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(1) 東温市児童生徒の教科に関する調査結果の概要と分析 小学校 ( 全国の平均正答率との差 ) 国語 算数 関心 意欲 態度 数や計算の学習 言語の知識 理解 話す 聞く能力 用語等の意味理解 量や測定の学習 計算や作図等の技能 図形の学習 読む能力 書く能力 問題解決の考え方 数量関係の学習 国

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(1)

「平成 26 年度全国学力・学習状況調査」 東温市の調査結果について

調査の概要

(1) 調査実施の目的等 「全国学力・学習状況調査」(以下「本調査」または「学力調査」という。)は、義務教 育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・ 分析し、教育施策の成果や課題を検証し、その改善を図るとともに、教育に関する継続的な 検証改善サイクルを確立することを目的に実施しています。 各学校においては、本調査結果から児童生徒の学力や学習状況を把握し、児童生徒への教 育指導や学習状況の改善等に役立てることができると考えています。 (2) 調査対象学年 ・小学校第6学年(北吉井小学校・南吉井小学校・拝志小学校・上林小学校・ 川上小学校・東谷小学校・西谷小学校) ・中学校第3学年(重信中学校・川内中学校) (3) 調査の内容 ①教科に関する調査(国語,算数・数学) ・主として「知識」に関する問題 ・主として「活用」に関する問題 ・国語A,算数・数学A:主として「知識」に関する問題を中心とした出題 ・国語B,算数・数学B:主として「活用」に関する問題を中心とした出題 ②生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 ・児童生徒に対する調査 ・学校に対する調査 (4) 調査の方法 悉皆調査 (5) 調査日 平成26年4月22日(火) (6) 平成26年4月22日に調査を実施した学校・児童生徒数 【小学校調査】 【中学校調査】 東温市: 7校(328 人) 2校(295 人) 愛媛県: 298 校(11,898 人) 136 校(11,730 人) 全 国:20,352 校(1,093,806 人) 10,173 校(1,060,010 人)

調査結果の傾向と考察等

調査結果については、本調査の目的を達成するため、自らの教育及び教育施策の改善、各児 童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要です。したがって、この調査結果の 公表が各学校の序列化につながったり、過度な競争につながったりすることのないように配慮 したいと考えます。また、本調査により測定できるのは学力の特定の一部分であることや、学 校における教育活動の一側面に過ぎないことなどに留意して、調査結果を見ていくことが大切 です。 なお、本年度から保護者、地域住民の方に対する説明責任を果たすため、東温市の調査結果 の一部について愛媛県教育委員会のホームページにおいても公表することとしました。 (http://ehime-c.esnet.ed.jp/gimu/src/02shidou/01gakuryoku/zenkoku/zenkoku26.html)

(2)

(1) 東温市児童生徒の教科に関する調査結果の概要と分析 小学校(全国の平均正答率との差) 【国語】 【算数】 中学校(全国の平均正答率との差) 【国語】 【数学】 本調査で測定できた東温市内児童生徒の学力の概要は、以下のようになります。 ○ 小学校では、国語の「知識」、算数の「知識」「活用」が全国平均とほぼ同じか、や や下回っているが、国語の「活用」は、昨年度に引き続き全国平均を上回っている。 ○ 中学校では、国語の「知識」、算数の「知識」「活用」が全国平均とほぼ同じか、や や上回っているが、国語の「活用」は全国平均をやや下回っている。 ○ 全国や愛媛県同様、基礎知識を問うA問題の正答率が高く、応用力を試すB問題に課 題が残る傾向は変わらない。 ○ 小学校、中学校ともに、算数・数学における「用語等の意味理解」の項目は課題がみ られる。 本市における問題別における結果は次の通りです。本市の調査結果も全国と同様の傾向がみ られました。 関 心・意欲 ・態度 話 す・聞く能 力 書 く能力 読 む能力 言 語の知 識・理 解 国 語A 国 語B 全 国平均 関心・意欲 ・態度 話 す・聞く能 力 書く能力 読む能力 言 語の知 識・理 解 国 語A 国 語B 全 国平均 数や式の学習 図形の学習 関数の学習 統計等の学習 問題解決 の考え方 計算や作図 等の技能 用語等の 意味理解 数 学A 数 学B 全 国平均 数 や計算の学習 量 や測定の学習 図形の学習 数量関係 の学習 問 題解決 の 考え方 計 算や作 図 等の技能 用 語等の 意 味理解 算 数A 算 数B 全 国平均

