「一般社団法人 全国在宅歯科医療・口腔ケア連絡会 食の活動と多職種連携をテーマとしたTABERU2013 口腔ケア連絡会研究集会」
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(2) TABERU2013 プログラム 第 1 部 9:30-12:30. 厚労科研. 食の加齢症候群(サルコペニアと口腔). 座長:大石善也. 「食の加齢症候群」の概念及び国民運動論への展開 飯島勝矢医師(東京大学高齢社会総合研究機構. 准教授). 「食の加齢症候群」大規模調査(2044 名)の歯科データー解析 高橋賢晃歯科医師(日本歯科大学口腔リハビリテーション科 講師) 「食の加齢症候群」の歯科データーから見えてくるもの 小原由紀歯科衛生士(東京医科歯科大学大学院医療行動科学分野) 「地域在住高齢者における筋肉量・運動機能・口腔機能の関係 -大規模包括的健診の結果から‐」 河合 恒研究員(東京都健康長寿医療センター研究所高齢者健康増進事業支援室) 「柏の葉キャンパスシティ健康未来都市(地域活性化総合特区)」 椎名一博研究員((株)三井不動産 S&E 総合研究所上席研究員) ※活動のご紹介 ・HIP(Healthcare Innovation Project) 東京大学 産学連携 企業からみた「食の加齢症候群」の国民運動論への展開 第2部 13:30-15:00:. 医科歯科連携(歯科衛生士の自律的活動の推進). 座長:大石善也. 「在宅患者にどんな歯科介入が求められるのか~歯科医師や歯科衛生士への期待~」 川越正平医師 医療法人財団千葉健愛会あおぞら診療所院長 「あおぞら診療所における医科歯科連携」 山口朱見歯科衛生士 あおぞら診療所 「地域で取り組む食支援. 第3部. ~新宿食支援研究会の活動~」 安田淑子管理栄養士 地域食支援グループハッピーリーブス. 15:00-16:30. 同職種連携(口腔ケアセンターの立ち上げ方)座長:太田博見・大石善也 「まほろばの活動で見えてきたこと、これからの展望」 渡邊由紀子歯科衛生士. 元気なお口研究会まほろば. 「経営的視点からみた同職種連携」 諸井英二歯科医師. 和光会理事長.
(3) 2013年7月28日 TABERU2013口腔ケア連絡会研究集会. 『食の加齢症候群』の概念 および 国民運動論への展開. BMIパラドックス 日本人 4年間追跡. 心血管疾患. 相 対 危 険 度. 総死亡 心血管疾患. 癌. 肺炎. 総死亡. 『柏スタディー』は何を目指す? 東京大学 高齢社会総合研究機構 (ジェロントロジー:総合老年学) 飯島 勝矢. 「サルコペニア(筋肉減弱症)」とは. 癌. 肺炎. やせ. BMI. 過体重. 対象・方法: 日本人697人 4年間 、性、喫煙、飲酒、体重減少、収縮期血圧、 運動、身体機能配偶者、居住地、血清コレステロール値、血糖などで補正後. サルコペニアの自立度低下の危険 免疫能低下. Sarco=Muscle (筋肉). Penia=lack of (減少) Sarcopenia サルコペニア. 転倒リスク. ⇓ 感染症. インスリン抵抗性 基礎代謝低下 脂肪蓄積. ⇓ サルコペニア. 平成24-26年度厚生労働科学研究費補助金 (長寿科学総合研究事業). 虚弱・サルコペニアモデルを踏まえた. 骨折 身体活動低下 食欲不振. 自立度低下. ⇓ 衰弱. ⇓. 筋肉量は20~80歳の間におよそ20~30% 減少する。この加齢に伴った全身筋肉量減少 と筋力低下の現象をサルコペニアという。. Tanaka Y et al, JAGS 2007;55;913. 糖尿病. ⇓ 心血管病 ?. 寝たきり. 認知機能低下 ? うつ状態?. 〜栄養とからだの健康増進調査事業〜. 大規模高齢者健診. 高齢者食生活支援の枠組みと 包括的介護予防プログラムの考案および検証 を目的とした調査研究 <主任研究者> 飯島 勝矢 (東京大学 高齢社会総合研究機構) <分担研究者> 大内 尉義 (東京大学 加齢医学講座) 菊谷 武 (日本歯科大学) 東口 髙志 (藤田保健衛生大学) 高田 和子 (国立健康・栄養研究所) 大渕 修一 (東京都健康長寿医療センター). 柏市における新たな試み 『柏発(柏スタディー)・全国へ!』 か: からだ(体)と し : しょくじ(食事) わ: わたし(私)が主役!. 1.
(4) 食の加齢症候群(柏スタディー)の 研究概念図. あなたの『食力(しょくりき)』は? (ex.). 栄養(栄養摂取・バランス、栄養状態) 5 4. 社会・生活 精神・心理 認知. 3. 身体. 2 1. (筋肉量・筋力). 0. 多病(基礎疾患) 多剤併用. 口腔・嚥下 (咀嚼) (口腔内衛生)含む. 健診チラシ. 脳血管障害. 『食力』の低下図. 直下型フロー 脳卒中の発症. 脳卒中の再発(両側性). (仮説) 口腔機能 障害. 研究の目的. 新たな概念. ★食の加齢症候群 フェーズ ① 不健康な 食環境 (食習慣の偏り) ○ 食習慣の偏り ○ 咀嚼力の低下. <食欲減退因子> ●ストレス(うつ) ●基礎疾患・多剤服薬 ●社会(経済・地域交流) ●ライフイベント ●食への誤認識. フェーズ ② 食の虚弱化. 現行の栄養、口腔機能. (廃用型フロー) 向上サービスモデル フェーズ ③ 食の 老年症候群. 顕在化していない 低栄養. ○摂食内容の 脆弱(質と量) ○歯科口腔系の 不具合 ○骨格筋肉量の わずかな低下. 嚥下 障害. 神経筋疾患 が加わる. フェーズ ④ 生活機能低下 (要介護状態). (顕在化). 顕在化. (プレサルコペニア). 悪循環 (負の連鎖). ○運動器の障害 (サルコペニア) ○栄養の障害 (Alb↓,免疫↓) ○口腔の障害 (口腔乾燥・嚥下) ○認知機能低下. ○誤嚥性肺炎 (長期絶食) ○QOL低下 (生活環境不良) ○形ある食品が 食べられない ⇒経管栄養の検討. 認知症 食のQOL・末期嚥下障害. 食の虚弱の顕在化. 再考【高齢者の食力】 栄養とからだの健康増進調査事業 大腿四頭 筋エコー. アンケート. 認知機能. 身体能力 握力・TUG ピンチ力 膝伸展力 座り立ち. 市民のための、しかも 『市民の手による』健康調査 数多くの『就労スタッフ』も大活躍の現場. InBody 口腔① 唾液最近数 湿潤度 嚥下機能. 身体測定 指輪っか. 歩行速度 口腔② 舌エコー 歯式 ガム・グミ. 採血. 問診. 受付. 最終 チェック. 専門職と就労スタッフも仲良く. スタッフ同士協力. 就労スタッフの動きも機敏に. 2.
(5) 何が分かる? 何を目指す? ー栄養とからだの健康増進調査ー メタボ/基礎疾患 (心血管病リスク). ・腹囲・血糖・コレステロール ・血圧・BMI・体脂肪率. 栄養評価/身体計測 (低栄養リスク). ● 身体栄養検査. 歯科口腔評価 (咀嚼・嚥下リスク). ● 口腔機能検査. 運動機能評価 (転倒リスク) 社会・精神心理評価 (うつ・認知リスク). 早期介入 ポイント. ● 生活習慣病検査. 『骨格筋量』の定量評価 DEXA法. BIA法による体組成測定. (二重エネルギーX線吸収測定法). 多周波部位別生体 電気インピーダンス法(BIA). ☛Lean Body mass (除脂肪体重)測定. ☛同時に骨格筋量を測定. (簡易指標). ・アルブミン・唾液検査・筋肉量 ・身体計測(TSF)・栄養評価. 包括的 介護予防 プログラム. ・唾液細菌数・歯周病検査 ・咀嚼筋、舌圧、咬合検査. ● 運動検査. 3~5分間の 臥床にて測定 3~5分間の 立位にて測定. :前期高齢者用 :後期高齢者用. ・握力・ピンチ力・膝伸展力 ・歩行速度・TUG・転倒リスク. ● 社会・運動検査 ・うつスケール・認知機能 ・社会評価(社会の拡がりetc). 全国へ発信. Skeletal muscle mass index(SMI). 各測定項目における. サルコペニアの有無別. 『加齢変化』. 解析から見えてきたもの. 初考案 【指輪っかテスト】によるスクリーニング ◇下腿の筋肉量を評価 ◇機器がなくても、高齢者でも簡単に評価できる. 国民運動論に向けて いかに簡単で いかに興味深く. 3.
