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ション技法の影響

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Academic year: 2021

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福島県立医科大学 学術機関リポジトリ

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Title がん化学療法患者の精神神経免疫系に及ぼすリラクセー

ション技法の影響

Author(s) 荒川, 唱子

Citation 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 研究成果報告書

Issue Date 2007-10

URL http://ir.fmu.ac.jp/dspace/handle/123456789/315

Rights

DOI

Text Version

(2)

がん化学療法患者の精神神経免疫系に及ぼすリラクセーション技法の影響

平成19年10月

研究代表者  荒   川   唱   子

       (福島県立医科大学看護学部)

平成15年度 ~ 平成17年度 科学研究費補助金(基盤研究 C)

研 究 成 果 報 告 書

(課題番号  15592283)

(3)

はしがき

本 研 究 は 、 平 成 15 ・ 16 ・ 17 年 度 の 文 部 科 学 省 の 科 学 研 究 費 補 助 金 を 得 て 実 施 し た も の で あ る 。 平 成 15 年 度 は 、 化 学 療 法 患 者 に リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 適 用 し た 研 究 の 文 献 検 討 を 行 う と と も に 、 研 究 に 使 用 す る ガ イ ド ラ イ ン や CD作 成 な ど 本 調 査 の 準 備 に あ て た o 平 成 16年 度 は 、 前 年 の 準 備 を 踏 ま え て デ ー タ 収 集 を 開 始 し た が 、 サ ン プ ル を 集 め る の に 予 想 以 上 の 時 間 を 費 や し 、 平 成 17 年 度 ま で か か っ た 。 集 め た デ ー タ を 分 析 し 報 告 書 を 作 成 す る ま で に 、 さ ら に 1 年を要することになった。

筆 者 が わ が 国 の 化 学 療 法 患 者 に リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 の 適 用 を 検 討 し た のは、 1990年 に 入 っ て ま も な く の 頃 で あ っ た 。 そ の 後 、 こ の よ う な リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 含 む 代 替 療 法 は 急 速 に 普 及 す る よ う に な り 、 が ん 看 護 領 域

に お い て も 研 究 報 告 が な さ れ る よ う に な っ て き て い る 。

近 年 、 が ん 患 者 の こ こ ろ の あ り 方 が 身 体 、 特 に 精 神 神 経 免 疫 系 に 影 響 を 及 ぼ し て い る こ と が 指 摘 さ れ る よ う に な っ て き て い る 。 本 研 究 に お い て 意 図 し て い る こ と は 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン に よ り 心 身 の 状 態 を 落 ち 着 け る こ と が 、 そ の 個 人 の 免 疫 系 に ど の よ う な 影 響 を 及 ぼ す の か を 明 ら か に す る こ と で あ る 。 こ の よ う な 視 点 か ら の 研 究 は 、 国 外 を 含 め て 限 ら れ て い る 。 本 研 究 の 結 果 が が ん 化 学 療 法 患 者 に 対 す る 有 効 な ア フ ロ ー チ と し て 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法

を 活 用 す る 一 助 に な れ ば と 願 っ て い る 。

最 後 に 、 本 研 究 の た め に 快 く 協 力 を し て 頂 い た が ん 患 者 の 皆 様 、 ま た 病 院

の 職 員 の 方 々 、 関 川 浩 司 先 生 、 金 津 匡 司 先 生 、 大 木 進 司 先 生 、 竹 之 下 誠 一 先

生 に 心 か ら 感 謝 い た し ま す o

(4)

研 究 組 織

研 究 代 表 者 : 荒 川 唱 子 ( 福 島 県 立 医 科 大 学 看 護 学 部 )

研 究 経 費

平 成 15 年 度 平 成 16 年 度 平 成 17年 度

メ h 、

口 計

500 千円

1 , 800 千円

800 千円

3 , 100 千円

(5)

目 次

ページ I 序論・・・・

1  .研究の背景・・・・・・・

2 . 研究の目的・・・・・・

3 . 本研究の意義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2  4. 文献検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 

E  研究方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3  1  .対象の選定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3  2 .研究デザイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3  3. 用語の定義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4  4. 方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4  5 . 測定尺度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5  6 . リラクセーション C D の作成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6  7 .倫理的配慮・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 

E  結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8  1  .対象者の背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8  2. 樹 状 細 胞 (dendriticc e l l )   DC1 と DC2 , T h 1 と Th2 ,

および I L ‑ 1 0 と I L ‑ 1 2 に関する比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 

3. POMS(Profile of Mood States) に関する比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14  4. QOL に関する比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 

N  考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・圃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 8  

(6)

羽 結論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・圃 2 1  

文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 1  

添付資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 

1  .漸進的筋弛緩法のトランスクリプト圃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 5  

2 .リラクセーションのすすめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 1  

(7)

I  序 論

1  . 研 究 の 背 景

米 国 の が ん 患 者 ケ ア に お い て は 、 1970 年 代 後 半 か ら 化 学 療 法 に よ る 副 作 用 の 軽 減 を は か る た め に リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 が 用 い ら れ 、 研 究 を 通 し て そ の 効 果 が 報 告 さ れ て い る 。 わ が 国 に お い て 、 そ れ ら は 妊 産 婦 や 手 術 患 者 な ど に 用 い ら れ て い る が 、 が ん 患 者 に 適 用 さ れ た 報 告 は 見 ら れ な か っ た o 筆 者 は こ の 点 に 注 目 し 、 わ が 国 の が ん 化 学 療 法 患 者 を 対 象 に リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 適 用 し た 結 果 、 抗 癌 剤 の 主 な 副 作 用 で あ る 幅 気 ・ 幅 吐 、 不 安 な ど の 症 状 を 有 意 に 軽 減 さ せ る こ と が 明 ら か に な っ た 。 さ ら に 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 の 種 類 に よ る 効 果 の 違 い 、 技 法 を 獲 得 す る プ ロ セ ス 、 技 法 に よ る 長 期 的 影 響 に つ い て 研 究 を 継 続 す る と と も に 、 看 護 実 践 に 適 用 で き る こ と を め ざ し て 発 表 し て き た 。

近 年 、 ホ リ ス テ ィ ッ ク ( 全 人 的 ) な 見 方 が ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ 、 侵 襲 性 が 少 な く 、 人 々 の 生 活 を 重 視 し た ケ ア が 求 め ら れ る よ う に な っ た 。 こ の パ ラ ダ イ ム の 転 換 に 伴 っ て 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 は 保 健 医 療 の 分 野 や 一 般 人 に も 癒 し の 技 と し て 普 及 す る よ う に な っ て き て い る o

本 研 究 で は ホ リ ス テ ィ ッ ク な 看 護 介 入 法 と し て リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 位 置 づ け 、 そ れ に よ る 効 果 ( エ ビ デ ン ス ) を 確 認 す る と と も に 、 心 身 の メ カ ニ ズ ム の 変 化 を 探 る こ と を 意 図 し て い る 。 さ ら に 最 近 の 癌 治 療 に お け る 免 疫 療 法 の 進 展 か ら 樹 状 細 胞 や T 細 胞 の 重 要 性 が 誕 わ れ て き て い る こ と に 注 目 し 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 に よ り が ん 患 者 が 精 神 ・ 心 理 状 態 を 安 定 さ せ 良 好 な 状 態 に 保 つ こ と で 、 自 身 の 免 疫 機 能 、 特 に 樹 状 細 胞 や T 細 胞 に も た ら す 変 化 を 探 る こ と を 新 た な 目 的 と し て い る 。

2. 研 究 の 目 的

本 研 究 は 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 に よ る 効 果 を 気 分 や 不 安 な ど 患 者 の

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ど は い ず れ も が ん 患 者 の 免 疫 機 能 を 妨 げ 、 患 者 の well‑being や QOL を 著 し く 低 下 さ せ る 。 そ こ で 、 が ん 治 療 の 中 で も 全 身 に 影 響 を 及 ぼ す 化 学 療 法 患 者 に リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 適 用 し 、 主 観 的 な 身 体 お よ び 精 神 状 態 の 評 価 と 血 液 中 の 樹 状 細 胞 ・ T 細 胞 ・ サ イ ト カ イ ン の 変 化 を 実 験 的 デ ザ イ ン に よ り 明 ら か に す る も の で あ る 。

3. 本 研 究 の 意 義

「 病 は 気 か ら 」 と い わ れ る メ カ ニ ズ ム の 解 明 に つ な が る 精 神 神 経 免 疫 学 は 、 人 間 全 体 を ホ リ ス テ ィ ッ ク に と ら え る 看 護 学 に 大 き く 貢 献 す る こ と が 期 待 さ れ て い る 。 タ ッ チ や 心 地 よ い 音 楽 な ど を 流 す な ど 、 多 く の 看 護 ケ ア が 患 者 を 落 ち つ か せ て 安 ら ぎ を 与 え 、 患 者 の 回 復 に も 大 き く 寄 与 す る こ と は 疑 う 余 地 が な い 。 し か し 、 そ れ に よ る 変 化 の メ カ ニ ズ ム は 解 明 さ れ な い ま ま 今 日 に 至 っ て い る が 、 ケ ア に よ る エ ビ デ ン ス は 求 め ら れ て い る 。 本 研 究 に お い て は 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 に よ り 化 学 療 法 患 者 の 免 疫 機 能 に 及 ぼ す 影 響 を 明 ら か に す る こ と が 期 待 さ れ て い る 。 そ れ に よ る 効 果 が 統 計 学 的 に も 証 明 さ れ た 場 合 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 は が ん 看 護 に お け る 有 効 な 介 入 法 と し て 確 立 さ れ る こ と に な る o

