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スウェーデンの司法

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(1)

九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

スウェーデンの司法

萩原, 金美

https://doi.org/10.11501/3092849

出版情報:Kyushu University, 1993, 博士(法学), 論文博士 バージョン:

権利関係:

(2)

128

修習生とは見なる分の者は」八月たはそ以上の朋問働きその数は二五|三Oといわれる。この予備修所生問題をめぐる論議だ始まったばかりであるが大勢れに否定なようであ」Cω巴ハ

-U・なお

(臼)(町内)序章参照。 間・口参照。Cω何問。\

第E部 裁判官任命

- 養 成制度の現状

第一章 判事補の養成教育

六五四三二一 序ーー裁判官任命・養成制度の沿革と現状の骨子

判事補候補生の採用候補佐の執務とその成績評価候補生の執務の内容判事補への任命とその職務

仕相器削

」任||ぷ判官任命・養成制度の沿革と現状の什子

スウェーデンにおける裁判官の任命・養成制度は比較法的にみてきわめてユニークなものである。それはH閉ざさ

仏などと旧作、なり

、H 聞かれたキャリ

ア制(オープン・システム)μ 129 れたキャリア制(クローズド・システム)Hを探る丙独、

(1)

といえよう。その立味内容は計干の説明なしにはm解附難であろうから、ここでまず、

(2)

かつ現行制度の什子を述、べておくことにする。

スウェーデンの裁判官任命

持成制度について沿午を瞥凡し、

(3)

132

(ロ)

護士および法学教皮から最高裁判事に任命されることがあるのみであった。また

都市裁の正規の裁

官とくに所長

判事

につ

てみると

、 同

の裁

官歴にある裁

官、

一裁判所の裁判

(日)

、 他の

都市裁

裁判官から

すなわち実

際 上

官歴のなかにある者から

任命

された。ス

ーデ ウェ

裁判官

・ 養

度は都市

れも

めて

原則

として

キャ

うこ い

るなわれていたと

元が

曹法

い (凶)

制 い

って

リア

ttH部 裁l'U'û任命.lNi.制度の現状 以上のように、

が、円以内裁判事と都市裁の裁判官については限られた範囲ではあるが、とができる。ところでやがて、このような閉鎖的な任命方式を批判し、僅かにみられる法曹一元のモメントを強調ないし拡大しようとする動きが、政府の立法関係委員会の報告書のなかに相次いで現れてくる。

この

問題については第N部において詳細に論及されるので、ここではふれない。

現状の骨子

の説明は通常裁

所についてのもので

るが

一般行政成判所ll行政最同裁判所(ZmoE雪号5)、

行政高 (時)

等裁判所(E55号33)、行政地方裁判所(一g凶『ぎ)||の裁判官に閃しでも類似したシステムが採られている。裁判行としての

キャリアの山発点は判事補候補生(室内ω一23・2乙である。

大学の法学教育および司法実務修習を

優 秀

な成

縦 で

のみが

高 裁 に

に採用される。

して

|

一 二

月の期間、書記官

調育

{日 的

に従

しながら裁

官として

適性および能力を

びしく審抗されたう

、こ

最終審査に

格した

( 補者が

裁によ

、判事加はまずく。判事補任命後も高裁の・稀査は続、の十れる最も重要なものであるがは裁判行歴におけ査審

白井 口

でのされる

に任)

一 る

あ。

しばら

裁で書記官

調査官

を担当し

ついで||通常一ll二年後||地裁で裁判官としての職,Mを行

なう。しか

政会府

司 的 、 、 や

関機判帯法

特期の部間

部の員外裁判官として執務する。 判事補則の最終段附は高裁に一反り、 一時的に転出する者もいる。 庁や弁護士事務所に

察検。がいるる

す 者 出向

的 、 公

種 各 各名

事尖上、高裁の裁判部はその構成員四人のうち一人がふつう判事補である。ここで高裁は、判事補の裁判官としての 適性および能力を再審先する機会をもつ

のである。しかし、

この段附にいたって不適格と判断される者はきわめて少 ないといわれる。最低九月の期間を経て適情者と認められると、日川裁は政府に対して、当がい判

補を

裁代理

判事

(70〈『山門門印hH凹凶何回目。円)に

任命

するよう

る。

理判

事へ

の 任

命は通

例、

候補生保間後五|七年の時点で生ずる。

」の任命をもって裁判官の養成教育は一応終了する。

口同裁代理判事は、期間の長

として

裁または地裁で裁判

事務

を行な

大部

分 の 者

判 事

として

なりの 期間を 、 裁判所 外で 過ごす こ とに なる

〉 ) げ ( 凶) ( -t く の 。政 府各省 ・ 会その他公私の組織 ハ( 各穐の公的委 、 会 国 、 団体が多

判事

を必要とし

いるので

る。ある調査は

用判

約 問 分

の三が外活に

出向

してい

こと

を 示

てい

c代

70〈 「 山 口 回『包)ーーへの任命は

四O 歳を過ぎ 、 M

う は

地裁判

事 (323

)

たは

判事 (日)

五O歳前後になることも珍しくない。 閣は判事の朋問は長い。

芯法上の身分保障を有する正規の裁判行職||

正規の裁

官の

ポ スト11右 の

へ川口)

裁判

または

判事

以上

ーー

は通常最

のものと

られてお

り、

昇進

は 予

定されていない。

」こにいたって、

れ は裁判官歴の一応の

点に達したわけであ

判事怖の主成教育

うにして裁判官

は、

期段

の峨(

σ

ヨ} 由。云

E Z 『

)すなわち

判事

怖と しての職

通過段階の峨(宮mg'

月以~υ川裁上作詞究官としての峨および終目段附の版三三円ESHO--)

(初)

裁判官職の三つの段階に

よって構成される。 すなわち正規の

関内『乙g

mZ『)

すな

わち

日必

理判明

正規の裁判官の転任はあまりない。

下級裁判所(地政)

判事

とく に地裁所長

につ

このことはとく

に 、

なお、

133 坑一章

同 一

裁判所にお

る長期間の

在任

によ

り 、

竹内 の出火

辿

(引)

いとする型山から強調されている。

作民との栴掠な持触を保持することが望まし

いては、

(4)

