FMS
と多品種少量生産
井 上 信
I
はじめに めざましい技術革新,企業間競争,消費者ニーズの多様化などを反映して昭 和40,50年代を通じて日本の製造企業における生産システムおよび生産方式の 変革は目をみはるものがあったといわれている。とりわけ第一次,第二次オイ ルショグク以後の市場の多様性に対応すべく,その技術的基盤としてのFA化, とくにその中核としてのフレキシプ。ル生産システム(臼e
x
i
b
l
em
a
n
u
f
a
c
t
u
r
i
n
g
s
y
s
t
e
m
s
。以下FMS
と略称する)の導入とそれによる消費者ニーズの多様化に 対する弾力的対応(多品種少量生産化〕が各製造企業ではなされてきたといわ れている。 本稿の目的は,上述のような動向(19
7
6
年から1
9
8
1
年の5
年間における〉を 実態調査にもとづいて出来るだけ数量的に明らかにしておくことにある。それ は,今後原価管理システムの方向を検討する際の前提にもなるものである。す なわち,まずI
I
で多品種少量生産化の生産技術的基礎であるFMS
の製造企業 への導入状況,ついで、生産方式の多様化についての企業自体の受けとめ方をIII で 検 討 し そ し てI
V
で、多品種少量生産化の指標で、ある生産品目数とロットサイ 1)ここでいうフレキシブノレ生産システムとは「工作機械(NC工作機), 自動搬送装置(コン ベアベノレト,ロボッ人その他),コンピュ-,;r (と作業者〉を組み合わせたシステムであ り,機械自身,機械間(および作業者の間〉のフレキシビリティを目指すもので,同ーの生 産ラインでもって多品種の製品(あるいは部品〉をつくることのできるシステム」をいう。 詳しくは,拙稿「フレキシフノレ生産システムの導入と多品種少量生産化一一日本の製造企 業における実証研究一一一J,f地域経済高度情報化のための管理科学的手法の開発~,昭和 60 年度文部省特定研究報告書,香川大学経済学部, 1986年,の調査票を参照のこと。ズが過去5年間 (1976-1981)にどのように変化してきたかを検討する。その ことにより最近の製造企業の
FMS
化と多品種少量生産化の実態とその変化の 方向性を明らかにし,延ては新しい状況下における原価管理システムの構築の 手がかりを得ることである。I
I
FMSイ
ヒ
1
業種別の対応、 ここでは,FMS
導 入 状 況 を 業 種 別 に 導 入 企 業 割 合 ( = 首 会 謀 総 ) , 導 入 工場割合(= 導入工場総数 )を単純平均の場合と,各企業の売上高ウエ ¥一回答企業の工場総数/ イトを加味した加重平均の場合について検討する。 1-1 単純平均FMS
導入企業比率は,表1
に示すように全体ではo
26,FMS
導入工場比率 は全体では0..08となっている。 業種別には,導入企業比率が高いのは,高い順に船舶製造・修理 (050),輸 送用機械 (047),その他 (045),電気機械 (040),金属製品 (032),一般 機械 (031),精密機械 (031)という,主として組立生産および金属製品とい う業種で,平均値 (026)を上回り,FMS
が多く導入されている。 また逆に,導入企業比率の低い業種は,石油・石炭 (000),繊維 (006), パルプ・紙 (010),非鉄金属 (011),食料品 (012),化学 (016),出版・ 印刷 (020),鉄鋼 (024)そして衣服・その他の繊維 (025)という,主とし て化学的進行生産と機械的進行生産を行う業種で,平均値r(026)を下回って いる。 次にFMS
導入工場比率は,表l
のとおり全体でo
08であった。これを業種 別にみると,導入工場比率が高いのは,高い順に輸送用機械(024),その他(0 2)本稿で用いるデータは, II, IVは「会計システムと生産様式に関する調査」およびIIIは 「原価管理に関する調査」として実施した実態調査にもとづいている。調査方法,調査対象 および回収状況については,拙稿「データベース会計情報システムに関する一考察一東証 上場製造企業の実態調査を素材にしてーJ,r香)11大学経済論叢.1.第57巻 第3号.1984年, および拙稿「生産方式と原価計算(llJ.~香川大学経済論叢.1.第 55 巻第 2 号. 1982年,に詳 しい。215 FMSと多品種少量生産 -81-表 FMS導入比率(単純平均)
J7¥¥
こ
ど
導 入 企 業 比 率 導 入 工 場 比 率 18 食 料 日口日o
12 20 繊 維o
06 21 衣服 その他の繊維o
25 ノマ ノl. 7' “ む最氏) 22'24 (木材木製品を含o
10 25 出 版 IOn届JIo
