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高等学校英語教科 書の語菜 比較

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135

高等学校英 語教科 書 の語菜 比較

I Uni c o r n , Cr o wn , Cr e a t i v e につ い て ‑ (1)

1.

調 査 日的

小樽 商科大学永 原 ・ 君羅研 究室 では 1 988 年 か ら 「コン ピュー タに よる高校 英語 テキス トの語菜分析」を行 って い る。 この よ うな研 究 を行 って い るのは, わが国の英語教 育 につ いて多 くの議論 が交 わ され, さまざまな提案 が な され て い るに もかか わ らず,教 材 の根幹 をなす教科 書 に関 しては具体 的 な議論 が ほ とん どな されて いないか らであ る。 わが 国では,学 習指導要領 で文 法事 項 や語葉数 が学年順 に定 め られてお り,文部省 の検定 を受 け た教科書 でなけれ ば使 用す るこ とを許 されていない。 その妥 当性 を問 うのは, た とえ科 学 的根 拠が あって も, タブー視 す る風潮 が あ る。 言 うまで もな く教科 書 は,教 授 ・ 学 習 の最 も重要 な要 因 をなす もので あ る。教科書が学 習者 の特性 と教 育 目的

を充分に 考慮 して過不 足 な く編纂 されていれば,英語教 育 が抱 え る問題 の 多 くは解 決 で きる と言 って も過 言 では ないであ ろ う。 われ われは高等学校 英語 教科 書 に用 い られて い る語葉 の実 態 をコン ピュー タでで きるだけ詳 し く調査 した。 われ われの研 究 が現場 の教 授者 に少 しで も具体 的 な示唆 を与 え る とと もに,これ を機 に教科 書 につ いて活発 な議論 が な され るこ とを期待 してい る0

われ われの調査 項 目はつ ぎの通 りであ る。

( 1) 高 等学校 英語教科 書 Ⅰ, Ⅰ Ⅰ, Ⅰ IB 3 冊 に使 用 され てい るすべ ての語葉 の 出現箇所 と頻度 を示す語葉 索 引お よび頻度別 語菜 リス トの作成0

( 1 ) 本稿 は1 9 9 0 年 7 月2 8 日,北海道大学 で開催 され た第 5回大学英語教 育学会

( J ACET) 北海道支部大会 で口頭発表 した ものである。

(2)

136

81

(2)

本文 と運用練 習部分 との割合 。

(3)

文 と語 の計量分析 。

(4)

特殊 語 :人名, 地名,数字 ・記号, ロー マ字表記 の 日本語, 日本語 以 外 の外 国語等 に関す る調査。

(5)

TEXTVOCABULARY と新語 お よび特定語菓 表 との比較。

(6)

不規則動詞 に関す る調査 。

われ われ は Uni c o m , Cr o wn , C7 1 e at i v e につ いて個 々の分析 が終 わ り,覗 在 さ らに 5 種 類 の テ キス トにつ いて調査 を進 め て い る。 Um' c o y n に関 して は, その報告 を小樽 女 子短期 大学 『 研 究紀要 』 ( 1 99 0) に発 表 した 。( 2) 本稿 で は Uni c o r n , Cr o u ) n , Cr e at i v e3 種類 の教科書 の語葉 を比較 してみ る.なお,

コン ピュー タ入力お よびデー タ処理 の一部 に関 し, Uni c o m につ いては 田原 博 幸 ( 北海道 立手稲 高校教 諭)と岡山康 治 ( 北海道立稚 内高校教 諭), Cr o u ) n

につ いては柳 井博 ( 北海道弟子屈 中学教 諭), Cy l e at i u e につ いては大橋 美代 子

( HBC) の協 力 を得 た。また,われ われの調査 は教科 書 の各 課,巻 ご とに行 っ て い くものであ るが, それ らすべ て につ いて述べ るの はデー タが繁雑 にな る ので, [ 英語 Ⅰ] [ 英語 Ⅰ Ⅰ] [ 英語 Ⅰ IB] を‑ ま とめ に して上 記 3 種類 の教 科書 の語乗 比較 を行 うこ とにす る。

2.

語曇索 引の作成 方法

これ まで語 嚢分 析 は, た とえ コ ン ピュー タ を用 い る と して も, Pr i nt i ng Ke ypunc h でデー タカー ドに入 力 し, FORTRAN を使 って大 型 電 子 計 算機

で処理せ ざるをえず,個 人が単独 で出来 る作業 ではなか った。 しか し‑ ‑ ド とソフ ト両面 の 目覚 ま しい技術進 歩のおか げで, 8 万語 を超 え る語葉分析 で も研 究室 の卓上 で出来 るよ うになった。 われ われが今 回の調査 に使 用 した シ

( 2) 永原和夫・ 君羅久則 「 高等学校用英語教科書 Uni c o m I , Ⅰ Ⅰ, I IB の語葉分析」

小樽 女 子短期 大学 『 研究紀要』第1 9 号 ( 1 9 9 0 年 1 月) ,pp. 7 ‑7 3

これ には

Uni c o r n 全体の頻度別語柔 リス トを掲載 しているo

(3)

高等学校 英語教科書 の語葉比較

137

ス テム もつ ぎに挙 げ る簡便 な もの で あ る。

・本体 NECPC‑ 9 8 01RA5 (2 台)

・CRT デ ィスプ レイ NECPC‑ KD8 71(2 台)

・プ リンター EPSON VP‑ 1 0 0 0 (2 台)

・Wor dSt ar2 0 0 0∫ ( Mi c r oPr oI nt e r nat i ona

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・dBASEHI PLUS ( As ht on‑ Tat e)

・コンパ イ ラー ( Qui c ks i l ve r )

語 葉 索 引 は, は っ き り 5 段 階 に分 け られ る過程 を経 て作成 され た 。( 1 ) テ キ ス トの言語情報 を Wor dSt ar2 0 00 J を用 い標 準 テ キス トフ ァイル ( SDF)

入 力 ,( 2 ) SDF のデー タ を dBASE フ ァイル に読込 み,巻 ご とに頁 ・行 数 を付 す ,( 3 ) 3 巻 の テ キス トを合体 す る ,( 4) 単語 ご とに分解 し,頻 度 と c ode を付 し たアル フ ァベ ッ ト順 の単語 リス トの フ ァイル と,単語 の 出現順 に その位 置 を 示 す フ ァイル を作 る , ( 5) レイア ウ トを定 め ドッ トプ リンター で印刷 。

コン ピュー タに よ る語 嚢 索 引 の作 成 は テ キ ス トに始 ま りテ キ ス トに終 わ る。われ われが今 回使 用 したテ キス トは ,1 9 8 8 年文 英堂発行 の Re v i s e dUm' ‑ c o r n En gl i s h Co ur s e I

,

Re v i s e d Uni c o m En gl i s h Co ur s e I

I,

Re v i s e d Uni c o m En gl i s hRe a de r s I IB , 1 9 8 8 年 三省 堂発行 の TheCr o wnEn gl i s h Se r i e s I , TheCr o u ) nEn gl i s hSe r i e s I I( Ne we di t i on) , TheCr o u ) nEn gl i s h Re a de r I IB( Ne w e di t i on) , お よび 1 9 8 8 年 第一学 習社 の Re v i s e dCr e at i v e Engl i s hCo ur s e 二, Ⅰ Ⅰ, I IB , 3 種 類 9 冊 であ る。 テ キス トは,本文 は も と

よ り ,FORSUMMARY,PRONUNCI ATI ON, GRAMMAR

&

COMPOSI ‑ TI ON , EXERCI SES 等 に記載 され て い る もの を含 め,最初 のペ ー ジか ら巻 末 に載せ られ て い る I DI OM LI ST の前 のペ ー ジ まで,すべ ての英語 情報 を, 頁 を付 して 1 行 ずつ Wo r dSt ar2 0 00 J で コン ピュー タに入力 した。除外 した の は上 に挙 げ た本文 につづ く学 習項 目を示 す語,ペ ー ジ上 端 の欄 外 見 出 し と ペ ー ジ数 字,ペ ー ジ下 欄 外 の発 音 お よび連 語解 説, は っ き り図 案 また は表

