• 検索結果がありません。

p 解説等60-2.indd

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "p 解説等60-2.indd"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

Vol.60 No.2(2019)

Corresponding Author: E-mail: [email protected]

おりものシートの着用評価と着用刺激感に与える影響

(2018 年 4 月 5 日受付;2018 年 9 月 19 日受理)

内田 有紀*#,中川 文**,福江 昌幸**,氏原 由博**,奥村 典子*,

金井 博幸***,成瀬 正春*

*金城学院大学,**小林製薬株式会社,***信州大学

Evaluation of Panty Liners in Wear

and the Effect on Irritation Caused by Wearing Panty Liners

Yuki UCHITA*#, Aya NAKAGAWA**, Masayuki FUKUE**, Yoshihiro UJIHARA**

Noriko OKUMURA*, Hiroyuki KANAI***, and Masaharu NARUSE*

*Kinjo Gakuin University,Aichi,Japan

**Kobayashi pharmaceutical Co., Ltd., Osaka, Japan

***Shinshu University, Nagano, Japan Abstract

This investigation was conducted to survey consumers’ attitudes toward panty liner products being distributed in the market and their actual use as the groundwork for systematic research of panty liner products. Actual wearing test was also conducted to evaluate a feeling of wearing two kinds of panty liners composed of different materials after use for a certain period of time. Possible factors involved in a feeling of wearing panty liners were also discussed.

The consumer attitude survey revealed that panty liners less likely to cause skin troubles were desired. The evaluation of panty liners tested showed that synthetic ones caused more significant itchy and irritating symptoms during the early and intermediate phases of non-menstrual period than cotton liners in the group of subjects who had experienced skin troubles related to clothes.

It was hypothesized that the feeling of wearing panty liners could be changed with (i) the evaluator’s skin condition, (ii) the mechanical properties of panty liners, and (iii) the nature of discharge during non-menstrual period. To test this hypothesis, pseudo-discharge solution was used to simulate friction phenomenon between a panty liner and the skin, based on which the mechanism of itching and irritating sensations that cause discomfort in wearing panty liners was discussed. Comparing with synthetic liners, those made of cotton could minimize the skin-liner friction with high maximum static friction force, and this could be a factor contributing to less itching and irritating sensations.

(Received Apr. 5, 2018;Accepted Sept. 19, 2018) Key words: panty liner, itch, irritation, friction, comfortable feeling to wear

(Journal of the Japan Research Association for Textile End-Uses, Vol.60, pp.133–143, 2019)

( 133 )

(2)

繊消誌 ―― 要 旨 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― おりものシート製品に関する体系的研究のための基礎的段階として,市場に流通するおりものシ ート製品に関する消費者の意識調査ならびに実態調査を行った.構成素材が異なる 2 種類のおりも のシートを用いて,一定期間の着用を経た後に着用感について評価する着用試験を行った.さらに, おりものシートが着用感に与える要因を考察した. 消費者の意識調査より,肌トラブルが生じにくいおりものシートが望まれていることがわかった. また,着用評価より,着用時の「かゆみ」「ひりひり」の症状は,衣類による肌トラブルを経験した 被験者群においては,非月経期前期・中期では,綿シートに比べて合成シートの方が高くなること がわかった. おりものシートの着用感は,(i)評価者の肌の状態,(ii)おりものシートの力学特性,および(iii)非月 経期にみられるおりものの性質の影響を受けて変化すると推察される.そこで,擬似おりもの溶液 を用いておりものシートと皮膚間の摩擦現象を再現し,この結果から着用快適感を阻害するかゆみ やひりひりとした感覚の発症機序を考察した.綿シートは合成シートより最大静止摩擦力が高く, シートと肌が擦られ難いため「かゆみ」「ひりひり」を感じ難いと推察される. キーワード:おりものシート,かゆみ,ひりひり,摩擦,着用快適感 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1.緒 言 おりもの(帯下)は,女性に現れる生理的な症 状の一つであり,女性生殖器から分泌される粘液 や組織の総称である 1, 2).おりものの主な組成は, 膣粘膜からの漏出液,剥離上皮細部,細菌,白血 球,および頸管分泌物であり,粘液とその一部が 凝固した乳白色の液体である 3).また,おりものの 分泌量は女性ホルモンの影響を受けて変動するこ とが報告されている 4).女性にとって,おりものは 日々のケアが必要となるデリケートな問題である が,ケア方法の一つに市販のおりものシートを使 用する方法がある.このおりものシートは,シー ト状に成型された繊維製品をショーツ中央部分に 重ねた状態で使用するものである.市場には,構 成素材や表面性状に特徴をもつ様々なおりものシ ート製品が流通しているが,これらの製品に対す る消費者の意識調査,購買および使用に関する実 態調査の報告はわずかに散見されるのみである. しかし,同じ様な着用方法で使用される生理用ナ プ キ ン に つ い て は 種 々 の 報 告 が な さ れ て い る 5, 6, 7, 8).本来であれば,おりものシートは,身体 に長時間接触した状態で使用する製品であるため, 快適性に影響を及ぼす製品の設計要因の探索が重 要なテーマである.それにも拘わらず,おりもの シートの快適性に関する研究は,いくつかの報 告 9, 10, 11)がみられるのみで,必ずしも十分に理解 されているとは言えない.おりものシートは,ショ ーツに重ねた状態で長時間使用することを考える と,その構成素材には,優れた熱移動特性,水分 移動特性が求められる.また,身体動作に追従し てシートの変形や皮膚との摩擦現象が生じること を考えると,その構成素材には,優れた変形・回 復性を実現する力学特性が求められる.このよう に,おりものシートを構成する素材の特性が,着 用状態や皮膚への刺激強度に影響し,結果として, 着用快適感に影響を及ぼすものと考えられる. そこで本研究では,おりものシート製品に関す る体系的研究のための基礎的段階として,市場に 流通するおりものシート製品に関する消費者の意 識調査ならびに実態調査を行った.さらに,構成 素材が異なる 2 種類のおりものシートを用いて, 一定期間の着用を経た後に着用感について評価す る着用実験を行った. 2.Web を活用した消費者の意識調査ならびに実 態調査 2-1 調査の内容と方法 株式会社インテージが提供する Web 調査シス テムを活用し,2016 年 9 月 9 日から 14 日の期間 に日本に在住する 18~59 歳の女性 3,000 名(10 代 270 名,20 代 895 名,30 代 895 名,40 代 672 名, 50 代 268 名)を対象として,おりものシートの消 費者意識ならびに使用実態に関する調査を実施し た. 調査項目は,①回答者の年齢,②おりものシー トの習慣的な使用経験,③おりものシートに求め る要求事項(価格・肌へのやさしさ・ヨレ/ズレの なさ・消臭効果など 9 項目)を回答させた.①・ ( 134 )

