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研究の概要 研究テーマ 自ら考え かかわり合いながら学ぶ子 Ⅰ 研究テーマ設定の理由 1 現代社会の要請から子どもたちを取り巻く現代社会は 情報化 国際化 少子高齢化が進み 価値観や人生観も多様化してきている 資源 環境 エネルギー問題など 地球規模で取り組まなければならない課題を抱えた現代社会を

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Academic year: 2021

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研究テーマ

自ら考え、かかわり合いながら学ぶ子

研究テーマ設定の理由

1 現代社会の要請から 子どもたちを取り巻く現代社会は、情報化、国際化、少子高齢化が進み、価値観や人生観も多様化 してきている。資源、環境、エネルギー問題など、地球規模で取り組まなければならない課題を抱え た現代社会を、子どもたちはたくましく生きぬいていかなければならない。このような時代に育つ子 どもたちに求められる力が「生きる力」である。「生きる力」は、総合的な人間力であり、子どもた ちが、確かな学力(基礎基本を確実に身に付け、いかに社会が変化しても自ら学び、考え、判断し、 行動し、よりよく問題を解決する資質や能力)、豊かな心(自らを律しつつ、他人とともに協調し、 他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性)、そして、健やかな体(たくましく生きるため の健康や体力)を身に付けることがますます求められている。 新学習指導要領では、社会の変化が加速度を増す中で、これから学んでいく子どもたちが大人にな る2030年頃の社会の在り方を見据えながら、どのように知・徳・体にわたる「生きる力」を育む のかを重視している。一方的に知識を得るだけでなく、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの 授業改善をさらに充実させ、子どもたちがこれからの時代に求められる資質・能力を身に付け、生涯 にわたって能動的に学び続けることを目指しているのだ。具体的には、討論など課題に対して意見を 出し合い、解決方法を探る授業をはじめ、国語では授業で学んだ語彙を表現に生かしたり、数学で学 んだ数式や社会で学んだ情報を、問題を解く為だけでなく、身近な場面に結び付けたりと、授業で学 んだことをいかに実生活に結び付け、活かしていける力を養っていく。 そこで、本校では、言葉を大切にし、自分の考えや気持ちを素直に表したり、相手の思いを正しく 受け止めたりしながら、人と人とのかかわりを大切にして学ぶ子を育てていきたい。そして、そのか かわりの中で自分の学びの中に取り入れ、自分の考えを深めるなどして豊かな学びにつなげられる子 を育てていきたい。 2 これまでの研究及び児童の実態から 平成24年度より、本校では、「かかわり合いながら学ぶ子~自分の考えや思いを伝え合う力の育成 ~」という研究テーマのもと「①課題づくり ②話す・聞く力の育成」を研究の視点にして、実 践してきた。平成26年度からは、川西中学校区の研究テーマが「自ら考え、主体的に取り組む児童・ 生徒の育成」に変わったことを受け、「かかわり合いながら学ぶ子」の前に「自ら考え」を入れ、よ り主体的・能動的に学習や活動に取り組む園児・児童の育成に力を入れてきた。また、平成26年度よ り、研究の視点を「①課題づくり ②話す・聞く力の育成 ③書く力の育成」の3つに変更して 取り組むことにした。 聞く力、話す力の育成に取り組むと共に、自分の考えや思いを伝え合える場や授業形態の工夫を研 究、実践し、児童には、積極的に自分を表現しようという意欲が少しずつ見られるようになった。み んなの前で発言する役割に立候補したり、実際にその場で進んで発表したりする児童も増えた。さら に、縦割りグループでのふれあいが多くなったことで、思いやりのある行動をとれる児童も増えてき た。また、「話し方・聞き方のルール」を見直して教室に掲示して、児童が意識して取り組めるよう に指導したことや、「話す・聞く・話し合う」ふり返りカードを作成して定期的にふり返りをさせた ことで、どんなことがどのようにできるようになったかを児童が確認し、次のめあてを意識すること もできた。さらに、ペア学習やグループ学習など、話し合う場面での練り合い高め合う学習形態を工 夫し、「話し合いのマニュアル」をつくって子どもたちが安心してスムーズに話し合いができるよう にしたことも、話し合う事への抵抗を和らげる結果につながったと思われる。 しかし、児童のアンケートからは「授業中進んで自分の考えや思いを発表する」という割合は増え てはきているものの、まだ十分とは言えない。自分の考えに自信がない、自分の考えを思い切って発 表できない、根拠を示して意見を言えないという児童がまだ多いのではないか。また、「話して終わ り」「聞いて終わり」というような様子が見られることも多い。話したこと、話し合ったことで自分 の考えがどのように変容したのか、他の友だちから学んだことは何で、それが自分の考えにどのよう な変化をもたらせたかということをふり返ることがないまま、そこで学習が止まってしまうことがあ った。 そこで、効果的に「書くこと」を取り入れ、自信をもって自分の考えや思いをしっかり話すことが

