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エディオン 2730 COVERAGE INITIATED ON: LAST UPDATE: 当レポートは 掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです 投資家 の各企業の 取扱説明書 を提供することを 的としています 正確で客観性

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Academic year: 2021

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エディオン|2730

COVERAGE INITIATED ON: 2020.03.04 LAST UPDATE: 2021.02.22 当レポートは、掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです。投資家⽤の各企 業の『取扱説明書』を提供することを⽬的としています。正確で客観性・中⽴性を重視した分析を⾏うべく、 弊社ではあらゆる努⼒を尽くしています。中⽴的でない⾒解の場合は、その⾒解の出所を常に明⽰します。 例えば、経営側により⽰された⾒解は常に企業の⾒解として、弊社による⾒解は弊社⾒解として提⽰されま す。弊社の⽬的は情報を提供することであり、何かについて説得したり影響を与えたりする意図は持ち合わ せておりません。ご意⾒等がございましたら、sr_inquiries@sharedresearch.jp までメールをお寄せくださ い。ブルームバーグ端末経由でも受け付けております。

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⽬ 次

SRレポートの読み⽅:本レポートは、直近更新内容・業績動向セクションから始まります。ビジネスモデルに馴染みのない⽅は、事業内容セクショ ンからご覧ください。

要約 --- 3

主要経営指標の推移 --- 5

直近更新内容 --- 6

概略 --- 6

業績動向 --- 9

四半期実績推移 --- 9

事業内容 --- 20

事業概要とビジネスモデル --- 20

家電販売事業 --- 28

リフォーム事業 --- 31

その他の事業と取組み --- 33

市場とバリューチェーン --- 37

家電量販店業界の市場規模 --- 37

競合他社動向 --- 41

SW(Strengths, Weaknesses)分析 --- 46

過去の業績と財務諸表 --- 47

損益計算書 --- 47

貸借対照表 --- 48

キャッシュフロー計算書 --- 49

過去の業績 --- 50

ニュース&トピックス --- 58

その他の情報 --- 59

連結⼦会社・持分法適⽤関連⼦会社 --- 60

コーポレートガバナンスおよびトップマネジメント --- 60

ESG 経営 --- 61

配当⽅針 --- 62

⼤株主 --- 62

従業員数 --- 63

企業概要 --- 63

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要 約

事業概要

◤ 同社は売上⾼で業界3位の家電量販店である。2002年に中国地⽅を地盤とする旧デオデオと中部地⽅を地盤とする旧 エイデンが企業統合し設⽴された。2020年3⽉期の売上⾼733,575百万円(過去3年で年率2.8%成⻑)は、家電量販店 ⼤⼿6社合計の売上⾼5.1兆円の14.5%を占める。2020年3⽉期の商品別売上⾼構成⽐は、①エアコンなど⽩物家電を中 ⼼にした「家電販売」が55.2%、②パソコンなど「情報家電販売」が24.0%、③⾮家電が20.8%。2020年3⽉期の直営 店売上でみた市場シェアは広島県54.7%、島根県55.3%、⿃取県53.4%、愛媛県43.5%、愛知県30.7%など8県でトッ プである(SR社推計)。 ◤ ビジネスモデルは、競合他社が⼊る余地がないほど⾼密度に出店する地域ドミナント化モデルが基本である。商圏⼈ ⼝200千⼈を⽬安に直営店を設置、中国地⽅では1㎢につき1店の割合でFC店が出店される。2020年3⽉末で36都道府 県に直営433店・FC751店の1,184店を有す。SR社は、中国地⽅5県における1店・1㎢あたりのカバー世帯数(数字が⼩ さいほどドミナント化率が⾼い、FC店を含む)は、同社が0.3世帯/1店・1㎢、ヤマダ電機(東証1 9831)が1.5世帯/1 店・1㎢、ケーズデンキホールディングズ(東証1 8282、以下K’s)が7.5世帯/1店・1㎢。同じく中部地⽅6県では同社: 0.5世帯/1店・1㎢、ヤマダ電機が0.9世帯/1店・1㎢、K’sが1.2世帯/1店・1㎢と推計する。同社の地域ドミナント化の 程度は競合先より稠密である。 ◤ 同社商圏における顧客属性は40歳代後半以上およびシニア層が多い。⾼い地域ドミナント化率を背景に注⼒する接客 と家電修理・配送サービス(即⽇対応)が顧客価値として認知されている。主⼒販売商品は⽩物家電で、特にエアコ ン(設置⼯事収⼊を含む)の粗利率はオリジナル商品の貢献で約40%、利益の約30%を稼ぎ出す。またトイレ・キッ チン・バスなどリフォームのための交換商品の販売やリフォーム⼯事を請け負うリフォーム事業に注⼒している。 2019年3⽉期のリフォーム売上⾼48,260百万円(2020年3⽉期:52,100百万円)は、ハウスメーカー・リフォーム専業 会社・⼩売業などを含めたリフォーム市場で総合第9位、⼩売業として8年連続1位である。リフォーム戦略の重点分野 は、⽔回り(バス・トイレ・キッチン)であり、1百万円以下の⼩⼝パッケージ売りをすることで価格の透明性が増し ⼤量の⼯事を受注した(2019年3⽉期:100,000件)。⾼いドミナント化を背景とした濃密な顧客接点により、消費者 のリフォーム観を⾝近なものに変えた。 ◤ 収⼊構造は「売上⾼=レジ客数×客単価×購⼊回数」であり、客単価=買上点数×1品単価、レジ客数=来店客数×成約 率である。同社によれば、客単価は業界平均を上回っており、同社2020年3⽉期の売上総利益率は業界内トップの 28.7%、たな卸資産回転率は7.8回。交叉⽐率(売上総利益率×たな卸資産回転率)は224%(⼤⼿6社平均167%)と 在庫と売上の効率性も⾼い。⼀⽅、費⽤構造は配送・修理サービスを重視しているため、⼈件費や配送関連費⽤が競 合他社に⽐べ嵩みやすく、2020年3⽉期の売上⾼販管費率は27.0%と⼤⼿6社平均24.7%に⽐べて⾼い。 ◤ 経営戦略としては、収⼊増に向けてリフォーム事業の拡⼤を図る⼀⽅、本社営業・間接部⾨の⼈員削減を中⼼に経費 削減に注⼒する。今後も受注単価の⾼い外壁塗装分野を強化しFCを含めた全店で展開していく。経費削減により、売 上⾼販管費率を2020年3⽉期の27.0%から3ポイント程度引き下げていくとしている。⾜元の出店戦略は都市部への進 出である。同社では、①⼤阪での市場シェアを拡⼤、奈良を強化、②京都・福岡・愛知県名古屋都市部への進出、③ 静岡県から神奈川県までの都市部における市場シェアアップが重要と考えている模様である。都道府県別市場シェア の状況から、①②③の戦略性は⾸肯できるとSR社は考える。Eコマースへの対応については、リアル店舗とネット ショップの相互利⽤促進を図るとともに、取扱品⽬の拡充や配送サービスの改善などに注⼒していく。

業績動向

◤ 2020年3⽉期の売上⾼は前期⽐2.1%増の733,575百万円、営業利益は同31.2%減の12,284百万円、当期純利益は同5.7% 減の10,977百万円。売上総利益率(粗利率)は前期⽐0.5%ポイント低下の28.7%、営業利益率は同0.8ポイント低下の

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Coverage 1.7%、総資産経常利益率(ROA)は同1.4ポイント低下の3.8%であった。粗利率の低下は、粗利ミックスの変化によ るものである。上期は冷夏によりエアコンが伸び悩み、下期も暖冬の影響でエアコンや暖房機器の構成⽐が低下した ⼀⽅、パソコンやテレビなどデジタル機器が伸⻑した。 ◤ 2021年3⽉期会社業績計画(2021年2⽉2⽇付修正計画)は、売上⾼760,000百万円(前期⽐3.6%増)、営業利益25,000 百万円(同103.5%増)、経常利益25,000百万円(同87.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は15,000百万円(同 36.6%増)。新型コロナウイルス感染症の拡⼤に伴い、⼀部店舗での休業や営業時間の短縮があった。⼀⽅、「テレ ワーク需要」や「巣ごもり需要」が継続し、粗利率も改善している。販売費及び⼀般管理費が想定よりも削減された ため、第3四半期決算発表にあわせて上⽅修正した。

同社の強みと弱み

◤ 同社の強みとしては、1)中国・中部地⽅における多店舗展開で市場シェアの過半を制し新規参⼊者に対する参⼊障壁 を築いている、2)顧客との⻑期固定的な関係を可能にする即⽇配送・訪問修理・⻑期保証などの顧客サービスが充実 している、3)差別化されたリフォーム事業が新たな収益の柱になりつつある、である。 ◤ ⼀⽅、同社の弱みとしては、1)中国・四国地⽅で地域ドミナント化の完成度が⾼いことがむしろ⼈⼝減少の影響を受 けやすい構図になっている、2)都市型店舗の実績が少なく、今後の都市型出店に関しては、統合流通プラットホーム の構築が鍵である、3)拡⼤するEコマース市場でのシェア拡⼤が⽬下の検討課題となっている、である。