130

:1、Jロ

主成制慢の境�k

一九七一年に通常裁判所の統合が実現される

までは、スウェーデンには第一

審裁判所として、国の

設営する地区裁判

所(rr包EZ)と都市

沖寸

体(人口規模からいえばわが国の「町」に属するものも含まれるが)の設営する都市裁判所(LF・

5早口

)と

が存在していたoそのため古くは、

裁判

官の任命・養

成制度についても両者のあい

だには著しい差異がみられた。ときには、

都市裁の所長判事

(σ0『mzg『の)に弁護士やその他の裁判官限外の法師いが任命

され

ることもあっ

たし、陪席判事(円注sg)に法曹資格を欠く者が任命されることもあった

。しかし一九三0年代以降次第に陪席判事職 等への任命のために、

高裁における判事補資格を取得していることが要求

されるようになり(後述参照)、現行訴訟手

私法の成立以降についてみるかぎりは、

都市裁における裁判官

の養成教育は国の裁判所の

それ

と大差ないものになっ

(4)

ていた、といってよい。

政、1'-1]'斤任命 第E部

(

て、

国の裁判所についてみると古くは、

司法実務修習を終えてから

正規の裁判官職に就くのに、二つの道が存在した。

一つは、

地区裁所長判事が長期間にわたり休職したり

、またはその職が空席であったり

した場合に、その裁判管棺区における代理者として採用され、

長らくその執務を続けた後、

最終的に所長判事臓に到達する道であるo

もっとも通常は、若干の期間、

高裁における員外裁判官

としての執務、

およびときには最高裁の上告調芥官としての執務を行

なう

ことが任命のための前捉要件とされた

。し

かし

この

道は、裁

判区規程2052雪印E牛肉白

ロ」ロロ』58)の制定により閉ざされてしまった。

もう一つは、

羽行の方式の原型で、

高裁判事制候補生となり、

『以内約一年の執,拐の末米査に合格すると員外判事補

(25rz-)に採用され、

その後も辿常は高裁に

とどま

って判事制としての執務を続け

、一年ないし数年後に部の員

外裁判官に昇進し、

雨後さらに裁判官監を歩んでゆく、

というコlスであるo

ところで、

その後こ

の方式は変容し

、高裁判事補は、

その期間中に高裁外の各種の職務と

くに管内の地区裁におけ

る執

務を命ぜられるようになった。

一九三三年

に地区裁に判事補(出

兵532)の制度が創設されーーーそれまでは多くの地裁で

は所長判事が単独で

、修

(6)

町内生の補佐を受 けて裁判事務を処理

していた||、

高裁判事補が裁判汁

養成過程の一環としてこ

の職に充てられ

、日

裁代理判事に任命される

まで

の数年聞を地裁の裁判官として執務することが始まった。

すでに一九三五年までに全同

(7)

の三分の

一から半数までの問の数の地医裁に判事補が配置さ

れた、といわれる。

この

ようにみてくると

、現行の裁判行養成制度の基本型は一九

三O

午代に成立している

、と考えてよいようであ

る。

また、

都市裁についても、

裁判行となるためには一定期間同践の判乍補(候補中)養成教育を受けること(したがっ

(8)

てこの者は当然、修刊を終了した法曹である) が一般に要件とされる

にいたり、また、

(9)

務代行とし

て執務を命ぜられたのである。

高裁判事制は都市裁の梢成只の職

判事�Iìのf!:}ぷ教育

なお、裁判官とくに代理判事が立法関

係事務などの公的職務のために裁判

所外に出向する

ことは、すでに古くから

(ω)

一般化していた。

例えば一九三三年についてみると、

代田一判事およびこれと同格税される裁判官のうち裁判所で執務

(日)

する者三七人、

裁判所外の公的職務にある者二三

人と

なっている。

次に、

正規の裁判官職への任命にあたっての給似の問題につ

いてまとめておこう。

ほとんど例外なく同の裁判行慌のなかにある者から任命されてきた。

もっと同

の裁判所における正規の裁判行は

も、

これ

は事的ぃ〈上の慣行であって、

同の裁判行肢の外にある法背

から

の任命を禁ずる旨の法令の規定は存し

ない。そ

日-I;'t

」で限られた範四では

あるが、部外

者からの任命も行なわれた。

かねて都市放の正規の裁判官(所長判事または陪席判

131

事)

は設いけ川裁判事

、~リ川裁長官、高裁部

長判事または地区政

所長判事に任命されていた(もっとも

、その大部分の者は都市

裁の裁判官になる前に

、同の裁判行既に日比則川同していたから

、純粋の市外丹とはいえない)0Aよくの部外者の事例としては弁

(5)

134

(泣)判事補候補生の採用

?f成制度の現状

上述したとおり、

裁判行峨の

第一歩は判4柏候補生になることであり

、候補生は平均して約一O月、

裁判官として

の第一次的長成教育を受け

、その問に判引附への採用の可存を不断にきびしく審火されることになる。

政、I�IJ'行任命

裁判官の

近を歩む広志がなく、

将来、

内級公務只や企業その他民間の組織・団体における幹部

職、

法律職に就こう とする者にとっても、

判事補候補生の養成教育を受け

ることは、

かれの法律家としての能力の山水準を示し、

その履

第E部

庇に司法実務修刊の終了よりもはるかに輝かしいメリットを付加する。

(お)

い若い法作家も進んで判官怖候補生への採用を志願する

のである。 それゆえ、

生 涯を裁判所に

捧げ る のもり

のな

」のようなわけで、

判ぃ下拙候補生への近はきわめて狭き円であり

、最近はますます競争が激甚になりつつあるよ

である。候

補生の採川は各山裁

の椛阪に属するが

、向裁によっては数十

人に一人しか採用されない場介もあるといわ

れる。候

補生となる資格者はスウェ

ーデン同籍

を有しなければな

らない

(高等裁判所規則会合REE∞〔HSωふ包〕ヨ包『2・

品5522rtoコ〔以F「規」と附称〕

同八条)0

スウェーデンにおいては廿公職の任命にあたっては原則

とし

て公竹する

」とを裂するが

、候補佐の採川についてはその必要がな

い(幻)

候補生を係川する仰に

、 (規四七条)。

長汀は諮川委日以会(込牛肉EEO

コロヨコ仏)