( c apt i on を含 む) と認 め られ る もの だけ で あ る。 入力 に際 し,語葉 比較 から

除外 され る人名,地名, 数 字 ・記号, ロー マ字表 記 の 日本語 等 には, あ らか

(4)

138

8 1

じめ それ ぞれの語 の後 に特殊 な符号 を付 けてお いた。

ここで コン ピュー タを利用 す る場合 の語 の定義 を しておか なければ な らな い。 それ は必ず しも言語学 でい う語 の定義 と一致 しないか らであ る。語 の形 式,意味,機能 か ら語 を定義 す る言語学 では,語 形 と発 音が 同 じ同形 異義語, 例 えば名詞 の bea r ( 熊) と動 詞 の be ar ( 産 む,耐 え る)は それ ぞれ別語 とみ

な され るが, コン ピュー タに よ る語 葉分 析 は,現在 の ところ,語 形 ( wo r d f or m) に よる語認識 に限 られ るので,本論 は同形 異義語 を同一 の語 とみ な し

てい る。 また逆 に言語学 で同一 の語 とみ な され る語 であ って も,語形が異 な れば別語 と認定す る 。 例 えば ,gi ve ,gave,gi ve n も, ‑i ng や ‑e d で終 わ る 語 もそれ ぞれ別語 と判 断 して い る。 この よ うな語 の定義 は, コン ピュー タに よる語菜研 究 で最 も権威 が あ る とされ て い る t heBr ownCor pus や t heLob Cor pus で も同様 であ る。

表記法 につ いてい えば,われ われが使 用 した システムは ,I BM 2 6Pr i nt i ng Ke ypunc h に比べ, 若干優 れてい る,斜 字体 ( i t al i ct ype) と太字 ( bol df ac e ) の区別 が 出来 ないのは同 じで あ るが,大文字 ( uppe rcas e) と小文字 ( l owe r cas e ) とは識別 で きる。特 に条件 を付 け ない語 は綴 り字が等 しければ同一語

と認定 し,特殊 な符号 を付 した人名,地名 等 と区別 で きるよ うに した。 こ う して大文字 では じまる文頭 の定冠詞 と文 中の小文字 の定冠詞 を別 々 に数 え る よ うな不合理 はな くなった。 don' t , mus t n' t 等の短縮形 ( c ont r ac t i on) は, ここでは 1語 として処理 して い る。‑ イフ ンの付 いた複合語 はその ままの形 で入力 したが,構成要素 をそれ ぞれ独 立 した語 とみ な した。引用符,疑 問符, また多 くの句読 点 は原文通 り記録 し, あ とで機械 的 に削除す るこ とに した。

2 行 に またが る語 は, 原則的 に,先 の行 に属 す る もの とした。 日本語 は,本 文 につづ く EXERCI SES 等 に 多 く用 い られてい るが,これ らはすべ て無視 し

た。

以上 の約 束 に もとづ き, Wor dSt ar のデー タフ ァイルは 2 人 で それ ぞれ別

個 に作 成 し,機械 的 に照合 し過 ちを正 した。 このデー タフ ァイル ( SDF) を

決定 す るには それ な りの労力 を必要 とす るが,あ との処理 は ,pr ogr ammi ng

(5)

資料

Ⅰ.Un l ' c o r n

語垂索引 (見本)

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(6)

WORD

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資料

Ⅰ Ⅰ . Un l ' c o r ̲ n

頻度別語曇リス ト (見本)

F RE Q

JHEC/L GET OMS

WORD

8 8 8 CO 8 8 0 0 8 8 8 8 8 8 8 0 0 8 0 0 8 8 8 0 0 8 8 8 8 nx U 8 0 0 8 R U 8 8 8 8 8 8 8 8 d 3 8 8 8 8 8 8 上州WY

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* ########## SS令令S等

s t ands s t e e r s t e ps s t oc ki ng s t or e t ake s t al ks t r agi c v al l e y we ak we s t e r n whi s ke y wood wor l d' s ac t or agr l C ul t ur e ar r l V e ar r i v i ng ar t s S aunt l

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#########井.**

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EEFiHWTE=爪HW山,1凹VMMV田山

####* #

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####* 柑関川EE#*

*

(7)

高等学校英語教科書の語葉比較

139 の知 識 さえあれ ば,すべ て コン ピュー タ上 で正確 かつ迅 速 に実行 で きる。

Uni c o m の語嚢索引 を 1 ペー ジ添付 したが,われ われが作成 した語葉索引は っ ぎの ような体裁 を とってい る( 折込 資料 I参照)ニ単語 は頻度 を示 す情報 を 付 しアル ファベ ッ ト順 に並べ てあ る。単語 リス トの最初 の行 の見 出 し語 につ づ く 5 個 の数字 は, Uni c o r n I , Uni c o m I I, Uni c o m I IB の出現 回数 と合 計 お よび捻語数 との割合 であ る 。 " f i r e 6 / 4 / 2 5 / 3 5 / 0. 0 4 〟 は, f i r e とい う語が Uni c o r n I に 6 回, Uni c o m I Iに 4 回, Uni c o m HB に 2 5 回現れ ,3 冊合 計の 出現 回数 が 3 5 回で,捻語数 に対す る割合 が 0. 0 4 % であ るこ とを示 してい る 。

つ ぎに番号順 にテキス ト‑頁一行 で出現箇所 を表 し, その語が 3 冊 のテキス トの何処 で使用 されてい るか分 るよ うに した。 2 個 の終 止符 はテキス トと頁 と行 を分 ってい る。" 1.1 5 4 .1 0 〟は Uni c o r n I,1 5 4 頁 ,1 0 行 を示 し,

"B.

2 4 . 6 〟 は Um' c o m I IB , 2 4 頁, 6 行 を示 す.

われわれは さらに,別 に入力 した特定語葉表 に含 まれ る語 にそれ ぞれ記号 を付 した,各 テキス トの頻度別語菜 リス トを作成 した ( 折込資料 Ⅰ Ⅰ参照)。別 に入力 した特定語菜表 とは,( 1 ) 文部省 中学校学習指導要領 の別表 1 に記載 さ れてい る必修語 4 9 0 語 を含 む 中学校基本英単語 1, 0 9 3 語 ,( 2 ) Lo n gma n Di c ‑ t i o na 7 y O fCo nt e m po y a 7 yEn gl i s h ( N e we d i t i o n ,1 9 8 7 ) の De f i ni n gVo c a bu‑

l a r y2, 0 0 0 語 ,( 3 ) Co l l i nsCo b ui l dEs s e nt i alEn gl i s hDi c t i o nar y ( 1 988)の 巻末 に載せ られてい る使 用頻度 1 0 以上 の Wo r d l i s t3, 0 0 0 ,( 4 ) 6 回の大学

入 試 セ ン ター ・共 通 一 次 英 語 試 験 問題 か ら採 集 した 1 4, 9 8 7 語 ,( 5 ) Er ne s t He mi n gwa y,TheOl dMa na ndt heSe a( 3 ) に含 まれ る 2 6, 6 7 8 ,( 6 ) お よび

不規則動詞表 も入力 した。

( 3) テキス トには J o n a t h a nCa p e ,Lo nd o n ,1 9 5 9 を用いた。

(8)

140

8 1

3. WHOLETEXT AND READl NG TEXT

教科 書 は本文 だけ に限 られ る もの ではない。本文 の 内容 を確 かめ る問題, 音声上 の注意,各課 ご との文法や表現上 の要 点 を敷街す る例文, そ して練 習 問題 が付 いては じめ て教科 書 といえ るのであ って,優 れ た教科 書 とは これ ら と本文 とが有機 的関係 を もち, よ く練 り上 げ られ た ものであろ う。表 1 はテ キス ト全体 ( WHOLETEXT) と本文 ( READI NGTEXT) の語葉 を延べ 数 ( TOTAL WORDS) と異 な り語 の数 ( DI FFERENT WORDS) に よっ て示 した ものであ る。

