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財 政 金 融 政 策 の 統 計 的 分 析 ( 二 )

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(1)

一 ほしがき   

二 景気変動の予測方法   

tニ国民所得勘定の概要   

四 モデル・ビルディング  ︵以上前号︶   

五 経済モデルの計測例について  

孟 経済モデルの計測例について  

最近経済の安定と成長についての責任ほ政府にあると考えられるようになってきた︒そして経済の安定と成長の  

原因につい七の研究がすすむとともに他方で経済の各部門における相互関係が次第にわかってきた︒このようにし  

て各種の経済政策が個々の経済部門に与える効果だけでなく︑すべての経済部門を含む観点から論じられるように  

なった.︒前節で述べた経済モデルはこの課題に利用されるようになってきた︒   

この面における倍大な礎石は一九三九年オランダの経済学者ティンバーゲンによってきづかれた︒これにつづい  

てなされた貢献はクライン ︵−九五〇︶ のものと︑クラインおよびゴールド・バーガー︵一九五五︶ のものでちろ  

う︒わが国においてほ山九五八年に東京大学グループのものが発表され︑その後山九五九年に通産省のグループの  

財政金融政策の統封的分析︵二︶   ︵三四ニ  ー    財政金融政策の統計的分析︵二︶  

今  

(2)

個  人  

政  府   第三十三巻 第三号  

2棒珪物の口    入れ  

(G−−γ)  

5俸  給 y  

6.間接税 r    法人税 TQ   7.賃金税TIF  

剰 余   政   財   ︵三四二︶  二  

ものと名古屋大学グループが発表されている︒   

ここでほクラインとゴールド・バーガーの得  

た計測結果について述べておこう︒   

そこで考えている経済の動きを記述するため  

軋前と同じように取引の形で種々の項目を説明  

しておこう︒︵取引を啓其の立場からみる︶   

1.個人への生産物の売上げC   

乱 政府への生産物の売上げ︵G−5   

8.海外への売上げ︑輸出超過︵如上⊥芯︶   

4u 賃金支払︵﹃15   

5.政府の俸給支払 y   

6・間接税︑法人税の支払r㌔  

﹁    71.賃金税の支払釣   

以上の項目についてほ前節で述べたものと同  

じである︒こ1で追加される新しい項目はつぎ  

の通りである︒   

8.個人への農家所得A︑その他の個人業宕  

所得Z︑配当びの支払   

(3)

事  業   海  外  

財政金触政策の統計的分析︵二︶   

1.個人への   

売上げ  C   2政府べの   

売上げ(G一Ⅴ)  

3.海外への    売上げ(ズー〟)  

4牒金 

Ⅴ)  

6り間接税 r    法人税 Tく〜  

8り遇家所得 A   

その他の個人  業主所得 Z   

配当   び  

10.資本形成 J   11.減価償却 か   

社内留保 5  

9.財産所得すなわち農家所得A︑その他の  

個人業主所得Zおよび配当びに対して個人   

の納める租税㌔ヤ符の支払︒︵個人税と  

よぶ︶   

これで点線のうえにある経常取引の項目につ  

いての説明は終る︒資本取引については︑   

1〇 

‖ 減価償却積立金∂  

がある︒バランスを示す項目は個人貯蓄︑事業  

貯蓄ミ財政余剰︑海外投資でぁる︒   

ここに表われている変数を前のように内生変  

数と外生変数とに分類する︒それはつぎの通り  

になる︒︵ここでカツコでくくったものほ一つ  

として労える︶  

外生変数︵九個︶ r︑年㍑︑?年㍍︑  

Ⅴ︑︵G−5︑Ⅹ   

内生変数︵十二個︶   

差の項目︵四個︶ 個人貯蓄︑配当打︑財政   余剰︑海外投資  

︵三四三︶  三   

打  

(4)

