子どもの在宅医療研修会 つながりましょう・知りあいましょう〜医療・保健・教育・福祉の連携を目指して〜
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(2) ≪事業の実施に関する事項≫ (1) 事業実施内容 『子どもの在宅医療研修会』. つながりましょう・知りあいましょう. ~医療・保健・教育・福祉の連携を目指して~. 日程:平成28年 8月25日(木) 12:15受付開始. 13:00開演. 17:00終了. 場所:伊勢崎市 絣の郷 円形交流館(伊勢崎市昭和町1712-2) 講師:本間 千嗣 係長(伊勢崎市 福祉こども部 障害福祉課 障害福祉係) 渡辺 美緒 先生(群馬県立小児医療センター 神経内科部長) 参加者:約100名+運営スタッフ15名 参加者職種:看護師、教諭、保健師、行政(障害福祉課 等)職員・相談支援専門員・ 福祉サービス事業所職員・救命救急士・県議会議員・市議会議員・ 医療機器メーカー・幼稚園教諭・理学療法士・保護者. 等. 後援(名義後援):群馬県・伊勢崎市・伊勢崎市教育委員会・上毛新聞社 メディア掲載:上毛新聞(8 月 26 日付)・群馬経済新聞(9 月 1 日付) 協力団体:株式会社マルホン/フィリップス・レスピロニクス合同会社/株式会社るーと/ サンダーバード株式会社/ほっこりスマイル/ロリポップ/STEELTIC DESIGN/ NPO 法人ぐんまリユース食器センター/AHG (2) アンケート集計結果 別紙参照 (3) 事業実施の成果及び感想. 当日は、参加者・スタッフ合わせ 120 名程が参加し、多くの機関・団体からの後援、協力をいただき、盛大 に本研修会を開催することができた。 まず本間係長より「伊勢崎市における医療的ケア支援事業について」ご講演いただいた。医療的ケアの概 要をはじめ、なぜ、この「医療的ケア支援事業」という制度ができたか、行政に届いた声、制度ができるまでの 経緯、実際の利用方法等も分かりやすくお聞きすることができた。この内容の後援を依頼したのには、実際に この制度を知っている人が、当事者や保護者、学校や施設でとても少ないことを目の当たりにしたからであっ た。特に、参加してくださった訪問看護師ステーションの方々に知っていただくことで、この制度の周知が今 後広がっていくことが期待される。 また、平成28年6月3日に一部変更・施行された、児童福祉法のお話や、要医療的ケア児に対する、切れ 目ない支援の必要性を再確認することができ、お話の最後には「保健、医療、障害福祉、教育等の連携を 一層推進するよう努めたい。」という頼もしいお言葉を頂くことができた。 次に渡辺先生より、「小児の在宅医療と医療的ケア」についてご講演いただいた。小児の在宅医療の背 景・意義・在宅医療を要する子どもたちの特徴、支援者の協働等、詳しくお話いただいた後、実際の医療的.
(3) ケア(呼吸障害と栄養摂取を中心に)についてお話しいただいた。医療的ケアの実際については、医療関 係職種には当たり前のことであるが、行政・福祉・教育分野からの参加者にとっては、なかなか一から学ぶ機 会がなく、当事者やその保護者の根本的な理解に至らない、ということが日常で起こっていたため、渡辺先 生に依頼し、お話しいただいた。医療的ケアを行う目的、利点、注意点、成人との違い、実際の管理方法等 も詳しく知ることができ、多職種間での共通理解が促せたのではないかと感じる。渡辺先生がご講演の最後 にお話しされていた医療ケアを必要な子に対する連携。-『点を線に 線を面に』- 多職種間の連携の第 一歩が踏み出せる講演であったと感じる。 グループワークの前の休憩時間には、協力団体の紹介、同時開催である“子どもお役立ちグッズ体験”も 開催され、ブース展示や、在宅医療を行っている母親たちの会によるゼリーの配布、医療機器(在宅酸素・ 人工呼吸器)メーカーによる機器の展示も行われた。短い時間の中で大変にぎわい、また、新たな「つながり」 もたくさん生まれていたようだった。 グループワークでは、様々な職種でのグループを12グループ程つくり、「子どもの在宅医療に必要なこと」 を話しあった。漠然とした議題であるのには意図があり、このグループワークの一番の目的は、明確な答えを 出すことではなく、「つながる」ことであるということ。グループ作りも、参加者全員に絵カードを配布し、参加 者同士で、同じ絵カードの人を探し、グループになり、席の設定等もグループで行う、という行程をあえて用 意した。名刺交換が盛んにおこなわれ、有意義な時間を過ごすことができたという参加者がたくさんいた。 