時性を備え、多職種間の壁 を取り払い、相互理解と協働する仲間意識を醸成するコミュニケーション手段として最適のツールと考え 採用した。 (運用ポリシーの目的) 第1 条 この運用ポリシーは、岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」(以下、「MCS」)で使用される機 器、ソフトウェア及び運用に必要な仕組み全般について、その取扱い及び管理に関する事項を定め、 「MCS」の適正利用に資することを目的とする。 (法令及びガイドラインの遵守) 第2 条 岐阜県医師会の管理の下、「MCS」を利用するすべての事業所および利用者は医師法、医薬品医 療機器等法、個人情報保護法等の各種法令を遵守し、以下のガイドラインを十分理解した上で、 「MCS」を利用することとする。 ・厚生労働省 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 最新版 ・厚生労働省 医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイドライン 最新版 ・一般社団法人保健医療福祉情報安全管理適合性評価協会 医療情報連携において、SNS を利用する際 に気を付けるべき事項 最新版 (連携元医療機関) 第 3 条 患者の情報共有を行う場合は、該当する患者を管理する医療機関が「連携元医療機関」となり、 患者情報の管理及び「MCS」を使用した連携業務を行う業務の従事者(以下 ユーザー)の管理を行う。 (連携元医療機関の責務) 第4 条 連携元医療機関は、以下の業務を行う。 ・「MCS」のグループ登録(患者、自由グループ)及び削除管理 ・「MCS」の各グループへのユーザーの招待及び解除 ・「MCS」に招待するユーザーについては、セキュリティ確保と協働作業を円滑に進めるため、招待時 「顔の見える関係」すなわち顔が分かり、信頼出来る関係が成立している多職種連携従事者でなけれ ばならない。 (利用申込) 第5 条 新たに「MCS」を利用する連携元医療機関は、岐阜県医師会に対して「利用申込書」及び「連携 守秘誓約書」を提出し、「MCS」の適正な運用に努めるものとする。

(2)

2 (患者同意) 第6 条 連携元医療機関は、「MCS」で情報共有を行うにあたって、患者もしくはその家族と「患者同意 書」を交わし、双方が所持するものとする。(個人情報使用同意書・・・別紙様式4-1) (連携元医療機関と各事業所における「MCS」管理者の設置) 第7 条 連携元医療機関管理者と各事業所の管理者は、必要な情報にアクセスが許可されている従事者だ けが「MCS」にアクセスできる環境を維持するために、「MCS」管理者を設置し、「MCS」の管理 運用を行う。 (「MCS」管理者の責務) 第8 条 「MCS」管理者は「MCS」の適正な利用がされるように、以下の業務を行う。 ・「MCS」の患者情報、個人情報等の管理全般 ・「MCS」で利用するIT機器の管理 ・「MCS」のIDの管理 ・「MCS」の各グループへ招待された従事者の招待承認及び解除 ・「MCS」への連携元医療機関と各事業所内従事者の登録及び削除 (ユーザー誓約書と教育) 第 9 条 医療機関管理者は、「MCS」を利用するユーザーと守秘義務に関する誓約書を交わすとともに、 「MCS」管理者及びユーザーに対して定期的に教育を行うこと。なお、既に守秘義務に関する誓約 書を取り交わしている場合は、省略できるものとする。(業務情報保持に関する誓約書・・・別紙 様式3) ユーザー誓約書の記載内容のポイントは以下のとおりである。 (1)ユーザーは、就業規則やマニュアルなどの諸規定を遵守し、患者等の個人情報のみならず、事業 所内で知り得た業務に関連する一切の情報をも許可なく漏えいしてはならない。 (2)退職後も、知り得た情報を漏えいしない。 (3)IT機器について、適切な取扱い及び管理を行う。 (4)事業者が定めた利用目的外での使用を禁止する。 (5)患者その他の第三者のプライバシー、その他の権利を侵害するような行為を一切しない。 (「MCS」利用上の留意事項) 第10 条 連携元医療機関と各事業所の「MCS」管理者及びユーザーは別紙【「MCS」利用上の留意事項】 に留意して、「MCS」を利用する。 (ID・パスワードの管理) 第11 条 「MCS」の ID 及びパスワードについては、以下の事項により管理することを推奨する。 (1)パスワードはメモを残したりせず、人目にふれないように細心の注意を払ってユーザー個人 が管理し共有しない。 (2)一つの ID を複数人で共有しない。 (3)パスワードは、英数混合8ケタ以上とし、定期的(最長で2か月に1回)に必ず変更する。 (4)利用が終わったら必ずログアウトする。 (5)パソコンの場合、離席時にも必ずログアウトする。 (6)スマホ、タブレットやパソコンなど、利用するすべての端末にはロックをかける。 (IT 機器のセキュリティ対策) 第12 条 使用出来る端末 (1)ユーザーの使用するモバイル端末は、岐阜県医師会が貸与する端末を使用する。個人保有のモバ イル端末(Bring your own device BYOD)を使用せざるを得ない場合は、第 13 条に定める注 意事項を守り、扱う情報と使用する機器の取り扱いに細心の注意を払うこと。