か︑︵司−5︑肘︑A︑Z︑事業貯蓄5   内生変数︵八個︶ C︑∫︑  

八個の内生変数のうちほじめの五つについてほ前節で山応説明しておいたものである︒内生変数についてほまず琴  

一に  

⊥鼠﹂︶  

C十〜十G十︵唇1竃︶1−琶十A十N+Q十?TQ  

の関係が成立する︒これは第三節で最初に出た式と同じものである︒また差を示す四つの項目についてほつぎのよ  

うに四つの会計的式が成立している︒  

これについてほ説明を要しない︒なお事業勘定の左側の合計と右側の合計とを等しくする項目としての5と︵A・N﹀  

で定義されている5が同じ大きさであることはつぎのように︵瓜・−︶を潤いて示すことができる︒事業勘定の﹁右側  

にある各項の合試﹂ マイナス﹁左側にある各項目の合計﹂を5とあらわすと︑  

∽‖‖‖︹C十︵G15十︵涙∵⊥忘︶十上1︹︵司15+↓十↓ゐ十b+N十q+b︺   このQほ︑事業所得をあらわす︒その意味ではQ=S十q十㌘と変形しておくのが理解し易いであろう︒  

‖‖=い︵.琶1七+ゝ十N+①十↓十b︶−︹︵琶−5十ゝ十N+↓兎十q十↓十b︺  

=1︻や1↓の1q  

これがうえの︵㌣∽︶である︒   第三十三巻 第三号  

壷>軍嚇=︵琶十ゝ+N十q︶−︵↓葛十↓ゝ十ゴユ・↓q︶1C  

﹁∵∴ ン・こ・↓こ ﹁   

翠浄沙遡甘︵↓十↓の十↓弓十づゝ十↓N+↓q︶IG  

斎半澤旛=涙∵⊥忘  

︵料.e  

︵三四四︶  四一  

︵サニによる︒   

(5)

個人所得をこのように分けるのほそれぞれの所得からの限界消費性向が大巾を異るから︑個人所得として∵まと  

めにして消蛍の動きを説明するより精確な消費性向がえられるからである︒実際後でみるようにこの三種の所得か  

らの限界消費性向にほ大巾の差があり︑農家所得からのものが山番小さく賃金所得からのものが山番大きい︒   

またたとえばこれまで消費水準が引きつづき高いところにあった後で︑今年急に所得が低くなると﹁慣性﹂によ  

りてしぼらくほ高い消費水準がつづくであろう︒また逆に所得が急に高くなったときにほ︑同じように︑しばらく   消 費  

0 0 0 0 0 0〃 1 0 9 0リ  

山 C         C       、\__  ‖  

財政金融政策の統計的分析︵二︶   個人消費の説明にあたって表三に注目しよう︒その個人勘定の左側にある項目消琴を︑右側にある各項目   を用いて説明する︒ただしここでほそれを  

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ∩︶  

7 6 5 5.4 nJ ウ一1   1   <∂ 2 1 1   6  

十  憶  トレ  

ナ○・02Sむ−ユ  

 ̄寸∂jbJV♪  

「「T「 ̄TT ̄「 ̄ ̄T「「 ̄「T ̄ ̄「「T「 「   1929   1934   19391941   1946  1950  

つぎのように三つの所得軋まとめて用い  

る︒それと同時に各所得から租税を差引い  

た後の可処分所得を用いているがこれにつ  

いては説明を要しないであろう︒賃金所得  

すなわち事業および政府からの賃金所得の  

合計去下⊥㌔\農業所得ゝ−↓㌔それ以外の  

所得すなわち農業以外の個人業主所得プラ  

ス配当︒︵ここでほこれを財産所得とよぶ︶   

N十qlへ↓N+↓q︶   

=N十︵①1↓ゐ1∽︶1︵↓叫十づq︶   

=N十①Ⅰ︵↓ゐ十↓q+↓叫︶1∽  

︵三四五︶  五   

(6)

いておき減価償却は含めて考える︒こうしてQ+寧∴訂−・㌘十bを用いて説明する︒前節でも述べたようにここ   には重要な時間の遅れがあるため一期前のものを用いる︒図を見れば明らかなように投資の動きの大部分はこれに  

よって説明される︒この他の説明要素とし七資本存在長払および企業の所有する流動資産Lな考える︒前者ほ投   資活動を引きしめる働きをする要因であり︑後者の手持流動資産は投資を助長する要因である︒その結果つぎの関   係がえられた︒   

