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島根県民間社会福祉施設職員等共済会 事務取扱要領 島根県社会福祉協議会 ( 島根県民間社会福祉施設職員等共済会 )

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(1)

島根県民間社会福祉施設職員等共済会

事 務 取 扱 要 領

島 根 県 社 会 福 祉 協 議 会

(島根県民間社会福祉施設職員等共済会)

(2)

目 次

島根県民間社会福祉施設職員等共済会規程

1

島根県民間社会福祉施設職員等共済会規程施行細則

10

島根県民間社会福祉施設職員等共済会制度の概要

13

退職手当金計算基礎額表・支給乗率表

19

退職手当金の計算例

20

共済契約者間異動に伴う被共済職員期間の合算について

22

様式第7号 退職手当金請求書 ダウンロードの仕方

27

退職手当金請求書の記入について

28

退職所得の受給に関する申告書・退職所得申告書の記入について

30

申告書の書き方

32

退職所得の源泉徴収票と特別徴収票

33

退職所得の源泉徴収事務

34

退職所得の源泉徴収票・特別徴収票の見方及び処理について

36

事務処理の流れ

37

事務処理一覧(新会計基準)

38

振込依頼票の記入について

39

諸届一覧

40

共済会加入法人一覧

42

(様式)

第1号 共済会加入申込書

44

第1号添付 職員名簿

45

第2号 共済契約締結通知書

47

第3号 掛金および事務負担金納付請求書

48

第5号 共済契約解除通知書

50

第6号 共済契約解除申出書

51

第6号添付 解除同意書

52

第7号 退職手当金請求書

53

第8号 退職手当金決定通知書

55

(3)

1

島根県民間社会福祉施設職員等共済会規程

第1章 総 則 (目 的) 第1条 この規程は、島根県内において設置される社会福祉施設、特定社会福祉事業及び 特定介護保険施設等を経営する社会福祉法人の相互扶助の精神に基づき、社会福祉施設 の職員、特定社会福祉事業に従事する職員及び特定介護保険施設等の職員について退職 手当共済制度を確立し、もって本県社会福祉事業の振興に寄与することを目的とする。 (運 営 主 体) 第2条 社会福祉法人島根県社会福祉協議会(以下「県社協」という。)は、前条の目的に 従い、この規定で定めるところにより島根県民間社会福祉施設職員等共済会(以下「共済 会」という。)を設置し、これを運営する。 (事 業) 第3条 共済会は、第1条の目的を達成するために次の事業を行う。 (1)退職手当金の支給 (用語の定義) 第4条 この規程において、次の各号に掲げる用語の定義は、それぞれ当該各号に定める ところによる。 (1)社会福祉施設等 社会福祉施設職員等退職手当共済法(昭和36年法律第155号。以下「共済法」と いう。)第2条で定める社会福祉施設・特定社会福祉事業をいう。 (2)特定介護保険施設等 退職手当共済法及び施行令に掲げる介護保険制度の対象となる「特別養護老人ホー ム等」又は、障害者総合支援法等に関する「障害者支援施設等」の施設・事業のうち、 経営者が退職手当共済契約の申込みに当たり独立行政法人福祉医療機構(以下「機構」 という。)に申し出たもの又は共済契約者が機構に申し出た(機構が承諾したものに限 る。)ものをいう。 (3)申出施設等 共済契約者である社会福祉法人が経営する社会福祉施設、特定社会福祉事業及び特 定介護保険施設等以外の施設・事業のうち、当該共済契約者が機構に申し出たもので あって、機構が承諾した施設・事業をいう。

(4)

(4)経営者 社会福祉施設、特定社会福祉事業又は特定介護保険施設等を経営する社会福祉法人 をいう。 (5)社会福祉施設等職員 経営者に使用され、かつ、その者の経営する社会福祉施設又は特定社会福祉事業の 業務に常時従事することを要する者をいう。ただし、1年未満の期間を定めて使用さ れる者(その者が1年以上引き続き使用されるに至った場合を除く。次項ただし書及 び第7項ただし書において同じ。)を除く。 (6)特定介護保険施設等職員 経営者に使用され、かつ、その者の経営する社会福祉施設等又は特定介護保険施設 等の業務に常時従事することを要する者であって社会福祉施設等職員以外のものをい う。ただし、1年未満の期間を定めて使用される者を除く。 (7)申出施設等職員 共済契約者に使用され、かつ、その者の経営する社会福祉施設、特定社会福祉事業、 特定介護保険施設等又は申出施設等(以下「共済契約対象施設等」という。)の業務に 常時従事することを要する者であって社会福祉施設等職員又は特定介護保険施設等職 員以外の者をいう。ただし、1年未満の期間を定めて使用されるものを除く。 (8)退職手当共済契約 経営者が、この規程の定めるところにより県社協に掛金を納付することを約し、県 社協がその経営者の使用する社会福祉施設等職員、特定介護保険施設等職員及び申出 施設等職員について、この規程の定めるところにより退職手当金の支給を約する契約 をいう。 (9)共済契約者 退職手当共済契約の当事者である経営者をいう。 (10)被共済職員 共済契約者に使用される社会福祉施設等職員、特定介護保険施設等職員及び申出施設 等職員をいう。 (11)退職時給与 退職した者の退職の日の属する月前(退職の日が月の末日である場合は、当該月を含 む)における被共済職員期間として計算された最後の6箇月に受けた本俸月額(給料 が日額で定められている者については、給料の日額の21日分に相当する額)の総額 を6で除して得た額をいう。 第2章 共 済 契 約 (共済会の加入資格) 第5条 共済会に加入し、共済契約を行うことができる者は、社会福祉施設、特定社会福

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3 祉事業及び特定介護保険施設等の経営者であって、共済法による退職手当共済に加入し ている共済法の共済契約者である者でなければならない。 (共済契約の成立) 第6条 共済契約は、県社協が契約の申込みを受け、これを承諾したときは、その申込み の日において成立したものとみなし、かつ、その日から効力を生ずる。 2 共済契約が成立したときは、共済契約者は遅滞なくその旨を被共済職員に通知しなけ ればならない。 (共済契約の解除) 第7条 共済契約は、次の各号に掲げる場合を除いては、これを解除することができな い。 (1)共済契約者が、経営者でなくなったとき。 (2)共済法による退職手当共済契約を解除されたとき。 (3)共済契約者が納付期限後2箇月以内に掛金を納付しなかったとき。 (4)共済契約者、若しくはその代理人、使用人その他の従業者が、当該共済契約者の業 務に関して故意に不正の行為を行ったとき。 (5)共済契約を解除することについて、すべての被共済職員がこれに同意したとき。 2 共済契約者は、その経営する特定介護保険施設等又は申出施設等の業務に従事するす べての被共済職員の同意を得たときは、当該退職手当共済契約のうち当該同意を得た被 共済職員に関する部分を解除することができる。 3 共済契約の解除は、将来に向かってのみ効力を生ずる。 4 県社協は、第1項第1号から第4号までの規定により共済契約を解除したときは、当 該共済契約者に対し、その旨を通知しなければならない。 (被共済職員の異動届) 第8条 共済契約者は、細則の定めるところにより、被共済職員の異動、業務に従事した 日数その他細則で定める事項を県社協に届け出なければならない。 第3章 運営委員会 (運営委員会) 第9条 県社協は、共済会の事業の円滑適正な運営を期するため共済会に運営委員会を設 置し、次に掲げる事項について、その承認を得なければならない。 (1)この規程の改廃及びこの規程に基づく細則の制定並びにその改廃 (2)共済会の予算及び事業計画 (3)共済会の決算及び事業報告