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できるようにしたいと考え、平成26年度より、研究の視点に「書くこと」を位置づけた。「書くこ と」も書いて終わりにならないように、学習活動「はじめ」と「終わり」に位置づけることで、自分 の考えや思いの変化に気づくようにしたり、それがどのような過程を経て起きたものなのか(例えば、 友達の発言によって考えが少し変わった、など)に気づいたりできるようにした。さらに、まわりの 人とのかかわり(話し合いなど)の大切さやその中での自分の成長などにも気づくことができれば、 次の学習への意欲を高めることができると考えた。 平成26年度から平成28年度まで、書く機会を増やすように意識して取り組んだり、書いたことをグ ループやクラス全体で発表する場をできるだけとったりした結果、どのように書くと良いのかが分か るようになったり、良い内容がお手本になったりして、以前より抵抗なく書けるようになった児童が 多くなった。また、「めあてを最初に書く」「終末にふり返りを書く」ことを日常化することで、何の 学習をするのかが子どもの中で明確になった。書いたノートを活用することで、整ったノートを書こ うと努力する姿も見られるようになった。 しかし、書くことで自分の考えをはっきりさせ、それをもとに友達とかかわり伝え合うことで、自 分の学びをさらに深化させたり、新たな考えに広げたりしていくことまでには至らず、まだ課題が見 られる。そこで平成29年度、本年度は、研究の視点「①課題づくり ②話す・聞く力の育成 ③ 書く力の育成」を均等に力を入れて育てることにした。かかわり合いの土台の一つになる「話す力」 「聞く力」「話し合う力」を高めていくために、「話し方・聞き方ルール」を子どもたちに意識させ、 「話す・聞く・話し合う」ふり返りカードにも引き続き取り組むことで、さらに力を伸ばしていく。 そして、子どもたちが考えたくなるような、かかわりたくなるような(話し合いたくなるような)課 題とはどのようなものなのかを探って実践例としてまとめていくとともに、話し合うことが苦手な児 童も自分が書いた資料をもちながら話すことで、自分の考えが伝えられるよう「書くこと」を効果的 に組み入れる。 子どもたちの発達段階を考え、低学年部会(幼稚園を含む)・高学年部会のブロックごとに、それ ぞれめざす園児・児童像を基に、仮説(方策)を示しながら実践をしていく。「自ら考える」ことと 「かかわり合いながら学ぶ」を「課題づくり」「話す・聞く力の育成」「書く力の育成」の3つの視点 から研究することでめざす園児・児童像に迫っていきたいと考える。 3 「中学校区教育」にかかわる視点から 川西中学校区では、「地域と共に主体的に取り組む園児・児童・生徒の育成」をテーマとして、努 力事項を目標に、合同研修会を積み重ね、研究を進める。平成30年度の福井市学校教育方針「地域 に根ざす『学びの一貫性』」と関連させながら推進プランを立て、昨年までの課題となる点を中心に 取り上げ、本年度は、以下のように具体的な評価指標を目標に取り組んでいくことにした。 地域とともに主体的に取り組む園児・児童 努力事項(1)「主体的・対話的で深い学びを目指した授業づくりの工夫」 評価項目 基礎期「授業中(活動中)、先生の話や友達の発表をしっかり聞いている。」と答える園 児・児童が80%を超える。 拡大期「授業中、先生の話や友達の発表をしっかり聞いたり、自分の考えを進んで発表 したりしている。」と答える児童の割合が80%を超える。 充実期「人と関わり合いながら、相手の意見をよく聞いたり、自分の意見を伝えたりし ている。」と答える児童の割合が70%を超える。 努力事項(2)地域や校区・校内での集団活動や交流活動の工夫 評価項目 基礎期「地区や公民館の行事・活動に進んで参加している。」と答える園児・児童が80 %を超える。 拡大期「地区や公民館との関わりを求めて学習したり、行事や活動に進んで参加したり している。」と答える児童の割合が75%を超える。 充実期「「地区や公民館との関わりを進んで求めて学習したり、地域のボランティア活動 に意欲的に参加したりしている。」と答える児童の割合が70%を超える。 努力事項(3)家庭や地域・関係機関と連携しながら、個に応じた支援の工夫 評価項目 基礎期~充実期 「自分は、毎日学校へ通うのが楽しい。」と答える園児・児童の割合が80%を超える。 本年度は、「地域に根ざす『学びの一貫性』」という方針のもと、子どもたちの健やかな成長を促すた めに、「授業づくりの視点から」「夢を育む生き方教育の視点から」「気になる子ども支援の視点から」 学びの質を高め、中学校区における学びの一貫性の強化に取り組む。また、個に応じた細かな配慮をし て新しい環境への円滑な接続に取り組んでいく。 以上、1~3の理由により、本年度の本校の研究テーマを「自ら考え、かかわり合いながら学ぶ子」 として取り組むことにした。