︑=⊥≡十P曇Q十Al↓ゐー㌘も︶1﹁⁝罠⊥+⁝旨・−    第三十三巻 第三号  

のあいだは低い消痩水準がつづくであろう︒  

●50  

1   1   l  

10 11 12  

それをあらわすためことでほ一期前の消費水準Lを用いる︒たとえばC=冨yとC=  

P葛+P賃−−とを比較すると所得水準が毎年同じ水準−含にとどまっているときと︑ある  

年たとえば二年目に急に誓に落ちたときとくらべるとそのちがいほつぎのようになる︒  

すなわち消費ははじめの消費性向によると点線で示されるが︑後の消費性向によると・印  

で示したよラになる︒   すなわち消費性向は点線で示したものから・印の点で示したものへと変る︒また現金証  

券など流動性の保有高〃︑搬入口の影響も考慮する︒こうしてつぎの消費函数妄得た︒  

C=芦ひ十〇.畏︵琶−↓司︶十戸島︵N十?⊥㌔仁コ﹁ぺす⊥︶  

+〇.∽¢︵ゝ−↓ゝ︶十P裟景+〇.琵C.H十?○芝トr   

投 資 つぎに投資′の動きについて考えよう︒投資ほ主として事業および農家が行  

う︒そのためここでほその所得Q十トを用いて投資の変動を説明する︒ただし租税は差引   ︵三四六︶  六  

(7)

軋の係数が負であることは前年の資本繁多いときには投資がさしひかえられることを示している︒是エの係  l       ●  

︒  

られ外生的に与えられるものとして扱いここでほその変動の説明は試みない︒民間事業の支払う賃金雲﹁七ほ由  

民総生産のうち民間において生産されたものG竜−yと∵足の割合が維持されている︒図のように賃金の動きの  

大部分はこれで説明されるが︑この外に慣他をあらわすため︑二期前の国民総生産を用い  

︵司仁5=−−Pさ十〇.裟︵GさU−5十〇・忘︵G篭−5・−十〇・芸叶  

という結果を得たっこの最後の項は賃金の歴史的な上昇傾向を示すものである︒  

0  

財政金融政策の統計的分析︵二︶  

0  2        ■・t▲  

_ノ「       ll       ̄ ̄ ̄− ̄ ̄−「 ̄1  

0       0  3       2  

十  て  し  

0・q O 4 ハ0・4 05  0  5  ∩>  レ  

0・Jヰ(終1)  

蓼  l  熊産   Jr、㌧__、、      1  」\/  ■\    「        童  

数ほこれと反対に正Eであるこの外に  

長期利子率を用いて計測な試みている  

がこれほ既訳的に有意でなかった︒   

減価償却 減価償却βについてほ前  

節で述べたのと同じよう隼考える︒そ  

うして   

ノ∴   ㌻ニ∴⁝  

という粘果を得た︒   

賃金所得 つぎに賃金所得の動きに  

ついて考えよう︒賃金所得のうち公務  

員の俸給Ⅴの変動は議会において決め  

︵三四七︶  七   

(8)

輸 入 つぎに海外勘定の輸入について考えよう︒これほ国内の経済活動の水準と密接な関係がある︒ここでは  

消出老生産者の国内産商品に対する需要と同じように可処分所得︵ただし貨幣額であらわした可処分所得を輸入品  

価格水準でデフレイ卜してつかう︶で説明する︒また消費函数のところでのべたと同じように﹁慣性﹂の力につ・い  

て考慮するために前期の輸入の大きさを用いる︒  

.一︑二−.にご.1二≡︑.ヽ二l∴・r;⁚﹂ r︼ ﹁ ご \・r\㌧丁−︑●︑二rに︑⁚   

以上によって八個の内生変数のうち前節のモデル・ビルディングにおいて述べた五つの変数についての訂測結果  

の説明な終える︒つづいてこの節で新しく持ち込んだ項目︻A︑Z︑ぴについて説明しよう︒まず農業所得Aの勤   

図4 減 価 償却  

′  ーー・・・・・・・・・・・・♪  

第三十三巻 第三号  

5  2 n︶ ウ︼.4  

+  

「T [  ̄rT ̄「T「 ̄† ̄T「「「 ̄ ̄   「   ̄[  ̄ 「   1929   1934   193919刺   1946 1950  

図5 賃 金 所 得  

ノ\ W−Ⅴ  ㌢    ロ  J  ・−V  

0       0 0  .d−      2 ハ0  

十  億  r  

レ  

0      0 0  .4一      巾山 2  

ナ○ヱ4(Yナアナ♪・V鴫)−】  

ュコニニニコ⊇⊆]  