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主 要 経 営 指 標 の 推 移

出所:会社資料よりSR社作成、⼀株当たりデータは分割調整済 損益計算書 12年3⽉期 13年3⽉期 14年3⽉期 15年3⽉期 16年3⽉期 17年3⽉期 18年3⽉期 19年3⽉期 20年3⽉期 21年3⽉期 (百万円) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 会予 売上⾼  759,025 685,145 766,699 691,216 692,087 674,426 686,284 718,638 733,575 760,000 前年⽐ -15.8% -9.7% 11.9% -9.8% 0.1% -2.6% 1.8% 4.7% 2.1% 3.6% 売上総利益 185,215 173,617 202,500 190,360 196,076 193,034 198,165 209,820 210,605 219,488 前年⽐ -14.7% -6.3% 16.6% -6.0% 3.0% -1.6% 2.7% 5.9% 0.4% 4.2% 売上総利益率 24.4% 25.3% 26.4% 27.5% 28.3% 28.6% 28.9% 29.2% 28.7% 28.9% 営業利益 9,286 -2,476 13,720 10,745 17,050 15,273 15,378 17,842 12,284 25,000 前年⽐ -64.7% - - -21.7% 58.7% -10.4% 0.7% 16.0% -31.2% 103.5% 営業利益率 1.2% - 1.8% 1.6% 2.5% 2.3% 2.2% 2.5% 1.7% 3.3% 経常利益 16,384 1,476 14,883 11,118 17,275 16,005 16,167 18,889 13,365 25,000 前年⽐ -52.4% -91.0% 908.3% -25.3% 55.4% -7.4% 1.0% 16.8% -29.2% 87.1% 経常利益率 2.2% 0.2% 1.9% 1.6% 2.5% 2.4% 2.4% 2.6% 1.8% 3.3% 当期純利益 3,697 -2,640 5,149 4,929 6,022 13,118 8,944 11,642 10,977 15,000 前年⽐ -77.2% - - -4.3% 22.2% 117.8% -31.8% 30.2% -5.7% 36.6% 利益率 0.5% - 0.7% 0.7% 0.9% 1.9% 1.3% 1.6% 1.5% 2.0% ⼀株当たりデータ(円、株式分割調整後) 期末発⾏済株式数(千株) 105,665 105,665 112,005 112,005 112,005 112,005 112,006 112,006 112,006 EPS(円) 35.9 -25.8 48.4 45.8 60.0 133.0 90.8 105.3 101.3 140.1 EPS (潜在株式調整後)(円) 34.9 - 48.3 42.7 47.7 102.9 71.9 93.8 90.5 DPS(円) 20.0 20.0 22.0 20.0 22.0 26.0 28.0 32.0 34.0 BPS(円) 1,385 1,361 1,325 1,389 1,438 1,559 1,536 1,602 1,686 貸借対照表 (百万円) 現⾦・預⾦・有価証券 10,684 9,966 20,293 9,001 12,246 9,927 8,227 9,035 15,974 流動資産合計 147,144 162,446 177,797 167,030 167,785 167,981 166,059 152,436 153,296 有形固定資産 154,474 154,002 154,599 148,734 143,809 145,166 137,758 139,970 130,891 投資その他の資産計 49,730 53,585 48,321 47,411 43,991 48,870 56,858 55,337 55,093 無形固定資産 11,304 8,053 5,080 4,162 4,726 6,158 8,772 8,202 10,743 資産合計 362,653 378,087 385,799 367,338 360,312 368,177 369,448 355,947 355,947 短期有利⼦負債 42,757 49,927 26,798 43,470 20,812 22,549 21,269 4,169 3,413 流動負債合計 123,762 132,605 132,980 115,577 104,783 107,665 113,907 85,934 79,766 ⻑期有利⼦負債 62,848 76,348 74,763 74,792 80,316 75,382 53,903 58,564 55,952 固定負債合計 94,661 106,992 106,062 106,674 113,542 108,998 86,535 91,841 89,856 負債合計 218,424 239,598 239,042 222,252 218,326 216,664 200,443 177,775 169,623 ⾃⼰資本 143,370 138,213 146,440 145,023 141,939 151,512 168,997 178,172 180,400 純資産合計 144,229 138,489 146,756 145,086 141,986 151,512 169,005 178,172 180,400 有利⼦負債(短期及び⻑期) 105,605 126,275 101,561 118,262 101,128 97,931 75,172 62,733 59,365 キャッシュフロー計算書 (百万円) 営業活動によるキャッシュフロー 15,133 -4,643 45,741 -17,215 37,154 19,333 21,553 28,304 25,278 投資活動によるキャッシュフロー -10,231 -13,400 -13,154 -3,774 -9,753 -13,484 -8,944 -12,419 -5,559 財務活動によるキャッシュフロー -14,210 17,325 -22,259 9,697 -24,156 -8,168 -14,308 -15,077 -12,780 財務指標 総資産経常利益率(ROA) 4.3% 0.4% 3.9% 3.0% 4.7% 4.4% 4.4% 5.2% 3.8% ⾃⼰資本純利益率(ROE) 2.6% -1.9% 3.6% 3.4% 4.2% 8.9% 5.6% 6.7% 6.1% ⾃⼰資本⽐率 39.5% 36.6% 38.0% 39.5% 39.4% 41.2% 45.7% 50.1% 50.7% 総資産回転数/年 2.0 1.8 2.0 1.8 1.9 1.9 1.9 2.0 2.1 当期純利益率 0.5% -0.4% 0.7% 0.7% 0.9% 1.9% 1.3% 1.6% 1.5%

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直 近 更 新 内 容

概略

2021年2⽉22⽇、株式会社エディオンへの取材を踏まえ、本レポートを更新した。 2021年2⽉10⽇、同社は、1⽉度⽉次売上速報を発表した。 (リリース⽂へのリンクはこちら) ・ 1⽉のPOS売上⾼(受注):同社全店で前年⽐115.4%、直営店で同114.2%、既存店で同114.5%であった。 ・ エディオンネットショップ:前期⽐123.8%と、販売は「巣ごもり需要」等があった上期以来好調を継続。 ・ 1⽉7⽇に⾸都圏など12都道府県に緊急事態宣⾔が再発出されたが、「おうち時間」の増加等を反映した底堅い家電需 要を背景に、同社の新春初売りセールは好調に推移、寒波の到来もあって暖房機器を中⼼に売上⾼が伸⻑した。 ・ 天候⾯では、1⽉上旬は全国的に気温が低く、暖房機器を中⼼に売上が伸⻑、売上⾼には全体としてプラス影響があっ た。⼀⽅、記録的な⼤雪により、北陸・北海道を中⼼に100満ボルトを展開する⼦会社サンキューにマイナス影響があっ た。 ⽉次売上速報 出所:同社資料よりSR社作成 2021年2⽉2⽇、同社は2021年3⽉期第3四半期決算を発表した。 (決算短信へのリンクはこちら。詳細は業績動向の項⽬を参照) 同⽇、同社は2021年3⽉期通期業績予想の上⽅修正に関して発表した。 4⽉ 5⽉ 6⽉ 第1四半期 7⽉ 8⽉ 9⽉ 第2四半期 10⽉ 11⽉ 12⽉ 第3四半期 1⽉ 102.5 88.3 107.9 111.9 103.7 103.8 103.8 66.8 89.2 127.4 119.6 116.0 120.0 115.4 102.8 87.9 106.5 110.2 102.5 104.0 103.6 66.6 89.1 126.2 119.1 114.9 119.1 114.2 出店 23 5 1 1 7 0 1 3 4 0 3 1 4 1 直営 7 2 1 0 3 0 0 2 2 0 2 1 3 0  家電 6 2 1 0 3 0 0 2 2 0 2 1 3 0  ⾮家電 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 FC 16 3 0 1 4 0 1 1 2 0 1 0 1 1 閉鎖 30 1 3 1 5 1 1 2 4 1 0 0 1 2 直営 10 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 2  家電 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2  ⾮家電 5 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 FC 20 1 3 1 5 0 1 2 3 1 0 0 1 0 ⽉末店舗数 計 1,184 1,188 1,186 1,186 1,186 1,185 1,185 1,186 1,186 1,185 1,188 1,189 1,189 1,188 直営 433 436 436 436 436 435 435 437 437 437 439 440 440 438 FC 751 753 750 750 750 750 750 749 749 748 749 749 749 750 直営店売場⾯積(㎡) 1,055,359 1,059,652 1,061,822 1,066,881 ⾦額(百万円) 構成⽐(%) 前年⽐(%) 構成⽐増減 ⾦額(百万円) 構成⽐(%) 前年⽐(%) 構成⽐増減 ⾦額(百万円) 構成⽐(%) 前年⽐(%) 構成⽐増減 ⾦額(百万円) テレビ 13,655 7.8% 119.5% 1.1 30,359 7.9% 107.0% 0.8 47,949 8.2% 113.7% 0.8 ビデオ・カメラ 3,826 2.2% 72.1% -0.9 9,258 2.4% 76.6% -0.6 15,172 2.6% 85.1% -0.5 オーディオ 3,374 1.9% 111.3% 0.2 7,320 1.9% 108.0% 0.2 11,403 2.0% 113.1% 0.1 冷蔵庫 12,620 7.2% 93.1% -0.7 31,968 8.4% 89.9% -0.6 43,892 7.6% 93.9% -0.6 洗濯機・クリーナー 17,708 10.1% 101.6% -0.1 39,645 10.4% 97.6% 0.1 58,185 10.0% 102.4% 0.0 電⼦レンジ・調理家電 9,143 5.2% 111.7% 0.4 18,309 4.8% 100.4% 0.2 28,862 5.0% 107.2% 0.2 理美容・健康器具 6,015 3.4% 96.9% -0.2 12,855 3.4% 95.8% 0.0 19,903 3.4% 101.1% 0.0 照明器具 1,417 0.8% 87.7% -0.1 2,943 0.8% 86.5% -0.1 4,834 0.8% 92.8% 0.0 エアコン 23,566 13.4% 106.7% 0.5 54,068 14.1% 98.0% 0.2 64,856 11.2% 100.2% -0.2 その他空調機器 4,910 2.8% 147.8% 0.9 10,733 2.8% 142.9% 0.9 24,474 4.2% 159.2% 1.5 その他 3,786 2.2% 77.0% -0.7 8,678 2.3% 81.0% -0.4 14,101 2.4% 85.1% -0.4 家電 計 100,027 57.1% 103.0% 0.2 226,134 59.1% 97.5% 0.7 333,636 57.4% 103.6% 0.6 パソコン 14,298 8.2% 135.9% 2.0 26,009 6.8% 109.8% 0.8 36,922 6.4% 103.7% 0.0 パソコン関連商品 11,103 6.3% 113.9% 0.6 21,738 5.7% 105.7% 0.5 36,109 6.2% 108.7% 0.3 携帯電話 10,428 5.9% 70.5% -2.7 22,766 5.9% 68.8% -2.4 40,562 7.0% 86.1% -1.3 その他 3,646 2.1% 89.5% -0.3 7,647 2.0% 89.4% -0.2 11,382 2.0% 92.7% -0.2 情報家電 計 39,477 22.5% 100.9% -0.4 78,160 20.4% 91.0% -1.2 124,976 21.5% 97.5% -1.0 ゲーム・玩具 6,479 3.7% 150.5% 1.2 13,330 3.5% 129.8% 0.9 25,198 4.3% 129.1% 0.8 ⾳響ソフト・楽器 772 0.4% 97.0% 0.0 1,529 0.4% 97.0% 0.0 2,306 0.4% 97.8% 0.0 住宅設備 9,051 5.2% 81.9% 1.3 21,500 5.6% 82.8% -0.9 36,258 6.2% 91.0% -0.7 家電修理・⼯事収⼊ 8,514 4.9% 104.0% 0.1 19,228 5.0% 97.2% 0.0 24,773 4.3% 98.9% -0.1 その他 10,980 6.3% 107.9% 0.3 22,747 5.9% 94.8% 0.6 34,139 5.9% 110.2% 0.4 その他 計 35,799 20.4% 103.7% 0.2 78,334 20.5% 104.2% 0.6 122,677 21.1% 104.2% 0.3 合計 175,304 100.0% 102.7% 0.0 382,629 100.0% 96.4% 0.0 581,289 100.0% 102.3% 0.0 2020年3⽉期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 売上⾼の状況 全店前年⽐ 直営店前年⽐ 第1四半期 区分