20 26 化 学o
16 27 石 油 石 炭o
00 30 窯 業 土 石o
12 31 鉄 吉岡 0.24 32 非 鉄 金 属o
11 33 金 属 製 品o
32 34 一 般 機 械o
31 35 電 気 機 械o
40 36 輸 送 用 機 械o
47 37 精 密 機 械o
31 38 船舶製造刷修理o
50 39 そ グ〉 他o
45 メ仁~、o
26 t主)F M S導入企業比率 → ? ー 十 _ . . . で 十 一 ,FMS導入企業数 F M S導入工場比事 として計算した。o
02o
01 0.02o
03o
05o
07o
00o
04o
07o
04o
11o
12o
09o
24o
10o
09o
24o
08 F MS導入工場数 回答企業の総工場数 24),一般機械 (0 12),金属製品 (0引11),精密機械 (0 10),電気機械 (0 09) そして船舶製造・修理 (009)が,平均値 (0れ08)を上回っている。この傾向 は,部分的にはFMS
導入企業の場合と異同はあるが,組立生産と金属製品とい う業種がリストアップされている点ではよく似た傾向を示している。 また逆に,FMS
導入工場比率の低い業種は,石油・石炭 (000),繊維 (0 01),食料品 (002),衣服・その他の繊維 (002),パノレプ・紙 (0れ03),窯業・ 土石 (004),非鉄金属 (004),出版・印刷 (0 05),化学 (007)そして鉄鋼 (007)という化学的および機械的進行生産に属する業種が中心であり,傾向 としてはFMS
導入企業比率の場合とあまり大差がない。-82- 第59巻 第2号 216 1-2 加重平均 各企業の売上高ウェイトで加重平均した業種別のFMS導入比率は,表2の とおりである。 表2 FMS導入比率(加重平均) 業
7¥¥
ご
f
導入企業比率 導入工場比率 18 食 料 日口日o
12 0..03 20 繊 *lE 0..21o
02 21 衣 服 れ そ の 他 の 繊 維o
41o
05 22,24 ノマ/レ プ 中氏o
17 0.05 25 出 版 ~p 席。o
11o
03 26 化 学o
22o
10 27 石 油 石 炭 0..00o
00 30 窯 業 土 石o
09o
02 31 鉄 S阿o
46 0..21 32 非 鉄 金 属o
16o
06 33 金 属 製 ロロロo
30o
10 34 一 般 機 械 器 呉o
37o
16 35 電 気 機 械 器 具 077o
19 36 輸 送 用 機 械 器 具o
83o
53 37 精 密 機 械 器 具o
56 0..20 38 船 舶 製 造 刷 修 理o
68o
15 39 そ σ〉 他o
32o
13 ぷに〉3、 員十o
44o
18 注 ) 表lに同様。 製造企業全体のFMS導A.企業比率を加重平均によってみると,平均0..44と 全体の4割以上の企業がFMS化を行っている。これは単純平均の場合の 0,.26 に比べて0,.18ポイント大きくなっており,規模の大きいところでFMSを導入 している企業比率の高いことが推測できる。 業種別には, FMS導入企業比率が高い順に,輸送用機械 (083),電気機械 (0 77),船舶製造・修理 (068),精密機械 (056)という主として組立生産 を行う業種の導入比率が高いのが特徴的である。次いで鉄鋼 (046),衣服・そ の他の繊維 (041),一般機械 (0ゎ37),その他 (032)そして金属製品 (030)217 FMSと多品種少量生産 -83-とし、う業種が
2
番目に多くFMS
を導入している。そして化学(
0
2
2
)
,繊維(
0
2
1),非鉄金属(
0
“1
6
)
,食料品(
01
2
)
,出版・印刷(
0
11),窯業・土石(
0
0
9
)
そして石油・石炭(
00
0
)
とし、う業種では導入企業比率が比較的小さくなっ ている。 それでは次に,表2
によりながらFMS
導入工場比率をみてみよう。全体で はFMS
導入工場比率は0
.
.
1
8
である。業種別に導入工場比率が高いのは,輸送 用機械(
0
5
3
)
がとび抜けて高く,鉄鋼(
02
1),精密機械(
0
“2
0
)
,電気機械(
0
1
9
)
が平均値(
0
1
8
)
を上回っており,次いで一般機械(
01
6
)
,船舶製造・ 修理(
01
5
)
,その他(
0
“1
3
)
,化学(
0
1
0
)
そして金属製品(
0
.
.
1
0
)
が続いて いる。導入工場比率が小さいのは,非鉄金属(
00
6
)
,衣服・その他の繊維(
0
リ0
5
)
,パルプ・紙(
0
“0
5
)
,食料品(
0
.