現 在 、 が ん は 慢 性 疾 患 の 1 つ と み な さ れ 、 が ん に か か っ て も 長 期 に わ た り 生 存 で き る よ う に な っ た 。 が ん サ バ イ パ ー シ ッ プ が ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ て い る 現 在 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 な ど の 自 己 コ ン ト ロ ー ル 法 を 習 得 す る こ と の 大 切 さ は い う ま で も な い 。 本 研 究 は 、 が ん 看 護 介 入 法 を 確 立 し 、 ホ リ ス テ ィ ッ ク な 立 場 を と る 看 護 ケ ア の エ ビ デ ン ス を 明 ら か に し 、 さ ら に 、 人 々 の ヘ ル ス フ ロ モ ー シ ョ ン を め ざ し た 自 己 コ ン ト ロ ー ル 法 の 普 及 に お い て も そ の 意 義 は 大 き い 。

4. 文 献 検 討

こ れ ま で が ん 患 者 の 精 神 ・ こ こ ろ と 免 疫 の 関 係 に つ い て 報 告 さ れ た 研

究 を レ ビ ュ ー し た o こ こ ろ と 免 疫 に 関 す る 国 内 外 の 研 究 を み る と 、 が ん

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患 者 の 笑 い や 精 神 的 サ ポ ー ト が 免 疫 機 能 (NK 細 胞 活 性 ) に 及 ぼ す 影 響 や 生 存 率 な ど が 、 医 師 に よ り 報 告 さ れ て い る 1 ) 。 ま た 足 浴 が 精 神 神 経 免 疫 に 与 え る 影 響 も 調 べ ら れ て い る が 健 康 人 が 対 象 で あ る 2) 。 米 国 ナ ー ス に よ る 研 究 で も 、 が ん で 配 偶 者 を 失 っ た 妻 た ち に リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 用 い て 免 疫 機 能 を 高 め る こ と が 報 告 さ れ て い る が 3) 、 パ イ ロ ッ ト ス タ デ ィ の 域 を 脱 し て い な い 。

E 研 究 方 法

1  . 対 象 の 選 定

研究対象は、 F 公 立 大 学 附 属 病 院 に お い て 消 化 器 が ん の 手 術 を 受 け た 後 に 、 化 学 療 法 ( 内 服 及 び 点 滴 注 射 に よ る 抗 が ん 剤 投 与 ) を 受 け た 患 者 と し 、 以 下 の 7 つ の 選 択 基 準 を 満 た す も の と し た 。 ( 1 ) 消 化 器 が ん の 診 断 が な さ れ て い る 。 ( 2 ) が ん 告 知 が な さ れ て い る 。 ( 3 ) 年 齢 は 40 歳 以 上 とする。 ( 4 ) 初 回 の 化 学 療 法 が 予 定 さ れ て い る 。 ( 5 ) 見 当 識 障 害 が な い 。 ( 6 ) 読 み 書 き が で き る 。 ( 7 ) 研 究 参 加 へ の 同 意 が 得 ら れ て い る o な お 、 転 移 性 の が ん 患 者 は 、 さ ま ざ ま な 症 状 の 出 現 が 予 想 さ れ る た め に 除 外 し た 。

ま た 、 精 神 安 定 剤 を 服 用 し て い る 患 者 も 、 薬 物 に よ る 作 用 と リ ラ ク セ ー シ ョ ン 反 応 と の 区 別 が つ き に く い こ と や 否 定 的 な 影 響 の 可 能 性 を 考 え て 対 象 外 と し た 。

リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 に よ る 介 入 を 実 施 す る 実 験 群 に 10名の患者を、

対 照 群 と し て 10名 の 患 者 を 選 定 し た 。

2. 研 究 デ ザ イ ン

本 研 究 は 、 プ レ テ ス ト ・ ポ ス ト テ ス ト コ ン ト ロ ー ル グ ル ー プ デ ザ イ ン

を用いた。

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3. 用 語 の 定 義

本 研 究 に お け る 用 語 の 定 義 は 以 下 の 通 り で あ る 。

1 ) 漸 進 的 筋 弛 緩 法 : 筋 肉 を 緊 張 さ せ た 後 に 、 そ の 筋 肉 を 弛 緩 さ せ て リ ラ ク セ ー シ ョ ン 反 応 へ と 導 く 。 実 験 群 の 対 象 は 漸 進 的 筋 弛 緩 法 の CD を 用 い て 個 別 に 指 導 さ れ る 。

2 ) 精 神 状 態 : 感 情 フ ロ フ ィ ー ル 検 査 ( P r o f i l eo f  Mood S t a t e s  :POMS) 

を 用 い て 測 定 さ れ る 気 分 、 感 情 、 情 緒 と い っ た 人 間 の 情 動 を 主 観 的 に 自 己 評 価 し た 状 態 と す る o

3)QOL:  r が ん 薬 物 療 法 の 合 理 的 評 価 法 に 関 す る 研 究 J 班 お よ び 「 薬 物 療 法 の 合 理 的 な 評 価 に 関 す る 研 究 」 班 に よ り 作 成 さ れ た 、 腫 擦 の 種 類 や 治 療 に 用 い る 薬 剤 に 関 係 な く 使 用 可 能 な QOL 調 査 票 4) を 用 い て 測 定 さ れ た 状 態 と す る 。

4. 方 法

パ イ ロ ッ ト ス タ デ ィ に よ り 方 法 の 適 切 性 を 確 認 し た 上 で 、 本 研 究 へ 進 め た 。 消 化 器 が ん 手 術 後 の 化 学 療 法 実 施 が 決 定 し 、 選 定 基 準 を 満 た す 患 者 が い た 場 合 、 病 棟 師 長 な ら び に 主 治 医 か ら 研 究 代 表 者 に 連 絡 を し て も ら

っ た 。 研 究 代 表 者 は 患 者 を 訪 問 し 、 研 究 の 目 的 ・ 方 法 等 に つ い て 文 書 と 口 頭 で 説 明 し 、 研 究 参 加 へ の 同 意 が え ら れ た 場 合 、 同 意 書 へ の サ イ ン を 依 頼 し た 。 研 究 参 加 へ の 同 意 が 得 ら れ た 時 点 で 、 POMS と QOL 調 査 票 へ 回 答 し て も ら っ た 。 さ ら に 免 疫 検 査 の た め に 末 梢 血 10m 1 の 採 血 を 行 っ た 。 実 験 群 と 対 照 群 の 振 り 分 け は 、 研 究 参 加 へ の 同 意 を 得 ら れ た 順 番 で 、 奇 数 番 を 対 照 群 に 、 偶 数 番 を 実 験 群 と し た 。 対 照 群 と 実 験 群 の 患 者 に は 、 以 下 の 方 法 で か か わ り 、 そ れ ぞ れ 4 週 間 後 に 外 来 で POMS と

QOL 調 査 票 へ 回 答 し て も ら っ た 。 さ ら に 免 疫 検 査 の た め に 末 梢 血 10m

l の 採 血 を 行 っ た 。 末 梢 血 か ら の 樹 状 細 胞 DC1 と DC2 の検出、 Th1

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と Th2 の検出、 IL‑10 と IL‑12 の 測 定 は 外 部 受 注 業 者 に 依 頼 し た 。 収 集 し た デ ー タ は 統 計 処 理 し て 、 記 述 統 計 分 析 後 、 群 間 お よ び 群 内 の 平 均 値 の 差 の 検 定 、 POMS と 免 疫 系 と の 関 係 お よ び POMS と QOL との 関 係 に つ い て 回 帰 分 析 を 行 っ た 。 用 い た 統 計 解 析 ソ フ ト は

SPSSver.11.0J である。

1 ) 実 験 群 へ の か か わ り

( 1 ) 漸 進 的 筋 弛 緩 法 を 指 導 す る た め 、 適 切 な 部 屋 に 案 内 す る 。

( 2 )   r リ ラ ク セ ー シ ョ ン の す す め Jを 用 い て 漸 進 的 筋 弛 緩 法 を 説 明 す る 。 ( 3 ) 技 法 に つ い て デ モ ン ス ト レ ー シ ョ ン を 行 う 。

(4)CDを 使 っ て リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 体 験 し て も ら う 。

( 5 ) 対 象 者 に CDを 渡 し 、 一 日 2回 ず つ の 練 習 を す す め る 。 ( 6 ) 練 習 状 況 を 記 録 す る よ う に 依 頼 す る 。

( 7 ) 対 象 者 の 技 法 の 習 得 状 況 に 応 じ て フ ィ ー ド バ ッ ク を 行 う 。

2 ) 対 照 群 へ の か か わ り

病 院 で 提 供 さ れ る ケ ア を 受 け る よ う に 説 明 す る 。 調 査 終 了 後 、 対 象 者 が 希 望 し た 場 合 は 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 の 指 導 を 行 う 。

5. 測 定 尺 度

1 ) 感 情 プ ロ フ ィ ー ル 調 査 P r o f i l eo f  Mood States (POMS) 

各 項 目 の 得 点 は 、 or 全 く な い J ~ 4  r 非 常 に 多 く あ っ た 」 の 5 段 階 で 回 答 を 得 る リ ッ カ ー ト ス ケ ー ル の 形 式 で あ る 。 そ れ ぞ れ 下 位 尺 度 ご と

に集計され、「緊張-不安」は 12 項目で O~48 点、「抑うつ-落ち込み J は 15 項目で O~60 点、「怒り」は 12 項目で O~48 点、「活気」は 8 項 目で O~32 点、「疲労」は 7 項目で O~28 点、「混乱」は 7 項目で O~