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Coverage (リリースへのリンクはこちら) 2020年11⽉9⽇付修正予想から、営業利益以降の各利益段階を上⽅修正した。 2021年1⽉27⽇、同社は、株式会社PTNの株式取得(⼦会社化)に関して発表した。 (リリース⽂へのリンクはこちら) 同社は2021年1⽉27⽇の取締役会において、株式会社PTN(以下「PTN」)の全株式を取得し、⼦会社化することを決議 した。PTN傘下には、システム開発やデジタルマーケティング事業において多くの実績を持つ株式会社Hampsteadがあ る。また、プログラミング教室運営を⾏う株式会社EdBankや英会話サッカースクール運営を⾏う株式会社BRIDGEs等が あり、システム開発以外の分野においても強みを持つ。同社は株式取得により、店舗販売から物流、マーケティング、EC など広範囲でシステムの進化を図り、より良いサービス提供のための基盤を構築するとともに、マーケティング体制の強 化、同社教育事業の発展に資するとしている。なお、PTN株式の取得価額についての開⽰はない。同社業績への影響は軽 微であるとした。 予定: 株式譲渡契約締結⽇:2021年2⽉3⽇ 株式譲渡実⾏⽇:2021年2⽉8⽇(予定) 2021年1⽉8⽇、同社は、12⽉度⽉次売上速報を発表した。 (リリース⽂へのリンクはこちら) ・ 12⽉のPOS売上⾼(受注):同社全店で前年⽐116.0%、直営店で同114.9%、既存店で同114.8%であった。前期の 消費増税後の反動減により前期⽐ハードルが低くなっているため、前々期⽐でみれば、同社全店で前々期⽐104.8%、 直営店で同103.9%、既存店で同102.6%(下記ネットショップ売上は含まない)であった。 ・ エディオンネットショップ:前期⽐145.8%と、販売は「巣ごもり需要」等があった上期以来好調を継続。 ・ 第3四半期累計では、同社全店で前年⽐120.0%、直営店で同119.1%、既存店で同118.3%となり、下期も「おうち時間」 やテレワーク、感染症予防対策などのニューノーマル需要が続いている。 (百万円) 上期実績 下期実績 通期実績 上期実績 下期会予 通期会予 上期実績 下期会予 通期会予 上期会予 下期会予 通期会予 売上⾼ 396,736 336,839 733,575 382,629 377,371 760,000 382,629 377,371 760,000 364,000 379,000 743,000 yoy 12.6% -8.0% 2.1% -3.6% 12.0% 3.6% -3.6% 12.0% 3.6% -8.3% 12.5% 1.3% 増減額 44,378 -29,441 14,937 -14,107 40,532 26,425 -14,107 40,532 26,425 売上原価 280,041 242,929 522,970 267,294 273,218 540,512 267,294 273,218 540,512 255,000 274,400 529,400 増減額 33,433 -19,281 14,152 -12,747 30,289 17,542 -12,747 30,289 17,542 売上総利益 116,695 93,910 210,605 115,334 104,154 219,488 115,334 104,154 219,488 109,000 104,600 213,600 増減額 10,945 -10,160 785 -1,361 10,244 8,883 -1,361 10,244 8,883 売上総利益率 29.4% 27.9% 28.7% 30.1% 27.6% 28.9% 30.1% 27.6% 28.9% 29.95% 27.60% 28.8% 販売費及び⼀般管理費 105,933 92,388 198,321 98,639 95,849 194,488 98,639 97,849 196,488 102,500 98,100 200,600 増減額 10,818 -4,474 6,344 -7,294 3,461 -3,833 -7,294 5,461 -1,833 売上⾼販管費⽐率 26.7% 27.4% 27.0% 25.8% 25.4% 25.6% 25.8% 25.9% 25.9% 28.16% 25.88% 27.0% 営業利益 10,761 1,523 12,284 16,695 8,305 25,000 16,695 6,305 23,000 6,500 6,500 13,000 yoy 1.2% -78.9% -31.2% 55.1% 445.3% 103.5% 55.1% 314.0% 87.2% -39.6% 326.8% 5.8% 営業利益率 2.7% 0.5% 1.7% 4.4% 2.2% 3.3% 4.4% 1.7% 3.0% 1.8% 1.7% 1.7% 経常利益 11,922 1,443 13,365 16,681 8,319 25,000 16,681 7,319 24,000 6,700 7,300 14,000 yoy 7.7% -81.6% -29.2% 39.9% 476.5% 87.1% 39.9% 407.2% 79.6% -43.8% 405.9% 4.8% 経常利益率 3.0% 0.4% 1.8% 4.4% 2.2% 3.3% 4.4% 1.9% 3.2% 1.8% 1.9% 1.9% 当期純利益 9,264 1,713 10,977 10,395 4,605 15,000 10,395 2,605 13,000 4,000 3,500 7,500 yoy 29.9% -62.0% -5.7% 12.2% 168.8% 36.6% 12.2% 52.1% 18.4% -56.8% 104.3% -31.7% 純利益率 2.3% 0.5% 1.5% 2.7% 1.2% 2.0% 2.7% 0.7% 1.7% 1.1% 0.9% 1.0% 期初予想(2020/5/14) 21年3⽉期 修正予想(2021年2⽉2⽇付) 修正予想(2020年11⽉9⽇付) 20年3⽉期

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Coverage 2020年12⽉10⽇、株式会社エディオンは、11⽉度⽉次売上速報を発表した。 (リリース⽂へのリンクはこちら) ・ 11⽉のPOS売上⾼(受注):同社全店で前年⽐119.6%、直営店で同119.1%、既存店で同117.6%であった。前期の 消費増税後の反動減により前期⽐ハードルが低くなっているため、前々期⽐でみれば、同社全店で前々期⽐108.2%、 直営店で同108.2%、既存店で同106.4%(下記ネットショップ売上は含まない)であった。 ・ エディオンネットショップ:前期⽐207.2%と、販売は「巣ごもり需要」等から好調を継続。 ・ 例年11⽉に開催している「会員特別ご招待セール」は、今年は密集を避けるため3回に分散して実施した。例年より ⼀週間ほど遅い開催スタートとなり、11⽉度⽉次売上前年⽐におけるプラスの曜⽇影響を打ち消すマイナス影響が あったが、⽉次の売上計画⾃体は順調に達成している。 2020年12⽉2⽇、同社への取材を踏まえ、本レポートを更新した。 過去の会社発表は「ニュース&トピックス」へ