0
3
)
,出版・印刷(
00
3
)
,繊維(
0
れ0
2
)
, 窯業・土石(
00
2
)
そして石油・石炭(
0
,0
0
)
の1I庚になっている。2
規模別の対応 ここでは,規模別のFMS
導入状況(導入企業比率と,導入工場比率)を,単 純平均の場合と各企業の売上高ウェイトを加味した加重平均の場合について検 討する。2
-
1
単純平均 規模別の導入企業比率は,表3
に示すとおり規模1(
0
“1
5
)
,I
I
(
0
2
5
)
,I
I
I
(
0
2
5
)
そしてI
V(
0
4
2
)
と,規模の大きさに比例しているようであるが,規 表3 FMS導入比率(単純平均)よくと
導入企業比率 導入工場比率o
15o
08 II 0,25o
11 IIIo
25o
09 Wo
42 0.08 メ 『3〉、 ~t 026o
08 注 ) 表1に同様。-84- 第59巻 第2号 218 模IVの導入比率がきわだって高くなっている。 規模別の導入工場比率については,表3のとおり規模1(0“08), II (0 11), III (0 09)そしてIV(008)と,規模による差異はIIが若干高くなっている程 度であまり差異がみられない。このことは大規模な企業では,規模の相対的に 小さい企業に比べてFMSを導入している企業の比率は高くなっているが,導 入工場数の割合でみれば大差ないことを示している。 2-2 加重平均 加重平均による FMS導入企業比率は,表4に示すとおり全体で
o
44,そし て導入工場比率は全体で0
,18であった。 表4 FMS導入比率(加重平均)~MS
導入企業比率 導入工場比率o
16 011 IIo
26o
14 III 0,,24o
10 W 0,55o
21 メ仁〉1、 計o
44o
18 注)表1に同様。 規模別のFMS導入企業比率は,規模1 (0“16), II (0 26), III (0 24), IV (0“55)と,単純平均の場合とその傾向は似ており,規模IVでの導入企業比率 が0,,55ときわだって高くなっているのが加重平均の場合にも目立っている。 次にFMS導入工場比率は,規模1(0“11), II (0引14),III (0 10)そしてIV (0ゎ21)と,ここでも規模IVでの導入比率の高いのが目につく。このことは, 規模IVの中でも特に大規模な企業(企業規模の分散が他の規模に比べて大きい ため〉の導入比率(導入企業比率,導入工場比率とも〉が高いことが影響して 3) ここでし、う規模 1,規模 II,規模IIIそして規模IVとは,資本金による分類で,規模 100 億円未満),規模II00億円以上 50億円未満),規模III(50億円以上 100億円未満〉そして 規模IV000億円以上〉をさしている。219 FMSと多品種少量生産 -85ー いるのであろう。 3 組織形態別の対応 ここでは,組織形態別のFMS導入比率を単純平均の場合と,加重平均の場合 について検討する。
3
-
1
単純平均 単純平均による FMS導入企業比率は,表5~こ示すとおり職能別組織で O. 22,事業部制組織でo
33と,事業部制組織の FMS導入比率が0.11多くなって いる。 表5 FMS導入比率(単純平均)孟メど
導入企業割合 導入工場割合 職 能 別 組 織o
22o
10 事 業 部 制 組 織o
33o
07 メ 仁i、 計o
26o
08 注 ) 表1に同様。 FMS導入工場比率は,表5のとおり職能別組織で0..10,事業部制組織で0..0
7
と,導入工場比率にほとんど差異がみられない。 3-2 加重平均 加重平均による FMS導入企業比率は,表6~,こ示すとおり職能別組織で O “ 37,事業部制組織で0..51と単純平均の場合に比べて両者とも導入比率はo
2近 く上回っているが,事業部制の導入比率が泌を超えているのが目立っている。 表6 F M S;手入比率(加重平均)孟?ごJ
導入企業割合 導入工場割合 職 能 別 組 織o
37 0..22 事業部市Ij組織o
51 0.13 イ 子 J十 0.44 0..18 討J表1に同様。導入工場比率の場合も,職能別組織で
o
2
2
,事業部制組織で0
.
.
1
3
と,単純平 均の場合と傾向は同じであるが,両者とも導入比率はほg2倍になっている。 このことは,規模の大きい企業でのFMS
導入比率が高くなっていることの反 映であろう。 III 生産方式の多様化 ここでは1
9
8
1
年現在における製造企業の生産方式の多様化の実態について の企業自体の主体的判断を要約しておこう。そのことにより,1
9
8
1
年における 各製造企業のクロスセグション的にみた生産方式の多様化の実状を明らかにす ることが出来る, と同時にI
V
で明らかにする多品種少量生産化と相まって製造 企業の多品種少量生産化の傾向を立体的に分析する手がかりを得ることが出来 る。すなわち,ここでは企業の生産活動を規定する生産方式を, (1)製品の種類 とその生産量の関係を基準にして, a)多種少量生産, b)多種中量生産, c)少 種多量生産に,そして(2)工程管理上の特性を基準にして, a)個別(単品〉生産, b)小ロット生産 c)大ロット生産, d)大量.(単種〉生産に分類し,生産方式 の多様化の質的側面を検討する。 1 業種別の対応 まず,製品の種類と生産量を基準に生産方式の多様化を,表7
によってみて みよう。製造企業全体としては,多種少量生産は385%(234
社),多種中量生 産3
3
.
.
7
%(
2
0
5
社〉そして少種多量生産220%034
社〉と,製品の種類とそ の生産量の多様化は進んでいる, と企業の担当者たちは理解しているようであ る。業種別に多種少量生産化の傾向が強いのは船舶製造・修理.(831%)
,一般 4)詳しくは,拙稿「生産方式と原価計算(1)(2・完)J,r香川大学経済論叢.1,第55巻2,3 / 4号,昭和57年-58年,を参照のこと。なお,ここで「企業自体の主体的判断」あるいは「質 的側面」といっているのは,この実態調査の調査票(i原価管理に関する調査J,田中嘉穂、・ 井上信一稿「生産方式と原価計算一昭和57年の実態分析ーJ, 香 川 大 学 経 済 論 叢 ゎ 第57 巻第1号,昭和59年,に掲載した調査票040-141頁))からわかるように主として当該企 業の主体的,質的判断を尋ねた質問になっており,客観的,量的判断を尋ねたものにはなっ ていないためである。221 FMSと多品種少量生産 -87-表7 業種別生産方式 製品の種類とその生産量の関係 (構成比〉
「¥¥」!?