(3)

◇・・・相当数の児童ができている点 ◆・・・課題のある点 ( )内の記号は、A・・・知識A問題、B・・・活用B問題 〔 〕内の記号は、問題番号 国語(小学校) 【話すこと・聞くこと】 ◆(B) 司会の役割として目的に応じて話合いの観点を整理したり、質問の意図をとらえた りする。〔1一・二〕 【書くこと】 ◆(B) 立場を明確にして、質問や意見を述べる。〔1三〕 ◆(B) 分かったことや疑問に思ったことを整理し、それらを関連付けながらまとめて書 く。〔1三〕 【読むこと】 ◆(B) 詩の解釈における着眼点の違いを捉えたり、詩を比べて読み、自分の考えを書いた りする。〔3二・三〕 【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】 ◇(A) 今回出題の漢字の読みや書きについては、相当数の児童ができているものがある。 〔1二・三〕 ◆(A) 今回出題された故事成語の意味や使い方を理解することに課題がある。〔2〕 算数(小学校) 【数と計算】 ◇(A) 整数、小数、分数の四則計算は、相当数の児童ができている。〔1〕 ◇(B) 示された場面から計算の結果の見通しをもち、筆算ができる。〔1(1)〕 ◆(B) 10人分の量を基に40人分の量を相対的に捉え、その関係を表している図を選択す る。〔3(2)〕 ◆(B) 示された情報を解釈し、基準量の1.5倍の長さを表している図を選択したり、示さ れた情報を整理し道筋を立てて考え、小数倍の長さの求め方を記述したりする。〔5 (2)(3)〕 【量と測定】 ◆(B) 示された情報を基に、条件に合う時間を求めることができる。〔3(1)〕 ◆(B) 示された情報を基に必要な量と残りの量の大小を判断し、その理由を言葉と数を用 いて記述する。〔3(3)〕 【図形】 ◇(A) 円周の長さを、直径の長さを用いて求める。〔5(1)〕 ◆(B) 作図に用いられる図形の約束や性質を理解している。〔6)〕 【数量関係】 ◇(A) 減法と乗法の混合した整数の計算をすることができる。〔1(5)〕 国語(中学校) 【話すこと・聞くこと】 ◇(A) 必要に応じて質問し、足りない情報を聞き出すことは、相当数の生徒ができてい る。〔1二〕 【書くこと】 ◇(A) 心情が相手に効果的に伝わるように、描写を工夫して書き加える。〔2一〕 ◇(A) 集めた材料を分類等により整理したり、多様な方法で材料を集めながら考えをまと めたりして書く。〔4一・7一〕 ◆(B) 資料から適切な情報を得て、伝えたい事実や事柄が明確に伝わるように書く。〔2 三〕 【読むこと】 ◇(A) 登場人物の心情や行動に注意して読んだり、文章全体と部分との関係を考えたりし て、内容を理解する。〔3一・5二〕 ◆(B) 文章に表れているものの見方や、文章の構成や表現の仕方などについて、根拠を明 確にして自分の考えをもつ。〔1二・三〕 ◆(B) 複数の資料を比較して読み、要旨を捉える。〔2一〕

(4)