(6) 食の加齢症候群イメージ: いかに簡易評価でプレサルコペニアを見分けるか. 社会・心理. 不健康な食習慣. 基礎疾患 多剤服薬. 運動器・咀嚼力の低下. (死別・外出・孤独・うつ). プレ・サルコペニア シンドローム. 介護予防への最上流からのアプローチ 専門職と市民とのタッグで包括的に 『まちぐるみで貯筋』を!. 加齢に伴う筋肉量減少 (下腿周囲径:男性○女性○cm以下)、指輪っかテスト. 運動器の障害. 栄養の障害. 口腔の障害. (ex. 筋力@握力・歩行). (ex. SMI値@全身or下肢). (ex. 咀嚼@ガム値). 社会・心理. 栄養改善 自助・共助. 生活機能低下 (要介護状態). 摂食嚥下障害. 顕著なサルコペニア. 運動・筋力向上. 虚弱予防に必要不可欠なもの. まとめてみると、まず基本は. 食事バランス (栄養の摂り方). 動く(歩く). 口腔機能向上. 経管栄養の検討. 食べる. ちょ きん. (幅広く、しっかり噛んで). 社会参加 (生きがい・社会貢献). 活発な 身体活動(運動). 貯筋 前向きな 気持ち. 社会貢献 社会参加. 良い人間関係の 中で生活する. 4.
(7) 2013/7/28. サルコペニアとは。。. TABERU2013. O 進行性および全身性の筋肉量減少と筋力低下. 『食の加齢症候群』 大規模調査の歯科データ解析 高橋賢晃 口腔リハビリテーション科. 日本歯科大学. を特徴とする症候群であり、身体機能障害、 QOLの低下、有害な転帰のリスクを伴うもの。1,2). O 1)Delmonico MJ, Harris TB, Lee JS, et al, J Am Geriatr Soc. 2007. O 2)Goodpaster BH, Park SW, Harris TB, et al, J Gerontol A Bio Sci. Med Sci. 2006.. 口腔のサルコペニア. 舌圧(運動の力)とむせの関係 Decrease tongue pressure sympton of dysphagia. O 口腔を構成する筋肉は様々。。. 口唇・頬・舌・軟口蓋 O 加齢、寝たきりおよび疾患に伴う筋肉量減少、 筋力低下は口腔においても認められる。 O 口腔のサルコペニア. 咀嚼障害 嚥下障害 舌に見られるサルコペニア. サルコペニアと 口腔におけるサルコペニア たんぱく質 エネルギー不足. M. Yoshida,T.Kikutani,K.Tsuga,et.al,. Dysphasia 21:1-5,2006.. kPa 18. 16 14 12 10. なし あり. 8 6 4 2 0. 舌圧. 食の加齢症候群 (廃用型フロー). 食べる機能の低下. 食環境の悪化 栄養低下. 食欲低下. サルコぺニア 筋肉減弱症. P<0.001. 口腔における サルコペニア. 基礎代謝低下 体たんぱく質 合成力低下. 筋肉減少. 食の老年症候群. 口腔機能および栄養状態 の低下が顕在化する前の 早期介入. サルコペニア 虚弱. 生活機能低下 要介護状態. 参考文献) 菊谷 武:高齢者の有する摂食上の問題点と対応(2)咀嚼能力・意識の低下とその対応.栄養-評価と治療,21:451-456,2004. 1.
(8) 2013/7/28. 研究概要. 口腔関連調査. 柏市在住65歳以上の高齢者2044名(男性 1013名、女性1031名、平均年齢:73.0±5.5歳) に対して、『食の加齢症候群』という新たな概念 の妥当性の検証と、早期介入のための汎用性 の高いスクリーニング指標の確立のため、大 規模健康調査(栄養とからだの健康増進調査) を実施した。. O 歯式. O 口腔の運動機能. O 咀嚼機能. O 口腔衛生状態. O 嚥下機能. O CPI. O 咬合力. O 口腔湿潤度. O 舌圧 O 舌の厚み. 口腔機能の年齢層別変化 0.4 0.2 0 -0.2 -0.4 -0.6 -0.8 -1 -1.2 -1.4. 男性. 運動の四要素. 女性. O巧緻性・速度 →ディアドコ ディアドコ 舌圧 咬合力 ガム咀嚼 残存歯数 RSST. O持久力 O運動範囲 O運動の力→咬合力、舌圧. 加齢に伴う咀嚼機能低下の流れ ディアドコ キネシス 低下. 巧緻性 速度 低下. 咬合力 舌圧 低下. 運動の力 低下. ガム咀嚼 低下. 咀嚼力の 低下. サルコペニアと口腔機能との 関連 解析方法: 本研究における高齢者のサルコペニアの基準に 基づき、以下の3群に分け、口腔機能との関連に ついて検討した。 Sarcopenia群(Sarco) Intermediate-Sarcopenia群(Int-Sarco) Non-Sarcopenia群(Non-Sarco). 2.
(9) 2013/7/28. 舌圧との関連. 咬合力との関連. (kPa). O 咬合力(N). p<0.01. O 最大咬合力(Mpa). p<0.01. ディアドコキネシスとの関連. p<0.01. 残存歯数との関連. /ka/(回/秒). /pa/(回/秒). p<0.01. p<0.01. /ta/(回/秒). 多変量解析結果. 多変量解析結果 B 有意な説明因子は、 P値 Exp(B) 95% 性別・年齢・咬合力・咀嚼力・/ta/・舌圧である 信頼区間 性別 年齢 咬合力 咀嚼力 /ta/ 舌圧 定数. .292 .124 -.001 -.028 -.259 -.052 -7.34. .032 .000 .035 .012 .013 .000 .000. 1.340 1.132 .999 .973 .772 .949 .001. 1.02-1.75 1.11-1.16 .99-1.00 .95-.99 .63-.945 .93-.97. Sarcopenia(Sarco+Int Sarco)を目的変数、口腔機能の項目、年齢、性別を説明因子として解析。. サルコペニアは性別、年齢 による影響が大きい B 性別 年齢 咬合力 咀嚼力 /ta/ 舌圧 定数. P値 .292 .124 -.001 -.028 -.259 -.052 -7.34. Exp(B) .032 .000 .035 .012 .013 .000 .000. 1.340 1.132 .999 .973 .772 .949 .001. 95%信頼区間 1.02-1.75 1.11-1.16 .99-1.00 .95-.99 .63-.945 .93-.97. Sarcopenia(Sarco+Int Sarco)を目的変数、口腔機能の項目、年齢、性別を説明因子として解析。. 3.
(10) 2013/7/28. 咀嚼力に関する検討. 性別×年齢による解析 75歳未満. 残存歯数. 舌圧. 残存歯数. 舌圧. 咀嚼力を目的変数として検討. ×. ×. 舌圧. 性別. /pa/. 男性 75歳以上. 咀嚼力. 年齢 75歳未満. 舌圧. 咀嚼力. /ta/. 舌圧. 咀嚼力. /ta/. 女性 75歳以上. 咀嚼力に関する検討. 残存 歯数. /ta/. サルコペニア対策. ~20歯以上の者による検討~. × ×. ×. 咬合 力. たんぱく質 エネルギー不足. 食べる機能の低下. 舌圧. 性別. /pa/. 食欲低下. サルコぺニア. 咀嚼力 年齢. 咬合 力. × 残存 歯数. /ta/. ディアドコ キネシス 低下. 咬合力 舌圧 低下. ガム咀嚼 低下. 巧緻性 速度 低下. 運動の力 低下. 咀嚼力の 低下. 口腔における サルコペニア. 基礎代謝低下 体たんぱく質 合成力低下. 加齢に伴う咀嚼機能減退の対策. 巧緻性訓練. 筋肉減弱症. 口腔機能訓練 レジスタンス訓練. まとめ Oサルコペニアと関連を示す重. 要な口腔機能は咬合力、舌 の力および舌運動の速度で あった。. レジスタンス訓練. 4.
(11) 2013/7/26. 2013.7.28 日本歯科大学. 口腔ケア研究会. 富士見ホール. 大規模包括健診とは・・・. ―TABERU2013―. 『栄養とからだの健康増進調査』 での口腔の調査項目について. 東京都健康長寿医療センター研究所. 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 歯科医療行動科学分野 歯科衛生士 小原. 由紀. YUKI OHARA. 2. 1. 『栄養とからだの健康増進調査』. 地域に暮らす高齢者の 口の健康を決めるものは何か?. 3. 4. 高齢者が生きがいを感じるとき 健康の定義. (WHO憲章. 1948). Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によ い(安寧な)状態であることを意味し、単に病気 でないとか、虚弱でないということではない。 内閣府 高齢者の地域社会への参加に関する意 5 識調査結果の概要(平成24年). 6. 1.
(12) 2013/7/26. 口腔機能に着目. 口腔の健康とは、. 味わう. かむ. 話す. や. 全身とのかかわり. だけではなく・・・・. 中 「生活習慣病」の予防. 期. ガン. 心臓病 糖尿病. 病気の早期発見 早期治療. 半年前に比べて固い物が 食べにくくなりましたか. お茶や汁物等でむせる ことがありますか. はい 16%. 高 「老年症候群」の予防 生活機能. 齢 期. 虚弱・転倒. 尿失禁. 認知症・うつ. 低栄養. 足のトラブル. 口腔機能低下. 8. 基本チェックリスト 口腔3項目の結果. 老年症候群の早期発見・早期対処. 脳卒中. 口 の 健 康. 健康な生活. 7. 年. 表情を作る. 飲み込む. 危険な 老化のサインの 早期発見 早期対処. いいえ 84%. 口の渇きが 気になりますか. はい 19% いいえ 81%. はい 28% いいえ 72%. 10. 9. 栄養とからだの健康調査事業@柏. 疾患予防から 危険な老化(老年症候群)予防へ. 口腔の危険な老化とは?. 歯科医院での定期検診とは異なった視点. 11. 12. 2.