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研究の全体構想

教 育 目 標 (小学校)豊かな心を持ち、たくましく生きる児童の育成 (幼稚園)明るくのびのびと行動し、思いやりのある子の育成 努 力 事 項 ・ 基礎・基本の確実な定着を目指す授業づくり ・ 自己を見つめ、他を思いやる豊かな心づくり ・ 個を大切にし、他と積極的にかかわっていく 集団づくり ・ 心身ともに健康でたくましい体づくり ・ 家庭や地域社会に開かれた学校づくり 校 訓 強い子・・・たくましい子 よい子・・・自ら求める子 鶉の子・・・思いやりのある子 研 究 テ ー マ

自ら考え、かかわり合いながら学ぶ子

~土台となるのは~ 教 師 に よ る 深い児童理解、基礎・基本の充実、温かな仲間(学習集団・学級)づくり、 安心して話し合える集団づくり、家庭との連携を図った学習環境づくり

めざす子どもの姿にせまるための3つの視点(方向)

① 課題づくり

考えたくなる、かかわりたくなるような(話し合いたくな るような)課題とは何か。どのように設定するとよいか。

② 話す・聞く力の育成

しっかり聞き相手を意識して話せる子に育てていくには、ど のように力をつけるとよいか。

③ 書く力の育成

「書くこと」を効果的に取り入れながら、自分の学びの 「伸び」に気づき、成長させていくには、どのように力をつけ るとよいか。 め ざ す 子 ど も の 姿

☆自ら進んで考えたり話したりやってみようとしたりする子

☆かかわり合い(話し合いなど)を楽しみ、他の人から学んだこと

を自分の学びに生かすことができる子

<幼稚園>自分の思いを相手に言葉で伝えられる子 <低学年>自分の思いや考えを持ち、しっかり聞いたり話したりする子 <高学年>自分の考えを根拠を示しながら、進んで伝え合おうとする子

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研究の進め方と組織

研究推進委員会 校長、教頭、教務 研究主任(高学年代表)、研究副主任(低学年代表)

全体研究会

自ら考え、 学力向上 かかわり合いながら学ぶ子 保・幼・小・中連携 【低学年部会】 【高学年部会】

各 組 織 の 主 な 取

の 内 容

研究推進委員会・・・・・・・研究全体の構想、計画・立案 ・生活ふり返りの実施による家庭学習の環境づくり 全体研究会・・・・・・・・・研究全体についての協議・決定 ・提案授業の研究会 ・指導力向上のための研修 部会 ・・・・・・・ ・指導案の検討 ・公開授業の研究会 ・課題づくりについての研究 授業形態の研究 ・話す力・聞く力・書く力を育てる手立てや評価の研 究