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(4)その他共済会の運営に関する重要な事項で県社協会長(以下「会長」という。)が必 要と認めた事項 2 運営委員会は、前項各号に定める事項のほか共済会の運営に関し、その意見を会長に 具申することができる。 3 第1項に掲げる運営委員会の承認事項のうち、理事会及び評議員会に付議すべき事項 については、運営委員会の承認を得た後でなければ、これを付議することができない。 (運営委員会の組織及び議事等) 第10条 運営委員会は、運営委員12名以内で組織する。 2 運営委員会に、委員長1名及び副委員長2名を置く。 3 委員長及び副委員長は、運営委員が互選する。 4 運営委員会の委員長は、運営委員会を代表するとともに運営委員会の議長となる。 5 運営委員会の副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故あるときは、委員長の職務 を代理する。 6 運営委員会は、会長が必要に応じて召集する。 7 運営委員会は、運営委員の過半数の出席がなければその議事を開き、議決することが できない。 8 運営委員会の議事は、出席した運営委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の 決するところによる。 (運 営 委 員) 第11条 運営委員は、県社協役員又は共済契約者のうちから会長がこれを委嘱する。 2 運営委員の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。 3 運営委員に欠員を生じた場合、補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。 第4章 運 営 資 金 (資 金) 第12条 共済会の事業運営資金は、次の各号に掲げる財源をもって調達するものとする。 (1)掛 金 (2)事務負担金 (3)寄付金 (4)助成金 (5)その他の収入 (資金の管理) 第13条 共済会の運営資金として収入された現金は、安全かつ有利な方法で会長がこれを

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5 管理する。 第5章 掛 金 (掛金の納付) 第14条 共済契約者は、毎事業年度、退職手当金の支給に要する費用に充てられるべき財 源として、県社協に掛金を納付しなければならない。 2 県社協は、共済契約者が毎事業年度において納付すべき掛金の額を共済契約者に通知 しなければならない。 3 共済契約者が毎事業年度において納付すべき掛金の額は、当該年度の4月1日現在に おける被共済職員数に単位掛金額を乗じて得た額とする。 4 新たに共済契約者となった者が共済契約者となった初年度に納付する掛金の額は、そ の者が共済契約者となった日現在における被共済職員数に当該事業年度の単位掛金額を 乗じて得た額を月割りにより算出した額とする。 (単位掛金額) 第15条 共済契約者が毎事業年度に負担すべき単位掛金額は、退職手当金の支給に要する 費用の予想額を被共済職員の見込数で除した金額とする。ただし、退職手当金の支給に 要する費用の予想額、被共済職員の見込数等に照らし概ね3年間を通じ財政の均衡を保 つことができるものでなければならない。 (掛金の納付時期) 第16条 毎事業年度に納付すべき掛金の納付期限は、当該事業年度の 9 月末日とする。た だし、新たに共済契約者となった者にあっては、共済契約者となった日から起算して 1 箇月を経過する日とする。 (掛金の不返還) 第17条 納付済の掛金は掛金額に誤りがあった場合のほかは、これを返還することができ ない。 第6章 運営安定化資金 (運営安定化積立金の積立) 第18条 当該事業年度に請求した掛金から当該事業年度に第 20 条に定める退職手当金と して支給して剰余を生じたときは運営安定化積立金に積み立てるものとする。ただし、 運営安定化積立金の上限額は概ね一億円とする。

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(運営安定化積立金の取崩) 第19条 第 20 条に定める退職手当金の支給に要する費用に充てられるべき財源が不足し た場合、運営安定化積立金を取り崩すことができる。 第7章 退職手当共済事業 (退職手当金の支給事由) 第20条 県社協は、被共済職員が退職(被共済職員が第7条第1項第2号又は第3号若し くは第4号の規程による共済契約の解除以外の理由により被共済職員でなくなることを いう。以下同じ。)したときは、共済契約者に対し、退職手当金を支給する。 ただし、次の各号に掲げる場合には、この限りでない。 (1)被共済職員となった日から起算して1年に満たないで退職したとき。 (2)被共済職員の退職時給与が共済法第8条第1項に規定する政令で定める額の最低の 額に達しないものであるとき。 (退職手当金の額) 第21条 退職手当金の額は、第1号で算出された額と第2号の額の和とする。 (1)退職時給与から共済法第8条第1項に規定する政令で定める額を控除した額に、共 済法第8条及び第9条で定める場合の例により退職した者の被共済職員期間及び当該 被共済職員期間に応ずる支給率をそれぞれ乗じて得た額とする。 ただし、共済会の退職時給与の上限額を、共済法第8条第1項に規定する政令で定 める額の上限額の1.3倍とする。 (2)被共済職員期間の下表に応ずる額 被共済職員期間 支給額 10年未満 10年以上 20年未満 20年以上 30年未満 30年以上 10,000円 15,000円 20,000円 25,000円 (退職手当金の請求) 第22条 共済契約者が、被共済職員に係る退職手当金の支給を受けようとするときは、 細 則で定める請求書類を県社協へ提出しなければならない。 (退職手当金の支給決定) 第23条 県社協は、前項の請求書類の提出があったときは、支給すべき退職手当金の額を すみやかに決定し、これを共済契約者に通知しなければならない。

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7 (準 用) 第24条 共済法第11条、第13条及び第20条の規程は、被共済職員期間の計算、退職手当金の 支給の制限及び時効についてこれを準用する。この場合において、共済法第13条中「機 構」とあるのは、「県社協」と読み替えるものとする。 第8章 事務負担金 (事務負担金の納付) 第25条 共済契約者は、毎事業年度、事務に要する費用に充てられるべき財源として、県 社協に事務負担金を納付しなければならない。 2 県社協は、共済契約者が毎事業年度において納付すべき事務負担金の額を共済契約者 に通知しなければならない。 3 共済契約者が毎事業年度において納付すべき事務負担金の額は、当該年度の4月1日 現在における被共済職員数に単位事務負担金額を乗じて得た額とする。 4 新たに共済契約者となった者が共済契約者となった初年度に納付する事務負担金の額 は、その者が共済契約者となった日現在における被共済職員数に当該事業年度の単位掛 金額を乗じて得た額を月割りにより算出した額とする。 (単位事務負担金額) 第26条 共済契約者が毎事業年度に負担すべき単位事務負担金額は、事務に要する費用の 予想額を被共済職員の見込数で除した金額とする。ただし、事務に要する費用の予想額、 被共済職員の見込数等に照らし、おおむね3年間を通じ財政の均衡を保つことができる ものでなければならない。 (事務負担金の納付期限) 第27条 毎事業年度に納付すべき事務負担金の納付期限は、当該事業年度の 9 月末日とす る。ただし、新たに共済契約者となった者にあっては、共済契約者となった日から起算 して1箇月を経過する日とする。 (事務負担金の不返還) 第28条 納付済の事務負担金は事務負担額に誤りがあった場合のほかは、これを返還する ことができない。 第9章 雑 則 (不服の申立て) 第29条 共済契約者は、共済会の運営に関し、不服があるときは、県社協に対しその旨申

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し立てすることができる。 2 県社協は、共済契約者から前項の申し立てを受けたときは、運営委員会に諮るものと する。 (被共済職員期間の特例) 第30条 共済法による共済契約が適用日前から適用以後引き続いて締結されており、かつ、 共済会の共済契約が、適用日をもって締結された場合には、適用日の前日までにかかる 共済法による被共済職員期間に相当する年数を共済会の被共済職員期間に加えるものと する。 (細 則) 第31条 この規程の実施細目については、会長が別に定める。 附 則 この規程は、昭和45年4月1日から施行する。 附 則 この規程は、昭和55年6月9日から施行する。 附 則 この規程は、平成2年4月1日から施行する。 附 則 この規程は、平成5年4月1日から施行する。 附 則 この規程は、平成7年4月1日から施行する。 附 則 この規程は、平成8年4月1日から施行する。