(1) (2) (3) (4) 無(5)記入 多種少量 生多種中産量 生少種多産量 (1) (2) (3) 辺口、
生 産 の組合せ 18食 料 ロロロ 16 7 39 6 39.6 4 1。
7 9 20繊 維 31 8 45.5 13 6。
9 1 3 6 21衣 服 そ の 他 の 繊 維 40 0 20.0 20 0。
20 0o
8 2224パルプ紙(木材}木製品を含む) 15.0 25.0 55 0。
5 0 3 3 25出 版 fn 刷 66 7。 。 。
33 3o
5 26化 学 31 8 25.5 32 7 6.4 3 6 18 1 27石 油 石 灰 11 1 11.1 778。 。
1 5 30窯 業 土 石 26 9 38 5 34.6。
4 3 31鉄 鋼 33.3 38 5 28 2。
6 4 32~F 鉄 金 属 38 5 23 1 30 8 3 8 3 8 4 3 33金 属 製 ロロロ 41 2 52.9。 。
5.9 2 8 34ー 般 機 械 器 具 66 7 2.3.3 4 4 3 4 2.2 14.8 35電 気 機 械 器 具 43 2 43 2 11 4 1 1 1 1 14 5 36輸 送 用 機 械 器 具 26.9 48 1 17 3 7 7。
8.6 37梢 '&;: 機 械 器 具 53 8 26 9 19 2。
4 3 38船 舶 製 造 修 理 83 3。 。 。
16.7 1 0 39そ の 他 38 1 47 6 4.8 9 5。
3 5 ムロ 38 5 33 7 22 0 3.3 25 100 0 機 械(667%)
,出版・印刷(
6
67%)
,そして精密機械(538%)
としづ業種 でその傾向が著しく,多種中量生産は金属製品(529%)
,輸送用機械(
4
8
,1%)
, 繊維(
4
55%)
,電気機械(
4
3
ゅ2%)
,食料品(
3
96%)
,鉄鋼,窯業・土石(以 上385%)
という業種に比較的ウェイトが高くなっている。また,少種多量生 産は石油・石炭(778%)
,パルプ・紙とL、う業種がとび抜けて多く,窯業・土 石(
3
4
,.6%)
,化学(
3
27%)
,非鉄金属(
3
08%)
という化学的進行生産を行 う業種で多くなっている。 次に,工程管理上の特性を基準にして,業種別の生産方式の多様性を,表8
によってみてみよ2
。製造企業全体では,小ロット生産5
1
,.
7
%
(
3
1
4
社),個別 5)なお,ここでは前掲拙稿[1982-3)の中から一部(構成比〕のみを再掲した。表8 業種別生産方式ー工程管理上の特性 (構成比〉
業
了
¥
¥
ご
式
(1) (2) (3) (4) (5) ( 無6)記 入 個別(単 ノl、ロ,r 大ロyト 大量(単 (1)(2)(3)(4) A ロ 品)生産 生 産 生 産 種)生産 の組合せ 18食 料 ロロロ 8 3 33 3 14 6 39 6 4 2 7 9 20繊 維 9 1 63 6 9 1 13 6。
4 5 3 6 21衣 服 そ の 他 の 繊 維。
60 0 20 0 20 0。 。
o
8 22 24パルプ紙(木材木製品を含む) 15 0 25 0 30 0 20 0 5 0 5 0 3 3 25出 版 印 刷 66.7。 。 。
33 3。
o
5 26化 学 10 9 42 7 12i 25 5 7 3o
9 18 1 27石 池 石 炭。
33 3。
55 6 11 1。
1 5 30窯 業 土 石 57 7 19 2。
23 1。 。
4 3 31鉄 鋼 20 5 53 9 7 7 12 8。
5 1 6 4 32~F 鉄 金 属 7 7 61 6 154 7.7 7 6。
4 3 33金 属 製 品 35 3 58 8。
5 9 2 8 34 般 機 械 器 具 35 6 46 6 4 4。
11 2 2 2 14 8 35電 気 機 械 器 具 14 8 56 8 11 4 2 3 13 6 11 14 5 36輸 送 用 機 械 器 具 77 71 1 5 8 9 6 5 8 8 6 37精 密 機 械 器 具 3 9 69 2 11 5 11 5 3.9。
4 3 38船 舶 製 造 修 理 100 0。 。 。 。
1 0 39そ の 他 9 5 76 2 4 8 9 6。
3 5 ムロ 計 16 6 51 7 9 5 137 7 2 1 3 100 0 (単品〉生産166%001
社〉と両者を合わせて6
8
.
.
3
%
とその比率が非常に高 く,大量(単種〉生産1
3
.
.
7
%(
8
3
社〉そして大ロット生産95% (
5
8
社〉とい う順に少なくなっている。業種別には,個別生産のは率が高いのは船舶製造・ 修理(100%)
を始めとして出版・印刷(
6
67%)
,窯業・土石(
5
7
.
.
7
%
)
であ り,小ロット生産は,その他(762%)
,輸送用機械(
7
1
.
