報告
「よく見る番組とその番組の特徴」から見た
9歳児童のテレビ視聴
中井俊朗・堀川伸一
§1.子ども本人アンケート「よく見る番組とその番組の特徴」について
第 10 回郵送調査(2012 年1月実施)の「子ども本人質問紙調査」(以下「本人アンケート」) では、第9回調査(2011 年1月実施)と同じく、テレビで「よく見る番組」を3つまで挙げる 自由記述式質問、および挙げた番組それぞれについて、選択肢の中からあてはまるものを複数選 ぶ質問を行った。今年の複数回答式質問は、よく見る番組として挙げた番組の「特徴」を答える もので、その選択肢は以下の通りである(選択肢の順番は、調査票とは若干異なる)。 1.楽しく、ゆかいになる 2.おかしくて、思わず笑ってしまうことがある 3.意外なこと・ふしぎなことが起こって、びっくりする 4.ハラハラ・ドキドキする 5.感動する(ジーンとくる・見てよかったと心から思う) 6.ほっとした気持ちになる 7.(家族や友だちなどとの)心のつながりのたいせつさを教えてくれる 8.思いやりや勇気など、人にとってたいせつな気持を教えてくれる 9.どりょくすることのたいせつさを教えてくれる 10.知らないことを教えてくれる 11.登場人物やキャラクターがかっこよくて、あこがれる 12.友だちに話してあげたくなる 13.あてはまるものはない 「よく見る番組とその番組の特徴」質問の問題意識は以下の通りである。 (1) 子どもがよく見る番組は、学年(3年生か4年生)によって差はあるのか、出生順によっ て差はあるのか、また番組ごとに男女差はどの程度なのか。特徴を見出すことができるのか。 回答状況は以下の通りであった。 ⃝本人アンケート有効票総数 829 票 そのうち、 a)番組を3つ挙げた有効票数 661 票 b)番組を2つ挙げた有効票数 94 票 c)番組を1つ挙げた有効票数 23 票 d)番組を1つ以上挙げた有効票総数(a + b + c) 778 票 e)番組1つを1票とする、延べ有効票総数 (= a ×3+ b ×2+ c ×1) 2194 票 回答欄は、番組名回答(記述式)と特徴に関する回答(選択式)とがワンセットになってい る。 無効としたのは、①回答した番組ないしは番組種別が特定できない場合、② 1 つの番組名回答 欄に複数の番組を挙げて、全体で3本以上の番組を挙げた場合、である。 1つの番組名回答欄に複数の番組が記入されていても、質問全体で挙げた番組が3本以内であ れば番組名のみ有効とし、番組特徴の複数選択式回答は無効とした。 また、回答した番組が一定のジャンル(「サッカー中継」「ニュース」など)、ないしはグルー プ(「嵐の出る番組」)として確認できる場合は有効としたが、曖昧な場合は(例:「かっこいい もの」)無効とした。
§2.子ども本人が答えた「よく見る番組」上位番組
まず、多くの子どもが「よく見る番組」として挙げたのはどんな番組だったのか。今回の調査 で回答した子どもが多かった順に上位 30 番組を表1に示す。また、参考として、第9回調査の 上位 30 番組を掲げる。なお、第9回調査で、番組を1つ以上上げた有効票数(上記dに当た る)は 791 票、延べ有効票数(上記 e に当たる)2251 票であった。【表1】 本人アンケート「よく見る番組」上位 30 番組 ◆第10回調査(9歳)の結果f¦Eßěëĝü¨Ù¶gÛW_©W_ ğW_/Ò[;ÌĠ ÷áüĘ W_òĒěĘ * @= v!? ;9o ¥[; >-[; >-z - >- čëúüđěó÷ĝĊóüâáúñē ßÿĐ ûęH D Ĥ ý˰ÖÝ ßÿĐ ûęC s Ĥ áþôĎáęĈěĨĬ ßÿĐ ûęH Q Ĥ ğĚěĆĝóĠ ßÿĐ ćò = Ĥ øěČĝĘ2N ßÿĐ ûęH Q Ĥ Ģ < 6íþě ßÿĐ =ûę Ĥ êęĕě»ÝÂ×Ý ßÿĐ ûęC s Ĥ 3Ğ1FȯÐÄ ăĖäûàĝ =ûę Ĥ VËIÅÓÆáúûĞ ăĖäûàĝ =ûę = Ĥ pm ăĖäûàĝ ćò Tx w Ģ ¢ + ăĖäûàĝ ćò D Ĥ ĆĖĐèĝā #ÈÖ·ûęH Bıs Ĥ čëđěóĎúñēĞ #ÈÖ·ûęH = Ĥ üėí ßÿĐ ćò = Ĥ Ģ < ïðäºÝ ßÿĐ ćò = Ĥ ÀÓ¹ÃÂĞ ßÿĐ ûęH B Ĥ ßáĜçĝėĝ ýĖĎ ûę Ĥ ġ V·À®5L ăĖäûàĝ =ûę Ĥ ÂÏÓÛ#Â×Ý ßÿĐ ćò = Ĥ ħĥĩĭݦĮĥĩĪğćãßėĝûáĘĠ ßÿĐ ûęH Ĥ īĥĭįĮĬY{ ßÿĐ ûęH D Ĥ %6»ßýĊěùĒĝlh´ăüĘĮĬĭĦĞ ăĖäûàĝ =ûę B Ĥ Ģ < yĖáøĝćåĝö T7 ûęC = Ĥ +Ê»Ø³Ü ăĖäûàĝ =ûę Ĥ ßÿĐćÞáĜĈęáěĜZËĄôĘ ßÿĐ ûę = Ĥ < t ßÿĐ ûęH B Ĥ ġ ßÿĐÎļËñĔĝě ßÿĐ ûę Ĥ ġ ßÿĐċěéěôģ ßÿĐ ûę = Ĥ ġ raûęą)jĜçĝĀĝñĔě ýĖĎ b Bı Ĥ øĝâàě³GÀĞU´ÖË<j :} b = Ĥ 9o?̧q,Ë9o?w ¨ yĖáøĝ¦ćåĝö©¨raûęą)j©ÌW_JÇ»Å̼Á³§ '³XÉÛ >-zËO˨<©Ì-.