(13) 2013/7/26. 歯数の年齢別推移. 口腔の調査項目 歯数の状態 咀嚼機能評価 嚥下機能評価 口腔の運動機能評価 口腔衛生状態 口腔湿潤度 歯周疾患のスクリーニング. 65歳から69歳の平均を0とした場合の変化の比較 算出方法: (年齢群での平均値)-(65-69歳の平均値)/. (65-69歳のSD). 男性. 女性. 0. 0. -0.2. -0.2. -0.4. -0.4 残存歯数. -0.6. 機能面の評価を重視した調査項目 13. 咀嚼機能評価. 機能歯数. 残存歯数. -0.6. -0.8. -0.8. -1. -1. -1.2. -1.2. 機能歯数. 14. ガムによる咀嚼能力判定. 義歯の装着状況 感圧紙(デンタルプレスケール)による咬合圧測定 1. 2. 3. 4. 5. 咀嚼能力判定ガム グミ咀嚼による計測 咬筋触診. 16. 15. グミによる咀嚼能力判定. 咬筋触診. グルコースの溶出量により咀嚼能力を評価 20秒間グミを咀嚼. 水10mlで軽くうがい. グミを含んだ水を出す. ① 対象者にはこれから咬むための筋肉の強さを調べますと説明する。 ② 左右の耳の付け根の下(顎角部のやや内側)に人差し指、中指、薬指 の先の腹の部分で軽く触れ、痛くない範囲で、できるだけ強く奥歯で 咬んで下さいと対象者に言う。 ③ 先で咬筋が緊張して太く、硬くなるのを指が押される感覚で評価する。 ④ 咬筋が緊張して太く、硬くなるのを触診して評価する。. 【判断基準】. 田中彰,志賀博,小林義典: グミゼリー咀嚼時のグルコースの溶出量の分析による運動機能および咀嚼筋筋活動の定量的評価, 補綴誌.38: 1281-1294,1994. 17. 1:強い. 指先が強く押される。咬筋が硬くなっているのが明確に触診できる。. 2:弱い. 指先が弱く押される。咬筋が硬くなっているのがほとんど触診できない。. 3:無し. 指先が押される感覚がない。咬筋が硬くなっているのが全く触診できない。. Ohara Y, Hirano H, Watanabe Y, Edahiro A, Sato E, Shinkai S, Yoshida H, Mataki S. Masseter muscle tension and chewing ability in older persons. Geriatr Gerontol Int. 2013;13:372-7 18. 3.
(14) 2013/7/26. 反復唾液嚥下テスト(RSST). 嚥下機能評価の年齢別推移. 随意的な嚥下反射惹起を定量的に評価 男性. 喉頭隆起と舌骨相当部に指腹をあてて、唾液(空) 嚥下運動を繰り返させる。. 女性. 0.1. 検査を開始してから、何秒後に1回目、2回目、3回 目の嚥下が生じたかを記録。. 0.1. 0. 0 65-69歳. 70-74歳. 75-79歳 80歳以上. 65-69歳 70-74歳 75-79歳 80歳以上. -0.1. -0.1. -0.2. -0.2. -0.3. -0.3. -0.4. -0.4. -0.5. -0.5. RSST 30秒間の回数. RSST1回目 RSST2回目 RSST3回目. 14.7% 3回未満 3回以上 85.3%. 20. 19. 舌圧測定. オラールディアドコキネシス. 舌圧測定器(JMS社)を 用いて、測定を行った。 舌の上に舌圧プローブ を挿入して、最大舌圧を 計測した。. ・発音を用いて、舌・口唇・軟口蓋の運動速度や巧緻性の評価を行う。 ・5秒間にパ音、タ音、カ音を繰り返し、なるべく早く発音させ、 その数を『健口くん』を用いて測定する。. 舌圧 プローブ. 21. 口腔衛生状態. 22. 唾液濁度(吸光度). 細菌数カウンター DEPIM(DiElectro Phoretic Impedance Measurement) 誘電泳動で液体中の細菌を電極に捕集させ、インピーダンスの変化を計測して検体 1MLあたりの菌数に換算する方式. 3mlの水を口腔内に含み、 口は動か さず水を口の中が一周するように頭を 横に5往復軽くふってもらう。 口の中の水と唾液を全て吐き出しても らう。 紙コップ中の吐出液をシリンジで全て 吸い取り、セルに入れる。 光電比色計(ANA-18A+)を用いて 660nmの吸光度より測定. 23. Takeuchi S, Ueno M, Takehara S, Pham TA, Hakuta C, Morishima S, Shinada K, Kawaguchi Y. The relationship between turbidity of mouth-rinsed water and oral health status. Acta Odontol Scand. 2013 Jan;71(1):183-8.. 24. 4.
(15) 2013/7/26. 口腔湿潤度(KISO wet®). 歯周疾患のスクリーニング ペリオスクリーン. 検査紙を舌の上に10秒間、垂直に接触さ せて保持する。. ※唾液中の潜血(ヘモグロビン) 検出キット. 目盛り付きホルダーに入れて唾液の浸潤した幅 を測定する。(1目盛りは1㎜). CPI:Community Periodontal Index コード. 3mm未満は、ドライマウス群に分類される。. Kakudate N, Muramatsu T, Endoh M, et al. Factors associated with dry mouth in dependent Japanese elderly. Gerodontology. 2012. 25. 判定基準. 0. 歯周疾患の所見なし(検査中・検査後). 1. プロービングによる歯肉の出血がある. 2. プロービング時に歯肉縁上または縁下の歯石を触知できる (ただし、プロービングの黒帯はすべて歯肉縁より出ている). 3. 歯周ポケットの深さが4~5mmである (歯肉縁がプローブの黒帯の間にある). 4. 歯周ポケットの深さが6mm以上ある (プローブの黒帯は、ポケットの中に隠れて見えない). 26. 歯周疾患のスクリーニング ペリオスクリーン 陰性. 陽性. CPI 0. 1. 2 1.3%. 3. 4. 未実施. ✿大規模包括健診の実際✿. 1.4%. 8.0%. 21.3 %. 21.0%. 34.6%. 78.7 %. 33.7%. 27. 28. 実際に調査をしたのは歯科衛生士. 柏市の高齢者. 総勢80名以上の歯科衛生士が参加 卒後1年目の歯科衛生士から、超ベテラン歯科衛生士まで. 要介護 高齢者. 調査に参加 しなかった 高齢者. 柏の歯科衛生士だけでなく、茨城・群馬 ・東京から参加する歯科衛生士も. 健康調査に参加した 高齢者 歯科医院に定 期的に受診し ている高齢者 29. 30. 5.
(16) 2013/7/26. 歯科衛生士事前研修の様子. 31. ご清聴ありがとうございました. 33. 6.
(17) 食の活動と多職種連携をテーマとした 口腔ケア研究集会(TABERU 2013), 2013.7.28. 介護予防とは 地域在住高齢者における 筋肉量・運動機能・口腔機能の関係 —大規模包括的健診の結果から—. • 高齢者が要介護状態に陥ることなく、健康でいきい きとした生活を送ることができるように支援すること • すでに要介護状態であっても、重度化を予防するこ とも介護予防である。. 東京都健康長寿医療センター研究所 高齢者健康増進事業支援室 河合 恒. 厚生労働省. 65歳以上の要介護の原因. 老年症候群 心疾患 4%. 骨折・転倒 10%. その他 25%. 脳血管疾患 21%. 高齢による 関節疾患 衰弱 11% 14%. 認知症 15%. 平成22年度国民生活基礎調査. 板橋お達者健診 ・身体計測(身長、体重、体脂肪率) ・血圧測定・問診(既往症、要介護度) ・運動機能測定(握力、膝伸展力、 ・開眼片足立ち、通常・最大歩行速度、 TUG; Timed Up & Go) ・膝の動揺性、骨盤加速度、大腿部筋厚 ・骨量測定(踵骨部;超音波法CM-200) ・歯科検診(咬合力、唾液量など) ・血液検査(血清アルブミン、血算など) ・面接聞き取り調査(健康度自己評価、 日常生活動作能力、老研式活動能力指標、 要介護の認定の有無、転倒・骨折歴、 運動習慣、食習慣、うつ、 認知機能(MMSE、MoCA-J)など). バランス(開眼片足立ち)の加齢変化. 筋力(握力)の加齢変化 (kg). (秒). 40. n=1,147. 60. 男性. n=1,147. 女性. 女性. 30. 40. 20. 20. 10 65-69. 70-74. 年齢. 75-79. 80+. 男性. 老人総合研究所「中年からの老化予 防長期追跡プロジェクト:TMIG-LISA」 より. 0 65-69. 70-74. 75-79. 80+. 老人総合研究所「中年からの老化 予防長期追跡プロジェクト:TMIGLISA」より. 年齢. 1.
