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本学院における人体解剖実習についての学生アンケートの解析

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全文

(1)

理学

法学

 

第35n巻第21丿

70

79頁 〔2DO8年 }

紹  

本 学 院

に お

体解 剖

つ い

解析

  

体解

剖 実 習 お

よ び

実 習 前 後

の セ ミ

学 生

意 識

変 化

つ い

山 田

1)#

信 崎 良 子

T)

 

藤 原 雅 弘

1)

澤 田 昌 宏

2)

 

松 田 正 司

3)

 

小 林

4)

要 旨

 

愛 媛 十 全 医 療 学 院

PT ・OT

学 科

で は

愛 媛 大 学

医 学 部の

協 力

に よ

2003

か ら

専 任 講 師

の人

体 解 剖 研

実 施

2004

か ら 学 生 が

自 らメ ス を 持っ て tt 行

体 解

剖 実

っ てい る

今 回

人 体 解

剖 実 習 を

行 う

に あた っ て 必 要 と さ れ る

理 につ い て

自身

が どの よ

考 え理 解

している

か を把

握 す

と と も

その 理

度 を

上 さ せ る

授 業

る 日

で アンケ

トを

実施

し た。

結 果

1

矢の 倫 理 に 関 す る授 業 に は 効 果 が あっ た と 考 え ら れ たtt ま た

そ も そ も 人

体 解 剖

実 習 を

経 験 す

る こと

El

療 従 事 者

に 必 要 な

につ い て

え さ せ ら れ る

重 な

体 験

であ る と

え ら れ た。

今後

はアンケ

ト内

容 を吟 味

学 生

心 境

が よ り正

にア ンケ

ト結

に 反 映 さ れ る よ

方 法

実 施

してい

る。 また セ ミナ

容 に 関 しては

解 剖 学 知 識の補 填 を 充 実 させ る と と もに

理につ い てはよ

しや すい 教

方 法 を 模

索 す

る 必 要 が あ る

 

剖 実

ア ンケ

背 景

経 緯

 

学 院の理 学 療 法

PT

学 科 お よ び 作 業 療 法

OT

学 科

は,

3

年 制

門 学 校 で あ る

院 は

1979

開校 時

り愛 媛 大 学

学 部 解 剖 学

室 (

発 生 学 分 野 )の 全 而 的 な 協 力 に よ り

解 剖 体 や 剖 出 標 本 の見 学 に よ る 実 習 を 行っ て き たu そ して

1999

年 度

よ り人

実 習の時 間 数 を 増や

と 共に

チェ ック

に よる 具 体 的 な 課 題 設 定 を 行っ て実 習の 充 実 を 図っ た

 

An

 

AnaLysTs  uf  

Questi

【n

inaires   on

 

the Ana匸omical  Dissection   Course irl the EILilne 

Juzell

 School of  A田ed  Medi〔a 且Professio1

i/s

Srnaii Group

Learning for Anatomy and  Medical Ethics

 and

  Changes k1匚he Students

Respons

e

1)愛 媛 十全医療 学院 理学療法 学 科

  〔〒791

0385 愛 媛 県 東温市 南 方561番地 )

  Kiyo Yamada

 RPT

 Ryoko Sinozaki

RPT

 Masahiro Fujiwara

  RPT :Depar亡rrlellt 〔,f Physiじal  Therapy

Ehime 」uzen  Sch〔,oL  of   Allied Medical Prefessions

2)愛媛 「

全医療 学 院 作 業 療 法 学 科

 Masahiro Sawada

 OTR :Department of Occupat

onal Therapy

  Ehllne 

Juzen

 Schc〕ol  of  Alhed MedicaL Professio1Ls

3〕 愛媛大学 大 学 院 医 学 系 研 究 科  解 剖 学

発’学 分 野

  Seiji Ma匸suda

 MD

 PhD; Department of  Anat 〔}mv  and

  Embryology

 Ehime Ulliversity School of MedicTne

4) 愛 媛大 学 医 学 部 総 合 医 学 教 育 セ ン タ

  Naoto Kobayashi

 MD

 PhD:Medical EducatioiユCcnter

 Ellime   Univcrsity Scbeoi of N

ledicine

  E

mai1;1apis@esm

iuzen

ac

ip

  (受 {」口 2007年3月12日 /受理 日 2008年1月 7冂)

2003

年 度

り専 任 講 師

入体 解 剖 研 修 を 実 施

2004

年 度

本 学 院

PT

OT

学 科

1

生が

来の 見 学 型の

剖 実

に と ど ま ら

らメ ス を

っ て

行 う

体 解 剖 実 習

っ て い る 1

4♪ 。

解 剖 実 習 導 入

に よっ て 教

上 変

れ たか

か の

参 考

とし て

1

年 次

に開

さ れる

解 剖 学

1

解 剖 学

H

成 績

合 計 点 数

実 習 導

人 前

実 習 導 入 後

とで

比 較

したtt その

講 師

の下で

3

間の平 均

69.