のぷ日却をポめる。

」の委礼会は代

いいい代会議(俺述)が 指名する 印長判事一

人、日川裁判官打一人

および山政の百年法作

家協会が指名する政判部

の陥成日以たる法判行一

人で梢成

される (スコlネおよび.ブレーキンゲ向裁執務細川(白L2SEEコmE『70〈「白

門店コ

ひ〈の「ωEコ03円YE075∞の

)=二条。作一川裁の

執務細則はいずれも大同小異と川心われるので、以下、川市裁細

川〔以下「ス細」と略称〕によって説別する

)。 また、解雇等について所定の告知期間その他の手続を必要とする一雇用保護に閃する法作(}お口ST50

3白コ

印円以一ヨコぬ回目ごE)二九条およびコ二条二項の適川もない

(鋭五O条)。

なお、 (お)候補生および判事補の数については厳格なな味における定九は存在しない。最近では裁判所外における裁判官の需要の増大に伴い、上記の非正規裁判廿の数が増加している。(お)な数の約三倍を毎年採用している。 候初生については正規の裁判竹職として将来必要

候補生の執務とその成績評価

判事補候補生の採用のみならず、その長成教一一円も尚裁の権限に属する。

そこ

で日肢の執務細則(白吋rozo丘三口問)は候補生の長潟投

打に閃するが一引について詐制な規定を設けて

いる。」こではマルメ日哉のそれについてみてみよう。候補生

はいいた行により係に配属させられ

、最低二つの部で執務する(ス細九条)。判事補および候補生は事件の準備

について係作品判行を削佐するものとされ(ス細一七条)、

同制川附録六「判τ補および候補生に関する規定」が

らにこ

、nPH;I!;の完成粒Ti

れに川する川口を口止めている。

その説明に入る前に、即日解の川叫ん八上まず山政の郎の椛成について一七-けしておこう。(幻)却は、部片として長行または市長判事および最低三人の日裁判事(一人は刷部長)で椛HM裁は二以上の印に分かれ、

成される(持芯F杭法〔以ド「法」と附称〕

(剖)(mm)ハ外裁判行を令む(川胤七条一引)0 市三条二項)

。内

政脱川によ

ればれに加えて一人以上の山裁代田一判官または

さらに判が州、候補生その他の服此が執務する(規川条二項)0裁判機関とし

ての

'-.1

ぷ休は問ifの裁判訂をもって梢成し、(法二市四条一項)。もっと

..... '�j

五人より多い数の政判行で仙成することはで

きな

(初)原川としてご一人の此判行と一.人の参事八をもって川成する(法川条市川)0

135

も刑事事件については、市長刊訂以外の仰の杭比八たるん刊行は守山、係をもっ(脱間条一引)0事件はまず係に分・配される(脱ごニ条、

(6)

136

号)0

事件

の配点を受けた係故判官はそ

の 事

について準備をし、か

とく

だ ん

の理山がないか

ぎり

任裁判

作n(SF「白コ円)

とし て審埋・裁判に関与する(規一八条)0

完成制度の現状

さて、上記細則附録六によれば、判

補お

び候補生の職務はおお

む ね

次のとお

である。

(ー) 事件の準備

1

訴訟記録および上訴状等の提出書類の形式・内容、ならびに却下山下山その他適時の拾位を要する問題につ

いて

裁判官任命

遅滞なく検討すること。

2

緊急に見解の決定を要する問題については遅滞なく係裁判官に報告すること。

期間等が遵守され、

かつ事件の準備が遅滞なく遂行されるよう配出すること。

本口頭弁論その他の口頭審理が行なわれる場合

3 節E部

1

本口頭弁論党占(75EE「7225m凹℃5530『包)またはこれに相当する党尽を作成し、かつ必要なときは、法律 問題の調査(号

55E5む

を行なうこと。

2

弁論のさい芹証

よび被告

の身上関係(吉

「きコ ロ一一 位) に

ついて報竹

ること、

よび弁論後求めに応

、訴訟 の結果の判断に関する自己の見解を述べる用意をしておくこと。

日論い弁、場の定所つか執,拐して

と必官

3

のさ合

に は

の提案を作成すること。

その他、

事件または事件中に裁判が要求される問題について報告し、

かつ裁判への提案を作成すること。

部補生に配属された判

およ

は部の長判者

責成教育養候補官お指示はよ係裁判、

(同

び 例 人

指導を

与 え

なければならない(ス細三九条一項)。

代表会議の指名する裁判官グループが候補生一の指導コlスを担当する(同条三項)0 候補生の部における執務別問中に、部のす

べて の構成員は候補生の勤務成績を審査・評価し、部長判事および他の向 僚に自己の見解を告げなければならない(ス細四O条一項)。他方、部長判事は候補生に対して継続的に、かれの勤務状況に対する叩のけん解を知らせるよう配応すへきである。候補生が部を離れるとき、部長判事は速やかに候補生に、

かれの勤務状泌に対する出の円以終的評川を通知しなければならない。部が候補生を判事補に任命するよう提案すべき

(札)

かどうかについて疑念をいだくときは、山ちにこの旨を長官に報告すべきである(同条二項)0高裁は候補生のガイダンスのための準則(ユEE宮町。ニロ5EEOD岱〈ミ白ロmS一一色rz-21円き門)を定めている(ス細

(犯)

附録一

二 三

ダンスは最初の週に行な

れる

候補生は最初の勤務日から部の係に配属さ

るが、最初の週は

什事

が軽減され、また、新任候補生と交梓する先任候補生は、できるかぎり新任者の執務開始日まで係に執務しているとととされている。

候補生の執務の内容

判事補候補生の執務の手引として『判事補候補生執務便覧』(匂ヨ『骨rrgm13コ汚『)が存在し

、有

用なガイドプッ

'j:1j 'lr附のみ成教育

クの役別を果している。以下では、マルメ高裁のそれによって候補生の執務の内容(の一端)をもう少し具体的に柿いてみたい。

(ね)

侠制生の職務内容は、すでに計干前述したところであるが、約一訂すればわが同の乃花行、調寸村守合同哉、最高成)および参与判事補の職務を包含したものといえるであろう。この候補生の補佐によって、裁判行の職務は木来の純粋な裁判活動のみに集中されるのである。とりわけ候補生は、事件が係に分配されるや、原審訴訟記録ならびに当事者双

第-í4T 137

方が山裁で提出

而および証拠を

先検川し、法作川辺について調世代研究し、

必要ないし適切と認める附慨につ

いて係裁判官に芯凡をのベる||候制作んに委ねられているものは'日'井で行なうllsなど、

い わ

主作

裁判行の分身的

(7)

138

活動を行なうのである。以下、本口頭弁論を聞く事件とそうでない事件とに分けて、候補生の主要な職務を眺めるが、それ以前にも控訴状

IW<':制度の現状 の点検や、右両種の事件の分別のための調査など多くの審理準備上必要な仕事がある。なお、候補生はその職務の遂行にあたって、つねに係裁判山口と密接な妓触を保ち、いささかでも疑問をいだく問題については係裁判官に報告しなければならない。しかもその場合には、問題に対