28 点である。

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2 ) が ん 薬 物 療 法 に お け る QOL調 査

こ の 調 査 票 は 、 が ん 患 者 の QOL評 価 に 必 要 な 身 体 状 態 、 活 動 性 、 精 神 ・ 心 理 状 態 、 社 会 性 の 4領 域 を 測 定 す る 21項 目 と 総 合 的 な QOLの 測 定 を 目 的 と し た Face Scale一 項 目 の 計 22項 目 か ら 構 成 さ れ て い る 。 質 問 項 目 は 、 「 全 く あ て は ま ら な い 」 か ら 「 非 常 に あ て は ま る J ま で の 5段 階 で 回 答 を 得 る リ ッ カ ー ト ス ケ ー ル の 形 式 で あ る 。 各 領 域 の 質 問 項

目 は 、 「 身 体 状 態 」 で は 幅 吐 や 食 欲 の 有 無 な ど の 体 調 に 関 す る 5 項目 (5

‑ ‑ ‑25点 ) 、 「 活 動 性 」 で は 入 浴 や 外 出 な ど 日 常 の 活 動 状 況 に 関 す る 6項

目 (6‑‑‑30 点 ) 、 「 精 神 ・ 心 理 状 態 」 で は 睡 眠 状 態 や 集 中 力 の 低 下 な ど を 問う 5項 目 (5‑‑‑25点 ) 、 「 社 会 性 」 で は 病 状 や 将 来 の 社 会 生 活 へ の 不 安 な ど を 問 う 5項 目 (5‑‑‑25点)、「全体の QOLJ は 、 こ こ 数 日 間 に 相 当 す る 顔 を 選 択 す る Face Scale  1 項目 ( 1 ‑ ‑ ‑ 5 点)である。 QOL得点は、

全 項 目 の 合 計 点 に よ る 総 合 QOL ( 2 2 ‑ ‑ ‑110 点 ) と 、 下 位 尺 度 ご と の 合 計 点 に よ っ て 評 価 す る 。 総 合 得 点 及 び 下 位 尺 度 と も 得 点 が 高 い ほ ど QOL は 高 い と 判 断 さ れ る 。 こ の 調 査 票 の わ が 国 の が ん 患 者 に お け る 信 頼 性 と 妥 当 性 は 確 認 さ れ て い る 。

6. リ ラ ク セ ー シ ョ ン C D の 作 成

本 研 究 に お い て 使 用 す る た め 約 30 分 間 の 漸 進 的 筋 弛 緩 法 (PMR) の CD を 作 成 し た 。 そ の 手 順 は 以 下 に 示 す 通 り で あ る 。 ト ラ ン ス ク リ プ ト

(  CD) の 内 容 は 、 巻 末 に 付 記 し た 。

(l)CD 作 成 に あ た り 、 関 連 の あ る 情 報 を 収 集 す る 。 (2)PMR の ト ラ ン ス ク リ フ ト を 作 成 す る 。

( 3 ) 専 門 家 に ト ラ ン ス ク リ プ ト の 評 価 を 依 頼 す る 。

( 4 ) ト ラ ン ス ク リ フ ト の 評 価 を 受 け て 修 正 す る 。 こ れ を 数 回 繰 り 返 す 。 ( 5 ) 専 門 家 に よ る C D へ の 吹 き 込 み を 行 う 。

( 6 ) 作 成 し た C D は 対 象 者 分 を ダ ビ ン グ す る 。

(13)

7. 倫 理 的 配 慮

対 象 者 に は 、 研 究 目 的 、 方 法 、 起 こ り う る 問 題 の 可 能 性 な ど に つ い て

説 明 し 、 研 究 参 加 に 同 意 後 で あ っ て も 参 加 の 中 止 は い つ で も で き る こ と 、

治 療 お よ び 看 護 に 関 す る 内 容 は 研 究 参 加 に 関 わ ら ず 保 証 さ れ る こ と 、 本

研 究 以 外 で 収 集 さ れ た デ ー タ は 使 用 し な い こ と を 文 書 な ら び に 口 頭 で

確 認 す る 。 対 象 者 の デ ー タ は 第 三 者 に コ ー ド 化 を 依 頼 し 、 研 究 者 が 個 人

の 特 定 が で き な い よ う に し た 。 デ ー タ 分 析 に 用 い る コ ン ビ ュ ー タ ー は 他

の コ ン ビ ュ ー タ ー と 接 続 し て い な い も の を 使 用 し 、 デ ー タ は 外 部 記 憶 媒

体 に 保 存 し 、 厳 重 に 管 理 す る 。 本 研 究 は 、 研 究 代 表 者 が 所 属 す る 機 関 の

倫 理 委 員 会 の 審 査 を 受 け 、 承 認 を 得 た 。

(14)

E 結 果

1  . 対 象 の 背 景 1 ) 年 齢 お よ び 性 別

対 照 群 お よ び 実 験 群 の 属 性 を 表 1 に 示 す 。 対 照 群 の 平 均 年 齢 は 6 4 . 2 歳 (SD10.99) 、性別は男性 6 名、女性 4 名 で あ っ た 。 実 験 群 の 平 均 年 齢 は 63.3 歳 (SD11.63) 、 性 別 は 男 性 4 名 、 女 性 6 名であった。

2 ) 診 断 名 お よ び 投 与 抗 癌 剤

対 照 群 は 、 胃 が ん 3名 、 大 腸 が ん 3名 、 直 腸 が ん 2名 、 上 行 結 腸 が ん 1 名、食道がん 1 名であり、その内 UFT 投 与 の 患 者 が 6 名 、 TS1 投 与 が 2 名 、

レ ボ ホ リ ナ ー ト ・ フ ル オ ロ ウ ラ シ ル 療 法 が 1 名 、 タ キ ソ テ ー ル 投 与 が 1 名で あ っ た ( 表 1 ) 。 実 験 群 は 、 胃 が ん 3名 、 大 腸 が ん 3名 、 直 腸 が ん 2名 、 S 字 結 腸 が ん 1 名 、 食 道 が ん 1 名 で あ り 、 そ の 内 UFT 投 与 の 患 者 が 5 名 、 TS 1 投 与 が 2 名 、 TS1 と CDDP 投 与 が 1 名 、 5FU と CDDP 投 与 が 1 名 、 5‑DFUR 投 与 が 1 名であった(表 1 ) 。

3 ) 職 業 お よ び 家 族 の 状 況

対 照 群 の 患 者 で は 、 無 職 が 3 名 、 会 社 員 ( 常 勤 ) 2 名 、 農 業 あ る い は 自 営

業 4名 、 シ ル バ 一 人 材 派 遣 勤 務 1名 で あ っ た 。 家 族 状 況 は 配 偶 者 と 2人 暮

ら し の 患 者 が 4 名 、 配 偶 者 と 息 子 あ る い は 娘 家 族 と 暮 ら し て い る 患 者 が 5

名 、 配 偶 者 は な く 娘 家 族 と 暮 ら し て い る 患 者 が 1 名 で あ っ た 。 実 験 群 の 患 者

で は 、 無 職 が 6 名 、 農 業 あ る い は 自 営 業 が 4 名 で あ っ た 。 家 族 状 況 は 配 偶 者

と 2人 暮 ら し の 患 者 が 2名 、 配 偶 者 と 息 子 あ る い は 娘 家 族 と 暮 ら し て い る 患

者 が 2名 、 配 偶 者 と そ の 親 と 暮 ら し て い る 患 者 が 2名 、 実 兄 と 暮 ら し て い る

患 者 が 1 名 、 一 人 暮 ら し の 患 者 が 3名であった。

(15)

表 1 対象の属性

患 者 年 齢 性 別 診断名 抗癌剤の内容 A  7 6   女 性 胃がん UFT 

B  5 7   女 性 大腸がん UFT 

c  6 7   男 性 胃がん TS1  D  7 1   男性 上行結腸がん UFT  対 E  80  男 性 大腸がん UFT  照

群 F  5 8   男性 大腸がん 5FU ・アイソボリン G  6 6   女 性 胃がん TS1 

H  5 2   女 性 直腸がん UFT  7 0   男性 食道がん タキソテール J  4 5   男 性 直腸がん UFT  K  5 0   女 性 直腸がん UFT  L  7 5   女 性 大腸がん UFT  M  6 8   女 性 胃がん TS1 ・ CDDP N  6 3   男 性 食道がん 5FU‑CDDP  実 O  7 4   男性 胃がん TS1 

群 P  5 0   女 性 直腸がん UFT  Q  4 6   男性 大腸がん UFT  R  7 2   男 性 胃がん TS1  S  5 8   女 性 S 字結腸がん 5‑DFUR  T  7 7   女 性 大腸がん UFT 

2. 樹 状 細 胞 ( d e n d r i t i cc e l l )   DC  1 と DC2 ,Th1 と Th2 , お よ び IL‑10 と IL‑12 に 関 す る 比 較

1)DC1 お よ び DC2 に つ い て

結 果 を 表 2 に 示 す 。 対 照 群 の 初 回 測 定 時 ( 以 下 、 1 回 目 と す る ) の DCl

は 平 均 0.16% 、 DC2 は 平 均 0.18% 、 DC1/DC2 比 は 0.93 であった。 4 週 間

後(以下、 2 回 目 と す る ) で は 、 DCl は 平 均 0.18% 、 DC2 は 平 均 0.19% 、

DC1/DC2 比 は 1.01 で あ っ た 。 実 験 群 の 介 入 前 の DCl は 平 均 0.19% 、 DC2

は 平 均 0.17% 、 DC1/DC2 比 は 1.30 であった。 4 週 間 の 介 入 後 で は 、 DCl

(16)