【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】 ◆(B) 落語に表れているものの見方や考え方について、根拠を明確にして自分の考えを書 く。〔3三〕 数学(中学校) 【数と計算】 ◇(A) 正の数と負の数の意味を、実生活の場面に結び付けて理解している。〔1(4)〕 ◇(A) 単項式どうしの除法の計算ができる。〔2(2)〕 ◇(A) 数量を文字式で表すことができる。〔2(4)〕 ◇(A) 等式の性質と移項の関係を理解している。〔3(1)〕 ◆(B) 予想された事柄が成り立たないことを判断し、その理由を説明する。〔2(3)〕 【図形】 ◇(A) 線対称な図形を完成することは、相当数の生徒は理解している。〔4(1)〕 ◇(B) 日常的な事象を表した図を観察し、空間における位置に関する情報を適切に読みと る。〔1(1)〕 ◆(B) 図形の回転移動の前後における2つの図形の辺や角の対応を読みとる。〔4(3)〕 ◆(B) 底辺が合同で高さが等しい円柱と円錐の体積の関係について理解している。〔5 (4)〕 ◆(B) 図形の性質を構想を立てて説明したり、証明の過程で見出した事柄や証明された事 柄を基に発展的に考えたりする。〔4(1)(2)〕 【関数】 ◇(B) グラフの傾きや交点の意味を事象に即して解釈し、結果を改善することは、相当数 の生徒ができている。〔6(2)〕 ◆(B) グラフの傾きや交点の意味を事象に即して解釈し、結果を改善して問題を解決する 方法を数学的に説明する。〔6(3)〕 【資料の活用】 ◆(B) 不確定な事象の起こりやすさの傾向を捉え、判断の理由を数学的な表現を用いて説 明する。〔5(2)〕 <参考>平成 26 年度 全国学力・学習状況調査 調査結果のポイント(国立教育政策研究所) (http://www.nier.go.jp/14chousakekkahoukoku/) 児童生徒質問紙のうち、国語、及び算数・数学の授業に関する東温市の児童・生徒の回答結果 は以下のとおりです。 【小学校】(全国の平均回答率との差)

(5)

【中学校】(全国の平均回答率との差) ○ 小学校では、「国語の学習が好き、国語の学習は将来役に立つ」と肯定的に回答し た児童の割合が全国平均より高い。中学校では数学の学習において、同様の関心・意 欲がうかがえる。 ○ 算数・数学の授業で「問題の解き方や考え方がわかるようにノートに書いている」 と回答した児童生徒の割合が、小・中学校ともに昨年度と比べ大きく増えている。 ○ 中学校では国語の授業において、「自分の考えの理由を明確にして書くことを心掛 けている」生徒の割合が、全国平均に比べ低い。肯定的な回答をしている児童数の割 合が昨年度より減少した小学校とともに、課題がある。 ○ 中学校では、「国語の授業内容がよく分かる」と回答した生徒の割合が昨年度より 減少している。また、全国平均よりも低く、課題である。「数学の授業内容がよく分 かる」と回答した生徒の割合は全国平均より高いが、昨年度と比較すると減少してい る。 (2) 東温市児童生徒の生活習慣等に関する質問紙結果の概要と分析 肯定的な回答について、全国の平均回答率との差は次のようになっています。 【小学校】

(6)

【中学校】 ○ 小・中学校とも、自分にはよいところがあると思っていたり、地域や社会の問題等 に関心をもっていたりする児童生徒の割合が、全国に比べて高い。 ○ 小・中学校とも、平日にテレビやビデオ・DVDを視聴している時間は、全国に比 べてかなり短い。インターネット等の使用時間は全国並みである。 ○ 小学校では児童の平日の読書時間が短く、大きな課題である。中学生になるとやや 改善されている。 ○ 中学生になると、学校のきまりを守るという規範意識に課題が見られる。 その他、市内の小・中学生が全国平均や愛媛県平均と比較して、肯定的な回答及び否定的な 回答が多かった項目は以下の通りです。 ※(小)は小学校、(中)は中学校の回答 肯定的な回答が多かった項目 ○ 難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している。(小) ○ 学校に行くのは楽しいと思う。(小・中) ○ 学級のみんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかった経験がある。(小・中) ○ 先生は、自分のよいところを認めてくれていると思う。(小・中) ○ 今住んでいる地域の行事に参加している。(小) ○ いじめは、どんなことがあってもいけないことだと思う。(小) ○ ものごとを最後までやり遂げて、うれしかったことがある。(中) 否定的な回答が多かった項目  本を読んだり借りたりするために、学校や地域の図書館によく行く。(小・中)  新聞を週に1回以上読んでいる。(小・中)  難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している。(中)  テレビのニュース番組やインターネットのニュースを見る。(中)  地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがある。(中) (3) 調査結果の考察 ○ 授業について 本調査で見られた課題は、調査対象学年のみならず、全学年を通じた系統的・継続的な 指導によって改善していくことが大切です。