Ë<W_§¨ġ©Ì4¸À#ÈÖ³[§z̨©ÇÔɽ ªc«]kK`IËi^ ğW_nÒ[;ÌĠ ÷áüĘ W_òĒěĘ * @= v!? 9o; ¥[; čëúüđěó÷ĝ¦Ċóüâàúñē ßÿĐ ûęH D Ĥ ý˰ÖÝ ßÿĐ ûęC s Ĥ áþôĎáęĈě ßÿĐ ûęH Q Ĥ ĆĖĐèĝā #ÈÖ· ûęH Bıs Ĥ čëđěóĎúñē #ÈÖ· ûęH = Ĥ ÀÓ¹ÃÂĞ ßÿĐ ûęH B Ĥ (&lh´ăĖäûà¦eìĝď ăĖäûàĝ =ûę Q Ĥ ¢ + ăĖäûàĝ ćò D Ĥ VËIÅÓÆáúûĞ ăĖäûàĝ =ûę = Ĥ 3ÅÜ϶ݣ #ÈÖ· :d BıD Ĥ ïðäºÝ ßÿĐ ćò = Ĥ ĜĚěĆĝó ßÿĐ ćò = Ĥ 31FȯÐÄ ăĖäûàĝ =ûę Ĥ 6íþě ßÿĐ =ûę Ĥ ýĖîěČĝĘ8 ßÿĐ ćò = Ĥ Đ÷ĘćÞáüĊáĈęĝý¦S ßÿĐ ûęH = Ĥ yĖáøĝæĝô T7 ûęC = Ĥ ÂÏÓÛ#Â×Ý ßÿĐ ćò = Ĥ ¤¡ ßÿĐ ûęH Ĥ òēäĘċúü¦ÅÝ¶Û ßÿĐ ûęH Ĥ ßÿĐÌɲÃÍ ßÿĐ :d Bıs Ĥ óûàúù¦¾ÃÇA~Ëüđøù ßÿĐ ûęC R Ĥ
第 10 回調査の上位3本の番組は第9回調査時と同じ顔ぶれで、引き続きよく見られている が、子ども全体に占める割合から見て、「ポケットモンスター ベストウィッシュ」と「イナズ マイレブン(GO)」を挙げた子どもは減少している。そのほか、「ピラメキーノ」「ポケモンサン デー」「たまごっち!」なども、回答した子どもの割合が減少した。 回答した子どもの割合が第9回調査より増えたのは、「ONE PIECE(ワンピース)」「名探偵 コナン」「クレヨンしんちゃん」「天才!志村どうぶつ園」などである。子ども向けの番組は、視 聴するのに適齢時期があり、その番組を「よく見る」と回答した子どもの割合の経年変化は、子 どもの成長と無関係ではないはずで、たとえば、家族向けバラエティー番組を見始めたことは、 子どもがそのような番組を見て楽しむ年齢に達したことを示していると言えよう。 なお、本人アンケートの「よく見るテレビ番組」の調査結果はよく見る番組を3本まで挙げ る、という制限があり、保護者が子どものメディア接触の1週間を記録する「視聴日誌調査」の 視聴率上位番組とは順番等が、当然異なっている。視聴日誌ベースの視聴率上位 30 番組(今回 調査)を表2に示す。 【表2】 視聴日誌調査(10 歳):視聴率上位 30 番組
本人アンケート「よく見る番組(3本まで)」に回答する子どもは「よく見る」という自覚の 強い順に番組名を挙げていくことが推測され、その前提に従えば、印象度の強い番組ほど上位に 来ることが考えられる。 これまでの視聴日誌調査の結果から、視聴するテレビ番組の男女差は、3、4歳のころから次 第に顕著になることがわかっているが、今回の「本人アンケート」でも性差のある番組は多くを 数える。 また、今回は、番組のそれぞれについて、回答した子どもの学年および出生順(年上のきょう だいがあるかどうか)によって差があるのかどうかについても調べてみた。その結果、いずれの 番組についても学年による差は無く、若干の番組について出生順による差が見られた。ここでは 上位 20 番組について、男女差と出生順による比較を表3に示した。 【表3】 「よく見る番組」上位 20 番組の男女差ときょうだい順差 127 30.3 63 17.6 133 32.5 57 15.5 99 23.6 58 16.2 77 18.8 80 21.7 112 26.5 11 3.1 57 13.9 65 17.6 77 18.4 16 4.5 39 9.5 54 14.6 72 17.2 3 0.8 45 11.0 30 8.1 23 5.5 41 11.4 28 6.9 36 9.8 38 9.1 18 5.0 23 5.6 33 8.9 5 1.2 48 13.4 24 5.9 29 7.9 23 5.5 23 6.4 23 5.6 23 6.2 26 6.2 18 5.0 30 7.3 14 3.8 8 1.9 35 9.8 23 5.6 20 5.4 16 3.8 24 6.7 17 4.2 23 6.2 24 5.7 15 4.2 29 7.1 10 2.7 33 7.9 3 0.8 15 3.7 21 5.7 12 2.7 22 6.1 22 5.4 12 3.3 1 0.2 31 7.8 16 3.9 13 3.5 8 1.9 18 5.0 12 2.9 14 3.8 8 1.9 18 5.0 12 2.9 14 3.8 2 0.5 24 6.7 13 3.2 13 3.5 7 1.7 18 5.0 10 2.4 15 4.1 >** >** >** >** >** >* <** >* <** <** >** <* <* <** <* <* <** <** >* >** ** *
女子より男子の方が多く視聴している番組は、「ポケットモンスター ベストウィッシュ」「イ ナズマイレブン GO」「ONE PIECE(ワンピース)」「ダンボール戦機」など、いずれもアニメ番 組である。男子より女子の方が多く視聴している番組は、「名探偵コナン」「たまごっち!」「ち びまる子ちゃん」などのアニメ番組に加え、「天才!志村どうぶつ園」「VS 嵐」などの家族向け バラエティー番組が含まれる。 「世界の果てまでイッテ Q !」「逃走中」(以上、家族向けバラエティー番組)と「ピラメキー ノ」「ポケモンスマッシュ!」(以上、子ども向けバラエティー番組)については男女差が見られ なかった。 なお、出生順に関連して、上に兄がいるのかそれとも姉がいるのかによって差があるのかどう か調べてみたが、有意差のある番組は見出せなかった。
§3.「よく見るテレビ番組」の特徴