DCl/DC2比 は 平 均 0.08 増 加 し た 。 実 験 群 で は 、 介 入 後 DClは 平 均 0.03%

減少、 DC2は 平 均 0.005% 増加、 DCl/DC2 比 は 平 均 0.02 減 少 し た 。 対 照 群 と実験群の聞において、 DClな ら び に DC2 、DCl/DC2 比 は 介 入 の 前 後 で 有 意 な 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 DCl お よ び DC2の個別の推移をみると、 DCl は 、 対 照 群 で は 2 回 目 が 増 加 し て い る 者 は 4 名 、 減 少 し て い る 者 は 6 名 、 実 験 群 で は 介 入 後 に 増 加 し て い る 者 は 3 名、減少している者は 7名 で あ っ た

( 図 1 ・図 2 )

DC2は 、 対 照 群 な ら び に 実 験 群 と も 増 加 し て い る 者 は 4名 、 減 少 し て い る 者 は 6 名 で あ っ た ( 図 3 ・図 4) 。

2 . 0 0   % 

1 . 60 

1 . 20 

0 . 8 0  

0 . 4 0  

0 . 00 

2 . 5 0   % 

2 . 0 0  

1 . 50 

1 . 00 

+ ー ー ・ ・ ・ ・ ・

乞三三

G‑

‑ ーー ー ・

4

・ ー ‑ ーー一

.‑ー ーー

DC1  1 回目

一一ーーーー・ー-~

‑ 一 一 ー ー ーーーー一一一 ‑

一一ーー一一一 ‑ーー一 一 ーー一一一

2 回目

図 1 対 象 群 の DClの 推 移

ー‑‑

ー ー 一 、 . 一 一 ー‑ ー ー ・ ー ー ー 一 . 一 . ‑ ‑

~

一 一 ー 一

...ーー一一一一一ーー 一 一

‑ ー ・ ー 一 . ー 一 一 ‑ ー ・ ‑ ‑ . ‑ ー ー ‑ ・ 一 号

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,  ,、

一ーー一一一一ー‑・

世‑‑‑ーー ー・ ‑‑ ‑ ー ー ー ー ー ・ ・ ー.̲‑̲.ーー・ 一 ー ・ ー ー ー 一 一 定

0 . 5 0   ~ ・一ーー『

0 . 0 0  

DC1 介入前 介入後

図 2 実 験 群 の DClの 推 移

(17)

2 . 4 0  % 

2 . 0 0  

1 . 6 0  

1 . 2 0   ご ミ ミ ミ ミ

0 . 8 0  

1

ι  

‑ ‑ ‑ 一 一 一

一 ・ ‑

一 一 一

‑ ‑ ‑

‑ 一 一

‑ ‑ 4  

‑ 一

一一

ι F L r  

0 . 4 0  

一一一ーーー‑・

・‑‑ーーーーーー‑ーーーー一ーーー

0 . 0 0  

DC2  1 回目 2 回目

図 3 対 象 群 の DC2 の 推 移

2.00% 

1 . 80  1 . 60  1 . 40  1 . 20  1 . 00  0 . 8 0   0 . 6 0   0 . 4 0   0 . 2 0   0 . 0 0  

子一一一一 一ー・.守

・・・ーーーー・ー・・.‑一一一

A ‑ ‑

一 x  

‑ ‑ 一 一 ‑

LF 

骨・ーー・・ー 一・ー+ー‑ー.ーー‑‑ーーー‑D

.‑一ー一ー 一ー一ー‑ーー一ー一ー一ーーー一‑・

DC2 介入前 介入後

図 4 実 験 群 の DC2 の 推 移

2)Th1 お よ び Th2に つ い て

Th1は 、 対 照 群 の 1回 目 は 平 均 21.3% 、2回 目 は 平 均 19.2% 、 実 験 群 の

介 入 前 は 平 均 22.5% 、 介 入 後 は 平 均 24.9% であった。 Th2は 、 対 照 群 の 1

回 目 は 平 均 2.01% 、2回 目 は 平 均 2.23% 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 1.51% 、

介 入 後 は 平 均 1.38% であった。 Th1/Th2 比は、対照群の 1 回 目 で は 平 均 17.56 、

2回 目 で は 平 均 9.29 、 実 験 群 の 介 入 前 で は 平 均 23.97 、介入後では平均 27.32

で あ っ た 。 対 照 群 の 1 ・2回 目 を 比 較 す る と Th1は 平 均 2.14% 減少、 Th2

は 平 均 0.22% 増加、 Th1/Th2 比 は 平 均 8.27 増 加 し て い た 。 実 験 群 で は 、 介

(18)

意 差 (p値 =0.005<0.01) が認められたが、 Th1 および Th2 つ い て は 認 め ら れ な か っ た o Th1 および Th2 の個別の推移をみると、 Th1 は 、 対 照 群 で は 2回 目 が 増 加 し て い る 者 は 1名 、 減 少 し て い る 者 は 8名 、 変 化 な し が 1 名 で あ っ た 。 実 験 群 で は 介 入 後 に 増 加 し て い る 者 は 6 名 、 減 少 し て い る 者 は 3 名 で あ っ た ( 図 5 ・図 6 )

Th2 は 、 対 照 群 で は 2 回 目 に 増 加 し て い る 者 は 6名 、 減 少 し て い る 者 は 4 名 で あ っ た 。 実 験 群 で は 介 入 後 に 増 加 し て い る 者 は 2 名 、 減 少 し て い る 者 は 5 名 、 変 化 な し は 3 名 で あ っ た ( 図 7 ・図 8 ) 0

2 4 0 .   2 2 0 . 0  2 0 0 . 0  1 0 0 . 0   1 釦 1 . 0 1 4 0 . 0   1 2 0 . 0   1 0 0 . 0 

0 0 . 0  

印 L O 4 0 . 0  2 0 . 0  

0 . 0  

3 0 0 . 0   % r   2 5 0 . 0   2 0 0 . 0   1 5 0 . 0  

ご 一 一 二 二 二 二 二ー 『 一 一 一一 一一 一 ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ .

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ー ー ー ・ . . ー‑ ・ ・ 一 一 一 ・ ー ・ ー ・ ー ー ー ・ ー ー ー ー ・ ー ̲ . ' ‑ 1 :

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トーー・一ーー ー ーーー ー ー ー ー ー明 ーー‑ . ‑ ー ー ・

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Th 1  1 回目 2 回目

図 5 対 象 群 の Thl の 推 移

二二二二一一一一一‑‑

「 一 一一 一 一一 一 二

ー ー 一 一 一 一ー ーー一ー 嫁 世・ ー一 ーー ' ・ー ・ ・ ・ 一 ・ ー ー ー

1 0 0 . 0   ト 固 い ーーーーーー・一一 ‑ 一一‑一一一, ーー ー ー ー . ‑ < l

5 0 . 0  

0 . 0  

T h 1 介入前 介入後

図 6 実 験 群 の Thl の 推 移

(19)

2 4 . 0 0  % 

2 0 . 0 0  

1 6 . 0 0  

五 ー

1 2 . 0 0  

8 . 0 0  

4 . 0 0  

0 . 0 0  

Th2  1 回目 2 回目

図 7 対 象 群 の Th2 の 推 移

1 6 . 0 0   %  1 4 . 0 0  

九一一一一一二;

1 2 . 0 0   1 0 . 00  8 . 0 0  

砕 ー一一ー一一一一ー一一一ー..一.  一一一一一一一一一一一‑.・一 一 ー ー ・

6 . 0 0  

... ーーーーーー‑ーーー ーーーー ーーーーー一一一一一ーーーー ー.ー.̲n

4 . 0 0   2 . 0 0   0 . 0 0  

Th2 介入前 介入後

図 8 実 験 群 の Th2 の 推 移

3)IL‑10 お よ び IL‑12に つ い て

対 照 群 の 1 回 目 で は IL‑10 は 平 均 314.20pg/ml 、 IL‑12 は 平 均 70.31pg/ml 、 2 回 目 で は IL‑10 は 平 均 332.80pg/ml 、 IL‑12 は 平 均 61.11pg/ml であった。

実 験 群 に お い て は 、 介 入 前 で は IL‑10は 平 均 275.20pg/ml 、 IL‑12は 平 均

53.33 pg/ml 、 介 入 後 で は IL‑10は 平 均 290.80pg/ml 、 IL‑12は 平 均 60.68

pg/ml で あ っ た 。 対 照 群 の 1 ・ 2 回 目 を 比 較 す る と IL‑10は 平 均 18.60pg/ml

増加、 IL‑12は 平 均 9.20pg/ml 減 少 し て い た 。 実 験 群 で は 介 入 前 後 で IL‑10

(20)

表 2 DC1 と DC2 , Th1 と Th2 および I L ‑ 1 0 と I L ‑ 1 2 に関する対照群・実験群の比較

項 目 対 照 群 実 験 群

Mean  SD  Mean  SD  p i i 直 DC1 p r e   0 . 1 6 %   0 . 9 5   0 . 1 9 %   0 . 9 3   0 . 2 7 2   DC1 p o s t   0 . 1 8 %   0 . 1 2   0 . 1 6 九 0 . 8 5   0 . 9 7 0   DC2 p r e   0 . 1 8 %   0 . 0 7   0 . 1 7 %   0 . 1 0   0 . 4 0 6   DC2 p o s t   0 . 1 9 %   0 . 1 2   0 . 1 7 %   0 . 1 5   0 . 4 0 6   DC1/DC2 p r e   0 . 9 3   0 . 4 8  1 . 3  0 . 7 2   0 . 3 0 4   DC  1  /DC2 p o s t   1 . 0 1   0 . 3 9   1 . 28  0 . 8 0   0 . 5 9 6   Th1 p r e   2 1 . 3 2 弘 1 2 . 8 9   2 2 . 5 3 %   7 . 3 2   0 . 4 7 3   Th1 p o s t   1 9 . 1 8 %   1 1 . 1 4   2 4 . 8 8 %   9 . 3 5   0 . 1 7 4   Th2 p r e   2 . 0 1 %   1 . 58  1 . 5 1 弘 0 . 8 4   0 . 6 4 9   Th2 p o s t   2 . 2 3 %   1 . 1 1   1 . 38 九 0 . 6 5   0 . 1 6 1   Th1/Th2  p r e   1 7 . 5 6   2 3 . 0 9   2 3 . 9 7   2 8 . 9 6   0 . 1 6 2   Th1/Th2  p o s t   9 . 2 9   4 . 5 1   2 7 . 3 2   2 9 . 7 6   0 . 0 0 5   * 