(3)

(2)「MCS」を使用する各医療機関、各事業所、患者・患者家族が据え置き型パソコン(PC)を使用 する場合も、必ず第13 条を厳守すること。 (3)患者・患者家族が参加する場合も、使用端末のセキュリティについて十分に説明し、第 13 条に 定める注意事項を守り、扱う情報と使用する機器端末の取り扱いに細心の注意を払うことをお願 いし誓約書を取ること。(患者・患者家族の利用誓約書・・・別紙様式4-2) 第13 条 IT 機器端末のセキュリティ対策については、以下の事項により管理すること (1)情報機器端末使用開始時には起動時パスワード(英数混合8 文字以上)(出来れば生体認証)を 設定すること。システムログイン時にもパスワード(英数混合8 文字以上)(出来れば生体認証) を設定すること。ログインのID やパスワードは記憶する設定にしないこと。推定しやすいパ スワードを避け、定期的にパスワードを変更すること。 (2)情報機器端末にアプリを導入する場合は標準アプリサービスから行うこと。 (iOS なら App Store、Android ならアンドロイドマーケット)

(3)情報機器端末には、ファイル交換ソフト(Winny 等)をインストールしないこと。 (4)情報機器端末には定評あるウイルス対策ソフトをインストールしておくこと。 (5)システムのアップデートは早めに対応すること。 (6)「MCS」の操作においては、定められた手順を守り、情報のダウンロード、コピーやスクリーン ショットの取得を行わないこと。 (7)リモートワイプ(遠隔データ消去)サービスを利用すること。(岐阜県医師会の貸与端末は対応済み。) このサービスを導入されていない機器を使用して、情報漏洩・改竄やウイルスの感染の可能性を感 知した時、使用機器を紛失した場合等は、直ちに岐阜県医師会に連絡し、「MCS」の使用停止を 行う。 (8)万一の紛失時に機体を遠隔にて無効化・消去が出来る設定をしておくこと(遠隔パスコードロッ ク、遠隔消去など)。(岐阜県医師会の貸与端末は対応済み。)導入されていない場合は(7)に 従うこと。 (9)端末管理・利用者管理(MDM)サービスを利用すること。(岐阜県医師会の貸与端末は対応済み。) 導入されていない場合は(7)に従うこと。 (10)情報及び情報機器を持ち出す場合には、持ち出す情報の内容、格納する媒体、持ち出す目的、 期間等を書式で「MCS」管理者に届け出て、承認を得ること。 (11)情報機器の持ち出しには、端末の紛失に備えストラップやウェストパウチを使用すること。 (その他) 第 14 条 その他、この規程の実施に関し必要な事項がある場合は、岐阜県医師会はこれを別に定めるこ とができる。 附則 第1条 この規程は平成 29 年 4 月 1 日から施行する。