既述の通り、本人アンケートの質問では、「よく見る番組」として名前を挙げた番組の1つ1 つについて、番組の特徴としてあてはまるものを、「あてはまるものはない」を含めて 13 の選択 肢から選んでもらった。 特徴については、無回答ないしは回答無効の番組があり、延べ有効票数は以下の通りであっ た。 男子 1166 票 女子 994 票 合計 2160 票 まず、選択肢の項目ごとの回答数(男女別および合計)は下記の通りである(表4)。 【表4】 番組特徴の項目ごとの男女票数 ** p<.01、 * p<.05 表4 番組の特徴の項目ごとの男女票数 男女差 ※選択肢は文言を簡略化した 票数 % 票数 % 票数 % 1166 100 994 100 2160 100 631 54.1 649 65.3 1280 59.3 男<女 ** 485 41.6 538 54.1 1023 47.4 男<女 ** 498 42.7 375 37.7 873 40.4 男>女 * 484 41.5 407 40.9 891 41.3 NS 148 12.7 146 14.7 294 13.6 NS 141 12.1 98 9.9 239 11.1 NS 116 9.9 78 7.8 194 9.0 NS 201 17.2 137 13.8 338 15.6 男>女 * 205 17.6 114 11.5 319 14.8 男>女 ** 252 21.6 251 25.3 503 23.3 男<女 * 349 29.9 205 20.6 554 25.6 男>女 ** 310 26.6 320 32.2 630 29.2 男<女 ** ** p<0.01、* p<0.05 合計 女子 有効票数 楽しく、ゆかいに おかしくて笑ってしまう 意外さ・不思議さに驚く 男子 ハラハラ・ドキドキ 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを教える 人物・キャラクターのかっこよさ 友だちに話したい 感動する ほっとした気持ちに 人との心のつながりパーセンテージの数値は、有効票数全体に占める、該当項目を選んだ子どもの割合を示す。 12 項目中8項目について、男女の差が見られた。男子の方が多く答えた項目は「どりょくす ることのたいせつさを教えてくれる」「登場人物やキャラクターがかっこよくて、あこがれる」 (以上 p<.01)、「意外なこと・ふしぎなことが起こってびっくりする」「思いやりや勇気など、人 にとってたいせつな気持を教えてくれる」(以上、p<.05)、女子の方が多く答えた項目は「楽し く、ゆかいになる」「おかしくて、思わず笑ってしまうことがある」「友だちに話してあげたくな る」(以上、p<.01)、「知らないことを教えてくれる」(以上、p<.05)であった。 つまり、精神的な何らかの価値を伝える番組は男子の方が多く見ており、主人公のかっこよさ に惹かれるのは男子の方が多い。一方、楽しくなったり笑ったりする番組を見ているのは女子 で、番組に情報性を感じていたり、テレビ番組が友だちとの話題になっているのは女子の方が多 い、という結果であった。 また、番組別に、その番組を「よく見る」と答えた子どものうち、番組特徴の各項目を選んだ 子どもの割合は表5のような結果となった。 【表5】 番組別:各項目を選んだ子どもの割合 TãoGQ äcJ¢_£" jà9N7pr|U s)XGQ¢3~pyGQD*u9PztN7 áà7 p GQ¢|U Pw"%pGQD*cJn¢}"z ßÞà âàSy}pD*cJ pGQ(fu7 t ¢Lq!#pD7 fuã:GQqirt zusa|à ¸§½× 9N7yu?|p xy| Ov .Û-[e| ÃÕÃÕÛ ¾¾ / A2 + z -uÛ A Ku ¢6w ICÛ ÑÕ¯¸Ü h Wu t zBu Ͱ»½ÐÚµ¸Üʵ½¨¦»´Ò 189 63.5 33.9 35.5 37.6 9.0 10.1 3.2 13.2 16.4 8.5 29.6 24.3 3.7 ¾Õw£ 153 75.2 63.4 51.0 35.9 22.9 12.4 11.1 18.3 17.6 15.7 7.2 23.5 0.0 §¿¶Î§ØÉÚ 122 51.6 13.9 42.6 47.5 13.9 10.7 12.3 30.3 36.1 13.9 55.7 32.0 4.9 ÙÚÇܵ 92 66.3 46.7 42.4 54.3 18.5 9.8 17.4 29.3 25.0 10.9 48.9 30.4 0.0 ¹ÚÌÜ×0@ 74 44.6 13.5 51.4 55.4 8.1 13.5 13.5 32.4 24.3 10.8 66.2 36.5 5.4 5±¿Ú 63 31.7 27.0 49.2 63.5 9.5 14.3 4.8 17.5 14.3 34.9 42.9 23.8 3.2 ¯ØÔÚ££ 56 78.6 92.9 28.6 23.2 17.9 14.3 8.9 7.1 1.8 19.6 5.4 23.2 1.8 1Ý,;v 51 72.5 39.2 31.4 25.5 52.9 17.6 25.5 21.6 15.7 47.1 5.9 41.2 0.0 F=§»¼kÝ 46 87.0 84.8 50.0 43.5 8.7 2.2 4.3 10.9 15.2 54.3 8.7 39.1 2.2 ]\ 44 50.0 29.5 56.8 93.2 11.4 18.2 4.5 11.4 15.9 4.5 11.4 54.5 0.0 ml' 43 67.4 60.5 20.9 60.5 4.7 4.7 2.3 2.3 4.7 4.7 32.6 30.2 4.7 ÇÕÏÜ 38 78.9 78.9 28.9 28.9 