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微量要素とその働き H28 版 鉄 葉緑素をつくる 銅 葉緑素をつくる 亜鉛 新葉を作るのに役立つ マンガン ビタミンの合成に必要 モリブデン ビタミンの合成に必要 ホウ素 根や新芽の生育を促進 塩素 光合成にかかわる なお 微量要素がどれくらい入っていれば良いかというと 植物種によって必要な微量要

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市民講座基本資料1回目用サブテキスト 【p2関係】 有機物とは 主に動物や植物の体を構成しているもので、微生物によって分解されます。カルシウム やミネラルといったものは無機物で、分解されません。 ≪参考≫ ビタミンは元素から成る有機化合物 ミネラルとは 広い意味で「ミネラル(「無機質」ともいう。)」とは、マグネシウム、カルシウム、カ リウム、ナトリウムなどの「元素」のことです。 炭素、水素、酸素、チッ素の 4 つを除いた元素を「ミネラル」と呼んでいます。 ミネラルはビタミンと同様にごく微量で体の機能維持や調節に欠かすことのできない 栄養素です。人の体の中で作ることができないので、食べ物からとる必要があります。 人の体の中に存在し、栄養素として欠かせないことが分かっているミネラルとしては、 現在16種類(リン、カリウム、マグネシウム、カルシウム、硫黄、ナトリウム、クロム、 マンガン、鉄、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素、塩素、コバルト)があります。 微量要素とは 微量要素と言われているものは、鉄、銅、亜鉛、マンガン、モリブデン、ホウ素、塩素 の7元素です。 植物は 3 大栄養素の「チッソ・リン酸・カリウム(N/P/K)」だけでは順調に育たず、 これらの微量要素が必要です。これは化学肥料には含まれませんが、堆肥には十分含まれ ています。 これらの微量要素は、不足すると窒素代謝を狂わせて窒素過多の農産物の原因になり、 病気に弱い体質をつくったり、葉が黄色くなったり・萎縮したり、味を悪くしたり、日持 ちを悪くしたりすると言われています。これらを総じて微量要素欠乏症と呼ぶことがあり ます。

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微量要素とその働き な お 、 微量要素がどれくらい入っていれば良いかというと、植物種によって必要な微量要素も若 干変わりますし、土壌のpHによっても吸収量が変わりますので基準量といったものは設 けられていません。 堆肥の連続施肥だけでは微量要素は補充されないのでしょうか? 生ごみ堆肥はバランスよく微量要素を含むと考えらえますので、連続使用することによ り微量要素の補給が継続され、他の要因がなければ、微量要素欠乏症になることを予防す る効果が期待できます。 化学肥料と堆肥の大きな違い (化学肥料) 素早く作物が育つのに必要な養分(主に窒素、リン酸、カリ)を供給する。 (生ごみ堆肥) ① 堆肥を供給することにより微生物や土壌動物のはたらきにより土壌が改良(通気性、 通水性、保水性が向上)されるので、植物の根が育ちやすく必要な水分や栄養分の 供給能力が高まる。 ② 微量要素が供給され美味しい野菜や美しい花ができる。 ③ 堆肥の肥料成分がゆっくりと供給される。(化学肥料の中にも緩効性のものはある。) 〇 物理的効果 :保水性、通水性、通気性が向上する。 〇 育種での効果:微量要素、植物ホルモン、ビタミン様物質など植物成長に拘る 成分を含む。 〇 病理的効果 :微生物の産出する抗生物質により病気の発生を抑える効果が期 待できる。 鉄 葉緑素をつくる 銅 葉緑素をつくる 亜鉛 新葉を作るのに役立つ マンガン ビタミンの合成に必要 モリブデン ビタミンの合成に必要 ホウ素 根や新芽の生育を促進 塩素 光合成にかかわる