また、この研修会には、当事者、つまり医療的ケアを必要として暮らしている子どもたちと、その母親たちも 参加してくださった。グループワークには、母親たちも参加。グループによっては、母親が入っていないグル ープもあったが、全体を見てまわると、母親の入っているグループの方が、支援者のみのグループより、より 具体的な話し合いがされており、討論の量も多かった。さらに、グループワーク中には、前半でご講演してい ただいた渡辺先生と、当事者である小学生の子どもが、バギーに乗って会場をまわっていたが、参加者の 方々が優しく子どもに声をかけてくださっていたのが印象的であった。 小児等在宅医療に関する様々な研修会や協議会、勉強会などに参加すると、支援者・専門職同士の会 が圧倒的に多い。しかし、「お母さん視点」があると、内容がぐっと具体的なものになり、より、支援の根本を 見直すことができるのではないかと感じる。具体的なニーズが分からなければ討論する内容も浅いものにな ってしまうのだ。 本研修のサブタイトルである「つながりましょう・知りあいましょう~医療・保健・教育・福祉の連携を目指し て~」。つながること・知り合うこと - 本研修の中で、たくさんのつながりとお互いの立場の理解がうまれ た。医療・保健・教育・福祉の連携においては、スタートを切れたのではないかと感じる。ここから・この「つな がり」から、各支援機関、分野が連携し、未来ある全ての子どもたちが地域で、安心して、よりよく生きていけ るよう、今後も努力していきたい。. 本研修会は公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成により開催しました。深く御礼申し上げ ます。.
(4) 別紙 子どもの在宅医療研修会. アンケート集計. ≪参加者99名、うち回収枚数66枚、回答率67%≫ ◎年齢 20代…6人(9%) 30代…15人(23%) 40代…25人(38%) 50代…18人(27%) 60代以上…2人(3%) ◎男女比 男性…17人(26%) ◎分野 医療…28人(40%) 保護者…2人(3%). 女性…49人(74%). 福祉…18人(26%) 保健師…1人(1%). 教育…16人(23%) その他…3人(4%). 無回答…2人 (3%). ◎職種(申し込み時による集計) 看護師・訪問看護師…19人 教師…17人 相談支援専門員…9人 医療機器メーカー…8人 県・市議会議員…3人 行政…3人 保健師…3人 保護者…6人 救急救命士…2人 放課後デイサービス…2人 管理者…2人 事務所所長・局長…2人 薬剤師…1人 相談員…1人 施設長…1人 社会福祉士…1人 医療ソーシャルワーカー…1人 理学療法士…1人 訪問リハビリセラピスト…1人. ◎本間千嗣係長の講演内容はどうだったか 【参考にならなかった 1 2 3 4 5 参考になった】 1…0人 2…0人 3…10人(15%) 4…15人(23%) 無回答…5人(8%). ◎渡辺美緒先生の講演内容はどうだったか 【参考にならなかった 1 2 3 4 5 参考になった】 1…0人 2…0人 3…1人(1%) 4…12人(18%) 無回答…3人(5%). 5…36人 (54%). 5…50人(76%).
(5) ◎群馬県における要医療ケア及び重症心身障害者児の支援ネットワークは十分だと思うか 【十分でない 1 2 3 4 5 十分である】 1…11人(17%) 2…29人(44%) 3…23人(35%) 5…0人 無回答…3人(4%). 4…0人. ◎現在、仕事等で在宅医療ケアのある方との関わりはあるか また、その方は成人か子どもか あり…53人(80%) なし…13人(20%) 成人…11人(21%) 無回答…4人(7%). 子ども…27人(51%). 両方…11人(21%). 胃瘻…42人(16%) 痰吸引…38人(14%) 在宅酸素療法…37人(14%) 経管栄養…37人(14%) 人工呼吸器管理…37人(13%) 吸引…26人 カフアシスト…20人(8%) 導尿…17人(6%) (10%) ストーマ…11人(4%) その他…3人(1%). ◎上記であると答えた方、その方は障害者手帳を持っているか また、手帳の種類は何か(複数回答有) 持っている…46人(81%) 持っていない…0人 不明…3人(5%) 持っている、持っていない人と様々…3人(5%) 申請中…2人(4%) 無回答…3人(5%) 療育…26人(33%). 身体…36人(56%). 精神…2人(3%).