表 1 WHOLETEXTANDREADI NGTEXT

Uni b o r n Cr o wn 1 Cr e a t i v e WHOLETEXT T. W. 8 1, 3 1 7 7 8, 9 4 4 6 5, 9 3 9

D. W. 4, 7 6 1 ・ 6, 2 4 7 5, 6 9 1 READⅠ NGTEXT T. W. 5 3, 2 6 2 5 7, 5 8 7 3 9, 1 8 6 D. W. 4, 4 9 5 5, 7 6 1 4, 8 2 1 R . T. / W. T.×1 0 0 T. W. 6 5. 5 0 % 7 2. 9 5 % ‑ 5 9. 4 2 %

教科 書全体 の延べ語数 が最 も多いの は Uni c om で 8

1

, 31 7 語,最 も少 ない Cy l e at i v e が 65, 93 9 語 で,その差 1 5, 37 8 語 もあ る。 Cr o wn は両者 の 中間であ るが,どち らか とい う と Uni c o m に近 く ,7 8, 94 4 語 であ る。本文 につ いてみ る と, Cy l e at i u e の延べ 語数 が最 も多 く 57, 587 語 で,最 も少 ない Cr e at i v e の 3 9, 1 86 語 よ り 1 8, 401 語 多い. Uni c o r n は 5 3, 26 2 語。本文 とテキス ト全体 と の百分率 の差 が運用練 習の部分 であ るか ら, Cr e at i u e は本文 の分 量 を減 ら し も,文 法 の解 説や練 習 問題 を重視 す る編集方針 に もとづ いて作 られ たテキス トであ る といえ る。 これは一つ の卓見 ではあ るが,本文 の分 量 を減 らした分 だ け,本 文 に な い語 を運 用 練 習 の部 分 で便 わ ざ る を得 な くなって い る。

Cr o wn はその反対 で r eadi ng を重視 したテ キス トであ る。現行 の指 導要領 に

(9)

高等学校英語教科書の語菓比較

よ▲ る と高等学校 用 英語教科 書 は総合教 材 と決 め られてお り, 「 英文 法」は正規 のテキス トと認め られていない。従 って ,r e adi ng に偏 りす ぎる と,文法 を系 統 的 に学ぶ機会 が少 ない生徒 が大 学 に入 って くるこ とに な り, い くら教 えて も正 し く読 め ない,書 け ない学生 が い るのは, この種 の テキス トに原 因の一 つ が あ る。 Uni c o m は本文 と運用練 習の割合 が 65:3 5 で,バ ランスが最 も良 い。運用練 習 はほ とん どすべ て本文 で用 い られ た語 で構成 されて い る。 固有 名 詞等 を便 わ ざるを得 ないの で,練 習問題 の新 出語 を 5. 5 9% 以下 に抑 え るの

は困難 であろ う。

4. 文 と語 の 計 量 分 析

教科 書 の教 材 は, 言語 習得理論 に したが って,易 しい ものか ら難 しい もの へ と段 階的 に配列 されてい るべ きであろ う。教科 書 に用 い られて い る英文 の 難易度 を計量的 に分析 す るため に, われ われ は一文 を構成す る語数 と一語 を 構 成す る文字数 とを,すべ ての テキス トにつ いて各課 ご とに調査 した。 ただ し,本文 につづ く運用練 習 では,一般 に文 の長 さが 7 ない し 9 語 と短 く,発 音練 習 な ど文 と呼べ ない もの も多 く含 まれてい る。 また単語 の長 さ も本文 の それ よ り比較 的短 い。 この部分 を含 め る と,各課 ・巻 ご とに どの程 度 の長 さ の文 と語 とを学習 目標 に して い るか,数 量的 に計測 で きな くな る。 それ で文

と語 の計量分析 で, われ われ は運用練 習の部分 を除 き,本文 に限定 す るこ と に した.すべ ての資料 に触 れ るこ とが で きないのが残念 であ るが, 表

2

3

種 類 の教科 書 の集計 であ る。これ ら と比較 す るため に,中学校用教科 書 Ne u ) Ho r i z o nEngl i s hCo ur s e ( HORI ZON) 3 ,共通一次英語 試験 問題 ( GET) , 大 学教養 1 年程 度 の講読 に よ く採 用 され る Er ne s tHe mi ngway の TheOl d Man and t he Se a ( OMS) , お よびア メ リカのか な り知 的 な週刊 誌 TJ ME ma gaz i ne のデー タを添 えてお いた。 ( 4)

文 の数 は Uni c o r n が最 も多 く 4, 4 35 文 で,最 も少 な い Cr e at i v e の 3, 1 1 9 文 との差 は 1, 31 6 文,教 科 書約 1 冊 に相 当す る。 Cr o wn は 4, 3 39 文 で Uni ‑

c o m とほぼ 同 じ。本文 の延べ 語数 を文 の数 で割 る と ,1文 の平均語数 が で る。

(10)

1 4 2

8 1

表 2 SENTENCESANDWORDS( READJ NGTEXT のみ,括弧は LESSON 数)

Uni c o m ( 4 6 ) Cy v wn( 5 4 ) . Cr e a t i v e( 4 7 ) SENTENCES 4, 4 3 5 4, 3 3 9 3, 1 1 9 WORDS T. W. 5 3, 2 6 2 5 7, 5 8 7 3 9, 1 8 6 D. W. 4, 4 9 5 5, 7 6 1 4, 8 2 1 AV.SENTENCE 1 2. 0 1 1 3. 2 7 1 2. 5 6 MAX.SENTENCE ‑ 1 1 3 1 3 1 9 7 TTR . 1 7 8 . 2 0 2 . 2 0 7 AV.WORD T. W, 4. 1 5 4. 2 3 4. 2 3

HORⅠ ZON3 GET OMS TI ME SENTENCES 1, 5 5 6 1, 9 2 1

WORDS T. W. 1 4, 9 8 7 2 6, 6 7 8 D. W. 2, 7 2 9 2, 5 1 5

AV.SENTENCE 7. 9 1 9. 6 3 1 3. 8 9 1 9. 3

MAX.SENTENCE 6 5 7 0

TTR . 2 1 8 . 1 4 6 . 3 2 4 AV. WORD T. W. 5. 3 2 4. 3 9 3. 8 4 4. 9

Cr o u ) n が若干長 いが,1文 の長 さは 3 種 類 のテキス トともだいたい同 じで, 1 2 語 か ら 1 3 語 であ る。共通一次 ( GET) は選択肢 に答 え る問題 が 多いので,

1文 を構 成す る平均 語数 は相対 的 に少 な くなってい る。 Ⅷ magaz i ne は さすが に長 く, 1 文 の平均 が 1 9. 3 語 もあ る。

TTR ( TypeToke nRa t i o) は給語数 に 占め る異 な り語 の割合 で, 同 じ語

( 4 )HORI ZON の文 と語 の長 さは成沢義雄 「コン ピュー ター に よる教科 書英語 の研

究 」 『 宮城教育大学紀要』第 2 3 巻 第 1 分 冊 ( 1 9 8 8 ) ,p p. 1 ‑1 9 に よる。 TZ ME に

つ いては竹 蓋幸生

別 冊 E J :コン ピュー ターが選 んだ TJ ME 基礎 語葉 1 0 0 0 完

全攻略作 戟 』( アルク ,1 9 8 7 ) ,p p. 1 0 ‑1 4 を参照 したOちなみに,われわれの経

験では,国立大学 1 年次の学生は Th eOl dMa na ndt h eSe a を 1 6 ‑7 週で読

み上げる。

(11)