.
1
%
)
,精密機械(
6
9
.
2%)
,繊維(636%)
,非鉄金属(
6
16%)
,衣服・その他の繊維(
6
00%
入 金 属製品(
5
88%)
,電気機械(
5
68%)
そして鉄鋼(
5
3
ド9%)
などの業種で多く, ロットサイズの小さい生産方式がとられているようである。逆に大ロット生産 は,パルプ・紙(30%)
,衣服・その他の繊維(20%)
,非鉄金属(154%)
,食 料品(146%)
,化学(127%)
などの業種で,比較的多くなっている。大量(単 種〉生産は石油・石炭(556%)
でとりわけ多く,食料品(396%)
,化学(
2
5
.
.
5%)
,窯業・土石(231%)
などが相対的に多くなっている。223 FMSと多品種少量生産
-89-2
規模別の対応 ここでは,規模別に生産方式の多様化をみてみたい。まず,製品の種類とそ の生産量を基準にすると,表9
に示すとおり多種少量生産の場合は,規模が大 表9 規模別生産方式一製品の種類とその生産量 (構成比〉コ
て
(多1)種 少 量 (多2)種 中 長 (少種多量3) (4) (5) (1)(2メEX〉3、3)の 無 記 入 メ仁〉 Z、 計 生 産 生 産 生 産 組 せ 47..9 34 5 12.6o
8 4..2 19 6 II 43.4 32 3 19 4 3 2 1 7 47 4 III 31 7 36 6 24 8 5 0 2 0 16 6 N 20..0 34 0 38 0 5.0 3 0 16 4 1口入 五十 38..5 33 7 22 0 3 3 2 5 100 0 きくなるにつれてその割合が479%(規模1),43 4 % (規模II),31ド7 %(規 模I
I
I
)
,そして200%(規模I
V
)
と多種少量生産を行っている企業の割合が減少 している, とし、う事実が見えてくる。逆に,少種多量生産は 126%( 1), 19 6 % (II), 248%C
I
I
I
)
,そしておれ0 %(IV
)
と,大規模企業ほど少種多量生産 の比率が高くなっている。多種中量生産の場合は, 34%前後で規模による差異 はみられなかった。このことは,多品種少量生産化の傾向と規模の大きさは逆 比例の関係にあることを示しているようである。 工程管理上の特性を基準にした分類では,表 10に示すとおり規模が大きくな るにつれて小ロット生産を行っている企業の比率が, 60 5%( 1 ,)54 2%(II), 475% (III),そして 380%(IV)と減少しており,逆に大量(単種)生産の比 表10 親役別生産方式一工FJ管 理 上 の 枠 性 (構成比〉日:
伽(1i)Bll生(単 (小ロ2) yト 大口ノト(3) (大4)泣生(単 ((51))(組2)(合3)(4) (無6)記 入 f仁¥、 品 ) 産 生 産 生 産 税 ) 産 の せ 18. 5 60 5 7..6 4.2 7..5 1 7 19 6 II 17..0 54 2 7.3 12 2 7.2 2 1 47 4 III 14 9 47.5 18.8 13 9 4 9。
16..6 W 15..0 38.0 9.0 29.0 9 0。
16..4 ぷ"入 J十 16..6 51 7 9..5 13 7 7.2 1 3 100..0率が
42%(1)
,1
2
2%
(1),139%
(II
D
,そして2
90%
(IV)
と,その比 率が増加してきている。個別(単品)生産を行っている企業は約15%
から18%
位で規模による大きなちがし、はみられない。また,大ロット生産も規模IIIでの 比率が目立っているが,特徴的な傾向はみられない。I
V
生産品目数とロ y トサイズの変化 ここでは, 日本の製造企業の過去5年聞における多品種少量生産化の傾向を 検討するため,生産品目数とロットサイズの変化を業種別,規模別,組織形態 別に調べてみる。なお, ここでし、う生産品目数とは'a
形 状 b寸度(法), C 材質, d色彩 e性能などの差異を考慮に入れた製品別の総生産品目数」 をいい,またロットサイズとは「ある製品の代表的な生産品目の 1回の生産に おける生産総数量」をいうことにする。 l 業種別の対応 ここでは生産品目数の変化とロットサイズの変化を,業種別に単純平均の場 合,加重平均の場合について検討する。1
-
1
単純平均 単純平均による業種別の生産品目数とロットサイズの変化は,表11に示すと おりである。 まず,生産品目数の変化の状況をみてみよう。製造企業全体での生産品目数 は,1
5
3
.
.
8
9
と過去5
年間で約L5
倍になっている。業種別には,生産品目数の 増加の多い業種は,多い順にその他(
1
9
66
8
)
,電気機械(
1
8
4
.
.