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9 附 則 1 この規程は、平成13年5月31日から施行する。ただし、平成13年4月1日から 適用する。 2 改正前の島根県民間社会福祉施設職員共済会規程(以下「旧規程」という。)第4条第 6号に規定する共済契約者であってその他の者については、改正後の島根県民間社会福 祉施設職員等共済会規程(以下「新規定」という。)第4条第5号に規定する経営者とみ なして、新規程の規定(新規程第4条第3号に規定する申出施設等に係る部分を除く。) を適用する。 3 次に掲げる場合において、当該各号に該当するものが、新規程施行日の前日に現に退 職した理由と同一の理由により退職したものとみなして、旧規程により計算した場合の 退職手当金の額が、新規程により計算した場合の退職金の額より多いときはその額をも って、その者に支給すべき退職金の額とする。 (1)新規程施行日の前日に、旧規程第4条第7号の被共済職員であった者が、新規程施 行日以後退職した場合 (2)新規程施行日の前日に、旧規程第4条第7号の被共済職員でなくなった者で、同日 以後さらに新規程第4条第10号に規定する被共済職員になった者が、同日以後退職し、 かつ、共済法第11条第6項又は第7項の規定により同日前の被共済職員期間と同日以後 の被共済期間とが合算される場合 附 則 この規程は、平成15年10月1日から施行する。 附 則 この規程は、平成18年4月1日から施行する。 附 則 この規程は、平成22年5月31日から施行する。 附 則 この規程は、平成28年4月1日から施行する。

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島根県民間社会福祉施設職員等共済会規程施行細則

(目 的) 第1条 この細則は、島根県民間社会福祉施設職員等共済会規程(以下「規程」という。) の施行に関し、必要な事項を定めることを目的とする。 (共済契約の申込み) 第2条 共済契約の申込は、様式第1号によるものとする。 (共済契約の成立及び効力の発生) 第3条 共済契約は、社会福祉法人島根県社会福祉協議会(以下「県社協」という。)が共 済契約の申込みを受け、これを承諾したときは、その申込みの日において成立したもの とみなし、かつ、その日から効力を生ずる。 2 県社協は、共済契約を締結したときは、直ちに、様式第2号により、この旨を共済契 約者に通知しなければならない。 3 共済契約者は、共済契約が成立した場合、被共済職員に対し、この旨を通知しなけれ ばならない。 (掛金および事務負担金の納付請求書の送付) 第4条 県社協は、毎事業年度開始後に当該事業年度分の掛金および事務負担金について、 様式第3号による掛金および事務負担金納付請求書を共済契約者あて送付するものとす る。ただし新たに共済契約を締結したものにあっては、共済契約締結の際に送付するも のとする。 (掛金および事務負担金の納付方法) 第5条 共済契約者は、前条の掛金および事務負担金納付請求書にもとづき、当該掛金お よび事務負担金を銀行送金の方法により様式第4号による振込依頼票で納付期限までに 県社協に納付しなければならない。 (共済契約の解除) 第6条 県社協は、規程第7条第1項第1号から第4号までの規定により共済契約を解除 しようとするときは、様式第5号により共済契約者に通知しなければならない。 2 共済契約者は、前項の通知を受けたときは、被共済職員全員に対し、すみやかにこの 旨を文書又は口頭で通知しなければならない。 3 共済契約者は、規程第7条第1項第5号の規定により共済契約を解除しようとすると き、又は同条第2項の規定により部分解除をしようとするときは、同項の同意があった

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11 ことを記入した様式第6号の共済契約解除申出書及び解除同意書を県社協に提出しなけ ればならない。 (退職手当金の請求) 第7条 共済契約者が、被共済職員に係る退職手当金の支給を受けようとするときは、様 式第7号による退職手当金請求書および退職所得の受給に関する申告書・退職所得申告 書を作成し、県社協に提出しなければならない。 ただし、被共済職員となった日から起算して1年に満たないで退職したときは、この 限りでない。 (退職手当金の支給通知) 第8条 県社協は、前項の請求にもとづき退職手当金の支給を決定し、又は否決したとき は、様式第8号により、その旨を、共済契約者に通知しなければならない。 (退職手当金の受領および支給) 第9条 共済契約者は、退職手当金を受領した場合は、退職者に退職手当金を支給しなけ ればならない。 (源泉徴収義務) 第 10 条 共済契約者は、退職手当金を支給するにあたり、源泉徴収し源泉徴収票を退職者 へ送付しなければならない。 (共済法にもとづく各種届出等の準用) 第 11 条 社会福祉施設職員等退職手当共済法(昭和36年法律第155号。(以下「共済 法」という。)による共済契約者が共済法及び同法関係規程等にもとづき独立行政法人福 祉医療機構に届出又は提出した書類のうち、島根県民間社会福祉施設職員等共済会の業 務上、共通して必要とするものについては、これを準用する。 (端 数 処 理) 第 12 条 退職手当金の額に1円未満の端数を生ずるときは、その端数金額を切り上げする ものとする。 附 則 この細則は、昭和45年4月1日から施行する。

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附 則 この細則は、昭和55年6月9日から施行する。 附 則 この細則は、平成2年4月1日から施行する。 附 則 この細則は、平成15年10月1日から施行する。 附 則 この細則は、平成18年4月1日から施行する。 附 則 この細則は、平成22年5月31日から施行する。

(15)

13

島根県民間社会福祉施設職員等共済会制度の概要

1.

この共済制度は、島根県内において設置される社会福祉施設及び特定社会福祉事業(以 下「社会福祉施設等」といいます。)または特定介護保険施設等を経営する社会福祉法人 の相互扶助の精神に基づき、社会福祉事業に従事する職員について退職手当共済制度を 確立し、もって本県社会福祉事業の振興に寄与することを目的としています。

2.運 営 主 体

社会福祉法人 島根県社会福祉協議会(以下「県社協」といいます。)

3.共済事業の内容

退職手当金の支給事業

4.共済契約の対象者

社会福祉施設職員等退職手当共済法(昭和 36 年法律第 155 号。以下「共済法」とい います。)による同法の共済契約者である者。

5.被共済職員(加入対象職員)

共済契約者に使用される社会福祉施設等職員、特定介護保険施設等職員及び申出施設 等職員が対象となります。 (ただし、1年未満の期間を定めて使用され、その期間が更新されても1年を超えてい ない常勤の臨時職員、常時従事することを要しない職員を除く。)

6.事業運営資金

共済契約者(施設経営者)の納める掛金・事務負担金、寄付金、助成金等

7.運営方式

賦課方式 ⇒ 当該年度に必要な費用を掛金として徴収し運営していく方式

(16)

+ × 差額 = 支給乗率 共済会 退職手当金 独自支給額

8.掛金及び事務負担金の算出方法

(毎年度、独立行政法人福祉医療機構(以下「機構」とする)へ提出する

『掛金納付対象職員届』の職員数と合致)

掛 金 ・・・ 単位掛金額×当該年度4月1日現在における被共済職員数 事務負担金 ・・・ 単位事務負担金額×当該年度4月1日現在における被共済職員数

9.単位掛金額及び単位事務負担金額(共済契約者が負担する年額)