茫≡≡∃忘≡⊆墓∃=二=王≡ヨ  

l・T■T  

1929  

1934   19391941   1946  1950  

(9)

dU −D ・4  つりー ウ〟  1 1  0  5  

十  億  

仝米にまたがっているとき︑   

は考慮していない︒これから  

∵ 一.ご・こ.にンl.⊥.\・↓ニ・r︑・r\一﹂∴二−︑.\ ↓= ︺一﹁︑∴・.こ=三いノ.  

という結果を得た︒個人可処分所得についてほ慣性の作用をあらわすために仙期まえのものも用いている︒‰ほ農  

産物の輸出をあらわす︒  

㌧、  

′   ′  

′一 一一′   

′.へ\一 r ̄「M        ̄■,  

財政金融政策の統計的分析︵二︶  

W十ムー尺◆Z一丁レ一丁レー  

■○24 月_▲  

▲4 3 2 ▲1 0 1 1 0 ・1I.   

r  ル   ができるが︑農産物の種類が多くしかも耕作地が  

その天候をあらわす一本の指標をつくることは事実⊥不可能である︒そのためこの点  

L  

/1   

「  

193.1   19891941   1946  1950  

きからはじめよう︒   

農業所得 農業所得が特殊な動きを示すこと︑  

特にその供給が非弾力的なものであることほ説明  

を要しない︒したがって現実の農業所得ほ緑要に  

よって大きな影響をうける︒その需要な決衷する  

要因として第一にあげられるものは個人可処分所  

得である︒︵ただし農業所得の動きな説明している  

のであるから農業所得は除いて 司+q十Nlゴで  

1↓N−づqを用いる︶他は海外からの詣要すなわ  

ち農産物の輸出㌫であろう︒なお供給の水準な決  

定する重要な原因として天候の状態をあげること  

︵三四九︶  九   

(10)

ゼきめられることほ容易に推測出来るし︑またこれほ図を描いてみてもほっきり認められる︒また配当水準ほでき  

るだけ変えまいとする慣性の力が働くことも周知の通りである︒このように利潤の少いとき配当水準の維持のため  

には過去の積立金βを用いなけれぼならない︒これらを説明変数紅含めるときえられる粘果ほつぎの通りである︒  

人q十∽は税引き後の法人所得な表わす︶  

∽=−P畠+P00叉q+∽︶⊥㌣写戸−−PO−巴㍗−  

なお法人所得Qと農家所得以外の財産所得︵賃金農家所得以外の所得︶N+Q ︵ただし社内留保を含む︶との間に   

薗フ 農喪所得  

ほ   

10  

5   

0   

30    25    20    15    10  

0   

−5   

−10   

−15  

5  

0  

5  

0   

−5  

第三十三巻和解三号  

十   億   ト   ル  

・llll・   l・・「「  

19391941   1946  1950  

1ミ)29   1934  

︵三五〇︶  副○   

法人貯蓄 つぎに配当ひの動きについて述べ︒  

なければならないが︑ここでほその代りに法人貯  

蓄︵社内留保︶5について説明する︒法人企業ほそ  

の生産活動によって利潤Qを得︑それより法人所  

得税rQを差引いたものを配当びと法人貯蓄5と  

にふりわける︒したがってどれだけ社内留保する  

かということほどれだけ配当びするかという決意  

の哀がえしにすぎない︒このQと㌫︑5︑Uの  

間には会計的関係︵A.望があるからそのどららを  

説明することも同じことになる︒さてこの社内  

留保が何よりもまず第山に事業所得Qすなわち  

︵q十払十㌔︶から法人税rQを差引いたものによっ  

(11)