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Coverage

業 績 動 向

四半期実績推移

出所:同社資料よりSR社作成 四半期業績推移(累計) (百万円) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q (進捗率) 通期会予 売上⾼ 170,742 396,736 568,106 733,575 175,304 382,629 581,289 76.5% 760,000 前期⽐ 8.6% 12.6% 5.3% 2.1% 2.7% -3.6% 2.3% 3.6% 売上総利益 50,749 116,695 164,146 210,605 52,765 115,334 171,694 前期⽐ 7.3% 10.3% 3.4% 0.4% 4.0% -1.2% 4.6% 売上総利益率 29.7% 29.4% 28.9% 28.7% 30.1% 30.1% 29.5% 販管費 53,647 105,933 154,063 198,321 47,228 98,639 148,668 前期⽐ 16.1% 11.4% 6.8% 3.3% -12.0% -6.9% -3.5% 売上⾼販管費⽐率 31.4% 26.7% 27.1% 27.0% 26.9% 25.8% 25.6% 営業利益 -2,898 10,761 10,083 12,284 5,536 16,695 23,026 92.1% 25,000 前期⽐ - 1.2% -30.5% -31.2% - 55.1% 128.4% 103.5% 営業利益率 - 2.7% 1.8% 1.7% 3.2% 4.4% 4.0% 3.3% 経常利益 -2,679 11,922 11,389 13,365 5,461 16,681 23,469 93.9% 25,000 前期⽐ - 7.7% -25.0% -29.2% - 39.9% 106.1% 87.1% 経常利益率 - 3.0% 2.0% 1.8% 3.1% 4.4% 4.0% 3.3% 四半期純利益 -2,109 9,264 9,931 10,977 3,049 10,395 14,688 97.9% 15,000 前期⽐ - 29.9% 2.8% -5.7% - 12.2% 47.9% 36.6% 四半期純利益率 - 2.3% 1.7% 1.5% 1.7% 2.7% 2.5% 2.0% 四半期業績推移 (百万円) 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 売上⾼ 170,742 225,994 171,370 165,469 175,304 207,325 198,660 前期⽐ 8.6% 15.8% -8.5% -7.6% 2.7% -8.3% 15.9% 売上総利益 50,749 65,946 47,451 46,459 52,765 62,569 56,360 前期⽐ 7.3% 12.8% -10.5% -9.0% 4.0% -5.1% 18.8% 売上総利益率 29.7% 29.2% 27.7% 28.1% 30.1% 30.2% 28.4% 販管費 53,647 52,286 48,130 44,258 47,228 51,411 50,029 前期⽐ 16.1% 6.9% -2.1% -7.3% -12.0% -1.7% 3.9% 売上⾼販管費⽐率 31.4% 23.1% 28.1% 26.7% 26.9% 24.8% 25.2% 営業利益 -2,898 13,659 -678 2,201 5,536 11,159 6,331 前期⽐ - 43.1% - -34.2% - -18.3% -営業利益率 - 6.0% - 1.3% 3.2% 5.4% 3.2% 経常利益 -2,679 14,601 -533 1,976 5,461 11,220 6,788 前期⽐ - 50.9% - -46.6% - -23.2% -経常利益率 - 6.5% - 1.2% 3.1% 5.4% 3.4% 四半期純利益 -2,109 11,373 667 1,046 3,049 7,346 4,293 前期⽐ - 75.5% -73.6% -47.3% - -35.4% 543.6% 四半期純利益率 - 5.0% 0.4% 0.6% 1.7% 3.5% 2.2% 20年3⽉期 21年3⽉期 21年3⽉期 21年3⽉期 20年3⽉期

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Coverage

2021年3⽉期第3四半期累計期間実績

業績概要:

▷ 売上⾼:581,289百万円(前年同期⽐2.3%増)(通期計画(2021年2⽉2⽇付)に対する進捗率は76.5%) ▷ 売上総利益:171,694百万円(同4.6%増) ▷ 営業利益:23,026百万円(同128.4%増)(同92.1%) ▷ 経常利益:23,469百万円(同106.1%増)(同93.9%) ▷ 当期純利益:14,688百万円(同47.9%増)(同97.9%) 2021年第3四半期累計期間の売上⾼は、前年同期⽐2.3%増(同13,183百万円増)の581,289百万円だった。下期も「テレ ワーク需要」「巣ごもり需要」が継続され、当第2四半期会計期間は前期の消費増税前の駆け込み影響で反動減(同8.3% 減)となったが、当第3四半期会計期間(同15.9%増)で挽回した。エディオンネットショップも好調を持続した。 ⾼粗利商品(エアコン・⾼単価の有機ELテレビなど)が業績を牽引した。営業利益は前年同期⽐12,942百万円増となっ た。売上総利益が同7,547百万円増となった⼀⽅、販売管理費を同5,395百万円抑制できたことによる。粗利率は29.5%と、 同0.6ポイント上昇した。広告宣伝費・販売費が前年同期⽐4,882百万円減と、販売管理費抑制に寄与した。⼈件費は同105 百万円増加したが、離職者が計画を下回ったことなどよる。 同社は2021年2⽉2⽇、当第3四半期決算発表にあわせて通期会社予想を上⽅修正した。2020年11⽉9⽇付修正予想に⽐べ 営業利益が2,000百万円増の25,000百万円、経常利益が同1,000百万円増の25,000百万円、当期純利益が同2,000百万円増 の15,000百万円である。 売上⾼(商品分類別) 当第3四半期累計期間の売上⾼は前年同期⽐13,183百万円増となった。当第2四半期累計期間では前年同期⽐14,107百万 円減であったが、当第3四半期会計期間が同15.9%増の198,660百万円となり、当第2四半期累計期間の前期⽐マイナス分 を挽回した。売上⾼同13,183百万円増の増減要因は、AV家電:同4,442百万円増(テレビ:同5,700百万円増、ビデオカメ ラ:同2,600百万円減)、⽣活家電:同7,053百万円増(冷蔵庫:同2,800百万円減、洗濯機クリーナー:同1,300百万円増、 エアコン:同100百万円増、その他空調:同9,000百万円増)、情報家電:同3,212百万円減(パソコン:同1,300百万円増、 パソコン関連:同2,900百万円増、携帯電話:同6,500百万円減)、住宅設備:同3,607百万円減、その他:同8,507百万円 増(ゲーム:同5,600百万円増、修理⼯事:同200百万円減)である。情報家電と住宅設備が前年同期⽐減となった。 商品別売上状況(POSベース) 当第3四半期会計期間における商品別売上状況は、テレビが前年同期⽐137.9%、エアコン:同124.6%、冷蔵庫:同121.5%、 洗濯機:同125.1%、パソコン:同85.7%、リフォーム:同107.3%、オール電化:同121.6%だった。 テレビは、安定した買替需要と「おうち時間」の増加により⼤型パネルが伸⻑した。エアコンは、空気清浄機能への関⼼ の⾼まりもあり、⾼機能商品を中⼼に好調に推移した。冷蔵庫、洗濯機は、買い替え需要が顕在化し、⼤型及び⾼付加価 値商品を中⼼に伸⻑した。パソコンは、前年のWindows7サポート終了の反動があったものの「テレワーク需要」が継続 し、2019年3⽉期第3四半期会計期間⽐で104.0%となった。 リフォーム、オール電化は、「おうち時間」の増加に伴う住環境改善ニーズが顕在化し、回復基調に転じた。その他の好 調な商品としては、ゲーム機・ソフトが前年同期⽐133.5%、空気清浄機が275.4%、炊飯ジャーが同122.1%、エステ商 品が128.9%、電⼦ピアノが同192.8%となった。

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Coverage EC売上 エディオンネットショップの当第3四半期累計期間の売上⾼は16,002百万円と、前年同期⽐60.1%増だった。今期会社計 画は18,000百万円であるから、進捗率は88.9%と好調に推移した。緊急事態宣⾔による外出⾃粛や実店舗の休業などによ り、ネット利⽤者が増加し売上⾼が⼤きく伸⻑した。テレビ、空気清浄機、ゲーム機、パソコンサプライ品、ヘッドフォ ン、知育教材、エステ商品、電⼦ピアノ、加湿器、電⼦レンジなどが⼤きく伸⻑した。 都市型店舗・郊外型店舗 顧客が都市部へ出向く機会が減る中、都市型店舗よりイオンモール店や郊外型店舗の売れ⾏きは好調である。商品によっ ては、都市型店舗でピークアウトした後、地⽅の郊外型店舗で息⻑く売れる傾向もある。 売上総利益率(粗利率) 第3四半期の粗利率は29.5%と、前年同期の28.9%、会社計画29.3%を上回った。季節および⽣活家電に重点を置く計画 のもと、特に粗利率の⾼いエアコン、⾼単価の有機ELテレビや⼤型パネルテレビなど⾼粗利商品が牽引した。 旺盛な買替需要と巣ごもり需要で当第3四半期累計期間におけるAV家電(テレビ・ビデオ)の粗利構成⽐は前年同期の 12.3%から12.8%へ上昇した。⾼単価の有機ELテレビ、⼤型パネルテレビなどが好調で、粗利率にプラスに寄与した。エ アコンは、空気清浄機能など⾼機能商品の販売が好調で、構成⽐は前年並みであったが粗利率にはプラスに寄与した。 AV家電やリフォームでも値引きや割引は起きていない。顧客は明確な購⼊⽬的を持って店舗を訪れている。その結果、粗 利率の上昇に繋がっている。従来、シニア層への販売が難しかった⼤容量冷蔵庫なども売れている。ヘッドセットやス ピーカーなどパソコン周辺商品の粗利は⾼く、在宅勤務が増えるなどライフスタイルが変わる中で派⽣需要が⽣じてい る。 販売費および⼀般管理費 販売管理費は、全社的な抑制が奏功して前年同期⽐5,395百万円減、同社計画⽐4,103百万円減だった。広告宣伝費・販管 費は、新型コロナウイルス感染拡⼤によってチラシや販促イベントを⾃粛したことと前年同期はなんば・広島の⼤型出店 と⼤規模なポイント施策があったことで、前年同期⽐4,882百万円減となった。 在庫:たな卸資産回転数 在庫残⾼は当第2四半期末で概ね解消、適正な在庫⽔準となった。当第3四半期会計期間では、品薄商品を前倒しで確保を 進めた。総資産回転数は2.1回と2回転台を維持、棚卸資産回転数は7.7回と⾼回転を維持した。 店舗数状況 店舗展開については、家電直営店として「JR芦屋駅店」「豊⽥四郷店」「ファニチャードーム岡崎⼤樹寺店」「ららぽー と愛知東郷店」「茨⽊藤の⾥店」「イオン原店」「イオン岡崎美合店」「イズミヤ⻑岡店」の8店(当第3四半期累計期間) を新設。移転は1店であった。2020年12⽉末の店舗数は、直営店440店(家電店:404店、⾮家電店:36店)、フランチャ イズ店舗749店舗、合計1,189店舗(1,066,881㎡)となった。

商業動態統計:

経済産業省「商業動態統計」によれば、2020年(暦年ベース)の商品販売額(家電⼤型専⾨店:2,566店)は4,792,933百 万円と、2019年の4,545,374百万円から247,559百万円増(前年⽐5.4%増)となった。過去5年で最⼤の伸び幅である。前 年⽐247,559百万円増の増減要因は⽣活家電152,127百万円増、情報家電120,621百万円増、AV家電64,954百万円増の⼀⽅、 カメラ類47,797百万円減、通信家電39,271百万円減、その他3,075百万円減であった。