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【p3関係】 タカクラ式コンポストの特長 タカクラ式は次のような点で優れています。 ① スタート時にすでに大量の微生物が投入されているので、分解が速い。 ② 市販のもので手軽にできる。 ③ 電気を使わない。 ④ 容器の耐久性に優れる タカクラ式コンポストで作成した堆肥は中熟堆肥であり、良好な微生物もたくさん含ん でいます。また堆肥は土の中の生きもののエサになるものが多く入っており、土をフカフ カにする効果があります。 家庭で取り組むことのできる「生ごみコンポスト化の方法」 土中埋め込み型 昔よく使った大きなごみバケツを逆さまにしたような従来からよ く見かけるタイプで、生ごみ投入の都度、サンドイッチ状に土を2~ 3cm被せる。菌を添加する場合もある。 密閉型 生ごみ投入時にEM(有用な微生物群)を10~20g振りかけ、 嫌気発酵をさせる。イメージとしては、ぬか漬けに似ており、生ごみ の形は殆ど変らず残る。 ダンボール コンポスト ダンボール容器にピートモスと籾殻燻炭を入れておき、生ごみ投入 時によくかき混ぜ、好気発酵により分解する。当初は発酵菌を入れな いが、空気中や投入する生ごみに含まれる菌が入り増殖して生ごみが 分解される ダンボールが生ごみの水分でふやけやすく交換が必要になる。 タカクラ式 後の実習で、皆さんと一緒に作製しますが、容器に発酵食品等から 採取した菌と腐葉土等を入れておき、生ごみ投入時によくかき混ぜ、 好気発酵により分解する。 手動撹拌式 好気性の菌が入った処理機に生ごみを入れ分解をするものである が、定期的に手動で撹拌する必要がある。撹拌が容易にできるように 工夫されている。 電動式 (バイオ) 好気性の菌が入った電動式の処理機に生ごみを入れておくと、自動 的に定期撹拌され分解する。強制通気により臭いも吐き出されるよう

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になっている。 処理機の値段が6万5千円位から19万円と様々なものがある。 電気代は月に200円から500円程度。 電動式 (乾燥) 生ごみを入れると温風で乾燥する。 乾燥するだけなので、堆肥として使用するためには2倍容量の土と 混ぜて土壌菌の働きで堆肥にする。 ミミズ コンポスト シマミミズを容器に飼って生ごみを良質な堆肥にする方法である。 シマミミズは土壌に潜らずに地表に堆積した落ち葉や枯草と地面の 間に生息し有機物を食べる。ミミズは24時間で自分の体重の半分か ら同等以上の重さの生ごみを処理する。 ※ 皆さんは今回、タカクラ式を始めるわけですが、他の方法も覚えておいて状況により併 用することも良いかもしれません。 例えば、分解の遅い生ごみを家庭ごみとして捨ててしまわずに、土中埋め込み型を使っ て時間をかけて分解するのも良いかもしれません。少しでも多くの生ごみを資源化でき ます。 ミミズの効用 堆肥や生ごみの分解に活躍するのは主にシマミミズです。通常畑などで見かけるミミズ とは違う種類です。 ミミズは豊かな土壌をつくる最高の立役者です。というのは「食べる・糞をする・尿を 出す・動き回る・死亡する」というミミズの何気ない毎日の活動そのものが、すべての土 や作物に多大な好影響を与えているからです。 ミミズは大量の土や有機物を食べ、細かく分解をしながら土中を進みます。通った道は ヌルヌルの尿に塗り固められてしっかりとした空隙になり土壌の通気性を良くします。し かもその尿にはアンモニアと多種類の酵素が含まれていて、通り道は植物の根や微生物に とって理想的なすみかとなります。 糞は水をよく吸収し、しかも水に浸かっても崩れにくく良質の団粒そのものです。 また、不溶性だった土中のミネラルもミミズの体を通ることで水溶性に変り作物が吸収 しやすくなります。 そしてミミズの体そのものもタンパク質とアミノ酸、酵素、ビタミンの塊なので、その 死骸もまた最高の即効性肥料になります。 ボ カ シ に つ い て ボ カ シ と は 、 有 機 質 肥 料 と 土 を あ ら か じ め 堆 肥 発 酵 さ せ た も の で 、 材 料 も 有 機 物 な ら コ レ と 言 っ て 決 ま り は あ り ま せ ん 。 牛 ふ ん 、鶏 ふ ん 、骨 粉 、魚 粉 、油 か す の 他 、生 ゴ ミ 、コ ー ヒ ー の か す 、ふ す ま 、 お か ら な ど 食 品 を 製 造 す る 過 程 で 出 る 副 産 物 で も 構 い ま せ ん 。 タ ダ で 手 に 入 る も の が 使 い や す い で す よ ね 。 基 本 的 な 作 り 方 と し て 、 ◎ 米 ぬ か 、乾 燥 鶏 糞 そ れ ぞ れ 1 k g に 、魚 粉 、骨 粉 を 1 k g 、油 か す を 2 k g 混 ぜ 合 わ せ ま す 。生 ゴ ミ を 入 れ て も 良 い で す し 、木 炭 を 混 ぜ て お く と 匂 い を 抑 え