I L  ‑10 p r e   3 1 4 . 2 0 p g/  m l   1 9 7 . 1 5  2 7 5 . 2 0 p g/ m l   1 4 2 . 8 0   0 . 6 5 0   I L  ‑10 p o s t   3 3 2 . 8 0 p g/  m l   1 7 7 . 2 3  2 9 0 . 8 0 p g/  m l   1 6 7 . 0 9   0 . 4 96  I L  ‑12 p r e   7 0 . 3 1 p g / m l   6 9 . 5 5  5 3 . 3 3 p g / m l   55 . 1 3   0 . 5 7 1   I L  ‑12 p o s t   6 1 . 1 1  p g / m l   5 8 . 1 3  6 0 . 6 8 p g / m l   4 0 . 3 4   0 . 8 2 1  

* p 0 . 0 1

3.  POMS(Profile of Mood States) に 関 す る 比 較

POMS の 6 つ の 尺 度 に 関 し て そ れ ぞ れ 比 較 す る と ( 表 3 ) 、「緊張‑不安 J

の 尺 度 で は 、 対 照 群 の 1 回 目 は 平 均 13.60 点 、 2 回 目 は 平 均 10.80 点、実験

群 の 介 入 前 は 平 均 12.11 点 、 介 入 後 は 平 均 6.89 点 で あ っ た 。 両 群 の 間 で 有

意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 対 照 群 の 1 ・ 2 回 目 を 比 較 す る と 平 均 2.80 点 減

少 、 実 験 群 に お い て も 介 入 後 は 平 均 6.50 点 減 少 し て い た が 、 両 群 の 間 で 有

意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 「 抑 う つ ‑ 落 ち 込 み J で は 、 対 照 群 の 1 回 目 は 平

均 11.70 点 、 2 回 目 は 平 均 12.80 点 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 9.70 点 、 介 入

後 は 平 均 6.00 点 で あ っ た o 両 群 の 間 で 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た o 対 照 群

の 1 ・ 2 回 目 を 比 較 す る と 平 均 1.10 点 増 加 、 実 験 群 で は 介 入 後 は 平 均 3.89

(21)

点 減 少 し た が 、 両 群 に お け る 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 「 怒 り 一 敵 意 J で は 、 対 照 群 の 1 回 目 は 平 均 8.90 点 、 2 回 目 は 平 均 9.00 点 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 3.11 、介入後は平均 3.67 点であった。 1 回 目 と 介 入 前 は p 値 = 0.049 、 2回 目 と 介 入 後 は p 値二 0.040を 示 し 、 対 照 群 と 実 験 群 に お い て 有 意 差 が 認 め ら れ た 。 対 照 群 の 1 ・2回 目 を 比 較 す る と 平 均 0.10点 増 加 、 実 験 群 で も 介 入 後 は 平 均 0.38 点 増 加 し た が 、 両 群 に お け る 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た o

「活気」では、対照群の 1 回 目 は 平 均 10.10 点 、 2回 目 は 平 均 11.40点 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 11.20点 、 介 入 後 は 平 均 12.22 点 で あ っ た 。 両 群 の 間 で 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 対 照 群 の 1 ・2回 目 を 比 較 す る と 平 均 1.30点 増 加 、 実 験 群 で も 介 入 後 は 平 均 1.44点 増 加 し た が 、 両 群 に お け る 有 意 差 は 認められなかった。「疲労 J で は 、 対 照 群 の 1 回 目 は 平 均 7.70 点 、 2回 目 は 平均 9.90点 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 6.60点 、 介 入 後 は 平 均 4.11点であっ た 。 2回 目 と 介 入 後 で は 両 群 の 間 で 有 意 差 が 認 め ら れ た (p 値 = 0.040) 。対照 群の 1・ 2回 目 を 比 較 す る と 平 均 2.20 点 増 加 、 実 験 群 で は 介 入 後 は 平 均 2.78 点 減 少 し た が 、 両 群 に お け る 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 「 混 乱 」 で は 、 対 照 群の 1回 目 は 平 均 8.40点 、 2回 目 は 平 均 10.78点 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 9.10 点 、 介 入 後 は 平 均 7.56 点 で あ っ た 。 両 群 の 間 で 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 対 照 群 の 1 ・2回 目 を 比 較 す る と 平 均 1.56点 増 加 、 実 験 群 で は 介 入 後 は 平 均 1.89 点 減 少 し た が 、 両 群 に お け る 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。

対 照 群 の 1 回目と 2回 目 、 実 験 群 の 介 入 前 ・ 後 の 平 均 値 に 関 し て も 、 6 つ

の 尺 度 と も 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。

実 験 群 に お け る 介 入 後 の POMSと DC1・  DC2 ・ Th1 ・ Th2・  IL‑10 ・ IL‑12

と の 関 連 は 、 い ず れ も 確 認 で き な か っ た 。

(22)

表 3 POMS の比較

対 照 群 実 験 群

介入前平均 ( S O ) 介入後平均 ( S O )介入前平均 ( S O ) 介入後平均 ( S O ) 緊 張 ー 不 安 1 3 . 6 0 ( 6 . 7 9 )   1 0 . 8 0 ( 5 . 8 8 )   1 2 . 1 1 ( 8 . 7 4 )   6 . 8 9 ( 3 . 9 5 )   抑うつ一落ち込み 1 1 . 7 0 ( 8 . 8 1 )   1 2 . 8 0 (  1 1 . 5 6 )   9 . 7 0 ( 9 . 0 3 )   6 . 0 0 ( 6 . 0 0 )   怒 り ー 敵 意 8 . 9 0 ( 7 . 0 6 )   9 . 0 0 ( 5 . 8 7 )   3 . 1 1  ( 3 . 0 2 )   3 . 6 7 ( 3 . 5 7 )   活 気 1 0 . 1 0 ( 4 . 1 5 )   1 1 . 4 0 ( 5 . 1 7 )   1 1 . 2 0 ( 4 . 2 6 )   1 2 . 2 2 ( 3 . 0 3 )   疲 労 7 . 7 0 ( 5 . 8 7 )   9 . 9 0 ( 7 . 0 3 )   6 . 6 0 ( 4 . 5 8 )   4 . 1 1  ( 3 . 3 7 )   j 昆 吉 L 8 . 4 0 ( 5 . 5 2 )   1 0 . 7 8 ( 4 . 7 9 )   9 . 1 0 ( 4 . 4 1 )   7 . 5 6 ( 3 . 0 9 )  

4.  QOL に 関 す る 比 較

QOL 調査票は、 5 つ の カ テ ゴ リ ー か ら 構 成 さ れ て い る の で 、 そ れ ぞ れ の カ テ ゴ リ ー 別 に 比 較 す る o 1 )   r 活 動 性 J に 関 し て は 、 対 照 群 の 1回 目 は 平 均 20.6 点 (SD6.54) 、 2回 目 は 平 均 21.3 点 (SD3.92) 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 21.7 点 (SD6.14) 、 介 入 後 は 平 均 25.5点 (SD3.41) で あ っ た 。 対 照 群 の 1 ・2回目

を 比 較 す る と 平 均 0 . 7 点 (SD5.21) 増 加 、 実 験 群 で も 介 入 後 は 平 均 3.8 点

(SD6.41) 増 加 し た が 、 両 群 に お い て 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 2 ) r 身 体 状

況 Jに 関 し て は 、 対 照 群 の 1 回 目 は 平 均 18.9 点 (SD2.96) 、 2回 目 は 平 均 19.5

点 (SD2.68) 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 17.0 点 (SD5.01) 、 介 入 後 は 平 均 20.8 点

(SD2.57) で あ っ た 。 対 照 群 の 1 ・ 2回 目 を 比 較 す る と 平 均 0.6 点 (SD3.86)

増 加 、 実 験 群 で も 介 入 後 は 平 均 3.8 点 (SD2.90) 増 加 し た が 、 両 群 に お い て 有

意 差 は 認 め ら れ な か っ た 。 3 ) r 精 神 ・ 心 理 状 態 j に 関 し て は 、 対 照 群 の 1 回

目 は 平 均 14.6 点 (SD2.67) 、2回 目 は 平 均 15.5点 (SD2.55) 、 実 験 群 の 介 入 前

は 平 均 14.5 点 (SD3.10) 、 介 入 後 は 平 均 16.4 点 (SD3.10) で あ っ た 。 対 照 群 の

1 ・ 2回 目 を 比 較 す る と 平 均 0.9 点 (SD3.67) 増 加 、 実 験 群 で も 介 入 後 は 平 均

1 . 9 点 (SD2.73) 増加した。 4 ) r 社 会 性 」 に 関 し て は 、 対 照 群 の 1 回 目 は 平 均

13.0 点 (SD3.50) 、 2 回 目 は 平 均 15.2 点 (SD3.55) 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 14.9