(18) 運動機能が高い人は転びにくい. 足腰が丈夫な人は介護になりにくい. • 1年に2回以上転んだことがある人の割合. 「中年からの老化予防長期追跡プロジェクト:TMIG-LISA」より. 歩行速度ごとにみた4年後の生活機能維持 (%) 20. はやい 2.33以上. (%) 20. 転倒しにくい. 9.5人. 転倒しにくい. 10. まあはやい 1.72-2.32. 10. ややおそい 1.11-1.71 0. 8.3人 7.8人. 0 6-9. 10-13. 14-17. 18-21. 体力がある. 22+. -25. 25-50. 50-75. 75-. (percentile). 歩行速度が速い(足腰が丈夫). おそい 1.10以下. 6.5人. (単位はm/秒). 「中年からの老化予防長期追跡 プロジェクト:TMIG-LISA」より. 抗重力筋. かむ力の源. (湯川 他,日本公衆衛生雑誌,38,1991). 2.
(19) 生活機能得点の時代による差 男性. 女性. 13. 13. 12. 12. 10. 2000年 1990年. 9. 生活機能得点. 生活機能得点. 11. 8. 11 10. 2000年 1990年. 9. • 柏スタディの対象者において、現在の地域在住高齢 者における筋肉量、運動機能、口腔機能などの関係 を確認する。 • 筋肉量については、測定が簡便な大腿四頭筋厚に 着目し、これらの測定結果と、今後の展望について 報告する。. 8. 7 6. 目的. 7 6. 65-69 70-74 75-79 80-84 (歳). 65-6970-74 75-79 80-84 (歳). 「中年からの老化予防長期追跡プロジェクト:TMIG-LISA」より. 超音波画像計測による大腿筋厚測定. 対象者 • 柏スタディにおける大規模包括健診に参加した地域 在住高齢者2,044名 • 男性1,014名、女性1,030名 • 平均年齢±標準偏差:73±6歳. • 膝蓋骨上縁から15cm近位の大 腿四頭筋部の断面図を超音波 画像測定装置(みるキューブ)で 撮影. 65歳以上 70歳以上 75歳以上 80歳以上 85歳以上 90歳以上 合計 69歳以下 74歳以下 79歳以下 84歳以下 89歳以下 94歳以下. 65歳未満 男性. 1. 307. 328. 227. 110. 36. 5. 1014. 女性. 0. 342. 321. 228. 109. 26. 4. 1030. 合計. 1. 649. 649. 455. 219. 62. 9. 2044. 筋厚 (mm). 運動機能検査項目 • • • • • •. 握力 膝伸展筋力 開眼片足立ち時間 Timed Up & Go時間(TUG) 最大歩行時間 骨格筋量(InBody). 口腔・生活機能検査項目 • • • • • •. 咬合力 基本チェックリスト該当数 GOHAI得点 1週間の活動量(GPAQ) 食品摂取量 食べられる食品. 3.
(20) 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15. 骨格筋量(kg). 大腿筋厚(mm). 大腿筋厚と骨格筋量. 男性. 分析方法 • 大腿筋厚の測定値を性別の4分位に基づきカテゴリ 化 • 各項目の区分の平均、比率を検定(IBM SPSS Statistics 19). 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15. 薄い 少ない. 女性. 男性. 120. a,b a. a,b. 110. 19 やや薄い. a. b. やや厚い. 厚い. c. d. 480. 60. 460 やや厚い. 厚い. 最大歩行時間(秒) a. 2.45. 42. 2.40. 40. 2.35. 38. 2.25 薄い. やや薄い. やや厚い. 厚い. 薄い. やや薄い. やや厚い. 厚い. グラフのアルファベットは、どの区分と統計学的 有意差があったかを示す(p<0.05)。. 大腿筋厚と食事との関係 1日の食事量 100%. c,d. 80%. 80%. 60%. 60%. 40%. a,b. 0% 薄い. 多い. やや薄い. a やや多い bふつう. やや厚い. c. やや少ない. a,b. a. a. 厚い. やや厚い. 厚い. 20% 0% 薄い. d少ない. やや薄い はい. いいえ. さきいかが食べられる. 肉類が噛みにくい. a. a. やや厚い. 厚い. a. 100%. 100%. 80%. 80% 60%. c,d. 40%. 20%. c,d. 60%. d. b,c,d. 40%. 40%. 20%. 20% 0% 薄い. やや薄い はい. a. やや厚い いいえ. a,b. 厚い. a. a. a. やや薄い. やや厚い. 厚い. 54 53 53 52 薄い. やや薄い. やや厚い. 厚い. a. b. c. d. 薄い. a. 薄い. やや薄い. やや厚い. 厚い. グラフのアルファベットは、どの区分と統計学的 有意差があったかを示す(p<0.05)。. 結果のまとめ. 固い食品を噛めますか. c. 100%. 19.7. 1週間の高強度活動量(METs). 2.30. 36. 27.7. 54. 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0. b,c,d. 2.50. 44. 23.4. 55. 500. 2.55. a. a. 46. a. 520. やや薄い. 25.0. GOHAI合計(点). 560. 70 薄い. 厚い 多い. 25.8 27.7 18.3 19.7. 56 55. 540. 開眼片足立ち(秒) 48. 16.9. a. 580. a. 80. 20. 23.5 25.8 16.9 18.3. 23.5. 咬合力(N) 620 600. 90 21. 薄い. 以上 未満 以上 未満. やや薄い やや厚い やや少ない やや多い 18.9 21.8 18.9 21.8 25.0 16.9 19.9 16.9 19.9 23.4. 大腿筋厚と口腔・生活機能との関係. a,b,c. 100. a. 22. 骨格筋量 男性 (kg) 女性. 膝伸展筋力(Nm). 24 23. 以上 未満 以上 未満. 女性. 大腿筋厚と運動機能との関係 骨格筋量(kg). 大腿筋厚 男性 (mm) 女性. • 大腿筋厚は、骨格筋量と同様に、筋量を反映した測 定指標であり、運動機能と関連している。 • 筋量が減少すると、膝伸展筋力が顕著に低下する が、特に、著しく筋量が少ない者では、バランスや歩 行機能も低下する。 • 口腔機能においても、特に著しく筋量が少ない者に おいて、低下する傾向がある。 • 著しく筋量が低い者では、食事量が少なく、さきいか 等の固い食品を食べることが困難になっている。. 0% 薄い. やや薄い はい. いいえ. グラフのアルファベットは、どの区分と統計学的 有意差があったかを示す(p<0.05)。. 4.
(21) サルコペニック・オベシティー (Baumgartner, 2000)の問題. エコー強度(echo intensity: EI)の測定 • 超音波画像から各部の平均輝度をエコー強度として 測定(Ikezoe et al, 2012; Fukumoto et al, 2011; Pillen et al, 2006)。. 大腿筋厚(mm). 骨格筋量(kg). The mean EI of the regions was expressed as a value between 0 (black) and 255 (white).. 肥満による「隠れ」サルコペニアが存在する。. 運動器リスク出現への大腿EIのオッズ比 5. 4. オッズ比. 3. 2. 1. 0. 低い 男性: <74.7 女性: <82.0. やや低い 男性: 74.7-86.8 女性: 82.0-92.5. やや高い 男性: 86.8-95.6 女性: 92.5-103.8. 高い 男性: ≧95.6 女性: ≧103.8. 大腿EI 4段階. お達者健診2011より. 5.
(22) 2013/7/12. 超高齢社会を拓く -. 柏の葉健康未来都市 -. さらば!超⾼齢社会 悲観論. 1.さらば!超高齢社会悲観論 2.柏の葉の街づくり 3.街の健康ステーション. 三井不動産株式会社 柏の葉キャンパスシティプロジェクト推進部 椎名 一博 2. 元気⾼齢者が社会の⽀え⼿になる未来像. 何によって“明るい未来像”を描くのか?. 労働力の減少 ⇒ 元気高齢者は支えられる側から支える側に. (健康) 社会保障給付費は100兆円に達し、これからも急増し続ける。 (エネルギー) エネルギー輸入額23兆円(2008年)の削減可能性は1桁小さい額。 (産業振興) GDPは輸送機械11兆円、通信業10兆円。新産業は1兆円?. しかし60歳まで働くことと、74歳まで元気に働けることは根本的に異なる。 生活習慣病が深刻化するのは主には60歳以降。. 一番レベレッジの大きい“健康”を戦略的に。 ただ、健康増進・予防の市民への浸透は実際には非常に難しい。. 健康でなければ、収入がなければ、消費も活動も活発化しない。. <社会保障給付費の推移>. (億円) 1200000 1000000 800000 600000. 年度 400000 200000. 2009. 2008. 2007. 2006. 2005. 2004. 2003. 2002. 2001. 2000. 1999. 1998. 1997. 1996. 1995. 1990. 1985. 1980. 0 3. 若い世代に夢のある未来を贈るためにも. 健康. 4. 未来を拓くために、どう“健康”を取り込もうか? 医療機関も⼤切ですが、. “健康” 就労. 幾つになっても未来に夢の持てる地域像 4. 3. 専⾨家による健康アドバイスの地域施設?. 消費の活発化. 健康レストラン? 超高齢社会における健康、介護予防ニーズの増大 コミュニティビジネスを担う元気高齢者の 健康・介護予防専門的な健康知識の蓄積. 社会保障給付費の抑制. =. 市場拡大. ⼼地よい散歩道?. サービスの高度化. 社会協働活動の仕組み? ⾷やウォーキングなどの地域イベント?. 結果的に自らの健康増進. 専⾨知識の習得の場?. 健康が幸せの基盤. しかし⼀番本質的な点は、“健康”を源泉とする 新しいライフスタイル創出が、⽇本の成⻑戦略の要 だということ。. 専⾨知識を活かして活躍できる? いろんなアプローチがあり、いずれも⼤切。相乗効果も。 5. 6. 1.