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る 効 果 が あ り ま す 。 こ れ ら の 材 料 に 、水 を 4 リ ッ ト ル 程 度 混 ぜ 合 わ せ た も の を 、プ ラ ス チ ッ ク 容 器 に 庭 土 と 交 互 に 積 み 重 ね て フ タ を し 、 1 週 間 に 1 度 全 体 を か き 混 ぜ ま す 。 暑 い 季 節 で 1 ヶ 月 、 寒 い 季 節 で は 2 ヶ 月 程 度 で ボ カ シ 肥 に な り ま す 。 米 ぬ か の 発 酵 菌 を 用 い る 方 法 も あ り ま す 。 《 家 庭 菜 園 初 心 者 ガ イ ド 抜 粋 》 ◎ ① 米 ぬ か + 砂 糖 の 発 酵 液 を 作 り ま す 。 ② 水 分 率 を 40% に し て ③ 空 気 が 入 ら な い よ う に よ く 密 閉 し て そ の ま ま 3 週 間 保 管 し ま す 。 い ろ い ろ な 作 り 方 が あ り ま す の で 、 ベ ス ト な 方 法 を 見 つ け て く だ さ い 。 堆肥化は好気発酵が適している ブドウ糖の分解例から菌の活動量を考える 〇酸素利用分解(好気性分解) C₆H₁₂O₆+H₂O→6CO₂+12H₂O+38ATP 〇酸素非利用分解(嫌気性分解)C₆H₁₂O₆→2C₂H₅OH+2CO₂+2ATP ATP:生物のエネルギー源 好気発酵は分解が速い 酸素を利用した分解と酸素を利用しない分解の比較

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【p4関係】 好気性菌・嫌気性菌 好気性菌は酸素呼吸をしながら有機物を分解するタイプの菌で、酸素がないと生育で きません。有機物分解にかかわる好気性菌の代表は麹菌と納豆菌です。 反対に酸素がなくても生きていける菌を嫌気性菌と言います。嫌気性菌には、酸素が あると生育できない絶対的嫌気性菌と、酸素があっても好気性菌並みに生育する通性嫌 気性菌がいます。乳酸菌や酵母菌はこの通性嫌気性菌です。 堆肥づくりでは好気性菌と通性嫌気性菌の連携プレーが重要で、はじめにこうじ菌と 納豆などの好気性菌が活躍し、こうしてつくられた糖などをエサに通性嫌気性菌である 乳酸菌や酵母菌が活躍しアミノ酸などが豊富な堆肥ができます。 腐敗と発酵の違い 発酵も腐敗も現象的には同じで、微生物が活動する様子を表現する言葉です。 発酵は人間にとって都合の良い微生物の活動をさします。例えば、お酒やヨーグルト を作ったり、良い香りがするといった具合です。 逆に腐敗は人間にとって都合の悪い微生物の活動です。例えば、悪臭がする、食品が 食べられなくなる(腐る)などがあります。 人の都合で判断するので、地域や国によっては同じものであっても「発酵なのか」「腐 敗なのか」のとらえ方が違う場合があります。 【P5関係】