(3)

Vol.60 No.2(2019) ②については全員に回答させ,③についてはおり ものシート使用者について回答させた.このうち, ①については単数回答とし,②・③の調査項目は 複数回答を認めることとした. 2-2 調査結果と考察 年 代 別 の お り も の シ ー ト 使 用 割 合 の 実 態 を Fig.1 に示す.この結果から,20 代~40 代の女性 は,10 代または 50 代の女性と比較して,おりも のシートを使用する割合が高く,いずれも使用割 合は全体の 40%を上回ることがわかった.これは, おりものの分泌量の変動による影響であると考え られる.おりものは,初潮の少し前から分泌され るようになり,性成熟期を迎えるとその分泌量は 増大する 12).おりものの分泌量が増大することで, おりものシート等を使った日常的なケアが必要に なり,着用が習慣化するものと考えられる.また, 50 代になると更年期を迎えることにより,おりも のの分泌量は減少する 12).これに伴っておりもの シートの使用割合が低下するものと推察される. Fig.2 に,おりものシートに求める要求事項につ いて集計した結果を示す.回答が多かった項目と して,「価格が安いこと」が挙げられる.多くの消 費者は,おりものシートを日常的なケアのための 必需品と位置づけており,このため,低価格帯の 製品が選択されるという消費行動がうかがえる. 次いで「肌にやさしいこと」,「かゆみやカブレが おきないこと」等が挙げられており,おりものシ ートを使用することで起こる肌のトラブルが生じ にくい製品を選択したいという消費者意識がうか がえる.さらに,フィット性,蒸れにくさ等の着 用感,消臭機能等の付加機能,吸収力等の基本機 能,良好な手触り感等の高触感が,製品選択の基 準となっていることが分かる.これは,おりもの シートがデリケートなケア製品であることから, 高付加価値製品を積極的に選択する消費行動であ ると考えられる. 3.着用実験によるおりものシートの着用感調査 消費者の意識調査および実態調査から,おりも のシートは日常的なケアのための必需品として広 く使用されている実態が明らかとなり,特に性成 熟期を迎えた 20 代~40 代の女性では使用割合が 高くなることが分かった.また,おりものシート に求める要求事項では,コストに次いで,肌トラ ブルに対してリスクが低いことが重要な製品選択 の基準となっていることがうかがえた. しかし,おりものシートの使用によって生じる 肌トラブルの内容や程度には,着用者の肌の状態, 刺激に対する感じ方など,着用者に固有の要因が 少なからず影響するものと推察される.加えて, おりものシートを構成する素材等の違いが影響す ると考えられる.そこで,市販のおりものシート を一定期間着用させて着用快適感を評価する着用 実験を実施した. 3-1 試料 本着用実験では,市販されている既製のおりも のシートを用いた.使用したおりものシートは 3 層構造で,皮膚に接する表面層,おりものを吸収 する中間層,漏れを防ぐ防漏層から構成されてお り.本実験では,表面層を構成する繊維素材が異 なる 2 種類の既製品を用いた.表面層が綿繊維の おりものシート(以下,「綿シート」と記載)とポ リエステル繊維およびポリエチレン繊維から構成 されるおりものシート(以下,「合成シート」と記 Fig.1 年齢区分別のおりものシート着用率 (n=3,000/おりものシート非使用者を含む) Fig.2 おりものシート選択時の重視項目 (n=1,070,複数回答/おりものシート使用者) ( 135 ) 0 20 40 60 18~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 着用率 (%) 年齢 (歳) 18~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 0 20 40 60 価格が安い 肌にやさしい かゆみやカブレがおきない シートがヨレ、ズレしにくい 消臭効果が高い シートがムレにくい 違和感がない 吸収力が高い 肌触りが良い 回答率 (%) 0 20 40 60 18~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 着用率 (%) 年齢 (歳) 18~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 0 20 40 60 価格が安い 肌にやさしい かゆみやカブレがおきない シートがヨレ、ズレしにくい 消臭効果が高い シートがムレにくい 違和感がない 吸収力が高い 肌触りが良い 回答率 (%)

(4)

繊消誌 載)である.なお,市販の製品では内部まで同一 のものはなく,製品の総合的な評価に加え,表面 層の影響について検討するため上記の 2 つの試料 を用いた.中間層は,合成繊維で構成されている ものと合成繊維・セルロース繊維を含んでいるも のである.防漏層は合成樹脂フィルムである.な お,ブランドや製品に対する先入観が評価結果に 影響することを避けるため,市販品の剥離フィル ムをあらかじめ排除して,新たに同一の無地白色 フィルムを付けかえる作業を行った上で,それを 着用実験に供することとした. 試料となるおりものシートの力学特性を把握す るため,下記の条件で摩擦特性,圧縮特性,せん 断特性を測定した(Table 1).おりものシートの摩 擦特性は,摩擦感テスター試験機(カトーテック 社製,KES-SE)を用いて測定した.測定は,ピア ノワイヤで構成された一辺が 10mm の接触子を 25gf の垂直荷重でおりものシート表面層に接触さ せ,速度 1 mm/s で水平移動させたときの平均摩擦 係数(MIU),ならびに平均摩擦係数の平均偏差 (MMD)を測定した.なお,測定回数は各シート につき 6 回とした.おりものシートの圧縮特性は, ハンディ圧縮試験機(カトーテック社製,KES-G5) を用いて測定した.測定は,表面層に接触面積 2cm2 の圧 縮 子を 1 mm/s の 速 度 で 最大 圧 縮荷 重 30gf/cm2に至るまで圧縮し,圧縮仕事量(WC)を 測定した.なお,測定回数は各シートにつき 6 回 とした.おりものシートのせん断特性は,引張り せん断試験機(カトーテック社製,KES-FB1-A) を用いて測定した.チャック間距離 10cm,せん断 角 0.4°13),せん断張力 500gf/cm で,せん断剛性 (G)を測定した.測定回数は各シートあたり 3 回 とした.なお,有意差の検定は,統計解析ソフト SPSS Statistics 24(IBM 社製)を用いて対応のない t 検定を行い,有意水準は 5%とした. 3-2 着用実験による調査内容と方法 着用実験は,2016 年 11 月から 2017 年 10 月の 期間中に実施し,被験者は,日常的におりものシ ートを使用する 20~49 歳までの一般女性(身長 159±5.0cm,体重 52±6.6kg)の中から,直近 1 年 で少なくとも 1 回以上デリケートゾーンに皮膚ト ラブルを経験した女性 83 名とした.その理由は, 本研究の目的の一つが,デリケートゾーンの感受 性の高い者に対しても安全なおりものシートの開 発を目指すことにあるためである.ただし,皮膚 トラブルが重篤であり着用実験によって症状が悪 化する可能性があると判断された被験者は対象か ら除外した.調査は,事前に金城学院大学ヒトを 対象とする研究に関する倫理審査委員会の承認を 得て実施した(申請番号第 H17002 号). Fig.3(a)に示すプロトコルに従って,全ての被 験者が 2 種類のおりものシートを着用するクロス オーバー試験を実施した.被験者は,非月経期間 (月経から次の月経までの間)において,指定さ れたおりものシートを毎日使用することにした. ①月経の有無,②使用枚数,③着用時間,着用時 に自覚した④「かゆみ」,および⑤「ひりひり」の 症状について,その刺激強度についても,「なし・ ごくわずかな・わずかな・中等度の・重度の」の 5 段階尺度で評価するよう指示した.なお,報告 は所定の用紙に毎日記載するように指示した.ま た,被験者の属性を把握するため,衣類など肌に Table 1 おりものシートの特性 Mean±S.E. **:p<0.01 Fig.3(a) クロスオーバー試験 プロトコル Fig.3(b) 非月経期間の分割 ( 136 ) Fig.3(a) クロスオーバー試験 プロトコル 月 経 期 月 経 期 月 経 期 合成シート 合成シート ① ② 綿シート 綿シート 非月経期 非月経期

