仙北市立角館小学校
第4学年竹組
学級活動指導案
指導者 塩谷 貴 H27.11.17(2校時) 1 議 題 「4竹ボールでなかよくなろう」 <(1)のア> 2 議題について (1) 児童の実態(男子12名,女子13名,計25名) 本学級の児童は明るく元気で,学習活動にも一生懸命に取り組んでいる。休み時間は,短い時間 であっても外遊びや体育館での遊びを積極的に行う児童が多く,体を動かしたり友達と一緒に遊ん だりすることを楽しみにしている。だが,一人一人の考え方の違いが大きく,休み時間の遊び方で 意見の相違があったり,他の人の考え方を受け入れられずにトラブルになったりすることもある。 3年生までの学級活動では,計画委員を順番に経験したりお楽しみ会を計画したりしてきた。自 分たちが立案・計画し,それを実践してきたことに楽しみを感じており,学級活動にも前向きに取 り組もうとする児童が多い。しかし,積極的に意見を発表する児童がいる一方で,ほとんど発表し ない児童もいる。また,自分の意見を一方的に主張したり,他の人の発表の途中で口を挟んでしま ったりするなど,話合いのルールを守れない場面も見られる。 4年生では,学級のみんなが楽しくなるためにはどうするとよいか,学級がもっとよくなるには どんなことをしたらいいのか,という目的意識を常にもたせながら議題集めや話合い活動,実践を 行ってきた。当初は話合いの議題から逸れてしまったり,時間が超過してしまったりすることもあ ったが,次第に目的に向かって話合いを行うことができるようになってきた。また,話合い活動や 実践を多く経験することによって,自らの意見を主張することの楽しさや自分と他者との意見の相 違を認め,よりよい方向へ進めようとする意識も見られるようになった。今後は,これまでの経験 を生かした上で,発表の根拠や理由を明確にし,それらを常に意識しながら話合いを進めたり,自 らの意見を主張しつつも,互いの意見を尊重し合いながらよりよい集団決定を行えるようにしたり していきたい。 (2) 議題選定の理由 本議題は,冬季間になると休み時間の遊び方に制限が生まれることや,各学級に配布されている ビニールボールの使い方がまだ明確でないことから,多くの児童の必要感から選定されたものであ る。 本校は全校児童数が500名程度の中規模校であるが,児童数の割に自由に遊ぶことのできるス ペースに限りがあり,遊び方がかなり限定的になってしまっている。天気の良い日であれば外に遊 びに行くこともできるが,遊び場までの距離が遠いこと,他学年との共有スペースであることから なかなか自分たちの遊びたいことをできずにいる。また,休み時間には体育館も使用できるが,学 年別に朝休み,長休み,昼休み毎に使用時間が割り振られていて,使用できる回数は1週間にほん の数回程度しかない。さらに工事のため9月からは体育館が使用不可になってしまい,雨の日など は外でも体育館でも遊ぶことができず,室内遊具での限定的な遊びしか行えなくなってしまってい るのが現状である。12月には再び体育館が使用できる予定であることから,これまでの遊び方に加 えて,ボールを体育館で使う際の遊び方や約束など,もっと休み時間をみんなで楽しく過ごすこと のできる工夫が可能な議題であると考える。 話合いでは,学級目標「明るい笑顔 なかまと助け合う やさしい4竹」に基づきながら,「み んながなかよく遊べるようなボールの遊び方」を考えていく。常に学級全体のことを考え,相手の 立場を考えながら話合いに参加していこうとする姿勢を大切にしていきたい。そして,どんな遊び 方であればクラスみんなが明るく笑顔になれるのか,みんなが参加し,なかよくなるにはどうすれ ばよいのかを常に考えさせながら話合いに取り組ませていきたい。話し合うことは,「どんなボー ル遊びがよいか」,「ボールを使うときのやくそく」の2点とする。一部の人だけがボールを使える のではなく,遊びたいと思ったときにクラスみんながいつでも,誰でも遊べる遊び方を目指して, 進んで発表したり自分と他の人の意見を比べ合ったりしようとする姿勢を大いに認めていきたい。 