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Coverage 四半期ベースでみた2020年10⽉〜12⽉の商品販売額は、前年同期は消費税増税後のため⽐較は難しいが、前々同期⽐ (2018年10〜12⽉)との⽐較では9.5%増と⾼い伸びを⽰した。AV家電が同16.2%増、情報家電が7.2%増、⽣活家電が16.6% 増、通信家電が3.2%減などであった。

トピックス:

同社は2021年1⽉27⽇の取締役会において、株式会社PTN(以下「PTN」)の全株式を取得し、⼦会社化することを決議 した。PTN傘下には、システム開発やデジタルマーケティング事業において多くの実績を持つ株式会社Hampsteadがあ る。また、プログラミング教室運営を⾏う株式会社EdBankや英会話サッカースクール運営を⾏う株式会社BRIDGEs等が あり、システム開発以外の分野においても強みを持つ。同社は株式取得により、店舗販売から物流、マーケティング、EC など広範囲でシステムの進化を図り、より良いサービス提供のための基盤を構築するとともに、マーケティング体制の強 化、同社教育事業の発展に資するとしている。なお、PTN株式の取得価額についての開⽰はない。同社業績への影響は軽 微であるとした。株式譲渡契約締結⽇は2021年2⽉3⽇である。 過去の四半期実績と通期実績は、過去の財務諸表へ

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Coverage

2021年3⽉期通期会社計画

出所:同社資料よりSR社作成

会社計画修正の経緯

同社は2020年5⽉14⽇、2021年3⽉期の期初会社予想として上表数値を開⽰した。同年11⽉9⽇、同社は、期初予想を上⽅ 修正した。修正後の通期会社予想売上⾼:760,000百万円(前期⽐3.6%増、期初予想⽐17,000百万円増)、営業利益:23,000 百万円(同87.2%増、同10,000百万円増)、経常利益:24,000百万円(同79.6%増、同10,000百万円増)、親会社株主に 帰属する当期純利益:13,000百万円(同18.4%増、同5,500百万円増)である。 修正理由は、新型コロナウイルス感染症の拡⼤に伴い、⼀部店舗での休業や営業時間の短縮があった⼀⽅、「テレワーク 需要」や「巣ごもり需要」の影響で売上⾼を全体に押し上げたこと、また販売費及び⼀般管理費が想定よりも削減された ためである。第2四半期連結累計期間業績の⾒通しを勘案し、通期業績予想の上⽅修正を⾏った。 2021年2⽉2⽇、当第3四半期決算発表にあわせて通期会社予想を上⽅修正した。2020年11⽉9⽇付修正予想に⽐べ営業利 益が2,000百万円増の25,000百万円、経常利益が同1,000百万円増の25,000百万円、当期純利益が同2,000百万円増の15,000 百万円である。当第3四半期累計期間の好調な業績を勘案の上、通期会社予想を上⽅修正した。

2021年3⽉期の会社計画の考え⽅

同社は、期初時点では、新型コロナウイルス禍のマイナス影響は前期よりも2021年3⽉期の⽅が⼤きく、また社会や消費 ⾏動も⼤きく変化するリスクがあるので、事業⾯でも財務管理⾯でも例年以上に機動的な対応が重要としてきた。同社は 上期、テレビの買替え需要、巣ごもり需要、テレワーク需要を着実に取り込んだ。下期の重点施策として以下を⽰した。 重点施策 ①新しい⽣活様式への対応 顧客の在宅時間の増加からテレビ、ゲーム・エンタメ、調理家電などの需要増加に対応、安⼼・安全意識の⾼まりから空 気清浄機など空気の安全対策商品とウイルス対策商品の需要への対応、テレワークの継続からパソコン、周辺機器の需要 刈り取りと、⾃宅ワークスペース商品等への取り組み強化を図るとした。 ➁ネット販売の拡⼤ (百万円) 上期実績 下期実績 通期実績 上期実績 下期会予 通期会予 上期実績 下期会予 通期会予 上期会予 下期会予 通期会予 売上⾼ 396,736 336,839 733,575 382,629 377,371 760,000 382,629 377,371 760,000 364,000 379,000 743,000 yoy 12.6% -8.0% 2.1% -3.6% 12.0% 3.6% -3.6% 12.0% 3.6% -8.3% 12.5% 1.3% 増減額 44,378 -29,441 14,937 -14,107 40,532 26,425 -14,107 40,532 26,425 売上原価 280,041 242,929 522,970 267,294 273,218 540,512 267,294 273,218 540,512 255,000 274,400 529,400 増減額 33,433 -19,281 14,152 -12,747 30,289 17,542 -12,747 30,289 17,542 売上総利益 116,695 93,910 210,605 115,334 104,154 219,488 115,334 104,154 219,488 109,000 104,600 213,600 増減額 10,945 -10,160 785 -1,361 10,244 8,883 -1,361 10,244 8,883 売上総利益率 29.4% 27.9% 28.7% 30.1% 27.6% 28.9% 30.1% 27.6% 28.9% 29.95% 27.60% 28.8% 販売費及び⼀般管理費 105,933 92,388 198,321 98,639 95,849 194,488 98,639 97,849 196,488 102,500 98,100 200,600 増減額 10,818 -4,474 6,344 -7,294 3,461 -3,833 -7,294 5,461 -1,833 売上⾼販管費⽐率 26.7% 27.4% 27.0% 25.8% 25.4% 25.6% 25.8% 25.9% 25.9% 28.16% 25.88% 27.0% 営業利益 10,761 1,523 12,284 16,695 8,305 25,000 16,695 6,305 23,000 6,500 6,500 13,000 yoy 1.2% -78.9% -31.2% 55.1% 445.3% 103.5% 55.1% 314.0% 87.2% -39.6% 326.8% 5.8% 営業利益率 2.7% 0.5% 1.7% 4.4% 2.2% 3.3% 4.4% 1.7% 3.0% 1.8% 1.7% 1.7% 経常利益 11,922 1,443 13,365 16,681 8,319 25,000 16,681 7,319 24,000 6,700 7,300 14,000 yoy 7.7% -81.6% -29.2% 39.9% 476.5% 87.1% 39.9% 407.2% 79.6% -43.8% 405.9% 4.8% 経常利益率 3.0% 0.4% 1.8% 4.4% 2.2% 3.3% 4.4% 1.9% 3.2% 1.8% 1.9% 1.9% 当期純利益 9,264 1,713 10,977 10,395 4,605 15,000 10,395 2,605 13,000 4,000 3,500 7,500 yoy 29.9% -62.0% -5.7% 12.2% 168.8% 36.6% 12.2% 52.1% 18.4% -56.8% 104.3% -31.7% 純利益率 2.3% 0.5% 1.5% 2.7% 1.2% 2.0% 2.7% 0.7% 1.7% 1.1% 0.9% 1.0% 期初予想(2020/5/14) 21年3⽉期 修正予想(2021年2⽉2⽇付) 修正予想(2020年11⽉9⽇付) 20年3⽉期

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Coverage エディオンネットショップの家電商品の品揃え強化とフォーレストと⼀体となった取り組みを強化する。⽇⽤品、⽂具、 ⾐料品、酒類、レジャー商品、法⼈向け事務⽤品など家電以外の需要にも対応するとともに、EC物流の最適化によりサー ビスの向上と物流コストの削減を図るとした。また、⼤型商品の⾃社SC活⽤検討を開始、経費削減とともに、送達⽇数の 短縮等利便性の向上を図るとした。 ③デジタルの活⽤ アプリ会員の獲得を強化し、デジタル販促の効率向上を図るとともに、経費もコントロールする。デジタルチラシの実施 数を増加させ、紙媒体以外でも顧客との接点を増やし、集客、売上につなげる。テレワークなどリモート業務の推進と業 務効率化で残業を削減する。店舗業務効率向上のため、電⼦プライス導⼊を推進するとした。 指標 ▷ 今期通期予想の修正により、ROEは修正前の4.1%から修正後の8.1%が⽬指されている。 ▷ 粗利率を前期⽐0.1%改善の通期28.8%を計画(期初時点)し、季節・⽣活商品に重点を置いて粗利ミックスによる改 善を図るとしている。粗利率の上期計画は29.9%(上期実績は30.1%)、当第3四半期累計期間実績は29.5%、修正通 期計画は28.9%である。 ▷ 上期の販管費率は25.8%と、前年上期の26.7%を下回った。当第3四半期累計期間の実績は25.6%であった。修正通期 予想は25.6%を想定している。売上⾼の増加に伴う変動費の増加を想定している。ポイント販促費は前期⽐マイナスを 計画している。 ▷ 設備投資は13,626百万円(前期実績は12,712百万円)と計画したが、修正通期予想(2020年11⽉9⽇付)では12,903百 万円とした。出店投資が9,800百万円(前年10,600百万円)、システム投資が3,400百万円(前年1,700百万円)などで ある。システム投資額の倍増は、期初時点で、クレジットカード⾮保持化対応、Windows7機器のWindows10機器へ の⼊替え、RPA化拡⼤への対応、電⼦プライス導⼊拡⼤、物流サービスにおける配⾞管理システムの構築なども含んで いる。そのなかでも基幹コアシステムおよび個別システムの基盤をデータセンターからクラウド環境に移管すること が投資の中⼼である。。 ▷ Eコマース売上は同社単体で18,000百万円(前期⽐25%増)とし、EC⼦会社フォーレストと合計で35,000百万円を計画し ている。当第3四半期累計期間においては、Eコマース売上は16,002百万円と計画⽐88.9%の進捗となった。 ▷ 出店は当第3四半期累計期間実績で8店増(新設8店、移転1店)だった。