2.6 2.6 5.3 10.5 5.3 34.2 10.5 26.3 2.6 ͰÐڵλ´ÒÝ 38 76.3 60.5 36.8 28.9 5.3 2.6 5.3 7.9 10.5 34.2 7.9 42.1 5.3 ½Ö± 34 61.8 44.1 55.9 38.2 8.8 20.6 14.7 26.5 17.6 17.6 52.9 29.4 0.0 ²³ª£ 34 79.4 58.8 14.7 17.6 2.9 5.9 14.7 5.9 2.9 14.7 8.8 11.8 2.9 Ý 28 92.9 32.1 35.7 35.7 14.3 10.7 14.3 17.9 7.1 10.7 17.9 39.3 0.0 ¥§Û¬ÜÖÜ 26 65.4 96.2 50.0 34.6 3.8 3.8 11.5 7.7 3.8 7.7 7.7 34.6 0.0 F}u4> 25 32.0 28.0 64.0 24.0 0.0 4.0 4.0 0.0 8.0 84.0 0.0 44.0 4.0 "£ 25 72.0 72.0 12.0 20.0 8.0 4.0 4.0 4.0 0.0 8.0 4.0 20.0 8.0 çåèìïoíåèéÛÈ©¥Öܼ§× 26 30.8 38.5 34.6 61.5 11.5 11.5 7.7 26.9 11.5 7.7 46.2 30.8 0.0 êåìîíëHd 23 52.2 52.2 30.4 43.5 26.1 13.0 17.4 26.1 34.8 13.0 52.2 26.1 0.0 $5¥¾ÊÚºÑÜZV{Ľ×íëìæÝ 22 63.6 45.5 36.4 77.3 0.0 13.6 0.0 0.0 18.2 27.3 4.5 31.8 0.0 bÕ§¹Üȫܷ 21 66.7 33.3 38.1 42.9 14.3 9.5 14.3 14.3 9.5 4.8 61.9 19.0 0.0 'z¡ 21 76.2 71.4 28.6 14.3 4.8 0.0 0.0 0.0 9.5 33.3 61.9 33.3 0.0 ¥ÀÏȤ§ÛÉØ§ÚÛMÅ¶× 19 5.3 36.8 57.9 63.2 5.3 15.8 15.8 10.5 15.8 36.8 36.8 26.3 0.0 `g 18 50.0 94.4 50.0 22.2 5.6 5.6 16.7 11.1 16.7 16.7 22.2 38.9 0.0 ¥ÀÏ´ÓÜÚ 18 66.7 83.3 61.1 50.0 5.6 11.1 0.0 11.1 5.6 5.6 0.0 22.2 0.0 ¥ÀÏËÚ®Ú¶á 18 77.8 77.8 50.0 50.0 0.0 0.0 0.0 5.6 0.0 5.6 27.8 22.2 11.1 ^R¼ØÆ&YÛ¬ÜÁÜ´ÓÚ 17 35.3 52.9 52.9 58.8 64.7 35.3 29.4 41.2 35.3 35.3 11.8 17.6 5.9 ¹Ü¨¦Úz<ÝE{8Y 16 31.3 6.3 25.0 18.8 37.5 18.8 6.3 6.3 0.0 93.8 0.0 31.3 0.0 GQ( 2160 59.3 47.4 40.4 41.3 13.6 11.1 9.0 15.6 14.8 23.3 25.6 29.2 3.0 ONE PIECE (ワンピース)
表に示した番組 30 本のうち、有効票数の少ない番組の結果はあくまでも参考値だが、一定の 傾向は示しているといえる。 表5をもとに番組ごとのレーダーチャートを作成し、いくつかの番組タイプにまとめて、比較 検討した。 1)アニメ・タイプ1:バトル&アドベンチャー 最初のタイプは、おもに男子向けアニメ番組で、戦い(スポーツを含む)や冒険をテーマにし たアニメ番組のグループである。番組の数がいちばん多い。 このタイプは、概ね「楽しく、愉快に」「意外さ不思議さに驚く」「ハラハラ・ドキドキ」「登 場人物・キャラクターの魅力」の項目が高い数値を示すのが特徴である。また、番組によっては 「おかしくて笑う」「思いやり・勇気」「努力の大切さ」が高く出ることがある。 このように、番組ごとに凸凹が異なるのは、番組のテイストの違いによるのであろうが、この タイプに含まれる8つの番組のレーダーチャートは似た形をしている、と言えるだろう。 なお、「仮面ライダー フォーゼ」は特撮ドラマであるが、最近、番組ジャンルの分類では、 「アニメ」と「特撮もの」を同じジャンルとして扱うことがあり、本報告でもそれに従った。 【図1】 アニメ・タイプ1:バトル&アドベンチャー 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい イナズマイレブンGO 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ダンボール戦機 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ポケットモンスター ベストウィッシュ 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい NARUTO疾風伝
0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい FAIRY TAIL 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ONE PIECE 0% 20% 40% 60% 80% 100%楽しく愉快になるおかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい トリコ 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 仮面ライダーフォーゼ