(6) ◎研修会の感想、意見等 ・グループワークで NICU 入院中からの母親の心理状況、退院後大変だったこと等、 エピソードが聞けて早期介入のあり方を考えさせられる有意義な機会となった。 他職種の連携の大切さを改めて感じ取ることができた。 ・家族の負担が多く、学校などの協力があまりみられない。お年寄りなどのケアマネ的な人 が小児でもいるといいと思う。 ・お子さんの障害についての研修会にあまり参加したことがなかったので、参加してとても 良かった。少しでも多くの人にこのような研修会に参加していただきたいと思う。 今後、薬剤師会として考えていきたい。 ・今回のような研修会に初めて参加させてもらい、とてもためになりつながりを感じる事が 出来る貴重な会になった。自分も地域の為になる事業をやりたいと思う。 ・他職種の意見が聞けて勉強になった。 ・たくさんの方と話ができて、みのりの多い研修だった。 ・まだまだ小児医療について制度が少なく、一般的に知られていない事が多くお母さんの 負担が多いと感じる。今後もこのようなネットワーク研修会を開催してほしい。 ・多職種間のグループワークでは、皆同じように悩みを抱きながら日々仕事に関わっている と感じた。それぞれの知識を合わせてつなげていければいいと思った。 ・将来的にはボランティア活動を考えていて、保護者の方への助けになれればと思うので また情報をいただきたい。 ・連携の重要性や大切さがよく分かるグループワークができ、とても勉強になった。 小児医療についてまだまだ知らない事がたくさんあるので、またこのような場があればぜひ 参加したい。知識を増やし、心のケアが出来るように今後は携わっていきたい。 ・グループワークで色々な部門の方々に話を伺えてとても良かった。 ・今回限りにならないようにしたい。 ・“共感”、“つながり”、“本人の生きがい”。ついついレスパイト、制度等に目をむけ がちだったが上記3点の大切さを再認識する事が出来た。.
(7) ・今後も継続してほしい。非常に良い時間を共有できた。 ・とても良いグループワークが出来た。自宅に帰った家族が悩まず、楽しく生活出来るよう 今後も自分に何が出来るか考えていきたいと思った。 ・渡辺先生のお話しが大変勉強になった。たくさんの方々とつなげていただきありがとうご ざいました。 ・こんなにたくさんの人達が集まる会だと思っていなかったので、びっくりした。 参加させてもらい、新しい人達と知り合うことが出来て良かった。 ・たくさんの人とつながれて、頑張っているママさん達に脱帽…。自分も頑張ろうと思った。 ・異職種の人達と話を出来る機会は少ないので、グループワークはいい経験になった。 回ってきた模造紙が話し合いにくかったので、模造紙の交換はない方が話しやすかったよう に思う。 それぞれの職場にそれぞれの立場、ルールがあるので連携を難しくしていると思うが、今回 のように堅苦しくない場を共に過ごす事で、顔見知りになる事はいい方法だと思った。 ・仕事では直接関わる事のない分野だったが、改めて色々な専門がある事を学んだ。また どこかでつながれる事があるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。 ・大変有意義な時間になった。まだまだ関係者との情報が足りていない事がよく分かった。 今回のような機会は必要だと感じた。出来る事からコツコツ実行していきたいと思った。 ・とても勉強になり、楽しかった。 ・とても良い研修会だった。教育現場だけでの知識しかなかったので、医療に関わる専門の 方々と色々お話をする事が出来て良かった。次回もあると良い。 ・初めての分野だったが、とても参考になった。色々な医療機器、用具がある事に驚いた。 ・教員という立場でお話を聞いて、子供を取り巻く福祉、医療、保護者、様々なネットワー クがあると感じた。教員は、ただ子供に教育的支援を行うだけでなく、そういった様々な ネットワークに入っていく努力をすべきだと感じた。具体的には、学校でのその子の関わり や活動の事を広く伝えていくべきだと感じている。.