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中⻑期戦略の考え⽅

以下では同社の中⻑期戦略の考え⽅を整理する。 同社は新型コロナウイルス禍が社会や消費⾏動にどのような影響を与えるかを注視している段階にある。そのうえで暫 定的な経営ビジョンの形で同社グループの将来像を考え、以下「4つの柱」を掲げている。重点施策としては、①5GやIoT 環境下での新たな家電市場の市場開拓、②ドミナント強化および都市型基幹店舗の出店、➂Eコマース事業や法⼈営業ビ ジネスの伸⻑、④リフォーム事業の更なる強化、⑤物流・サービス事業の全国展開と他社からの業務受託、⑥教育などの 新規事業である。特にEC事業、リフォーム、物流・サービス、新規事業においては、引き続きM&Aや他社との提携も視野 に⼊れている。同社では、2020年3⽉期の連結売上⾼7,335億円を年率2〜3%で伸ばすイメージを持っている。

4つの柱

同社では、以下の4つの柱を中⼼に中⻑期的な事業展開を図るとする。すなわち家電、リフォーム、物流、教育である。 それぞれの事業領域でのポイントは以下である。同社によれば、中期的に⽬指す理想状況を100とするならば、4つの柱 の進捗状況は、家電:80、リフォーム:70、物流:60、教育:30といったイメージを持っているという。 家電 映像家電・テレビの需要刈り取りと粗利率の⾼いエアコン販売の強化が基本戦略である。中期的に5G/IoT家電など新た な商品への取り組みを強化するとしている。また、ドミナント強化および都市型基幹店舗の出店、EC事業や法⼈営業ビ ジネスの伸⻑も図る。 新規出店に関して同社には、原則として3年で黒字化、10年で投資回収というルールがある。この原則は事業投資やM&A に関しても同じである。ただし、同社のドミナント戦略上で⾮常に重要度の⾼いエリアの出店や、新業態にチャレンジす るような出店の場合は回収期間が若⼲⻑めに想定される場合がある。 リフォーム 同社は、リフォーム市場は安定的に推移するとみており、リフォーム事業の売上⾼を中⻑期的に100,000百万円規模を⽬ 指したいとしている。体制⾯では⼈員強化、外壁塗装の新規商品と地場の良質な業者の選定と⼯事体制の強化を図り、⾼ い接客⼒で増収を図っていくとしている。新商品の開発も⾏っていくとしている。 物流 ▷ ピーク時配送体制の強化 ▷ 他社との共同配送の連携、他社からの業務受託 ▷ ジェイトップ配送網の活⽤ 教育 ▷ 2020年⼩学校プログラミング教育必須化 ▷ エディオンの資産と「ロボ団」のノウハウ活⽤で⽇本最⼤のロボットプログラミングスクールへ ▷ エディオンロボットアカデミー事業に注⼒しており、知識やスキルの修得だけではなく、創造的な考え⽅を主体的に 学び実践できる⼦供たちの育成に貢献したいと考え「夢⾒る」を買収した。⽣徒数10,000⼈と2023年3⽉期の黒字化を ⽬指す。オンライン授業の拡⼤によるIT教育の地域格差の是正やアフター・コロナ環境への対応、国際的に通⽤する⼈ 材の育成、と⾔った社会貢献の側⾯も重視している。

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事業ポートフォリオへの考え⽅

同社では、基本的に資本コスト以下の事業は原則として⾏わない考えが貫かれている。 ① 利益率の⾼い事業の強化・拡⼤という観点では、粗利率が⾼い家電事業を常に強化し続けることが同社経営の中核で ある。EC事業も利益率は現状低いが、同社リアル店舗への送客などの相乗効果も併せて事業展開を判断している。 ② 利益率の低い事業への梃⼊れあるいは整理と⾔う判断において同社は、来店する顧客の⽣活の質や利便性の向上に 資するか否か、家電が中⼼となる店舗との相乗効果があるかという視点を重視している。例えば、リフォーム事業は、 当初は利益率が低かったが、拡⼤と梃⼊れを続け、黒字化するだけではなくリフォーム事業で⽇本のベスト10企業と なった。⼀⽅、その時々で同社事業との間尺があわなかった事業の売却も近年だけで数件実施された(家具のカタロ グ販売、地域のホームセンターなど)。太陽光発電システムの取扱いや家電リサイクル事業に関しては、現時点では 事業環境は厳しいが、循環型社会の実現という観点から家電販売を⾒た場合、顧客にとっても不可⽋であるとし継続 および梃⼊れを⾏っている。 ③ 新規事業の取捨選択においては、利益率や投資回収も⼤切であるが、家電事業との相乗効果が意識されている。

経費削減

同社によれば、本社営業・間接部⾨の社員約1,000⼈の30%を、⼈員再配置を含めて削減していくという。2002年の企業 統合以来、本格的に⼿を付けてこなかった部分である。RPA等を推進しながら間接部⾨の効率性改善を進め、中期的に売 上⾼販管費率を2020年3⽉期の27.0%から3ポイント程度引き下げたいとしている。

システム投資

2021年3⽉期のシステム投資は3,400百万円と、2020年3⽉期の1,700百万円から倍増される計画である。同社データセン ターの2022年春の閉鎖に対応し、クラウド化により、さらに強固な災害復旧を実現する。投資の効果としては、同社が現 状の情報システムの仕組み維持を前提に投資した場合に⽐較して、2025年3⽉期にかけて累計10億円弱の直接的な投資削 減メリットがあるという。システムの機材調達やシステムの拡張が容易かつ迅速になるメリットに加えて、実際は様々な 業務改善の効果も加わると期待される。

ROE向上策

2020年3⽉期の連結ROEは6.1%だった。ROE向上に向けては、当⾯は粗利率を安定的に維持することを基本線にし、販売 管理費の削減を⾏って利益率の改善を図ることが中⼼となるとしている。同社では、2020年3⽉期の連結営業利益率1.7% を、本社を中⼼とした業務効率化、デジタル活⽤による販促施策の合理化、物流再編・IT投資を通じた仕組み改善等によ り、中期的に3%超に向上させる余地はあると考えている。

ドミナント化戦略

同社によれば、出店戦略の基本は既存ドミナント化の強化と都市部への進出であるという。都市部の進出にあたっては、 3,000坪〜4,000坪クラスの⼤型店の出店を考えていくとしている。通常1,000坪もあれば家電販売上はフルスペックとな る。また、近畿地区でのシェア向上を⽬指しNo.1シェアを確⽴したいとしている。地域戦略としては、①⼤阪を中⼼とす る近畿圏における地域ドミナント化の強化、②京都・福岡都市部および同社源流企業旧エイデンが地盤とする愛知県の都 市部への進出、③関東圏とりわけ神奈川県での市場シェアの上昇、である。 上記の戦略の⽅向観を⾒るために、同社および競合企業の全国都道府県における同社市場シェア(直営店数に基づく売上 ⾼で推計)を確認する(下表、市場シェアはSR社の推計)。家電量販店業界の「全国」のHHIは1,482と⽐較的競争的な 環境である。しかし、都道府県別にみると競争状況は異なり、新潟県・埼⽟県・京都府・千葉県・⼤阪府・愛知県が⽐較 的競争度が⾼いのに対し、それ以外の都道県は2,000〜6,000超⽔準と寡占度は⾼まっている。

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Coverage HHI(ハーフィンダール・ハーシュマン指数:産業における企業の競争状態を測る指標のひとつ。各企業の市場シェアの2乗を加算して算出する。2 つの企業で構成される市場で、企業の市場占有率がそれぞれ70%と30%の場合、HHIは5,800(=70×70+30×30)となる。企業数が少なく企業間 格差が⼤きいなど市場が独占状態に近いほど指数の値は10,000(独占)に近づき、完全競争状態に近いほどゼロに近づく。公正取引委員会による企 業結合審査においては、競争を実質的に制限することとなるとは考えられない⽔準(セーフハーバー)を⽰す指標としてHHIを⽤いている。具体的 な⽔準については過去の審査実績に照らして検討した結果、以下の(1)〜(3)のいずれかを満たす場合としている。(1)HHI1,500以下、(2)HHI1,500超 2,500以下かつHHI増分250以下、(3)HHI2,500超かつHHI増分150以下、である。また、セーフハーバーに該当しない場合には個別の審査を要するも のの、過去の審査実績に照らせばHHI2,500以下かつ市場シェア35%以下の場合には競争を実質的に制限する恐れが⼩さいという。 (出所:公正取引委員会「企業結合ガイドライン」ほか資料よりSR社作成) ⼤阪を中⼼とする近畿圏における地域ドミナント化の強化 ⼤阪府における市場シェアトップは上新電機で28.1%、同社は20.8%である。上新電機は奈良県でも市場シェア40.6%を 占める。同社が⼤阪府をはじめ近畿圏で地域ドミナント化の強化を図るためには、上新電機と競争せざるを得ないだろ う。⼤阪府から奈良県までの道を確保できれば、同社が市場シェアトップの中部地⽅・三重県へ通じることができる。同 社が2019年6⽉に「エディオンなんば本店」をオープンさせたのもそう考えれば理解できる。⼤阪難波を起点に南海電鉄 ルートで和歌⼭県へ、近鉄ルートを通じて奈良県→三重県へのルートを確保できるからである。 同社の源流企業旧エイデンが地盤とする愛知県の都市部への進出 愛知県は同社のもう⼀つの源流企業旧エイデンの本拠地である。旧エイデンは愛知県内でも郊外地域を中⼼に出店し固 定客を数多く有している。⼀⽅、JR名古屋駅を中⼼とした都市部における店舗網は⼿薄である。2000年に⼤型複合施設 JRセントラルタワーズが開業すると、2003年、ビックカメラ(東証1 3048)が名古屋駅前に売り場⾯積15,000㎡規模の 名古屋駅⻄店をオープンした。また、2011年、ヤマダ電機は名古屋駅近くの名鉄百貨店本店ヤング館の跡地にLABI名古 屋店をオープンしている。 名古屋駅はJR新幹線や在来線、地下鉄東⼭線や桜通線、名古屋鉄道(名鉄線)や近鉄名古屋線などの私鉄が停まるターミ ナル駅である。2027年には東京〜名古屋間のリニア中央新幹線の開業を控えている。JR名古屋駅は名古屋市⻄区と中村 区の区境に位置しており、周辺の⼈⼝は両区合算で286千⼈と、同社が⽬安としている商圏⼈⼝200千⼈規模と合致する。 名古屋都市部への進出はいわば都市型量販店(都市型量販店と郊外型量販店の違いは後述する「市場とバリューチェー ン」を参照)と正⾯から競争することになるが、中⻑期的には地域ドミナント化を強化するために外せないエリアである ものとみられる。