8

入 後

3

平 均 点

74

7

あ り

解 剖学

成 績

上が 認 め ら れ た。

当 学 院

毎 年 夏 休

実 施

し てい る 基

試 験

において も 同

の変 化 が 認め ら れ た

し か しこ れ らの デ

タ は

実 習 導

入 以

々な 因 子

も影

して い ると

考 え

ら れ

今 後 も推 移 を観 察

し てい

く必 要

が ある

 

PT

OT

教 育 課 程

に お

る人

体 解 剖 実 習

につ い て は

前 か

らの

必 要性

訴 え

ら れ て

ている5 脚

し か しなが ら

2005

3

月 に

報 告

さ れ た 「コ メデ ィ カ ル

教 育

に おける人

体 解 剖 実

習の本

入 に

けての養

成 校 側

準 備 体 制 整 備 」

m

学 療 法

養 成 校

172

付 中

128

され

有 効

回 収

127 校

有 効 同 収

73

8

に よ る と

体 解 剖 実

習 を ピン セ ッ

メ ス

ど を

い た

剖 出 を 含

め て

っ てい る

養 成 校

28

3

コ メ デ ィ カ ル

教 育

の た め に 人

体 解

剖 実 習 を

(2)

実 施

する こ とが

的に

切であ る かど

かとい う論 点S) につ て は

1992

に 日 本

学 会

がコ メディカル

育 委

を 設 置 す る な ど十

来の議 論 が な さ れてい る6) に も 関 わ ら

が 出て いない

は その

法 的 論 点

5

つ の

理 由

集約 し

て い るIL

)。

1

点 目

人体

解 剖

目的

2

点 冂

有 資 格 者

に関

3

凵は

体 解 剖

場 所

目は

礼 意

に関

5

目 は

献 体 者

意 思

る。

坂 井

による

1

目の

論 点

す な

わち 人

体 解 剖

の囗

につ いて

体 解 剖 保 存 法 第

条で は

「医学 (

歯 学

む)の

教 育

資 す

め られて お

こ の

医 学

歯 学 を含

にコ メディカルが 人 る か 否 か が 論 点 に なっ ている

現 在 ま で に 明 確 な 結 論 は 出 てい ないが

有 資 格 者

指 導

ドであっ て も 人

体 解

剖の実

が 医

術 者 養

機 関

生 に は

さ れ な い と

釈 さ れる の であるな ら

部省

実 態

わ せて

解 釈

える

方 向

整 備

検 討す

き」

tt と し

の必

要性

提 言 す

る と

医 療 技 術 者 養 成 機 関

生 が

剖 実

参 加 す

る ことは

現 法

の趣

にも

致 し た

の と 主

している。

有 資 格 者 お

よ び

場 所

関 す

につ て は

系 統 解 剖

関 す

死 体 解 剖

資 格 者」

指 揮

監 督

とで

医学 剖

た は

歯学 部

け た

解 剖 室

1

実 施 す

る 必 要 が あ る

体 保 存

法 第 九 条)

礼 意

に 関

につ いては

ト条 に 「特 に 礼 意 を 失 わ ない よ

に 注 意 し な け れ ば な ら ない

と あ る

に 献 体 者の意 思 につ い て は

医 学 及 び

学 教

のた めの

献 体

に 関 す る 法

律 (

献 体 法 ) 三 条に

献 体

の意 思 は

重 さ れ な け れ ば な ら ない

わ れ てい 70

最 後 に

挙 げ

た 点 は

1

凵の

論 点

で あ る 凵

に つ い ての明

解 釈

が な さ れてい ない か らこそ 非 常 に

要 だと考 え ら れ る

媛 大

で は

2003

にコ メ ディ カルの

習 につ い ての説 明 文 と承 諾 書 を

献 体 登 録

の団

であ る

愛 媛 大 学 白 菊 会

て に郵 送 し

接 文 書 でコ メディ カルに よ る

解 剖

承 諾

てい る])2 )

ま た,

2003

に は

媛 大

学 白菊

会 会

報 「

し ら ぎ く」 に コ メディ カル の

剖 につ い て理

を 求 め る 記

を掲 載 し

その

も経 過 報 告の 記

期 的 に

掲 載

し てい る13

ls )u これ らの

活 動

に よ り, 当 学 院の

PT

の学 生 が

自 ら メ ス

を持

っ て

行 う人体 解 剖 実

習の

現 に 至っ てい る

2

点 目 と

3

点 目の 論 点 につ い ては

媛 大

学 医 学 部

に お け る

剖 学の主

教 授 〔

責 任

の も と で 同 学

の解 剖 実 習 室におい て実

を 行っ ている

4

点 目の論 点 につ い て は

剖 実

を 実 施 した

生 は 全

慰 霊

に 出

し,

生の

代 表 者

が 遺 族 に

直接 御

を 返 還 している

学 生 が

加 す ることで

献 体 者の バ ッ ク グラ ウ ン ドを

がで き

献体 者

思 につ いて 考 え る と共 に 倫 理 観 を 成 長 さ せ る

会 を

る こ と が

山 来

と考 え

その

習 開 始 時 お よ び

の黙 祷

励 行

献 体 者

意 を

尽 くす 実 習

に な る よ

し ている

 