(23) 2013/7/12. 世界の未来像をつくる街 - 柏の葉キャンパスシティ ー 現地空撮にパークシティ二番街、148街区の完成予想CGを合成. 東京大学柏キャンパス 県立柏の葉公園. 柏の葉の街づくり. 千葉大学柏の葉キャンパス ららぽーと 柏の葉. 柏の葉キャンパス駅 7. パークシティ柏の葉 キャンパス一番街. 柏の葉の駅前⾵景. 柏の葉キャンパスシティの⽴地 都心から25kmの 郊外立地 郊外住宅地ではなく スマートシティを! 歩く・食べる・社会 参加を中心に “健康未来都市”へ. 駅前広場. 環境未来都市、 地域活性化総合特区 マンション入り口 10. 商業施設. 農園レストラン オークビレッジと マルシェコロール. 10. 駅前(ららぽーと側)の完成イメージ. マンション. ゲートスクエア. 健康ステーション. 中期滞在可能な ホテル. 国際会議場 東大フューチャー センター. 農園のあるレストランと定期開催され る朝市など、様々なアクティビティ ららぽーと. 柏の葉アーバン デザインセン ター. 11. 12. 2.
(24) 2013/7/12. 世界の研究者が滞在するホテル 国際学術会議を開く会議場. 健康未来都市 1stステージの概観. 一週間滞在可能なゆったりしたホテル. 気持ちの良い水辺の散策路. 13. 14. 駅前ゲートスクエア3Fに、街の健康ステーション. 街の健康ステーション. ここ. お向かいには、 白雪姫が子供達を 出迎える 18歳まで虫歯0が 98%以上の小児歯科. ステーションの多彩なサービス. 街の健康ステーション計画. サービス項目. (予定). 高齢者. 壮年期. 子育て世代. 子供. 体験・測定. コンセプト. 地域の『健康になった』の声を集め、顔の⾒える情報発信をする アドバイスとショーケースの“街の健康ステーション”(無料). ここにしかない 体験・測定. (対象). 専⾨家からのアド バイス. (内容). ・ ユニークで改善効果が⽬に⾒える測定 ・ ご利益のある専⾨家のアドバイス・情報提供 ・ 先端健康知識・サービス・製品の体験・講習. (⼀案). ○. ○. 虚弱化指標(食の加齢症候群). ○. (○). 歩行速度測定. ○. (○). 運動能. ○. ○. 主観的健康データ. ○. ストレスチェック(うつ度). ○. 歯磨き練習装置”ハピット”. 柏市⺠ (⼦供〜⼦育て世代〜中年層〜⾼齢者). ネーミング募集?. Inbody(部位別筋肉・脂肪量). 先進サービスモニ ター体験 (検討中). もっと洒落た、若返るようなイメージで。 Future life plaza はぴはぴ. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. (○). ○. ○. ◎. 笑顔度測定. ○. ○. ○. ○. バーチャルリアリティ体験. ○. ○. ○. ◎. その他、食事画像、血圧、等. ○. ○. ○. ○. 企業の健康情報提供. ○. ○. ○. ○. 薬剤・サプリ相談. ○. ○. ○. ○. 康本歯科の健康指導. ○. ○. ○. 美容コーナー. ○. ○. おしゃれ教室、お化粧教室. ○. 情報発信、他. ”あすなろ王国”の教育. ○. 子育て相談. ○. 子育てサポート紹介. 17. ○. ○. ○. 食育・歩行イベント案内. ○. ○. ○. ○. 訪問看護ステーション紹介. ○. ○. ○. ○ 18. 3.
(25) 2013/7/12. 歩⾏速度で虚弱化の兆候把握. 街の健康ステーションは、どんなところ? 東⼤や東京都健康⻑寿医療センターの研究者の監修の下に、. . 携帯、スマホで 自動測定、自動蓄積. 街のあちこちに 歩行速度測定路. 他にない健康増進効果が明確な項⽬を測定し、データ蓄積 エビデンスに基づいて、専⾨家(薬剤師、栄養⼠)がアドバイス 繰り返し来る度に、元気が増していることを確認 健康専⾨知識を習得する講座を受講し、地域の専⾨家に! ⾷と歩⾏の地域イベントへのお誘い ⾷、歩⾏、美容、介護予防の企業からの先端情報も。. 無料で運動能、歩行速度やInbody などを測定. 柏市の65歳以上⼈⼝ 85,439名(平成24年10⽉1⽇現在) 内、要⽀援・要介護認定者数 11,347名(認定率13.3%) 平成23年度新規認定者数:3,766名. CO2. 平均要介護年数:4年7カ⽉、要⽀援1(5万円/⽉)〜要介護5(35万円/⽉) 1%、38名が要介護認定を1年遅らせるだけで、年1億円の社会コスト減 19. 20. 体を弱る前に、元気な体をつくる. 街の健康ステーションの⽬標. - 新しい概念: 『⾷の加齢症候群』. . 地域の⼈々がより元気になって喜ぶ顔が⾒える。 地域に“健康”の専⾨家が増え、社会協働に活かされ、 より多くの⼈々が元気を増していく。 健康な⾷やウォーキング・イベントなど、⽣活の楽しさも増していく。 いずれは、データでも実証できる。. • 地域に健康が浸透していくことが実証されるフィールドへ. 早目の兆候把握と対応で、いつまでも若さを保つ!. “健康”を源泉として好循環を起こす街づくり 21. 22. 健康の地域浸透と有意なデータ蓄積の循環 (特長) ・ 孫と祖父母、母や父と子で楽しめるサービス ・ 再来訪の意義と納得感が感じられ、楽しくなるサービス ・ 楽しみ系、役立ち系のイベントや社会協働との連動. 地域住民の協調 繰り返しの利用. 地域住民の 健康増進 実証事例. ∝. 協力モニターによる 持続的なデータ蓄積. FIN. 顔の見える実証フィールド. 健康DB (PHR). カウンセリング を行う専門家. 地域の モニター協力者. 地域の 高齢者 協力スタッフ. 研究者、医療機関の協力による、ユニークで訴求力の強い測定項目 .by. HIP (Healthcare Innovation Project). 23. 4.
(26) 2013/7/26. 東京大学産学連携共同研究プロジェクト HIPについて. 東京大学産学連携プロジェクト HIP -Healthcare Innovation Projectの目指すもの. 更なる研 究の深堀 を目指し て. 東京大学産学連携 ジェロントロジーコンソーシアム 発足(2009年4月)→ 45社 コンソーシアム 分科会. (オープンな場での研究活動). 共同研究プロジェクト HIP 発足 Healthcare Innovation Project 有志9社(2011年7月) 29社体制化(2013年8月). アクションプラン6 グループ. A;生活環境 B;医療、介護 C;健康増進 D;生きがい. 東京大学高齢社会総合研究機構 神谷 哲朗. ジェロントロジーネットワーク として研究継続 59社. 医療 介護 介護予防 グループ. 更なる 調査研究 実証研究, 事業化を 目指して. (セミクローズドな場での研究活動). (共同研究契約). 健康増進・虚弱予防の分野 在宅看護・介護ケアの分野 ICT/機器開発の分野. 2030年までのロードマップを完成. 東京大学産学連携共同研究プロジェクト HIPについて HIPプロジェクトリーダー : Healthcare Innovation Project 29社体制化(2013年8月~). 健康増進の分野. 東京大学. ICT/機器開発の分野. 産官学民連携による超高齢社会への貢献 サービス、商品を通して 地域住民(消費者)に貢献する. HIP 企業. 辻 哲夫教授. 各企業. 東大. 研究・開発 プロセス. 商品化 プロセス. 市場投入. (国内イノベーションを喚起). 在宅看護・介護の分野. 異業種交流. 柏市医師会、歯科医師会. 超高齢社会についての 全体を学ぶ. 企業研究. 官民交流. 柏市役所. 大学研究. 研究機関. <産官学民一体研究事業> HIP高齢者、高齢社会研究. 柏市多職種. 柏市民、就労の方々. 産学官民連携の下で社会のニーズと企業の活力を正しく繋ぐ. 高齢化に伴っておきる老年症候群への予防が大切. HIPの主な活動. ・転びやすくなった ・外出が少なくなった ・足腰が弱くなった ・美味しいものが 食べれなくなった ・活動的でなくなった. 自立度 1)虚弱予防・健康増進の研究と推進 ・柏市で実施中の「食の加齢症候群」研究の高齢者健康指標の策定 ・柏の葉キャンパス健康未来都市実証研究 →地域における健康増進、虚弱予防へのまちづくり (歩く、食べる、社会参加の三要素)の方針の宣言. 2)24時間在宅ケアシステムの研究と推進. 健康増進・虚弱予防チーム ・柏WG部会 ・口腔ケアWG部会 ・栄養WG部会. <健康増進>. 24時間安心住宅ケアチーム ・ICT利活用WG部会. ・在宅での生活が継続されより豊かなものとするための構造の明確化 ・地域の再開発と新しいまちづくりとコミュニティの再生に向けての取組. 3)ICT機器/社会インフラ構築の研究と推進. 健康体質. ICT/機器開発チーム ・ICT利活用WG部会 ・柏WG部会. メタボリック 症候群の予防. ・高齢化に伴う生体機能低下を支えることを基本とした、(ウエアラブル な)健康増進、虚弱予防あるいは在宅ケアシステムの開発。 地域包括ケアシステムとして全体統合するという視点に立った開発を推進する。. <老年症候群の予防> <介護予防>. 体力低下 虚弱体質 虚弱化. 4)豊かなAgingを支える新社会マネジメントシステムの開発と推進 ・「健康増進、虚弱予防・社会インフラ」の新社会マネジメントシステム の標準化を推進し、日本国内から国際レベルまで広める。. HIP全体 ・標準化WG部会. 40. 50. 60. 70. 75. 80. 要介護. 90. 年齢. 1.