単 位 掛 金 額 ・・・ 8,000円 単位事務負担金額 ・・・ ,610円 ※ 3 年毎に見直しをしていますが、平成18年年度以降変動はありません。

10.掛金及び事務負担金の納付期限

9 月上旬に請求書を送付しますので、共済契約者は法人単位で 9 月末までに納付して ください。

11.退職手当金の算出方法

(P20「退職手当金の計算例」を参照) 退職時給与から共済法による退職手当支給計算基礎額を控除した差額に共済法によ る退職手当支給乗率を乗じて得た額と独自支給額(注1)の和とします。(端数切り上げ) ただし、共済会の退職時給与の上限額は、共済法第8条第1項に規定する政令で定 める額の上限額の1.3倍(468,000 円まで)となります。 ⇒ 計算基礎額部分に対する退職手当金は福祉医療機構より支給 (注1) 独自支給額・・・被共済職員期間によって支払われる共済会独自の支給額 退職時給与-退職手当金計算基礎額で差額が0の場合、支給額が0となり、 掛金は納付しているものの退職手当金は支払われない為の救済策 (退職時給与-計算基礎額) 共済会 (県社協) 共済契約者 請求(9 月上旬) 納付(9 月末) 退職時給与 計算基礎額

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15 ★共済契約者が掛金を納付していないとき ★共済契約が解除されたとき ★被共済職員となった日から起算して1年未満で退職したとき ★被共済職員期間となる月の合計が12か月未満のとき ★自己の犯罪行為その他これに準ずべき重大な非行により、機構 が支給制限に該当すると決定したとき ★退職手当金の請求権が時効により消滅しているとき 被共済職員期間 (在籍有効期間) 独自支給額 ~10年未満 10,000円 10年以上~20年未満 15,000円 20年以上~30年未満 20,000円 30年以上 25,000円 ※ 退職手当金計算基礎額及び支給乗率についてはP19参照

12.退職時給与

退職した月以前6か月分の平均本俸月額(端数切り上げ) ただし、退職日が月末でない月及び被共済職員期間とならない月は除きます。

13.被共済職員期間

共済契約を締結した日以降、その者が被共済職員となった日の属する月から被共済 職員でなくなった日の属する月までの期間をいいます。 ただし、その者が業務に従事した日数が10日以下である月があるときは、その月 は被共済職員期間に算入しません。(共済法第 11 条参照)

14.提出書類の種類

共済会(県社協)に関する書類の種類は次のとおりです。なお、職員の異動その他 共済会の業務上必要な書類で、共済法及び同法関係規程等にもとづき機構に届出又は 提出する書類の控えを共済会(県社協)にすべて提出します。

退職手当金が支給されないケース

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様式 書類の名称 届出又は提出事由 第1号 共済会加入申込書 共済会への加入を申込するとき(契約申込) 第2号 共済契約締結通知書 共済会との契約締結を通知するとき 第3号 共済掛金および 事務負担金請求書 共済掛金を請求するとき 第4号 振込依頼票 共済掛金を納付するとき 送金先 ⇒ 山陰合同銀行 津田支店 普通預金 (2383799) 社会福祉法人 島根県社会福祉協議会 ※法人単位での送金となります。 ※県内の山陰合同銀行から送金した場合、送金手数料がかかり ません。共済会の負担となります。 第5号 共済契約解除通知書 ・ 共済契約者が経営者でなくなったとき ・ 共済法による退職手当共済契約を解除されたとき ・ 共済契約者が納付期限後2ヶ月以内に掛金を納付しな かったとき ・ 共済契約者、若しくはその代理人、使用人その他の従業 者が、当該共済契約者の業務に関して故意に不正の行為 を行なったとき 第6号 共済契約解除申出書 すべての被共済職員の同意を得て共済契約を解除、又は部 分解除するとき 第7号 退職手当金請求書 退職し、退職手当金を請求するとき 第8号 退職手当金決定通知書 退職手当金の支給を決定し、通知するとき 機構に届出又は提出した書類の控えを提出する書類 福祉医療機構の手続き 別紙1 【職員に関すること】 届出が必要なとき 手続き・必要な届出書類 様式 原本・写 送付先 原本 機構 写 共済会 原本 機構 写 共済会 被共済職員退職届 約款様式第7号 退職手当金請求書・合算申出書 約款様式第7号の2 『被共済職員退職届』 約款様式第7号 『退職手当金請求書・合算申出書』 約款様式第7号の2 原本 機構 写 共済会 原本 機構 写 共済会 原本 機構 写 共済会 原本 機構 写 共済会 原本 機構 写 共済会 原本 機構 写 共済会 約款様式第2号 約款様式第6号 原本 共済会 職員が法人内の契約対象施設に移動した (職員が配置換えとなった) 本人確認書類貼付用用紙 貼付書類 約款様式第8号 原本 共済会 (合算制度を利用したい) (継続異動制度を利用したい) 約款様式第2号 約款様式第2号 約款様式第9号 約款様式第9号 約款様式第2号 職員が育児休暇を取得した 『掛金納付対象職員届』にて報告 『被共済職員加入届』にて報告 『共済契約者間継続職員異動届』にて報告 変更のあった翌年度の『掛金納付対象職員届』にて報告 『共済契約対象(外)施設等異動届』にて報告 『共済契約対象(外)施設等異動届』にて報告 変更のあった翌年度の『掛金納付対象職員届』にて報告 変更のあった翌年度の『掛金納付対象職員届』にて報告 4月1日現在の被共済職員の在籍状況及び従業状況を報告する 職員を新規に採用した 職員が退職した (職員が加入要件を満たさなくなった) 職員が法人内の契約対象外施設に異動した 職員が法人内の契約対象外施設から異動してきた 職員の氏名が変わった (退職手当金を請求したい)

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17 共済会の退職手当金請求書の流れ 機構の退職手当金請求書の流れ 退 職 者 共 済 契 約 者

15.退職手当金の請求

退職手当金の請求は機構の「退職手当金請求書・被共済職員退職届」と同時に提出 してください。 この退職手当金は退職金扱いとなりますので、「退職所得の受給に関する申告書・ 退職所得申告書」を併せて提出する必要があります。 【書類の流れ】・・・ 退職者 ⇒ 共済契約者 ⇒ 共済会(県社協) 【提 出 書 類】・・・ 退職手当金請求書、 退職所得の受給に関する申告書・退職所得申告書(様式第7号)

16.退職手当金の支給決定及び送金

退職手当金の決定は速やかに行っていますが、機構から共済契約者に通知される「支 給決定状況報告」を共済会に送付していただいた後の決定となりますので、日時を要 します。従って、共済契約者からの「支給決定状況報告」送付後1ヶ月あまりとなる ことを退職者へ予めお伝えください。 共済会(県社協)は、共済契約者から送付される「支給決定状況報告」にもとづき、 退職手当金の支給を決定し、共済契約者へ「退職手当金決定通知書」(様式第8号)を もって通知するとともに、共済契約者が指定した預金口座に退職手当金を送金します。 共済契約者は、退職者に送金の通知をするとともに退職所得の源泉徴収票・特別徴 収票を送付し、共済会(県社協)から送金された退職手当金から所得税等を源泉徴収 後、退職者へ送金します。 独立行政法人 福祉医療機構 共済会 (県社協)

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共済会の退職手当金及び書類の流れ 機構の退職手当金及び書類の流れ 税務手続きの流れ 退職手当金の通知、送金 源泉徴収票・特別徴収票 【書類の流れ】・・・共済契約者 ⇒共済会(県社協) ⇒ 共済契約者 ⇒ 退職者 【送 付 書 類 】・・・支給決定状況報告・退職手当金決定通知書(様式第8号)、 源泉徴収票・特別徴収票 退職者の手続き

17.税の納付

共済契約者は、税金を源泉徴収した場合には、原則として翌月 10 日までに納付しな ければなりません。所得税は税務署へ、特別徴収税は市町村へ納付してください。 なお、課税された方の中には、確定申告することにより還付金が支払われる場合が まれにありますので、その旨をお伝えください。