2
9
)
,輸送用機 械(18062)
,一般機械(6327)
と,主として機械工業での増加比率が高く, また,繊維0563
3
)
,衣服・その他の繊維(
1
5
55
6
)
とし、う繊維関係の業種で 6)組織形態別の生産方式の変化にはきわだった差異がみられないので,ここでは省略する。 詳しくは前掲拙稿を参照のこと。 7) これは,アンケート調査の際に調査察に書いた定義である。詳しくは,前掲拙稿[1986) の調査票を参照のこと。 8) ここでいう単純平均とは,各企業ごとに記入されている各製品(生産品目数およびロy ト サイズ〉の指数 0976=100)の総和を記入項目数で除して各企業ごとの指数を出し,各企 業の指数を製造企業全体(あるいは業種,規模ごと〉について合計し,それを回答企業総数 で除したものである。225 FMSと多品種少量生産 -91-表11 生産品目数とロ yトサイズの変化(単純平均)
J¥¥¥
生 産 品 目 数 ロノトサイス 18 食 料 日仁3口 130 94 122 74 20 繊 キ甘 156..33 94 71 21 衣服。その他の繊維 155.56 45 33 22州24 ノぐ yレ プ 長ili; 135 75 96 01 25 出 版 印 刷 107 00 141 00 26 化 ヲ,"Y.ら. 128.64 116.15 27 石 油 石 炭 103 33 93 67 30 窯 業 土 石 134 68 98 67 31 欽 吉岡 134 06 110 52 32 非 章夫 金 属 139..01 128..24 33 金 属 製 ロEコロ 152 33 110 10 34 一 般 機 械 器 具 163.27 122 88 35 電 気 機 械 器 具 184 29 156 65 36 輸 送 用 機 械 器 具 180 62 107 08 37 精 密 機 械 器 具 144 41 166 90 38 船 舶 製 造 リ 修 理 151 11 106 33 39 そ グ〉 他 196 68 101 30 -@ コ‘ 計 153 89 122 65 も増加率が平均値(153..89)を上回り,多品種化しているようである。次いで, 金属製品 (15233),船舶製造・修理 (151..11)が平均値を若干下回り,以下精 密機械 (144,41),非鉄金属 (139“01),パルプ・紙 (13575),窯業・土石(134 68), 鉄 鋼 03406),食料品C130“94),化学(128引64)では増加率が少なく, 出版・印刷 (107,00)そして石油・石炭(10333)では若干ふえている程度で ある。 以上,単純平均による生産品目数の増加は全業種平均では約L5
倍であり, すべての業種で生産品目数は増加しているが業種による差異は大きし、。すなわ ち,組立生産を中心にした業種および、繊維関係の業種で、の増加率が最も大きく, 9)衣服・その他の繊維 (3社),出版・印刷 (2社),石油・石炭 (6社〉そして船舶製造・ 修理 (3社〉とL、う業種は,生産品目数を記入した企業数が 10社以下であり,その数値に ついては注意して解釈する必要がある。詳しくは,前掲拙稿 0986),53頁を参照のこと。次いで機械的進行生産,そして化学的進行生産の順に生産品目数の増加率が小 さくなっているようである。 それでは,次に単純平均によるロ y トサイズの変化,すなわち多品種少量生 産化のうちの少量生産化の傾向をみてみよう。表
1
1
に示したとおり,全体では1
2
2
6
5
とロットサイズは2
割余り増加している。業種別には,ロットサイズは 衣服・その他の繊維(4533)
での少量生産化の傾向が最も著しく,石油・石炭(9367)
,繊維(
9
47
1),パルプ・紙(
9
60
1),窯業・土石(986
7)という業 種では5
年聞にロットサイズが若干減少している。また,その他0013
0
)
,船 舶製造・修理006
リ3
3
)
,輸送用機械0070
8
)
,金属製品(10110)
,鉄鋼(
1
0
1
5
2
)
,化学(
1
1
6
れ1
5
)
は,この5
年聞にロットサイズが若干ふえている。ロット サイズの伸び率が全体の平均以上になっているのは,非鉄金属0282
4
)
,出版・ 印刷(
1
4
1
.
0
0
)
,電気機械(5665)
,精密機械066
リ9
0
)
とし、う業種で, ロッ トサイズの伸び率が高くなっているようである。とりわけ,精密機械と電気機 械での伸び率が大きいようである。 以上,単純平均でみると,この5
年間に全体では多品種化しているといえる が,少量生産化しているとはいえないようである。1
-
2
加重平均 次に,調査票に記入された各製品の生産高の構成比によるウェイト付けをし た加重平均による,過去5
年間の生産品目数とロットサイズの変化を検討して みよう。 製造企業全体での生産品目数は,表1
2
に示すとおり1
0
7
.
.