(5)

Vol.60 No.2(2019) 触れるものでの刺激を感じた経験を,「ある・たま にある・ない」の 3 段階で評価した. 3-3 調査結果と考察 集計には,報告内容に記入漏れがみられた被験 者を除外し,正確に記録された 69 名の回答を用い ることにした.衣服着用によって肌に痛みやかゆ み等のトラブルを発症した経験の有無を回答させ た結果,「経験がある」と回答した人数は 4 名 (5.8%),「たまにある」と回答した人数は 22 名 ( 31.9 % ) で あ り , これ ら を 合 わ せ る と 26 名 (37.7%)であった.これらの被験者を衣類による 肌トラブルの経験を有する被験者(以下,「経験群」 と記載)とした.一方,「経験がない」と回答した 人数は 43 名(62.3%)であった.これらの被験者 を衣服による肌トラブルの経験を有しない被験者 (以下,「非経験群」と記載)とした. また,おりものには月経と同様に周期があり, その性状や量はホルモンの影響を受けて変動する ことが知られている 4).そこで,本実験では高田ら の生理周期による毛穴の月内変動の研究 14)を参考 にして,非月経期を Fig.3(b)に示すように卵胞 期を含む「前期」,排卵期を含む「中期」,黄体期 を含む「後期」の 3 期間に区分し,期間別に評価 結果を集計することとした. 「かゆみ」や「ひりひり」の自覚症状に関する 報告は,自覚症状あり(ごくわずかな~重度の) と自覚症状なし(なし)の 2 階調に分類すること とし,自覚症状の発生頻度を式(1)により導出した. 発生頻度൯ ൌ症状を自覚した日数 期間の日数 ൈ ͳͲͲ ・・・式(1) 集 計 結 果 に 対 し て , 統 計 解 析 ソ フ ト SPSS Statistics 24(IBM 社製)を用いて対応のある t 検 定を適用した.なお,有意水準は 5%とした. 経験群と非経験群の両群において,非月経前期, 中期,後期の各期間で「かゆみ」を自覚した頻度 をそれぞれ Fig.4 に示す.非月経前期,中期,後期 の全期間において,16~34%の発生頻度で皮膚に なんらかの「かゆみ」を自覚していることがわか る.また,非経験群では,いずれの期間において も,おりものシートの違いによる「かゆみ」の発 生頻度に有意な差はみられなかった.一方,経験 群では,非月経前期,および中期において,綿シ ートを使用することによる「かゆみ」の発生頻度 が合成シート使用時と比較して有意に低いことが 確認された.非月経後期ではこの傾向は確認され ず,どちらのおりものシートを使用した場合でも 「かゆみ」の発生頻度に差異はみられなかった. 経験群と非経験群の両群において,非月経前期, 中期,後期の各期間で「ひりひり」を自覚した頻 度をそれぞれ Fig.5 に示す.非月経前期,中期,後 期の全期間において,4~17%の発生頻度で皮膚に 「ひりひり」の症状を自覚していることがわかる. しかし,「かゆみ」の症状と比較すると,その発生 頻度は低い.また,「かゆみ」の症状と同様に非経 験群では,いずれの期間においても,おりものシ ートの違いによる「ひりひり」した症状の発生頻 度に有意な差はみられなかった.一方,経験群で Mean±S.E. *:p<0.05 Fig.4 「かゆみ」を自覚した頻度 ( 137 ) 経験群と非経験群の両群において,非月経前期, 中期,後期の各期間で「ひりひり」を自覚した頻 度をそれぞれ Fig.5 に示す.非月経前期,中期, 後期の全期間において,4~17%の発生頻度で皮膚 に「ひりひり」の症状を自覚していることがわか る.しかし,「かゆみ」の症状と比較すると,そ の発生頻度は低い.また,「かゆみ」の症状と同 様に非経験群では,いずれの期間においても,お りものシートの違いによる「ひりひり」した症状 の発生頻度に有意な差はみられなかった.一方, 経験群では,非月経前期,および中期において, 綿シートを使用することによる「ひりひり」の症 状の発生頻度が合成シートの使用時と比較して有 意に低いことが確認された.非月経後期では,こ の傾向は確認されず,どちらのおりものシートを 使用した場合も「ひりひり」の症状の発生頻度に 差異はみられなかった. また,Table 1 に示すおりものシートがもつ力 学的特性の違いにより,皮膚への刺激の程度に差 異があったと考察される.すなわち,綿シートは 合成シートと比較して圧縮仕事量(WC)が大きく, せん断剛性が小さいことから,動作適合性に優れ ており,合成シートに比べて外陰部の動きに追従 しやすかったと考えられる(Fig.6).すなわち, 動作適合性に優れ変形しやすいおりものシートは, 肌とシートの圧縮・せん断動作の際にシートが変 形するため肌ダメージが少なく,変形し難いおり ものシートは,肌が変形するため肌ダメージが大 きいと推察される. 0 10 20 30 40 50 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 0 10 20 30 40 50 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 発生頻度( 日 / 日数×1 0 0 ) ( %) * 0 10 20 30 40 50 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 経験群 非経験群 経験群 非経験群 経験群 非経験群 * (a) 前期 (b) 中期 (c) 後期 Mean±S.E. *:p<0.05 Fig.4 「かゆみ」を自覚した頻度 0 10 20 30 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 0 10 20 30 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 0 10 20 30 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 発生 頻度( 日/ 日数 ×1 0 0 ) ( %) * 経験群 非経験群 経験群 非経験群 経験群 非経験群 * (a) 前期 (b) 中期 (c) 後期 Mean±S.E. *:p<0.05 Fig.5 「ひりひり」を自覚した頻度