する 結論ないし対策を閉山を付して提案すべきである。

段、1'lj'fI'仔命

m 木口頭弁論を開くポ件

l

それまでに行なった事件審理上必要な事項の調査を再臨する。

2

どんな証拠調を高裁で行なうべきか(証拠調の申出を却下すべきか)を検討する。

開E部

3

本口頭弁論の所要時間を予測する。

4

呼び山すべき訴訟閃係人について検討し、そのリストを作り、また、

通訳の必要の有無等を調べる。

5

記録を紡査し、問題となる法作問題を明確にする。

6

HプリントH(ミのごとよばれる一件書類を作成する。その内容は

a

判決の標題への提案

b

判決の事実経過の説明への提案

C

本口頭弁論党宍

d 法作問題の調査

から成る。右の本口一肌弁論覚書は、本口頭弁論の審理計画を示す目的をもっ。党書は裁判長の訴訟指揮を容易ならしめ、かつ、他の構成員の事件準備の基礎となるへきである。例えば、新しい人証については、i証人・鑑定人等の区別、日日肩書 氏名および生年月日、…川住所、-W4同事項、v山川崎Jの史何

、原容におけるウ凡汗の有無、.1人証の出円I吋川の場人日は、

頭の代川を誰がれ担すべきかなど、。ノt、 また行一ハ祉については、

記録巾のどこにそれが編綴されているかを明らかにしてお また、法作問題の調査の項日では、問題ごとに関連する条文、立法理由市一一口、裁判例および文献資料を挙げるべきで ある。(鈎)さらに、プリントには

、・ l原判決、一日原判決における少数立見

、… 川市-要なA誕のびし、-w図而類の写し、v六法全 主打に投開帆されていない法文を添付すべきで

ある。

場介によっては到仰を容易にするために

、図表を用いたり、特殊的、

医学的用ぷについて説明を付するのが適切ないし必要とされている。

プリントには候補生が将名する。そして参存事件については六述、その他の事件について

は五

涌作成する。

一通は

自分が保有し、

その余は木口頭弁論の事前に仙成Hに配布する。

同時に

、++じ

作裁判zVいには記録も交付する

。こ

れらは 則自の約一週間前になされることが望ましい。

7 開廷前に、法廷の録行取の機能が正常なことをチェックし、六法全書その他必要な文献や表などを法廷に持参 rlj'MIIìのrtl点数1I

する。口頭弁品の施行中は、一一川録をとり、また録斤加を操作した

りす る。弁論終了後は、口一組で事件に関する判断の結果とその即山を述べると共に調乃の作成などを寸る。可能なかぎ り判決への促柴(判決起案)を作此すべきである(そうすべきかどうかは主任裁判官が決める)。(お)書面審理の事件(報竹事件{{CEF白mEamE一〕)0

8 9 抗-'.'

第 139

(→ 報告の準備

当事者が計而審児上必必ないよ必・立泌を終えたことを確かめると共にお一1と川様の調査を行なう。

(8)

2

記録を精査し、法律問題を明確にし、

法源資料を研究する。

140

プリントを作成する。

裁判への提案と法律問題の調査はプリントの一部を構成する。

プリントには本口頭弁論

3 裁判官任命・養成制度の現状

党書のプリントと同様に、

原判決および少数怠見を添附すべきである。

書証や図表類などの抜(作)製も構成員の理 解を容易にすると考えるときはすべきである。

プリントは報告のさい構成員に配布する。

4

報告党占(『ひ『包EmE呂田匂『02523)を作成する(その惜成、

内容については後述)。

それは第一に報告者H候補生 自身が報告を容易に行なうためであるが、

主任裁判官にとっても記録の検討のさい、

覚書の利用は有用であ

りうる。

報告および報告覚書に関する一般的留意事項

iJH部

目的は、報告の

部が報告された資料に基づ

き、

事件について論議

し、

裁判することを可能ならしめ

ることにあ

る。

よく

なされた報告は、

その後

に構成員が原則と

して記録を読む必要がないものであるべ

きである

(主任裁判官は執務細 則上記録を検討する義務があるが)。

したがって報告には大きな

要求が認せられている。

それは 正確かつ客観的で、要約 的だが完全であり、

そして明断にして理解しやすいものでなければならない。

他方、

事件に関連のない事項

にわたる

ことも禁じられる。

報告は覚書をフォローして行なうべきであるo

覚書の構成や内容は事案により異なるo

ある事件では簡単な走り書

で足りようし、

復雑な事件では詳細かつ包括的なものが必要になる。

報告の手順もケl只・バイ・ケlスであり、一定の型があるわけではないが、大部

分の事件では以下の順序による のが適切である。

導入部

a

事件の提示 b 事件の概要の説明

2

資料部原審資料

a

争いのない事実

当事者の供述 (お) b 原因等)当事者の主張(話求の趣旨 d C

証拠

e

原判決の理由および主文

高裁資料被告人の身上関係(刑事事件)

3

報告者の見解および裁判

への提案」の場合、すでに 最高裁または高裁の判例で解決されている法律問題に論及することは避けるべきであ

る。裁判へ

判官補の英成教育

の提案は、その草稿を朗流する。」れをもって出竹は終了する。以上の各項日の内容がどのようなものであるべきかは、

後述の例によって理解されると思うので説明は行略する。

報告に続いて合議がなされる場合は、

構成以が報告を正しく閉山解しているかどうか仰なし、

誤解のあるときは発言を求めてその旨を指摘すべきである。

第一章

報告の態度

141

報告は原稿の体読みであってはならない。戸の抑揚やテンポに注なし、できるかぎり梢成共に税総を向けているベきである。

(9)

142

問によって中断されたときは、即

する必泌がある円以川にの

み 符

える。後に報告で

れる点についてはその旨

げて報竹を進める。

予め計州した報告の構成がこわされないようにする。

j�}ぷa川1stのl見状

使

中から

E

民かつわが

おにとっても

味を惹くと忠われる

分を摘

して

たのであるが、えFりに以上、

児併の便宜上、

その末比に添附されている報告党書の例を一つ次に訳出して紹介しよう。

政判官任命

報告党古(例)