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Coverage HHI(ハーフィンダール・ハーシュマン指数)と都道府県別市場占有状況 出所:各社資料によりSR社作成 *¹⼈⼝については平成30年1⽉1⽇住⺠基本台帳による。県⺠所得は「平成28年度県⺠経済計算について」(内閣府経済社会総合研究所、令和元年11⽉29⽇)によ る。 *²家電⼤型専⾨店販売額は「商業動態統計年報(第5部 家電⼤型専⾨店販売 第3表)」(経済産業省、2018年年報)による。 *³各社の市場シェアは「直営店」の店舗数による。各社の売上⾼を直営店舗数で除して1直営店あたり売上⾼を算出し、各都道府県の店舗数に乗じて売上⾼シェアを 計算した。 *⁴沖縄県の市場シェアについては、同社は総合⼩売サンエーと提携し店舗展開を⾏っている。同社によれば、沖縄県の市場シェアは35%⽔準となり、⿅児島県でもカ コイエレクトロとFC契約を締結し39店舗を有しているため、沖縄県とともに市場シェアは上昇するという。 *⁵ヤマダ電機傘下には家電ボランタリーチェーンの連結⼦会社コスモス・ベリーズがあるが、分析の対象からは除外している。コスモス・ベリーズは2019年12⽉末 で83業種、FC加盟店3,786店、11,686店舗を有している。加盟店の本業は燃料店37.3%、EC店14.2%、電気店13.1%など多岐にわたり、同社の⼀体感ある直営店とFC 店舗の関係とは性質を異にしているためである。 *⁶本レポートでは業績⽐較などの競合他社⽐較として⼤⼿6社(同社、ヤマダ電機(含むベスト電器)、K’s、ビックカメラ(含むコジマ)、ヨドバシカメラ、上新電 機)を分析対象とするが、都道府県別のHHI推計にあたってはノジマとラオックスも分析の対象に加えている。 関東圏とりわけ神奈川県での市場シェアの上昇 名古屋都市部での市場シェアアップを図れれば、同社が市場シェアトップの静岡県に通じる。名古屋から順に浜松市、静 岡市、富⼠市と繋がり、⼈⼝は浜松市が792千⼈、静岡市が691千⼈、富⼠市245千⼈とターゲットとする商圏⼈⼝200千 ⼈を上回る都市が続く。さらに、神奈川県に⼊れば、商圏⼈⼝200千⼈以上の市町村は増加していく。厚⽊市(225千⼈)、 ⼤和市(237千⼈)、茅ケ崎市(242千⼈)、平塚市(258千⼈)、横須賀市(394千⼈)、藤沢市(435千⼈)、相模原市 (723千⼈)、川崎市(1,530千⼈)、横浜市(3,748千⼈)となっている(2020年1⽉1⽇現在)。

企業統合の可能性

下表は、競合する家電量販店の都道府県別市場シェアを企業等のケースに合わせて単純合算したものである。企業統合の 可能性は常に残っているが、企業統合後のHHI指数の⼤きさによっては独占禁⽌法上の疑義が⽣じる可能性がある点に留 意すべきである。実際、2012年のヤマダ電機によるベスト電器の企業統合では、九州地⽅の5店舗を同社に委譲すること HHI 同社 (9831)ヤマダ電機 ケーズデンキ(8282) ビックカメラ(3048) ヨドバシカメラ(⾮上場) (7419)ノジマ (8173)上新電機 (8202)ラオックス (百万⼈)⼈⼝ 家電⼤型専⾨ 店販売額(百 万円) 1⼈あたり年間 販売額(千 円) 1⼈あたり県⺠ 所得(千円) 新潟 1,720 - 22.7% 22.8% 8.9% 18.7% 12.9% 10.7% 3.3% 2.281 66,312 29.1 2,826 埼⽟ 1,738 1.7% 19.0% 10.8% 33.5% 9.6% 21.1% 4.2% - 7.363 187,951 25.5 2,958 京都 1,743 22.2% 17.7% 8.6% 7.3% 22.8% - 17.4% 4.1% 2.563 95,935 37.4 2,926 千葉 1,752 0.6% 23.0% 17.1% 17.0% 10.7% 25.0% 2.7% 3.8% 6.299 181,351 28.8 3,020 ⼤阪 1,844 20.8% 20.7% 5.5% 10.6% 8.3% - 28.1% 6.0% 8.856 466,937 52.7 3,056 愛知 1,926 30.7% 22.3% 12.8% 13.5% 9.4% 0.6% 10.7% - 7.552 266,567 35.3 3,633 東京 2,015 0.3% 13.4% 2.4% 29.9% 33.3% 15.2% 1.1% 4.5% 13.637 899,597 66.0 5,348 静岡 2,167 23.2% 15.1% 10.3% 17.5% - 32.7% 1.2% - 3.743 109,094 29.1 3,300 栃⽊ 2,268 - 19.8% 14.8% 42.9% 22.4% - - - 1.986 95,209 47.9 3,318 三重 2,290 28.3% 21.8% 23.7% 5.7% - - 20.5% - 1.834 53,352 29.1 3,155 神奈川 2,324 1.9% 14.3% 3.0% 19.2% 25.3% 35.4% 0.8% - 9.171 330,921 36.1 3,180 福島 2,336 - 22.4% 20.4% 30.2% 27.0% - - - 1.920 50,589 26.4 3,005 ⼭梨 2,399 - 24.2% 17.2% 23.3% - 35.3% - - 0.839 19,036 22.7 2,873 富⼭ 2,418 12.0% 35.5% 11.6% 15.8% - - 25.1% - 1.070 33,432 31.3 3,295 北海道 2,479 7.1% 41.0% 19.9% 7.0% 14.6% - - 10.4% 5.340 150,545 28.2 2,617 兵庫 2,497 29.1% 24.2% 9.7% 6.6% - - 30.4% - 5.590 174,158 31.2 2,896 宮城 2,514 - 32.5% 19.4% 18.8% 29.4% - - - 2.312 70,542 30.5 2,926 滋賀 2,552 23.5% 26.2% 20.3% - - - 30.1% - 1.420 44,366 31.3 3,181 ⽯川 2,732 28.5% 33.4% 25.3% - - - 12.8% - 1.150 35,452 30.8 2,908 奈良 2,847 16.2% 20.6% 22.6% - - - 40.6% - 1.372 46,536 33.9 2,522 和歌⼭ 2,862 12.5% 22.7% 25.8% - - - 39.1% - 0.975 28,291 29.0 2,949 岐⾩ 2,920 41.0% 22.0% 24.4% - - - 12.6% - 2.054 57,303 27.9 2,803 福井 2,998 37.8% 34.4% 14.7% - - - 13.2% - 0.791 23,672 29.9 3,157 福岡 3,013 13.0% 50.4% 4.8% 12.6% 11.3% - - 8.1% 5.131 158,225 30.8 2,800 ⿃取 3,036 53.4% 34.7% 11.8% - - - 0.571 14,702 25.8 2,407 群⾺ 3,058 - 46.6% 19.8% 33.6% - - - - 1.991 84,640 42.5 3,098 ⻑野 3,388 29.0% 48.0% 14.3% - - 6.0% 2.8% - 2.114 53,384 25.3 2,882 茨城 3,407 - 29.9% 48.1% 9.6% - 12.4% - - 2.951 87,012 29.5 3,116 岡⼭ 3,413 43.2% 37.5% 9.6% 5.4% - - 4.3% - 1.921 65,339 34.0 2,732 愛媛 3,490 43.5% 28.8% 27.6% - - - 1.394 38,412 27.5 2,656 徳島 3,706 6.3% 51.4% 29.2% - - - 13.1% - 0.757 19,023 25.1 2,973 広島 3,719 54.7% 22.8% 6.1% 16.4% - - - - 2.849 110,963 39.0 3,068 ⾹川 3,854 16.4% 48.6% 35.0% - - - 0.993 29,323 29.5 2,945 ⻘森 3,948 - 46.7% 39.8% 13.5% - - - - 1.309 27,659 21.1 2,558 島根 3,999 55.3% 44.7% - - - 0.691 17,837 25.8 2,619 秋⽥ 4,022 - 49.1% 38.0% 12.9% - - - - 1.015 22,296 22.0 2,553 岩⼿ 4,127 - 48.2% 41.1% 10.7% - - - - 1.264 27,608 21.8 2,737 ⼭形 4,261 - 52.6% 37.4% - - - 10.1% - 1.107 23,962 21.6 2,758 ⼭⼝ 4,325 44.1% 48.2% - 7.7% - - - - 1.396 40,838 29.2 3,048 熊本 4,332 8.0% 62.1% 18.7% 5.3% - - - 5.9% 1.789 45,512 25.4 2,517 沖縄 4,387 - 57.3% - 31.0% - - - 11.6% 1.472 34,916 23.7 2,273 ⿅児島 4,674 3.5% 63.2% 24.2% 9.1% - - - - 1.656 39,833 24.1 2,414 ⼤分 4,748 13.3% 63.5% 23.2% - - - 1.169 30,240 25.9 2,605 ⻑崎 6,100 21.7% 75.0% 3.4% - - - 1.379 25,945 18.8 2,519 ⾼知 6,207 - 74.6% 25.4% - - - 0.725 14,095 19.4 2,567 宮崎 6,463 11.8% 79.0% 9.2% - - - 1.112 26,734 24.0 2,407 佐賀 6,477 9.7% 79.1% 11.2% - - - 0.833 19,728 23.7 2,509 全国 1,482 13.6% 27.1% 11.8% 16.0% 12.0% 9.9% 7.6% 2.0% 127.707 4,545,374 35.6 2,907