(4)

4 【「MCS」利用上の留意事項】 (1)連携元医療機関 ・「MCS」で患者単位のグループを作り、それぞれの患者ごとにアクセスする必要のある医療機関内外 の医療介護従事者のみを招待して患者単位のチームを作る。1つのグループで複数の患者個人情報が 混在するような運用は避ける。 ・連携元医療機関は、該当するユーザーが辞めた時や担当から外れた時には、スタッフ削除や参加して いる患者グループのメンバーから解除するなど適切な処理を行う。また定期的に、患者グループごと に、参加しているメンバーが適切であるかどうかの精査を行う。 (2)「MCS」管理者 ・「MCS」管理者は、多職種連携ツールを利用しなくなった患者について、「保管機能」を使って速やか に保管庫に移す。 ・「MCS」管理者は、「MCS」の安全かつ適正な運用管理を図り、ユーザーの不正利用が発生した場合 等は、そのユーザーの「MCS」利用を制限もしくは禁止する権限を有する。 ・「MCS」管理者も、以下に示す「MCS」ユーザーの利用方法を遵守する。 (3)「MCS」ユーザー ・情報セキュリティに十分に注意し、「MCS」の ID やパスワードを事業所スタッフを含む利用者本人 以外の者に利用させたり、情報提供してはならない。 ・患者グループに招待を受けたユーザーは、自分がその患者グループに参加することがふさわしいかど うかを判断してから、招待の受理を行う。 ・各患者グループへの書き込みは、その患者に関することのみとし、別の患者の情報を書き込まない。 ・各患者グループへの書き込みは、「MCS」の位置づけを十分理解した上で、適切な範囲内での情報共 有の場として利用する。 ・「MCS」のグループごとに常にだれが参加しているのかをわかりやすくするためにも、「MCS」の個 人設定で、ユーザーごとにプロフィール、顔写真を登録する。 ・自分が担当からはずれた時には、該当する患者グループから、すみやかにユーザーから「解除」を行 う。 ・事業所を辞めた時など、「MCS」を利用する必要がなくなった時は、岐阜県医師会から貸与されてい る端末があれば返却し、業務情報保持に関する誓約書に基づいて、必要な手続きを行う。 ・ユーザーは、書き込みに際して、確定操作(入力情報が正しい事を確認する操作)を行って、入力情 報に対する責任を明示すること。 ・ユーザーは、与えられたアクセス権限を越えた操作を行わないこと。 ・ユーザーは、「MCS」のシステム異常を発見した場合、または使用する機器が紛失もしくは盗難等に あった場合には、速やかに「MCS」管理者に報告し、その指示に従うこと。 ・ユーザーは、不正アクセスを発見した場合、速やかに多職種連携ツール管理者に連絡しその指示に従 うこと。 (4)扱う医療介護情報 ・医療介護情報は漏洩・改竄したり、「MCS」に悪意の侵入が生ずることがあり、セキュリティに注意 すること。 情報機器端末の利用者、保有者以外の不正使用・アクセス・漏洩 情報機器端末に保存されていた情報の盗難・盗聴による漏洩 OS:不正侵入 アプリ・マルウエアによる改竄、漏洩 ネットワークからの盗聴、なりすまし 記憶媒体からの漏洩:クラウド・SD カード・保存データからの漏洩 偶発に異なる利用者に利用 ネットワークで同期により漏洩

(5)