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コンポスト容器の作り方 作成方法は別添1のとおりです。 なお、用意するかごやカーペットは、酸素が好きな菌を入れますので空気の通るもの を選んでください。(カゴは、側面だけでなく底面にも流通部分があるもの。) 両面テープはプラスチック用強力タイプを選んでください。 【p6関係】 でんぷん でんぷんは、炭水化物で、穀類の種や球根などに多く含まれています。でんぷんは植 物の光合成によってつくられ、細胞壁や堅い食物繊維に蓄積されます。でんぷんは分解 される時に大量のエネルギーが放出されるので、でんぷんは植物のエネルギーの貯蔵庫 と言えます。 発酵菌について 種 類 説 明 含有食品等 生育適温 備 考 こうじ菌 糸状菌(カビ)の仲間で、味噌づくりなど多 くの発酵がこの菌から始まるので「発酵の スターター」と言われる。 でんぷん質を糖分に、たんぱく質をアミ ノ酸に分解する特性を持つ。生成された糖 類は乳酸菌や酵母菌などの微生物のエサと なり微生物の活動を活性化させる。 味噌 しょう油 甘酒 日本酒 酢 味醂 ぬか漬け 25℃ ~35℃ 45℃ ~50℃で 死滅 好気性菌 酵母菌 糖分をエサにアミノ酸、ホルモン、ビタミ ン、アルコール等様々な物を合成する力が 強い。 酵母菌の出す酵素は殺菌力が強い。 ビール ワイン 日本酒 みそ しょう油 果実等表面 26℃ ~27℃ 通性嫌気性菌 乳酸菌 麹菌や納豆菌がつくった糖をエサに増殖 し、乳酸などの有機酸をつくり、この酸が 米ぬか ヨーグルト 25℃ ~43℃ 通性嫌気性菌 《参考》

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土の中のミネラルを溶かしたりして植物が 吸収しやすくする。酸性を好む酵母菌が次 に繁殖しやすくなる。 キムチ みそ 乳酸飲料 100℃で も死なない 冷蔵庫内で は休眠状態 ブルガリアヨー グルト1g中に 1億個以上含有 納豆菌 (枯草菌) 糖分とタンパク質をエサにする細菌の一 種で、ネバネバの分解酵素を出してタンパ ク質をアミノ酸に変える。 脂肪と炭水化物、セルロースも分解する。 発酵させたもみ殻も納豆菌パワーが強 い。 酸に弱い。 納豆 イナワラ カヤ 37℃ ~45℃ 70℃でも 活動旺盛 好気性菌 放線菌 細菌、糸状菌と並ぶ三大微生物の一つ。 放線菌は森の腐葉土の臭いのもと、 昆虫の殻やセルロースなど分解しにくい ものを分解する。 悪臭成分の分解も期待できます。 キチン質を好み、キチナーゼという酵素 を分泌してキチン質でできている土壌病原 菌の細胞壁を壊すので、土中に放線菌が多 ければそれらによる発病が抑えられる。 放線菌は抗生物質を出すものが多い。医 療用抗生物質は殆んどこの菌のおかげ。 腐葉土 土壌 30℃ ~38℃ 好気性菌 及び 通性嫌気性菌 担子菌 いわゆるキノコと呼ばれるもの。木質に 含まれるリグニン、セルロース類を分解で きる。 腐葉土 土壌 好気性 ヘミセルロース ヘミセルロースは、植物細胞壁に含まれ、水に対して不溶性のセルロースを除く多糖 類の総称で、セルロースとリグニンを結びつける働きをします。 セルロース セルロースは植物細胞の細胞壁及び繊維の主成分です。天然の繊維質の2/3を占め る地球上で最も多く存在する炭水化物(多糖類)です。 リグニン 植物の細胞壁はセルロース、ヘミセルロース、リグニンの3成分からなっており、糸 状のセルロースの束の隙間をヘミセルロースとリグニンが埋めています。 リグニンは細胞壁を強固にしている化合物で、細胞と細胞の間はリグニンによってし っかりと接着されています。