高等学校英語教科 書 の語菜比較

143 が繰 返 して使 われ る可 能 性 を示 す 一 つ の指 標 で あ る。絵 語 数 が 異 な る と

TTR の値 はば らつ きが大 き くな るの で, われ われ は 1 万語 をサ ンプ ル に し て い る。 Cr o u J n と Cr e at i v e の TTR はほ とん ど変 らず約 . 2 0 であ るが, Uni ‑ c o m の TTR は . 1 7 8 で,他 の二つ の テキス トよ り低 い。つ ま り, Uni c o m は 約 1 8 語 に 1 回の割 で同 じ語 に出会 うこ とを表 わ し,このテ キス トは他 の二つ よ り反復 の可能性 が高 い こ とが分 る。T J ME の TTR が . 3 2 4 とい うのは,い くら読 んで も次 か ら次 に異 な り語 が 出て くるこ とを示 してお り, また 1 文 の 平均語数 も多 く, この雑 誌 の難解 度 が うかが え る。

便 用語全体 か ら割 出 した 1 語 を構成す る文字数 の平均値 は, 1 文 の平均語 数 とともに,調査 対 象 の難易 度 を数 量 的 に色分 けす る 目安 の一 つ で あ る。

Cr o u) n と Cy l e at i v e の場合,単語 の平均文 字数 は 4. 2 3 と全 く同 じであ るが,

Uni c o r n は これ らよ り 0. 0 8 字分・ 短 い語 を優 ってい る. これ を [ 英語 I IB ]の テキス トに限 ってみ る と, Uni c o m は 4. 1 8 ,Cy 1 0 Wn が 4. 3 5 ,そ して Cr e at i u e

が 4. 2 0 であ る。 GET の単語 を構 成す る平均文字数 は, これ らの どれ よ りも 多い 4. 3 9 で, 旧高等学校指 導要領 に よる[ 英語 3B ]の 4. 4 文字 に近 く ,( 5) 請 の レベ ルだけ をみ て も , GET はや は り大学入学選 抜試験 の‑ 二部 であ るこ とを 示 してい る。英語 の場合, 言語集 団 を構成 す る単語 の平均文字数 が 0. 1 上 が る とい うこ とは非常 に大 きな比重 を もつ。 わが 国 の現在 の教 育 制 度 で は,

TZ ME の 4. 9 まで約 1 2 年,大学院修 士課程 を終 えて,や っ とこの雑 誌 の英語 に親 しみが感 じられ るよ うにな るのであ る。

われ われが比較 した資料 の 中で, HORI ZON3 を除け ば, He mi ngway の

TheOl dMa na ndt heSe a が,計 量的 に最 も読 みや す い文 と語 に よって書

( 5) 竹蓋 ( 1 9 8 7 ) によると, 旧高等学校学習要領 では文 と語の平均的な長 さは次の 通 りである。

AV. S ENTENCE AV. WORD( T. W. )

高校英語 1B 1 3. 6 4. 1 高校英語 2B 1 5. 9 4. 2

高校英語 3B 1 7. 7 4. 4

(12)

1 44

8 1

か れ て い る とい え る.文 の長 さは Cr o wn よ り若 干長 く平均 1 3. 8 9 語 で あ る が,単語 の長 さは便 用語 全体 でみ て も異 な り語 でみ て も どれ よ りも短 く, TTR は . 1 4 6 で ,He mi ngway が いか に文字数 の少 ない語 を繰 返 し用 い る作 家 であ るか が分 る 。

4. 特 殊 語

高等学校教科 書 の語葉 に どの程 度 の人名,地名,数 字 ・記号, ローマ字 表 記 の 日本語や 日本語以外 の外 国語が含 まれ てい るか とい う問題 は,興 味深 い 研究 テー マ であ る。 なぜ な ら固有名詞 の扱 いにつ いて, 基本 語 に関す る研究 でほ とん ど定 説が ないか らであ る。頻度数 に もとづ く客観 的語菜表 の場合 は,

もち ろん コーパ ス次 第 で あ って, わ れ わ れ が 語 菜 レベ ル の 比 較 に用 い た Co bui l dWor dl i s t には, " Ame r i c an 〝 と " Engl i s h〟 の 2 語 が含 まれてい る。

千葉大学 の竹 蓋幸生 民の グルー プ は精 力的 に語菜収集 を行 ってい るが,人名, 地名 は除外 して い る。基本 語 とは,主 として学 習者 の便宜 を計 って,客観 的 語菜表 を基礎 に, Pal me r の Z nt e r i m Re po r t に代 表 され る主観 的方法 で選定 され た語葉や Mi c haelWe s t の意味の頻度 に よる語菜表等 を参 照 しなが ら, 選走者 の教 授 経験 に照 して修 正 した もの で あ る 。( 6) 文部 省 が定 め た 49 0 語 か らな る中学校 必修 語 には, " Engl i s h 〟 , " Japan 〝, " Japane s e 〝の 3 語 が含 まれ るが, これ はあ くまで も文部 省 の見解 にす ぎない 。J ACET の 『く 大学一般教 養 課 程 に お け る英 語 講 読 用 教 科 書 の あ り方〉 に つ い て の ア ン ケー ト

「 J ACET 基本語 第 2 次案 」 を中心 に ‑ 』 ( 1 9 8 3 ) は, 回答数 2 0 6 の う ち 語 柔 の 選 択 規 準 か ら 固 有 名 詞 を 除 い た 方 が よ い と 答 え た も の 1 1 7( 5 6. 7 9%) ,加 えた方が よい とす る もの 7 2( 3 4, 9 5%) で, 英語教 育 に た ず さわ るか な り多 くの人々が 固有名詞 は基本語 に入れ ない方が よい と考 えて い る 。 ( 7)

( 6 ) 荒木一雄 「 基本語 」 『 英語の語菜』 ( 研究社 ,1 9 6 6 ) ,p p. 3 ‑8 3 参照。

(13)

高等学校 英語教科書 の語菜比較

1 45

固有名 詞 に関す るこの よ うな意見 の相 違 は,三 浦省五 氏 の 『 文部省検 定 済 高等 学校 用 英語教 科 書便 用 語 菜 』( 1 9 8 7 ) を収 拾 のつ か な い混乱 に陥 れ て い る 。( 8) これ は教 科 書 の巻 末 に掲 載 され て い る語 菜 表 に 出て い る単 語 を忠実 に 集轟 した もの で,編 集者 の間 に まった く統 一 的見解 が な い こ とをは っ き り表 わ して い る。 人名 につ いて い えば, " Sc cot t ,Ro be r t 〝と " Sc c ot tRo be r t s on〟

が並 ん でお り, " Ye at s 〝 の他 に " Ye at s , W ‑B. 〟 が あ り, " Ⅰ.B.Si nge r 〟 とい う表 記 もあ る。 " Jack〟 や " Jaf f 〝 は f i r s tname だけ。 " Pa bl oPi c c as s o yRui z 〟 や " Mont ai gne , Mi c he lEyque m de 〟 とい った英 米 以外 の ヨー ロ ッ パ 人 の名 前 もた くさん記載 され て い るの に,教科 書 に よ く出て くる 日本 人名 は まった く無視 され て い る。つ いでに ロー マ字表 記 の 日本 語 を見 る と, 英語 圏に市 民権 をえた " kar at e〟 と " ki mono 〝 が載 って い るの は 当然 で あ るが,

" kar at eka〝 ( 空手家 ? )が ど うい う基準 で採 用 され たのか理解 に苦 しむ。 こ れ らの 3 語 以外 ,ge t a も s ho j i も ukz ' yo ‑ e も 日本語 は一切 出て こない。地名 は 高校 生 が知 らなけれ ば な らない もの として どの程 度採 用 され てい るのか予 測 がつ か ない。 は っ き りして い るの は, こ こで も 日本 の地名 は完全 に除か れ て い るこ とであ る。 " Ei f f e lTowe r,t he 〟は立 派 な固有名 詞 で あ るが , " 01 dMan andt heSea,t he ″ , " De c l ar at i onofl nde pe nde nc e 〟や " Wome n' sLi be r at i on Mo ve me nt 〝 とい った書名や 標題 お よび運動名 まで一 つ の名詞 として語 葉 表