(8) ・グループワークでは色々な意見が聞けて参考になった。講演では出来れば90分に1回 くらい休憩を入れてもらえると、夜勤明けで参加する人達にはいいと思う。今後も参加させ ていただき、学びたいと思う。 ・発信し、つながりを広げたいと思う。 ・大変勉強になり、参加して良かったと思う。色々な職種の方やグループの活動に触れられ て有意義な研修会だった。 ・他職種の方とのグループワークをしたり、まとめを発表された人の意見を聞けたり大変 充実したディスカッションができた。これから小児を対象とした訪問看護も始めていきたい ので、たくさんの意見や情報が聞けて良かった。渡辺先生のお話は、在宅医療に携わる者と して大変勉強になった。 ・様々な職種の方々のお話が聞けて新鮮だった。色々考えられる事が多かった。 色々な人達がそれぞれ良い方向に向かっていけるようになればいいと思う。その為に自分は 何が出来るのか、動いていきたいと思う。 ・知的障害の特別支援学校なので、医療的ケアの研修が校内ではほとんどない。今回の 研修会に参加して講演はもちろん、様々な分野の方の意見を聞く事が出来て大変参考になっ た。 ・意見交換が出来て有意義な研修会だった。医師や行政の方々が来ていた事も、とっても 大きな意味があったと感じている。また参加したい。 ・県庁に座っているだけでは分からない事が多い。(どの分野も) 今回出席した事は、 自分にとって大変すばらしい体験だった。このような場を設け、出席できた事に感謝してい る。 ・とても良い研修を企画してもらい感謝している。グループワークでは、色々な職種の方々 の意見が聞けて良かった。答えは複数でどれも間違っていないし、なかなか結論には到らな かったがその事をみんなで考えるというプロセスが大切だと思う。 “はじめの一歩”が大切。障害を持つお子さんが地域で安心して暮らせるよう、ネットワー クが広がる事を祈っている。.
(9) ・様々な職種、分野の方と話す事が出来て非常に有意義な時間だった。普段、事業所の中だ けで仕事をしていると見えないものを感じる事ができた。それぞれの立場、所属の人々が 協力することで現行にはないサービス、必要なサービスを作り出せる可能性を感じた。 今後も医療ケアが必要な方の為に働いていきたい。 ・このような会をもとにたくさんの方々とつながれたらと思う。 ・とても雰囲気の良い研修会だった。人とのつながりの大切さを改めて感じた。 ・色々な分野の方々のお話を伺う事ができ、自分の考え方を広げたり深めたりする事が出来 た。小さな一歩を大きな長い歩みにしてけるようにしたい。 ・講演中の先生の、“子供の生命を左右する”が頭から離れません。子供の身体や健康、 自分の責任と考える事はとても多いけど正しい知識をつけるという意味で大変有意義な 時間を過ごせた。 ・まだまだ在宅医療の認知、体制等十分でないと思うが、このような研修会を通して子供の 在宅医療に関して広がりがあればいいと思う。 ・地域別に集まれると、より個別の事例も深められたと思う。 ・グループワークの中で現場の声や親御さんの声を聞く事ができ、知らない事ばかりだった が知る事のきっかけになった。自分にも何か出来るのでは、と思えた。 ・自分の知らない分野の方々と話せてとても良い時間だった。顔の見える関係をもっと 広げたいと思った。 ・とても勉強になったので、また参加したい。 ・グループ討議の発表は全グループの話を聞きたかった。 ・他職種の方との話し合いが出来て、知らない事をたくさん学ぶ事が出来た。一人の力では 対応が難しい事でも、関わる人とのつながりで出来る事もたくさんあると感じた。 医療を必要とする方の医療と福祉をつなげて、連携、支援体制が組めるようコーディネート していけるよう勉強していきたい。 ・様々な職種の方の意見、悩みを聞く事が出来て良かった。前向きに頑張っていこうと思っ た。.
(10) ・子供の在宅医療に必要な事が本当にたくさんある事を学べた。「本人の生きがい・想い」 に気づく事、応える事の大切さを感じた。その為にも人と人、情報などが「つながる」事の 必要性を強く感じた。.
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