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自己決定の場を設定する 自己存在感を持たせる 共感的な人間関係を育成する準備活動のどの場面で どの子どもを生かすのか 見通しを持って授業に臨む 導入の場面する 深める場面り返りの場面2 確かな学力の育成 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり よりよい社会を創造していくためには 一人

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Academic year: 2021

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2-1 学習指導の充実  2-2 読書活動の充実 複雑で変化の激しい現代社会に子どもたちが主体的に関わり、よりよい社会を創造していく ためには、一人ひとりが基礎的・基本的な知識・技能を習得し、自ら課題を見付け、主体的に よりよく問題を解決する力を他者との協働的な学習を通して育成することが大切です。 また、 感性を磨き、 読解力や表現力を高めるためには、 読書活動の充実を図ることが重要です。 子どもたちがこれからの時代をたくましく、そして自分らしく生き抜くためのもととなる確かな 学力をはぐくむためには、生徒指導の3機能を生かした授業を通して、子ども一人ひとりが安心し、 自信を持って学習に向かうことができる基盤づくりに努めるとともに、「主体的・対話的で深い学び」 の視点からの授業改善に取り組むことが大切です。

2-1

学習指導の充実

◆確かな学びの基盤として ~生徒指導の3機能を生かした授業~ ■自己決定の場を設定する ■自己存在感を持たせる ■共感的な人間関係を育成する 準備 ○・子ども一人ひとりの学習の状況や、興味や関心を持っていることなどを把握し、学習 活動のどの場面で、どの子どもを生かすのか、見通しを持って授業に臨む。 導入の場面 ○・興味や関心を持ち、自ら 学びに向かうことができ るよう、資料や教材提示 の仕方を工夫する。 ○・前時の振り返りに学習 シートを活用するなど、 一人ひとりの学習の成果 が本時の学習に結び付い ていることを実感させ る。 ○・子どもの疑問を取り上げ るなど、共に課題解決に 取り組む必要感が生まれ るような学習課題を設定 する。 深める場面 ○・事象の観察や資料分析な どの場面において、自分 なりの見方や考え方を持 つことができるよう、視 点を示し、発問を工夫す る。 ○・多様な教材・教具を準備 し、子どもに学習方法を 選択させたり、個で考え る時間を十分に保障した りする。 ○・個々の考えのよさについ て具体的に取り上げ、価 値付ける。 ○・友達の考えのよさを見付 ける場面を設定する。 ○・一人ひとりの学習状況を 見取り、つまずきに対し て適切な支援を行う。 ○・つぶやきや誤答など、子 どもの反応を大切にす る。 ○・友達の意見を最後まで聞 くなど、学習ルールの徹 底を図り、誰もが自信を 持って意見を述べること ができるようにする。 ○・学び合いの場を意図的に 設定し、互いの考えを生 かして、よりよい考えを 導き出すなど、集団で学 ぶことのよさを実感させ る。 振り返りの場面 ○・振り返りの視点を具体的 に示すことで、学びの成 果を実感したり、新たな 課題に気付いたりできる ようにする。 ○・子ども一人ひとりの成長 を認めたり、取組の姿勢 を称揚したりする。 ○・互いのよさに気付いた り、認め合ったりするこ とができるような子ども の振り返りを取り上げ、 価値付ける。

確かな学力の育成

(2)