(27) 2013/7/26. 厚労科研「食の加齢症候群」. 健診チラシ. 栄養とからだの健康増進調査事業. <全28回シリーズ> 2045名が参加(ペースメーカー含む) 平均年齢:73.0±5.6歳 男性:女性=1012:1033 ・65歳~74歳:1301人 ・75歳以上: 744人 要支援:74名(男19:女57) 最高年齢: 94歳. 班長;東京大学IOG 飯島准教授 2012年9~11月. <虚弱化の予防> を全国へ発信. 『市民の手による』 市民のための健康調査 数多くの『就労スタッフ』も大活躍の現場. メタボ検査. 食べること 歩くこと 社会参加. 栄養評価 (低栄養リスク) 口腔評価 (咀嚼・嚥下リスク). 専門職と就労スタッフも仲良く. スタッフ同士協力. 就労スタッフの動きも機敏に. ・柏市で実施中の「食の加齢症候群」研究の高齢者健康指標の策定 ・柏の葉キャンパス健康未来都市実証研究 →地域における健康増進、虚弱予防へのまちづくり (歩く、食べる、社会参加の三要素)の方針の宣言. 2)24時間在宅ケアシステムの研究と推進. 全国へ発信. ICTを活用した地域連携 (ICT/機器開発チーム) 伊福部先生. 健康ネットワークシステム 健康増進・虚弱予防チーム ・柏WG部会 ・口腔ケアWG部会 ・栄養WG部会. 24時間安心住宅ケアチーム ・ICT利活用WG部会. ・在宅での生活が継続されより豊かなものとするための構造の明確化 ・地域の再開発と新しいまちづくりとコミュニティの再生に向けての取組. 3)ICT機器/社会インフラ構築の研究と推進. ICT/機器開発チーム ・ICT利活用WG部会 ・高齢化に伴う生体機能低下を支えることを基本とした、(ウエアラブル ・健康ステーション な)健康増進、虚弱予防あるいは在宅ケアシステムの開発。 地域包括ケアシステムとして全体統合するという視点に立った開発を推進する。. 4)豊かなAgingを支える新社会マネジメントシステムの開発と推進 ・「健康増進、虚弱予防・社会インフラ」の新社会マネジメントシステム の標準化を推進し、日本国内から国際レベルまで広める。. :前期高齢者用 :後期高齢者用. 社会・運動評価 (うつ・転倒リスク). HIPの主な活動 1)虚弱予防・健康増進の研究と推進. 包括的 介護予防 プログラム. HIP全体 ・標準化WG部会. 技術的な課題 ウエアラブルセン サーの開発 ウエアラブル センサー (通信機器開発企業). 社会参加 在宅介護 在宅計測センサ 携帯計測センサ. 事業主体の確立 事業採算性 全体システムの確立. 地域コミュニ ティー との連携の確立. HIP街の健康ステーション (薬局、コンビニ・駅など) 薬剤師 患者紹介 退職勤務医 コメディカル のパート勤務. アドバイス カウンセリング (健康指導・薬) データ転送. 照合. 認可機器による再検査 クラウドデータシステム (通信機器). 個人の健診 データ. 公的機関の データベース. 元気高齢者 ⇒ 主に公的機関DB. 医療機関 医師 認可機器によ る精密検査. 治療(薬・・・) 自己診断. 自治体 病院 診療所 介護事業者. 虚弱高齢者 ⇒ 主に個人健診D B. 信頼できる情報管理センターの確立 (学会・有識者、東大IOG、都長寿医療研). 2.
(28) 2013/7/26. 健康日本21(第2次)の実現に向けて (街の健康ステーションがカバーする範囲) 健康日本 21 目標. 身体活動・運動 ① 日常生活における歩数の増加 ② 運動習慣者の割合の増加 ③ 住民が運動しやすいまちづくり環境 整備に取り組む自治体数の増加. 歯・口腔の健康. 栄養・食生活 ① 適正体重を維持している者の増加 ② 適切な量と質の食事をとる者の増加 ③ 共食の増加 ④ 食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業 及び飲食店の登録数の増加 ⑤ 利用者に応じた食事の計画、調理及び 栄養の評価、改善を実施している特定給 食施設の割合の増加. 高齢者の健康. 動く(歩く). 食べる. 生活習慣への取り組み 高齢者口腔ケア支援 低栄養予防食 嚥下機能 ・・・・ 栄養、食育支援 (食習慣・料理教室) ・・・・. 健康管理. ウエアラブルセンサー (歩行速度、身体活動量計). Inbody、指輪っかテスト、 口腔、咀嚼、嚥下機能テスト 食習慣. 民間支援. 健康増進商品+健康情報. 多世代 共生. 情報ネットワーク. 個々の状況に応じた 移動手段. 元気高齢者を 地域の支え手に ニーズに即した 多様な住居. 評 価 高齢者の QOL. ① 地域のつながりの強化 ② 健康づくりを目的とした活動に主体的に関わっている国民の割合の増加 ③ 健康づくりに関する活動に取り組み、自発的に情報発信を行う企業登録数の増加 ④ 健康づくりに関して身近で専門的な支援・相談が受けられる民間団体の活動拠点数の増加 ⑤ 健康格差対策に取り組む自治体の増加. 高齢者日常活動、歩行支援 ロコモ予防支援 歩行、筋力アドバイス ・・・・ 多世代健康増進支援 (ウオーキング、他) ・・・・. 高齢者. 飲酒、喫煙. 健康を支え守るための社会環境. ① 介護保険サービス利用者の増加の抑制 ② 認知機能低下ハイリスク高齢者の把握率の向上 ③ ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を認知している国民の割合の増加 ④ 低栄養傾向(BMI20以下)の高齢者の割合の増加の抑制 ⑤ 足腰に痛みのある高齢者の割合の減少 ⑥ 高齢者の社会参加の促進. 健康キーステーション の取組み. 休養. ① 口腔機能の維持・向上(60歳代に おけるそ咀しやく嚼良好者の割合の増加) ② 歯の喪失防止 ③ 歯周病を有する者の割合の減少 ④ 乳幼児・学齢期のう蝕のない者の増加 ⑤ 過去1年間に歯科検診を受診した者の割合の増加. 口腔ケア、栄養食品+健康情報. 社会参加 社会環境への取り組み. 病院医療から在宅医療・介護へ 病院. 地域 健康情報. 遠隔医療. プライマリケア体制. 外出支援(イベント、化粧) 生活支援(相談、サポート) ・・・・ コミュニティ・サークル支援 (健康、子育て、) 市民健康サポーター育成 ・・・・ 健康ステーション 虚弱予防カウンセリングサービス 健康相談サービス イベント開催、消費者健康相談等. 家族の QOL. 24時間対応の訪問看護・介護. 薬局 かかりつけ医. コスト. 患者学. 民間企業も参加して産官学連携プロジェクトへ 14. ご清聴ありがとうございました. 3.
(29) 在宅患者にどんな 歯科介入が求められるのか ~歯科医師・歯科衛生士への期待~ 口腔ケア研究会(TABERU2013) 2013年7月28日 あおぞら診療所 川越 正平.
(30) はじめに • 在宅患者の大半はセルフケア不足に陥って いる • 在宅医や訪問看護師は、これまで「口」に まつわる問題や最後まで食べるということの 尊厳を十分に認識できていなかった • 訪問歯科診療の対象となる患者は要介護者 の数だけいると言っても過言ではない.
(31) 症例:認知症 76才女性 <口腔内> 残存歯24本 う歯5本 プラークおよび歯石が多量に付着 歯肉の炎症による発赤・腫脹・出血あり <身体状況> 体幹が右に傾いている 頚部は前屈 食事中のムセや食事以外にも唾液による ムセがときどきみられる.