体解

剖 実 習

生 に

入 す る に あ たっ て は,

の知 識の他

献 体 者

に対 する礼 意 を

め た 医の倫 理 につ いて も

自 身

える必

が あるu

っ て

その内

形 態

には

な可 能 性 が あ

ると

事 前

理につ い て の

授 業 を実 施

と され る

倫 理 観

自身

につ けてお か な け ればならない

事 実

医 学 部

入体 解 剖実 習

に おい て

倫 理 を無 視

た 医 学 生

の 言

が 取 り立 て ら れ

退 学 処 分 に なっ た例 も

存 在

する

PT

OT

ST

を 含

む コ メ デ ィカ ル

対 象

解 剖 実

を 遂 行す

る に あ たっ て

な 例 が

危 惧

さ れ ない

は 言い切 れ ず

未 然 にこ のよ う な 問 題 を 防ILす る 必 要 が あ る

t

り も

献 体 者

志 を

え る と

理 につ いて理

がで きていない

生 に は 人

体 解 剖

を 受 講 さ せる こと はで き ない

述の

体 解 剖 保 存 法 」 「

献 体

法 」 も献体 者

して

礼 意

尽 くす

こと を

めてい る。

  当 学 院

では

人体 解 剖 実 習

行 う

たっ て必

と さ れ る

知 識

につ て は

解 剖 学 講 義 (

前期

2

単 位

同 年 後 期

2

単 位 ) を中 心

講 義 され

補 填

人体 解 剖 実 習

セ ミナ

も別 途実 施 し

てい る

1

人 体 解 剖 実

習は ユ

生の

8

実 施

され る が

理 につ い て 学

自覚

さ せ て お

が あ る

と考 え

その た め に 医の

理セ ミナ

以 ドのよ

内容

実 施

して い る

これ は

4

6

での 小 グル

プでの 意 見 交 換 を 主 と す るセ ミ ナ

で あ り, 人 体 解 剖 実 習

のみ な ら

, 実 習

も 継 続 して実

し た

L

2

  今

回の

究では

生 を

対 象

に 人

当 初

体 解 剖

習 直 前

学 年 末

にア ンケ

トを 実

時 に どのよ

観 を持

っ てい る か 調

そ れ が

習の

串前

に 実 施 さ れ る 人

体 解

剖 実

セ ミナ

及び医の倫 理セ ミナ

に よっ て どの よ

に 変 化 す る か

捉 え

ること を

み た

ま た そ れ に よ り

が 医

療 職

就 く

とい

う事 を 自覚 す

る とい

目 的 に おい て

の倫 理の授

を 人 体 解 剖 実 習 後 に も

り入 れ ること に

の効 果 が あ るのか を 判 断 す る

と す る と 共 に

次 年 度

取 り

み を

考 え

立 て るこ とを 冂 的とす る

対 象

お よ び

方 法

 

ア ンケ

ト内

3

に 示 す

設 問 に

,A

:そ う 思

う 

(yes

 

B

:ど ち ら か とい

ば そ

, 

C

:ど ち ら と もい え ない

D

:ど ち ら か とい

ば そ

思 わ ない

E

:そ

思 わ ない

no

の記

を 記 入 して も ら う 方 法で

無 記

で実 施 し た

ア ンケ

ト用 紙 は

A4 一

枚 に 片 面 印 刷 と し た

ア ンケ

目 は

く分 類

して

につ い ての

質 問

へ の敬 意 につ い ての

問, 解 剖 実 習の意

理 解 につ い ての

問,

22

問 と し た

ま た

肯 定

否定

に ば らつ

意 図

し た

質 問 形 態

に よっ て

ア ンケ

ト内

を しっ か り 読 む 様 に 促 し

考 え

(3)

72 理学 療 法 学   第35巻 第2号

解 剖 実 習 ガ イ ダ

ン ス アン

u

解 剖 実 習 ガ

ン ス アン

u

アン ケ

 

 

u

剖 学

1

1

位 )

剖 学

H

 

* *

解 剖学

(2 単位 )

* * *

人 体

剖 実

セ ミ

人 体

剖 実 習

半 日

×

60

倫 理

セ ミ

理セ ミナ

4

7N

8

10

1

月 

2

解 剖 学 講 義 内 容

       

 

骨 学

筋 学

神 経 学

    

**

 

循 環 器

呼 吸 器

消 化 器

泌 尿 生 殖 器

内 分 泌 系

感 覚 器

につ い て

       

につ い て

    

* * *

織 学

神 経 解剖 学

1

  人体 解 剖 実 習 関連 授 業の実 施 時期 表1  入体解

Sil

実習セ ミナ

の授 業 内容 表 2 医の倫 理 セ ミナ

の授業内容 第1回

 

オ リエ ン

ショ ン

実 習 概要 第

2

回 医の 倫 理 グル

プワ

ク 第3回

 

上 肢の筋

経につ い て

4

回 グル

プワ

ク 第

5

回 

Il

肢の筋

神 経につ い て 第

6

回 グル

プ ワ

ク 第

7

 

頸部

体幹の

神経

につ い て 第

8

回 頸 部

体 幹の筋

神 経 につ い て

9

 

肢の

につ い て 第

10

回 グル

プワ

ク 第

11

回   卜肢 の 筋

神 経 につ い て 第12回 筆記 試 験 第

13

 

実 習 オ リエ ンテ

ショ ン (用 只

手 順

概 要 な ど) て か ら回

させ る 工

を した

 

アンケ

トの

対 象

2005

年 度

の ユ

生 で

授 業 時 問

の 20 分 間 に 同 答 して も らい

100

% 回 収 し た

ア ン ケ

トの 実 施 時 期 は

学 当

4

月 )

体 解 剖 実 習

1

『 (

7

お よ び 学

年 末

1

3

同 で あ

ア ン ケ

トの配 布 数 は

入 学 時

40

人 休

剖 実

習 直 前

39

, 学

年 末

38

で あっ た

この

学 年

の入

学 時

均 年 齢

20.

