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マウスポインタの形に注意しましょう!
オートフィルと、ドラッグ操作の違い エクセルを起動します。 表示タブをクリックし、 ページレイアウト表示を選択します。 ここでエクセルなのにページをイメージす ることができるようになります。 続いて、ページレイアウトタブをクリック、 用紙サイズ、余白、印刷向きなどのページ 編集をします。四則計算を使って エクセルカレンダーを作ろう
ワード、パワーポイント、エクセル、市販ソフトなどいろいろなソフトを使ってカレンダーを手作りする ことができます。 今回はエクセルを使って作成手順を解説します。関数を使って作成したり、手入力ですべてを仕上げたり、 さまざまな方法がありますが、簡単で、手早くできるエクセルならではの「足し算」を使って、ワードの 画面のような設定でサイズ設定し、作成してみたいと思います。 セルを選択する場合の マウスポインターの形 連続データなどを入れる場合のオー トフィルハンドル(セルの右下角にマ ウスを移動すると、マウスポインタの 形が上図のように変わる場合。 オートフィル後に 設定する内容を選 択するオートフィ ルオプション2 まず、用紙サイズ▼からA5を選択します。 続いて、印刷向き▼から横向きを選択。 最後に余白の設定をします。 (次ページ参照) ユーザー設定の余白をクリックすると、 次ページのようにページ設定画面が表示さ れます。
3 もし、余白設定画面の数値が 2 ケタの整数 になっている場合は、ルーラー単位がミリ メートルになっているようです。 左画面のような単位(センチメートル)に 変更するには ファイルタブをクリックし、左画面から オプションをクリック 開かれる Excel のオプション画面内左の 詳細設定をクリックします。 続いて右画面内の表示項目内の「ルーラー の単位」「▼」からセンチメートルを選択し、 OK をクリック。これで単位が左余白数値 ミリメートル表示になります。左画面のよ うに 余白を、上 1.9、下 0.4 左右 0.8、 ヘッダー0.8、フッター0.3 と設定。 ▼▲を使用するよりも、数値を消して再入 力してみましょう。 次に、ページ中央 水平、垂直いずれにも ☑を入れて、OKボタンを押します。 ページの設定はここまでで完了。 ここからは、表の枠(セル)サイズを指定 していきます。 A列からH列までの枠の幅を設定。 Aの列番号の上で「↓」が表示されたら H番号までドラッグ選択します。 AからHまでのいずれかの境の縦棒の位置 でマウスポインタが のように変わった ら、抑えたままマウスをドラッグし、 110 ピクセルに設定します。 続いて、1 行目の行番号と 2 行目の間にマ ウスポインタを移動。 左図のようにマウスポインタの形が に 変わったら、カッコ内の数字が 37 ピクセルと表示されるようマウスを押 さえたままドラッグ。
4 同様に、2~7 行目までの行番号を「➔」 が表示されたらドラッグ選択し、選択後、 2行目と 3 行目の間で、マウスポインタの 形が左図のように変わったら、 (93ピクセル)の位置までドラッグしま す。 行(縦)の高さについて 最終的に 1 ページの下に 1 行分(ここでは 行番号 8)を残すだけの高さサイズに 2 行 目から 7 行目までを等間隔で設定。 横幅について A~H 列までが 1 ページの右端まできれい に等間隔で入ればよい。(実際は 110 ピク セル) <参考> マウスドラッグで設定が難しい場合は、行 番号、列番号の枠内で右クリックし、表示 されるメニューからサイズを設定すること もできます。 表の中に西暦と曜日を入力(西暦、曜日)、 文字サイズを18ポイントに設定します。 続いて、文字の配置をセル(枠内)の上下 左右の中央に設定します。
5 次はカレンダーに罫線を表示します。 B1セルからH7セルまでを左図のように 斜め右下にドラッグ選択します。 ホームタブをクリックし、罫線▼ 内の 格子を選択し、表に罫線を描いていきます。 最後に西暦の下のセに「1 月」と入力し、 文字サイズを26ポイントに設定します。 B1 H7
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ここからは四則計算式(足し算)
入力モードを全角「あ」から半角「A」に 切り替えてください。エクセルの計算には すべて半角英数字のみを使用します。 曜日の下、1 行目には何も入力しません。 2行目の日曜日の下セル B3 をクリック選 択し、まずキーボードの shift キーと を押して「=」(イコール)を入力。 次にテンキー(キーボードの右にある電卓 のようなキー配列)から「+」を入力し、続 いて数字の「7」を入力し、Enter キーで 確定します。 このような計算式「=B2+
7」㊟
テンキーが無いノートパソコンの場合は、 「=」と同様の操作で「+」が表示されて いるキー を押し、Enter キーで確定。 結果「7」と表示されました。 上のセルの7日後という意味です。 数字が表示された B3 セルの右下角にマウ スをあてると「+
」(オートフィルハンドル) が表示されます。(1 ページ目の解説参照) このセルの右下「+