18. 「退職所得の受給に関する申告書・退職所得申告書」と

「源泉徴収票・特別徴収票」

退職者が機構から源泉徴収票を受け取った場合は、共済契約者に速やかに提出して もらうようにしください。源泉徴収義務者である共済契約者は、共済契約者が保管する 共済会宛の「退職所得の受給に関する申告書・退職所得申告書」に添付し、10年間 保管してください。 所得税の納付 源泉徴収後の退職手当金の通知、送金 源泉徴収票・特別徴収票 支給決定状況報告 退職手当金決定通知書、送金 源泉徴収票・特別徴収票 特別徴収税の納付 ※課税の場合は、1ケ月 以内に源泉徴収票・特別 徴収票を提出のこと 市 町 村 機 構から の源泉 徴 収 票 ・ 特 別 徴 収 票 (写)を提出 退 職 者 税 務 署 共 済 会 (県社協) 独立行政法人 福祉医療機構 共済契約者 支給決定状況報告 (写し)

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退職手当金計算基礎額表

(単位:円) 退職前6ヶ月間の平均本俸月額 計算基礎額 退職前6ヶ月間の平均本俸月額 計算基礎額 ~ 73,999 62,000 205,000 ~ 219,999 205,000 74,000 ~ 85,999 74,000 220,000 ~ 234,999 220,000 86,000 ~ 99,999 86,000 235,000 ~ 249,999 235,000 100,000 ~ 114,999 100,000 250,000 ~ 264,999 250,000 115,000 ~ 129,999 115,000 265,000 ~ 279,999 265,000 130,000 ~ 144,999 130,000 280,000 ~ 299,999 280,000 145,000 ~ 159,999 145,000 300,000 ~ 319,999 300,000 160,000 ~ 174,999 160,000 320,000 ~ 339,999 320,000 175,000 ~ 189,999 175,000 340,000 ~ 359,999 340,000 190,000 ~ 204,999 190,000 360,000 ~ 360,000

支給乗率表

(普通退職の場合)

被共済 職員期間 退 職 日 被共済 職員期間 退 職 日 平成 28 年 3 月 31 日以前 平成 28 年 4月 1 日以降 平成 28 年 3 月 31 日以前 平成 28 年 4月 1 日以降 1年 0. 54 0. 5220 26 年 31. 725 30. 5370 2年 1. 08 1. 0440 27 年 33. 075 31. 9290 3年 1. 62 1. 5660 28 年 34. 425 33. 3210 4年 2. 16 2. 0880 29 年 35. 775 34. 7130 5年 2. 70 2. 6100 30 年 37. 125 36. 1050 6年 4. 05 3. 1320 31 年 38. 25 37. 1490 7年 4. 725 3. 6540 32 年 39. 375 38. 1930 8年 5. 40 4. 1760 33 年 40. 5 39. 2370 9年 6. 075 4. 6980 34 年 41. 625 40. 2810 10 年 6. 75 5. 2200 35 年 42. 75 41. 3250 11 年 7. 992 7. 7256 36 年 43. 875 42. 3690 12 年 8. 784 8. 4912 37 年 45. 0 43. 4130 13 年 9. 576 9. 2568 38 年 46. 125 44. 4570 14 年 10. 368 10. 0224 39 年 47. 25 45. 5010 15 年 11. 16 10. 7880 40 年 48. 375 46. 5450 16 年 11. 952 13. 3893 41 年 49. 5 47. 5890 17 年 12. 744 14. 6421 42 年 50. 625 48. 6330 18 年 13. 536 15. 8949 43 年 51. 75 49. 5900 19 年 14. 328 17. 1477 44 年 52. 875 49. 5900 20 年 18. 9 20. 4450 45 年 54. 0 49. 5900 21 年 19. 98 22. 1850 46 年 55. 125 49. 5900 22 年 21. 06 23. 9250 47 年 56. 25 49. 5900 23 年 22. 14 25. 6650 48 年 57. 375 49. 5900 24 年 23. 22 27. 4050 49 年 58. 5 49. 5900 25 年 30. 375 29. 1450 50 年 59. 625 49. 5900 51 年 60. 0 49. 5900 注)1.支給乗率は、49.590 が上限です。(平成 28 年 4 月 1 日以降) 2.業務上の傷病、業務上の死亡による退職の場合は、上記表より高い支給乗率が適用されます。 3.平成 28 年 3 月 31 日以前加入者は、退職理由によって上記表より高い支給乗率が適用される ことがあります。

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退職手当金の計算例

機構では、平成 28年4月1日の共済法一部改正により、退職手当金の算定については経 過措置が設けられています。また共済会では、被共済職員期間(在籍有効期間)に応じた 独自支給額を設け、支給しています。 例1) 平成 20 年 4 月 1 日以降に加入し、退職した場合 ① 8 年間勤務して平成 28 年 3 月 31 日に普通退職(共済会加入期間も 8 年) 退職時給与 200,000円 独)福祉医療機構 共 済 会 被共済職員期間 8 年 8 年 計算基礎額(A) 190,000円 - 退職時給与-計算基礎額(B) - 10,000円 支給乗率(C) 5.400 5.400 独自支給額(D) ― 10,000円 退職手当金 1,026,000円 64,000円 ※ 支給乗率(C)は、P19「平成 18 年4月1日以降」の被共済職員期間 8 年の支給乗率 ※ 独)福祉医療機構の算出=(A)×(C) ※ 共済会の算出 =(B)×(C)+(D) ② 15年間勤務して平成35 年 3 月 31 日に普通退職(共済会加入期間は 10 年) 退職時給与 290,000円 独)福祉医療機構 共 済 会 被共済職員期間 15 年 10年 計算基礎額(A) 280,000円 - 退職時給与-計算基礎額(B) ― 10,000円 支給乗率(C) 10.788 5.220 独自支給額(D) ― 15,000円 退職手当金 3,020,640円 67,200円 独立行政法人福祉医療機構の被共済職員期間と、共済会の被共済職員加入期間が異なる場 合は、支給乗率が変わりますのでご注意ください。

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21 例2) 平成 28 年 3 月 31 日以前に加入し、平成 28 年 4 月 1 日以降に退職した場合 ① 40年間勤務して平成 35 年 3 月 31 日に普通退職(共済会加入期間も40年) 退職時給与 380,000円 ・ 改正前の平成 28 年 3 月 31 日に退職したとする被共済職員期間(33 年)で計算 独)福祉医療機構 共 済 会 被共済職員期間 33年 33年 計算基礎額(A) 360,000円 - 退職時給与-計算基礎額(B) - 20,000円 支給乗率(C) 40.5 40.5 独自支給額(D) - 25,000円 退職手当金 14,580,000円 835,000円 ※ 支給乗率(C)は、P19「平成 28 年 3 月 31 日以前」の被共済職員期間33 年の 支給乗率となる ・ 改正後の支給乗率で試算した場合 平成 35 年 3 月 31 日に退職した被共済職員期間(40 年)で計算 独)福祉医療機構 共 済 会 被共済職員期間 40年 40年 計算基礎額(A) 360,000円 - 退職時給与-計算基礎額(B) - 20,000円 支給乗率(C) 46.545 46.545 独自支給額(D) - 25,000円 退職手当金 16,756,200円 955,900円 ※ 支給乗率(C)は、P19「平成 28 年 4 月 1 日以降」の被共済職員期間40 年の 支給乗率 機構の改正後支給乗率で試算した退職手当金の支給額の方が、改正前支給乗率の試算よ りも多いため、改正後支給乗率の計算方法が選択されます。従って、共済会も改正後支給 乗率に基づいた計算方法で支給します。 ― 経過措置 ― 独立行政法人福祉医療機構は改正前と改正後の支給乗率でそれぞれ試算し、両者を比 較して多い方の額が支給されます。したがって共済会では独立行政法人福祉医療機構で 支給された額の計算方法に基づき退職手当金を算定します。