2)アニメ・タイプ2:家族の日常生活を描く このタイプに含まれる番組は、いずれも家族の日常生活を扱っていて、「楽しく、愉快に」「お かしくて笑う」が高得点で、他の要素は目立たない。「意外さ・不思議さ」「ハラハラ・ドキド キ」の数値が低いのは、家族の日常生活を描くアニメなのだから、当然であろう。 【図2】 アニメ・タイプ2:家族の日常生活を描く 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい サザエさん 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ちびまる子ちゃん 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい クレヨンしんちゃん
3)アニメ・タイプ3:SF・ファンタジー このタイプは「SF・ファンタジー」として、「ドラえもん」「たまごっち!」「銀魂」の3本 を含めた。 この3本は、番組タイプとして1つにまとめるには、番組の内容が異なり過ぎるためか、形が かなり異なったものとなった。 「たまごっち!」はかわいいキャラクターの、やや低年齢・女子向きのアニメ。「銀魂」は宇宙 人も登場する時代劇ギャグアニメで、原作者いわく「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」 という、奇想天外なストーリー。 【図3】 アニメ・タイプ3:SF・ファンタジー 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ドラえもん 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 銀魂 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい たまごっち!
4)アニメ・タイプ4:謎解き&サスペンス 「ファイ・ブレイン 神のパズル」は戦い(バトル)がテーマのアニメだが、バトルの内容は 謎解きである。ミステリーものの「名探偵コナン」とあわせ、「謎解き&サスペンス」という名 称で一つにまとめてみた。 「楽しく、愉快に」「おかしくて笑う」より「意外さ・不思議さ」「ハラハラ・ドキドキ」の方 が高得点で、「登場人物・キャラクターの魅力」「知らないことを教えてくれる」の数値も高く、 図は横に広がる独特の形をしている。 【図4】 アニメ・タイプ4:謎解き&サスペンス 0% 20% 40% 60% 80% 100%楽しく愉快になるおかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 名探偵コナン 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ファイ・ブレイン 神のパズル
5)アニメ・タイプ5:海外コメディー アニメ番組の最後のタイプは、いずれもNHK・Eテレで放送されている、海外制作アニメを 2本まとめた。「ペンギンズ2」と「ひつじのショーン」である。いずれも動物を主人公とする コメディータッチのアニメだが、前者の方がストーリーやキャラクターの造形が具体的で、後者 はほとんどナンセンスギャグ。 「ペンギンズ2」が米国制作、「ひつじのショーン」が英国制作だが、番組からはそのお国ぶり がうかがわれ、いずれも日本的なウェットな感じがなく、そのため図の下半分の数値がほとんど 出ない。 【図5】 アニメ・タイプ5:海外コメディー 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ペンギンズ2 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ひつじのショーン ここまで、アニメ番組をいくつかのタイプに分けて比較検討してきたが、ここからはアニメ以 外の番組ジャンルの番組について検討したい。
6)子ども向けバラエティー 本人アンケート「よく見る番組」上位 30 番組(表1)に入っている子ども向けバラエティー 番組の2本をまとめた。 この2番組のレーダーチャートは、アニメ番組に類似のものを見出すことができる。たとえ ば、「ピラメキーノ」は「クレヨンしんちゃん」に、「ポケモンスマッシュ!」は「ドラえもん」 に似ている。ただし、子ども向けバラエティーの2本は、アニメより「知らないことを教える」 のポイントが高い(表5も参照のこと)。この2本の番組は子どもにとっての情報性(たとえ ば、今の子どもの世界では何が流行するのか、などについて)を有しているのではないだろう か。 「ポケモンスマッシュ!」はアニメの「ポケットモンスター ベストウィッシュ」の関連番組 であるが、図はアニメの「ポケットモンスター ベストウィッシュ」とは全く形が異なる。ま た、「友だちに話したい」のポイントが高いのが「ポケモンスマッシュ !」の大きな特徴となって いる。 【図6】 子ども向けバラエティー 0% 20% 40% 60% 80% 100%楽しく愉快になるおかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ピラメキーノ 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ポケモンスマッシュ!