に加 え るの は ど うだ ろ うか。若干 の記号 ・略字 は載せ られ て い るが,数 字 は 語 とみ な され て いない。

この よ うな現状 にか んがみ, われ われ の コン ピュー タに よる統 計 的語 葉分・

析 では, 固有名詞 等 を特殊 語 として別 に処 理 す るこ とに した。 われ われ の い う特殊 語 とはつ ぎの もの で あ る。

( 7 ) 大学英語教育学会 ( J ACET) 教材研究委員会 ( 編) 『 く 大学一般教養課程 におけ る英語講読用教科書のあ り方〉についてのアンケー ト‑ 「 J ACET 基本語第 2

次案」 を中心に ‑ 』 ( 1 983) ,p. 2 0

( 8) 三浦省五 『 文部省検定済高等学校用英語教科書便用語 菓 』 ( 淡水社,1 987) 0

(14)

146

8 1

人名 (* P) :国籍 を問 わず人の名 前 を表 わす ため に用 い られ るすべ ての 語。 Pe r ° yBys s heShe l l e y は 3 語 と数 え る。

地名 (*G):この分類 に国名, 国民名,都 市集落名,地域名 とその形容 詞 を入れた。

数字 ・記号及 び略語 (*S)0 ローマ字表記の 日本語 (*J)。

その他 (*M) :その他 の固有名詞 と日本語以外 の外 国語。

われわれが調査 した 3 種 類 の教科書 に現 れ る特殊語 はつ ぎの通 りであ る。

表 3 SPECI ALWORDS

Uni c o r n Cr o wn Cr l e at i v e PERSONAL T. W. 1, 77 3 1, 6 40 91 6

D. W . 269 3 85 2 05

GEOGRAPHⅠ C T. W. ■1, 50 0 1, 04 2 61 3

D. W. 1 7 7 20 6 1 39

J APANESE T. W. 58 65 4

D. W. 2 2 3 3 3

SYMBOL T. W. 39 5 62 3 ■ 3 63

D. W. 1 70 257 1 2 5

MⅠ SCELLANEOUS T. W. 1 20 1 48 1 31

D. W. 25 3 2 23

TOTAL T. W. 3, 8 46 3, 51 8 2, 027

3 種 類 の テキス トの うち Cr e at i v e の特殊 語 が どの項 目にお いて も最 も少 ないO日本語 は Cr e at i v e I IB で 3 語 4 回用 い られてい るだけであ る. 教科書 の 内容 につ いては改めて調査 しなければな らないが, このテキス トは他 のテ キ ス トと比べ, もしか した ら人物 中心 の逸話的 な読物が少 な く,科学的題材や 論文調 の解 説記事 といった抽象的 な教材が比較 的 多いのか もしれ ないo Uni ‑ c o r n と Cr o u J n の特殊語 の延べ数 はほぼ同 じであ るが, Cr o wn の地名 に関す

る語 は Um' c om よ り少 な く,記号等が 1 . 6 倍近 く多い。この テキス トの特徴

(15)

高等学校 英語教科 書 の語菜 比較

147

は稔語数 に比べ 異語数 が 多いこ とであ るが, それは特殊 語 に もはっ き り現 れ てお り ,91 2 語 と最 も多い. Uni c o m 658 語.テキス ト全体 の語乗数 に 占め る特殊 語・ の割合 は,異 な り語 で, Uni c o m の場合 1 3. 8 20 / ., Cr o wn1 4. 6 0% ., Cr e at i v e が 8. 700 / .とい う調査 結 果 は,統 計上 非常 に大 きな数値 を示 して い

る。 もし特殊語が全 て高校生 の新語 に加 え られてい るとした ら, その分 だけ 学習すべ き語が圧迫 されてい るこ とにな る。 われわれ は学会 の支配的な意見 に従 い,特殊語 を次項 の語葉分折か ら除 くこ とに した。

5. 語 垂分 析

テ キス ト全体 の語 葉か ら特殊 語 を除 き, これ を TEXT VOCABULARY とし, 高等学校 の教科書 に新 たに取 り入れ られ る単語 ( NEW WORDS) と

表 4 TEXTVOCABULARY( W.T. ‑ S.W. )ANDNEW WORDS Uni c o r n Cr o wn Cr e a t i v e TEXT VOCA

B.

T. W. 7 7, 4 71 7 5, 4 2 6 ‑6 3, 91 2 D. W. 4, 1 0 3 5, 33 5 5, 1 9 6 T. W. /P̲ W. 1 8. 8 8 1 4. 1 4 1 2. 3 0 NEW WORDS T. W. 7, 8 71 8, 99 0 8, 3 7 2 D. W. 3, 07 2 4, 3 0 0 4, 1 6 4

の関係 を表 わ したのが表 4 であ る。

特殊語 を除 くと,高等学校用教科書の語葉 は非常 に小 さ くなって しま う。

Uni c o r n の異 な り語 が最 も少 な く4, 1 03 語,最 も多い Cr o u ) n で も 5, 335 語

しか な く ,Cy l e at i u e 5, 1 96 語 であ る。 語 形 に もとづ くコン ピュー タに よる語

菓調査 の場合,辞書的 な語葉 の数 え方 よ り約 50% 多 くな るので,上 の数字 は

予想外 に少 ない と言わなければな らない。1 964 年 に全 国英語教育研究団体 連

合会 が発表 した 『 高校英語 の Mi ni mumVo c a bul a r y ‑ 試案 ‑ 』は, 旧

制度 の高校 生 のために選定 された基本語桑集 であ るので, す ぐには比較 で き

(16)

148

8 1

ないが, 固有名 詞 を除 くこの試案 には 3, 58 2 語 が含 まれ て い る 。( 9) われ われ が 調 査 した 3 種 類 の教 科 書 で語 菓 数 が 最 も多 い Cr o u ) n で も, Mi ni mum

Vo c a b u l a r y の 2/3 を若干上 回 る程 度 では ないだ ろ うか 。 TEXTVOCABU‑

LARY の延べ語数 を異 な り語 の数 で割 る と平均 反復率 が求め られ る。同一語 を Uni c o r n は約 1 9 回, Cr o wn は 1 4 回, Cr e at i v e は 1 2 回反復 して用 いてい るこ とにな るが,後 に詳 し く見 るよ うに, これ は単 な る統計上 の数値 に過 ぎ ない。

高校 生 の新 語 につ いて述べ る前 に断 っておか なければ な らない。文部省学 習指導要領 は,高等学校 にお いては,中学校 既 習語 9 00‑1, 05 0 語 ( 必修語 49 0

を含 む)の上 に, [ 英語 Ⅰ]で 4 00‑5 00 語, [ 英語 Ⅰ Ⅰ] では [ 英語 Ⅰ]の新語 に加 えて 600‑70 0 語, [ 英語 Ⅰ IB] は さ らに 40 0‑7 00 語 の新語 を加 え るこ と が で き る と して い る 。 したが って, 中学 校 と高 等 学 校 を合 せ る な らば, 2, 30 0‑2, 9 50 語 の語菜 を学 習す るこ とに なって い る。 これ は 50 分 の 1 単位 時 間に 3ない し 4の新語 を指導す るこ とを基準 に決 め られ た もの であ る 。 (10)

Uni c o m の語菜 表 で も Uni c o m I4 97 語, Uni c o m I I67 9 語, Uni c o r n I IB 696 語,合 計 1, 87 2 語 ( 特殊語 を含 む)を初 出ペー ジを付 して掲載 し, 中学校 既 習語 につ いては,1 , 0 35 語 を太字 で明記 してい る。問題 は この 中学校 既 習語

