ニューズレター280 号(平成 26 年 9 月) 1
工 夫 あ る 経 営 で 頑 張 っ て い る 中 小 企 業
「自宅工場をギャラリーに…」製帽業が第2創業で地域にも貢献する画廊を開業
有限会社池田製帽(所在地:大阪市福島区福島 8-14-1 ℡:06-6451-3149 URL:http://www.boushi.co.jp/)は 大阪市福島区、ミコタ通商店街に面したショーウィンド ウに野球帽を並べて展示している。 同社はその名の通りこれまで帽子を製造してきた。一 言で“帽子”といっても、野球帽もあれば作業帽もある。 シルク・ハットもあればダービー・ハットもある。もち ろん大手企業からの大量発注品もあれば、完全オーダー メイドのものもある。同社はそういった様々な帽子の製 造を 1937 年から行ってきた。1999 年には本所の経営指 導を受けつつホームページを開設し、自社オリジナルの帽子のインターネット販売を開始した。 楽天の市場開設が 1997 年5月、Amazonの日本上陸が 2000 年 11 月だから、当時はまだま ……… 1頁○「自宅工場をギャラリーに…」製帽業が第2創業で地域にも貢献する画廊を開業
(㈲池田製帽・福島区)○「ボケない、老けない、太らない」ココナッツオイルで大ブームのココナッツ専門店
(㈱ココウェル・都島区)○自転車ショップに間違われる男性専用の美容室
(CRANK・中央区)○携帯・スマートフォン利用者の期待に応える関連商品を展開中
(東西サービス㈱・中央区) ……… 5頁○「あべの天王寺・サマーキャンパス」開催 親子連れで賑わった2日間!!
(阿倍野区・天王寺区) ニ ュ ー ズ レ タ ー ( 9 月 ) No.280(2014.9.19)工夫ある経営で頑張っている中小企業(4件)
地域の動き(1件)
作業場を全面改装したギャラリー・スペース大阪商工会議所
北支部・東支部・中央支部・西支部・南支部・中小企業振興部ニューズレター280 号(平成 26 年 9 月) 2 だネットショップそのものも少なく、うまく時流に乗ることができたと言っていいだろう。S EO対策の実施やホームページの更新を小まめに続けることで、そのネットショップの売上も 維持してきた。 しかし、社長もご高齢になり、後継者もご不在とのことで、事業を大きく縮小することにし た。大量生産品は他の同業者に取扱いを変更してもらい、生産数量の少ないものだけを残した。 もともと工場は自宅兼用で1階を作業場にしてミシンや圧着機を置いていたが、そういった機 械も要らなくなった。これまで生産と経理を担当してきた社長のご夫人が「がらんとした作業 場を何か有効利用することはできないか…。」と考え、作業場をご夫人の長年の夢であった画廊 にすることを思い付いた。社長は地元の町会の役員を務め、ご夫人も女性部に参加しているこ ともあり、スポット照明や天井エアコンを設置、長机やパーテーションなどを購入して、画廊 だけでなくコミュニティー・スペースとしても利用できる場として作業場を改装した。 すでに噺家を呼んで落語会を開催し地元の住民に聞いてもらったり、女性部のミーティング に利用してもらったりしているという。ギャラリーとしての利用はこれからだが、現在、ギャ ラリー専用のホームページ(URL: http://www.gall-kyoko.jp/)を製作中で近々公開予定であ る。最寄りの福島駅界隈には小規模なオフィスも多いが、そういった企業の社内研修や内覧会 を行える場所が同社の周辺には少なく、法人の会議室や展示会会場としての需要も見込んでい るという。 (北支部)
「ボケない、老けない、太らない」ココナッツオイルで大ブームのココナッツ専門店