(32)
(33) 症例:認知症 76才女性 <口腔内> プラークの付着が減少し、歯肉の炎症が減少 口臭は減少しほぼ感じられない程度となる スタッフの介助磨きが行いやすくなった <身体状況> 体幹の傾斜が以前より見られなくなった 食事量が増えた 単語での返答が可能な時がある.
(34) がん終末期患者の口腔内の状態例(死亡前1か月).
(35) 歯科衛生士による口腔ケア後の状態(所要時間数分間).
(36) 実際の訪問診療のようす 映像教材 http://aozora-clinic.or.jp.
(37) End of Lifeにおける“軌道” と 多職種協働(IPW).
(38) 急性期治癒モデル から 慢性期ケアモデルへ. 治療. 治療. ケア. ケア. ・生活と医療の双方を一体的に支えなければ、 要介護者が抱える複雑な課題の解決は困難 ・そのために多職種協働(IPW)の推進が必須.
(39) 死の3つの軌道. Lynn J. Serving patients who may die soon and their families. JAMA 285(7), 2001.
(40) 軌道の低下を招く “くぼみ” や “傾き”.
(41) “くぼみ” を生じる事態. . 急性合併症(肺炎や脱水など) 転倒等の事故(骨折を含む) 原疾患の再発(脳梗塞など) 合併症の急性増悪(心不全や腎不全など). “くぼみ”を未然に防ぐ多職種の関わりが重要.
(42) 多職種の協働によって“負の傾き”を防ぐ 感じる 考える. CM. 介護職. 歯科. 家族. 食事が減り やせていく. 感動が減り 意欲が衰える. 管理 栄養士. 薬剤師. ST 医師. 移動が難しく 動かない. 食べる. 移動する PT OT 看護師.
(43) 在宅患者に歯科が何を提供するのか • 歯科医師の役割は狭義の歯科治療に限らず 「口」にまつわるあらゆる問題を担当する役回 りと今日的に捉え直す必要がある 継続的口腔ケア 摂食嚥下リハビリテーション 終末期ケア(緩和ケアとしての口腔ケア) • 医師が看護師との協働をより重視する必要が あることと同様に、歯科医師と歯科衛生士の 協働の重要性が増している.
(44) “顔の見える関係”を構築する • 地域にどんな専門性を有する歯科医師がいるの かがわからなければ、患者を紹介できない • 地区歯科医師会の口腔ケアセンターに依頼する 形では“顔の見える関係”になりづらい (整形外科や精神科にコンサルトする際、地区医師会 を通して仲介してもらったりはしない). • 継続的な併診が必要なのに、開始時の診療情報 提供書以外に情報を受け取ったり、治療方針を知 らせてもらう機会が乏しい • ケアマネへの居宅療養管理指導報告書が医療と 介護の連携を促進しているか?.
(45) 連携の3段階. 統合 情報共有 連絡 リンケージ. コーディネーション. インテグレーション.
(46)
(47) 歯科向け在宅医療導入研修プログラム • 東京大学IOGが開発を進めている医師向け 在宅医療導入研修プログラム(通称「柏プロ ジェクト」)の一環として検討中 総論的な講義 口腔ケアの実習 嚥下評価・摂食嚥下リハビリの実習 グループワーク(歯科医師と歯科衛生士) ➣訪問歯科診療の同行研修.
(48) 訪問歯科診療を普及させるために ① 歯科医師が地域の在宅医や訪問看護師、 CMと「顔の見える関係」を構築する ② 在宅医や訪問看護師、CMに迫力を持って 歯科介入の意義を伝える (経験事例やその写真を例示するような活動). ③ 歯科医師と歯科衛生士がタッグを組んでチーム を形成しておく (週1回以上の頻度で継続的に治療ケアを提供). ④ 紹介された患者に適切な治療やケアを継続 的に提供し、その臨床成果を実感してもらう.
(49) 地域包括ケアステーション 心身機能が低下しつつある高齢者が抱える 三大リスクが「低栄養」「生活不活発」「無感動」 退院直後や急性合併症併発時、終末期、 介護の必要性激変時などの時機をとらえて、 介護職を含む多職種が同時進行的に介入する 多職種が同じ事業所で机を並べて働き、朝に 夕に利用者についての状況共有や意見交換を 重ねつつ介入する.
(50) 地域内の施設資源の有効活用 介護保険施設は24時間にわたり要介護者 の生活を複数の専門職によって包括的に 支え、必要に応じて医療と介護の連携をとる 地域内の施設が有する人材やノウハウの 提供範囲を施設に限定することなく、在宅 療養者の支援に活用する、“地域の拠点” としての機能を発揮することが期待される ⇒ 地域の在宅限界点を高める役割を期待.
(51) おわりに • 人にとって、食べることは生きること • 死に至るその日まで「口」を使う • 口腔環境がよりましな状況であり続けるように 継続的にケアする必要がある • 食形態、味、水分やカロリーの摂取量、介助方 法など、「食」にまつわる課題は多岐にわたる • 家族や介護職、看護師にできない部分が今も 積み残されている • 認知症や緩和ケア、家庭医療等についての 素養が必要.
(52) ま と め • 在宅患者の「口」にまつわる問題や最後まで 食べるという尊厳に歯科界が力を発揮すれば QOL向上や苦痛の緩和、急性合併症の予防、 医療費の削減等大きなインパクトを生じうる • 地域で顔の見える関係を育み、主治医の「顔」 や専門職が関わる意義を直感できるような歯 科医師・歯科衛生士の活躍が必要不可欠 • 継続的口腔ケア、摂食嚥下リハビリテーション、 終末期ケアを担う「総合診療歯科医師」を国を 挙げて養成するべきであろう.
(53) 2013/7/29. 在宅歯科診療に関わって • 在宅療養中で口腔ケアの必要な方は多い • 歯科診療所への依頼だけでは十分な対応が行わ れていない. あおぞら診療所における 医科歯科連携 2013/07/28 あおぞら診療所 歯科衛生士 山口朱見. 訪問診療の行われている方は 口腔ケアの必要性も 高いのでは・・・ 1. 活動内容. 在宅患者の歯科介入必要度スクリーニング. ○医師の往診に同行 •患者の口腔内アセスメント •スクリーニング •歯科介入の必要な方をピックアップ 在宅療養患者のほとんどが口腔内に 何らかの問題を持つ 3. 使用しているアセスメント表. 活動内容 ○歯科介入が必要な患者 ・主治医、看護師との相談 ・患者・家族への説明 ・歯科介入の承諾 地域の歯科医師への依頼 歯科治療・口腔ケア 5. 6. 1.
(54) 2013/7/29. 歯科診療へ. スクリーニングから歯科診療へ. ○歯科医師への紹介 期間: 2011年4月~2013年7月 ・多くの歯科医師に訪問に関わってほしい アセスメント実施: 379名 ~歯科医師の診療スタイルと 患者さんの状況~を コーディネートできると よりスムーズ. 新規に訪問歯科診療導入したもの:102名 関わっている歯科医師:12名 (松戸市11名、柏市1名). 8. 肺炎を繰り返す患者の口腔内. 診療所での活動から見えてきたもの ○在宅療養患者では歯科診療や口腔ケアの必要な 方が多くいる 特に ・セルフケアができない方 ・肺炎を繰り返す方 ・認知症で痛みを訴えられない方 ・癌を含む終末期の方など では口腔ケアの必要性が高い. 歯槽膿漏の進行. 汚れの付着. 9. 10. 末期癌患者の口腔内. 認知症患者の口腔内. 口腔カンジタ症. 咬んでできた 口唇の傷. セルフケアが できなくなり汚れた口腔. 食物の張り付き 11. 12. 2.
(55) 2013/7/29. 考えていきたいこと. 終末期患者の口腔内. ・在宅療養患者のほとんどは何らかの形で 歯科の関わりが必要である. 咽頭部付近にも. ・歯科治療・口腔ケアが必要であっても対 応していない方が多くいる ・終末期や緩和ケアとしての歯科治療・口 腔ケアは重要な意味を持つがほとんど歯 科が関われていない. 口腔内全体に 痰の張り付き. 歯科介入が必要な口腔~関わる人が口腔 の問題を見つけられるとよい (訪問看護師,ヘルパーなど) 13. 14. 終末期の口 看護師向けスクリーニング尺度の開発. アルツハイマー病:死亡前3ヶ月の経過. • 評価項目の選出と追加 • 統計学的検討 死亡前2ヶ月:粘着性の高い痰 痰. 死亡前1ヶ月:乾燥痰発現 3週間:嚥下遅延・広範な乾燥. 在宅で看護師がスクリーニングを実施し 歯科介入の必要性が高い患者を訪問歯科診療へ つなぐ 死亡前2週間 死亡前1週間:特有の口臭が発生 咽頭部の乾燥痰増加 脆弱 ※:最後の2週間は悪臭と、乾燥痰がこびりつき剥がすと出血します この乾燥痰が咽頭部を覆い蓄積し始めると呼吸も苦しくなります. 活動内容 ○直接歯科介入しない患者の口腔管理. 死亡前3日 呼吸低下・粘膜が. 活動内容 歯科介入しない患者の口腔管理 ○医師・看護師との連携. • 往診同行を継続することで口腔内の状態も 継続してみていく 関わる家族・看護職・介護職がどのような ケアを行えばよいか具体的な方法を考える 必要になったら歯科へ連絡. ・医師・看護師が問題のある患者を衛生士 につなぐ ・体調が変化した患者の往診同行 ・終末期患者の往診同行 ・訪問看護に同行. 3.