データを異なるところに転送 データ紛失 災害によりデータが利用できなくなる (5)個人情報、プライバシーの扱い 個人情報とは、「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他 の記述等により特定の個人を識別することができるもの。(他の情報と容易に照合することができ、 それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。) — 個人情報保護法第 2 条 1 項 なお、死者に関する情報が、同時に、遺族等の生存する個人に関する情報でもある場合には、当 該生存する個人に関する情報となる。また、「生存する個人」には日本国民に限られず、外国人も含 まれるが、法人その他の団体は「個人」に該当しないため、法人等の団体そのものに関する情報は 含まれない。(ただし、役員、従業員等に関する情報は個人情報。) — 個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン プライバシー(私事、私生活、秘密)とは、人格権として認められた言葉で、個人の私生活に関 する事柄やそれが他から隠されており干渉されない状態を要求する権利をいう。すなわち自己情報 コントロール権、言い換えれば自己決定権であり、静穏のプライバシー権とは「一人でいさせても らう権利」たとえば「電車やバスの中で聞きたくもないにもかかわらず大きな放送を聞かされるこ とにより心がかき乱されることがない利益」とのことである。 〈「MCS」上で、取り扱う個人情報の例〉 ・患者さんの日々を支えるための情報 ・状況報告、その日の出来事の連絡 ・患者の状態報告(バイタル情報) ・患者に生じた問題、それに対しおこなった処置の報告 ・処置に関する支援要請、指導要請 (6)写真の取り扱いについて 写真を撮影する場合、またはその写真を「MCS」に投稿する際には、以下の事項に注意し、個人 情報の漏洩、プライバシー侵害が起こらないようする。 ・写真の位置情報等のメタ情報に注意を払う。 ・顔全体の写真を投稿しない。 ・できるだけ狭い範囲(病巣など)の写真にする。 ・他人の写真を本人の許可無く投稿しない。 ・風景等の写りこみによる個人情報漏れに注意を払う。 (7)多職種連携での「MCS」の 利用は欲張らない 詳細な情報や、機微の情報を取り扱う場合は、別の手段としてFAX、電話、手紙、訪問など、状 況によって使い分け、「MCS」は、介護のための情報共有の場と割り切ることが大切である。 直接話すのは、敷居が高いが、「MCS」で情報交換しているうちに、その敷居も低くなる。

(6)

6 岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」利用申込書 岐阜県医師会 会長 小林 博 殿 本医療機関において、岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」を利用した情報共有を行いたいので、 申し込みます。 平成 年 月 日 医療機関名: 医療機関住所:〒 - 医療機関電話番号: 医療機関FAX 番号: 医療機関メールアドレス 管理者氏名: 印 記 利用者名簿 所属 職 種 氏 名 メールアドレス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ※ 複数のスタッフでのメールアドレスの共有はセキュリティ上認められません。 岐阜県医師会は、本利用申込書の原本を保持し、医療機関は、本利用申込書の複写を保持すること。 【提出先】〒500-8510 岐阜県岐阜市薮田南三丁目5-11 岐阜県医師会事務局 Tel :058-274-1111 Fax:058-271-1651 <別紙様式1> 医療機関 岐阜県医師会

(7)

岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」利用に係る連携守秘誓約書(医療機関用) 岐阜県医師会 会長 小林 博 殿 第1条(連携情報保持の誓約) 私は、岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」(以下、「MCS」)を利用する医療機関の管理者として、 「MCS」を使用した連携業務を行う従事者(以下、従事者とする。)が法令(法律、政令、省令、条例、 規則、告示、通達、事務ガイドライン等を含みます)を遵守するとともに、「岐阜県医師会多職種連携ツ ール「メディカルケアステーション(MCS)」運用ポリシー」に基づき、以下の情報(以下、「連携情報」 という。)の一切を許可なく開示、漏えい又は使用しないよう管理することを誓約します。 ① 患者、患者の家族及び連携業務に関わる者並びにこれらの関係者の一切の個人情報(氏名、生年月 日、住所、病歴、治療歴、提供するサービスの計画、提供したサービス内容等のほか、特定の個人 を識別することができるものを含みます。) ② その他連携業務内で知り得た情報(患者、患者の家族及び連携業務に関わる者並びにこれらの関係 者の一切の情報はもちろんのこと、それ以外の連携業務内における情報も含みます。) ③ その他業務に関連して知り得た情報(業務に関連して第三者から提供された情報を含みますがこれ に限られません。) 第2条(連携情報の管理等) 1 私は、従事者が連携情報(紙媒体のものだけでなく、電子データも含みます。)を使用するにあた って、連携情報を許可なく複写したり、外部に持ち出したり、又は外部に送信したりしないように 注意します。 2 私は、機器(スマホ、タブレット、携帯電話やパソコンなどを含みますがこれらに限りません。) を業務で使用する場合には、運用ポリシーに基づき機器の管理を行います。また、許可を得た機器 に保存されている情報については、業務上不要となった時点で速やかに消去するものとします。 3 私は、従事者に対して個人情報保護やIT 機器のセキュリティについて定期的に教育を実施します。 第3条(利用目的外での使用の禁止) 私は、当該情報を連携業務以外で利用しないものとし、患者その他の第三者のプライバシー、その他 の権利を侵害するような行為を一切しないものとします。 第4条(業務情報保持の誓約) 私は、「MCS」を使用した連携業務を終了した後も、業務情報の一切を、開示、漏えい又は使用しな いことを誓約します。 岐阜県医師会は、本誓約書の原本を保持し、医療機関は、本誓約書の複写を保持すること。 平成 年 月 日 医療機関名 医療機関所在地 管理者氏名 印 医療機関 <別紙様式2> 岐阜県医師会