(6)

繊消誌 は,非月経前期,および中期において,綿シート を使用することによる「ひりひり」の症状の発生 頻度が合成シートの使用時と比較して有意に低い ことが確認された.非月経後期では,この傾向は 確認されず,どちらのおりものシートを使用した 場合も「ひりひり」の症状の発生頻度に差異はみ られなかった. また,Table 1 に示すおりものシートがもつ力学 的特性の違いにより,皮膚への刺激の程度に差異 があったと考察される.すなわち,綿シートは合 成シートと比較して圧縮仕事量(WC)が大きく, せん断剛性が小さいことから,動作適合性に優れ ており,合成シートに比べて外陰部の動きに追従 しやすかったと考えられる(Fig.6).すなわち,動 作適合性に優れ変形しやすいおりものシートは, 肌とシートの圧縮・せん断動作の際にシートが変 形するため肌ダメージが少なく,変形し難いおり ものシートは,肌が変形するため肌ダメージが大 きいと推察される. しかし,その一方で MIU や MMD が大きいこと から,皮膚との間により大きな摩擦力が作用して いたことも考えられる.実際の着用では,これら の力学的特性が複雑に作用して,皮膚を刺激する と考えられる.また,非月経期間の違いで,「かゆ み」や「ひりひり」の症状の発生頻度の傾向が異 なることから,標準状態におけるおりものシート の力学特性だけでは,着用快適感を阻害する要因 について発症機序を考察することは十分とは言え ず,おりものシートと皮膚の間に介在するおりも のの性質を考慮する必要があると考えられる. 4.非月経期間別の摩擦現象の再現試験 着用実験から,非月経前期,中期,後期のいず れの期間においても,おりものシートを使用する ことで「かゆみ」や「ひりひり」の症状が一定の 割合で発生し,着用快適感を阻害することがわか った.また,衣類による皮膚トラブルの経験群で は非月経前期および中期において,合成シートを 使用すると「かゆみ」や「ひりひり」の症状の発 生頻度が綿シートに比べて高くなることがわかっ た.この結果から,着用快適感を阻害する「かゆ み」や「ひりひり」の症状には,3 つの要因が影響 すると推察される.すなわち,(i)評価者の肌の状 態,(ii)おりものシートの力学特性,ならびに,(iii) 非月経期によるおりものの性質である.そこで, 非月経前期,中期,後期にみられるおりものの性 質を模擬した擬似おりもの溶液を調製し,これを Mean±S.E. *:p<0.05 Fig.5 「ひりひり」を自覚した頻度 (a) 変形しやすい おりものシート (b) 変形しにくい おりものシート Fig.6 変形の難易度の違いによる肌ダメージ ( 138 ) 中期,後期の各期間で「ひりひり」を自覚した頻 度をそれぞれ Fig.5 に示す.非月経前期,中期, 後期の全期間において,4~17%の発生頻度で皮膚 に「ひりひり」の症状を自覚していることがわか る.しかし,「かゆみ」の症状と比較すると,そ の発生頻度は低い.また,「かゆみ」の症状と同 様に非経験群では,いずれの期間においても,お りものシートの違いによる「ひりひり」した症状 の発生頻度に有意な差はみられなかった.一方, 経験群では,非月経前期,および中期において, 綿シートを使用することによる「ひりひり」の症 状の発生頻度が合成シートの使用時と比較して有 意に低いことが確認された.非月経後期では,こ の傾向は確認されず,どちらのおりものシートを 使用した場合も「ひりひり」の症状の発生頻度に 差異はみられなかった. また,Table 1 に示すおりものシートがもつ力 学的特性の違いにより,皮膚への刺激の程度に差 異があったと考察される.すなわち,綿シートは 合成シートと比較して圧縮仕事量(WC)が大きく, せん断剛性が小さいことから,動作適合性に優れ ており,合成シートに比べて外陰部の動きに追従 しやすかったと考えられる(Fig.6).すなわち, 動作適合性に優れ変形しやすいおりものシートは, 肌とシートの圧縮・せん断動作の際にシートが変 形するため肌ダメージが少なく,変形し難いおり ものシートは,肌が変形するため肌ダメージが大 きいと推察される. 0 10 20 30 40 50 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 0 10 20 30 40 50 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 発生頻度( 日 / 日数×1 0 0 ) ( %) * 0 10 20 30 40 50 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 経験群 非経験群 経験群 非経験群 経験群 非経験群 * (a) 前期 (b) 中期 (c) 後期 Mean±S.E. *:p<0.05 Fig.4 「かゆみ」を自覚した頻度 0 10 20 30 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 0 10 20 30 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 0 10 20 30 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 衣類トラブル経験あり群 衣類トラブル経験なし群 発生 頻度( 日/ 日数 ×1 0 0 ) ( %) * 経験群 非経験群 経験群 非経験群 経験群 非経験群 * (a) 前期 (b) 中期 (c) 後期 Mean±S.E. *:p<0.05 Fig.5 「ひりひり」を自覚した頻度 Fig. 6 変形の難易度の違いによる肌ダメージ (b)変形しにくい おりものシート (a)変形しやすい おりものシート 肌 肌 肌 肌

(7)