︑は統計的関係  

の=−品.∽A十〇.ご︵N十含  

という関係があるからこれを用いる︒︵図8の忍ほぴと訂正する︶   

この関係においてQについてはすでに説明したから︑この式で〜が説明されると考えられる︒   

これでわれわれの八個の内生変数紅ついての説明を終る︒なおその説明に際して新しい変数が入っているがつぎ   釦∋ 法人麻蛮  

め三つは簡単であるからここに述べておこう︒   

国民総生産 まずGさじの説明は簡単である︒それほ  

財政金融政策の統計的分析︵二︶   十.憶 ド ル  

ナ○朗戊+ガ  

/、・   

\  

6 4 り〟 0 2 Ar O 2 101一  

−   210﹁▲2  

1929   1934   19391941    1946 1950  

図9 法 人 所 得  

︵三五二︶      V  

「■ 「−「−「【−Wr− ̄†‥ 「「■l・ 「 −脚 ̄T ̄ ̄T「【1  

1リブ‡J  

19J1   1肌闇l別Ⅰ   ‡9i6  1950  

(12)

n竜1−専1+b十N+①十づ十℃  

で定義される︒しかもそれに用いられている項目はすべて上で説明すんだものである︒   

事業積立金 また事業の年末の積立金βは過去の社内留保利潤5の累計である︒いいかえると今年末の砥立金の  

大きさは前年末の積立金に︑今年の社内留保を加えたものである︒したがって  

加=也⊥十∽  

という関係をうる︒   

資本量 つぎに資本鼠∬について鹿明しよう︒まえに総投資を∫で表したが︑それから減価償却βを差引いた  

︑−ロだけ資本盈茸ほ増加するのであるから  

内1−唇1︻十ナーb  

セあることほ容易にわかるであろう︒以上に述べた関係をまとめておくとつぎのようになる︒  

表  四  

壷と軍晰=︵司十ゝ十N十和︶1︵↓葛+↓ゝ十↓N十づむーC  

朝継布聯∽=①1↓ゐ1q  

翠翠哲学Ⅷ︵↓十↓葛十↓ゐ十↓ゝ+↓N十↓む1G  

鱒草野聯=−涙∵⊥忘  

Cl−ト監.研+占一琵︵司1ゴ﹁︶景〇.会︵N十q!烏√十ム㌔︶皇.隻忘十㌘︶十〇・父ぢ㌻+〇・琵C・・十PO思ぃr  

㌻⊥P竿〇.諾︵①十ゝ1㌔−汁+b︶l﹁≡宗1−+≡昌l−  

b=.会+〇.−竺内十唇tユ\N   

第三十三巻 第三号   ︵三五二︶ 一二  

(13)

雫1く=1PqO十〇.ひ叉C㌧己U−5十OJA︵G宅Ⅰ5・−十O﹂票  

竃−丼P悪十PO讐︵司十ゝ+q十N−づ宅−㌘Ⅰぎ・1㌘十S︶\ヽ恕十〇・監竃・岬  

b‖1芸軍≡叉司十q+Nトムよ1⊥㌔て⊥㌔︶1≡∽︵司十q十Nlづ㌢1づ雪∴㌘︶l−十≡○笠㌘  

ふ佑∵⊥㌣無十P芸︵q十セと・∽Oq・10⁚○≡島⊥  

Ql−100.詮十Pご︵N十①︶  

G篭=専︑十ゝ十①十日  

玩=馳.−十S  

唇1Ⅰ内t−十︑1℃  

ここに追加された外生変数ほ単年才の三個である︒   

われわれほクライン・ゴールドバーガーの計測結果を説明するに当って︑国民所得勘定に表れている十二個の内  

生変数を説明することからはじめたが︑その説明に用いた変数のうちG篭︑β︑∬についてほすでに説明を終え 

た︒その十五個の式を山覧の形で示したものが表四である︒そこでほこれまでに説明した順に式を並べておいた︒  

劇番上に示した記号がその行の式によって説明される内生変数である︒︵これほ左辺の項目と副致するものが多い  

が︑Sとびの説明式はそうでないことに注意しなけれはならない︒これについてはすでに説明した通りである︶   

しかしこれまでの式において説明に用いた変数の中にはこれ以外のものもある︒それについてここで述べよう︒   

金融市場の動き︒新しく導入した項目のうちでこれは消費函数︑投資函数に含まれている流動的金融資産エ︑  

〃ほ内生変数として扱う︒すなわら個人も事業も現金その他の流動資産をもっているが︑その流動資産の大きさ匿  

よっても個人や事業の活動が影響奪っける︒ま雷﹂れと平行して利子率の変動などについても考えねばならない︒  

︵三五三︶ 三    財政金融政策の統討的分析︵二︶  

(14)