1

その

訳 は

卒 者

29

卒 者

9

短 大 卒 1名

専 門 学 校 卒

1

名で

高 卒 者 以 外 の

11

の学 生の

ち, 社

医 療 関 係

3

育 関係

2

療 系

術 職

2

名 )

を し てい る

生 は

7

で あっ た

ま た

ア ンケ

トを 実 施

る前に

こ の アンケ

トの 目 的 と その

方 法

につ い て

説 明

し た。

1

−1

  解 剖 実

習 に 対 す る

理 状 況の把 握

 

解剖 実 習

セ ミナ

の 授 業 改 善

 

研 究 に 使 用 す る 情 報 収

と し

1回 :

1

ま た は 「死」をテ

マ にして自 由論 文 作 成 第2回 :老齢疑 似 演習      

1

あ な た は83歳の独 居 老 人 』 第3同 :安 楽

     

『あ な た が不治 の病に か かっ た と き

安 楽死 を 望 み ま       す か剤

4

回 :家 族の 死       『配偶 者の余 命が宣 告さ れ た と き

あな た は どのよう       に過ご しますか ?』 第5回 :ア ル ツハ イマ

病       『あ な た がア ル ツハ イマ

病だ と分かっ た と き

どの       よ うに過ご し ますか ?』 第6回 :無 脳 児の臓 器 提 供

     

1

「あ な たの子 ど も が羆脳 児で 生 ま れ た と き

臓 器提 供       を し ま す か ?』

7

回 :交 通

故で下 半 身 麻 痺に なっ た       『交 通事故 で脊 髄 損 傷に なっ た あ な た は

今 後の生活       設 計を どの ように しますか ?』 (

2

7回 は

々 の テ

マ につ い て

配 布 資 料つ く意 見の 表 明 と小 グル

プ討 論) {吏用 !塞

1

書17 :

 

:       …

死 を考 える15章   実 践

臨 床 人 間 学 入門

1   庄司 進

  編 著   朝日新 聞 社

2003年 ンケ

トを

使

用 した

研 究

し て は

人 の

情 報

とし て は

回答 者が 不 利 益

る よ

う な事

い と

説 明

同意

実 施

した

  関 連 す

る カ リ キュ ラ ム の スケジュ

ル は図 ユに 示 す 通

る。

入 学 当 初

の アンケ

を実 施

した

す ぐに 人

体 解 剖実 習

の ガ

ダン ス

を行

4

月 中 旬

り解 剖 学 講

心 とし て

計 画 的

に人

体 解 剖 実

習セ ミナ

を 実 施

(4)

表3 ア ンケ

ト内 容     自分の 身 近 な 人死を経 験し た こ と が あ る    人の死 は身近 な ものだ と 感 じ る

   

人の死 は 「

1

的なこと だ と 思う

   

他 人の死 は

臼 分 に は関係のない こと だ と思 う

   

「死 」を考え る こ と は嫌だ     「死」を考え る意 味は よく分か らない    他 人の死 を 自分の身近 な 人に置 き換 えて想 像するこ とは    で きない     自分の死 を 世の中のた め に活 か して欲 しいと思 う

   

臼 分の身近な 入 が

自分の死を他 人のため に活かすこ と    は賛成でき る    将 来

自分が医療 人と して働 くには人体 解 剖実習 は 必 要    であ る と 思う   人体 解 剖 実 習で献 体 を触 るのは気 持 ち悪い   人体 解 剖 実 習で献 体を見る の は怖い     人体 解 剖 実 習 はできれ ばや りた く ない     人体 解 剖 実習の話 を聞くよ りも早 く 実 際 に体験 し たい  

 

PT

になるため に人体 解 剖 するとい

の は 理

で き ない     献 体 も標 本と 同 じ扱い で良い と 思 う 1  

白分がPT にな

たと きに

体解

剖 実 習は

立つ と 思

  人 体 解 剖 実 習 を 実 施 す る 前 に

勉 強 し な け れ ば な ら ない

   

と思 うこと が た く さ ん あ る と 思

 

 

人 体解 剖 実 習 を実 施 する前に 必要な知識 は だい たい

に    イ寸くと思 う   人体 解 剖 実 習 を実 施した後に は

得るものが たくさ ん あ    る 〔あっ た) と思う

   

自分が 脳 死 に なっ た

臓器 提 供を して も良いと 思う

   

自分 が 夕匕亡 し た と き に 献体と して 自分の身 体を提 供して

   