株式会社ココウェル(代表取締役:水井 裕 氏 所在地:大阪市都島 区 ℡:06-6355-5572 URL:http://www.cocowell.co.jp/)は、営業 年数 10 年、フィリピンのヤシの実を材料としてココナッツオイル関連 商品を現地にて製造、輸入、卸売販売を手掛けてきた。 当初、バージンココナッツオイルは温度によって形状の変化が著し く、製品化、流通が難しいため、高価格設定となり販売に苦戦してき たが、商品開発の努力の結果、プレミアムココナッツオイルを 2008 年秋発売した。ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸を多く含み、アルツ ハイマー病の予防改善に効果があることが分かり、「ボケない、老け ない、太らない」と、ネット販売で好評を得、テレビにも放映され、 ブームとなってきた。 当期は前期に比べ、売上は5倍、利益は 11.6 倍に急成長しており、 平成 26 年6月分だけで前期1年分を超える売上・粗利益を上げた。現 時点の受注状況もよく、仕入が間に合わないほどである。ニューズレター280 号(平成 26 年 9 月) 3 ココナッツオイルは、エキストラバージンココナッツオイル 474ml、プレミアムココナッツオ イル 500ml の食用品のほか化粧品スキンケア商品があり、着色料や合成香料、保存料などの添 加物は不使用である。 代表取締役の水井裕社長は、学生時代に留学でフィリピンに赴いたのが、ココナッツオイル との出会いとなり今日に至る。フィリピンの貧困問題解決、環境問題に尽力したいという信条・ 理念を持ち、非営利の活動としてアースデイイベントの運営やフィリピンの貧困問題の解決に 全商品からの売上の一部を寄付するなど社会貢献活動に積極的に参加している。 同社は、日本初のココナッツ専門店として 10 年の業歴を持つ老舗専門店であり、高品質の低 温圧搾バージンココナッツオイルやその加工製品を中心に、ココナッツの価値を最大限に活か した食品やスキンケアなどを日本に紹介し、現在、ブームを起こすまでになった。このブーム に乗り、さらに、ココナッツといえばココウェルといわれるブランドの強化に努めている。 (東支部)
自転車ショップに間違われる男性専用の美容室
船場ミッドキューブ1Fに店を構えるCRANK (所在地:大阪市中央区北久宝寺町 3-1-6 ℡: 06-6245-5011 URL:http://studio-crank.com/ 代 表者:大満 隼嗣 氏)は、男性専用の美容室である。 「修業時代、男性のお客様が施術中に、隣に女性 客がくるとどうも意識してしまい、希望通りのサー ビスを提供できないことがあると、ずっと感じてい た」とは、代表者の弁。世の中、美容室・エステ・電車の車両までも女性が優先的な状況が多 くなってきた。男性が心からリラックスでき、普段言いにくい悩みや要望、女性の前では出来 ない話なども自由にスタイリストに伝えていただける空間が提供できないかと、同店をオープ ンした。かくて、”お客様と一緒にスタイルを完成させていく”をモットーに施術。お客様との コミュニケーションをしっかり取ることで、一人一人のライフスタイルにあったヘアスタイル を提案している。 店舗内には自転車ショップに間違われるほどの自転車が置かれている。ディスプレイに自転 車を取り入れたり、また走行会を企画したりと、自転車好きのお客様の集客に力を入れてきた ことで、今ではしっかり固定客も増えてきた。 「営業時間も夜は 22 時までやっており、仕事終わりでもお気軽にご来店を。なお、大変申し 訳ございませんが同店は男性専用ですので女性のお客様の施術はお断りさせて頂いておりま す。」とのこと。 (中央支部)ニューズレター280 号(平成 26 年 9 月) 4
携帯・スマートフォン利用者の期待に応える関連商品を展開中
