JRIA17ナノテク
平成17年度
ナノテク応用委員会調査研究報告書
平成18年3月
社団法人 研究産業協会
KEIRIN
この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。
は し が き
平成17年度の我が国の経済は民間需要が穏やかに回復し、デフレからの脱却に向け た進展も見られ、緩やかな経済成長に向っている。その為、ナノテク技術の応用開発とそ の実用化に向けた投資も順調であり、ますます活発化して来ている。特に我が国の強みで ある「ものづくり」におけるナノテクノロジーとしてのナノカーボン、ナノ粒子や様々な ナノ構造物質などの開発研究は抜き出ており、そのベースとなっているナノ計測技術も基 盤技術の研究は確実に進展しており、世界をリードしている。
ただ、平成14年度から始まったナノテク応用委員会での一連のナノテク関連調査でも、
ナノテク技術の応用特許含めた特許戦略やナノテクベンチャーのバックアップ体制が不十 分であり、海外に比べても劣っていることが指摘されて来た。またナノテク特有の従来の 延長上にはない新領域の市場創出も必要になることも多く、その為のバックアップのプロ グラムも不十分な為、基礎研究の成果を実用化へ十分結びつけられない状態が続いている。
平成17年度の本委員会は今までのナノテク調査を踏まえ、その途中経過のまとめとし ての位置づけで、ナノテク起業の成功への道と題して取りまとめた。特にわが国と米国で の政府機関を含めた、ベンチャーキャピタルへのバックアップ体制の実態とその課題につ いて比較調査した。更にナノテクの産業化を促進させる為には、ナノテクを支える標準化 と安全性が重要なキーワードであり、その取組状況についても調査した。
国内調査では「ものづくり」で優位性を誇っているナノ材料やナノ加工関連、「ナノ計 測・計量とその標準化」の根幹を成す電子線系ナノ計測技術のSEM,TEM関連や最近 脚光を浴びている光学系ナノ計測技術の近接場光学関連と、ナノ粒子の安全性関連の4つ のテーマで合計16社の調査を実施した。またナノテク事業のバックアップ体制関連につ いては経産省や文科省と民間調査機関の大和総研に講演会をお願いした。
一方、海外調査は米国でのナノテク事業のバックアップ体制に焦点を当てて、関連政府 機関が集中している東海岸地区にある大学や米国の国家戦略(NNI)策定に関わる政府 機関、ナノテク分野での調査・コンサルティング企業とベンチャーキャピタル、そしてベ ンチャー企業等、合計9つの機関の調査を行った。
これらの海外調査の詳細は別冊にて報告する。
ナノテク応用委員会の本調査報告書がナノテクの事業化、産業化の成功に向けての一助 になることを期待したい。
平成18年度3月 社団法人 研究産業協会 ナノテク応用委員会 委員長
(株)住化分析センター 富嶋公明
ナ ノ テ ク 応 用 委 員 会 名 簿
< 委員長 >
富 嶋 公 明 (株)住化分析センター 営業本部 副本部長
< 副委員長 >
桑 原 幹 夫 (株)東レリサーチセンター 営業企画部長
飯 沼 武 彦 日新電機(株) 材料研究所 機能材料研究センター グループ長
< 委 員 >
石 塚 悟 石川島検査計測(株) 計測事業部 化学環境部
井 上 至 古河電気工業(株) 研究開発本部 メタル総合研究所 第2研究部 部長 大久保 総一郎 住友電気工業(株) 研究開発本部 研究企画部 主席
斉 藤 吉 広 住友電気工業(株) 解析技術研究センター 主席 高 橋 知 二 (株)コベルコ科研 企画部長
橘 正 人 古河電気工業(株) 研究開発本部 ナノテクセンター マネージャー
野 嶋 一 哲 日本電子(株) 分析機器本部 副本部長
藤 城 泰 文 住友金属テクノロジー(株) 関西事業部 試験・調査部 部長
舩 山 正 宏 菱日エンジニアリング(株) 技術情報部 主任
諸 富 秀 俊 JFEテクノリサーチ(株) 技術情報事業部 調査研究第二部 主幹
余 村 吉 則 JFEテクノリサーチ(株) 技術情報事業部 調査研究第三部 主幹 和 住 光一郎 石川島播磨重工業(株) 技術開発本部 基盤技術研究所
応用理学研究部 課長
< 事務局 >
吉 川 宗一郎 (社)研究産業協会 専務理事
田 中 凖 一 (社)研究産業協会 総務部長
木 村 育 雄 (社)研究産業協会 企画部長
小 沼 良 直 (社)研究産業協会 業務部長
酒 井 綾 子 (社)研究産業協会
安 井 ゆかり (社)研究産業協会
目次
第1章 調査研究の概要
1.1 調査研究の背景と目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.2 調査研究の実施方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.3 報告の要約
1.3.1 国内訪問調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.3.2 海外訪問調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.3.3 講演調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.4 まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第2章 ナノ材料に関する調査(国内)
2.1 カーボンナノ材料
2.1.1 昭和電工(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.1.2 (株)GSIクレオス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.1.3 シナノケンシ(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.2 ナノガラス材料
2.2.1 旭硝子(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.3.ナノ材料製造装置
2.3.1 日新電機(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第3章 ナノ加工に関する調査(国内)
3.1 ナノインプリント
3.1.1 SCIVAX(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.1.2 イーヴィグループジャパン(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.2 ナノ加工
3.2.1 NTT-ATナノファブリケーション(株) ・・・・・・・・・・・・・・・
第4章 ナノ計測に関する調査(国内)
4.1 電子線系ナノ計測技術(TEM、SEM、CL等)
4.1.1 日本電子(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.1.2 (株)日立ハイテクノロジーズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.1.3 (株)堀場製作所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.2 光学系ナノ計測技術(近接場光学顕微鏡)
4.2.1 (財)神奈川科学技術アカデミー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.2.2 日本分光(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.3 メカニカル系ナノ計測技術(SPM)
4.3.1 エスアイアイ・ナノテクノロジー(株) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第5章 ナノ物質の安全性に関する調査(国内)
5.1 独立行政法人 産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター ・・
5.2 独立行政法人 国立環境研究所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第6章 ナノテクノロジー全般に関する講演調査
6.1 経済産業省 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.2 文部科学省 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.3 国立科学財団(NSF)東京事務所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.4 (株)大和総研 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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平成17年度
ナノテク応用委員会調査研究報告書
平成18年3月
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