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発酵菌の種類を多くする理由 菌も種類によって温度その他の環境の違いで活発に活動したり、元気がなくなったり します。同じヨーグルトでも菌のタイプにより活発に活動する適正温度が異なったりし ます。 また、菌は生ごみの種類により分解にも得手不得手があり、リレーのようにバトンタ ッチをしながら得意分野の分解を担当しています。例えば、糸状菌や酵母菌は易分解性 の糖類などを好んで分解し、放線菌などはセルロースを、キノコなどの担子菌は難分解 性のリグニンを分解します。 菌がいつも活動している元気の良い発酵床にするため、又より多くの生ごみをスムー ズに分解するためには、いろいろな種類の菌を揃えておく必要があります。同種の菌の カテゴリー内でもできるだけ多くの種類を揃え多様性を持たせてください。また量も、 発酵床の中では多い方が優勢になりますので良い菌を多く入れておくことは大切です。 良い菌の種類・量を多くすると、外敵(腐敗菌)への抵抗性も増します。 このようなことからポイントとして考えておいていただきたいことは、成り行きで菌 の増殖を期待するのではなく、「まずは目的をもって菌を揃える」ことです。 いろいろな発酵菌を入れると菌同士が干渉しあいませんか? 発酵菌同士は干渉しあうことがあります。例えば乳酸菌等の酸を産出する菌は他の菌 の生育を抑制したり、抗生物質を産出する菌も自分が優先的に生きるために他の菌を抑 制したりすることがあります。 しかし、すべての菌が死滅するわけではありませんので、できるだけ多くの種類の菌 を入れておけば、そのような場合にも対応できる菌が残っていきます。 発酵菌をできるだけ多く入れる(多様性を持たせる)という意味はここにもあります。 コンポストに適した微生物(土着菌) できた堆肥を使用する場所(畑等)のことを考えると、その土壌にいる微生物との相 性が良い微生物(地域の微生物)を用いてコンポストに取り組んだ方がベストです。 その地域に昔からあり、その地域の環境に強く、しかも特定のものではなく多様な土 着微生物(菌)こそ有用です。 ※身近な菌の採取方法として、近くの山に行き、落ち葉の下に真っ白な菌糸のかたまり(ハ ンペン)が見つかればそれを集めたり、見つからないときは、腐葉土の中に固めのご飯 を入れた杉の弁当箱を置いておき、5,6日間待てば周囲の菌を集めたりすることがで きます。 ◎地元で作られた発酵食品 ◎地元の腐葉土(多くの植物種の腐葉土) ◎地元の畑の土(有機栽培が適)

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【p7】関係 米ぬかの効用(1) 米ぬかは、微生物が食べやすい成分が大変多く、リン酸やミネラル、ビタミンなども多 く含んでいます。又分解に貢献する多量の乳酸菌も付着しています。 最大の魅力は、発酵を進める力が大変強いことです。米ぬかはエネルギーも含み、微生 物が繁殖するために必要な窒素源もたくさん入っていますので、酵母菌や乳酸菌などの有 用微生物が活発に増殖します。 米ぬかを入れると初期の発酵が早く進みますので、タカクラ式では発酵のスターターと しても用いています。 土にまけば土の団粒化が進み、米ぬかで元気になった微生物は米ぬかの成分と合わさっ て作物の生育を健全にし、病原菌の繁殖を抑え、植物の健全な成長をサポートします。 腐葉土を基材として使う理由 腐葉土は、①発酵菌のすみかになりやすく、②通気性も良く③作業性にも優れています。 しかも④安価で⑤入手しやすいという基材に必要な条件を多く備えています。 そのうえ、C/N比も適当で、分解の各ステージを担当する放線菌や糸状菌、細菌、担 子菌すべてが含まれていますので菌床として使うには適しています。 基材としての必要条件に⑥発酵菌の栄養源になることが挙げられますが、タカクラ式で はこれを米ぬかで補っています. 竹チップ、細断した稲わら、干草、麦がら、落ち葉等も基材として使用できます。 おがくずを基材として使用する場合の留意点 おがくずはもみ殻と違い、炭素分が多いので、未熟な堆肥として使用した場合、土壌中 で窒素飢餓を起こして作物が必要な窒素分を奪う可能性があります。 ですから、おがくずを使用した場合は、生ごみを入れ続けて最低6ヶ月以上経ったもの を堆肥として使用してください。生ごみには窒素分がたくさん含まれていますので、徐々 にコンポスト内のC/N比は落ち着いてきます。 コンポストに炭を入れた場合何か問題はありますか? 特にありません。むしろ炭のポーラス(多孔質体)は微生物の良いすみかとなります。 また、炭から出る遠赤外線の効果で、できた堆肥が植物の生長を良くすることも期待でき