い と 思

平 行

し て

理セ ミナ

も開 講 (

1

100

分 間

す る

剖 実

セ ミ ナ

授 業 内容

2

医の倫 理セ ミナ

の授 業 内 容 を 表

3

に示 す

医の

理セ ミナ

1

グル

プ につ き

生 が

4

6

意 見 交 換

と し

に 話 し

っ た

容 を

班の

代 表 者

が 発

す る

講 義 担 当 教 員 は

1

名であ り

各 グル

プに司 会 進 行

と書 記 を 話 し 合い に よ

り決定

させ

各班

っ た

容の発

者 は

表 直 前

講 義 担 当教 員

指 名す

る 方 法で実 施 し た

8

月 よ り夏 期

暇に入る

7

月 末

授 業

最 後

に 人

体 解剖 実 習 直前

の アン

実 施 し

そ し て

,8

22

27

凵の

61

で人

体 解 剖 実 習

が 実 施 さ れ た

その 後

前 期 定 期 試 験 が

終 了

授 業

が 開 始 さ れて以 降 に も

理セ ミナ

1

の ペ

スで 実

し た

そ して

医の

理 セ ミ ナ

最 終 講

義の 際 に

20

分 聞で学 年 末の ア ンケ

トを 実 施 した

ア ンケ

結 果

解析

t

検 定

に よっ て

統 計 学 的有

水 準

5

% と して

理 し た。 ア ンケ

トの

集 計

結 果 を 図

2

4

に示 す

「ど ち ら か という と そ う 思 う 」は

38

% まで減 少 していたtt

に は

29

% と な

学 時

と 比

較 す

る と

5

%の

意 差 が

め ら れ た

 

人の死 を

自分

近 な 人に

えて

想 像 す

る こと はで き ない

1

とい

う項 目

入 学 当初

30

が 「そ う思 う」 「

と い

と そ

う」

と回

してい たが

体 解

直前

に は

10

%に

減 少

有 意差

め ら れ た

し か し

年 末

に は

21

増 加 傾 向 を示

  自分

脳 死

に な っ た

場 合

臓 器提 供

をし て

も良

い と思

う』

とい

う項

目は

学 当 初

15

生が

ら と

ない

と 回

入 体 解 剖 実 習 直 前

には

33.

3

% と

有 意 差

め ら れ な かっ たが

増 加

学 年 末

に は

28

9

% と

減 少

した

また

かで はあるが,

思わ ない

答 え

学 生

経 時

的 に

増 加

向 を

示 し た

類 似の項 目 で あ る 『

 

自 分 が 死 亡 した と き に 献 体 と して 白分の 身 体 を 提 供 し て も 良い と 思

う』

の 囘

同 様

ど ち ら と も い

ない

と 回

した

生 は

人 体

剖 実

前 に 増 加 し 学 年 末 に は 減 少 した

そ して この項 目 に 「そ う 思 わ ない 」 と回

した

生 は

当 初 か ら

経 時

的 に 減 少 し

当 初 と 学

年 末

との比 較 に おい て は

58

% か ら

34

%へ

意 に 減 少 した

1

「死 」につ いて の

2

 

 

え るこ と は

とい

う項 目

には

時 は

53

%の

生 が

う」 「

ど ち ら か とい

と そ う 思 う 」 と 回 答 し

人 体 解 剖 実

習 直

前で

「そ

う」

2

解 剖 体

へ の

敬 意

につ い て の

質 問 (

3

  『

 

体 解 剖 実 習

献 体

る の は

気 持

1

とい

う質 問

対 し

入 学

1〜

比較 し

人体 解 剖 実習 直 煎

で は

う思 う」 「

ど ち ら か とい

そ う思 う」

回答

し た

生 は

47

5

% か ら

10

3

%へ

有 意

減 少

思 わ ない

」 「

ら か とい

そ う思

回答

し た

生 は

35

% か ら

64

% と

意 に

増 加

し た

t

 

剖 実

献 体

を 見る の は 怖い

とい

う質 問

して は

入 学 当 初

と 比

して

人 体 解 剖 実 習 直 前

で は

「そ う思 う」

ど ち ら か とい

そ う

う」

回 答

し た

生 は

67

5

% か ら

56

4

%へ

減 少

してい る もの の

有 意

差 は

め ら

れ な

かっ た。

「そ う思

」 「

ち らか

とい

と そ

思 わ ない

回 答

し た

生 も

25

% か ら

30

8

% と

意 差 は

め られ な かっ た

学 年 末 す

な わ ち 人

体 解 剖 実

経 験

し た

では

79

% と

有 意

増 加

し た。

  人 体

解 剖 実 習

はで きれ ば や

ない

う項

目 は

20

%の

生 が

う」 「

ど ち ら か とい

と そ う

思 う」

回答

していた が

セ ミ

実 施 後

には

2

5

減 少

し た。

3,

解 剖 実 習

意 義

につ い て の

質 問 (

4

  「

 

自分

PT

に なっ た と き に

体 解 剖 実 習

疏 つ と 思

う 』

とい

う項

目は

学 時

には

2

5

%が

思 わ

」 「

ら か とい

そ う思

回 答

して い た が

体 解 剖 実 習 直 前

に は

0

% と

っ た。

 

剖 実

を 実 施 し た

に は

る ものが た く さんある

(5)

74

理 学療 法学  第

35

巻 第

2

そう思 う

どち ら か とい え 「まそ う思 う どちら でもない

そ う思 わ ない

どちらか といえぱ そう思 わ ない

(6)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      そ う思 う

どち ら か とい え ぱ そ う思 う       どち ら でも な い        そ う思 わ な い

ど ち らか とい え 「まそ う思 わ な い 図

3

  解 剖 体へ の敬 意につ い て の質問 に 関 す る アンケ

ト結 果

      一

 

 

 

@

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

. .