<各部会の構成メンバー>

低学年部会・・・・・・・・・・高橋・澤田・月葉・山本・一瀬・西東・木谷 高学年部会・・・・・・・・・・三田村・上田・堂前・橋本・河村・佐川

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研究の方向

1 研究主題について 「自ら考える」ことについて、子どもたちは自分が経験してきたことに関しては、自分で考え、発表 することができる。しかし、新しい課題や今まで考えたこともないこと、興味がないことなどについて 「考える」ことを「自ら」することはとても難しい。そこで、教師がどのようにその課題と園児・児童 とを向き合わせるかが鍵となってくる。子どもたちが「考えてみたい」「やってみたい」と思えるよう な課題を提示したり、子どもたちの発言や疑問等から課題を設定したりすることで、子どもたちの興味 や関心がそのまま「自ら考える」ことになり、学習や活動の原動力となる。「自ら考える」ことを子ど もたちが積極的にできるような課題とは何かを探っていきたい。 また、「かかわり合いながら学ぶ」については、児童がさまざまな人とかかわり合って学ぶことによ り、その学びは広がり深まる。教師は、かかわりをもてるような活動や学習の場づくりを設定するとと もに、かかわるための目的、方法や手順を明確に示すことが大切である。児童の抵抗を和らげるように、 まず教師が手本を見せたり、児童にデモンストレーションを行わせてみたりするなど、段階を踏んだか かわり方ができるように授業を組み立てることが必要となってくる。かかわること(話し合うこと)で どうだったか、どう自分が変わったか、他の人から学んだことは何かということを意識化させていくこ とが「自分の学びの深化」につなげられる。話したり、聞いたりしながら関わり、書くことで考えを深 められるよう、「かかわり合いながら学び」、それを「自分の学びの成長」につなげていけるような手だ てを探っていきたい。この「かかわり合い」の中には地域との連携も含めるとし、地域との関わり合い も深めながら、児童を育てたい。 2 研究の視点とその方策

自ら考える子

かかわり合いながら学ぶ子

川西中校区学習スタンダード

※川西中校区学習スタンダードを土台にして、自ら考え、かかわり合いながら学ぶ子に育て いくために、次に示す3つの視点から研究を進めていくこととする。

視点①課題づくり

○もっと子ども自身が問題意識をもって活動できるような、もっと問題意識を深められるよ うな課題を考えていく。 ○考えたくなるような、かかわり合いたくなるような(話し合いたくなるような)課題とはど のようなものか、どのように設定すると良いか実践研究していく。 ☆子どもたちが意欲的に考えたり、話し合ったり、書いたりして反応が良かった学習・活動 を学期ごとに全員で共有する。 →幼:幼児同士が思いを出したり、友達の思いを受け止めたりできるような協同的な遊び や共通体験できる場を取り入れる。発表の場を設定することで、友達の意見を聞 き、思いや考えを聞くことができるようにして、活動に生かすようにする。 →低:体験や経験、子どもの興味・関心から課題をつくっていく。学習(活動)の中で話し 合いやふり返りの場を意識的にもつことで、児童に課題を意識させたり、自分たち で課題をつくり直したりできるようにする。 教科書の問題をより自分の生活に近づけた問題に置き換えて提示する。 前年度の反応がよかった学習・活動を、今年度の参考とする。 異学年との交流を良い機会とする。 →高:キーワードを探して、どうしてそれが多く出てくるのかを考えさせたり、児童の感 想から疑問を考えさせたりする。実験・実習の途中で生まれた疑問を解決して いく。 児童の体験につなげられ、考えを深められるような課題づくりを模索する。

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視点②話す・聞く力の育成

○「話し方・聞き方のルール」や「話し合いのルール」を定着させるための指導をどのよ うにしていくかを考えていく。 ○「話す・聞く」ふり返りカードや掲示物を使って子どもたちの意識を高めていく。 ☆各クラスに配布されている掲示物を授業中に活用し、話し方や聞き方を意識させる。 →幼:年齢に応じて、「話す・聞く」ルールを身に付けることができるよう、話し合いの 場では、教師が手本を示したり、ルールを掲示したりして知らせる。 幼児一人一人の思いを受けとめ、安心して話せるような雰囲気づくりに心がける。 →低:聞きたい・話したいと思えるような雰囲気づくり・環境づくりに心がける。 「話し方・聞き方のルール」を掲示し、折に触れて指導していく。 「話す・聞く・話し合うのふりかえり」カードを、効果的に用い、意識づくりに役 立てる。 →高:朝のスピーチを取り入れる。朝のスピーチでは、それぞれの発達段階や学級の状況 に合わせて行うことを決める。話す量に差があるので、極端に少なくならないよ う、何文程度話すなどの制限を行う。また、聞き手が聞く気持ちが育つよう、聞き 合う姿勢を身につけさせていく。質問する際には、自分の体験や考えを踏まえて質 問できるよう指導する。 伝え合う力を身につけるために、班で司会をローテーションし、司会が誰でもでき るようになるように心がける。また、授業中には些細な疑問についての話し合いは 司会者を決めず、自由に話し合う機会を多く設ける。発表者についても同じ児童が 続けて発表しないように輪番にしていくよう工夫する。 「話す・聞く・話し合うのふりかえり」カードを、効果的に用い、意識づくりに役 立てる。