(8)

8 業務情報保持に関する誓約書 (岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」を使用した連携業務を行う業務の従事者用) 医療機関名 管理者名 殿 (業務情報保持の誓約) 第1条 私は、貴医療機関の患者に対して岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」(以下、「MCS」)を使 用した連携業務を行う従事者として、法令(法律、政令、省令、条例、規則、告示、通達、事務 ガイドライン等を含みます。)及び貴医療機関の諸規定(就業規則、マニュアル等を含みます。) を遵守するとともに、以下の情報(以下、「業務情報」といいます。)の一切を、貴医療機関の許 可なく、開示、漏えい又は使用しないことを誓約します。 ① 患者、患者の家族及び貴医療機関に関わる者並びにこれらの関係者の一切の個人情報(氏名、 生年月日、住所、病歴、治療歴、提供するサービスの計画、提供したサービス内容等のほか、特 定の個人を識別することができるものを含みます。) ② その他貴医療機関で知り得た情報(患者、患者の家族及び貴医療機関に関わる者並びにこれら の係者の一切の情報はもちろんのこと、それ以外の貴医療機関で知り得た情報も含みます。) ③ その他業務に関連して知り得た情報(その他業務に関連して第三者から提供された情報を含み ますがこれに限りません。) (情報の管理等) 第2条 1 私は、貴医療機関の業務に関連して取得する情報(紙媒体のものだけでなく、電子データも含みま す。)を貴医療機関の許可なく複写したり、外部に持ち出したり、又は外部に送信したりしないもの とします。 2 私は、貴医療機関から貸与を受けた機器(スマホ、タブレット、携帯電話やパソコンなどを含みま すがこれらに限りません。)以外の機器を業務で使用する場合には、必ず貴医療機関の書面による許 可を得るものとし、許可を得た機器以外の機器に情報を保存しないものとします。 また、許可を得た機器に保存されている情報については、業務上不必要となった時点で速やかに消 去するものとします。 3 私は、貴医療機関のシステムにアクセスする際に、与えられたアクセス権限を超えた操作を行った り、不正な手段を用いてアクセスを行ったりしないものとします。 (利用目的外での使用の禁止) 第3条 私は、当該情報を貴医療機関が定める目的以外で利用しないものとし、患者その他の第三者のプ ライバシー、その他の権利を侵害するような行為を一切しないものとします。 (業務情報保持の誓約) 第4条 私は、貴医療機関の患者に対して「MCS」を使用した連携業務を終了した後も、業務情報の一切 を、貴医療機関の許可なく、開示、漏えい又は使用しないことを誓約します。 医療機関は、本誓約書の原本を保持し、従事者は、本誓約書の複写を保持すること。 平成 年 月 日 住所 氏名 印 従事者 医療機関 <別紙様式3>