Vol.60 No.2(2019) 用いておりものシートと皮膚間に生じる摩擦現象 の再現試験を実施した.本来であれば,おりもの シートが接する外陰部付近での摩擦による再現試 験が望まれるところではあるが,デリケートゾー ンでの実施は困難であることから皮膚が比較的柔 ら か く , 平 坦 な 部 分 の 多 い 前 腕 部 で 行 っ た . M.Farage ら 15)は,敏感肌に対する低刺激性生理用 ナプキンの反応について腕(上腕及び前腕部)で のパッチテストを実施しており,本研究において も前腕部で代用することとした. 4-1 擬似おりもの溶液の調製と試料 非月経前期,中期,後期にみられるおりものの 相違として,川越らは組成成分の 1 つである子宮 頸管粘液中のムチンが粘性に影響することを報告 している 16).また,石田らは子宮頸管粘液中のム チンの濃度を定量分析して報告している 17).そこ で,本研究では石田らの研究結果を参考にして, 非月経期間に応じたおりものの性質の違いを再現 することとした.すなわち,おりものの粘度が, 前期では 8.7 Pa・s(以下,「前期条件」と記載), 中期では 0.22 Pa・s(以下,「中期条件」と記載), 後期では 28.0 Pa・s(以下,「後期条件」と記載) となるようにムチンの濃度を調整した.粘度の測 定は,B 型粘度計(東機産業株式会社製)を用い て行った. おりものシートは,着用実験に用いた表面層の 構成素材が異なる 2 種類のおりものシート(綿シ ート,および合成シート)とした.それぞれのお りものシートの中央部分に非月経前期,中期,後 期 の お り も の に 相 当 す る 擬 似 お り も の 溶 液 500μℓ を滴下し,滴下後 5 分間の放置時間を設け ることとした. 4-2 摩擦現象再現装置と試験方法 摩擦現象の再現には,日本産業皮膚衛生協会所 有の摩擦試験機 18)を利用した.試験装置の構造を Fig.7 に示す.試験装置は大別して,被摩擦部固定 用の可動ステージ,接触子,および摩擦力検出器 から構成されている.被験者は,着座した状態で 肘関節を伸展したまま前腕の内側が上向きで水平 となるようにして被摩擦部固定用の可動ステージ に載せた.可動ステージは,橈骨の方向に沿って 毎秒 1 往復の単振動の運動をする.接触子は,半 円柱形状(曲面部の直径 4.9cm,幅 5cm)に加工さ れた木片に対して,擬似おりもの溶液を滴下した おりものシートを粘着テープで固定した.この接 触子を一定荷重となるように前腕部内側に接触さ せた.垂直荷重は 100g とした.摩擦力の検出は, 装置に組み込まれたロードセル(ミネベア株式会 社製 C2G1)で行い,計算機上に記録した. 被験者は,20 代~40 代の女性 6 名とした.2 種 類のおりものシートによる摩擦現象を左右の前腕 内側で実施した.1 回の測定は 180 秒間で連続的 に記録した.試験の環境は,温度 20±0.5℃,湿度 50±2%R.H.であった. 4-3 摩擦波形の解析方法 摩擦現象の再現試験によって得た波形の一例を Fig.8(a)に示す.波形には,ステージの往復運動 に起因する明確な周期性が確認できる.そこで, この波形から摩擦力 0N を基準として,正の値を もつ範囲(以下,「往路波形」と記載)および負の 値をもつ範囲(以下,「復路波形」と記載)をそれ ぞれ抽出した.なお,往路波形は,前腕を手首側 から肘側に向かって摩擦したときの摩擦力の変化 往路 復路 Fig.7 ヒト前腕を用いた摩擦試験の様子 Fig.8 波形の加算平均処理 ( 139 ) ‐1.5 ‐1.0 ‐0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 摩擦力 (N) 測定開始からの経過時間(s) 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 摩擦力( N ) 測定時間(s) 往路 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 摩擦力 ( N ) 測定時間(s) 復路 (a)元の波形 (c)正の波の全ピークを 加算平均値処理した波形 (手首→ひじ側) (b)負の波の全ピークを 加算平均値処理し、符号を 反転した波形 (ひじ→手首側)

(8)

繊消誌 50 を表し,逆に,復路波形は,前腕を肘側から手首 側に向かって摩擦したときの摩擦力の変化を表し ている.抽出した往路波形,または復路波形をそ れぞれ加算平均処理した.なお,加算平均した復 路波形については,絶対値化して値が正になるよ うにした.加算処理後の往路波形,および復路波 形をそれぞれ Fig.8(b)(c)に示す.さらに加算処 理後の往路波形,および復路波形から摩擦現象の 特徴を表す 3 つの特徴量,すなわち,①最大静止 摩擦力,②平均動摩擦力,③動摩擦力の平均偏差 を定義し,全ての平均波形に対して算出した.こ こで,①最大静止摩擦力は,最初に観察される摩 擦力の極大値とした.また,②平均動摩擦力は, ①最大静止摩擦力となる極大値以降のピークのう ち,摩擦力 0N の基準点から 0.17 秒間の摩擦力の 平均値とした(Fig.9). ③動摩擦力の平均偏差は,①最大静止摩擦力と なる極大値以降のピークのうち,摩擦力 0N の基 準点から 0.17 秒間の摩擦力について,②平均動摩 擦力との差を導出して,それらの平均値とした. ここで,②平均動摩擦力,③動摩擦力の平均偏差 の算出に用いた 0.17 秒間の範囲は,移動距離に換 算して 1cm に相当する.これは,我々が事前に行 った予備実験において,人体を模した人形におり ものシートを装着して歩行したときに,身体に対 して生じるおりものシートの移動距離が約 1 cm であったことが確認された(Fig.10).そこで本解 析では,この結果を根拠として解析範囲を決定し た. 4-4 結果と考察 摩擦現象の再現試験から,前期条件,中期条件, 後期条件それぞれにおける①最大静止摩擦力,② 平均動摩擦力,③動摩擦力の平均偏差を Fig.11~ 13 に示す. Fig.11 より,綿シートの①最大静止摩擦力は, 合成シートと比較して,前期条件および中期条件 では有意に高かったが,後期条件では両シート間 に有意差がみられなかった.同様に,Fig.12 より, 綿シートの②平均動摩擦力は合成シートと比較し て,前期条件および中期条件では有意に高かった が,後期条件では両シート間に有意差はみられな かった.①最大静止摩擦力,②平均動摩擦力にお けるこれらの傾向は,着用実験で確認された「か ゆみ」や「ひりひり」の症状の発生頻度において 条件毎にみられた有意差の有無の傾向と一致して いた. なお,③動摩擦力の平均偏差については,Fig.13 に示すように,前期条件,中期条件,後期条件の いずれの条件においても両おりものシート間に有 意差はみられなかった.このことから,着用快適 感を阻害する「かゆみ」や「ひりひり」の症状の 原因となる皮膚刺激には,摩擦現象における①最 大静止摩擦力,②平均動摩擦力が関与しているも Fig.9 最大静止摩擦力と動摩擦力解析範囲 Fig.10 おりものシート装着時の肌とシー トの移動距離設定 ( 140 ) 動に起因する明確な周期性が確認できる.そこで, この波形から摩擦力 0N を基準として,正の値を もつ範囲(以下,「往路波形」と記載)および負 の値をもつ範囲(以下,「復路波形」と記載)を それぞれ抽出した.なお,往路波形は,前腕を手 首側から肘側に向かって摩擦したときの摩擦力の 表している.抽出した往路波形,または復路波形 をそれぞれ加算平均処理した.なお,加算平均し た復路波形については,絶対値化して値が正にな るようにした.加算処理後の往路波形,および復 路波形をそれぞれ Fig.8(b)(c)に示す.さらに 加算処理後の往路波形,および復路波形から摩擦 現象の特徴を表す 3 つの特徴量,すなわち,①最 大静止摩擦力,②平均動摩擦力,③動摩擦力の平 均偏差を定義し,全ての平均波形に対して算出し た.ここで,①最大静止摩擦力は,最初に観察さ れる摩擦力の極大値とした.また,②平均動摩擦 力は,①最大静止摩擦力となる極大値以降のピー クのうち,摩擦力 0N の基準点から 0.17 秒間の摩 擦力の平均値とした(Fig.9). ③動摩擦力の平均偏差は,①最大静止摩擦力と なる極大値以降のピークのうち,摩擦力 0N の基 準点から 0.17 秒間の摩擦力について,②平均動摩 擦力との差を導出して,それらの平均値とした. ここで,②平均動摩擦力,③動摩擦力の平均偏差 の算出に用いた 0.17 秒間の範囲は,移動距離に換 算して 1cm に相当する.これは,我々が事前に行 った予備実験において,人体を模した人形におり ものシートを装着して歩行したときに,身体に対 して生じるおりものシートの移動距離が約 1cm で あったことが確認された(Fig.10).そこで本解 析では,この結果を根拠として解析範囲を決定し た. 4-4 結果と考察 ‐1.5 ‐1.0 ‐0.5 0.0 0.5 1.0 1.5 摩擦 力(N) 測定開始からの経過時間(s) 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 摩擦 力( N ) 測定時間(s) 往路 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 摩擦力( N ) 測定時間(s) 復路 (a)元の波形 (c)正の波の全ピークを 加算平均値処理した波形 (手首→ひじ側) (b)負の波の全ピークを 加算平均値処理し、符号を 反転した波形 (ひじ→手首側) Fig.8 波形の加算平均処理 (c)負の波の全ピークを 加算平均処理し、絶対値 として表示した波形 (肘→手首側) (b)正の波の全ピークを 加算平均処理した波形 (手首→肘側) Fig.9 最大静止摩擦力と動摩擦力解析範囲 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 摩擦 力( N) 測定時間(s) 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 摩擦力 (N) 測定時間(s) 最大静止摩擦力 測定開始から約0.17秒 動摩擦力解析範囲 Fig.10 おりものシート装着時の肌とシートの移動 距離設定