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Coverage によって企業統合が認められた経緯がある。つまり、同社が個々の競合先との企業統合を検討する場合は、地域の市場 シェアによっては第三の競合先を利する可能性があるわけである。 ヤマダ電機とベスト電器の企業統合における店舗の譲渡:2012年7⽉13⽇、ヤマダ電機とベスト電器は、資本・業務提携を⾏う事を発表。同年12 ⽉、公正取引委員会は資本・業務提携を承認したが、両社以外の店舗がない10地域(問題解消地域)で8店舗を他事業者へ譲渡することを条件にし た。対象となった8店舗のうち、ベスト電器の6店舗が同社店舗へ転換された。ヤマダ電機の1店舗も同社に譲渡された。また、同社と⿅児島県でベ スト電器をフランチャイズ展開していたカコイエレクトロも、ベスト電器とのフランチャイズ契約を終了し同社に変更した。カコイエレクトロの同 社への鞍替えに伴って、ベスト電器はFCの売上⾼約48,000百万円のうち約3分の1を失い九州地区から全⾯撤退となった。 企業統合のシナリオ:各社市場シェアの単純合算(SR社推計) 出所:同社および各社資料よりSR社作成 HHI ①同社 ➁ヤマダ電 ➂ケーズデ ンキ ④ビックカ メラ ➄ヨドバシ カメラ ➅ノジマ ➆上新電 ⑧ラオック ①+➁ ①+➂ ①+④ ①+➄ ①+➅ ①+➆ ①+⑧ 北海道 2,479 7.1% 41.0% 19.9% 7.0% 14.6% - - 10.4% 48.1% 27.0% 14.0% 21.6% 7.1% 7.1% 17.5% ⻘森 3,948 - 46.7% 39.8% 13.5% - - - - 46.7% 39.8% 13.5% - - - -岩⼿ 4,127 - 48.2% 41.1% 10.7% - - - - 48.2% 41.1% 10.7% - - - -宮城 2,514 - 32.5% 19.4% 18.8% 29.4% - - - 32.5% 19.4% 18.8% 29.4% - - -秋⽥ 4,022 - 49.1% 38.0% 12.9% - - - - 49.1% 38.0% 12.9% - - - -⼭形 4,261 - 52.6% 37.4% - - - 10.1% - 52.6% 37.4% - - - 10.1% -福島 2,336 - 22.4% 20.4% 30.2% 27.0% - - - 22.4% 20.4% 30.2% 27.0% - - -茨城 3,407 - 29.9% 48.1% 9.6% - 12.4% - - 29.9% 48.1% 9.6% - 12.4% - -栃⽊ 2,268 - 19.8% 14.8% 42.9% 22.4% - - - 19.8% 14.8% 42.9% 22.4% - - -群⾺ 3,058 - 46.6% 19.8% 33.6% - - - - 46.6% 19.8% 33.6% - - - -埼⽟ 1,738 1.7% 19.0% 10.8% 33.5% 9.6% 21.1% 4.2% - 20.7% 12.5% 35.3% 11.3% 22.8% 6.0% 1.7% 千葉 1,752 0.6% 23.0% 17.1% 17.0% 10.7% 25.0% 2.7% 3.8% 23.6% 17.7% 17.7% 11.3% 25.7% 3.4% 4.5% 東京 2,015 0.3% 13.4% 2.4% 29.9% 33.3% 15.2% 1.1% 4.5% 13.6% 2.6% 30.2% 33.6% 15.5% 1.3% 4.7% 神奈川 2,324 1.9% 14.3% 3.0% 19.2% 25.3% 35.4% 0.8% - 16.3% 4.9% 21.1% 27.3% 37.3% 2.7% 1.9% 新潟 1,720 - 22.7% 22.8% 8.9% 18.7% 12.9% 10.7% 3.3% 22.7% 22.8% 8.9% 18.7% 12.9% 10.7% 3.3% 富⼭ 2,418 12.0% 35.5% 11.6% 15.8% - - 25.1% - 47.5% 23.6% 27.8% 12.0% 12.0% 37.1% 12.0% ⽯川 2,732 28.5% 33.4% 25.3% - - - 12.8% - 61.9% 53.8% 28.5% 28.5% 28.5% 41.3% 28.5% 福井 2,998 37.8% 34.4% 14.7% - - - 13.2% - 72.2% 52.4% 37.8% 37.8% 37.8% 51.0% 37.8% ⼭梨 2,399 - 24.2% 17.2% 23.3% - 35.3% - - 24.2% 17.2% 23.3% - 35.3% - -⻑野 3,388 29.0% 48.0% 14.3% - - 6.0% 2.8% - 76.9% 43.3% 29.0% 29.0% 35.0% 31.7% 29.0% 岐⾩ 2,920 41.0% 22.0% 24.4% - - - 12.6% - 63.0% 65.4% 41.0% 41.0% 41.0% 53.7% 41.0% 静岡 2,167 23.2% 15.1% 10.3% 17.5% - 32.7% 1.2% - 38.4% 33.6% 40.7% 23.2% 56.0% 24.4% 23.2% 愛知 1,926 30.7% 22.3% 12.8% 13.5% 9.4% 0.6% 10.7% - 53.0% 43.5% 44.2% 40.1% 31.4% 41.4% 30.7% 三重 2,290 28.3% 21.8% 23.7% 5.7% - - 20.5% - 50.1% 52.0% 34.0% 28.3% 28.3% 48.8% 28.3% 滋賀 2,552 23.5% 26.2% 20.3% - - - 30.1% - 49.7% 43.8% 23.5% 23.5% 23.5% 53.6% 23.5% 京都 1,743 22.2% 17.7% 8.6% 7.3% 22.8% - 17.4% 4.1% 39.8% 30.8% 29.4% 45.0% 22.2% 39.6% 26.3% ⼤阪 1,844 20.8% 20.7% 5.5% 10.6% 8.3% - 28.1% 6.0% 41.5% 26.3% 31.4% 29.1% 20.8% 48.8% 26.7% 兵庫 2,497 29.1% 24.2% 9.7% 6.6% - - 30.4% - 53.3% 38.8% 35.7% 29.1% 29.1% 59.6% 29.1% 奈良 2,847 16.2% 20.6% 22.6% - - - 40.6% - 36.8% 38.8% 16.2% 16.2% 16.2% 56.8% 16.2% 和歌⼭ 2,862 12.5% 22.7% 25.8% - - - 39.1% - 35.1% 38.2% 12.5% 12.5% 12.5% 51.6% 12.5% ⿃取 3,036 53.4% 34.7% 11.8% - - - 88.2% 65.3% 53.4% 53.4% 53.4% 53.4% 53.4% 島根 3,999 55.3% 44.7% - - - 100.0% 55.3% 55.3% 55.3% 55.3% 55.3% 55.3% 岡⼭ 3,413 43.2% 37.5% 9.6% 5.4% - - 4.3% - 80.7% 52.8% 48.6% 43.2% 43.2% 47.5% 43.2% 広島 3,719 54.7% 22.8% 6.1% 16.4% - - - - 77.5% 60.8% 71.2% 54.7% 54.7% 54.7% 54.7% ⼭⼝ 4,325 44.1% 48.2% - 7.7% - - - - 92.3% 44.1% 51.8% 44.1% 44.1% 44.1% 44.1% 徳島 3,706 6.3% 51.4% 29.2% - - - 13.1% - 57.7% 35.5% 6.3% 6.3% 6.3% 19.4% 6.3% ⾹川 3,854 16.4% 48.6% 35.0% - - - 65.0% 51.4% 16.4% 16.4% 16.4% 16.4% 16.4% 愛媛 3,490 43.5% 28.8% 27.6% - - - 72.4% 71.2% 43.5% 43.5% 43.5% 43.5% 43.5% ⾼知 6,207 - 74.6% 25.4% - - - 74.6% 25.4% - - - - -福岡 3,013 13.0% 50.4% 4.8% 12.6% 11.3% - - 8.1% 63.3% 17.8% 25.5% 24.2% 13.0% 13.0% 21.0% 佐賀 6,477 9.7% 79.1% 11.2% - - - 88.8% 20.9% 9.7% 9.7% 9.7% 9.7% 9.7% ⻑崎 6,100 21.7% 75.0% 3.4% - - - 96.6% 25.0% 21.7% 21.7% 21.7% 21.7% 21.7% 熊本 4,332 8.0% 62.1% 18.7% 5.3% - - - 5.9% 70.1% 26.7% 13.3% 8.0% 8.0% 8.0% 13.9% ⼤分 4,748 13.3% 63.5% 23.2% - - - 76.8% 36.5% 13.3% 13.3% 13.3% 13.3% 13.3% 宮崎 6,463 11.8% 79.0% 9.2% - - - 90.8% 21.0% 11.8% 11.8% 11.8% 11.8% 11.8% ⿅児島 4,674 3.5% 63.2% 24.2% 9.1% - - - - 66.6% 27.7% 12.6% 3.5% 3.5% 3.5% 3.5% 沖縄 4,387 - 57.3% - 31.0% - - - 11.6% 57.3% - 31.0% - - - 11.6% 全国 1,482 13.6% 27.1% 11.8% 16.0% 12.0% 9.9% 7.6% 2.0% 40.7% 25.4% 29.6% 25.5% 23.5% 21.2% 15.6%

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