(9)

岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」を使用する際の個人情報使用同意書 (患者さんあるいは患者家族用) (個人情報使用の目的) 1 在宅療養中の患者さんを支えるためには、医療・介護・福祉に関わる施設及び職種の間(病院・診療 所、歯科診療所、薬局、訪問看護ステーション、ケアマネジャー、デイサービス、ヘルパー等)で、 患者さんに関する医療介護情報を頻繁に、緊密に情報交換する必要があります。そのため、患者さん にかかわる医療介護福祉関係者は、IT を活用した連絡手段である岐阜県医師会多職種連携ツール 「MCS」(以下、「MCS」)を用いて、患者さんの個人情報を交換します。 (使用するIT を活用した連絡手段) 2 多施設・多職種の間で、患者さんの情報をやりとりするための連絡手段として、スマホ、タブレット、 パソコンなどを使用してインターネットで安全に連携できる、医療介護専用に開発され、情報漏洩に 対する安全性が高く、しっかりした管理ができる完全非公開型・医療介護専用SNS「メディカルケア ステーション」(株式会社日本エンブレース提供)を使用します。 (使用にあたっての条件) 3 患者さんの個人情報のやりとりは、前述した目的の範囲内で必要最小限の関係者及び内容にとどめ、 情報提供の際は関係者以外には決して漏れることのないよう細心の注意を払います。「MCS」で扱う 個人情報は、個人情報保護法に基づき適切に管理します。 患者さん及びその家族に利用料金がかかることはありません。 (やりとりされる情報について) 4 やりとりされる情報については、以下のとおりです。 患者氏名、生年月日、年齢、住所、電話番号、病歴、病名、 治療や検査の内容(薬剤、処置、血液検査や画像検査の結果など) 日々の患者さんの状態(褥瘡などの体の写真やビデオを含む) 関係する医療・介護・福祉施設の情報 その他、医療・介護・福祉に付随する情報 (患者さんが有する権利) 5 患者さんは、「MCS」において使用する、あるいは使用された情報の扱いについて、以下の権利があ ります。 ・交換された情報の修正あるいは消去を求めることができる。 ・ある特定の情報のやりとりを拒否する ・患者さんに関する「MCS」の利用の停止を求めることができる。 (問い合わせ先) 6 お問い合わせは、下記の連絡先にご連絡願います。 岐阜県医師会事務局 〒500-8510 岐阜市薮田南三丁目 5-11 TEL:058-274-1111 FAX:058-271-1651 医療機関は、本同意書の原本を保持し、患者さんあるいは患者家族は、本同意書の複写を保持すること。 (西暦) 年 月 日 私は、上記事項について説明を受け、いずれも同意します。 <患者> 氏 名 ㊞ 住 所 <家族> 氏 名 ㊞ 住 所 [注:在宅をサポートする家族1名以上を記載することを想定しています。] <別紙様式4-1>

(10)

10 患者さんの個人情報の利用目的 1 当施設での利用 (1) 患者に提供する医療サービス (2) 医療保険事務 (3) 入退院等の病棟管理(もし必要があれば) (4) 会計・経理 (5) 医療事故等の報告 (6) 患者への医療サービスの向上 (7) 当施設での医療実習への協力 (8) 医療の質の向上を目的とした当施設での症例研究 (9) その他患者に係る管理運営業務 2 当施設外への情報提供としての利用 (1) 他の病院、診療所、薬局、訪問看護ステーション、介護事業者等との連携 (2) 他の医療機関等からの照会への回答 (3) 患者の診療のため、外部の医師等の意見・助言を求める場合 (4) 検体検査業務等の業務委託及びその他の業務委託 (5) 家族等への病状説明 (6) その他患者への医療提供に関する利用 (7) 保険事務の委託 (8) 審査支払機関へのレセプトの提供 (9) 審査支払機関または保険者からの照会への回答 (10) その他医療・介護・労災保険・公費負担医療等に関する診療費請求のための利用及びその照会に 対する回答 (11) 事業者等から委託を受けた健康診断に係る事業者等へのその結果通知 (12) 医師賠償責任保険等に係る医療に関する専門の団体及び保険会社等への相談又は届出等 (13) その他患者への医療保険事務に関する利用 (14) 患者個人を識別あるいは特定できない状態にした上での症例研究、発表及び教育 3 その他の利用 (1) 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料 (2) 外部監査機関への情報提供