知識を相互に関連付け、より深く理解することができるような「深い学び」を実現するために は、見通しを持って学習に取り組み、学びを振り返り次につなげる「主体的な学び」や、他者の 考えにふれ、自分の考えを広げ深める「対話的な学び」の視点を踏まえた活動を通して、子ども 一人ひとりが、「見方・考え方」を働かせながら課題解決に向かう授業づくりが大切です。 そのためには、子どもの実態を踏まえ、単元や題材ごと、各教科等の学習を通して育成を目指 す資質・能力を子どもの具体的な姿として描いた上で、単元・題材づくりや本時の流れを構想す ることが重要です。 ◆「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善 ◇主体的な学びの視点 ○見通しを持たせる ○振り返りの場面を工夫する <教師の働きかけ> ・・既習の学習内容や日常生活での体験と関連付 けながら、解決方法を考えたり、課題が持つ 意義を考えたりする場を設定する。 ・・指導のねらいを子どもの立場に立った具体的な言 葉で提示したり、考え方の視点を明示したりする。 <子どもの姿> ・・目的意識や問題意識を持って学習活 動に臨んでいる。 ・・課題解決の方法について、自分なりの 考えを持っている。 <子どもの姿> ・・学習前後の自分を比較し、自分の変容 や学ぶことのよさを実感している。 ・・本時の学習や、単元・題材を振り返り、 次の学習を心待ちにしている。 <子どもの姿> ・・互いの意見をよりよくするため、自分 の考えを述べたり、別の案を提示した りしている。 ・・他者との交流を通して、自分の考えが 深まったことを実感している。 <子どもの姿> ・・自分なりの疑問や意見、根拠などを 持っている。 ・・自分の考えを見つめ直し、新たな気付 きや理解に結び付けている。 <教師の働きかけ> ・・学習過程における思考の道筋や、身に付いた 知識や技能などについて、記述させたり発表 させたりする。 ・・新たな課題に気付かせ、次の学習への意欲や 必要感に結び付ける。 ◇対話的な学びの視点 ○個の学びの充実を図る ○学び合いの充実を図る <教師の働きかけ> ・・個別に考える時間を保障するとともに、一人ひ とりの学習状況に合わせた適切な支援を行う。 ・・話合いの後には、自分の意見や考えとの比較 や、自分の思考の変化について、記述させた り、発表させたりする。 <教師の働きかけ> ・・解決に必要なヒントを提示したり、板書を工 夫して思考の流れを可視化したりするなど、 考えを整理し、深めるための手立てを講じる。 ・・話合い活動の場面において、それぞれのグルー プの状況に合わせ、子どもの考えを明確化する ために発言やつぶやきをつないで問い返しをし たり、新たな視点を提示したりする。 ◇ 「深い学び」の視点 見通しを持って粘り強く取り組んだり、他者の考えにふれ、自分の考えを広げたり深めた りする活動を通して、子ども一人ひとりが「見方・考え方」を働かせながら課題解決に向か う、各教科等の特質に応じた授業づくりが大切です。 ※・それぞれの教科等における「見方・考え方を働かせ、学びが深まった子どもの姿」については、各教

(3)

読書活動を通して感性を磨き、読解力や表現力を高めることができるよう、学校司書と連携し、 多様な本にふれる機会の充実を図るとともに、本を身近に感じることができるような環境づくりに 努めるなど、読書習慣の定着と読書意欲の向上のための取組を計画的に進めることが大切です。

2-2

読書活動の充実

◇発達の段階に応じた読書活動の実施 ○学校司書と連携して、発達の段階に応じた「読み聞かせ」「ブックトーク」等を実施し、読 書の様々な楽しみ方に気付かせる。 ◇学習内容と関連した様々なジャンルの本の紹介 ○各学年部や教科部等と連携したコーナー展示を工夫するなど、子どもの知的好奇心を醸成し、 主体的な学習を支援する。 ◆多様な本にふれる機会の充実 ◇子どもが足を運びたくなるような学校図書館、読書スペースづくり ○くつろいで本を読むことができるような机や書架の配置、テーマ性を持たせた本の展示、本 の世界へと誘う図書館前の掲示など、魅力ある図書館づくりを進める。 ○廊下や多目的ホールに本の展示スペースを設けるなど、子どもがいつでも本を手に取り、読 むことができる環境の整備・充実を図る。 ○学校司書と連携し、学級文庫や図書コーナーの定期的な更新を行う。 ◆本を身近に感じる環境づくり 学校図書館機能の充実 学校図書館の「読書センター」としての機能とともに、「学習・情報センター」として の機能を充実させるには、学校司書との連携を図ることが効果的です。 取組例 ○・学習に関連する郷土資料やパンフレット、ポスター等を、テーマごとにファイリング して活用する。 ○・科学技術や学問の進展などにより、誤った情報を記載していることが明らかになった 図書は、リストを作成した上で廃棄する。 ○・時事的テーマや書評、年中行事や季節に関連した新聞記事を切り抜き、保存する。 新聞記事を活用する際のポイント ・・テーマごとに分類したり、ラミネート加 工したりして保存すると、学習に活用し やすくなります。 ・・テーマ性のある記事をまとめて掲示した り、記事と一緒に関連した図書を展示す るコーナーを設置したりすることも効果 的です。 【H30NIE実践校(金足西小学校) の実践から】