ここでこの金融面の動きについて考えよう︒    個人の流動性 個人の流動性じについてはつぎのように考える︒個人の流動性ほ主として現金および証券であ  

り︑在庫品ほはとんどない︒その流動性は可処分所得︵社内留保を除く︶に感応的な部分と利子率に感応的な部分  

として分れる︒ここではつぎのように取扱う︒すなわち銀行券および当座預金の個人保有高︵年末残高︶の可処分  

所得に対する比率︑流通速度の逆数を計算する︒観察期間中では山九二九年にその比が〇・這で最少であった︑こ   れ恨観察期間中経済活動が最も活発であっ雷﹂とせ反映している︒このためこの年にほ経済活動が非常虹活発で機  

体残高ほなかったものと仮定する︒その他の年にはその所得瞥﹂の流通速度の逆数を掛けたものを取引残高と考え   

図10  

l∫  

IOO  

80  

8ひ  

40  

2ひ  

第三十三巻 第三号  

■■ ●  

さ+・J   

6  7 R  

さ    4    5  

図11個人の流動性  

Lこ− L−∴ト・,・1・二・ニニーー㌦一丁・一丁.…▼。、  

ヘリ qJ 8 7 6 ■ひ.4 りJ り︸り︼ 1 0 9 8 7︑6 5 d一へ︶ ○〃 −▲ 0 −・り︼  

2 ︼ 11 1 1 1 1 Lト l 1 0 0 0 〇〇 〇〇 〇 〇   〇 〇  

−  ︼  

十  億  ド  ル  

\/  

●        jog  

\ /   

−0由ア加g〔尺−り  

/  

\/  

︵三五四︶  劇四  

\  横差      ≠      l      「      l   

rlll    l■「「1  

19∂91941   19d6  1950  

1929    1984  

(15)

それを越えるだけが遊休残高であると考える︒除幕瓢剖=ト﹁:貫︵遠>﹄語吟繋聾︒この〃の中にほ普通当預  の外に貯蓄性預金国債︑社債株式を含めている︒このようにして計屏された遊休残高と長期利子率皮との関係を散  

布図に描いてみると図10のようになっている︒そのためここでは指数函数を用いて  

ぃ1︑ヂー陰︵司十ゝ十N十qlゴ﹃1㌘−当Nl詳︶=讃︵知ふ︶⊥¥苫  

という関係を得た︒    つづいて事業の流動性現について考えよう︒事業ほ貨幣証券在膵品の形で流動性の高いものを保有するがその際  賃金支払額の準備のためある額の現金を準備し七おく︒また事業は証券と商品との間の選択すなわち在辟品を短期  

図12 事業の流動性  

0 40 30 20 10幻 15 5005050       1        4  5  −  

†  機  ド  ル   

財政金融政策の統計的分析︵二︶  

934   19391941   かの選択もしなけれぼならない︑したがってそれに関壇   qU    5︒問保有するかあるいは短期証券︵商業手形︶を保有する  

6   19︒して生ずる費用ないし報酬すなわち短期の借入れをした  

ときの費用︑あるいほ短期の証券を保有したときの報酬  

ほ短期の利子率γによってほかられる︒このような流動  

性保有高が投機的性格のものであり価格の変動︵の予想  

それは昨年の変動ヽ−下iに等しいと予想する︶によっ  

てかなりの影響をうけることも当然予想されるところで  

ある︒また企業は流動性についてほ昨年の手持高を基準  

にして安心したり心配したりする傾きがある︒これらの  

要素をすべて考慮に入れて企業の流動性として  

︵三五五︶  二五   

(16)