●●

で,これ は あ くまで も Uni c o m の編集者が必修語 49 0 語 を含 み 中学生 が学 習

●●●●●●●●

した とみ な した語 であって, 中学校 必修 語 以外 の いわゆ る 「み な し語」 はそ の数 も種類 も出版社 に よって異 な る。三浦氏 は,文部省検 定済高等学校 用英 語教 科 書 74 種 類 7 6 冊 を調査 し, 1, 85 7 語 ( 必修 語 4 90 語 を除 く)が 中学校 で 学 習済 み とみ な されてい るこ とを報告 して い る 。 (ll) われ われ は三浦 氏の 中学 校 既 習英単語表か ら頻度 6 以上,つ ま り 6 以上 の教科 書 で使 用 され てい る英

( 9 ) 旧制度の高校英語の基本語菜については,荒木 ( 1 9 6 6 ) の付録 Ⅰ Ⅰ Ⅰ . 高校基本語

l

表 ,pp. 4 7 ‑8 3

参 照 。

(10)

文部省 『 高等学校学習指導要領解説 ( 外国語編 ・英語編 ) 』 ( 一橋 出版 ,1 9 7 9 ) , p. 3 1 0

01 )

三 浦

( 1 9 8 7 ) ,pp. 2 3 0 ‑3 6

0

(17)

高等学校 英語教科 書 の語 葉比較 149

単語 603 語 を選 び,必修語 490 語 と合 せ,1, 093 語 か らな る中学校 基本英単語

( J HE) を作 った。 われ われが特 に中学校 基本英単語 を設定 したのは,すべ て の教科 書 に適用 で きる共通 の基準 を必要 としたか らであ る。 この語葉集 には われ われが い う特殊語 を含 め ない こ とに した。 こ うして, [ 英語 Ⅰ]の新語 と は [ 英語 Ⅰ]の TEXTVOCABULARY か ら J HE を除いた もの で,[ 英語 Ⅰ Ⅰ]

の新語 は [ 英語 Ⅰ Ⅰ] の TEXTVOCABULARY か ら [ 英語 Ⅰ]の語菜 と JH

E

以外 の語 であ り, [ 英語 Ⅰ IB] の新語 も同 じ考 えに もとづ いて算定 した。

新語 が最 も少 ないのが Uni c or n で 3, 072 語,最 も多い Cr o wn の 4, 300 語 との差 は 1, 228 語 にな る 。Cr e at i u e の新語 は 4, 1 64 語 で あ る。 新語 が反復 して 用 い られ る機会 は, Uni c or n が 2. 56 回で若干 高 いが, Cr e at i v e と C 7 1 0 uJ n は 2. 1 回 を超 えない。表 4 の数値 は新 語 の延べ 数 を異語数 で割 った単純 な平均 で,後 の瀕度数別 の表 で修 正 され なけれ ば な らないが,新 語 の反復率 が非常 に低 い こ とを指摘 しておか なければ な らない。

新語 に出会 う確率 は TEXT VOCABULARY の総数 と新 語 の異語数 とか ら割 出せ るが, それが学 習の進行 に ともない どの よ うに推藤 す るか を調べ る

表 5 CUMULATI VETOTALOFTEXTVOCAB. ANDNEWWORDS

Uni c o r n I Cr o u m I ・Cr e at i v e Ⅰ̲

TEXTVOCA B. T. W. 2 0, 6 2 0 1 9, 8 9 9 1 8, 7 81

NEW WORDS D. W. 1, 0 3 5 1, 5 8 9 1, 3 5 2

Uni c o r n I I Cr o u ' n Ⅰ I C7 1 e at i v e Ⅰ Ⅰ TEXTVOCA B. T. W. 4 9, 1 2 4 4 8, 9 7 6 4 2, 61 5

NEW WORDS D. W. 2, 2 5 3 2, 9 0 2 2, 9 0 5

Uni c o r n I IB Cr o wn Ⅰ IB Cr e at i v e I IB TEXTVOCA B. T. W. 7 7, 4 71 7 5, 4 2 6 6 3, 91 2

NEW WORDS. D. W. 3, 0 7 3 4, 3 0 0 4, 1 6 4

(18)

150

81

ため に, [ 英語 Ⅰ] [ 英語 Ⅰ Ⅰ] [ 英語 Ⅰ IB] を累計 したのが表 5 であ る。

新語 の出現率 は語数 で示 されてお り, Uni c o r n I は約 2 0 語 ,Cr o wnI は 1 3 語, Cr e at i v e I は 1 4 語 に 1 度新語 に出会 うこ とにな る. したが って, この数 値 が大 きいほ ど新語 出現率 が低 く,既 習語 の活用率 が高 い といえ る 。Cr e at i v e

I I, Ⅰ IB の新語 出現率 が他 に比べ高 v lのが 目につ くが, どのテキス トも [ 英 語 Ⅰ]か ら [ 英語 Ⅰ Ⅰ] [ 英語 HB ]‑ と進 むにつれて,新語 が現れ る確率 は次 第に低下 してい く。 しか し, これはあ くまで も学習者が, 中学校既 習語 を含 み既 に学 んだ単語 をすべ てマ スター してい るこ とを前提 に算定 した統計上 の 数値 であって,必ず しも学年が進行 す るに したが って教科 書が易 し くな るこ

とを意味 しない。

単語 に習熟す るには何 度 も反復練 習す るに限 る。 われ われは高校 英語 テキ ス トに どの ような語が どの程度繰返 して用 い られてい るか,特殊語 を除 くす べ ての異 な り語 につ いて調査 した。 この頻度別語菜 リス トには中学校 基本 英 単語 ( JHE) , Co bui l dWor dl i s t と LongmanDe f i ni ngVoca bul ar y とを合 せ た 3, 7 0 8 語,共通一次英語試験 問題 ( GET) お よび TheOl dMana ndt he S e 〟( OMS) との照合 を付 してあ る。 ここでは GET も OMS も特殊語 を除 い てい ると

Co bui l d/Lo ngman( C/ L) との照合 をお こなったのは, JHE だけでな く, 3, 0 0 0 語程度 のある程 度客観性 を もつ語菜表 と比較 したか ったか らで あ る。特 に これ らを選 んだ理 由は , ( 1) 両者 ともわれわれの要求 をだいたい満 た す最新 の語菓表 であ り , ( 2) 前者 の 「 語形 の頻度」 を もとに選 ばれた語葉 と後 者の 「 意味の頻度」 に よる語葉 とを合体 す るこ とに よ り, それ ぞれの欠点 を 補 うこ とが で きるか らであ る。 なお Longman で複数形お よび数 字 の序数 を 認めてい るものは括弧付 きを含め採用 し, " ac cor di hg ( t o)

, " o wi ng t

o 〝

,

" wor t hy ( of ) 〟の語句か ら前置詞 を省 いた。 " ar t i f i c al 〝 は ar t i f i c i al の過 ち と思 われ るが その ままに しておいた。 また両辞典 ともイギ リス版 なので綴 り 字 にア メ リカ式の ものが あ る場合 にはそれ を加 え, われわれのい う特殊語 を

除いた。共通一次英語試験 問題 お よび TheOl dMa nandt he S e aとの比較

(19)

高等学校 英語教科書の語葉比較

151 は,言 うまで もな くそれ ぞれの教科書が どの程 度 これ らをカヴァ‑ してい る か調べ るため であ る。

表 6 はこれ らの照合 関係 を各教科 書 の TEXT VOCABULARY の頻度 に したが って集計 した もの であ る。原皮別 に TEXT VOCABULARY の語数 を記 し, それ ぞれの頻度 グルー プに含 まれ る JHE , C/L , GET , OMS の語 数 を示 した。丸括弧 は TEXTVOCABULARY の百分率 で,カギ括弧 は個 々 の言語集 団の使 用率 で ,TEXTVOCABULARY に含 まれ る語数 ( I NCLUD

ED) を言語集 団の級数 ( TOTAL) で除 した ものであ る。

この表 は実 に多 くの情報 を提供 してい る。 まず気づ くのは,頻度分布 は ど のテキス トもだいたい同 じで, TEXTVOCABULARY に含 まれ る JHE,C /L , GET,OMS の割合 もほぼ同 じであ るが,頻度数 の低 い語 が非常 に多い

こ とであ る。頻度 6 以上 の語,つ ま り‑種類 の教科書 に平均 2 回以上繰返 さ れてい る語 は ,Uni c o m 1, 4 9 5 ( 3 6. 4 4 %) ,Cr o u ) n 1, 4 9 2 ( 2 7. 9 2 0 / . ) , Cy l e a t i v e で 1, 3 5 1 語 ( 2 6. 0 0 % o ) しか ない.頻度 3 以下 の語が各 テキス トとも

表 6 FREQUENCY AND LEVEL

(特 殊 語 を除 く)

表 6 ‑ 1 UNJ CORN

FREQUENCY TEXTVOCA UNⅠ CORN

B.