1

   . PT にな る ために 人 体 解剖 す

とい う の は

i   

できない 1       0粘     20監     40rt     6 o     臼om        

 

   

 

 

     口 i入 学 oi 実 習直 前

ll

I 

末 − . . ,.  

w

時 実習直 前 学 年 末 @   自 分 がPT にな ったとき に

 

OE

 

 

 

 

20

謁 

 

 

 

0

 

 

 

 

} .     

D

      100 R人体 解

群鬻 繼要 な知詈 哉は1 そ う 思う・ どち か とい えばそ

思う どちらでも ない そ 思 わない ・ ど ちらか といえぱそ う 思わな い 図

4

 解剖

習の 意

(7)

76

理学 療 法学   第

35

巻 第

2

あっ た)と思

』とい

う質

問 に は

全 員 が 「そ う 思 う」 と 回

し た

これ に

し て,

 

体解

剖 実

を 実

施 す

に 必 要 な

識 は だい たい

く と 思

とい

項 目 は

入 学 時には

45

% が

思 う 」

ど ち ら か とい

そ う思 う」

回 答

人 体 解 剖 実 習 直 前

には

38

5

っ た。

わか ら

と 回

した

生は

入 学 時

22

5

%で

あ り

人体 解 剖 実 習 直前

に は

35

9

%に

増 加

した。

1

死 」

につ い て の

質 問

  まず 「

につ いての

質 問

う ち

r

 

」 を 考 え

る こ と は嫌 だ

とい

項 目 には

入 学 時 は

53

%の学

」 「

どち らかとい

と そ

う」

と 同

剖 実

38

% ま で

年末

に は

29

% と な り

学 時

と比

して

意に

少 し た

これ は

え る

の重

要 性

意 識

し た

生 が

増 加

し た と

え ら れ る

生 に

直接 接

し た

印象

わ せ る と

には

につ い て

える

機 会

は な かっ たか

あ るいは

考 え

も他 人

とデ ィ スカッ シ ョ ン

体 験 が な

か っ た

生 が

かっ た と

わ れ る。

斉 藤

フル トン

教 授

に よ れ ば

日 の ア メ リ カ人 た ち は 生 ま れて か ら

20

でに

お お

1

死 」 を

テレビ や

映 画

画 面 を通 し

て いる

これ は

恐 ら く

日 本で も そ れ

程 変

りが 無い と思 わ れ る

と述べ てい る16

 

しか し

1

代 社 会

で は

み 嫌い 避 け

傾 向

強 く

生は

死 」

とい

う現 象 を現 実

し てい る

事 実

とし て

れ る こ とが で きない でい る。

入体 解 剖実 習

行 う

たっ て

献 体 者

死 」 を

る とい

う体 験

契 機

な り

自分

死 」

して どの よ

え を

っ て いる の か を

自分 自身

る と

同 時

今 ま

り前

だ と

考 え

てい た

自分

見 を覆す

うな意 見 を持

っ ている

他 入

意 見

も理 解 を

示 す

こ とが で

た と

わ れ る

  次

  他 人

死 を 自分

身近 な 人

置 き換 え

像 す

る こ とは で

きな

とい

う項 目

う思 う」 「

ど ち らか とい

う思 う」

と 回

し た

生が

学 当 初

人体 解 剖実 習 直 前

で は

有意

減 少

し た が

学 年 末

に は

増 加 傾 向

し た。

人 体 解 剖 実 習

っ て

時 期

に は

応で

も身近

な 人に

置 き換

えて

想 像

し て し

そ う思

回 答 す

が 増 加

し たのか

れ な

い。

人 体 解 剖 実 習 自体 が

死 」

対 す

意 識

変 化

教 育

し て

大 き

影 響

えてい る と

え られ

人 体解 剖 実 習 前

学 年 宋 を

較 す

そ う思 う」 「

らか とい

ば そ

う」

有 意 差

め ら れ ないが

増 加

し てい る。 こ れ は

人体 解 剖 実

後 も

倫 理

セ ミナ

を継 続 す

る こと によっ て

,一

を 通 じて

実 際

身近

な 人の

想 像 す

み の

し さに

がつ

と と も

まで

えてい た

f

気 持 ち を 理 餠 す る

という 事 が ト分 で な かっ た と 気 がつ いたのか も し れ ない

  「

 

分 が 脳 死になっ た

臓 器 提 供 を して も

い と思

1

とい う

目 は

そ う 思 う

」 「

ど ち ら か とい

そ う思 う」

回答

し た

生 が

入 学

1

人 体 解 剖 実 習

直 前

比 較 す

る と

有 意 差

め られ なかっ たが

増 加

学 年 末

に は

減 少 傾 向

し た。 こ れ は

々な

情 報

が入 る

によっ て

学 生

考 え

変化

じ てい る

事 を示

して いる と

考 え

られる

また

「そ

思わない」 「どち ら かと い

と そ

思わない

と 同

し た

生 が

経 時 的

減 少

向 を

示 し てい る。

類 似

凵で

 