という関係がえられた︒   

ここで利子率の変化について説明しておこう︒短期利子率γとしてほ短期手形の利廻り︵仙年当りの︶を用いる  

がこれほ金融市場の需婁過剰と同じ方向に変化する︒これほ仙般商品について売れ残りの在庫が増えれほ価格が下  

り︑失業が増えれば賃金が下るのと同じであ禿金融市場における供給過剰としてほ中央銀行にある超過準備︵戦  

密にほこの額が全準磯額に対する割合︶βがこれ軋相当するであろう︒とれを用いて計測して  

ー00︵﹁−﹁⊥︶\﹁=あ.畠十≠短忘  

図13 長期短期の利子率  

第三十三巻 第三号  

卜=1Pヨ十〇.思司−・・〇.霊?−〇.当︵℃1blし十P監ト⊥  

へ 、 

叫 

6 5 J﹁ 8 ウ一 3 2 1 0 2 一1 0 1 0  

十  億  ド  ル  

ナ0ゼ3 γ−5 ■     ̄ ̄「  ノL     「  \一\⊥」  

/−\■縄薙      「′  

「「 ̄T「 ̄ 「  †■ ̄■▼ ̄ ̄    「    「 ̄    「     ̄ ̄T「 ̄ ̄「「  

1929   1934   19391941    1946 1b50  

という結果を得た︒   

長期利子率虎としてほ社債の山年当りの利廻りを  

用いるがこれほ経験的に短期利子率とつぎの関係が  

得られた  

ゎ=品﹂麗十P仝ギよ+戸出山ド︺l  

雇用鼠の動き   

雇用呈の変動と国民生産との問にほ技術的関係が  

あるから近似的には国民生産の動きでもって雇用日常  

の動きをあらわすとみることができるであろう︒し  

かし仙層くわしくみるときにほ両者の動きの問忙ほ  

ひらきがあるし︑また雇用鼠自体を政策目標としそ   

︵三五六︶  叫六  

(17)

一年当りの労働日数を示す指標である︒またこのはかに農業経営者数蝿︑事業家数脆も考慮に入れる︒こ′の後者ほ  

どの年においてもフルに動いていたと考え㌣⊥とおいた︒したがってここで労働投入鼠として考えるものは叉>訂1  

Ⅰきu︶+き十字である︒   

また資本鼠については期首に存在していた屋軋と今期増加した鼠内−戸・が生産に爵献しているのであるが︑こ  

の後者ほ仙年間にわたって平均的に増加したものと考えその半分を用いる︒このため今期の資本鼻は︵唇+内.し\陣  

となる︒また生産技術が年の経過とともに次第に改良されたものと考え時間要素才を用いる︒このように考えて訂  

図14 短期利子率  

60    40    20  

0  

′ヽ ′ ヽ   

d  ′ \__工ニヱゝL    九  

′ ′ 

\   †γ   a −ケLl T  

財政金融政策の統封的分析︵二︶  

0  2 4 一 ●−−  −− 

十 億ド ル  

・:   

1929   1g34   19391941  

れをとりあげるため紅ほその関係を明示的に理論体  

系にとりいれて考える方がよい︒これについて考え  

るにほ経済学のテキストにおいてほ普通生産函数を  

手がかりとし七いる︒   

国民総生産のうち民間において生産されたもの︑  

すなわちG≧bよりⅤだけ差引いたものG≧やjく  

は労働および資本を投入して生産されると考えるこ  

とができる︒もっとも労働者数といっても総雇用者  

数脆から公務員数脆を差引いたものを用いる︒しか  

も長期にわたって親祭するときにほ一年間の労働日  

数紅おける変動を考慮にいれなけれほならない︒そ  

のためここでほ叉き﹃−窒u︶を用いる︒ここにL〃転  

︵三五七︶ 一ヒ   

(18)