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各学校では今までも本調査結果を受け、算数・数学の授業を中心に少人数指導やT・T指 導に取り組み、個に応じた指導を行ってきました。また、単に板書をノートに写すだけでな く、筋道を立てて考えたり、解決した過程を振り返り、考えの説明や記述を見直したりする 授業づくりに努めてきました。 今後は授業形態の改善はもとより、児童生徒の説明、論述、討論といった言語活動を多く 取り入れた授業改善をさらに進めるために、国立教育政策研究所の「全国学力・学習状況調 査の結果を踏まえた授業アイディア例」等も活用して、学校全体で検証改善サイクルを確立 して取り組んでいく必要があると考えます。 (http://www.nier.go.jp/jugyourei/index.htm) 東温市教育委員会では、平成 25 年度から全小学校4年生、中学校2年生で標準検査を実施 しています。この標準検査は、学力を全国標準に照らして客観的に把握できるとともに、教 科書の単元のまとまりでの集計結果や、一問ごとの回答を分析することで具体的な指導対策 に活用できるものとなっています。コンピューターで分析された個人票をもとに、学習相談 をいっそう充実していきたいと考えます。 ○ 家庭学習について この7年間の本調査結果より、東温市内の児童はおおむね家庭学習が定着しており、予習を して授業に臨んだり、家庭で復習をしたりする児童の割合が比較的高い傾向がみられていま す。しかし、今年度東温市内の6年生が「平日に家庭で1時間以上学習する」と回答した割 合は約 65%で全国平均よりは高いものの、昨年度と比較すると5%減少しています。中学校 でも同様で、「平日に家庭で2時間以上学習する」と回答した生徒は、昨年度の 50%から 40%に減少しています。中学生になると家庭学習をしない生徒も増えてきており、家庭学習 の習慣化を市全体の課題ととらえてきました。 今年度、東温市教育委員会では、「東温市家庭学習の手引き」を年度当初に市内全小・中 学生に配布しました。この家庭学習の手引きは、小・中学校義務教育9年間のスパンを見通 して、家庭での理解と協力を得ながら発達段階に応じた学びの力を子どもたちに身につけさ せるために、市内小中学校の代表教員が中心となって作成したものです。東温市の子どもた ちに「めあてをもち、進んで学ぶ子」「課題を見つけ、続けてがんばる子」「成果を振り返 り、着実に伸びる子」になってほしいと考えています。 この手引きでは、小学校低・中・高学年、中学校の各段階において、それぞれに合った学 習時間の目安や学習の進め方、取り組む内容などを載せており、これらを参考にして、自ら 学ぶ習慣を身につけ、自分に適した生活のリズムをつくることを目指しています。この手引 きをもとにして各学校が独自の家庭学習の手引きを作成したり、児童生徒の実態に合った家 庭学習の充実に向けて支援を進めていったりすることができるよう、現在活用に取り組んで います。 ○ 読書活動について 小学校の読書活動は、昨年度も課題のひとつとしてとらえ学校における読書環境の整備に 努めてきましたが、今年度はさらに読書時間の不足が大きな課題となりました。そこで「東 温市家庭学習の手引き」でも、小学校中学年からは、国語の授業で学習した内容に関連する 作品の読書を勧めています。 教育委員会としても、今年度も学校図書購入費として昨年度と同額の予算を図上し新書等 の購入にあたっており、市内ほとんどの学校は、学級数に応じた学校図書館図書蔵書数の標 準を達成しています。また、市立図書館との連携を図り、市立図書館の運営に関する選書会