(9)

Vol.60 No.2(2019) 51 のと考察される. そこで,おりものシートと皮膚との摩擦現象の うち,特に①最大静止摩擦力,および②平均動摩 擦力が皮膚への刺激強度に及ぼす影響について, 米田らが提唱する局所スティックスリップ(SS) 説 19)から着用快適感の阻害要因の発症機序を考 察することにした.おりものシートと皮膚との間 には,微視的にみて Fig.14 に示す 4 つの現象,(a) おりものシートと肌が接触して双方にたわみが生 じる「たわみ現象」,(b)おりものシートと肌が動き 出す直前の「皮膚だまり現象」,(c)おりものシート と皮膚が互いに滑走することで蓄積されたエネル ギーが解放される「滑走現象」,(d)おりものシート と皮膚が再度付着する「再付着現象」が時間的に 連続して繰り返されると考えられる.このうち, (a)たわみ現象と(b)皮膚だまり現象では,おりもの シートと皮膚は接触し続けたまま滑走をともなわ ないので,皮膚に対する刺激は小さいものと考え られる.一方,(c)滑走現象と(d)再付着現象では, おりものシートが皮膚から離れ,皮膚上を滑走し た後,再度皮膚と接触するため,皮膚に対する刺 激は大きいものと考えられる. ここで,①最大静止摩擦力,②平均動摩擦力が 大きい綿シートの使用では(a)たわみ現象と(b)皮 Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.11 最大静止摩擦力 Mean±S.E. Fig.13 動摩擦力の平均偏差 Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.12 平均動摩擦力 ** ( 141 ) 綿シートの②平均動摩擦力は合成シートと比較し て,前期条件および中期条件では有意に高かった が,後期条件では両シート間に有意差はみられな かった.①最大静止摩擦力,②平均動摩擦力にお けるこれらの傾向は,着用実験で確認された「か ゆみ」や「ひりひり」の症状の発生頻度において 条件毎にみられた有意差の有無の傾向と一致して いた. なお,③動摩擦力の平均偏差については,Fig.13 に示すように,前期条件,中期条件,後期条件の いずれの条件においても両おりものシート間に有 意差はみられなかった.このことから,着用快適 感を阻害する「かゆみ」や「ひりひり」の症状の 原因となる皮膚刺激には,摩擦現象における①最 大静止摩擦力,②平均動摩擦力が関与しているも のと考察される. そこで,おりものシートと皮膚との摩擦現象の うち,特に①最大静止摩擦力,および②平均動摩 擦力が皮膚への刺激強度に及ぼす影響について, 米田らが提唱する局所スティックスリップ(SS) 説 19)から着用快適感の阻害要因の発症機序を考 察することにした.おりものシートと皮膚との間 には,微視的にみて Fig.14 に示す 4 つの現象,(a) おりものシートと肌が接触して双方にたわみが生 じる「たわみ現象」,(b)おりものシートと肌が動 き出す直前の「皮膚だまり現象」,(c)おりものシ ートと皮膚が互いに滑走することで蓄積されたエ ネルギーが解放される「滑走現象」,(d)おりもの シートと皮膚が再度付着する「再付着現象」が時 間的に連続して繰り返されると考えられる.この うち,(a)たわみ現象と(b)皮膚だまり現象では, 0.0 0.3 0.6 0.9 1.2 1.5 1.8 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 最大 静止 摩擦 力( N ) シート シート * 前期 中期 後期 * 0.0 0.3 0.6 0.9 1.2 1.5 1.8 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 最大静 止摩 擦力 ( N ) ** シート (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.11 最大静止摩擦力 0.00 0.04 0.08 0.12 0.16 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 動摩擦 力の平均偏 差 0.00 0.04 0.08 0.12 0.16 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 動摩 擦力の平 均偏差 (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート Mean±S.E. Fig.13 動摩擦力の平均偏差 0.0 0.4 0.8 1.2 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 平均動摩 擦力 (N) 0.0 0.4 0.8 1.2 1.6 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 平均 動摩擦力( N) * * * ** (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.12 平均動摩擦力 ** では有意に高かったが,後期条件では両シート間 に有意差がみられなかった.同様に,Fig.12 より, 綿シートの②平均動摩擦力は合成シートと比較し て,前期条件および中期条件では有意に高かった が,後期条件では両シート間に有意差はみられな かった.①最大静止摩擦力,②平均動摩擦力にお けるこれらの傾向は,着用実験で確認された「か ゆみ」や「ひりひり」の症状の発生頻度において 条件毎にみられた有意差の有無の傾向と一致して いた. なお,③動摩擦力の平均偏差については,Fig.13 に示すように,前期条件,中期条件,後期条件の いずれの条件においても両おりものシート間に有 意差はみられなかった.このことから,着用快適 感を阻害する「かゆみ」や「ひりひり」の症状の 原因となる皮膚刺激には,摩擦現象における①最 大静止摩擦力,②平均動摩擦力が関与しているも のと考察される. そこで,おりものシートと皮膚との摩擦現象の うち,特に①最大静止摩擦力,および②平均動摩 擦力が皮膚への刺激強度に及ぼす影響について, 米田らが提唱する局所スティックスリップ(SS) 説 19)から着用快適感の阻害要因の発症機序を考 察することにした.おりものシートと皮膚との間 には,微視的にみて Fig.14 に示す 4 つの現象,(a) おりものシートと肌が接触して双方にたわみが生 じる「たわみ現象」,(b)おりものシートと肌が動 き出す直前の「皮膚だまり現象」,(c)おりものシ ートと皮膚が互いに滑走することで蓄積されたエ ネルギーが解放される「滑走現象」,(d)おりもの シートと皮膚が再度付着する「再付着現象」が時 間的に連続して繰り返されると考えられる.この うち,(a)たわみ現象と(b)皮膚だまり現象では, 0.0 0.3 0.6 0.9 1.2 1.5 1.8 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 最大 静止 摩擦 力( N ) シート シート * 前期 中期 後期 * 0.0 0.3 0.6 0.9 1.2 1.5 1.8 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 最大静 止摩 擦力 ( N ) ** シート (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.11 最大静止摩擦力 0.00 0.04 0.08 0.12 0.16 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 動摩擦 力の平均偏 差 0.00 0.04 0.08 0.12 0.16 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 動摩 擦力の平 均偏差 (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート Mean±S.E. Fig.13 動摩擦力の平均偏差 0.0 0.4 0.8 1.2 1.6 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 平均動摩 擦力 (N) 0.0 0.4 0.8 1.2 1.6 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 平均 動摩擦力( N) * * * ** (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.12 平均動摩擦力 ** 綿シートの②平均動摩擦力は合成シートと比較し て,前期条件および中期条件では有意に高かった が,後期条件では両シート間に有意差はみられな かった.①最大静止摩擦力,②平均動摩擦力にお けるこれらの傾向は,着用実験で確認された「か ゆみ」や「ひりひり」の症状の発生頻度において 条件毎にみられた有意差の有無の傾向と一致して いた. なお,③動摩擦力の平均偏差については,Fig.13 に示すように,前期条件,中期条件,後期条件の いずれの条件においても両おりものシート間に有 意差はみられなかった.このことから,着用快適 感を阻害する「かゆみ」や「ひりひり」の症状の 原因となる皮膚刺激には,摩擦現象における①最 大静止摩擦力,②平均動摩擦力が関与しているも のと考察される. そこで,おりものシートと皮膚との摩擦現象の うち,特に①最大静止摩擦力,および②平均動摩 擦力が皮膚への刺激強度に及ぼす影響について, 米田らが提唱する局所スティックスリップ(SS) 説 19)から着用快適感の阻害要因の発症機序を考 察することにした.おりものシートと皮膚との間 には,微視的にみて Fig.14 に示す 4 つの現象,(a) おりものシートと肌が接触して双方にたわみが生 じる「たわみ現象」,(b)おりものシートと肌が動 き出す直前の「皮膚だまり現象」,(c)おりものシ ートと皮膚が互いに滑走することで蓄積されたエ ネルギーが解放される「滑走現象」,(d)おりもの シートと皮膚が再度付着する「再付着現象」が時 間的に連続して繰り返されると考えられる.この うち,(a)たわみ現象と(b)皮膚だまり現象では, 0.0 0.3 0.6 0.9 1.2 1.5 1.8 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 最大 静止 摩擦 力( N ) シート シート * 前期 中期 後期 * 0.0 0.3 0.6 0.9 1.2 1.5 1.8 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 最大静 止摩 擦力 ( N ) ** シート (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.11 最大静止摩擦力 0.00 0.04 0.08 0.12 0.16 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 動摩擦 力の平均偏 差 0.00 0.04 0.08 0.12 0.16 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 動摩 擦力の平 均偏差 (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート Mean±S.E. Fig.13 動摩擦力の平均偏差 0.0 0.4 0.8 1.2 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 綿シート 合成 シート 平均動摩 擦力 (N) 0.0 0.4 0.8 1.2 1.6 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 綿シート 合成シー ト 平均 動摩擦力( N) * * * ** (a) 往路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート (b) 復路 前期 中期 後期 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート 綿シート 合成シート Mean±S.E. **:p<0.01,*:p<0.05 Fig.12 平均動摩擦力 **