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ます。 炭は炭素の塊ですが、微生物が利用できない無機の炭素のためC/N比に影響しません。 【p8関係】 多くの種類の生ごみを入れる理由 いろいろな生ごみを入れると、栄養素が偏らず種類多く含まれますので、植物に与えた ときその効果が高まります。 人間の体も同じです。栄養が偏らないように好き嫌いのない調理をし、もし生ごみが出 たらコンポストに入れてあげてください。あなたもコンポストも健康になります。 野菜類 野菜には繊維成分が多く含まれ、繊維質はセルロースやヘミセルロース、リグニンで構 成されています。微生物による繊維質分解は、ヘミセルロースが最も分解されやすく、リ グニンは極めて分解されにくい。セルロースは一部の微生物ではなかなか分解しませんが、 細菌や糸状菌の中には徐々に分解できるものがいます。 同じ多糖類のでんぷんは分解されやすい構造なので、でんぷんを多く含む野菜は繊維質 の多い野菜と比較して分解されやすいのです。 肉・魚類 タンパク質が多く、微生物に分解されやすい。特に魚の内臓は分解が速く、微生物環境 によっては腐敗の方向へ進む場合もあるので注意が必要です。またタンパク質は窒素成分 が多く、この窒素が分解する過程でアンモニアを生じます。肉や魚を入れると悪臭が発生 しやすいのはこの原因によるものです。 茶がら、コーヒーかす 茶がらやコーヒーかすには悪臭を抑えるタンニンなどのフェノール物質が含まれてい るので、生ごみとして入れると一過性になることもありますが消臭効果があります。 茶がらは時間が経っても水分を多く含んでいますので、発酵床の水分が多くならないよ うに絞って入れてください。 茶がらもコーヒーかすも乾燥しておくと、水分調整剤として使用できるので重宝です。

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鳥や魚の骨 鳥の骨は分解できませんが、鳥の骨に付いた肉は、コンポストに入れておけばきれいに 分解されます。魚の骨は、鯛のように硬くなければコンポスト容器で対応できます。 いずれの骨も砕いたりして細かくし発酵床の中に入れておけば、カルシウム分の補給と して利用できます。 卵のから タマゴの殻は貝と同じく天然の石灰質資材として利用できます。 主な成分は炭酸カルシウムで、肥料として売られている炭カルや貝化石(リン酸カルシ ウム)に近い効果があります。 炭カルよりもマグネシウムやナトリウム、鉄などの微量要素を多く含み、粗タンパクも 6パーセントほど含みますので、微生物の繁殖を促進します。 このほか、タマゴの殻は徐々に溶け出してアルカリ化してくれる特性から堆肥の材料に も適しています。通常堆肥をつくると主に乳酸などの細菌類が生成する酸により堆肥全体 が酸性になってきます。この時タマゴの殻や貝化石のような有機石灰があると徐々に溶け 出して堆肥の酸性化を防いでくれ、放線菌などの有用微生物の繁殖を助けてくれます。 また、タマゴの殻はチクチクしますので、野菜を植えたあと根もとにバラバラ撒いてお くとネキリムシを予防してくれる効果もあります。 果物の皮をたくさん入れる場合はどうしたらよいか 果物の皮は水分を多く含むものもあるので、その場合はすぐにコンポストに入れずに少 し乾かして入れるのが理想的です。 そのままたくさん入れる場合は、水分が多くなるので、もみがら、落ち葉などを合わせ て入れてあげてください。 【p9関係】 時には微生物層を乱してください コンポスト容器内の発酵菌は時間経過とともに優先種が発生し、それぞれのコンポスト に最適な菌組成となっていきます。 このままの状態でも十分なのですが、優先種菌の状態が長く続くと、この菌は怠けてし まうことがある(活性が低下する場合がある)ので、時々、乳酸菌のたくさんいる米ぬか

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やいろいろな菌がいる腐葉土などを入れてやるとこれらの刺激になり、菌の活動が活発に なることが期待されます。 発酵食品が容器の縁に残っていれば、生ごみなどで拭って入れてやる程度でも刺激にな り発酵床が活性化します。 【p10関係】 カニ殻の効用 カニ殻には窒素やリン酸とともに、カルシウムやマグネシウムなどの海のミネラルが豊 富に含まれています。 それとともに特徴的なのはキチン質を豊富に含むことです。 キチン質は、土壌中で根粒菌を増殖させるとともに、他の成分の肥効も高めます。また キチン質を好む放線菌の急速な繁殖を促し、その放線菌はキチナーゼという酵素を分泌し てキチン質でできている病原菌の表皮細胞壁を分解し土壌病害を抑制してくれます。 ≪参考≫ 通常、植物は硝酸体窒素(NO3-)やアンモニウムイオン(NO4+)の形でしか利用する ことができません。従ってN2の形で存在する空気中の多量の窒素を直接利用すること ができません。 そこで根粒菌なのですが、根粒菌は空気中に含まれる窒素分子を取りこみ、体内でア ンモニアを生成することができます。植物はこれを利用しているのです。 植物は根に根粒菌のつくりだしたアンモニウムイオンを供給してもらいます。逆に根 粒菌は植物から栄養分を与えてもらって発育します。根粒菌が根に寄生する植物は根に 肥料を飼っていることになり、自身の発育に有利になるようになっています。