7)ゲーム・バラエティー 次はゲーム・バラエティー番組の3本、「逃走中」「VS 嵐」「宝探しアドベンチャー謎解きバ トル TORE !」の比較である。同じゲーム・バラエティーとはいえ、それぞれ個性の異なる番 組であるため、形が異なっている。 「逃走中」は随時放送の特集番組で、いわばやや複雑な「鬼ごっこ」ゲームを観戦する番組で ある。「VS 嵐」は嵐とゲスト出演者の間で様々なゲームバトルが行われるが、嵐の魅力を前面 に押し出した番組である。「宝探しアドベンチャー謎解きバトル TORE !」はクイズとゲーム的 要素とを絡めた内容である。 3本共通して「ハラハラ・ドキドキ」の数値が高い。「VS 嵐」は「楽しく、愉快に」「おかし くて笑う」「登場人物・キャラクターの魅力」の3項目の数値が高いのが特徴で、スタジオの 「楽しい雰囲気」を売りにしている番組であることがわかる。ほかの2番組は、ゲームそのもの の緊張感が番組の推進力となっていて、その個性の差が形の違いとなっているようだ。 【図7】 ゲーム・バラエティー 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 逃走中 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい VS嵐 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 宝探しアドベンチャー謎解きバトルTORE!
8)「知らないことを教えてくれる」番組 「知らないことを教えてくれる」の項目で最も数値の高かった、家族向けバラエティー番組と ドキュメンタリー系番組の4本をここにまとめた。 そして、「知らないことを教えてくれる」の数値が特に高い2番組を「情報性のより強い番 組」とし、「知らないことを教えてくれる」の数値がそれほど高くなく、それ以外の項目のいく つかで高い数値を示した2番組を「情報性よりバラエティー色の強い番組」として、2つに分け た。 「世界の果てまでイッテ Q!」は子ども向けバラエティーの2番組に類似した形を示してい る。「天才!志村どうぶつ園」は「楽しく、愉快に」だけでなく、「感動する」「親や友達との心 のつながり」など、図の下半分にある、情動的な項目で高い数値を示す、上位 30 番組の中では 異色な番組となっている。 【図8】 「知らないことを教えてくれる」番組 1)情報性のより豊かな番組 2)情報性よりバラエティー色の強い番組 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい ダーウィンが来た!生きもの新伝説 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 世界一受けたい授業 0% 20% 40% 60% 80% 100%楽しく愉快になるおかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 世界の果てまでイッテQ! 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 天才!志村どうぶつ園
9)その他の番組 最後に、子どもたちがよく見る番組として挙げた上位 30 番組のうち、これまで取り上げてい ない3番組をとりあげる。 「アイ・カーリー」は海外制作の青春コメディーで、図6の「銀魂」に形が似ているが、嵐の 冠番組でトーク・バラエティーの「嵐にしやがれ」と朝の連続ドラマ「カーネーション」はこれ までにない、独自の形を示している。今回の「よく見る番組」上位 30 本の中にこの2本以外 に、トーク中心のバラエティー番組や一般向けドラマ番組があれば、比較検討が可能になったで あろう。 【図9】 その他の番組 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい アイ・カーリー 0% 20% 40% 60% 80% 100%楽しく愉快になるおかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 嵐にしやがれ 0% 20% 40% 60% 80% 100% 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持ちに 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 連続ドラマ カーネーション
なお、参考までに「VS 嵐」と「嵐にしやがれ」のレーダー図を重ねてみると、図 10 のよう になる。 【図 10】 嵐の冠番組の比較 0 0.2 0.4 0.6 0.8 楽しく愉快になる おかしくて笑う 意外さ・不思議さ に驚く ハラハラ・ ドキドキ 感動する ほっとした気持に 親や友達との 心のつながり 思いやり・勇気 努力の大切さ 知らないことを 教える 登場人物・キャラ クターの魅力 友達に話して あげたい 嵐の冠番組の比較 VS嵐 嵐にしやがれ 「ハラハラ・ドキドキ」のポイントの高いのがゲーム・バラエティー番組の特徴、「登場人物・ キャラクターの魅力」「知らないことを教えてくれる」のポイントの高いのがトーク・バラエテ ィー番組の特徴、という仮説が立てられるかもしれない。
§4.併記された「よく見るテレビ番組」の比較