(10)

繊消誌 膚だまり現象が起こりやすく,(c)滑走現象と(d)再 付着現象の発生が抑制されたものと推察される. その結果,皮膚に対する刺激が小さく,着用快 適感の阻害要因である「かゆみ」や「ひりひり」 の症状の発生頻度が低下したものと推察される. 一方,後期条件では,おりものシートと皮膚の 間に高粘度の擬似おりものが介在することで,綿 シート,合成シートのいずれにおいても①最大静 止摩擦力,②平均動摩擦力の低下がみられるが, (c)滑走現象と(d)再付着現象において,擬似おりも のが潤滑の役割を果たすことで刺激が抑制された と考察される.その結果,着用実験における非月 経後期では,「かゆみ」や「ひりひり」の症状の発 生頻度が低下し,両シートで有意差はみられなか ったと推察される. 5.結 言 女性にとって,おりものは日々のケアが必要と なるデリケートな問題であり,そのケア方法の一 つであるおりものシートに関して,本研究では, 着用快適感の向上に資する基礎的知見を得ること を目的として,市場に流通するおりものシート製 品に関する消費者の意識調査ならびに実態調査を 行った.また,構成素材が異なる 2 種類のおりも のシートを用いて,一定期間の着用を経た後に着 用感について評価する着用実験を行った.さらに 擬似おりもの溶液を用いておりものシートと皮膚 間の摩擦現象を再現し,この結果から着用快適感 を阻害する「かゆみ」や「ひりひり」とした感覚 の発症機序について考察した.本研究で得た知見 は以下の通りである. (1) 消費者の意識調査および実態調査から,おり ものシートは日常的なケアのための必需品として 広く使用されている実態が明らかとなり,特に性 成熟期を迎えた 20 代~40 代の女性では使用割合 が高くなることが分かった.また,おりものシー トに求める要求事項では,コストに次いで,肌ト ラブルに対してリスクが低いことが重要な製品選 択の基準となっていることがわかった. (2) 着用実験から,非月経前期,中期,後期のいず れの期間においても,おりものシートを使用する ことで「かゆみ」や「ひりひり」の症状が一定の 割合で発生し,着用快適感を阻害することがわか った.また,衣類による肌トラブルを経験した被 験者群では非月経前期および中期において,合成 シートを使用すると「かゆみ」や「ひりひり」の 症状の発生頻度が綿シートに比べて高くなること がわかった.この結果から,着用快適感を阻害す る「かゆみ」や「ひりひり」の症状には,3つの 要因,すなわち,(i)評価者の肌の状態,(ii)おりも のシートの力学特性,ならびに,(iii)非月経期によ るおりものの性質が影響することがわかった. (3) 非月経前期,中期,後期にみられるおりものの 粘度を再現した疑似おりもの溶液をおりものシー ト上に滴下し,これと前腕内側の皮膚との間で繰 り返し摩擦して非月経期間の摩擦現象の再現試験 を実施した.摩擦波形から 3 つの特徴量を算出し た結果,綿シートの①最大静止摩擦力および②平 均動摩擦力は,合成シートと比較して,前期条件 および中期条件では有意に高くなり,後期条件で は両シート間に有意差がみられなかった.これら の傾向は,着用実験の結果と一致していたことか ら,着用快適感を阻害する「かゆみ」や「ひりひ り」の症状の原因となる皮膚刺激には,摩擦現象 における①最大静止摩擦力,②平均動摩擦力が関 与しているものと考察された. (4) おりものシートと皮膚との摩擦現象から着用 快適感の阻害要因の発症機序について,局所ステ ィックスリップ(SS)説を基に考察した結果,4 つ の現象,(a)たわみ現象,(b)皮膚だまり現象,(c)滑 走現象,(d)再付着現象が繰り返し生じており,こ のうち,(a)たわみ現象,(b)皮膚だまり現象では皮 膚への刺激強度は小さく,(c)滑走現象,(d)再付着 現象では皮膚への刺激強度が大きいと考えた.こ a. 米田のスティックスリップ説 19) b. スティックスリップ理論を基にした 摩擦時の肌ダメージ Fig.14 摩擦時の肌ダメージ ( 142 ) たわみ現象 皮膚だまり現象 滑走現象 再付着現象 皮膚に対する刺激は 大きい シート 肌 シート 肌 シート 肌 シート 肌 Fig。14 b. スティックスリップ理論を基にした摩擦時の肌ダメージ 皮膚に対する刺激は 小さい