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共済契約者間異動に伴う被共済職員期間の合算について

例1) 共済会加入法人間 の異動の場合

継続異動時の手続きは、機構へ提出する『約款様式第8号 共済契約者間継続職員異動 届』のみで結構です。【写しを共済会へ送付】 平成25年4月1日加入 平成40年3月31日退職 退職手当金の請求 福祉医療機構 (共済法) 被共済職員期間:15年 共済会 共済会 加入法人 6ケ月 共済会加入法人 14年 6ケ月 平成25年10月1日 継続異動 平成40年3月31日退職 退職手当金の請求 <退職手当金請求に係わる被共済職員期間について> 福祉医療機構 共 済 会 加 入 日 平成25年 4月 1日 平成25年 4月 1日 継 続 異 動 日 平成25年10月 1日 平成25年 10月 1日 退職日 平成40年 3月31日 平成40年 3月31日 被 共 済 職 員 期 間 15年 0ヶ月 15年 0ヶ月 ※ 被共済職員期間が通算され、共済会と機構の被共済職員期間は同じになります ※ 退職手当金算出の計算年数は、端数月を切り捨てた 15 年となります (15年 0 ケ月の間、10日以下の月がなかったものと仮定) 機構では、共済契約者間の職員の一日の空白もない継続異動と、共済契約者に 1年以上勤務したのち退職し、その際機構に退職手当金を請求せず合算を申し出た 職員が、3 年以内に従前の法人に改めて復職、又は共済契約者となっている新たな 法人に採用された場合の、異動前後の被共済職員期間を合算することが可能です。 共済会における合算の考え方は前述の機構と同様です。ただし、共済会は任意加 入の制度ですから、当該法人が共済会の加入法人であるか否かによって手続きが異 なります。 以下に異動例を示していますので、参考の上、手続きを行ってください。

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例2) 共済会未加入法人 から 共済会加入法人 への異動の場合

継続異動時の手続きは、機構へ提出する『約款様式第8号 共済契約者間継続職員異動 届』のみで結構です。 平成2年4月1日加入 平成29年12月20日退職 退職手当金の請求 福祉医療機構 (共済法) 被共済職員期間:27年 9ケ月 共済会 共済会未加入法人 16年 共済会加入法人 11年 9ケ月 平成18年4月1日 継続異動 平成29年12月20日退職 退職手当金の請求 <退職手当金請求に係わる被共済職員期間について> 福祉医療機構 共 済 会 加 入 日 平成 2年 4月 1日 平成18年 4月 1日 退 職 日 平成29年12月20日 平成29年12月20日 被 共 済 職 員 期 間 27年 9ケ月 11年 9ケ月 ※ 共済会と機構の被共済職員期間が異なります ※ 退職手当金算出の計算年数は、端数月を切り捨てた年数となります (27年9ケ月の間、10日以下の月がなかったものと仮定)

例3) 共済会加入法人 から 共済会未加入法人(または県外法人)への異動の場合

継続異動時の手続きは、機構へ『約款様式第8号 共済契約者間継続職員異動届』を提出 する際、共済会へは『様式第7号 退職手当金請求書』を提出してください。 平成20年5月1日加入 平成42年3月31日退職 退職手当金の請求 福祉医療機構 (共済法) 被共済職員期間:21年11 ケ月 共済会 共済会加入法人 10年 2ケ月 共済会未加入法人(または県外法人へ異動) 11年 9ケ月 平成30年7月1日継続異動 共済会へ退職手当金の請求 <退職手当金請求に係わる被共済職員期間について> 福祉医療機構 共 済 会 加 入 日 平成20年 5月 1日 平成20年 5月 1日 退 職 日 平成42年 3月31日 平成30年 6月30日 被 共 済 職 員 期 間 21年11ケ月 10年 2ケ月 ※ 異動前までの平成30年6月30日をもって退職扱いとなります ※ 退職手当金算出の本俸月額は、異動前6ケ月の給与の平均となります ※ 退職手当金算出の計算年数は、端数を切り捨てた10年となります (10年2ケ月の間、10日以下の月がなかったものと仮定)

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例4) 継続異動を繰りかえした場合

異動先の法人が、共済会に加入している場合は、『約款様式第8号 共済契約者間継続職 員異動届』を提出するだけで、すべて被共済職員期間が合算されますが、未加入法人へ異動 する場合は、例3の手続きをしてください。 平成19年4月1日加入 平成29年4月30日退職 退職手当金の請求 医療機構 (共済法) 被共済職員期間:10年1ケ月 共済会 共済会加入法人 2年 共済会未加入法人 3年 共済会加入法人 5年 1 ケ月 平成21年4月1日継続異動 共済会へ退職手当金の請求 平成24年4月1日 継続異動 平成29年4月30日退職 共済会へ退職手当金の請求 <退職手当金請求に係わる被共済職員期間について> 福祉医療機構 共済会 1回目 共済会 2回目 加 入 日 平成19年 4月 1日 平成19年 4月 1日 平成24年 4月 1日 退 職 日 平成29年 4月30日 平成21年 3月31日 平成29年 4月30日 被共済職員期間 10年 1 ケ月 2年 5年 1ケ月 ※ 共済会では、通算しません ※ 都度、それぞれの被共済職員期間で算出した退職手当金をお支払いします ※ 退職手当金算出の計算年数は、端数月を切り捨てた年数となります (それぞれの被共済職員期間の間、10日以下の月がないと仮定)

例5) 共済会発足前から機構に加入、発足時すぐに共済会へ加入した法人の場合

昭和43年4月1日加入 平成29年9月30日退職 福祉医療機構 (共済法) 被共済職員期間:49年6ケ月 共済会 共済会 未発足期間 2 年 共済会加入法人 47年6ケ月 昭和45年4月1日加入 (共済会発足) 平成29年9月30日退職 共済会規程第30条(被共済職員期間の特例)により、共済法による共済契 約が締結されており、かつ共済会の共済契約が、発足日をもって締結されてい る法人の場合は、発足日の前日までにかかる共済法による被共済職員期間に相 当する年数を共済会の被共済職員期間に加えるものとします。

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25 <退職手当金請求に係わる被共済職員期間について> 独立行政法人福祉医療機構 共 済 会 加 入 日 昭和43年 4月 1日 昭和45年 4月 1日 退 職 日 平成29年 9月30日 平成29年 9月30日 被 共 済 職 員 期 間 49年 6ケ月 49年 6ケ月 ※ 本来、被共済職員期間は47年6ヶ月となるところですが、49年6ヶ月として退職 手当金の算出をします (49年6ケ月の間、10日以下の月がなかったものと仮定) ※ 退職手当金算出の計算年数は、端数月を切り捨てた49年となります