本人アンケート「よく見るテレビ番組とその番組の特徴」では、「よく見る番組」を3本まで 回答させた。そこで、ある番組を「よく見る」と答えた子どもたちがその番組のほかに挙げた番 組を集計し、あわせてどんな番組をよく見ているのか、分析してみた。 すなわち、番組 A を「よく見るテレビ番組」として挙げた子どもたちが同時に「よく見るテ レビ番組」として挙げた A 以外の2番組(以下「併記番組」という)を集計し、そこに一定の 傾向があるかどうか探るのである。 分析の視点は、①チャンネル(番組 A と同じチャンネルの番組を見る傾向があるかどうか)、 ②番組ジャンル(番組 A を見る子どもはどんなジャンルの番組を好んで見るのかどうか)の2 つの視点である。 なお、この項では、票数が少ない下位の番組は分析対象から除外し、「よく見る番組」上位 20 番組について分析することにした。 1)併記番組のチャンネル比率 まず、「よく見るテレビ番組」上位 20 番組について、それぞれ併記された2番組のチャンネル 比率を算出した。その結果は表6の通りである。 【表6】 併記番組のチャンネル比率 表6 併記番組のチャンネル比率 N総合 Eテレ 日テレ テレ朝 TBS テレ東 フジ ポケットモンスター ベストウイッシュ アニメ テレ東 357 2.0 8.0 10.8 23.9 0.6 44.0 9.1 ドラえもん アニメ テレ朝 295 2.4 6.8 12.5 19.7 1.4 39.7 16.3 イナズマイレブンGO アニメ テレ東 235 2.6 6.1 11.7 18.3 1.3 52.6 10.0 ONE PIECE(ワンピース) アニメ フジ 177 1.7 5.2 10.9 14.4 2.3 36.8 27.0 ダンボール戦機 アニメ テレ東 142 1.4 6.2 5.6 16.8 0.0 59.4 7.7 名探偵コナン アニメ 日テレ 121 0.8 7.0 23.3 11.6 3.9 24.0 24.8 クレヨンしんちゃん アニメ テレ朝 106 2.0 4.9 9.8 42.2 0.0 31.4 7.8 天才!志村どうぶつ園 バラエティー日テレ 98 3.1 13.4 23.7 15.5 2.1 21.6 17.5 世界の果てまでイッテQ! バラエティー日テレ 87 3.5 4.7 25.9 20.0 2.4 25.9 16.5 逃走中 バラエティーフジ 83 2.5 6.2 28.4 12.3 2.5 25.9 21.0 VS嵐 バラエティーフジ 80 1.3 6.3 40.0 6.3 7.5 18.8 18.8 ピラメキーノ 子ども向け テレ東 76 0.0 5.3 14.5 22.4 0.0 28.9 25.0 ポケモンスマッシュ! 子ども向け テレ東 74 4.1 2.7 12.3 6.8 0.0 54.8 17.8 トリコ アニメ フジ 69 0.0 2.9 8.7 8.7 1.4 31.9 44.9 サザエさん アニメ フジ 64 4.8 12.7 19.0 20.6 1.6 14.3 27.0 たまごっち! アニメ テレ東 55 1.9 14.8 22.2 16.7 1.9 29.6 13.0 アイ・カーリー 海外ドラマ Eテレ 47 2.1 21.3 21.3 10.6 0.0 25.5 14.9 世界一受けたい授業 バラエティー日テレ 48 4.3 10.6 27.7 10.6 0.0 21.3 23.4 ちびまる子ちゃん アニメ フジ 51 0.0 3.9 17.6 29.4 2.0 19.6 27.5 FAIRY TAIL(フェアリーテイル) アニメ テレ東 50 2.0 18.0 6.0 8.0 2.0 46.0 14.0 *網かけは当該番組のチャンネルであることを示す。また、太字は最も高い 数値であることを示す。 タイトル ジャンル 放送局 併記番組数 併記番組のチャンネル比率(%) 概ね、当該番組と同じチャンネルはよく見られる傾向にあるが、「ドラえもん」(テレビ朝日)そのほか、表5についていくつか補足解説をしておくと、以下のような点が挙げられる。 ⃝ 「逃走中」「VS 嵐」のチャンネル比率はともに日本テレビが一番高いが、その背景には、家 族向けバラエティー番組を見る子どもはやはりほかの家族向けバラエティー番組を見る傾向 にあり、そして子どもたちがよく見ている家族向けバラエティーは日本テレビが多く放送し ている(表1参照)、という状況があるようだ。 ⃝ 「VS 嵐」を見る子どもたちは、同時にほかの嵐の冠番組を見る傾向が顕著で、日本テレビ の「嵐にしやがれ」、TBS の「ひみつの嵐ちゃん!」が併記の「よく見る番組」として挙げ られる。表5で、TBS の比率はここだけが突出している。 ⃝ 最後に、「イナズマイレブン GO」と「ダンボール戦機」、「ドラえもん」と「クレヨンしん ちゃん」、「ワンピース~ ONE PIECE」と「トリコ」の関係について触れておきたい。 この3つの組み合わせは、いずれも同じ放送局の同じ曜日に連続して放送されている番組で ある。参考までに、本人アンケート「よく見るテレビ番組」上位番組(表1)と視聴日誌調 査に基づく視聴率上位番組(表2)の定時番組を1週間の番組表にした図 11 を掲げてお く。(上記6本の番組は網かけ。) 【図 11】 子どもがよく見るテレビの定時番組 図11 子どもがよく見るテレビの定時番組 7:00②シャキーン ②シャキーン ②シャキーン ②シャキーン ②シャキーン ②はなかっぱ ②はなかっぱ ②はなかっぱ ②はなかっぱ ②はなかっぱ 7:30 8:00 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 18:00 18:30 19:00 19:30 20:00 20:30 21:00 21:30 22:00 ⑤ミュージックステーショ ン ④世界一受けたい授業 ④世界の果てまでイッテ Q! ④宝探しア ドベンチャー 謎解きバト ルTORE! ⑦ピラメキーノ ⑦ピラメキーノ ④天才!志村どうぶつ園 ④ザ!鉄腕!DASH! ⑧ほこ×たて ⑧ちびまる子ちゃん ②アイ・カー リー ⑦たまごっ ち ⑦イナズマイレブンGO ⑦ポケモンBW ⑧VS嵐 ⑤ドラえもん ⑦ピラメキーノ ④満天☆青空レストラン 8:30 ⑦メタルファイトベイブ レード ②おさるのジョージ 金 土 ⑧サザエさん ⑧トリコ ⑧ONE PIECE ⑦ポケモンス マッシュ! ⑤仮面ライ ダーフォーゼ ④理想の息子 ⑦遊戯王 ZEXAL ⑦ダンボール戦機 ⑦FAIRY TAIL ④名探偵コ ナン ⑦ピラメキーノ ⑦ピラメキーノ ⑦NARUTO 疾風伝 ⑤クレヨンしんちゃん ④世界まる見え!テレビ特 捜部 日 ⑦おはスタ2 部 ⑦おはスタ2部 ⑦おはスタ2部 ⑦おはスタ2部 ⑦おはスタ2部 月 火 水 木 上記の6本それぞれの番組について、併記番組の上位5番組を表7−1~6にまとめた。