8
8
,ロ y トサイズは9
5
“0
8
,と生産品目数は約8%
増加,ロットサイズは約5%
減少しており5
年 間で若干多品種少量生産化しているといえる。 10) ロットサイズの変化についても,出版・印刷 (2社),衣服・その他の繊維c3社),船舶 製造・修理 (3社),および石油・石炭 (4社〉の数値は,回答企業数が少ないので注意し て解釈する必要がある。 11)ここでいう加重平均とは,記入された各製品の生産高構成比でウェイト付けをしたもの である。各企業における各製品の生産高の構成比は会社年鑑(上場版)J,(1984年度〉の 生産状況(金額)等によって,調査察に記入されている各製品〔記入されているものを100 と考え〉の構成比を求めたものである。227 FMSと多品種少量生産 -93-表12 生産品目数とロソトサイスの変化(加重平均)
J7¥¥¥
生 産 品 目 数 ロントサイズ 18 食 料 ロ仁ロヨ 85 62 73 42 20 繊 中佐 100 65 65.92 21 衣服“その他の繊維 75 50 22 86 22・24 ノ マ ル プ - 志氏 106..60 70..57 25 出 版 印 刷 108 49 137 81 26 化 ー,世子‘, 86 92 77..99 27 石 油 石 炭 88 67 80..23 30 窯 業 土 石 92 80 73 51 31 量失 調司 106.34 91 46 32 非 章夫 金 属 95 29 100 57 33 金 属 製 ロ仁ロヨ 113 57 76.77 34 一 般 機 械 器 具 112 98 71 95 35 電 気 機 械 器 具 134 73 178..61 36 輸 送 用 機 械 器 具 133 81 78..06 37 精 密 機 械 器 具 98.15 125 18 38 船 舶 製 造 " 修 理 38 30 21 94 39 そ 。〉 他 132 51 66 30 ir 計 107 88 95 08 次に,業種別の傾向を表1
2
によってみてみよう。生産品目数の増加は,電気 機 械(
1
3
47
3
)
,輸送用機械0338
1),その他0325
1),金属製品(11357)
, 一般機械(
1
1
29
8
),出版・印刷(
1
0
8
引4
9
)
,鉄鋼006.34)
,パルプ・紙006.
6
0
)
,繊維0006
5
)
が,過去5
年間に生産品目数が増加してきている。特に, 電気機械,輸送用機械,そしてその他の製造業で,生産品目数が30%
以上増加 している。逆に,生産品目数が減少している割合の高いのは,船舶製造・修理(3830)
,衣服・その他の繊維(7550)
,食料品(8562)
,化学(
8
69
2
)
,石 油・石炭(
8
86
7
)
,窯業・土石(
9
28
0
)
,非鉄金属(
9
52
9
)
,そして精密機械(
9
8
,1
5
)
などの業種で,この5
年間に生産品目数の減少がみられる。 次に,業種別のロットサイズの変化をみてみよう。ロットサイズは,全体で は9
5
“0
8
と5
年間に約5%
減少していたが,業種別には,表1
2
に示すとおりに なっている。すなわち,この5
年間にログトサイズの減少傾向が大きいのは,-94ー 第59巻 第2号 228 大きい順に船舶製造・修理 (21..94),衣服・その他の繊維 (2286)とし、う業種 で,%以下に減少しており,繊維 (6592),その他 (6630),パルプ・紙 (70 57),一般機械 (71..95),食料品 (7342),窯業・土石 (7351),金属製品 (76“ 77),化学 (7799),輸送用材械 (7806),そして石油・石炭 (80.23)とし、ぅ 業種でかなりロァトサイズが減少してきている。また逆に, ロットサイズがこ の5年間に増加したのは,電気機械(17861),出版・印刷 (13781),精密機 械 (12518)そして非鉄金属(10057)の業種で,特に電気機械でのロットサ イズの増加が著しいようである。 以上,生産品目数とロットサイズのこの 5年間の変化を,各製品ごとの生産 高ウェイトを掛けた加重平均によってみてきた。各製品ごとの生産高ウェイト を掛けることにより,生産品目数は全体で単純平均の場合に比べて約46%少な くなり,またロットサイズは約27%減少している。これは,各企業で生産高の 多い製品ほど生産品目数があまり増加してないし,また増加させる必要もない ことを物語っている。逆に,ロットサイズは加重平均することにより約27%も 減少していたが,これは生産品目数の場合とは逆に, ロットサイズは生産高の 多い製品でも減少傾向にあることを示しているようである。
2
規模別の対応 ここでは,この5年間における生産品目数とロットサイズの変化を,規模別 に単純平均の場合と加重平均の場合について検討する。 2-1 単純平均 単純平均では,表13のとおり製造企業全体の生産品目数は153..89で約5割 表13 生産品目数とロノトサイズの変化(単純平均);子¥
生 産 品 目 数 ロ ノ ト サ イ ス 147.28 119 19 II 155..92 13373 III 155 35 103 25 W 153 50 107..04 メE〉3、 153..89 122 65229 FMSと多品種少量生産 -95ー 増加しており,ロットサイズも 122..65と約2割余り増加していたことはすでに みてきたとおりである。 規模別の分類による生産品目とロットサイズの変化は,表13に示したとお りである。生産品目数は,規模1(14728),II (155 92), III(15535),そし てIV(153 50)と,規模Iでの生産品目数の増加比率が規模II,III, IVに比べ て若干小さいだけで規模による差異は特にみられない。 またロットサイズの変化は,規模1 (11919), II (133 73), III (103 25), そしてIV(10704)と,規模IIでの増加比率が最も大きく,ついで規模Iと相 対的に規模の小さいところでのロットサイズの増加比率が大きく,規模III,IV という相対的に規模の大きいところでは,ロットサイズは若干の増加にとど まっている。 単純平均による生産品目数とロットサイズの変化を規模別に分析した特徴 は,いずれの規模でも生産品目数は約