東西サービス株式会社(所在地:大阪市中央区森ノ宮中央 1-16-19 代表取締役:山田 隆 氏 TEL:06-6944-8221 URL:http://www.keitaijuden.com)は、旧カプコンチャーボ株式会社チャ ーボ事業の特約店として、平成8年6月に創業、携帯・スマートフォンの外出時の充電切れに 対応する携帯電話充電器の設置・メンテナンス・販売を主な事業として取り組んでいる。代表 的な設置先は、駅構内、ホテル、ネットカフェやアミューズメントパークなどである。 また、携帯・スマートフォン利 用者のニーズを取り入れた関連商 品の販売にも力を入れている。 たとえばiPhone5・5S には、おさいふケータイの機能は ないが、おさいふケータイとして 利用するための、電子マネーカー ドを収納できるケースを開発し、 現在特許出願中である。 この収納ケースを利用すれば、iPhone5・5Sで駅の改札を通ることができ、コンビ になどの電子マネー対応レジでもかざすだけで利用可能となる。 そして、蓄光塗料を使用して暗い場所でも光るハードケースとなっていることや、好きなデ ザインに着せ替えができるという点でも、画期的なiPhoneケースと言えよう。 他にも、ホームページの画像撮影に便利な、携帯電話・スマートフォン用コンバージョンレ ンズや液晶画面を守るプロテクトシールなども販売している。 さらに将来、SIMロック解除が義務付けられれば、携帯・スマートフォン利用者は携帯電 話会社を変更しても、従来の端末をそのまま使い続けることができるようになるため、こうし たモバイル用ハードケースなどのモバイル関連商品の需要はますます高まると予想される。今 後も利用者の利便性を高める商品を開発し、さらなる発展が期待できる企業である。 (中央支部)ニューズレター280 号(平成 26 年 9 月) 5
地域の動き
「あべの天王寺・サマーキャンパス」開催
親子連れで賑わった2日間!!
大阪商工会議所南支部は、8 月 23 日(土)・24 日(日)の両日、阿倍野・天王寺ターミナル 周辺で「あべの天王寺・サマーキャンパス」を開催した。 阿倍野・天王寺の街の魅力と機能を情報発信して、同地域の新たなイメージの創出、集客の 強化、地域活性化を目指すもので、小学生とその家族らが楽しめる学び・体験の場(以下:体 験プログラム)と周辺の 189 店舗をガイドブックで紹介し、地域内外でPRを行った。 体験プログラムの中には、「本物に触れよう! 映画館の映写体験」(あべのアポロシネマ)など当 事業のために企画されたものもあり、プログラミ ング、ロボットカー、手作り作品、地震、写経、 落語、歌や楽器、運動など多岐にわたる体験が実 施された。本年3月にオープンしたあべのハルカ スでは、「お医者さんや看護師さんになってみよ う」(大阪市立大学医学部Med City21)、 「お絵描き天国!パンダ先生と紙芝居を作ろう」((一社)KIO・㈱ワークアカデミー)、「小 学生にできる『ゲームプログラミング』と『ロボットカー』体験」(大阪府立天王寺高等学校)、 「親子プログラミング教室」(資格とキャリアのスクールnoa)の4つの体験プログラムに 1,000 名を超える親子連れが参加した。 Hoop1階オープンエアプラザのステージでは地元の大学などの協力を得て、スケジュー ルを学校の時間割や教科になぞらえたイベントが繰り広げられた。四天王寺大学のチアリーデ ィングパフォーマンスでは、人気の「妖怪ウォッチダンス」も披露され、子どもたちもダンス の輪に加わり、賑やかに事業を盛り上げた。 当事業では参加者はガイドブックを持参すれば、体験プログラム参加1回・掲載店舗利用時 の1会計につきシール1枚がもらえ、それをガイドブックに添付している応募用紙に貼って本 部(Hoop1階オープンエアプラザ)へ持参すると、抽選に参加でき、子ども向け商品など がもらえる。時折、雨が降る天候であったにもかかわらず、黄色いガイドブックを手にした家 族連れで賑わった2日間であった。 (南支部)ニューズレター280 号(平成 26 年 9 月) 6