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【p11関係】 土壌のpHを考慮しコンポストへの投入物を制限する必要はないか? そこまで考える必要はありません。 コンポストのpH の変化を観察すると、分解初期は乳酸菌などにより有機酸が生成するの でpH は下がりますが、この有機酸は他の菌がエサとして利用するので、時間の経過とと もにpH はもどっていきます。これと同時に、生ごみのたんぱく質(肉・野菜・ごはんな ど)に含まれるチッソからアンモニアが作られます。好気条件だとこのアンモニアは硝酸 の形に変わりますが、アンモニアの量が多いため、pH はアルカリになります。発酵が良 好な時は、若干のアンモニア臭がしてpH8弱となります。このようなことから生ごみ投 入によって大きくpH は変わりません。 【p12関係】 生の魚や生の肉はコンポストに入れてもよいか? 生魚、生肉の残骸、特に内臓はたいへん痛みやすいので、多量に入れるとコンポスト全 体が悪くなる可能性があります。 少量なら可能ですが、多く入れたい場合は電子レンジなどで加熱して入れたほうが無難 です。 また、タンパク質が多くなるためC/N比が低くなり、アンモニア臭が発生しやすくな ります。炭素分の多い砂糖などの甘いものや炭水化物を同時にいれたり、落ち葉を入れた りしてこれを調整するとともに、切り替えし撹拌を頻繁に行い空気をたっぷり入れるよう にしてください。

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電子レンジ使用による電気代( 実験結果 ) 生ごみを細かく切るのがめんどうな時は、電子レンジで火を通せば、細かく切らなくて も良く分解します。 実験期間:平成27年4月5日~4月12日(8日間) 実験記録:本欄記載省略 条件等 1 調理後の生ごみの細断等は特別大きい場合等を除き行わずに電子レンジにかけ るのみで投入した。 2 電子レンジの使用時間は、600W設定で概ね生ごみ100gにつき1分を目安 とした。 3 集計欄の温度については平均、電子レンジによる加熱時間及び生ごみ投入量につ いては合計を表した。 考 察 1 生ごみ加熱に電子レンジを使用すると、低額の電気代で生ごみを細かくきる手 間が大幅に省ける。 ≪実験結果≫ 実験期間の電気料金:単価≒26円/kwh×600w×0.41時間 =6.4円 0.8円/日換算 24.0円/月換算 (従量電灯B、使用量300kwh超/月の家庭を想定して計算) ※季時別電灯契約にしナイトタイム料金(22時~翌朝8時)で使用すれば、電気料金は この金額の40%ほどになる。 2 実験前は水分率は適正範囲で撹拌も容易であったが、実験終了時は水分率が上限 に近くなり粘度も出てきて撹拌しづらくなった。 このことから推察して、電子レンジを日常的にかける場合、取扱いを容易にする ためには燥乾したコーヒーかす等を同時に入れるような工夫が必要かと思われる。 3 電子レンジにかけると、約3分程度で虫の卵も死んでしまう。 【p13 関係】

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発酵床の被せ方と温度(実験結果) 【p15関係】 コンポストの水分調整の変化 コンポスト化に適した水分調整は40~60%ですが、生ごみを入れて発酵させる際は 60%に近いほうが速く分解します。 ≪考 察≫ 1 全体平均では、発酵床の中心部分の温度は外側部分に比べ、(1.7倍)高い。 2 外側部分の温度は、山状、平坦状の温度差は殆どないが、中心部分の温度は山積 状の方が5.5℃高い。 3 なお、計測期間中における平均外気温(17℃)と平均容器内外側部分温(20. 9℃)の差は3.9℃で、発酵床内の温度は外気温に近接する部分でも外気温よ り高い状態にある。 ≪外気温平均17℃≫ ≪2012.3.19~6.20≫ 3か月間平均温度