自分

が 死

し た と き に

献体

とし て

分の

体 を 提 供 し て も

い と 思

⊥ に 対 す る

思 わ ない

ど ち ら か とい

と そ

思 わ ない

の回

学 当

初 と

学 年 末

との比

で は

意 に

少 し てい る

こ の こ と は

体 解 剖実 習

自分 達

学 習

に 立つ

う事

を 理

し た

生 が

白分

身 体

献体

と して

提 供 す

れ ほ ど

抵 抗

な くな

っ た

し てい る と

えら れ る

また

自分

身 体

献 体

提 供 し

い い と

思 う学

が 学 年 末

に は

3

1

え た

事 も加 え

考 察す

ると

全 体

雰 囲 気

体 者

気持 ち

を 理

しつ つ

敬 意

っ て

実 習

われ て い

考 え

が で

人体 解 剖 実

習 に

対 す

学 生

り組

み は

良好

っ た

と考 え

2

解 剖

へ の 敬 意 につ いての

  解 剖 体

敬 意

ての

質 問

うち

  人体 解 剖

習で

献 体

る の は

気 持 ち悪

とい

う質

問に

し て

入 学 出初

比 較

して

人体 解 剖 実 習 直 前

では

う思 う」

ら か とい

そ う思 う」

回答 し

生 は

有 意

減 少

う思

わない

」 「

ら か とい

と そ

思わ な い

と 回

た学 生

有 意

増 加

し てい る。 これ に

し て

  人体 解 剖 実 習

献 体 を見

るの は

とい

う質

問に

して

う」 「

どちらか とい

とそ

う」

と 回

し た

学 生

学 当初 と

体 解 剖 実

直 前

で は

意差

め ら れ な かっ た

こ こで

体 解 剖 実

直 前

に 「

 

体 解 剖 実

習で

献 体

るの は

気 持

とい

質 問

し て

う」 「

ら か

ば そ

う」

回 答 し

が有 意

減少 し

たこ とは

非 常

意 味

る ことである と

考 え

解 剖 学 講 義

め と

基 礎

医学 科

目 と 同

人体 解 剖実 習

セ ミ ナ

を使

っ て

人体

構 造 と機 能 を学 習す

るこ

に よっ て

人 体 解 剖 実

習に対 する興 味 を 引 き 出 し,

経 験であ る が

然と し た

恐 怖 感 を

あ る

程 度 払 拭 出 来

た とい

こと が

言 え

さ ら に

際 に

習 を 経

験 し たこ と に よっ て

れ や 不

快 感

が な

なっ た こ とによりア ンケ

トでは

否 定

的 な 回

減少

習 に 興

味 を持

っ て 取 り

組 もう

と す る

感 情

が み ら

た と

考 え ら

れる

も う

.・

重 要 な点

この

問に

う」 「

どち ら かとい え ば そ

」 と回

(8)

ること は

献 体 者

して

失礼

あ り

そ う思

っ てはい

ない こと だ と

じ た

が増 加

考 え

られ るこ

る。 なぜ なら ば

の状

であ り,

 

怖い

質 問

の 回

変 化

ない に も か か わ ら

 

気 持 ち 悪

とい

う質 問

の 回

有 意

変 化

してい る こと か ら, 人

体 解

剖 実

に 必 要 な

献 体 者

へ の

敬 意

につ な が る

学 生

心 境

変 化 を

示 し てい る と

え ら れ る か ら で

 

人 体 解 剖 実 習 を 行

前 に 必 要 な

献 体

対 す

敬 意

を持

た め に は

献 体 者

の意 思 や ご

遺 族

の意 思 が どのよ

のであっ た か

あ るい は そ れ がいかに

しい の で あ る か を

自覚 す

る 必

る と

考 え

る。

の た め に

の倫 理 セ ミナ

に おい ては

実 際

自分

の こ と と

てい く よ

授 業

を 進

行 す

体 解 剖 実 習

体 者

と その ご

家 族

崇 高 な 意 思

成 り

自分 た

ち に とっ て

重 な

体験

理 解 さ

せる

必 要 が あ

っ た

 

体 解 剖 実 習

献 体

る の は

気 持 ち

悪い

とい

う回 答

減 少

し たこと は

々の

指 導

意 図

程 度 達 成

さ れ たこと

を示 し

ている と

考 え

ら れ る,

3.

解 剖 実 習

意 義

につ

 

解 剖 実 習

意 義 理 解

につ い ての

問の

 

分 が

PT

になっ た と き に

体 解

剖 実 習 は 役 立つ と 思 う

  人 体 解 剖 実

を 実 施

し た

に は, 得 る ものが た く さ ん

っ た ) と

思 う

う項

凵 は

人体 解 剖 実

直 前

に は

全 員

う」 「

どち ら かとい う と そ う 思

う」

と 回

し た。

事 前

解 剖 実

習の 目 的 や 意

を 理

す ること が

比 較 的 容 易 だ

っ たの では ない か と

え る

 

これに

f

 

体 解

剖 実 習 を 実 施 す る 前 に 必 要 な

識 は だいたい

く と 思 う

とい

項 目 に

わ か

ら な

と 回

し た

学 生

入 学 時 に 比 較 して人

解 剖

直 前

に 増 加 傾

を 示 し た (有 意 差 な し )