点 (SD4.68) 、 介 入 後 は 平 均 18.3 点 (SD3.50) で あ っ た 。 対 照 群 の 1 ・ 2回 目 を

比 較 す る と 平 均 2.2 点 (SD3.58) 増 加 、 実 験 群 で は 介 入 後 は 平 均 3.4 点

(23)

(SD3.84) 増 加 し た 。 「 精 神 ・ 心 理 状 態 」 お よ び 「 社 会 性 」 に 関 し て は 、 両 群 に お い て 有 意 差 が 認 め ら れ な か っ た 。 5 ) r 全 体 的 な QOLJ で は 、 対 照 群 の 1

回 目 は 平 均 3.4 点 (SDO.70) 、 2 回 目 は 平 均 3 . 7 点 (SDO.67) 、 実 験 群 の 介 入 前 は 平 均 3.4 点 (SDO.97) 、 介 入 後 は 平 均 3.7 点 (SDO.82) で 対 照 群 と 同 じ 値 を 示 した o 対 照 群 の 1 ・ 2 回 目 を 比 較 す る と 平 均 0.3 点 (SDO.82) 増 加 、 実 験 群 で も 介 入 後 は 平 均 0.3 点 (SDO.67) の 増 加 で あ っ た 。

POMS の 各 尺 度 と QOL の 各 カ テ ゴ リ ー と の 関 連 は 認 め ら れ な か っ た 。

表4 QOLの比較

対 照 群 実 験 群

項 目 1 ・ 2 回目の差 介入前後の p i i 直

の平均 SD  差の平均 SD 

活 動 性 0 . 7 0 点 5 . 2 1   3 . 8 0 点 6 . 1 4   0 . 2 4 0  

身 体 状 況 0 . 6 0 点 3 . 8 6   3 . 8 0 点 2 . 9 0   0 . 0 5 2  

精神・心理状態 0 . 9 0 点 3 . 6 7   1 . 90 点 2 . 7 3   0 . 4 9 8  

d z b z h   性 2 . 2 0 点 3 . 5 8   3 . 4 0 点 3 . 8 4   0 . 4 7 9  

全体的なQOL 0 . 3 0 点 0 . 8 2   0 . 3 0 点 0 . 6 7   1 . 0 0 0  

(24)

N 考 察

免 疫 細 胞 の 腫 場 組 織 内 浸 潤 率 と 癌 患 者 の 予 後 に 関 す る 報 告 に よ る と 、 原 発 腫 湯 へ の 免 疫 細 胞 の 集 積 と 、 治 療 後 の 再 発 あ る い は 転 移 の 抑 制 と の 間 に は 、 正 の 相 関 が 認 め ら れ て お り 9)‑11) 、 こ の こ と か ら 免 疫 系 に よ る 腫 場 細 胞 認 識 を 促 進 さ せ る こ と は 、 癌 の 治 療 効 果 を 高 め る こ と に 繋 が る と 考 え ら れ る 。 癌 抗 原 は 核 蛋 白 、 細 胞 質 蛋 白 、 膜 蛋 白 の い ず れ に も 存 在 し 、 T細 胞 レ セ プ タ ー に 認 識 さ れ る 癌 抗 原 ペ プ チ ド は 、 こ れ ら の 蛋 白 が プ ロ セ ッ シ ン グ を 受 け 、 お も に 主 要 組 織 適 合 遺 伝 子 複 合 体 (MHC c l a s s   1  ) 分 子 上 に 提 示 さ れ る 12) 。 し か し 、 癌 細 胞 が こ の よ う な 免 疫 系 に 認 識 さ れ う る 抗 原 性 を 発 現 し て い て も 、 一 般 的 に 癌 細 胞 自 身 が T 細 胞 に 対 し て こ の 抗 原 を 提 示 し 、 免 疫 反 応 を 惹 起 す る こ と は 少 な い 9) 。 骨 髄 幹 細 胞 に 由 来 す る DC1 は 、 外 来 性 の 病 原 体 や 内 在 性 の 変 異 細 胞 ( 癌 細 胞 ・ ウ イ ル ス 感 染 細 胞 ) 断 片 を 捕 食 す る と 、 そ れ ら に 含 ま れ て い る 蛋 白 抗 原 を ペ プ チ ド に ま で プ ロ セ ッ シ ン グ し て 細 胞 表 面 の

MHC  c l a s s  1 分 子 上 に 提 示 す る 。 さ ら に DC1 は 、 輸 入 リ ン パ 管 を 介 し て リ ンパ組織へと遊走し、 T細 胞 を 抗 原 特 異 的 に 感 作 ・ 活 性 化 す る こ と に よ り 病 原 体 や 変 異 細 胞 の 排 除 に 働 く 細 胞 傷 害 性 T 細 胞 (CTL) を 増 幅 す る 10)11)

こうした DC1 の 特 性 を 活 用 し て 、 癌 細 胞 と DC1 の 融 合 細 胞 を 用 い た 癌 ワ ク チ ン 療 法 の 研 究 が 進 め ら れ て い る 。

また西村は、 Th1 サ イ ト カ イ ン で 活 性 さ れ た DCl は 、 Th2 サ イ ト カ イ ン 条 件 下 で 誘 導 さ れ た リ ン パ 球 由 来 の DC2 より Th1 免 疫 の 活 性 化 に 有 利 で あ る こ と を 報 告 し て い る 12) 。 さ ら に 一 度 Th1 サ イ ト カ イ ン で コ ン デ ィ シ ョ ニ ン グ さ れ た DCl は Th の 関 与 な し に ナ イ ー ブ CD8T 細 胞 か ら CTL を 誘 導 す る こ と が 可 能 で あ り 、 こ れ ら の こ と か ら ワ ク チ ン 療 法 に は DC1 タ イ プ を 用 い る こ と が 望 ま し い と 報 告 し て い る 12) 。 本 研 究 で は 実 験 群 へ の リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 用 い た 介 入 の 影 響 を み る た め に 介 入 前 ・ 後 に DC1 な ら び に

Th1 を測定したが、 DC1 は 介 入 後 に 平 均 0.03% 減 少 し て い る に も か か わ ら

ず 、 Th1 は 平 均 2.35% 増 加 し て い た o そ れ に 比 し て 対 照 群 で は 、 初 回 よ り

も DC1 は 4 週 間 後 に 平 均 0.02% 増加し、 Th1 は 平 均 2.14% 減少していた。

(25)

Thl の 誘 導 を 促 進 す る DC サ ブ セ ッ ト が DCl で あ る こ と を 考 慮 す る と 、 実 験 群 お よ び 対 照 群 と も DCl と Thl の 増 減 が 一 致 し て お ら ず 、 介 入 に よ る 免 疫 機 能 細 胞 増 減 へ の 関 与 は 言 及 で き な い 。 但 し 、 佐 藤 ら は 細 胞 性 免 疫 記 憶 の 成 立 あ る い は 癌 悪 液 質 の 問 題 か ら 考 え る と Thl 主 導 免 疫 の 誘 導 が 癌 免 疫 療 法 の 開 発 に お い て 重 要 で あ る と 報 告 し て お り 13) 、 実 験 群 に お け る Thl が 介 入 後 に 増 加 し て い る 点 は 注 目 す べ き と 考 え る o また Thl と Th2 細 胞 が 産 生 す る サ イ ト カ イ ン の バ ラ ン ス が 保 た れ て い る 場 合 に は 、 細 胞 性 免 疫 も 体 液 性 免 疫 も 適 度 に 調 節 さ れ て い る が 、 い っ た ん Thl/Th2 バ ラ ン ス の 不 均 衡 が 生 じ る と さ ま ざ ま な 免 疫 病 が 発 症 す る と さ れ て お り 13) 、 特 に Th2 に 偏 向 す る と 癌 の 発 症 の 危 険 が 高 い と さ れ て い る 13) 。 こ の こ と か ら Thl/Th2 比 を み る と 、 実 験 群 の 方 が 対 照 群 に 比 べ て バ ラ ン ス が 悪 い が 、 そ の 原 因 は Thl への 偏 向 が 大 き い た め で あ り 、 こ の 点 に 関 す る 評 価 は 今 後 の 課 題 と 考 え る 。

I L ‑ I 0 お よ び I L ‑ 1 2 に 関 し て は 、 実 験 群 の 方 が 介 入 に 伴 い 両 方 の I L とも 増 加 し て い た 。 特 に I L ‑ 1 2 は 、 そ の 遺 伝 子 を DC に 導 入 す る こ と に よ り 効 果 的 な 抗 腫 揚 免 疫 が 誘 導 さ れ る こ と が 報 告 さ れ て お り 14) 、 対 照 群 で は I L ‑ 1 2

が 減 少 し て い る が 、 実 験 群 で は 増 加 し て い る 点 は 抗 腫 場 免 疫 を 高 め る 上 で 重 要と考える。

POMSに 関 し て は 、 対 象 群 の 1 ・ 2回 目 と 実 験 群 の 介 入 前 後 と の 差 を 比 較

すると、「緊張‑不安 J r 抑 う つ ‑ 落 ち 込 み J r 怒 り 一 敵 意 J r 疲 労 J r 混 乱 J

の 5つ の 尺 度 す べ て に お い て 、 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た も の の 実 験 群 の 方

が 大 き な 減 少 を 示 し た 。 特 に 「 疲 労 Jは 対 照 群 で は 2回 目 で 増 加 し た に も か

か わ ら ず 実 験 群 で は 介 入 後 に 減 少 し て お り 、 介 入 後 の 平 均 値 は 有 意 に 対 照 群

よ り も 低 か っ た 。 す な わ ち 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 は 、 が ん 患 者 の 日 常 生 活