第日 部

導入部

a

事件の提示

田川

代は、

三係の民主

二六

号事件についてであります。持

人はいずれもピャ

l

ド(回}白「コ日)に居住す

る未成

の子クラエ

・ペlテ

ル ・

スンドベリィ

(の一向。∞司20「ωロコ仏σぬ「ぬ)

lナ・

スンドベ

ィおよびアンナ

・へ

日出住)

です。 で、同人の法定代

人は

ほ親

のピィ

ムフ

ォード

(∞ -a

E ロZヨ

『OE) (

前向

(幻)

かの

K

法作扶助法により

訴訟

代理人兼

佐人として

ンド のパーティ

ル ・ヴ

ッ クマン

(回。『己 (〉ココロ一-zgω∞ZD仏Z「ぬ)

君主52)弁護士がついています。被陀訴人はノルウェー同オスロの舞台位以いステlン・スンドベリィ(印店コω5Fqm) です。かれには法作扶助法により訴

人兼

佐人としてマ

メのベングト

ョ レ

ルマ

ン (∞gm【∞一らニ25ロコ)

がついています。本件

は f

長育

の制強

に凶するものです。兇

された判決

、年一O川二四日マルメ地一九七 方政刈所で云い波された七三年民事八九八号事件(川庁民事判決一一;り

(お)

(〉Z

「めZ

一己的)

必口

一政弁論

に基づき判決しました。 です。判決裁判引は地裁部長判事オlケ

レレニ内ノス

b 事件の概要の説明 二人のチすなわちクラウス

・ 。

へ l

テルとアン・ナヘ

lナの

であるステ

!

スンドベ

ィは判決により

fL 六凶

、子に対する

長'首

位の支払を命じられていました。

九七三

年 一

O月におけるその

は、各

につき月初

ロ ー

ネでした。ステlン

スンドベリィは、同地

に対して、

長 育

伐の初を存円につき月初一一五ク

ーネ

に減額することの訴を従起し、その開山として支払能力が恋化した旨主張しました。同地裁はかれの請求を認容しま

した。そこでピルギッタ

ブラムフォ

ドは当尚

に対して、ステ

l

スンドベリィの

求を棄却することを求

ています。他方、ステlン・スンドベリィは原判決を変史することを争っています。本件は親子法七平八条(一九七九年ω司ω八互二号による同法改正前のもの||引用行注)すなわち、

、、

、、

、、

、、

、、

、、

、 提

日伐の

定された後でもが怖が変

したと

めるとき(傍

点は

原文で

)は、

判所は判決により

右の額の変更を命ずることができる旨の

定の

適用

に凶するものであります。本件において当

判所が判断すべき問

は、

養 育 義

が再柄引し、新たな子に対する養育義務を負うにいたったという事情が、養育費の減額を基閃すべきかどうか、ということであります。

'j:1)'Mluの長!瓦教rì ビィルギッタ・ブラムフォードもステlン・スンドベリィも木件が許而詐理に悲一づき裁判さ九・ることを求めていま

(mg

す。そこで訴訟手続法五O市一二条三項(法文を沈む)を適用するかどうかという問題が生じます。私円身としては、本件の判断のた

に本口

頭弁

品を必

としないことは明らかだと

えます。次に、下

級詐

料についてご

明小し上げます

資料部

部-J.!

下級審資料

143

a

争いのない事尖

ギッタ・ブ

l

ベてのした。二人に問いはクラエスまて

婚つはかリィし

とス

lンスンドベドォ

(10)

テル(一九六三一年中まれ)という-一児がいます。一九六同年一の月一一一日イョ

144

(一九五九年生まれ)とアンナ・へレiナ(ω) lテボリィ都市裁判所は二人を離析する判決をしました。

」の判決においてビルギッタ

・ブラムフォードは子の監護

義成制度の現状

権を認められました。

ステlン

・ス

ンドベリィとヒルギッタ

・フラムフォードとの聞の合意に基づき同都市裁判所

ノ歳に達するまで、

各自に月判決において、ステlン・スンドベリィはクラエス・。へlテルとアンナ

・へ

レiナが

在日

五クローネの養

育代を支払うことを命じました。

養育費の変更に関する一九六六

年の法律による算定に基づき

裁判官任命

長育費の額は一九七三年一O月には月額一九一クローネに達していました。

ステlン・スンドベリィは訴の申立として地裁が子に対する養育貨を各自月額一一五クローネに減額することを求 b 当事者の主張

節目部

めました。その理由として、かれの収入は一九六四年以降上弁しているとしても、その養育釘支払能力は現在、訴の

中立の仰に養

育伎を減少することが必要と認

められる程度にまで悪化している、

と主張しました。

ビルギッタ・

ブラムフォードまステlン

・スンドベリィのお求および主張を争い、

かれの養育費の支払能力に関す る事情の変民はなんら生守しておらず

、かれは これまで支払ってきた養育伐を支払う能力を有

している、と述べました。

C

当事者の供述口頭弁論において当事者は、各自の経済的状況について尋問を受けました。

ステlン・スンドベリィは次のとおり供述しました||これから原判決占の二頁z行日から朗読します||。

ピルギッタ・ブラムフォードは次のとおり供述しました||これから原判決

苫二頁n行目から朗読します

||。

d 原判決の即山および主文

同地裁は判決において次のように述べています||

これから原判決書三頁「判決理由および判決主文」の項目を朗 読します||。

以上が下級審資料

であります。では、これか

ら高裁における当事者の巾立および

主張の説明に移ります。

~1dhν向ぷA1T-

ドゴZ裕介'1 控訴状においてビルギッタ

・プラムフォードはこう述べています(所要筒所を朗読する)0

ステlン・

スンドベリィは符弁占において

こう述べています(所要筒所を朗諸する)

当事者双方とも主張・

立証を終えました。

最終書面には上述のこと以外にはなにも合まれておりません。

ヴィックマンとショ

レルマンは訴訟費用計算書を提出し、

それによれば以上の費用の償還を求めています

(まずヴ

ィックマンの計算書、ついでショ

レルマンのそれについて説明する)0 備考訴訟費用計算書については、ときに法作問題の調査に関する説明の後に報竹するのが適切な場合もある。

以上が本件における訴訟書類の内容であります。

これから法律問題の調査に閃する説明に入ります。

判事捕の葺成教育

(原文では、

以下省略されている)

