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た 様々な意見を出しながら, より広い視野で課題について考えられるようにしたい 最終的には過去の友達との関わりを振り返り, 友達との関わりに大切なことは何か考えさせたい 4 研究主題との関連 (1) 保健安全との関連 保健安全 心身の発育, 発達, 病気や異常など自の健康状態を把握し, 健康を保持増

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Academic year: 2021

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第2学年 組 道徳学習指導案

指導者 T1 ○○ ○○ T2 ○○ ○○ 1 主題名 人間愛・思いやり 2-(2) 2 資料名 「中学生,高校生の心の叫び」(出典 インターネットより) (出典 いじめ・自殺・遺書)子どものしあわせ編集部 3 主題設定のねらい (1)ねらいとする価値について 内容項目2-(2)は,主として他の人とのかかわりに関することで,「温かい人間愛の精神を 深め,他の人々に対し思いやりの心をもつ。」ことをねらいとしている。 温かい人間愛は,人間を尊重する精神,生命に対する畏敬の念に基づく人間理解を基盤として, 他の人に対する思いやりの心を通して具現化される。そこで指導に当たっては,単に思いやりの 大切さに気付かせるだけでなく,全ての人間がかけがえのない存在であるということを自覚でき るようにする必要がある。そのためには,他の人の具体的な気持ちや声に耳を傾けることを通し て,思いやりの心や人間愛を育みたいと考えている。 (2)生徒の実態(在籍36人) 平成27年9月2日実施 本学級の生徒は穏やかで物静かな生徒が多い。人を思いやる気持ちはあるが,積極的に声をか けたり,働きかけたりすることは少ない。しかし宿泊学習の班決めでは,皆が班に入れるように 配慮する様子も見られ,周囲の働きかけや明確な目的があれば思いやりが行動面に表れることも ある。最近では,教師が声かけを続けることで,日常生活の中にも思いやりのある行動が見られ るようになってきている。 アンケート結果からは,「友人と上手に付き合っていくためには,思いやりが必要だ」と考えて いる生徒が多いことが分かる。しかし,学校生活の中で相手の気持ちを考えず,笑ってしまった 経験がある生徒もいる。クラスの半数に近い生徒が笑われて嫌だった経験があり,無意識のうち に嫌な思いをさせていたかもしれないことに気付かせ,あらためて友人との付き合い方について 考えさせたい。 (3)資料について 本資料では,友人に笑われ,ばかにされた中学生の声が赤裸々に語られている。生徒たちが, この声や実体験に触れることで,日常に潜む何気ない言葉や態度が人を傷つけてしまうことに気 付くことができると考えた。また,他者への思いやりの大切さに気付くだけでなく,命の大切さ を考えることで人間を尊重する精神,生命に対する畏敬の念に基づく人間理解につながると考え アンケート調査結果 実施 34人 質問 答え 1 あなたが思わず笑っ てしまう場面を次の中 から選んでください。 (複数回答) ・友達がおもしろいことをしたとき (28人) ・おもしろい内容のテレビを見たとき (26人) ・部活で友達が失敗したとき (11人) ・授業中に発表した友達が間違えたとき ( 6人) ・その他(アニメを見て,小説を読んでなど) ( 3人) 2 今までに笑われて嫌 だった場面はあります か。 ・ある (16人) (言い間違いをしたとき,転んだとき,失敗をしたときなど) ・ない (18人) 3 友人と上手に付き合 っていくために大切な ことは何だと思います か。 ・相手の気持ちを考える。 ・されていやなことは友達にしない。 ・信頼を大切にする。 ・あいさつをする。 ・思いやりをもつ。

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た。様々な意見を出しながら,より広い視野で課題について考えられるようにしたい。最終的に は過去の友達との関わりを振り返り,友達との関わりに大切なことは何か考えさせたい。 4 研究主題との関連 (1)保健安全との関連 【保健安全】 心身の発育,発 達,病気や異常な ど自分の健康状態 を把握し,健康を 保持増進できるよ うにする。 保(1) 【保健体育】(知) 心身の機能と心の健康につ いて理解できるようにする。 (1) 【特別活動】(実) 自己及び他者の 個性の理解と責任 級(2)イ 【道徳】(心) 温かい人間愛の精神を深め, 他の人々に対し思いやりの心 をもつ。 2(2) (2)研究主題との関連 本校道徳部会では,研究主題「心身ともに健康で,安全な生活を送ることができる力を身に付 けた生徒の育成」を受けて,重点を「心身ともに健康で,信頼関係を育むことができる人間性豊 かな思いやりの心のある生徒の育成」とした。 本校の保健安全計画の目標は「心身の発育,発達,病気や異常など自分の健康状態を把握し, 健康を保持増進できるようにする。」である。その目標を達成するために保健体育では「心身の機 能と心の健康について理解できるようにする」を目標に,要求やストレスへの対処を学ぶ「上手 な断り方」という題材の授業を行った。特別活動では自己及び他者の個性の理解と責任をもって 行動できる生徒の姿を目指している。そのために道徳では,資料をもとに相手を思いやることの 大切さや,学校生活に潜む友人へのからかいや笑いを自ら感じ取り,正しい行動につなげていく 姿勢の獲得を目指す。そういった経験の積み重ねが温かい人間愛の精神を深め,他の人々に対し 思いやりの心をもつ生徒を育むことにつながると考え,本題材を設定した。 5 本時の学習 (1)ねらい 笑いが起きる場面について考えることで,相手の気持ちを想像し思いやる心を育てるとともに, 命の尊さについて考えることで,生命に対する畏敬の念に基づく人間理解を深める。 (2)本時における研究主題との関連 アンケート結果や蔑みの笑いによって苦しんでいる同世代の声をもとに,具体的に笑いの起き る場面を考えることで,実感を伴った理解を促したい。授業の途中ではグループ活動を取り入れ, 意見の交流を図る。笑いについて他の生徒の声を聞くことで,生徒一人一人に様々な意見や捉え 方があることを体感させたい。また本時ではTTの形式で授業を展開し,2名の教師の体験や考 えを投げかけることで生徒の活動に深まりをもたせる工夫をした。課題を通して,何気ない笑い や行動が友人にどのように受け止められているのかを考えさせ,生徒の他者を思いやり,行動す る姿勢につなげたい。 (3)準備・資料 ・アンケート結果 ・ワークシート ・「中学生,高校生の心の叫び」 ・「いじめと自殺」

