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小学校国語科教科書における女性語について(二〇一三年度卒業論文要旨集)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 小学校国語科教科書における女性語について(二〇一三年度卒業論文要旨 集). Author(s). 桑村, 優里. Citation. 札幌国語研究, 19: 64-64. Issue Date. 2014. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/7629. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 会話におけるフィラー「なんか」の機能. 小学校国語科教科書における女性語について. 数」「話し手の心情」 )との関係について明らかにすることを目. つの文脈以外の要素( 「話し手の性別」 「会話に参加している人. 本研究は、若者の会話で出現するフィラー「なんか」の機能 を五つに分類し、 「なんか」の使用に影響を与えると考えた三. 析に加え、低・中・高学年ごとの分析、発話のキャラクタごと. の特徴を分析し、指導上の留意点を考察した。教科書全体の分. とした調査結果を比べ、国語科教科書で女性が使用する終助詞. 教科書の調査結果と先行研究のテレビドラマのシナリオを対象. 本研究は、小学校国語科教科書(平成二十三年度使用)を対 象とし、終助詞に着目して女性の言葉遣いを調査した。国語科. 日本語学研究室 〇四四〇 桑村 優里. 的とした。調査には、若者の日常生活の様子を記録したテレビ. 日本語学研究室 〇四二七 尾美 彩奈. 番組「テラスハウス」を資料として使用した。. の分析を行った。. 使用されている終助詞の種類や多用されている終助詞につい ては、国語科教科書とシナリオで違いはほとんどなかった。国. フィラー「なんか」の機能を、先行研究を参考にし、話し手 寄りか聞き手寄りかという観点で、 「話し手中心型」 「聞き手意 識型」「聞き手中心型」の三つに分けた。さらに、 「間つなぎ」. ナリオにはあまり見られなかった。発話キャラクタごとに分析. 語科教科書もシナリオも「よ」 「ね」 「の」の使用が多かった。. 児が多く使用する終助詞だと分かった。女児はどの学年にも多. (話し手中心型) 、「注意喚起」 「発話権保持」 (聞き手意識型) 、. 分析の結果、女性は男性よりも「注意喚起」の「なんか」を 多く用いており、 「話し手の性別」による使用の差があること. く登場していた。その他の発話キャラクタでは、おばあさんには. とで見ても同様であった。しかし、終助詞「かな」の使用はシ. が分かった。また、 言葉を選んで話している場面では、「曖昧化」. 「さ」の使用が多く、 お母さんの使用する「よ」には女性的な「よ」. これは、教科書全体、低・中・高学年ごと、発話キャラクタご. の占める割合が高く、 そうではない通常の場面では、「注意喚起」. 「不明確さの表明」 「曖昧化」 (聞き手中心型)の五つに細分し. の割合が高く「曖昧化」の割合は低く、 「話し手の心情」との. と男女共通して使う「よ」と命令形につく「よ」があった。. た。. 間に関係があると考えた。 「会話に参加している人数」との関. 性別による言葉遣いを教える時は子どもが身近でないと感じ て心情的に寄り添いにくくならないようにしたり、偏ったステ. レオタイプの形成をしないようにしたりする注意が必要である。. すると、 「かな」は国語科教科書に学習の手引き等で登場する女. 係については、特に傾向を明らかにすることができなかった。 本研究では、 先行研究にはない新たな視点で分析し、「なんか」 の機能と文脈以外の要素との関係を示すことができた。. - 64 -.

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