そして話合いを通して,互いを尊重する気持ちや思いやる気持ちをさらに深め,自分たちの力でよ りよい学級生活を創っていこうという自主的,実践的な態度をさらに育んでいきたいと考える。3 第3学年及び第4学年の評価規準 集団活動や生活への 集団の一員としての 集団活動や生活についての 関心・意欲・態度 思考・判断・実践 知識・理解 学級の生活上の問題に関心を 楽しい学級生活をつくるため みんなで楽しい学級生活をつ もち,他の児童と協力して意欲 に話し合い,自己の役割や集団 くることの大切さや,学級集団 的に集団活動に取り組もうとし としてのよりよい方法などにつ としての意見をまとめる話合い ている。 いて考え,判断し,仲良く助け 活動の計画的な進め方などにつ 合って実践している。 いて理解している。 4 事前の活動【計画委員会と学級全員の活動】 日時 児童の活動 計 計画委員会 指導上の留意点 目指す児童の姿 全 学級全員 と評価方法 提 提案者 11 月 4 日 全 ・選定した議題について,全員に (水) ・事前に選定されていた,よ 知らせる。 帰りの会 りよい議題を確認する。 11 月 5 日 計 ・計画委員の提案をもとに全員で 【関心・意欲・態度】 (木) ・提案者を選定する。 議題を確認し,意欲を高める。 ・学級目標を実現す 長休み ・次の議題の承認を得る。 ・議題を提案した人の中から,よ るために話し合う 帰りの会 ・役割分担と提案者を知らせ り深い思いや根拠を示した人に ことを再確認し, る。 提案者を依頼させる。 議題の意義を感じ 取っている。 11 月 6 日 計 提 ・みんなに提案の趣旨が伝わるよ <議題カード・観察> (金) ・提案理由を確認する。 うな,分かりやすい提案理由に 朝の活動 ・話合いのめあてを決める。 なるように助言する。 ~ ・活動計画を決定して,学級 ・提案者の提案理由に沿って,話 11 月 9 日 活動ノートを作成する。 合いのめあてを決定する。 (月) ・学級会コーナーに活動計画 ・ボール遊びの開始日時,条件, 朝の活動 を掲示する。 話し合うこと等を明示し,話合 【知識・理解】 いの見通しを持たせる。 ・「みんながなかよく 楽しく遊べるボー ル遊び」をするた 11 月 10 日 全 ・条件を共通理解させる。 めに話し合わなけ (火) ・学級活動ノートに自分の考 ・提案理由の大事な言葉や,話合 ればいけないこと 朝の活動 えを記入する。 いのめあてを意識しながら考え や,話合いの準備 昼休み るように,助言する。 の仕方を理解して 計 提 いる。 ・活動計画書を書く。 <活動計画> 11 月 11 日 計 ・司会・副司会は,意見に目を通 (水) ・全員の学級活動ノートに目 して一人一人の事前の意見を把 長休み を通す。 握しておくが,必ずしもそれに 昼休み とらわれなくてもよいことを伝 ~ えておく。 【思考・判断・実践】 11 月 13 日 ・黒板記録は,ノート記録と協力 ・みんながなかよく (金) しながら意見カードを作成し, 楽しく遊べるよう 昼休み 黒板貼付に備える。 な意見を考え,ど んな遊び方や約束 があるかを考え,
11 月 16 日 全 ・配布前に教師からの励ましの言 ノートに書いてい (月) ・ 学 級 活 動ノ ー ト を受 け 取 葉を書き添えておき,話合いに る。 帰りの会 り,教師からの言葉や自分 参加する意欲を高める。 <学級活動ノート> の考えを確認する。 ・提案理由や話合いのめあてを再 確認しながら,自分の考えを確 認しておくよう助言する。 11 月 16 日 計 ・全員の学級活動ノートを確認し (月) ・話合いの進行の仕方を確認 ながら準備したことをもとに, 放課後 する。 話合いの見通しをもたせる。 5 本時の展開 (1) 本時のねらい ○みんながなかよく遊べるようなボールの遊び方を考えることができるようにする。 (2) 児童の活動計画 当日配布