J HE VOCAB. C′ L VOCAB. GET VOCAB̲ OMS VOCAB.

1 01 ‑ 5, 2 5 4 1 1 2 (2. 7 3 ) 1 1 1 (2. 71 ) 1 1 0 (2. 6 8 ) 1 1 2 (2̲ 7 3 ) 1 1 2(2. 7 3 )

5 1 ‑ 1 0 0 1 0 8 (2. 6 3 ) 9 6 (2. 3 4 ) 1 01 (2. 4 6 ) 1 0 6 (2̲ 5 8 ) 9 6( . 2, 3 4 )

3 1 ‑5 0 1 3 4 (3. 2 6 ) 1 0 6 (2. 5 8 ) 1 2 0 (2. 9 2 ) 1 1 3 (2. 7 5) 1 01(2. 4 6 )

2 1 ‑3 0 1 7 8 (4. 3 4 ) 1 1 7 (2. 8 5 ) 1 5 3 (3. 7 3 ) 1 4 1(3. 4 4 ) , 1 2 9(3. 1 4 )

1 6 ‑2 0 1 6 1 (3. 9 2 ) 9 3 (2. 2 7) 1 3 4 (3. 2 7 ) 1 1 0(2. 6 8 ) 1 0 7(2. 6 0 )

l l ‑1 5 2 4 1 (5. 8 7 ) 1 0 2 (2. 4 9 ) 1 8 4 (4, 4 8 ) 1 3 4(3. 2 7 ) 1 1 6(2. 8 3 )

1 0 6 8 (1. 6 6 ) 2 2 (0. 5 4 ) 4 1 (1. 0 0 ) 3 6(0. 8 8) 3 0 . ( 0. 7 3 )

9 9 8 (2. 3 9 ) 3 6 (0. 8 8 ) 6 9 (1. 6 8 ) 5 2(

1

. 2 7 ) 3 4(0. 8 3 )

8 1 0 7 (2. 6 1) 3 7 (0. 9 0 ) 7 5 (1. 8 3 ) 4 6(1. 1 2 ) 3 9 (0. 9 5 )

7 1 3 3 (3. 2 4 ) 5 0 (1. 2 2 ) 9 4 (2. 2 9 ) 7 0(1. 7 1 ) 6 5 (1. 5 8 )

6 1 5 5 (3. 7 8) 3 7 (0. 9 0 ) 9 6 (2. 3 4 ) 6 4(1̲ 5 6 ) 4 9 (1. 1 9)

5 2 2 3 (5. 4 3 ) 4 5 (1. 1 0 ) 1 3 0 (3. 1 7 ) 8 8(2. 1 4 ) 6 5 (1. 5 8 )

4 2 7 6 ( . 6. 7 3 ) 4 7 (1. 1 5 ) 1 6 4 (4. 0 0 ) 9 2(2̲ 2 4 ) 8 7 (2. 1 2 )

3 3 8 3 (9. 3 3 ) 4 2 (1. 0 2 ) 2 01(4. 9 0 ) 1 2 6(3̲ 0 7 ) 8 3(2. 0 2 )

2 6 0 7 .( 1 4. 7 9 ) 4 1(1. 0 0 ) 2 3 2 (5. 6 5 ) 1 3 6 (3̲ 31 ) 1 2 2(2. 9 7 )

1 1. 1 1 9 ( 2 7. 2 7 ) 4 9 (1. 1 9 ) 3 3 7 (8. 21 ) 2 0 6 (5̲ 0 2 ) 1 8 5(4. 5 1 )

I NCLUDED . 4, 1 0 3 (‑ 1 ) 1, 0 3 1( 2 5. 1 3 ) 2, 2 41 ( 5 4. 6 2 ) 1, 6 3 5 ( 3 9. 8 5) 1, 4 2 0( 3 4. 6 1 )

NOT Ⅰ NC. 0 ( 0 0. 0 0 ) 3, 0 7 2 ( 7 4. 8 7 ) 1, 8 6 2 ( 4 5. 3 8 ) 2, 4 6 8 ( 6 0̲ 1 5 ) 2, 6 8 3( 6 5. 3 9 )

(20)

15 2

56 ‑ 2 CROWN

81

FREQUENCY CROWN TEXT VOCAB. JHE VOCAB. C/ L VOCAB. GET VOCAB. OMS VOCAB.

1 0ト4, 85 9 ・1 0 3 (1. 93) 1 02 (1 . 9 1 ) 1 02 (1 . 9 1 ) 1 03 (1. 9 3) 1 0 3 (1. 9 3) 51 ‑1 00 9 4 (1. 76) 79 (1. 48 ) 85 (1̲ 59 ) 93 (1. 7 4) 8 5 (1. 5 9) 31 ‑50 1 2 9 (2. 41 ) 1 06 (1. 98 ) 1 1 8 (2ー 21 ) 1 1 9 (2. 2 3) 111(2̲ 08) 21‑30 1 8 3 (3. 4 3 ) 1 38 (2. 5 8 ) 1 67(3̲ 1 3) 1 4 5 (2. 71 ) 1 32(2. 4 7) 1 6‑20 1 2 5 (2. 3 4 ) 7 0 (1 . 31 ) 1 0 4 (1̲ 9 5) 94(1. 7 6) 79(1. 4 8) l l ‑1 5 25 8 (4. 8 3 ) 1 2 3 (2. 30 ) 21 2(3. 97 ) 1 61(3. 01 ) 1 4 2(2. 6 6) 1 0 8 5 (1. 5 9) 38 (0. 71 ) 64(

.

1. 20 ) 63(

1

. 1 8) 3 9(0. 7 3) 9 1 0 8 (2. 02) 3 5 ( p O. 66 ) 81(1. 52 ) 57(1. 0 7) 5 9 (1. 1 0) 白 ・ 9 6 (1. 80) 32 (0. 60 ) 75 (1̲ 40 ) 54 (1. 01 ) 3 6 (0. 6 7) 7 1 4 6 (2. 7 3) 32 (0. 60 ) 9 0 (

1

. 68 ) 55 (1. 0 3) 5 4 (1. 01 ) 6 1 6 5 (3. 09) 32 (0. 60 ) ̀1 1 0 (2̲ 06 ) .58 (1. 0 9) 5 3 (0. 9 9) 5 24 7 (4. 6 2) 5 6 (1. 05 ) 1 5 5 (2ー 9 0 ) 1 01(1. 8 9) 87(1. 6 3) 4 35 4 (6. 6 3) 45 (0. 84 ) 1 8 7 (3̲ 5 0 ) 1 2 9 (2. 41 ) 1 0 2 (1. 91 ) 3 48 8 (9. 1 3) 54 (1 . 0 1 ) 2 46(4̲ 6 0) 1 51(2. 8 3) 11 4(2. 1 3) 2 84 3 ( 1 5. 7 8) 47 (0. 8 8) 31 2 (5ー 84 ) 211(3. 9 5 ) 1 29(2. 41 ‑ ) 1 1, 91 9 ( 35. 9 2) 54 (1. 01 ) 49 2(9̲ 21 ) 289(5. 41 ) 21 2(3. 97) NOT Ⅰ N

C.