例6) 合算による異動

① 共済会加入法人~同一法人に復帰または他の共済会加入法人に合算異動 平成19年4月1日 加入 平成28年9月30日 合算申出(退職) 平成31年4月1日 加入 平成35年6月30日退職 (退職手当金請求) 福祉医療機構 (共済法) 被共済職員期間 9年 6ヶ月 ブランク 3年以内 被共済職員期間 4年 3ケ月 共済会 共済会加入法人 9年 6ケ月 共済会加入法人 4年 3ケ月 (退職手当金を 受け取らない) 平成31年4月1日 加入 平成35年6月30日退職 (退職手当金請求) <退職手当金請求に係わる被共済職員期間について> 福祉医療機構 共 済 会 加 入 日 平成19年 4月 1日 平成19年 4月 1日 退 職 日 平成35年 6月30日 平成35年 6月30日 被 共 済 職 員 期 間 13年 9ケ月 13年 9ケ月 ※ 被共済職員期間が通算され、共済会と機構の被共済職員期間は同じになります ※ 退職手当金算出の計算年数は、端数月を切り捨てた13年となります (13年9ケ月の間、10日以下の月がなかったものと仮定) 平成28年度より、退職手当金を請求せずに合算を申出た上で退職し、その 日から起算して 3 年以内に、再び被共済職員になった場合は、異動前後の被共 済職員期間を合算することができるようになりました。 基本的に、手続き方法は継続異動の場合と同じ考え方です。 以下の合算パターンに従って、手続きを行ってください。 (平成28年3月 31 日以前に退職された方は2年以内です。)

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② 合算後に共済会未加入法人(または県外法人)に異動 平成19年4月1日 加入 平成21年9月30日 合算申出(退職) 平成23 年4月1日 加入 平成 29 年6月30日退職 (退職手当金請求) 福祉医療機構 (共済法) 被共済職員期間 2年 6ケ月 ブランク 3 年以内 被共済職員期間 6 年 3ケ月 共済会 共済会加入法人 2年 6ケ月 共済会未加入法人 (または県外法人) 6 年 3ケ月 (退職手当金を 受け取らない) 平成23 年4月1日加入 (退職手当金請求) 平成28年6月30日 退職 福祉医療機構 共 済 会 加 入 日 平成19年 4月 1日 平成19年 4月 1日 退 職 日 平成29年 6月30日 平成21年 9月30日 被 共 済 職 員 期 間 8年 9ケ月 2年 6ケ月 ※ 3年以内に復職しなかった、いわゆる“合算切れ“の場合も同様の扱いになります ※ 請求時期に注意のこと ③ 共済会未加入法人~共済会加入法人へ合算異動 平成 19 年4月1日 加入 平成21 年 9 月30 日 平成23年4月1日 合算申出(退職) 加入 平成 29 年6月30日退職 (退職手当金請求) 福祉医療機構 (共済法) 被共済職員期間 2年 6ケ月 ブランク 3 年以内 被共済職員期 6 年 3ヶ月 共済会 共済会未加入法人 2年 6ケ月 共済会加入法人 6 年 3ヶ月 平成 23 年4月1日 加入 平成29年6月30日退職 (退職手当金請求) 福祉医療機構 共 済 会 加 入 日 平成19年 4月 1日 平成23年 4月 1日 退 職 日 平成29年 6月30日 平成29年 6月30日 被 共 済 職 員 期 間 8年 9ケ月 6年 3ケ月 ①の場合は、合算の前後の被共済職員期間を通算( + )、 ②③の場合は、それぞれ共済会に加入している被共済職員期間( の 部分)をもとに、退職手当金を算出します。 また、①で合算した被共済職員期間に端数月が生じた場合には、その端数 月を切り捨てた年数で算出します。 なお、②については退職手当金の請求時期に注意が必要です。

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様式第7号 退職手当金請求書 ダウンロードの仕方

共済会の届出様式(退職手当金請求書)は、社会福祉法人島根県社会福祉協議会のホー ムページからダウンロードできますので、下記手順にてご利用ください。

① インターネットで

島根県社会福祉協議会を検索

http://www.fukushi-shimane.or.jp

② 共済会(退職共済)

をクリック

③ 加入等の手続き

をクリック

④ 退職手当金請求書

をクリック

島根県社会福祉協議会 検索

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請求者

退職者

について

退職理由等

について

送金先

について

<合算の有無> 請求の場合には“無“になります。 ※ 過去に合算申出をしたか どうかではありません。 共済会の被共済期間を記入してく ださい。 ※ 機構と異なる場合があります。 松江市〇〇町 XX-X 社会福祉法人 XX 福祉会 理事長 ** ** (0852)△△-XX〇〇 320XXX 001 〇〇苑 00001 島根 県太 00 X X 機構の共済契約者番号、施設番号、職員番号を記入してください。 分からない場合は、『掛金納付対象職員届』でご確認ください。 ※ 互助会の番号とは違います。 福)XX 福祉会 〇〇苑 共済会で登録している、法人名義の口座を 記入してください。 ※ 変更する場合は、ご連絡願います。

退職手当金請求書の記入について

請求者は 法人です。 <退職理由> 通常の退職は“①”になります。(機構に提出する請求書と同じ番号です)

(31)

29

俸給表

ついて

退職した月以前6ケ月の本俸月額を記入してください。 ① 雇用契約に基づく格付本俸です。 ② 退職日が末日でない場合、その月の本俸を除きます。 ③ 実際の支給額ではありません。 ④ 業務に従事した日が 10 日以下の場合は、その月の本俸を除きます。 ⑤ 育児休業期間は、出勤したものとみなし、記入してください。

― 提出にあたって ―

「機構」の「退職手当金請求書・被共済職員退職届」と一緒に提出してください。 ただし、被共済期間が1年未満及び合算申出 “有” で退職届のみ「機構」へ届出する場合、 この様式を提出する必要はありません。

― お願い ―

この退職手当金は、「機構」の退職手当金支給決定を確認後に手続きをしますので、共済契 約者へ送金するまでに日数がかかります。退職者へその旨お伝えください。

― 様式 ―

P53~54 をコピーしていただくか、県社協のホームページよりダウンロードしてください。 (http://www.fukushi-shimane.or.jp) 6ケ月の 平均本俸。 (端数は 切り上げ ます) 調整額がある場合は、手当名と金額を記入。

(32)

(死亡退職の場合は、申告書の提出は不要です)

退職者 氏 名 法人住所 退職者 現住所 退職した年の 1 月1日現在の住所 法人名称 申告書の勤続年 数は端数切り上 げです。 (5 年1ケ月 ⇒6年) A 欄:共済会について ① 退職日を記入 ② 在職中に障害者となり退職した場合には、“障害” それ以外は“一般”に〇、また退職した年の 1 月 1 日現在生活保護を受けている場合は“有”、それ以外 は“無”に〇をする。 ③ 共済会の加入期間を記入 ※ 継続異動による退職手当金請求の場合は、A 欄 のみ記入 B 欄:機構について ④ 機構の加入期間を記入 ⑤ ③と④の通算期間を記入 ※ 機構以外に退職手当金がある場合に も記入 ※ 継続異動による退職手当金請求の場 合は、不要

退 職 所 得 申 告 書 の記入について

P32“申告書の書き方”を参考に記入してください

C・D 欄

について

押印を忘れずに。 申告書の訂正は、 退職者印が必要 です。 前年 4 年以内に 退 職 金 の 支 払 を 受 け た 事 が あ る 場合 前 に 受 け た 退 職 金の勤続期間が、 A 又 は B 欄 の 勤 続 期 間 の 全 部 又 は 一 部 を 通 算 し ている場合

A・B 欄等

について

(33)

31

E欄

について

E-B欄 ・ 機構及び共済会から退職手当金を受ける前に、 退職手当金を受けた場合には、あらかじめ記入 しておいてください。 (源泉徴収票・特別徴収票を貼付) ・ 退職者から、機構の退職所得の源泉徴収票・ 特別徴収票の写しを受領後、内容を記入のう え、貼付してください。 E-C欄 C欄を記入した(4 年以内に退職手当 金を受けた)場合は詳細を記入 Bに関する 退職所得の 源泉徴収票・特別徴収票 を貼付