(3) 教師の指導計画 話合いの順序 指導上の留意点 目指す児童の姿と評価方法 1 はじめのことば 2 役割しょうかい ・一人一人が,自分のめあてを言えるように 指導しておく。 3 議題の確認 4 提案理由と話合い ・提案者の思いを全員が理解し,話合いの指 のめあて確認 標となるように指導し,めあてと連動させ ておく。 5 決まっていること確認 【思考・判断・実践】 6 話合い ・提案理由やめあてを意識し,みんながなか よくなれるようなボール遊びを考えていく ・提案理由を自分の意見の ①どんなボール遊び よう助言する。 拠りどころとし,みんな がよいか ・根拠をはっきりさせて発表させ,聴く側も がなかよく楽しく遊べる 根拠に注意して聴くようにさせる。 ような遊び方を考え,発 ②ボールを使うとき 言している。 のやくそくの確認 ・自治的活動の範囲を超えそうなときは,必 <観察・学級活動ノート> 要に応じて助言する。 ・できるだけたくさんの人の考えを引き出す ・計画委員としての役割を ように指名することを助言する。 自覚し,楽しい学級生活 をつくるための集団決定 ・自分の考えのみに固執せず,互いの考えに ができるよう,協力して 耳を傾けながら,無理なく公平に折り合い 会を進行している。 7 決まったこと発表 をつけさせていく。 <観察・活動計画> ・少数意見も大切にし,納得した上で決定に つなげていく。 8 振り返り ・自分の反省と共に,友だちの頑張りやよさ にも目を向けさせる。 9 先生の話 ・提案理由を意識した発言や学級全体を考 えた建設的な発言を大いに称賛する。 ・計画委員にねぎらいの言葉をかけ,実践 への見通しをもたせながら意欲を高める。 10 おわりのことば 6 事後の活動 日時 児童の活動 指導上の留意点 目指す児童の姿 と評価方法 11 月 18 日 ・決まったことを学級会コー ・ノート記録を生かし,必要な【関心・意欲・態度】 (水) ナーに掲示する。 部分を補足掲示する。 ・決まったことを守 朝の会 ろうとしたり,実 休み時間 践に進んで取り組 放課後 もうとしたりして 12 月 16 日 ・感想等を振り返りカードに ・話合いで決まったことを大切 いる。 (水)~ 記入する。 にして実践するよう呼びかけ <観察> 12 月 21 日 る。 (月) ・自分たちの力でよりよい学級【思考・判断・実践】 朝の活動 生活をつくろうとして頑張っ ・みんなで決めたこ たことを価値付けする。 とを大事にしなが らボール遊びをし ている。 <観察・振り返り カード>
板書 1 (黒板右柱 :学級会 コーナー) 板書 2 (黒板) 議題 四竹ボー ルでなかよくなろう 第十 一回 わかば会議 話し合う日 十 一月十七日 (火)二時間目 議題 四竹ボー ルでなかよくなろう 提案理由 雨 の日が多くな ってき て,外 で遊ぶ めあ て みんながボー ルを使 って,体育館 でなかよく ことができなくな ってきました。 これ 遊 べるゲームや遊び方を考えよう。 から体育館で遊ぶことがふえてくるこ し,またクラ スのボー ルがわたされた ので,みんながボー ルを使 って,体育 館でなかよく遊 べるような遊び方を決 めた方が いいと思 って,提案しました。 話し合うこと 決ま っていること ①遊ぶ日時は十二月十六日 水( )の朝と ①どんなボー ル遊びがよいか 二十 一日 月( )のお昼休み ○ド ッジボー ル だれでも ルー ルを知 っている ② 一週ず つ松,竹,梅が体育館 の半分 かんたん を使える ○ ハンドベー スボー ル ③ボー ルをけ って遊ぶことはできな い 体育 で勉強したから知 っている 野球ににておもしろい 話合 いのめあて みんながボー ルを使 って,体育館で ○バレーボー ル テレビで見ておもしろそう なかよく遊 べる遊び方を考えよう。 ○ド ッジおに ド ッジボー ルとおにご っこが同時にでき る 話し合う こと ①どんなボー ル遊びがよいか 他 ②ボー ルを使うとき のやくそく ②ボー ルを使うとき のルー ル 確認( ) ○ボー ルの準備や後片付け のしかた ○遊ぶとき のち ゅう い ○ボー ルをおいておく場所 7 板 書 計 画 ( 板 書 1 と 板 書 2 は 連 続 ) みんなが な かよく