(11)

患者・患者家族の岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」利用申し込みおよび利用誓約書

医療機関名 管理者氏名 殿 岐阜県医師会多職種連携ツール「MCS」(以下、「MCS」)を利用した情報共有を行いたいので、 申し込みます。 記 第1条(「MCS」使用にあたっての確認事項) (1) 私あるいは私の家族が私の担当多職種の方々との連絡網にこの連携ツールを使用することの許可 を求めます。 (2)連絡網としては電話、FAX、手紙など他の手段もあることから、連絡網の一つとして補完的に使 用するものと考えます。 (3)この連携ツールを使っての連絡は必ずしも即時の返答が得られないこともあることを了承します。 緊急の場合あるいは機微な情報の場合は他の連絡手段も考慮します。 第2 条(「MCS」使用時のセキュリティ確保のための誓約) 私は、「MCS」利用するにあたり、連携ツール内の情報セキュリティ確保のため、以下の末端機 器セキュリティ対策手順を遵守することを誓約します。 第3 条(使用末端のセキュリティ対策) (1)使用する端末は、据え置き型のパソコン(PC)を原則使用します。 (2)使用する端末には、起動時パスワード(英数混合8 文字以上)を設定します。 システムログイン時にもパスワード(英数混合8 文字以上)を設定します。 設定にあたっては推定しやすいパスワードを避け、定期的にパスワードを変更します。 (3) パスワードはメモを残したりせず、人目にふれないように細心の注意を払ってユーザー個人が管 理し共有しません。 (4)一つの ID を複数人で共有しません。 (5)パスワードは、英数混合8ケタ以上とし、定期的(最長で2か月に1回)に必ず変更します。 (6)利用が終わったら必ずログアウトします。 (7)離席時にも必ずログアウトします。 (8)情報機器には、例えばファイル交換ソフト(Winny 等)をインストールしません。 (9)情報機器には適切なウイルス対策ソフトをインストールします。 (10)OS(Operating System)、ソフトウェア等のアップデートには逐一早めに対応します。 (11)端末の標準アプリ提供サービス(iOS なら App Store、Android なら Android マーケット)以外

からのアプリは導入しません。 (12)ブラウザは ID やパスワードを記憶する設定にしません。 (13)情報を複写したり、外部に持ち出したり、又は外部に送信したりしないように注意します。 医療機関は、本誓約書の原本を保持し、患者・患者家族は本誓約書の複写を保持すること。 平成 年 月 日 患者: 印 「MCS」利用者: 印 患者との続柄: 住所:〒 - 電話番号: FAX 番号: メールアドレス <別紙様式4-2>

参照

関連したドキュメント

当社は、お客様が本サイトを通じて取得された個人情報(個人情報とは、個人に関する情報

の総体と言える。事例の客観的な情報とは、事例に関わる人の感性によって多様な色付けが行われ

と言っても、事例ごとに意味がかなり異なるのは、子どもの性格が異なることと同じである。その

このような情念の側面を取り扱わないことには それなりの理由がある。しかし、リードもまた

「系統情報の公開」に関する留意事項

在宅医療の充実②(24年診療報酬改定)

層の項目 MaaS 提供にあたっての目的 データ連携を行う上でのルール MaaS に関連するプレイヤー ビジネスとしての MaaS MaaS

各サ ブファ ミリ ー内の努 力によ り、 幼小中の 教職員 の交 流・連携 は進んで おり、い わゆ る「顔 の見える 関係 」がで きている 。情 報交換 が密にな り、個