以上 さて、修習生がきわめて多忙であり、

不断の也過勤務を強いられている状況とそれをめぐる論議については前市に おいて詳細に紹介した

。校

仙生の執務の実態はどうなのであろうか。最近この点に関して発表された資料はない。し かし、修舟生以上に多忙であることは推測してぷりはあるまい。前述のよ

うに

、ある日此判官は常一円台に、「候補生た fv「41I m

145

ちは奴誌のように働かねばならない」とJったが、このことばは右の抗測を長づけるといえよう。それでも事態は最(北) 近大幅に改評されているようで

ある。従前の状態こついては、一九五問年に、現ストックホルム大学法理学担任教授

(11)

146 のスンドベ

リィ (刊)C20σ巧-HyfEZ『ぬ)が当時における自らの候補生経験を語った興味深い文誌があるので、その一部を紹介しよう。かれはいう。

政判官任命・英成制度の現状

候補生は尚裁のすべての正規の裁判官から、かれの裁判官としての素質および能力について、

あら

ゆる角度から観山知な

いし 監悦されており、また、このことを十二分にな識している。判事補に任命するかどうかは高裁の全体秘密会議で決定されるのである。候補生の仕事は極度にハードであるが、その反回収入はあまりよくない。修刊生当時よりも減少するといってもよい。修出生のころはできた比較的突入りのよい嘱託事務(地方自治体等からの)をする時間的余裕が全くなくなってしまうからだ。毎晩、

日曜日その他の休日もすべて仕事と当てなけれ

一時間ないし二時間半は余分に働くだけでなく、

釦E部 ばならない。候補生には私的生活の時間はない。仕事は細心の注立力と完壁さを要求される。「一日川裁では決してミスをするな\二日は二四時間ある、それを全部使え」、「二つのことすなわち、不注立とスウェーデン訟能力の一れ凶とはが在を許されない」というのが、」川川裁で語られる品川蛮的友別である。とくに、法作問題を示過することは前大な過誤である。法律問題の検討を十分にしないことは、候補生の裁判官としての適格性を疑わせる事由となる。では、なぜ若き法作家たちは裁判官志望者以外の者まで、このようにハードで、収入のあまりよくない臓に殺到し喜びと誇りをもって働くのか(仕事の多忙さに不平を訴える者は誰もいない)。主要な理由とし

ては

、第一に、候補生としての執務が法伴尖務山本の長成教育上他に得がたい立豆な経験であること、第二に、候補生の服務を成功伺に終え、判ド引初任命を承認されることは、あらゆる公私の峨域において、かれの法作家としての経脈上決定的に主要なメリッ卜として評価されることが挙げられる(行公職については、肯米、高裁は「文行の七行学校23巳izf百gro一g〕」とい われ

ている)0

これは三C年前の状似の拙写であるが、修習生の労働れ担過重、候補生採用の競争率の激しさなどからみて、基本

的にはレまなお候補生のい制約の状況に閃する真実を語っている、と考えてよいようである。

判 相11

"'"

任{命む そと

職務 侠附生の執的別問という険しいハードルを無事に通過できると判事補に任命される。これを判事補資格(出品巳件。4(日)ヨ宮戸31)を取得したと称する。

判事制の任命もいい川政の権限に属する。判事出任命の形式的民件としては、

かつ円以低六月山政 司法%か修山中けを終え、において伐州生として執務した片であることが民ぷされる(胤五条)0スウェーデン問符を有しなければな

らないこ と、その任命については公竹の手続を必しないことは、(川町山七、四八条)0候州生の川場人けと川係である ぃ1.川件丸キι

11Jt

(視丘一一.条)0紋納生の執務開始後一年内に判事怖に任命すべきかどうかの事配をしなければならない判事怖の任命は、現在では高裁の代夫会ぷ(ro=おEヨ)その構成れは長官、で決定される(組三四条一項六号)0 人または阪数の部長判恨(但し以尚二一人)

(胤

=二

条)、および事務川長であるが

候補生の判事補への任命が案件となる 判'MIIìのlUÆ教訂

場介は

、布の常任の椛成Uハのほか候補生が所以した部の店長判官も川成八として関与する(胤=.五条)0判事補資絡を川内て山ちに他の職域に移る点は別として、裁判所にとど

まる

判事補は

(そのなかには裁判行歴を一生歩

もうとするおと、地判所にとどまるかどうかの以終決定を筏日に間保している者とがある)、

しばらくの川ひき続き候補生と同 様の職務に従事してから

、竹内の地法に短間山転仙北判行として執務することを命じられる。判事初任命後一!二年(必)れる。

出-J!ï

を経てーーもっとい別の場什もあるがーーπょに地此判市制(52h岳山一)として配附

1<17

也域判事補芯組前、

j :: -:ーi'i

かれは他の正規の政判行と並んで一つの係をも

法判官として独立に地此の比判事務を行なう。

つ(地点裁判所胤則一二条)

。もっともが件の分配については、判事制の職務経験が山限定されていることを考応

して

(12)

148

すべきである(同規則二ニ条二項)。この点に関述してとくに注立を惹くのは、少傾事件訴訟手続法(一晃〔52…203

芯円円高帥コ問。コF22Z520Eg--丘円。〈肱『舟コ)による事件は判事補に分配してはならない旨定められ

て い る こ と

である

裁判官任命・養成制度の現状

(

同条一項三号)

0

判事

補は 高裁執務細川により管外のすべての高裁および地裁において執務する義務があるが、実際にはこのような

」とはほとんどない。

他万、判事怖が特別裁判所、準司法的審判機関、国会オムプツマン庁、消究者庁、国会、政府各行、各種の公的委

一時的に検察官や公共弁必士事務所の弁護士柿になったり、さらこは大学に

員会に出向する例は増加の傾向にある。

(幻)

おける研究のために休職する者もある。

�H部

また、私的峨業に転出する希望をもっ判事補のためこは、きわめて有利な休職制度が存在する。すなわち、判乍補 は一年内はその身分を保有したまま、休職して、白由に他の私的職業||例えば弁護士事務所や私企業での勤務||

を試験的に経験することが許されているのである。この場合一年内に裁判所に一灰りたいと思えば、無条件でそれが認 められる。もっともこの休職制度の利用は絶対的権利ではなく、司法行政庁の許可に服するが、従前からの運用の実 態をみると、この制度の利用に対する唯一の制約は、あまりに多数の判事補が同時にこの理由による休職を求めるこ(必)とがないよう制限されうる、ということだけである。

さて、右の地裁判事補としての執務期間は三|四年続くが、その朋問が経過すると判官補は再び高裁に呼び戻され

る。今度は高裁の円以外裁判官すなわち部の桝成比として執務することになる。円μ外裁刈山口になる前に、短い試用期間

が先行する。高裁の裁判部は四人構成であるが、実際にはふつうその一人は判事補である。この員外裁判官としての

執務を通じて、高裁は判事補の裁判官としての適格性を改めて宇併有する可能性をもつのであり、また、そうすること は高裁の責務でもある。しかし、この段階にいたって裁判官として不適格と判定されることはまれであ (問。

この員外裁判官としての執務期間は最低九月続く。ここでの執,妨を通じて裁判官としての適他性が認められると、

山裁は判事補を高裁代理判事に任命するよう政府に巾誌を行なう。日比政代理判事の任命権は政府が有するからである。

この時点にいたるのは通例、候補生採別後五|七年が経過してからである。そして代即判事への任命をもって裁判官(印)の養成教育は一応終了する。

代理判事への任命以降の問題については別に立を改めて詳説することにしよう。

..L..

