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次世代ヒートポンプの開発と評価

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Academic year: 2021

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(1)2 主要な研究成果 重点 (プロジェクト) 課題 - 次世代電力需給基盤の構築. 次世代ヒートポンプの開発と評価 背景・目的. 主な成果. ヒートポンプは、省エネルギー・CO 2排出削. 本課題では、家庭・業務用の給湯・暖房や産. 減技術として国内外で大きな注目を集めてお. 業用の加熱プロセスなどの熱需要分野を対. り、更なる高効率化、低コスト化、コンパクト. 象に、高性能ヒートポンプの商品開発と性能. 化、低GWP(地球温暖化係数)冷媒の利用、. 評価を行い、ユーザにとって魅力的で、かつ、. 適用可能な熱需要分野と地域の拡大が望ま. 省エネルギー・CO 2 排出削減に優れた機器の. れている。 . 市場への投入と普及促進に貢献する。. 1. 家庭用CO 2 冷媒ヒートポンプ給湯機のエネルギー消費効率等の評価. 様々な家庭用CO 2 冷媒ヒートポンプ給湯 機(エコキュート)を対象に、給湯負荷や外気 温・湿度等を変えた場合のエネルギー消費効 率等を明らかにした。今回得られた様々な条. 2. 業 務 用ヒーティングタワー の 着 霜・除 霜 特 性 の 解 明. 外 気から熱を奪 いヒートポンプ が 暖 房 用 の 温 水を生 成する際 の 熱 源として利 用され るヒーティングタワー*1を対 象に( 図 1 )、外 気 温・湿 度や 除 霜 方 式 等を変えた場 合 の 着 霜・除霜特性*2等を明らかにした。また、エネ. 3. 件下でのエネルギー消費効率等は、ヒートポ ンプ給湯機に関する国の省エネルギー基準 策定等に活用する。. ルギー消費量が少なく、かつ短時間に霜を融 かすことが 可 能 な 新しい 除 霜 方 式を考 案し た。今回得られた着霜・除霜特性や新しい除 霜方式等は、ヒーティングタワーの性能向上 や適用地域拡大等に活用する。. 産 業 用 蒸 気 生 成ヒートポンプ の 蒸 気 生 成 量 等 の 評 価. 蒸気生成ヒートポンプSGH165*3を対象に (図2)、熱源水入口温度や生成蒸気圧力等を 変えた場合の蒸気生成量やシステムCOP*4等 を明らかにした(図3)。また、蒸気の生成・利 用に関するユーザ等へのヒアリング調査を行. い、蒸気生成ヒートポンプ普及のための課題 等を明らかにした。今回得られた機器性能、 ユーザ要望、普及課題等は、蒸気生成ヒート ポンプの改良や新技術開発等に活用する。. *1 外気 (屋外空気) からブライン (不凍液) が熱を奪うための熱交換システムで、加熱塔とも呼ばれる。ブラインが外気から奪った熱は、 ヒート ポンプが暖房用の温水を生成する際の熱源として利用される。ヒートポンプが冷房用の冷水を生成する際には、 ブラインが外気へ熱を捨 てるためのクーリングタワー (冷却塔) となる。電力3社とメーカーによる共同開発商品で、東京スカイツリー等にて稼働中。 *2 ヒーティングタワー (HT) が0℃近傍の低温・高湿な外気から熱を奪う際に、 外気に含まれる水分がHTの伝熱管の外表面に付着・凍結する現 象を “着霜” と呼ぶ。また、伝熱管の外表面で成長した霜は、外気から熱を奪う際の妨げ (熱抵抗&外気流れ遮蔽) となるため、 この霜を融か す “除霜 (デフロスト) ” が必要となる。 *3 各種工場における加熱プロセス (殺菌・濃縮・乾燥・蒸留など) に使用される蒸気 (スチーム) を作るヒートポンプ。40~70℃程度の排温水 から熱を奪って蒸気を生成する。生成蒸気温度が120℃のSGH (スチーム・グロウ・ヒートポンプ) 120と、165℃のSGH165の2機種が ある。電力3社とメーカーによる共同開発商品で、バイオエタノールの製造工場等にて稼働中。 *4{生成した蒸気の熱量} ÷ {機器全体の電力の消費量} で求めるエネルギー消費効率。この値が1を超えるのは、蒸気生成に熱源水 (工場の 排温水) から奪った熱を利用するため。 72.

(2) 図1 ヒーティングタワーの適用イメージ. 図2 蒸気生成ヒートポンプの適用イメージ. ・ヒーティングタワーにおいて、ブライン (不凍液)が外. ・蒸気は、工場内の様々な加熱プロセスで使われた後、. ・温水生成ヒートポンプがブラインから採熱して温水を. ・この排温水の持つ熱を回収することにより、排熱の有. ・空調機において、温水が室内空気に放熱して居室を. ・排熱回収温度が高いほど、蒸気生成ヒートポンプのエ. 気から採熱する。 製造する。 暖房する。. 液化して排温水となる。 効利用が可能となる。. ネルギー消費効率は向上する。. 重 点( プ ロ ジ ェ ク ト )課 題 次 - 世代電力需給基盤の構築. 図3 蒸気生成ヒートポンプSGH165の性能評価結果 左図は熱源水(工場の排温水に相当)のヒートポンプ入口温度を、右図は生成する蒸気の圧力を変えた場合の蒸気 生成量(▲) とシステムCOP( )を表す。SGH165の定格運転条件は、生成蒸気圧力0.6MPaG(飽和蒸気温度 165℃)、熱源水入口温度70℃。. 73.

(3)

参照

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