(11)

Vol.60 No.2(2019) の考察から①最大静止摩擦力,②平均動摩擦力が 大きい綿シートでは,(c)滑走現象,(d)再付着現象 が生じにくいため皮膚への刺激強度は小さくなり, 結果として非月経前期と中期では,着用快適感を 阻害する「かゆみ」や「ひりひり」の症状の発生 頻度が抑制されることがわかった. 本研究で得られた知見は,おりものシートの使 用によって起こる課題を明らかにするとともに, 着用感の良い新規おりものシートの開発のための 基礎資料になると期待され,日常における女性の QOL 向上に貢献するものである. 引用文献 1) “広辞苑 第六版”,新村出編,岩波書店: 438,2237(2008) 2) “最新 医学大辞典 第 3 版”,最新医学大辞典 編集委員会,医歯薬出版:111(2005) 3) “改訂 3 版 婦人科”,青野敏博監修,MC メ デ ィカ出版:27(2003) 4) “標準産科婦人科学 第 3 版”,丸尾猛他編,医 学書院:36(2004) 5) 古賀裕子,鈴木由美,田部井千昌,山本沙織, 大竹亜矢子;生理用品による不快現状と対処 方法について―看護系女子学生対象の調査よ り―.桐生大学紀要,22:29-36(2011) 6) 木村美可,鈴木めぐみ,矢田幸博,河野麻衣, 中明初予,神川康子;生理用ナプキンの装着 感が心身に与える影響(第 2 報),日本生理人 類学会誌,16(1):1-7(2011) 7) 神川康子,尾島佳子,木村美可,鈴木めぐみ, 矢田幸博;生理用ナプキンの装着感が心身に 与える影響,日本生理人類学会誌,14(4): 171-177(2009) 8) 佐藤真理子,小島みさお,豊島泰生,坂本紀 子,田村照子;月経期における生理用ナプキ ン内微気候と快適性,日本家政学会誌,57(7): 477-485(2006) 9) 與倉弘子,鋤柄佐千子;婦人用衛生用品の蒸 れ感の評価,Thermophys Prop.,27:235-236 (2006) 10) 土生知恵美,山元ひろみ,宮澤清,佐瀬巧, 中川匡弘;脳と香り測定法とその応用パンテ ィライナーに求められる香り―感性フラクタ ル解析を使って―,Aroma Res,13(1) :21-25(2012)

11) H. Yokura, S. Sukigara ; Evaluation of the Wetness of Pantiliners, Textile Research Journal, 80 (16): 1643-1647 (2010)

12) 松本佳代子,宮原富士子,柴田ゆうか;女性 の健康支援,薬局,56(5):1994-2009(2005) 13) H. Yokura, S. Sukigara, I. Yoshida, E. Nakajima; Objective hand measurement of feminine hygiene products , Proceedings of the 35th Textile Research Symposium: 235-240 (2006)

14) 高田恵子;ヒト頬部毛穴および皮脂の年間・ 月内変動について,Fragr. J.,33(9):15-19 (2005)

15) Miranda Farage , Angela Stadler ; Cumulative irritation patch test of sanitary pads on sensitive skin,Jounal of Cosmetic Dermatology,4:179-183(2005) 16) 川越厚,川名尚;膣の機能と生理,産婦人科の 実際,36(13):1997-2002(1987) 17) 石田美枝;人子宮頸管粘液の生化学的研究, 日産婦誌,8(10):1131-1140(1956) 18) 五十嵐亮介;繊維製品の皮膚に対する刺激性

および有用性の評価方法,Jpn. Res. Assn. Text. End-Uses,59(2):99-114(2018)

19) 米田守宏;夏用および冬用紳士服地の摩擦変 動曲線と表面粗さ曲線の相関解析,J. Text. Eng.,62(2):17-27 (2016)

参照

関連したドキュメント

ているかというと、別のゴミ山を求めて居場所を変えるか、もしくは、路上に

手動のレバーを押して津波がどのようにして起きるかを観察 することができます。シミュレーターの前には、 「地図で見る日本

子どもたちは、全5回のプログラムで学習したこと を思い出しながら、 「昔の人は霧ヶ峰に何をしにきてい

印刷物をみた。右側を開けるのか,左側を開け

では、シェイク奏法(手首を細やかに動かす)を音

同研究グループは以前に、電位依存性カリウムチャネル Kv4.2 をコードする KCND2 遺伝子の 分断変異 10) を、側頭葉てんかんの患者から同定し報告しています

購読層を 50以上に依存するようになった。「演説会参加」は,参加層自体 を 30.3%から

ƒ 、または Arduinoのリセットボタン”oƒ、2 }~x してか らコマンド @2 しま Q*した Arduino す。 プログラムを Arduino に…き:む Äsについては「