に お け る 疲 労 感 を 緩 和 す る こ と に 役 立 っ て い る と 推 察 さ れ る o ま た 実 験 群 に

おける「緊張一不安 J に 注 目 す る と 、 介 入 前 ・ 後 の 平 均 値 で は 有 意 差 が 認 め ら

れ な か っ た が 、 介 入 後 で は 凡 そ 半 減 し て お り 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 が 、 が

(26)

の 聞 に 有 意 差 が 認 め ら れ た た め 構 成 し て い る 患 者 の 特 質 が 反 映 さ れ て い る と 考 え ら れ 、 介 入 後 の 値 で 有 意 差 が 認 め ら れ た 点 と リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 の 影 響 と を 関 連 づ け る こ と は 難 し い と 考 え る 。

こ れ ら の こ と を 勘 案 す る と 、 が ん 患 者 に と っ て リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 を 日 常 生 活 に 取 り 入 れ る こ と は 、 癌 と い う 疾 患 に よ り も た ら さ れ る こ と が 多 い 緊 張 や 不 安 、 疲 労 感 、 抑 う つ 感 を 和 ら げ 、 日 常 的 な 気 分 や 精 神 状 態 を 比 較 的 安 定 に 図 れ る と 考 え ら れ 、 看 護 ケ ア の ー っ と し て 意 義 あ る も の と 思 わ れ る 。 本 研 究 で は 実 験 群 の 介 入 後 に お け る POMS と樹状細胞、 T 細 胞 、 サ イ ト カ イ

ン と の 関 連 は 認 め ら れ な か っ た た め リ ラ ク セ ー シ ョ ン に よ り 心 身 の 状 態 を 落 ち 着 け る こ と で 免 疫 機 能 を 高 め る こ と は 明 ら か に で き ず 、 さ ら な る 探 究 が 必要と考える。

QOL に 関 し て は 、 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た も の の 、 活 動 性 、 身 体 状 況 、 精 神 ・ 心 理 状 態 、 社 会 性 の い ず れ と も 、 対 照 群 の 1 ・ 2回 目 に 比 べ 実 験 群 の 介 入 前 後 の 差 の 方 が 大 き く プ ラ ス ヘ 変 化 し た 。 特 に 身 体 状 況 は 、 実 験 群 の 差 は 対 照 群 の 約 6 . 3 倍 で あ り 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 は 身 体 状 況 の QOL を高 め る こ と に 役 立 っ て い る と 考 え ら れ る 。 本 研 究 で は 、 POMS と QOL との関 連 は 認 め ら れ な か っ た が 、 日 常 生 活 に お け る 緊 張 や 不 安 、 抑 う つ 、 疲 労 、 混 乱 な ど の 感 情 が 緩 和 さ れ る こ と は 、 精 神 ・ 心 理 状 態 の QOL や 活 動 性 の QOL を 高 め る こ と に 繋 が る と 推 測 で き 、 今 後 さ ら に こ の 点 は 研 究 を 進 め た い と 考 えている。

V 本 研 究 の 限 界

患 者 を 対 象 と し た 実 験 的 研 究 で あ る た め 対 照 群 と 実 験 群 の 条 件 を 一 致 さ

せ る こ と が 難 し く 、 そ れ ぞ れ の 群 を 構 成 し て い る 個 々 の 患 者 が 持 ち 合 わ せ て

い る 特 性 が 結 果 に 影 響 し て い る 点 は 否 定 で き な い 。 さ ら に 本 研 究 の 主 目 的 で

も あ る 免 疫 系 へ の リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 の 効 果 を 明 ら か に す る た め の 樹 状

細 胞 等 の 検 出 で は 、 末 梢 血 の 採 血 に 関 し て 厳 密 な 条 件 統 ー を 図 る 必 要 が あ る

が 、 そ の 点 に お い て も 十 分 な 調 整 が で き な か っ た 。 こ う し た 点 を 今 後 の 研 究

(27)

に お い て さ ら に 洗 練 し 、 結 果 の 精 度 を 高 め た い と 考 え て い る 。

羽 結 論

リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 に よ る 看 護 介 入 の 効 果 に つ い て 実 験 的 研 究 方 法 を 用 い て 進 め た 。 以 下 の 内 容 が 明 ら か と な っ た 。

1  . リ ラ ク セ ー シ ョ ン 技 法 に よ る 看 護 介 入 し た 実 験 群 で は 、 DC1 は 介 入 後 に 平 均 0.03% 減 少 し て い る に も か か わ ら ず 、 Th1 は 平 均 2.35% 増 加 し て い た 。 対 照 群 で は 2 回目の測定時、 DC1 は 平 均 0.02% 増加し、 Th1 は 平 均 2.14% 減少していた。 DC1 が Th1 の 誘 導 の サ ブ セ ッ ト で あ る こ と を 考 慮 す る と 、 実 験 群 お よ び 対 照 群 と も DC1 と Th1 と の 増 減 が 一 致 し て お ら ず 、 介 入 に よ る 免 疫 機 能 細 胞 へ の 関 与 は 言 及 で き な か っ た o

2 .   POMS に 関 し て は 、 対 象 群 の 1 ・ 2 回 目 と 実 験 群 の 介 入 前 後 と の 差 を 比 較 す る と 、 「 緊 張 一 不 安 J r 抑 う つ 一 落 ち 込 み J r 怒 り 一 敵 意 J r 疲 労 J r 混 乱 J の 5 つ の 尺 度 す べ て に お い て 、 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た も の の 実 験 群 の 方 が 大 き な 減 少 を 示 し た 。 介 入 後 の 実 験 群 の POMS と 免 疫 機 能 細 胞

と の 関 連 は 認 め ら れ な か っ た 。

3.  QOL に 関 し て は 、 有 意 差 は 認 め ら れ な か っ た も の の 、 活 動 性 、 身 体 状 況 、 精 神 ・ 心 理 状 態 、 社 会 性 の い ず れ と も 対 照 群 の 1 ・ 2 回 目 に 比 べ 実 験 群 の 介 入 前 ・ 後 の 差 の 方 が 大 き く プ ラ ス ヘ 変 化 し た 。

文 献

1 )伊 丹 仁 朗 : 笑 い と 生 き が い が が ん を 倒 す ‑ 生 き が い 療 法 " と キ ラ ー 細 胞 .

者 護 学 経 嘉 65 , 201 ・ 205 , 2001.

(28)

3)Arlene , D.H. , Ruth , M.  and  Barbara , J.L.:Relaxation  training  and  psychoimmunological  status  of  bereaved  spouses.  Cancer Nur.  16 ,  47 ・ 52 , 1993. 

4 ) 江口研二,栗原稔他:がん薬物療法における QOL 調 査 票 . J . J p n . S o c .Cancer  T h e r .   28 ,  1140

1144 , 1993.

5)Ogawa , F . , Iinuma , H. and Okinaga , K. :Dedritic c e l l s  vaccine therapy by  immunization with fusion c e l l s  o f  interleukin‑2 gene‑transduced ,  spleen derived dendritic c e l l s .   Ann.Surg. 235 , 540 ・ 549 , 2002 

6)Iinuma , H. ,  Okinaga , K. ,  e t   a l .   :Superior  protective  and  therapeutic  e f f e c t s   of IL‑12 and IL‑18 gene‑transduced dendritic  neuroblastoma  fusion c e l l s  on l i v e r  metastasis of murine neuroblastoma.  J  lmmuno 1 .  

176 , 3461 ・ 3469 , 2006.

7)Kjaergaard , J . , Shimizu , K.  and  Zuyu , S .  :Electrofusion  of  syngeneic  dendritic c e l l s  and tumor generates potent therapeutic vaccine .  Cel 1 .   lmmuno 1 .   225 ,  65‑74 , 2003. 

8)Rosenburg , S.A.  :Cancer vaccines based on the identification of genes  encoding  cancer  regression  antigens.  lmmuno 1 .   Today  18 , 175‑182 , 

1997. 

9 ) 本間定,戸田剛太郎,大野典也:樹状細胞による癌治療.炎症と倉疫 9 , 448 ・

454 ,  2001. 

10)Banchereau , J .   and Steinman , R.M.:Dendritic c e l l s   and the control o f   immunity.  Nature  392 , 245‑252 , 1998. 

11)Hart , D.N.J.:Dendritic  c e l l s   :unique  leukocyte  populations  which  control the primary immune response.  Blood  90 , 3245‑3287 , 1997 

1 2 ) 西 村 孝 司 : 樹 状 細 胞 サ ブ セ ッ ト の 免 疫 制 御 に お け る 重 要 性 . 炎 症 と 倉 疫 1 1 , 17 ・ 24 , 2003.

1 3 ) 佐藤まりも,西村孝司 :DC1/DC2 による Th1/Th2 バ ラ ン ス の 制 御 と 癌 治 療

へ の 応 用 . 1 * 学 の あ ゆ み 195 , 3

8 , 2000.

(29)

14)Melero , I .   e t . a l .   :Intratumoral  injection  of  bonemarrow  derived 

dendritic c e l l s  engineered t o  produce interleukin ‑12 induce complete 

regression  of  established  m  urine  transplantable  colon 

adenocarcinomas.  Gene T h e r .   6 , 1779 ・ 1784 , 1999.