(56) 2013/7/29. 活動内容. 活動内容 歯科介入しない患者の口腔管理. ○歯科衛生士の研修~「歯科衛生士道場」. ○他職種との連携. •衛生士による病棟・施設での一定期間継続した 口腔ケア、スタッフへの指導. ・訪問看護師、ヘルパー、ケアマネジャー への依頼、指導. 在宅訪問口腔ケアが適切に行える歯科衛生士の養成. ・施設への依頼、指導. DH道場の及ぼした効果. 在宅訪問口腔ケアの実践できる 歯科衛生士の育成. ・歯科診療の導入 ・臨床症状の改善(歯肉炎症・口臭軽減) ・介護職が行う口腔ケアの充実 ・行動変容(拒否感の軽減・口腔ケアの習慣化). ・参加衛生士:現在11名 ・病院、グループホームで研修. ・口腔ケアの手技統一・ケア技術の向上 ・認知症や全身疾患への理解・場面や病期にふさ わしいケア方針 ・介護職やチームの力量に応じた現実的なケア方 針の設定や指導 ・DH同士でピアレビューできる関係性構築. ・訪問歯科では歯科医師と歯科衛生士の 共同作業が必要 各地域の歯科医師との連携へ 21. 診療所の活動から ○医科スタッフの口腔ケアに対する意識の向上. でも、最初から上手くいっていた わけではない…. 考えていきたいこと 在宅で口腔内に問題のある方を見つけ、適切な治 療やケアに繋げていくには 歯科治療で終了してしまうのではなく、ケアを継 続し、最後まで美味しく食べる・快適な口で過ご すことをお手伝いする ケアの必要性を理解してもらうには? 必要な終末期の歯科治療・ケア 訪問に必要な知識は? 連携に必要な書類等の整備 制度上の問題. 4.
(57) 2013/7/29. ご清聴ありがとうございました. 5.
(58) 2013/7/26. まず・・・ 栄養士のイメージって?. 地域で取り組む食支援 ~ハッピーリーブスの多職種アプローチ~. 地域食支援グループ ハッピーリーブス 管理栄養士 安田淑子. 地域食支援グル—プ. • • • • •. 男性? 女性? 若い? 熟年? 優しい? こわい? 食べちゃ 働いている場所は? ダメ! 料理が上手? 苦手?. • 栄養指導受けたいですか?. 表現する口・食べる口をつくる. ハッピーリーブス 2010年4月開設. 地域で多職種が活動できる場作り 歯科衛生士. 2名. 管理栄養士. 2名. 理学療法士. 1名. 活動の流れ. 3職種の役割. 地域のケアマネージャー ・家族. 口腔環境を整える 食べる機能を回復させる. ①歯科衛生士. 栄養評価・管理 食べられる食形態の考案 正しい食事介助. ②管理栄養士. 食べる機能を回復させる 食べる姿勢の矯正. ③理学療法士. 医師. 歯科医師. ハッピーリーブス 理学療法士. 管理栄養士. 歯科衛生士. 利用者. 1.
(59) 2013/7/26. 症例① • • • •. 具体的に管理栄養士が できることは、なに?. 食形態はあっているの?. 79歳 男性 要介護度5 進行性核上性麻痺 低栄養・体重減少 摂食機能低下. ペースト食って食べやすい? スプーンからも口元からも 流れ出てしまう. ケアカンファレンス. ○ 口元へ運ぶまでにゆらゆらしてこぼれ てしまう ○ 口へ入っても飲み込む時に舌で押し出 てしまう →食事の摂取量が減ってしまう。. こんな方法が ありました. VEによる確認. 改善前 時間 介助者 あさ ひる 12時. 欠食 エンシュア. 1缶. (ヘルパー) おかゆ(レトル 1P. 惣菜 2品. 改善後 推定 栄養量. 食事内容. 肉団子. . 0 kcal. 250 80. 推定 栄養量. 食事内容 ゼリー飲料 (エネルギー) エンシュア 1缶. 200 200 kcal 250 . エンジョイゼリー. 300 . 1P. 口腔ケア. 100. 80 ゼリー飲料 1P 510 80 よる おかゆ(レトル 1P + 生卵又は中華丼の素 100 5~6時 (息子) 100 惣菜(冷凍・レトルト) ハンバーグ 125 エンシュア 1/2缶 390 夜間 125 0時 エンシュア 1/2缶. kcal. ペースト食(レトルト又は冷凍) ペースト食(レトルト又は冷凍) ペースト食(レトルト又は冷凍). 550 kcal 80 80 80 . . kcal. エンシュア . kcal. エンシュア. 1/2缶 1/2缶. 125 365 kcal 125 kcal. (ヘルパー). . 一日合計. 1025kcal. 一日合計. 1240kcal. 2.
(60) 2013/7/26. 『何か食べたいものはありますか?』 ⇒思いに寄り添う 「梨を食べさせたい」 by息子. 「おかゆが食べたい」 byご本人. 症例② • 79歳 男性 要介護度2 入院中 • 胆嚢炎による脂質制限食 1600kcal脂質20g • 脳梗塞後遺症により、左麻痺 軽度嚥下障害あり • ケアマネより、本人及びヘル パー対象に食事指導の依頼. 入院中から在宅までの流れ 病院. 退院時カンファレンス ケアマネージャー. 在宅でのかかわり. 病院栄養士 ハッピーリーブス. ホームヘルパー2社. 訪問介護(ヘルパー)や デイサービスとの連携. 管理栄養士. ご本人 退. 院. 在宅 ご本人. 在宅訪問チーム. 献立の組み合わせ. 料理レシピ. 鈴木 ○○ 献立例. 朝 献 立. 材料. 概量. ① おかゆ ② 卵入り味噌汁. ③ 納豆・ねぎ ねぎの代わりにも み海苔でも可 ④ 南瓜の煮つけ. 備考. 料理の組み合わせと重量目安. 300 味噌. 小さじ2. 10. 野菜. . 50. 卵. M1個. 50 45. 納豆. 1パック. ねぎ・たれ. 適宜. 南瓜(冷凍可). . 砂糖. 小さじ2. . ブロッコリー. ⑤ みかん. みかん. 大1個. ⑥ 牛乳. 無脂肪牛乳. 1杯. 合 計. 目安量 g. ④根菜類か 煮物 ④ 根菜・芋 の煮物. ③ 主菜. ⑥ 乳製品. ② 汁 (具 沢山). ① 主食. 50. ⑤ 果物 菓子. 6 30 70 150. ①300~350g. ②180g. ③60~100g. ④80~100g. ⑤50g. ⑥100~150g. 761 . . 3.
(61) 2013/7/26. 配食弁当との連携. デイサービスとの連携. • 入院前のお弁当 お粥大盛 おかず常食 600kcal 脂質20g. エネルギー制限食 お粥大盛 400kcal 脂質10g+果物、乳製品. 退院後の経過(アルブミン・T‐BIL). 今日は何を 作りましょうか. 4. 退院時. 4.5. 入院時. ヘルパーとの連携 買い物に同行. 3.5. 3. 2.5 アルブミン t-bil 2. 卓上ミキサー. 1.5. 1. 0.5. 寒いから 鍋がいいな~. 0 2010.12. 2011.4. 2011.7. 2011.10. 2012.1. 2012.5. 2012.9. 『何か食べたいものはありますか?』 ⇒思いに寄り添う. 退院後の経過(体重・GOT) 退院時. 入院時. 60. 2011.1. 「すきやの牛とろ丼が終わってしまってザンネン・・・」. 50. 「豚とろ丼の出来上がり!!」 40. 体重 GOT. 30. 20. 10. 0 2010.12. 2011.1. 2011.4. 2011.7. 2011.10. 2012.1. 2012.5. 2012.9. 4.
(62) 2013/7/26. • 介護保険の居宅療養管理指導を利用. どうすれば、管理栄養士が 訪問できるの?. • 訪問する管理栄養士は、 居宅療養管理指 導で訪問している医師の指示とその医療機 関との契約が必要 • 月2回までは介護保険での訪問可能 • 1回あたり530円の自己負担金 • 利用限度額の枠外サービス. 経口摂取への道のり. 腕と腹の見える食支援チームにより 顔の見える食支援チームにより 歯科医師. 間接訓練. <. 直接訓練. 主治医. 介護施設 職員. 配食弁当. ケアマネ ージャー. ローリスク ハイリターンへ!. 栄養士. ハイリスク ハイリターン. ご家族. 歯科衛生 士. ソーシャル ワーカー. 福祉用具 ヘルパー. 看 護 師. PT・OT ST. ご清聴 ありがとうございました!!. 5.
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