,、

ヨ問

スウェーデンにおける判事補(候補生)の養成教育制度に対する筆者の確定的評価を述べるのは、高裁代理判事へ

の任命以降の問題をも取り扱った後のことに留保しておきたい。以下にはとりあえず中間的感想とでもいうべきもの

をぶしておくにとどめる。

第一章 判事補のN成教育

上述のようなスウェーデンの判事補養成教育制度は、すぐれた裁判官の養成という見地からはきわめて高く評価す

べきだと考える。のみならず、正規の裁判官職が最終的なものとされ、昇進ないし転任が必ずしも予定されていない

というのはキャリア制においては理組的状態に近いといえるかも知れない。その反而、代用判官までの期間は実際に

出品判行としての身分保問を与えられていないことは、政判(竹川)の独立という見地か作品判官の職務を担当しながら、

らはすこぶる問題があるような疑問をいだかせる

。し かし、この疑問を解くためには、われわれはスウェーデンの政

判官任命・山ド賛成制度についてもっと多くのことを知る必安があろう。ここではスウェーデンの代表的訴訟法学者エ1

一応の符えとしておきたい。かれはいう。ケレlヴの所説をつぎに引用して、

149

「裁判官が峨訪の遂行にあたって、川進を得るとい、7UUの利益の即応に誘啓されないようにす

る ろう。あて行なわれるべきでっあも終る者によにスト川的ポしか、規の政判竹で正、ろすべての争訟事件の裁判はし めにはむた、

(13)

15()

-::しかし、この原則はわが国

では採用されていない

われわれはキャリア裁判官制を採っ

ており、さらに教育的

観点に加えて、

正規の裁判官職を希

望する者は、

実務においてその

適格性を証明するこ

とが望ましいとする考慮

が、

れ成制度の現状

若い法曹がか

なり広範囲に一時的任用に基づき裁判官の職務に従事する

ことを正当化する、

と考えられているの

(日)

ある。

(

傍点

文ではイタ

リッ

ク)

なお、第I

部第三ぷの末尾に司法尖務修

ヴのメリットとして述べた二点は、多く

の判事 補(経験者)が公私の組織・

(臼)

団体の法律職ないし幹部職 として進出することによって一

層強化され、高められている事実にとくに注目しておきた

(日)

、 O

IV

哉判官任命

このように多

法律

ーー

かも

官的思

ないし

トレーニング

高度

につ

ーー

必 要

とする国家

第E部

出ゃ社会を必ずしも積極的

、肯定的に評価しない見方も、

もちろんありうるであろう。

こと

は比較法文化論の基

本間

題につらなると忠われるが、

ここに是非指摘しておか

なければならないのは、

スウェーデンのような高度福祉国家が

適正

かつ

民主

に 機

能 し

るために

過度

われる

ほど

文字ど

りの法の

支配

徹底

必須 条件

なのでは

(日)

か、ということである。

それを欠く福祉

国家は、歯止めのない恐なと附

敗への危険をつねに内蔵

していることを、わ が同を含む多くの国々の現尖は

ーーー

体制の差異を超えて||一証明しているように思われる。

実に法律家の養成の問題

(臼)

は、

現代国家の在り方と深く関わり合っていることを知るべきであろう。

(1

)拙稿「法官一元(

)の試的検討

神奈川大学法学研究岬年叩

4(

一九八)一ーー一二頁参照。(2) 英文によるス

ェーデンの苅判行

度の現状にする概として

ωr5cコωF戸】・2円

三〕c-2ロ27bコ2

(am・)

-T

E・

巳己目コ号宮えのコ内ぬい斗70のOコ円。ョ℃03ミロのgz(邑∞印)・

ヨ・ω討|包ω(一ミ〉コ色。「印〉コP28

コ)がある。(3)0年代には全同二三ニの(己主にのう凹抗が都市政を汀した。ωOC33ぃ可m-MN

しかし

統合の直前ごろには九に減少してるomCC58一門SEer〈U5己2L一ん庄一Em『位三のロPMEZE円一応gpm-なお後者の報比判引1111の建1皮教汗

は、

統合に関する立法資料として重要である。

(4)ωOC53コロoヨ

白円Eロロコ M・E・MMlNω・(5)ωOCS怠一句回。円以コEEogES己∞三閉山口O「mN25EFODml-EZED-DmωIRYC郎日高。ユコぬにみ向。「三ι己0320一白『E∞­∞印|!∞・(6)一九0年代に入ってもそのような状況がみられたことに第I三草注(2)参照

。ち

なみに、地医裁の数は一九.40代には一一七にも一定していたが(一九八年現在の地数は九七)これは沿革的に、地区裁における事数が増して所長判事単独で処するのが難になると、補助官の用μと共にーーまたはむし||、裁判管轄区の分割な再編成が行なわれたことによる。ωCC58hmNロ05ωコ弘常-E『包与え2770〈門官門的5・HN(7 ) -)(叩 ・∞。・〉・ω・∞(9) ・|∞∞ω・OC5怠一忠明(8 〉-m-∞われ再編成が行な5・・5ーロ・それまで事件数が処理困難なほどに増加すると、裁判官の増品ではなく、裁判管結医の分割ないし

P

EEH斗mFUωOC同百の記述は甘くなっている的所がある。より、 ・。己03白218σgω、その後行政裁判所組織の改革(第一帯裁判所合化)に(CCHSTg032円 (二頁以下)参照。M)部第一章Uては第その定誌につ( -N-m〉・ωω・(日) (ロ)印OCHmvR}HH吋m-H。・ C0-υ∞・() 得られなかった。 明確な答えをしてみたが、裁所長判事のスパーク(のR一l〉Egω冨ごにインタヴュ!のさい質問についてストックホルム地)。報告・5F431∞ア8古くか「こら」印包吉コ閃ぬというのみで始期を示していない(凹・∞寸の点