0 ( 00. 00) 4, 3 00 ( 80. 48 ) 2, 7 43 ( 51. 34 ) 3, 460( 6 4. 7 6) 3, 8 06( 71. 2 3)

* 6 ‑ 3 CREATT V : E

FREQUENCY CREATⅠ TEXT VOCAB̲ VE JHE VOCAB. C′L VOCAB̲ GET VOCAB. OMS VOCAB.

1 01 ‑ 3, 89 3 8 6 (1. 66) g5 (1. 64 ) 85(1̲ 64 ) 86(1. 6 6 ) 86(1. 6 6) 51 ‑1 0 0 81(1. 56 ) 70 (1. 35 ) 74(

J

1. 42 ) 81(1. 5 6) 78(1. 5 0) 31 ‑50 1 0 9 (2. 1 0) 94 (1 . 81 ) 1 01(1. 94 ) 1 04(2. 0 0) 93(1. 7 9) 21 ‑30 1 4 3 (2. 75) 1 1 1 (2. 1 4) 1 27(2. 44 ) 1 25(2. 41 ) 1 1 6 ( ̲ 2. 2 3) l l ‑1 5 23 6 (4̲ 54) 1 36 (2. 62 ) 2 00 (3̲ 85 ) 1 58 (3. 0 4) 1 3 9 (2. 6 8) 1 0 81 (1. 5 6) 35 (0. 67 ) 6 5 (

1

̲ 25 ) 54 (1̲ 0 4) 47 (0. 9 0) 9 9 6 (1. 85) 32 (0. 62 ) 7 3 (1ー 40 ) 5 5 (1. 0 6) 4 4 (0. 8 5) 8 9 4 (1 . 8 1 ) 2 9 (0. 56 ) 71(1 ー 37 ) 5 0 (0̲ 9 6) 4 2 (0̲ 81 ) 7 1 0 6 (2. 04) 40 (0. 77) 86(1ー 66 ) 6 2 (1. 1 9) 4 5 (0. 8 7 ) 6 1 7 7 (3. 4 1) 50 (0. 9 6 ) 1 24(2. 39 ) 8 0 (1. 5 4 ) 7 9 (1. 5 2) 5 1 9 6 (3. 77) 51(0. 98 ) 1 37(2. 64 ) 93(1. 7 9) 68(1 . 3 1) 4 291(5. 60) 39 (0. 7 5 ) 1 71(3. 29 ) 1 31(‑ 2. 5 2) 83(1. 6 0) 3 4 9 5 (9. 5 3) 71 (1. 37) 2 50 (4. 81 ) 1 42(2. 7 3) ‑ 1 28 (2. 4 6) 2 85 5 ( 1 6. 4 5) 45 (0. 87 ) 3 51(6. 7 6 ) 2 26 (4. 3 5) 1 5 0 (2. 8 9) 1 2, 00 8 ( 38. 65 ) 55 (1. 06 ) 5 2 2 ( 1 0. 05 ) 3 06 (5. 8 9) 20 2 (3. 8 9)

Ⅰ NCLUDED 5, 1 9 6 ( 1 ) 1, 0 32 ( 1 9. 8 6) 2, 5 60( 4 9 ー 27 ) 1, 86 9 ( 3 5. 9 7) 1, 497( 2 8, 81 ) NOT Ⅰ N

C.

0 ( 00. 00) 4, 1 64 ( 80. 1 4 ) 2, 6 36( 5 0. 73 ) 3, 327( 6 4. 0 3) 3, 699( 7

1

. 1 9)

急激 に増 え

,

Uni c o r n が 2, 1 0 9 語 ( 5

1

. 4 0 %)

,

Cr o u ) n が 3, 2 5 0 語 ( 6 0. 8 3 0 / . )

,

Cr e at i v e では 3, 3 5 8 語 ( 6 4. 6 3 0 / o ) に もな る。 1 回語 が 多 くな るの は仕 方 が な

(21)

高等学校 英語教科 書 の語菜比較

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い として も, Cr o u) nの 3 5. 9 20 / ., Cr e at i v e の 3 8. 6 5 % とい う数値 は ,J. B.

Car r ol lた ちが TheAme r i c a nHe r i t a geWo r dFy l e q ue nC yBo o k ( Ame r i can He r i t ageP.C. ,1 9 7 1 ) で,示 してい る 1 回語 ( 固有名詞,数字 ・記号等 を 含 む)の割合 4 0. 4 4% に近 く,文部省 の指導 で語乗数 を厳 し く制 限 され てい る 教科 書 に してはあ ま りに も無策 といわ ざるを得 ない。ちなみに ,Car r ol lた ち の数 値 は, ア メ リカの 3 年 生 か ら 9 年 生 用 の教 科 書 1, 0 4 8 点 に含 まれ る,

8 6, 7 4 1 の異 な り語 か らな る延べ 5, 0 8 8, 7 2 1 語 を コン ピュー タで処 理 して得 た ものであ る。これに比べ れば, U ni c o r n の使 用頻度 1 の語 が 2 7. 2 7 % .とい う のは, よ く工 夫 され たテ キス ト作 りが な されてい る とみ なす こ とが で きる。

このテキス トの 1回語 が他 の テキス トに比べ 少 ない分 だけ,使 用頻度 の高 い 語 が 占め る割合 も大 き くな ってい るのが,表 か らは っ き り読 み取 れ る。

次 に各教科 書 の TEXT VOCABULARY が どの程 度 われ われが選 んだ特 定語菜 を含 んでい るか見 てみ る。頻度 2 1 以上 の語 を累計 す る と Uni c o r n が

5 3 2 語, Cr o wn5 0 9 語, Cr e at i u e4 1 9 語 にな るが,この範 囲 に含 まれ る語 は ど の語葉表 もほ とん どカヴ ァ‑ してい る。つ ま り文部省 の 中学校 必修 語 にほぼ 相 当す る語 は, どの よ うな言語集 団で も根底 をなす語 とみ な して まず間違 い ない。 これ以下 にな る と TEXT VOCABULARY に含 まめ る特 定語菜 の割 合 は次 第 に低 下 して い く。 われ われが選 定 した 中学校 基本 英単 語 ( JHE) 1, 0 9 3 語 は, Uni c o r n に 1, 0 3 1 語 ( 9 4. 3 3 0 %) , Cr o u ) n に 1, 0 4 3 語 ( 9 5. 4 3 % . ) , Cr e at i v e に 1, 0 3 2 語 ( 9 4. 4 2 % . ) が含 まれ,か な り成績 が よいが, どの教科 書

を とって も頻 度 1 0 か ら 1 まで平 均 4 0 語 ずつ JHE が まんべ ん な く含 まれ て お り,中学校 基本 英単語 に さ らに工 夫が い るこ とを示 してい る。もし ・ TEXT VOCABULARY の方 に問題 が あ る とした ら, 原 因はその題材 に よ るのだ ろ

う 。JHE 以外 の TEXT VOCABULARY ほ と りも直 さず高等学校 用教科 書 の新語 で あ る。新 語 の分布 が頻度数 の低 い部分 に集 中 してお り,十分 に活用 されていないのが は っ き り分 か る。

Cobui l d/Longman,GET,OMS につ いて見 る と,どのテ キス トも JHE に

次 い で GET の 使 用 率 が 高 い。 GET 2, 6 1 5 語 の う ち Cr o wn は 1, 8 8 3 語

表 2 SENTENCESANDWORDS( READJ NGTEXT のみ,括弧は LESSON 数)
表 5 CUMULATI VETOTALOFTEXTVOCAB. ANDNEWWORDS

参照

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