こ れ は

入 学

か ら

人 体 解 剖 実

実 施

ま での問 に,

識 を

に 付 け よ

ては み

た も

の の

実 際

いた か ど

か は 分 か らなか っ た

生が

かっ たのでは ないかと考 え る

か しな

ら学 年 末

の同

は,

」 「

ど ち らか とい

そ う思 う」

有 意

減 少

思 わ ない

」 「

ど ち ら かとい

とそ

思わない」 が 有 意 に 増 加 している

こ れ は, 実 際 に 人

解 剖 実 習 を 経 験 して

自分の知

が 追 い つ い てい

かっ た

るい は

像 以

E

奥 深

い知 識 が 必 要 で あっ た とい

こと を 感 じ た と 考 え ら れ る

この こ

が 以

学 生

学へ の モ チベ

ョ ン

れ れ ば

習の

意 義

は ト分であ る といえ る が

こ れにつ い て は

今 後

の フ ォ ロ

が 必 要であろ う

4

セ ミナ

 

らメス を 持っ で

積 極 的 に 斛 剖 実 習 を 行

た め に は

1

年 次

の夏 休 み 期 間 巾 で は 学 生の 知 識

足 が

め ない が, これ

を補 う

た め

々はIE

解 剖 学 授 業

の 人

体 解 剖 実

習セ ミナ

体 解

習の

の解 剖 学 と し て

神 経

frl

走 行

を 出

限 り学 習

さ せ た

ま た

今後

学 療 法

士 と して運

動 療 法

の プロ グラ ム を 立 案 し 実 施

る にあ たっ て も

解 剖 学

は 運

動 学

め と

る全て の

科 目

基 礎

な り重 要

る こと

を理 解 さ

せ たい と

えて

授 業

実 施

し た

 

さ らに

解 剖学

知 識

に と ど まら

理につ い て

も考

え させる上で

人 体 解 剖 実 習

貴重 な機 会

る。

今 回

の ア ン

トの

囘 答

か ら

大 部 分

が 「

死 」 を

える ことに

らか の

意義

見 出

ら が現

実 的

な 問

死 」 を捉 え

う と

し てい る

傾 向

ら れ る

す な

倫 理

セ ミナ

に よっ て

」 を考 え

るこ とに よっ て

自然

につ い て

も考 え

るこ とに な り

生 」 と

「 死

につ い ての

識 や

情 報

が 増

が よ

り身 近

っ て

きた と

考 え

られ る

につ い ての

1c

他 人の 死 は

分 に は 関 係 ない』 『

 

を 考

え るの は 嫌 だ

 

分の死 を 田:の中のた め に

か して

しい

」 『

 

自分

近 な 人 が

分の死 を

人 の た め に 活 か すこと は 賛 成 で き る 』 等の質 問 に 対 して

に 人

体解

実習 直 前

に は

く分

か ら ない

とい

う回

答 が

く なっ てい る

こ の ことか ら は

近に迫 ることで強 く問 題 が 意 識 さ れる よ

にな

ん で い る

ス テ レ オ タ イ プ 的 な

見 方

即 断

を 避

け慎

重 に な っ てい る 学 生の

度 が

か が わ れる

明 確

えのない 「医の倫 理 」 につ い て は

よ り好 ま しい 結 果 と なっ てい る と

え る

理 セ ミナ

最 終 授 業 時

授 業

想 を

由囲

して も らい

38

37

人 が

ら かの

感 想

を 書い た

その感 想の う ち 最 も

かっ た もの は

他 者

が 自

と は 違

う意 見

っ て い る とい

こ とに

気 付

い た 」 とい

文 言であ

感 想 を

い た

37

人の

19

人で あっ た

これ は

な 価

値 観

める とい

価 で き る と

え ら れ

気 付

の きっ か

与 え

がで き たこと も 医の

理セ ミナ

効 果

である と 考 え ら れ る

 

「医

につ いて は

短 期 間

え が 出 る よ

な もの で も な け れ ば

急に

分の思 想 が 変 化 するこ と も な い は ずであ る

し か し

の道 を 目指

者に とっ て

たっ た

つ の こ の生

大 切

に思っ た

り愛

お し ん だ

し ん だ り する心

16)を

が あ

に よっ て 知 り

る こと を

え な け れ ば

に進 むこ と がで き な い

ては 通 ることの出

ない重

な ポ イン トで

る と

える

こ の アンケ

ト結

か ら

理につ いて の理 解 を 促 し

医 療 職 に就 く とい う事 を 自覚 させ る とい

当 初の目 的 につ い て

あ る程 度の

効 果

がで き た と 言 え るの で は ない だろ

後 は

その人 体 解 剖 実 習 後の授

の有 効 性 につ いて検 討

る と共 に

よ り

近 に

え ら れ る よ

近のニ ュ

書 籍

や 映

な ど

表 3   ア ン ケ ー ト 内 容     自分 の 身 近 な 人 の 死 を経 験 し た こ と が あ る     人 の 死 は 身 近 な も の だ と 感 じ る     人 の 死 は 「 1 常 的 な こ と だ と 思 う     他 人 の 死 は , 臼 分 に は 関係 の な い こ と だ と 思 う     「死 」 を 考 え る こ と は 嫌 だ     「 死 」 を 考 え る 意 味 は よ く分 か ら な い    他 人 の 死 を 自分 の 身近
図 2   「死 一 1 に つ い て の 質 問 に 関 す る ア ? ケ ー ト結 果

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