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食品微生物の知識に関する実態調査と授業実践研究

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Academic year: 2021

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06363019

食 品 微 生 物 に 関 す る 実 態 調 査 と 授 業 実 践 研 究 教 科 ・ 領 域 教 育 専 攻 生活@健康系(家庭)コース 乾 沙 知

1

.

概 併 損 と 目 的 近年,食

η

変封生を齢ます覇物宅多々生じ刀、る。 その鞠!として,日籍出血~t:生対嫡 0157,黄色ブド ウ璃萄による鍋宣食中毒食品偽装,不正表示に 関する事件等が挙げられる。これらの問題から, 今回は食中毒に注目した。その理由は,食中毒 は我々の食生活により身近で、あり,自分たちの 意識を高く持つことにより,発生を防ぐことが できるからである。食中毒の原因物質として最 も多いのは細菌性食中毒であり,微生物のはた らきが大きく影響する。この微生物には「発酵

J

と「腐敗

J

とし、う二つのはたらきがあり,どち らも食品成分を微生物が分解した状態であるこ とには変わりはないが,

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発酵Jは人にとって役 立つ食べ物を生み出すことであり,

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,腐敗」は人 が食べられなくなるような食べ物へと分解する ことであるといえる。このように,微生物のは たらきは私たちの食生活に大きく影響しており, 食生活を安全で豊かにするためには,これらの 知識と技術が必要になる。さらに,現在,高等 学校の菊競ヰではこれらの微生物のはたらきに ついて取り上げることとなっている。 そこで本研究では,これらの知識をどの程度 認知し食生活に生かすことができているかを把 握するために実態調査を行い,

.

r

発酵」及び「腐 敗Jを体験的に学習できる授業実践研究を実施 することを目的とした。第一に実態調査におい ては,大学生及ひ高校生を対象に行い,

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発酵J 指導教員 西 川 和 孝 及び「腐敗

J

に関する知識と合わせて日常の食 生活に関する意識についても調査した。第二に, 学校教育において発酵による調理は時聞がかか り授業時間内で実践するのは難しいと言われて いるため,

r

発酵

J

に関する耕才を取り上げて分 析し,授業時間内で実践可能な耕オを検討した。 その後,授業実践を行い,耕才の有効性を考察 した。また,

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腐敗Jに関する耕オの有効性を検 討するために,授業実践を実施し,改良すべき 点について考察することにした。 2.方法

(

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本物に学生

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名に対し,

2

0

0

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1

1

1

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日にアンケート調査を実施した。回収率

9

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7

%

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名),有効回答数は

8

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名(年齢層

1

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-

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-

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2

歳の男性

3

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名,女性

5

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名,平均年齢

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.1歳, 男性平均年齢

1

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2

歳,女性平均年齢

1

9

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0

歳)で あった。 (2)

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発酵

J

に関する耕オを選択するにあたり, 日本家庭科教育学会

5

0

周年言略家麟ヰ教育教 材データベース

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2

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7

年発行)において 調査し,小麦粉を用いた授業実践の事例数が比 較的多かったことから小麦粉を用いた耕才を 選択した。さらに,生地の作成において重要な 条件として「小麦粉J

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発酵時間J及び生地に 加える「水温jを挙げ,耕寸として適した生地 を検討した。 。)

r

発酵」の耕オにおいて, (2) で検討した

(2)

-484-条件を基に2008年 1月 23日及び 2月 13日に 授業実践を行ったo また,授業実践を行うのに あたり,微生物のはたらきに関してどの程度認 知しているのかを把握するために,対象生徒に 対し授業実践前の2007年 12月 5自及び実践後 当日に実態調査を行った。さらにi食への関心 についても調査した。対象生徒は兵庫県立S高 等学校の2年生 B組 37名(男子 3名,女子 34 名)及び C組36名(男子 3名,女子 33名)の 73名を対象に行ったO 対象生徒の平均年齢は 16.8歳であったo (4)

r

腐敗Jに関する耕オとして日常生活に身 近であること,食品の苦情件数が最も多い食品 であることなどから牛乳を選択し,食品の鮮度 判定について取り上げ授業実践を行うことと した。授業実践は, 2007年9月18日及び 20日 に徳島県立K高等学校の 3年生 3組 俗 名 ) 及び4組 (35名)の70名を対象に行った。ま た実験に用いるための牛乳を腐敗させるため にはどのような方法が適しているのかについ ても検言すすることとした。 3.結果及び考察 (1)食品微生物に関する知識~.こついての実態 調査において

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発酵」及び「腐敗jに関する 認知度については,いずれも92%以上が誤答で あり,大学生は食品微生物に関する知識が低い 傾向がみられた。食への関心については,食生 活が外部化されている傾向がみられたことか ら,健康で自立した食生活を営むカを養うため にも教育の重要性がみうけられた。 (2)生地の作成において重要となる条件として, f小麦粉

J

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発酵時間j及ひ注地に加える「水温

J

について検討したところ,小麦粉は弾性及。深占 性の強い強力小麦粉発陣寺聞は十分な発酵が みられた15分間3生地に加える湯の水温は60 0 C が官能検査の矧面も良く,耕オとして適してい た。これらの分析を基に,耕オとして発酵が一 度で良く,栄養に関してもトッピングにより補 足することができるピザを選択した。 (3)授業実践前及び実脳変を比較すると,実践 後良い結果が得られた。特に,イースト菌に関 しての知識では授業実践前「よく知っているJ と答えたのは 1名(1%),

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知っているjと答え たのは9名(12%)であり, 1割程度しか認知 していなかったが,実蹄愛では「よく知ってし、 る

J

と答えたのは2名 (3%),

r

知っている

J

と 答えたのは42名 (57%)と6割で、あったoまた, 授業実践前にイースト菌を用いて調理をするこ とに興味@関心がある生徒が49名 (77%)であ ったのが,実践後では68名 (93%) で、あった。 さらに,イースト菌の知識及びイースト菌の調 理組験を変数としたクラスター分析の結果,ほ とんどの生徒のクラスターが良い方に移動した。 これは,調理実習により生徒がイースト菌を扱 い調理をすることが容易であることに気づき, 楽しみを感じたことがもう一度挑戦したいとし、 う意欲へと繋がったと推察され,本授業実践が 生徒にとって有効で、あったと考えられるo (4)牛乳の鮮度判定実験を行うのにあたり,牛 乳を腐敗させるためには3日間以上室温で放置 する必要がある。また,本授業実践では食中毒 など自分に起こり得る危険性に対し生徒が自身 を守ろうという意欲に繋がり食品衛生への関心 が深まったと推察される。 このように,本研究による授業実践研究は食 生活を振り返り今後生かすきっかけとなる効果 があったと考えられることから,食への意識を 高める耕オとして,今後の高等学校家庭科にお ける活用も一層期待される。

参照

関連したドキュメント

本報告書は、日本財団の 2015

会社名 現代三湖重工業㈱ 英文名 HYUNDAI SAMHO Heavy Industries

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告—欧米豪の法制度と対比においてー』 , 知的財産の適切な保護に関する調査研究 ,2008,II-1 頁による。.. え ,

(1)  研究課題に関して、 資料を収集し、 実験、 測定、 調査、 実践を行い、 分析する能力を身につけて いる.