L5
倍と多品種化の傾向は顕著である が, ロットサイズもやや増加しており少量生産化しているとはいえないようで ある。 2-2 加重平均 製造企業全体の加重平均による生産品目数の変化は107..88,そしてロットサ イズの変化は95..08であった。 規模別には表14に示すとおり,生産品目数の変化は規模1(108.69), II (113 07), III (9862),そしてIV(99 17)と,規模1, IIで生産品目数が若 干増加しているが,規模III,IVではほとんど変化がみられない。またロットサ 表14生産品目数とロノトサイズの変化(加重平均);γ¥
生 産 品 目 数 ロ y ト サ イ ズ 108..69 86.19 II 113 07 113..22 1II 98.62 69.48 W 99 17 66..24 メE3〉、 員十 107 88 95.08-96ー 第59巻 第2号 230 イズの変化は,規模
1(
8
6
1
9
)
,I
I
(
1
1
3
2
2
)
,I
I
I
(
6
9
4
8
)
,そしてI
V(
6
6
2
4
)
と, ロットサイズの減少は規模I
V
,I
I
I
での減少割合が大きく,規模I
でもかな り減少している。しかし,規模I
I
では逆に増加している。 各企業における各製品の生産高のウzイトを加味した加重平均による生産品 目数とロットサイズの変化を規模別に比較してきたが,以上のことから次のこ とが指摘できょう。生産品目数の変化は,単純平均の場合と比べて約46%
減少 していたが,これは生産品目数の増加は特に生産高の相対的に少ない製品での 多様化が進んでおり,生産高が相対的に多い製品では生産品目の多様化はそれ ほど進んでいなく,また企業にとってもその必要性も少ないようである。この ことは,規模別には規模1
,I
I
と規模I
I
I
,I
V
での生産品目数の変化の相違となっ てあらわれているようである。またロットサイズの変化については,規模I
I
が 増加している理由は不明であるが,全体的にはロットサイズは生産高のいかん にかかわらず減少傾向にあるといえよう。3
組織形態別の対応 ここでは生産品目数とロットサイズの変化を,組織形態別に単純平均の場合 と加重平均の場合について検討する。3
-
1
単純平均 単純平均による組織形態別の生産品目数とログトサイズの変化は,次のとお りである。生産品目数は,職能別組織で15L02
,事業部制組織で16068
と,事 業部制組織での多品種化がより進んでいることを示している。ロットサイズに ついては,職能別組織で1
3
2
.
.
1
8
,事業部制組織で1
0
0
“7
9
と,事業部制組織の ログトサイズは過去5
年間にほとんど変化がないが,職能別組織では30%
余り 表15 生産品目数とロ yトサイズの変化 (単純平均)よ示¥
生産品目数 ロyトサイズ 職 能 別 組 織 151 02 132 18 事業部制組織 160..68 100 791
入E 五十 15389 122 65231 FMSと多品種少量生産 -97ー ロットサイズが大きくなっている。 3-2 加重平均 加重平均による組織形態別の生産品目数とロットサイズの変化は,次のとお りである。 表16生産品目数とロ yトサイズの変化 (加重平均)
よ示¥
生産品目数 ロソトサイズ 職 能 別 組 織 109 55 107 77 事業部制組織 103 87 65 39 メ ロ〉、H
107 88 95 08 生産品目数は,職能別組織で 109..55,事業部制組織で 103.87と,いずれの組 織形態でも若干増加しているが,職能別組織の場合が約6%
近く多くなってい る。それに対して,ロットサイズは,職能別組織で 107..77,事業部制組織で 65 39と事業部制組織でのロットサイズの減少が著しいが,職能別組織では逆に若 干増加している。V
結びにかえて 以上において,最近のめざましい技術革新を反映した白本の製造企業におけ るFMS
化の動向と多品種少量生産化の実態を検討してきた。それによると,FMS
化はより大規模な企業を中心に,業種別には組立生産型企業を中心に鉄 12)なお,単純平均,加重平均にそれぞれ各企業の売上高で加重平均をした場合,製造企業全 体の生産品回数の変化は,単純平均の売上高による加重平均(以下方日霊平均(単純平均〉と よぶ。〉は15369,加重平均の売上高による加重平均(以下加重平均(加重平均〉とよぶ。〉 は10327となっている。このことは製造企業全体の単純平均05389),加重平均007.88) と比較しても差異はみられない。このことは,生産品目の多様化の傾向は企業規模(売上高〉 にはほとんど関係がないことを示しているのであろう。 それに対して,製造企業全体のロットサイズの単純平均,加重平均に売上高ウェイトで加 重平均した場合, ロットサイズは,加重平均(単純平均〉では10857,加重平均(加重平均〉 は7692となっている。これは単純平均(12265),加重平均(9508)と比べるとそれぞれ 14 08, 18 06小さくなっており,各製品の生産量による加重平均ほどではないが企業規模の 大きいところでの小ロット化の傾向が比較的大きい結果を示しているのであろう。鋼,金属製品,衣服・その他の繊維などで目立って導入されていた。 また,多品種少量生産化の指標である生産品目数の変化およびロットサイズ の変化については,次のことが理解出来た。すなわち,生産高の相対的に高い 製品の生産品目数はふえていないが,生産高の相対的に小さい製品の生産品目 数は増加傾向にあるといえよう。またロットサイズについては,生産高の大き い製品のロットサイズが小さくなる傾向が著しいようである。 このように製造企業自体は,それをとりまく市場環境へ積極的に対応するた め,