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(4)展開 時間 学習活動及び主な発問 (○本発問・◎中心発問) 予想される 生徒の反応 教師の支援 (※研究主題との関連) T1 T2 5 分 12 分 10 分 1 アンケート結果から 笑いの起きる場面を確 認する。 2 班でアンケートと資 料を見て,「笑い」につ いて考える。 (1) 資料A,Bの下線 部にあてはまる言葉 を考える。 (2) アンケートにある 「笑い」を2つに分 ける。 (3) 資料Cを見て,見 えない「笑い」に気 付く。 ◎ 2つの場面をもとに 「笑う」ときの気持ち について考えよう。 ・相手のことをどう考え て笑っているのだろ う。 ・自分のクラスの 結果に興味をも っている。 ・共感している ・自分とは違う考 えに驚く ・ふざけて ・無視して ・笑って ・見て ・( )な笑い ・冷たい ・嫌な ・傷つく ・( )な笑い ・優しい ・温かな ・仲の良い ・笑いという言葉 は無いが,笑っ ている顔が想像 できる。 ・遺書だと分かり 驚く。 ・集団でばかにし て楽しんでい る。 Aの場面 ・お互いに楽しん でいる ・和やかな雰囲気 Bの場面 ・相手をばかにし ・具体的な笑いの場 面を提示して生 徒の興味・関心を 高め,意見が出や すい雰囲気作り をする。 ・インターネット上 に掲載されてい た中学生の文章 であることを伝 える。 ・いくつかの班に理 由を述べながら 分け方を発表さ せる。 ※資料Cを提示し て,グループで意 見を交換し,隠れ ている冷たい「笑 い」に気付かせ る。 ・Cの資料を書いた 生徒がその後自 殺したことを告 げる。 ・A温かい「笑い」 と,B冷たい「笑 い」の場面につい てワークシート を使って考えさ せる。 ・アンケートの結果を 提示し,生徒の様子 を観察する。 ・ヒントとして,2つ の下線部には同じ 意味の言葉が入る ことを伝える。 ・生徒から答えが出る ように,声かけを行 い,意見を引き出 す。 ・つまずきが見られる 班には活動内容の 確認をしたり,ヒン トを与えたりする。 ・意見がなかなか出な い場合は,資料Cの 場面を想像させ,い じめている側の表 情をイメージさせ る。 ・机間指導をしながら 班の活動が活発に なるように質問や 声かけをする。

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8 分 5 分 10 分 ・温かい「笑い」には何 が必要か。 3 自分の経験した「笑 い」について振り返り, ワークシートにまとめ る。 ○ 人を笑ってしまった 経験や,もしかすると 辛い思いをさせていた かもしれないという 「笑い」を思い出して みよう。 どうすればよかっただ ろう。 4 教師の体験を聞く。 5 今日の授業で考えた ことをワークシートに 書く。 ている ・冷やかしている ・思いやり。ばか にしないという 気持ち。 ・小学生の時に転 んだ友人を笑っ てしまった。 ・友人を無視して からかってしま った。 ・相手の気持ちを 考えればよかっ た。 ・自分の行動を振 り返れば良かっ た。 ・笑いの場面を探 している。 ・今日学んだこと に当てはめてい る。 ・自分勝手に何で も行動したらい けない。 ・まず相手の気持 ちを想像するの が大切。 ・思いやりをもた なくてはいけな い。 ※具体的な2つの 「笑い」に触れ, 冷たい「笑い」と 温かい「笑い」の 違いを考えさせ る。 ・席を元に戻し,自 分の気持ちと向 き合えるように する。 ・作業が進まない生 徒には,具体的な 場面を投げかけ, 活動ができるよ うに支援する。 ※笑いによって助 けられた話を聞 くことで,笑いの 大切さに気付か せたい。 ・「考えたこと」を 発表する生徒を 選んでおく。 ・数名の生徒に感想 を発表させるこ とで,考えを深め させる。 ・AとBの場面を比べ させて,温かい「笑 い」に大切なものを 想像させる。 ・経験談を含めながら 発問をし,生徒が具 体的に考えられる ようにする。 ・笑いによってつらい 気持ちが救われた 実体験を話す。 ・考えたことが表現で きない生徒には「こ れからどう生活す るべきか」や,「笑 いについてどう思 ったか」等,具体的 な声かけをして,振 り返りを促す。

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資料A もう嫌だ ばかにされ、 ・・・・ 毎日が辛い。 女子には、気持ち悪いと言われ・・・・ 中学 1 年 資料B 友達なんて ウザイ みんなみんな嫌いだ。 女は手紙のことぐらいで,先輩をよんでいじめる。 男は男で 人の特徴を馬鹿にして 楽しんでいる。 おまえら、何が楽しい? そんなに人のことを馬鹿にして 楽しい? 中学 2 年 資料C くつをかくされたりする。 うしろから押したりする。 大きい声で。 (中略) 「ちび、デブ、短足」とからだの欠陥をいう。 私がすぐ先生に告げ口すると言う。

参照

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