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2020年度から、小学校ではプログラミング教育が必修となります。子どもたちにプログラミ ングに取り組む楽しさや面白さを味わわせながら、プログラミング教育が目指すねらいの実現に向 けた取組を進めることが大切です。 ■プログラミング教育を進めるにあたって 小学校6年間を通して、プログラミング教育の3つのねらいが達成されるよう、発達の段階に 応じて系統的、計画的に教育課程に位置付けることが大切です。

小学校プログラミング教育の実施に向けて

◆プログラミング教育のねらい ・ プログラミング的思考※ 育成する 問題を細かい要素に分解し、 解決するための手順を考え、ど のように要素を組み合わせると 効率的に問題を解決できるか を、コンピュータに触れつつ、 試行錯誤を繰り返しながら論理 的に考えることにより、プログ ラミング的思考がはぐくまれま す。 ※・プログラミング的思考:自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、 一つ一つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善してい けば、より意図した活動に近づくのかを論理的に考えていく力。 ・ 各教科等での学びをより確 実なものとする 教科の学習内容についてプロ グラムをつくるためには、その 教科の知識・技能等をしっかり と身に付けることが必要とな り、プログラミングを通して、 教科の学習内容の定着が図られ ます。 ・ コンピュータやプログラムの 働きやよさなどに気付く ・ コンピュータ等を上手に活用 しようとする態度をはぐくむ プログラミングに取り組むこと を通じて、コンピュータとはどの ようなものか、仕組みはどうなっ ているのかなどについて理解し、 コンピュータの技術が生活を便利 で豊かにすることに気付くことに より、情報技術と上手に関わり、 活用しようとする態度がはぐくま れます。 A・学習指導要領に例示されている単元等で実施  (各教科等の学びをより確実にするための学習活動) ・正多角形の意味をもとに正多角形をかく。(5年 算数) ・身のまわりには電気の性質や働きを利用した道具があることなどに気付く。(6年 理科) ・情報技術に関わる内容を探究課題とする。(3年~6年 総合的な学習の時間) B・学習指導要領に例示されてはいないが、学習指導要領に示される内容を指導する中で実施  (各教科等の学びをより確実にするための学習活動) ・様々なリズム・パターンを組み合わせて音楽をつくる。(3年~6年 音楽) ・都道府県の名称と位置を、特徴とともに理解する。(4年 社会) ・自動炊飯器に組み込まれているプログラムを考える。(6年 家庭科) C・教育課程内で各教科とは別に実施  (プログラミング的思考やコンピュータを上手に活用しようとする態度等を育成する学習活動) D・クラブ活動など、特定の児童を対象として、教育課程内で実施  (プログラミングに興味・関心を持つ児童が協力し、プログラムを作成する学習活動) ◆プログラミング教育の学習活動例

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単元名「正多角形と円」(5年 算数) 【学習の位置付け】 ・「正多角形と円」の単元において、正多角形の基本的な性質や、円を使って正多角形をかく ことができることを学習した後に、1~2時間程度で行うことが想定される。 <単元全体のイメージ> 本時のねらい ・コンピュータで正多角形をかくことを通して、辺の長さや角の大きさなどの図形の構成要素 についての理解を深めることができる。 ・図形を正確にかいたり、簡単なプログラムの変更で他の正多角形をかくことができたりする など、コンピュータやプログラムのよさに気付くことができる。 学習過程 ①図形をかくプログラムを全員で確認し、 ビジュアル型プログラミング言語(スク ラッチ等)のブロックの意味や使用方法 を理解する。 ②正多角形の性質を確かめる。 ③正三角形をかくプログラムを作成する。 ④グループや全体で、完成したプログラム の動作確認を行い、かきやすさなどの視 点から比較・検討する。 ⑤正十二角形をかく方法を話し合う。 指導のポイント ○一人ひとりがプログラムを作成する時間を保障する。 ○修正をくり返しながら、完成させることの重要性を理解させた上で、うまく図形をかくこと ができないプログラムを取り上げ、その原因について話し合う場面を設定する。 ○正三角形を正十二角形に変更した場合について、視点をもとに比較する場面を設定する。 <例>・・定規や分度器などを用いた場合と、コンピュータを使用した場合のどちらが図形 をかきやすいか。    ・・コンピュータを使用して図形をかく場合、(a)と(b)のどちらのプログ ラムが変更しやすいか。 A 学習指導要領に例示されている単元等での授業実践例 正多角形(4時間) (1~2時間)本時 円(5時間) 【作成したプログラムの例】 (a) (b)

参照

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