」を右に土曜日の下まで ドラッグします。 その結果すべての曜日の下(3 行目)には 日曜日~土曜日まで全てに「7」と表示さ れました。 選択状態はそのまま、次ページの操作に入 ります。7 右端の下にマウスポインタを当てると、表 示される「+」を下方向にドラッグします。 その結果、左図のように各行に7が加算さ れて表示されます。 曜日の四則計算設定はこれで完了。 次は日曜日の下のセルから、再度左図のよ うに(B2 セルから H7 セルまで)マウス ドラッグし、表全体を青く選択し、文字の 配置と太さを指定します。 ホームタブから配置を「上、左揃え」をク リック選択し、左図のように数字の配置を 設定します。 続いて、ホームタブ内の をクリックし、 すべての数字を太字に設定します。
8 次は、日曜日の縦方向の文字をすべて赤色 に設定、土曜日の縦方向を青色に設定しま す。 日曜日の縦方向をマウスドラッグで選択し、 文字色「赤」を選択します。 続いて、 土曜日の縦方向をマウスドラッグ選択し、 文字色を青に設定します。 完成した1か月分のカレンダーを残り 11 か月分コピーし、1 年分として作成します。 ここからは、下方向に 5 か月分のカレンダ ーを作成するため、コピー操作をします。 まず、1か月分のカレンダーの 行番号(1~7)までをマウスポインターの 形が となったら、下方向へ向かって行 番号7までドラッグ選択します。 行番号を選択する理由は 行の高さも含めてコピーするため。
9 行選択が完了したら、 ホームタブのコピーボタンをクリックしま す。 続いて、貼り付け先である次のページの 最初の行番号「9」を黒い横矢印が表示さ れたら、クリックして行を選択します。 次に、ホームタブの貼り付けボタンを押し ます。 その結果、2 ページ目に 1 ページ目の表が コピーされます。 再度、貼り付けが完了した次、3ページ目 の行番号「17」を横矢印が表示されたらで クリック選択し、ホームタブの貼り付け ボタンを押します。 この操作を次の4、5,6ページの先頭行 でも繰り返し、貼り付けボタンのみを押し てコピーを繰り返します。 ワンポイント! コピー操作の直後、貼り付け操作のみを行ってい る場合は、直前の動作を繰り返すことが可能で、 つまり貼りつけボタンを繰り返し押して、コピーした ものを貼り付けていくことができます。 これを下方向に繰り返し、6 か月分のカレンダーを 完成させます。
10 このようにして貼りつけられた 6 か月分の カレンダーを確認してください。 月数は 6 月までの月数を 1 月を訂正入力変 更しておきます。 次は残り 6 か月分のカレンダーを右隣りの ページへ一度にコピー貼りつけします。 A列の列番号の上で下向き黒い矢印 が 表示されたら、H列方向にマウスドラッグ します。 ドラッグ選択後、コピーボタンを押します。 最初に作成した表ページの右隣りのページ、 I(アイ)列の列番号の上で下向き黒い矢印 が表示されたら、「I 列」のみをクリック選 択します。
11 続いて貼りつけボタンを押します。 右隣りへ 6 か月分のカレンダーが一度に隣 のページにコピーされ、12 か月のカレンダ ーの原本が作成されました。 ここでも、月数を変更しておきましょう。 <毎年継続流用するには> この完成された BOOK1 に 「カレンダー原本」と名前を付け、 ファイルの種類を「エクセルテンプレート」 に変更し保存しておくと、毎年使いまわす ことができます。 ここまでで、あとは毎月の 6 日までの日付 を入力をすると、自動的に 7 日以降の残り の日付が反映されます。 その際、入力セルをクリック選択しようと すると、複数セルが選択されるトラブルが 起きることがあります。この場合の対処法 を下記に解説します。
<注意1>
1つのセルを選択すると、複数セルが一 緒に選択されるトラブルの対処方法 ここまででページレイアウト表示になっているので 画面から、全体のレイアウトイメージの確認ができ ます。ページレイアウト表示の場合に起きる不具合 です。 この後は、数値の入力のみなので、表示方法を通 常のエクセル表示画面に変更し操作することで、 セル選択時のトラブルを解消できます。 手順は表示タブをクリックし、標準表示を選択しま す。<注意2>
7 日以降は最初に四則計算で設定している ので、入力は不要です。12 ここで月末以降の数字までが表示されてい ることを確認し、不要な日付数字をドラッ グ選択し Delete キーを押して削除します。 ここでは 1 月 31 日以降のセル(32~37 と入力されたセル)をドラッグ選択し削除。 最下部の枠を 1 つにしてメモ枠を作成 次は、セルの結合ではなく、罫線ドロップ ダウンメニューから枠なしをクリック選択 すると、下図のように枠線が消えます。
13 次に、セルが選択された状態で、この消え た枠線を囲むように外枠を入れます。 操作は 罫線から外枠をクリックします。 その結果、左図のように、まるでセルが結 合されて、1 つになっているように見えま す。 つづいて、この表全体(カレンダー)の外 枠を外枠太罫線に設定し、メリハリをつけ ます。
14 印刷後、12 か月分のカレンダーはパンチ穴をあける 前にパンチ穴をあける位置の前面背面ともに マスキングテープを貼る。 その後パンチ穴をあけると、カレンダーをめくる際、紙 が破れにくく、補強ができ、紙の反りもありません。 カレンダー部分
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