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災害コミュニケーションと復興ウォッチャー

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Academic year: 2021

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(1)Vol.2011-SPT-2 No.6 2011/12/26. 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. の視覚化,. 様々な災害ポータルサイトのポータルの作成や,ネットワーク接. 続支援,PC 等の IT 機器の提供,被災地域で必要とされる様々な情報支援であ る.. 招待講演. このプロジェクトはひとつの統制された組織ではなく,様々なネットワ. ーク接続の技術者組織, 県,. 災害コミュニケーションと復興ウォッチャー. 市町村の官公庁,. 機器提供の支援組織, 企業や個人が,. ボランティアセンタ,. 国,. 緩やかな連携で支援活動を行って. きた.. 村 山. 優 子†. このような支援活動で必要だったのは,スピード,リズム,トラストの 3 点で あった.. 災害支援では,直接面識のない者同士が,様々な意志決定に関わる.. ここで必要とされるのは,. 不信に陥りやすい環境の中,如何に信頼を構築し,. 素早い判断で物事を進めていくかということである. リスクコミュニケーション[1][2]では, 東日本大震災では,. 地震と津波により,. 東北の沿岸部が広く被災した.. の事象に関わる情報交換の過程を指すのに対し,本講演で説明する災害コミ. また,福島では,原子力発電所も被災し,世界的な問題となっている. 本講演では,. 東日本大震災に係るIT支援活動の内容を述べ,. より災害コミュニケーションという研究分野の必要性と,. ュニケーションは,災害が起こった後の当事者間の情報交換に関わる.今回は その経験. 災害対策における IT 支援の経験を基に,信頼(トラスト)[3][4]の観点から災. その一環として,. 害コミュニケーションの課題について考察する.. 復興を見守るための復興ウォッチャのプロジェクトを紹介する 災害コミュ. 復興過程を視覚化し,. ニケーションでは,. チャと呼ぶ,. 異なる価値観の人々が様々な目的で協調して意思決定. を行う場面が多かった.. その中で,. 践できるかが大切であった. 解説する.. また,. 将来起こるかもしれない災害等. 如何にスピード,リズム,トラストを実. し,被災地では,. 支援活動を通して習得したこのような条件を. 世界中の人々に確認して頂けるようにと,復興ウォッ. ウェブカメラによる実況中継のシステムを設置した. 帯域幅等の IT 資源に制限があり,. 今後は,. しか. 狭い帯域で. 実施できる形が望まれる.. 復興の過程を今後見据えていくために設置したライブカ. 参考文献 1) 矢守 克也 , 吉川 肇子, 網代 剛:防災ゲームで学ぶリスク・コミュ ニケーション∼クロスロードへの招待∼, ナカニシヤ出版 2005 2) 佐々木 良一:IT リスクの考え方 (岩波新書) , 岩波書店 2008 3) 中谷内一也:安全.でも, 安心できない―信頼をめぐる心理学 (ちくま 新書) ,筑摩書房 2008 4) 山岸俊男:「信頼の構造 こころと社会の進化ゲーム」,東京大学出版会 1998. メラによる復興ウォッチャシステムと今後の課題を報告する. 本プロジェクトでは,安否情報の提供から始まり,道路状況などライフライン. † 岩手県立大学ソフトウェア情報学部. 1. ⓒ2011 Information Processing Society of Japan.

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