― 提出にあたって ―

「機構」の「退職手当金請求書・被共済職員退職届」と一緒に提出してください。 ただし、退職手当金を請求しない場合(被共済職員期間が一年未満の場合)または死亡 退職の場合は、この様式を提出する必要はありません。

― お願い ―

本来なら、E欄も退職者が記入すべきところですが、この様式を提出する際、機構から受け 取る退職手当金額が決定していないため、退職者から受け取った退職所得の源泉徴収票・ 特別徴収票を基に法人が書き加え、この様式に貼付のうえ、10 年間保管してください。

― 様式 ―

P53~54 をコピーしていただくか、県社協のホームページからダウンロードしてください。 (http://www.fukushi-shimane.or.jp)

(34)

申 告 書 の 書 き 方

1 「①」欄には、退職年月日(会社の役員等の退職手当等で、株主総会等の決議を要するものは、その決議により支払を受け る金額が具体的に定められた年月日)を記載します。 2 「②」欄には、在職中に障害者となったことに直接基因して退職した人は、「障害」を○で囲み、( )内に障害の状態、身 体障害者手帳の交付年月日等を記載します。その他の人は「一般」を○で囲みます。 また、その年1月1日現在で生活保護法による生活扶助を受けている人は、生活扶助の「有」を、その他の人は「無」を○ で囲みます。 3 「③」欄には、この申告書を提出して今回支払を受ける退職手当等についての勤続期間とその年数(1年未満の端数は切上 げ)を記載します。 この場合、勤続期間は、原則としてその支払者のもとで引き続き勤務した期間(その支払者から前に退職手当等の支払を 受けている場合には、前の退職手当等の計算の基礎となった勤続期間の末日以前の期間を除きます。)によります。ただし、 次の期間がある場合には、その期間を加えた期間によります。 (1) その支払者から受けた前の退職手当の計算の基礎となった勤続期間で、今回の退職手当等の計算の基礎となる勤続期間 に通算された期間 (2) 一時他に勤務していたなどのため、その支払者のもとでの勤務が中断した人の、その中断前に引き続き勤務した期間(一 時他に勤務することとなった際に、その支払者から退職手当等を受けなかった場合に限ります。) (3) 他に勤務していた期間(その支払者のもとで勤務しなかった期間に限ります。)で、今回の退職手当等の計算の基礎とな る期間に通算された期間 4 「④」欄には、本年中に支払を受けた他の退職手当等についての勤続期間を上記3の方法で計算して記載します。 5 「⑤」欄には、「③」欄と「④」欄の勤続期間について、重複する部分は二重に計算しないように通算した勤続期間とその 年数(1年未満の端数は切上げ)を記載します。 6 「⑥」欄には、前年以前4年内(その年に確定拠出年金法に基づく老齢給付金として支給される一時金の支払を受ける場合 には、14 年以内)に支払を受けた退職手当等(以下「4年内の退職手当等」といいます。)がある場合に、その4年内の退 職手当等についての勤続期間を記載します。 ただし、4年内の退職手当等の収入金額がその退職手当等についての退職所得控除額に満たなかったときは、その4年内 の退職手当等の収入金額に応じ、その4年内の退職手当等についての勤続期間の初日から次表の算式によって計算した数(小 数点以下の端数は切捨て)に相当する年数が経過する日までの期間を記載します。 4年内の退職手当の収入金額 算式 800 万円以下の場合 その収入金額÷40 万円 800 万円を超える場合 (その収入金額-800 万円)÷70 万円+20 7 「⑦」欄には、「③」欄又は「⑤」欄の勤続期間のうち、「⑥」欄の勤続期間と重複している期間を記載します。 8 「⑧」欄又は「⑨」欄には、「③」欄又は「④」欄の勤続期間のうち、その勤続期間に通算された前の退職手当等について の勤続期間(3 の(1)又は(3)の期間((3)の期間については、その「他」の勤務先から前に退職手当等の支払を受けている場 合に限ります。))とその年数(1年未満の端数は切捨て)を記載します。 9 「⑩」欄には、「⑤」欄の勤続期間のうち、「⑧」欄又は「⑨」欄の勤続期間だけからなる部分の期間とその年数(1年未満 の端数は切捨て)を記載します。

(35)

33

退職所得の源泉徴収票と特別徴収票

1. 提出義務者 「退職所得の源泉徴収票」を提出しなければならないのは、退職手当金を支払う共済契約 者となります。ただし、死亡退職により退職手当金を支払った場合は、相続税法の規定による 「退職手当金等受給者別支払調書」を提出することになりますので、この場合には「退職所得の 源泉徴収票」と「特別徴収票」は提出する必要はなく、所得税は課税されません。 2. 提出の範囲 「退職所得の源泉徴収票」と「特別徴収票」は、その年に支払の確定した退職手当金につい てすべての受給者分を作成する必要があります。しかし、このうち税務署と市区町村へ提出しな ければならないのは、受給者が法人の役員であるものだけで、役員以外の従業員のものは提出 する必要はありません。この場合の役員には相談役、顧問その他これらに類する者が含まれま す。 なお、「退職所得の源泉徴収票」と「特別徴収票」は、提出範囲にかかわらず、すべての受給 者に交付しなければなりません。 また、受給者に交付する「退職所得の源泉徴収票」と「特別徴収票」は1枚で両方を兼ねる 仕組みになっています。 3. 提 出 先 「退職所得の源泉徴収票」・・・税務署 「特別徴収票」・・・・・・・・・・・・・受給者の退職した年の1月1日現在の住所地の市区町村 (役員以外の方でも、特別徴収税をおさめられた場合は、 すべての方が対象となります)

(36)

退職所得の源泉徴収事務

1.退職者から「退職所得の受給に関する申告書」の提出を受けます。 2.申告書に記載されている勤続年数及び機構の在籍年数に基づいて退職所得控除額を計算し、 退職手当金の金額から退職所得控除額を控除した残額の2分の1に相当する金額(課税退職所 得金額)に応じて、「退職所得の源泉徴収税額の速算表」(P35参照)の「税額」欄に示されている 算式に従って税額を計算します。 3.退職手当金を支払う際にその税額を源泉徴収して納付します。 1) 退職所得の範囲 共済会の退職手当金は退職所得扱いとなります。 なお、死亡したことにより退職した人に支払う退職手当金は、通常その遺族の相続税の課税 対象となりますので、所得税は課税されません。 2) 退職所得控除額 退職手当金から控除する退職所得控除額は、機構に加入してから退職するまでの勤続年数 (被共済職員期間)に応じて、次のように定められています。 勤 続 年 数 退 職 所 得 控 除 額 20 年以下の場合 勤続年数×40 万円 20 年を超える場合 (勤続年数-20 年)×70 万円+800 万円 ※ 勤続年数に端数がある場合には、その端数を切り上げて1年とします。 (例:21 年 3 ヶ月 ⇒ 22 年) ※ 計算した退職所得控除額が 80 万円未満の場合には、80 万円とします。 ※ 障害になったことに直接起因して退職した場合には、一般の退職の場合の金額に一律 100 万円を加算した金額を退職所得控除とします。 3) 税額の求め方 注) このサンプルは「退職所得の受給に関する申告書」が提出されている場合の例ですが、 この申告書が提出されていない場合には、退職手当金の金額に 20.42%を乗じた税額を 源泉徴収することになりますので、必ずこの申告書を受けてください。 なお、この申告書は、源泉徴収義務者である共済契約者が保管することになっており、 特に税務署長から提出を求められた場合以外は、税務署へ提出する必要はありません。 (1)被共済職員期間 昭和 62 年 4 月 1 日加入~平成 28 年 12 月 31 日退職 (2)退職手当金 1,800万円 (3)退職の理由 定年退職 サンプル

参照

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