【表7−1~6】
z{69Vf_nVvjw/2:J z|69awlxu:J
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ども向けバラエティーの4ジャンルと、それ以外をまとめた「その他」の5分類について、集計 した。 【表8】 併記番組の番組ジャンル比率 表8 併記番組の番組ジャンル比率 バラエティー アニメ・特撮 ドラマ・映画 子ども向け その他 ポケットモンスター ベストウイッシュ アニメ テレ東 357 14.3 66.9 3.4 11.8 3.6 ドラえもん アニメ テレ朝 295 15.3 68.8 6.1 5.4 4.4 イナズマイレブンGO アニメ テレ東 235 10.6 73.6 4.7 5.1 6.0 ワンピース~ONE PIECE アニメ フジ 177 11.9 75.1 4.0 4.0 5.1 ダンボール戦機 アニメ テレ東 142 7.0 83.8 3.5 4.2 1.4 名探偵コナン アニメ 日テレ 121 27.3 52.9 10.7 2.5 6.6 クレヨンしんちゃん アニメ テレ朝 106 9.4 78.3 5.7 2.8 3.8 天才!志村どうぶつ園 バラエティー日テレ 98 36.7 42.9 6.1 6.1 8.2 世界の果てまでイッテQ! バラエティー日テレ 87 40.2 37.9 10.3 4.6 6.9 逃走中 バラエティーフジ 83 27.7 50.6 3.6 9.6 8.4 VS嵐 バラエティーフジ 80 48.8 28.8 8.8 11.3 2.5 ピラメキーノ 子ども向け テレ東 76 26.3 55.3 5.3 7.9 5.3 ポケモンスマッシュ! 子ども向け テレ東 74 21.6 67.6 1.4 4.1 5.4 トリコ アニメ フジ 69 7.2 84.1 1.4 4.3 2.9 サザエさん アニメ フジ 64 26.6 56.3 7.8 4.7 4.7 たまごっち! アニメ テレ東 55 20.0 60.0 10.9 5.5 3.6 アイ・カーリー 海外ドラマ Eテレ 47 19.1 63.6 8.5 2.1 6.4 世界一受けたい授業 バラエティー日テレ 48 35.4 50.0 6.3 2.1 6.3 ちびまる子ちゃん アニメ フジ 51 21.6 66.7 3.9 5.9 2.0 フェアリーテイル~FAIRY TAIL アニメ テレ東 50 8.0 72.0 4.0 10.0 6.0 *網かけは当該番組の番組ジャンルを示す タイトル ジャンル 放送局 併記番組数 併記番組の番組ジャンル比率(%) 概ね、アニメ番組は、併記番組の番組ジャンルはアニメ番組の割合が圧倒的に多く、バラエテ ィー番組はバラエティー番組の割合が多くなる。子細に見ると、女子が多く見ているアニメ番組 の場合、男子向けアニメ番組に比べ、併記番組の番組ジャンルはバラエティー番組の割合が増え る。これは視聴日誌調査から算出した番組視聴率の結果を裏付けるものである。
§5.おわりに
発達心理学の専門家を含む本プロジェクトでは、小学4年生に達すれば、本人対象の調査は一 定の信頼性を保つことが可能と判断し、第 10 回から子ども本人(9歳)が回答する筆記調査を 本格的にスタートさせた。 ここで紹介した「よく見る番組とその番組の特徴」に関する設問では、よく見る番組のタイト ルを3本まで自由記述で回答させているので、子どもの視聴実態を記録する視聴日誌調査と違っ て、子どもの主観を反映しやすい。たとえば、番組の好きな度合い、番組への熱中度などであ る。また、番組名を思いつくまま書く子どももいれば、1週間の番組欄を見た上で3本の番組を 選ぶ子どももいるなど、多様な回答の状況が推測される。しかし、「よく見る番組とその番組の 特徴」に関する設問は、子ども自身が「よく見る」と自覚している番組が明らかにされるなど、 視聴日誌調査とは別の重要な意味をもつものといえよう。 回答する番組を3本までに絞ったため、必ずしも詳細な分析ができない面もあったものの、今 回得られた結果は、我々にとって興味深いものであった。まず、番組の特徴については、子どもたちは我々の予想以上に適確にとらえているように思 う。特徴指標ごとに性差が表れており、それをテレビ視聴動機の性差と読み解くこともできよ う。また、指標ごとのポイントで示したレーダーチャートによる分析の結果は、番組のジャンル 分けを考える上で参考になると思われる。 さらに、アニメ中心にテレビを見ている子どもと家族向けバラエティーもよく見る子どもと が、それぞれ別の集団をなす可能性もうかがえる結果が見られた。 年齢が上がるにつれ、子どもたちの見る番組ジャンルが広がり、これからドラマ番組や音楽番 組、情報番組などももっと見られるようになるであろう。同時に、番組ジャンル上から見た視聴 傾向は個人差が広がることが予想される。そのため、本調査は次回以降も引き続き、多少の様式 変更は行うが、同一の目的で調査を続けて行い、時系列の推移を見たいと考える。