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大体の分解が終わったら55→50→45→40%としていきます。最終的には20% 位の水分にすると長期保存ができます。 【p17 関係】 新聞紙を置く理由は・・・ 発酵床の上に新聞紙を置くと ◎余分な水分を吸ってくれる。 ◎乾燥するのを防いでくれる。 ◎虫が入りにくくなる。 ◎保温になる。 などいろいろなメリットがあります。 なお、発酵床の水分が特段に過剰でもない限りは、新聞で吸い取った水分はそのまま で結構です。新聞紙を取り換えると新聞表面に付着した菌類を捨てることにもなりかね ませんので、新聞紙が水分を吸い過ぎてボロボロになったら取り替えてください。 【p18関係】 容器やカバー、発酵床に直射日光を当てても大丈夫ですか? ① 容器や。容器カバーは直射日光に当て紫外線にさらすと傷みますので、一日2,3 時間位を限度にしてください。 ② 菌については、直射日光に当たった部分の菌はダメージを受ける恐れがありますが、 コンポストの中のすべての菌がダメージを受けるわけではありませんので、日光に

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当てても問題はありません。もし強い日光に当て、その後に生ごみの分解が遅くな るようであれば、発酵食品等で菌の補給をし、菌を増やしてあげてください。 【p20関係】 発酵床を休ませる方法 発酵床を休ませるためには、通常乾燥状態で保存します。 微生物は水分が少ない環境ではその活動が低下し休眠状態になります。その際は呼吸も 少なくなり酸素の需要も減りますので発酵床を混ぜる必要はありません。この状態では微 生物は死滅しているわけではありませんので、ドライイーストのように再度水を与えると 活動を始めることができます。 【p22関係】 虫の侵入について カゴの内側にカーペットが張っているものを使えばほぼ100%、外部からの虫の侵入 は防ぐことができます。ただ、注意したいのは、生ごみに虫が卵を産み付けるとコンポス トに一緒に入ってしまうことです。 この対策として、生ごみが出たらできるだけ早く コンポストに入れる。撹拌している間はコンポストから目を離さない。被せていた新聞紙 などは卵を産み付けられないよう近くに置いて目配りをするということを徹底してくだ さい。

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虫が入ってしまったら、場合によっては除去する必要があります。コンポストに侵入す る虫は生ごみの分解を促進してくれるので、あまり気にならないようなら除去する必要は ありませんが、やはり成虫になり衛生状態を悪化するおそれがある場合は除去しましょう。 スライドの「容器も熱湯をかけて殺虫する」について 容器にも熱湯をかけると効果的に殺虫できますが、やけどなどしないよう取り扱い には十分注意するよう説明し、注意書としてテキストにその旨を書き込んでもらうよ うにしてください。 容器カバーの殺虫も忘れないように説明を加えてください。 効果的な虫退治の方法(2) 1 明日「晴れ」という天気予報がでたら、発酵床の中に使い切ったてんぷら油や米ぬ かを多めに入れてください。発酵床の温度が上がりかなりの虫が死んだり弱ったりし ます。卵もゆで卵状態になり孵化しなくなりますので幼虫が増えなくなります。 ただし、温度の低い発酵床の隅のほうに逃げ込んだ幼虫などは生き残りますので、合 わせ技として次の一手を打ってください。 2 翌日、容器と発酵床を別々にして大きな透明のビニール袋に入れ日光の当たる場所 に置き、発酵床の温度を上げてください。 発酵床はできるだけ平たくして下がコンクリートや鉄板などの蓄熱しやすい場所に 置いてください。量が多ければ分けてください。日光の当たる場所で車の中に入れた り、ウインドウガラスの上に置いたりしておくのも一つの方法です。 とにかく温度を60℃近くまで上げてください。幼虫もたいていは死にます。 ≪参考≫ 炎天下(外気温32℃)のとき アスファルト 60℃位 車中 58℃ ハンドル、ダッシュボード 70℃超 ボンネット 70℃~80℃ (黒80℃、白57℃) -JAFデータより-

参照

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