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委員として東温市学校図書主任会から委員を任命し、児童・生徒にとって親しみやすい市立 図書館の運営や利用促進に努めています。 市立図書館は引き続き、移動図書館「かぼちゃん号」で市内7小学校に月2回赴き、児童 が休み時間にも本に親しめる環境づくりを行っており、幼児期から読書の楽しさに触れる場 の提供として、「おはなし読書会」の開催も効果的であると考えています。自分で読んだ本 を記録して、100 冊になったら認定証を受け取る「めざせ 100 冊読書マラソン」も今年で3 年目を迎え、子どもたちに定着してきました。 児童・生徒の考える力を高めていくためには、書籍のみならず新聞を読む力を育てること も大切です。教育委員会では、学校図書館への新聞の配架を行っており、新聞に積極的に触 れさせることで、広い視野に立ったものの見方や考え方ができる力を育成し、子どもたちの 地域や社会に貢献しようとする意欲や態度を育みたいと考えます。

3 おわりに

東温市教育委員会では愛媛県教育委員会の指導のもと、全国学力・学習状況調査及び愛媛県 学力診断調査等の結果等を分析することにより、東温市における学力の課題を明らかにすると ともに効果的な学力向上に係る検証及び改善を行い、全市的な確かな学力の定着と向上を図る ため、平成 26 年3月に「東温市学校の教育力向上推進委員会」を設置しました。年3回開催 予定のこの会には市内小中学校の校長・教頭代表、各校代表者、学識経験者が集まり、授業力 向上部会、学習環境部会、学校評価部会の専門部会を設け、学力向上に向けた具体的な方針、 施策、取組等を立案し、実施、検討しています。 8月に開催された今年度の第2回推進委員会では、子どもたちの学力を客観的に分析し授業 改善に取り組む手立てや教員研修の方向性、「東温市家庭学習の手引き」をもとにした家庭学 習の保護者啓発のあり方の検討、子どもたちの学習習慣・生活習慣の確立や、望ましい人間関 係づくりの構築に向けた実践化の方向性が話し合われました。教育委員会ではよりよい学校生 活と友達づくり事業として学級集団満足度アンケート調査(QU調査)を全小中学校児童生徒 で行っていますが、よりよい学びの環境づくりが学力向上につながると考え、今後も施策実施 に努めていきます。 また、教育委員会では毎年年度末に学校評価報告会を開催し、各小中学校から教育活動その 他の学校運営の状況に関する自己評価や学校関係者評価の報告を受けてきました。今後は学校 評価がさらに効果的に実施されるよう「東温市学校の教育力向上推進委員会」の機能を高めて いくとともに、市内小中学校9校が学力についての課題を共有し、東温市の子どもたちを東温 市の全教職員が育てていくという共通認識のもと、小小連携、小中連携をさらに進めていきた いと考えます。 学校や東温市教育委員会では今後とも継続的に本調査を実施していきます。その際、「教 育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる」という調査本来の目的を忘れ、結果だけに関 心が向けられることがないようにするとともに、調査結果を教育相談や個別指導に活用し、 児童生徒一人一人の学習改善や学習意欲の向上につなげていきたいと考えます。 学校教育の最大の任務は「子どもたちに確かな学力を身につけさせること」であり、学力 を高めるためには、学習を行おうとする基盤づくりが最も大切な要素です。学校や東温市教 育委員会は、保護者を含めた地域の力を得ながら、子どもたち一人一人の可能性を広げる教 育の推進に努めていきます。

参照

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