(30)

添 付 資 料

(31)

1  .漸進的筋弛緩法のトランスクリプト

こ れ か ら 、 リ ラ ク セ ー シ ョ ン の レ ッ ス ン を 始 め ま す 。

メ ガ ネ や 時 計 、 ベ ル ト や ネ ク タ イ な ど 、 身 体 を 締 め 付 け る も の は 、 取 り 外 す か ゆ る め て く だ さ い 。 ゆ っ た り と 椅 子 に 座 る か 、 寝 た ま ま の 姿 勢 を と り ま す 。 そ れ で は 、 静 か に 目 を 閉 じ ま し ょ う o レ ッ ス ン が 終 わ る ま で 、 目 は そ の

まま閉じておきます。

こ れ か ら 、 深 呼 吸 を し ま す o ゆ っ た り と し た 気 分 で 、 鼻 か ら 息 を 深 く 吸 い ん で 、 そ の ま ま し ば ら く 止 め て 、 ハ イ 、 少 し ず つ 長 く 鼻 か ら ふ っ ー と 吐 き ま す。もう 一 度 、 鼻 か ら 息 を 深 く 吸 い 込 ん で 、 ハ イ 、 少 し ず つ 長 く フ ウ ー ッ と 吐 き だ し て く だ さ い 。 息 を 吐 き 切 っ た 時 の 心 地 良 い 感 じ を よ く 味 わ っ て く だ さい。もう 一 度 、 鼻 か ら ゆ っ く り と 怠 を 深 く 吸 い 込 ん で 、 ハ イ 、 少 し ず つ 長 く フ ウ ー ッ と 吐 き ま す 。 自 然 に 呼 吸 を 続 け ま し ょ う 。

こ れ か ら 筋 肉 に ぐ っ と 力 を 入 れ て 、 数 秒 間 緊 張 さ せ た 後 に カ を ゆ る め て リ ラ ッ ク ス す る 練 習 を し て い き ま す 。

1  . は じ め に 、 右 手 の 拳 を 堅 く 握 り し め て 下 さ い 。

右 手 の 緊 張 感 を 味 わ っ て 、 ハ イ 、 力 を ゆ る め て 右 手 の リ ラ ッ ク ス し た 感 じ を 味 わ っ て 下 さ い 。 も う 一 度 、 右 手 の 拳 を 握 り 締 め て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す o

さ ら に 、 力 を 抜 き ま す o さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さ い 。

右 手 の リ ラ ッ ク ス し た 感 じ と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 じ の 違 い を よ く 味 わ っ て ください。

2. 左 手 で 同 じ 動 作 を 行 い ま す 。

左 手 の 拳 を 固 く 握 り し め て く だ さ い 。 そ の ま ま し ば ら く 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、

力 を ゆ る め て 左 手 の リ ラ ッ ク ス し た 感 じ を 味 わ っ て 下 さ い 。 も う 一 度 、 左 手

の 拳 を 固 く 握 っ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、

じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さ い 。

(32)

3. 今 度 は 両 手 で す 。 両 方 の 拳 を 固 く 握 り 締 め て 少 し 内 側 に 曲 げ て く だ さ い 。 そ の ま ま し ば ら く 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 い て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 両 方 の 拳 を 握 り 締 め て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す o さらに、力を抜きます。

さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さ い 。

両 手 の 力 を 抜 い て リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 覚 の 違 い を よ く 味 わ い ま し ょ う 。 す る と 、 手 は ま す ま す リ ラ ッ ク ス し ま す 。

4. 次 は 、 両 方 の 肘 を 深 く 曲 げ な が ら 力 を 入 れ ま す 。

そ の ま ま し ば ら く 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 力 を ゆ る め て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 両 方 の 肘 を 深 く 曲 げ な が ら 力 を 入 れ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さ い 。

力 を ゆ る め て リ ラ ッ グ ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 覚 の 違 い を よ く 味 わ ってください。

5. 今 度 は 、 両 腕 を 前 に 出 し 、 指 先 も 真 っ 直 ぐ に 伸 ば し て 力 を 入 れ ま す 。 し ば ら く そ の ま ま 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 力 を ゆ る め て 、 腕 を 元 の 位 置 に 戻 し て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 両 腕 を 前 に 伸 ば し て 指 先 に も 力 を 入 れ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い てください。

力 を 抜 い て 腕 が リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 覚 の 違 い に 注 意 を 向けましょう。

6. 次 は 足 で す 。 つ ま 先 を 上 の 方 に 向 け て 少 し 力 を 入 れ ま す 。

そ の ま ま 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 カ を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さ い 。

力 を 抜 い て 足 が リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 じ の 違 い に 注 意 を

向けましょう。

(33)

7. 今 度 は 、 膝 と ふ く ら は ぎ に 力 を 入 れ て 緊 張 さ せ ま す 。

ハ イ 、 力 を ゆ る め て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 膝 と ふ く ら は ぎ に 力 を 入 れ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 力 を 抜 き ま す o さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さ い o

力 を 抜 い て リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 覚 の 違 い を よ く 味 わ っ てください。

8. 今度はお尻です。

お 尻 は 虹 門 部 を 引 き 締 め て 、 太 股 に も 力 を 入 れ て 緊 張 さ せ ま す 。 ハ イ 、 力 を ゆ る め て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 お 尻 と 太 股 に 力 を 入 れ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 力 を 抜 き ま す o さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さい。

お 尻 と 太 股 の 力 を 抜 い て リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 覚 の 違 い に注意を向けましょう。

9. 次 は 腰 で す o

お 腹 を 前 に 押 し 出 し 、 腰 を そ ら せ な が ら 力 を い れ ま す 。 し ば ら く 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 力 を ゆ る め て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 腰 を そ ら せ な が ら 力 を 入 れ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん力を抜いてください。

腰 の 力 を 抜 い て リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 覚 の 違 い を よ く 味 わ っ て く だ さ い o

1 0 . 今度はお腹です。

お 腹 は そ の ま ま 腹 筋 に 力 を 入 れ て 固 く し ま す o そのまま緊張させて、ハイ、

力 を ゆ る め て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 お 腹 に 力 を 入 れ て 、 ハ イ 、 力 を

(34)

を 続 け て 息 を 吐 き 出 す 度 に お 腹 が リ ラ ッ ク ス し て い る 感 じ を よ く 味 わ っ て く だ さ い 。 お 腹 の 力 を 抜 い て リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 じ の 違 いにも注意をむけましょう。

1 1 . 今度は胸です。

胸 い っ ぱ い に 大 き く 息 を 吸 い 込 ん で く だ さ い 。 そ の ま ま の 状 態 で し ば ら く 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 自 然 に 少 し ず つ 息 を 吐 き 出 し て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 胸 い っ ぱ い に 大 き く 息 を 吸 い 込 ん で 、 ハ イ 、 少 し ず つ 吐 き ま す 。 さ ら に 、 息 を 吐 き 出 し て 胸 を リ ラ ッ ク ス さ せ ま す 。 さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 息 を 吐 き き っ て リ ラ ッ ク ス し て 下 さ い 。

胸 は リ ラ ッ ク ス し た 状 態 で 自 然 に 呼 吸 を 続 け ま す 。 す る と 、 リ ラ ッ ク ス し た 状 態 は 、 胸 か ら 背 中 、 腕 全 体 に 広 が っ て い き ま す 。 胸 が リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 大 き く 息 を 吸 い 込 ん で 緊 張 さ せ た 時 の 感 じ の 違 い を よ く 味 わ っ て く だ さ い 。

1 2 . 次は両肩です。

両 肩 を 耳 に 近 づ け 、 す く め る よ う に し て 力 を 入 れ ま す 。 そ の ま ま 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 力 を ゆ る め て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 も う 一 度 、 両 肩 を 上 げ 、 す く め る よ う に し て 力 を 入 れ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 力 を 抜 き ま す 。 さ ら に 、 じ ゅ う ぶ ん 力 を 抜 い て く だ さ い 。

両 肩 の 力 を 抜 い て リ ラ ッ ク ス し た 時 と 、 緊 張 さ せ た 時 の 感 覚 の 違 い を よ く 味わってください。

1 3 . 今度は首です。

顎 を 突 き 出 す よ う に し て 、 頭 を で き る だ け 後 ろ に そ ら せ て い き な が ら う な

じ に 力 を 入 れ ま す 。 そ の ま ま 緊 張 さ せ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 い て 、 首 を 元 の 位 置

に 戻 し て リ ラ ッ ク ス し ま す 。 次 は 頭 を 右 方 向 に 向 け な が ら 首 に 力 を 入 れ ま す 。

そ の ま ま の 状 態 で 首 の 緊 張 感 を 味 わ っ て 、 ハ イ 、 力 を 抜 い て 、 頭 を 元 の 位 置

表 1 対象の属性 患 者 年 齢 性 別 診断名 抗癌剤の内容 A  7 6  女 性 胃がん UFT  B  5 7  女 性 大腸がん UFT  c  6 7  男 性 胃がん TS1  D  7 1  男性 上行結腸がん UFT  対 E  80  男 性 大腸がん UFT  照 群 F  5 8  男性 大腸がん 5FU ・アイソボリン G  6 6  女 性 胃がん TS1  H  5 2  女 性 直腸がん UFT  7 0  男性 食道がん タキソテール J  4 5  男 性 直腸がん U
表 2 DC1 と DC2 , Th1 と Th2 および I L ‑ 1 0 と I L ‑ 1 2 に関する対照群・実験群の比較 項 目 対 照 群 実 験 群 Mean  SD  Mean  SD  p i i 直 DC1 p r e  0
表 3 POMS の比較 対 照 群 実 験 群 介入前平均 ( S O ) 介入後平均 ( S O )介入前平均 ( S O ) 介入後平均 ( S O ) 緊 張 ー 不 安 1 3

参照

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