測した結果  

G竜1く=1芦器十柏.00ー︹叉き﹃1≧が︶十ネA十きU︺十〇・〇謡︵唇十和⊥︶\㌣こ・讐叶  

をえた︒︵ここで色脆︑彗脆ほ外生変数として扱う︶   

もっとも実際の生産にあたってほ原材料など中間生産物を必要とするがここでは経済全体の生産における投入を  

問題にしているためこれは現れてこない︒また前に述べたように国民総生産ほ定義的関係によって決められており︑  

またⅤは外生的に与えられるものと扱っているため︑この生産函数によって‰が決められると考えることができる︒  

′一一  

y◆アナヱ〉●γ′   

第三十三巻 第三号  

ル_汁空平河甲∃  ==コ≡∃  

0 000   

1   

934   19391941   1946  1960   

脚 て考える︒  

まず物価の上昇軋つれて賃金率が上る可能性を認め・  

る︒︵そこにほ二年の遅れが認められる︶また歴史的笹    ここで‰がきまったからそれに平行して賃金率Ⅳの   決定についてのべておこう︒商品についてほ売残りの   在庫品が多ければ価格を引下げるであろう︒金融市場   についてもこのように考えた︒これから考える労働市   場についても同じように考える︑すなわち失業や未利   用の資源があればそれは価格すなわち賃金率を引下げ   る働きをするであろう︒賃金率の決定について基本的   にほこのように失業の大きさによって説明する︒そし   てそれを修正するものとしてつぎの二つの要因につい   ︵三五八︶ 一八  

(19)

金融市場   

ト︑=P−忠司十ゝ+N十qト↓篭−↓聖上︺誓∴コ﹁ん︶十謡︵知−ふ︶.9Sふ   

トい1P∃十P監司1?雷ヽI〇.当︵blbl−︶十P澄トート  

則政金融政策の統引的分析︵二︶  

図16 賃   金  

日数を考慮したものに貨幣賃金率甜を掛けたものである︒この式においてゐは外生変数であり︑P以外のものは既   に説明したからこの式によってβがきめられると考えることができるであろう︒    ここで新しく追加された金融市場︑労働市場を説明する式を列挙するとつぎのようになる︒  

l  

.    .      1 l   − 」    l ll −ナC仁封;t・−・−」・−−−・−−−・−一L一−一々       ・ l ⊥_亡=====工===ユニヨ___」__.____  

rrrrrrrTTTT■T「TT「 ̄「 ̄■■ ■ ̄TTてr■「「  

1929    1984    1939・Ⅰ9射   脂妙 1950  

賃金率が相急なトレソドを示している点も認  

める︒その結果つぎの関係をえた︒   

芦Tlぎ﹁−t・=P1P謡︵考1きや1景1景︶  

十〇.ひ票勺⊥1b.N︶十〇・芸≠   

このⅣは労働総人口をあらわす︒したがっ  

てそのカツコ内ほ失業者数をあら一犯す︒   

なおこれに関連してつぎの定義的関係のあ  

ることをのべておこう︒すなわち  

琶討き1−b司   

である︒この右辺ほ物価でデフレイ卜した  

賃金額Ⅳに物価水準βを掛けたものであり賃  

金額をあらわす︒左辺ほ工場労働者数に労働  

︵三五九︶  山九   

(20)

=労働市場   

Gh王U−く=1芦諾+P巴︹文字1>訂︶+声−十字︺十○︑○篤︵内十率L\㌣こ・讐叫   

等−芦i=A.亡1〇.讃︵竜1字Ⅰ≧喝1字︶十P研叉ヽ.﹁b卜抽︶十〇・諾叫   

等討≧冒=b司   

ここで追加され︑把外生変数はE︑生やややや脆︵七個︶したがって外生変数は全部で十九個になる︒  

すなわち国民所得勘定に表われる項目で外生変数の取扱いをするもの九個︑国民所得勘定の内生変数を説明するた  

めに追加的に用いた外生変数︵三個︶金融市場︑労働市場に新しく表われるもの︵七個︶︑合計十九個である︒  

ヨein︐L.R.and GO岩berger.A.S.旨こ野室ざ等温妄ぎ監勺︑つすごぎ許こ謀計こ楚軍1琶訟−滑河    第三十三巻 算三号  

l00ト■︑けr=の.畠lP党議   ヽ  

知‖品﹂岩十〇.島ヽl00+〇.誌P飢  

︵三六〇︶ 二〇  

参照

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