視点③書く力の育成

○「書く」ことは、自分の考えをはっきりさせたり、まとめたりすることに有効である。書 くことで、自信をもって伝えられるようになったり、友だちとかかわり伝え合うことで、 考えを深め合い、自分の学びをさらに深化させたりすることもできる。また、新たな考え に広げたりしていくことができる。自分の考えをしっかり書けるようにしていくための指 導をどのようにしていくと良いかを考えていく。 ○ノートの取り方の指導をする。「めあて」「ふり返り」を学年に応じて行っていく。 ☆どのような課題の時、意欲的に考えたり、書いたりして、学習を進め、伝え合って、自分 の学びを広げたり深めたりしていくことができたか、実践し、報告する。自分の考えをし っかり書けるようにしていくための指導はどのようにしていくとよいか。 →全:ノートの取り方の指導をする。(日付・ページ・めあて・ふり返りなど) →低:正しいノートの取り方を指導する。 ユニバーサルデザインを意識し、方眼黒板等の教具を用い、支援につなげる。 →高:作文ノートや生活日記を利用し、文を書く習慣を身につけさせる。例えば、書いた ものを添削してから、スピーチしたり、起承転結や段落構成を設定して書かせたり する。 ☆子どもたちが意欲的に考えたり、話し合ったり、書いたりして反応が良かった学習・活動を学期ご とに1~2例記述して、全員で共有する。 ①研究の視点 ②単元名(題材名)・活動名 ③具体的な学習・活動内容・手立てなど ④良かった点・反省点 3 研究の方法 (1)全教員が、低学年・高学年部会のいずれかに所属して研究を進める。研究推進委員会のメンバー を、校長・教頭・教務・低学年代表・高学年代表とする。 (2)各部会で、めざす園児・児童像に近づくための方策(仮説)を立てる。 (3)仮説に基づいて実践をし、2ヶ月に一度程度部会を開いて情報交換をする。

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(4)各部会2名ずつが授業公開し、低・高学年部会を中心に授業研究会を行い、学び合う場をもつ。 ただし、前年度、提案授業を行った教員は連続して行わないよう配慮する。(校内公開授業の連続 は可) (5)各部会で話し合ったことは、全員で共有できるように、記録用紙を配布する。 (6)実践したこと(指導案・ワークシートなど)はできる限り、共有・次年度に引き継いでい くという観点から、研究のフォルダの中に入れていく。 (7)研究ファイル(リングファイル)の中に指導案や実践報告書などをファイリングしていき、 研究紀要を新たにつくることはしない。 (8)中学校区のテーマ「地域と共に主体的に取り組む園児・児童・生徒」における重点目標に照らし 合わせて取り組み、夏季講習会での講演や話し合いの中で本校の研究、中学校区の研究が深まる ように努める。 (9)外部から講師を招いたり、授業実践DVD の視聴を行ったりするなど、現職教育の充実を図り、 指導力アップに努める。 4 研究年間計画 月 予 定 さ れ て い る 内 容 4月 研究推進委員会 (研究の視点・進め方) 全体研究会 (研究の視点・進め方) 各部研究会 (研究の視点・進め方) 5月 研究推進委員会 (研究の概要・学力向上プラン・現職教育について) 全体研究会 (研究の概要・学力向上プラン・現職教育について) 6月 各部研究会 (前期指導主事訪問の指導案検討) 研究推進委員会 (前期指導主事訪問に向けての役割分担・研究会の持ち方など) 全体研究会 (前期指導主事訪問に向けての役割分担・研究会の持ち方) 校内公開授業・授業後研究会 前期指導主事訪問(提案授業:上田先生)・授業後研究会 7月 研究推進委員会 (現職教育について) 8月 現職教育 (外部講師依頼) 各部研究会 (各自の実践の中間報告会・実践入力) 川西中校区研修会(各自の実践の中間報告会・外部講師依頼) 全体研究会 (各研究会参加内容報告会) 現職教育 9月 校内公開授業・授業後研究会 各部研究会 (後期指導主事訪問指導案検討) 全体研究会 (後期指導主事訪問に向けて・2学期の取り組み・親子道徳について) 10月 各部研究会 (後期指導主事訪問指導案検討・2学期の取り組みについて) 11月 校内公開授業・授業後研究会 後期指導主事訪問(提案授業:高橋先生)・授業後研究会 12月 現職教育 (特別支援研修) 校内公開授業・授業後研究会 1月 現職教育 (英語研修) 研究推進委員会 (今年度のまとめに向けて) 2月 全体研究会 (今年度のまとめに向けて) 各部研究会 (今年度のふりかえり) 3月 研究推進委員会 (今年度のまとめ・来年度に向けて) 全体研究会 (今年度のまとめ・来年度に向けて)

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参照

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