Dm『肱門店吋ロg

g帥一OB吋位。1〉門E55『同門』〈28白ユ名52印目的・ω参照。(日)政府各省における市北代理判事の役訓の市一史性について、川前「スウェーデンの立法顧問院院法神奈法学一六件ニサ(一九八年)ムハC守む問。

151 第一章

(-23号【)と新しい立法願

(14)

152

(η)ωodHCJア砕い川出国-mA・(日)スコlネおよび,ブレーキンゲ高成(72「rzコα〈2ωEコ。。子回rrzmo)|マルメに所在するので、マルメ高裁ともよばれるーについてみると、一九八一年説伝合計凶七人の代出判事のうち、判事納候州生になった日時の以も十日い者は一九六O年一O月で、六0年代になった者が一O人もいるのである。正規の裁判官職への任命が著しく遅くなっていることが判明する。

∞〈巾ユ官回目gzzrE252により調査。

(凶)MM220町田O}ιEF4〈帥円以30包コ宮円(N毛主・53)凶-F拙訳一ム氏、ωOCHS竺口∞-NH・()ωOCHmw斗九日一com-・(幻)印OCH川町mmwい一{吋回-MH・(辺)原語では、候補生の採用については吉田門包丁dEぬ・判事情の任命についてはESEコSFが用いられている。吉田EFEmは一般的に雇用をな味し(例雇用保護に関する法作〔]出向〔HSTHN〕05Dコ凶円三一三コ宮山一qE〕)、ESEEコ去は公務員の臨時的、一時的な任命について用いられる。ちなみに、その椛定的な任命の場介は三忌ヨ己認が使われる。(幻)ωocsuよ二出回印N・私企業における品水準の法律家り有琵の一例として、銀行点について述べてみよう

。銀

行淀川介は多くの法作家を吸収しており、銀行法作家(『白コrEユえ

)と

いう呼称までい作布する。その投法一九七問年当時約三OO人といわれ、その約下数以下のみが法務に従事している。その採用法一年としては事実k寸法定務修引の終了が要求される。ときにはそれ以ヒの能hHないし経験が必要とされ、一O人に一人は判事補候補生の持呪教討を終え、判事怖としての適格性をポ認された者のようである。銀行法作家はまず銀行法務一般を引当するが(訴訟代理はほとんどしないて四|五年後には銀行マ

ンと

しての件諸般の遣を選ぶか、銀行法律家として進むか、の選択に立たされる。前省の近を選ぶ場介は、約一年銀行マンとしての研修を受けた上、いわゆるンの職に就ことになるωocs三8150なおmI部出7・店店(特)照。(M)候補生の採川にあたっては、例人面接も机豆にやる。共院先日μでも採川されるか、との乍おの質問に対して、マルメ日作品のアスペリlン(〉与さコ)判事は、他の向裁は知らないが、マルメでは採らないだろ う、

と答えた

。以

上、同判事

との

イ ン

タヴューによる。

裁判'î\'任命・ ft)広制度の現状 2iH部

(お)ωOC巴豆一浅田-H包・もっとも、スウェーデンでは公務員の定以は法律で定められてい

るわ

けで

ロ2・m『ゆコ・- はない。ロ2ニ巧2・

mgZコ凶己山仲間Mm門(HU∞H)回・吋ω・

'1'IJ'lí捕のずrr高教育.

(お)ωocs一之二wmm-Hω印・ロ03えor〈「rzzr吋HU2日開三『ωロC55RHN\HC∞吋・(幻 ) ェ」ハつの向裁のうち以大のスヴアハ川政(ストックホルム所在

)の

長行のみは部長にならない(規九条)。ちなみに、スヴェア尚裁長官のポストは伝統的にスウェーデンにおける裁判廿としての故高の地位(円以ぃ仙裁判事以上)と考えられている、ともいわれる(ボlルデング教段による)。(お ) いばならない」と語ったのが印象深働かにメマル(担)向裁のアスペリlン判事が「候州中は奴隷のようね 制度についてはmm部第一市参照。 刑事事件について参審日制度がいたった。る行されるに随の町山につそωOCE豆一い5参審円以、なおては02p11口吋・田志 (若干の家事事件および罰金よりも重い刑にあたる罪に関す向践でも一九七七年から、い、地裁における参官μ制度になら初) 判事一、判事補および候補生三である(ス細附録一)。 マル(mmその)例えば、代理メ向裁についてみると五つの部があり、、典副部長判事二型的な構成は、山裁判事、長判事部、、 第終段階にある判事怖である。法学教師がなる場合については、の大部分は此I部第二市五(八九頁)そ参照。

。向

山裁では毎月、代点会議で候補佐の勤務成紡について討議する。一山米倍秀な台を採用しているので判事制になれない者はまれであるが、近年一一|二一人なれなかったケlスがある。この場合はいい民有が候補生を呼んで判事制任命の見込みがない旨云い渡す。これに対しては不服申立はできない。その候補生は弁護士事務所、行政庁、銀行等に職を得ることになる。長官は就職の世話もするという。以上、アスペリlン判事とのインタヴューによる。(辺)他の高裁における養成教育の概.要についてはωOC5記い呂田・8|可・(お)拙稿「日以内裁判所調託行制度の比較法的検討lスウェーデンにおける上告調寸刊行(円2EODωmmrzZ33

)の

紹介を中心として|」民商法雑誌八四巻一門ゲ(一九八一年)一瓦以下容照。(M ) よう。その主要な一附は両者の職務の知似性にあるといえいるが、に出向して主要な役川を挺して ように、デンではスEzmmza(ω毛主-HgH)・∞-a|芯・すでに桁a制したウェー北判所から多くの日裁代到判事等が行政庁 口白'コ内『ぬZP円三者。ロoFる政判所の刀両容則市件における報竹と知似していこの報竹の手順および内政行は、上でなされる。 に基づき合議事務相一当者の報告会合包日吉百∞)は立思決定なその前提のスウェーデンの行政庁の多くはAHぷ制であり、(お) する判決行ばが、当事者等に交付には府議調乃の少数立日比の記載が添附される。判決Sにおける必要的お岐事項ではない )。号評議調Aの必要的記岐事項である(法六章三条それはる。八二審判決にも少数ぷ比が付されでは第一、ウェーデンス

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